JPH05299722A - 空冷式ガスレーザ発振器 - Google Patents

空冷式ガスレーザ発振器

Info

Publication number
JPH05299722A
JPH05299722A JP10648992A JP10648992A JPH05299722A JP H05299722 A JPH05299722 A JP H05299722A JP 10648992 A JP10648992 A JP 10648992A JP 10648992 A JP10648992 A JP 10648992A JP H05299722 A JPH05299722 A JP H05299722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas laser
laser tube
holder
mount base
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10648992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hayashibara
毅 林原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10648992A priority Critical patent/JPH05299722A/ja
Publication of JPH05299722A publication Critical patent/JPH05299722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作時のガスレーザ管の熱膨張に対応するガ
スレーザ管の固定方法を確立し、放電開始時のレーザ出
力の改善を図る。 【構成】 ガスレーザ管11の2箇所以上の支持部のう
ち、少なくとも1箇所をマウントベース17から移動で
きないように支持する。また他方を、ホルダ12、1
3、14と、絶縁材を使用した前後スライド式ホルダ3
1と、スライド用マウントベース32で支持する。 【効果】 動作時のガスレーザ管自身の熱膨張による前
後の伸びに対応して、スライド式ホルダ31が前後に移
動する。これによって、ガスレーザ管の熱膨張による応
力と、その応力によるミラー角度のずれを防止できる。
よって、放電開始直後と熱的安定時のミラー角度はほぼ
同じになり、放電開始時のレーザ出力を大きく改善する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空冷式ガスレーザ発振
器に関し、特に、放電開始時のレーザ出力の増加に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の空冷式ガスレーザ発振器は、例え
ば図4に示すような構造を有し、ガスレーザ管11は、
図5に示すように、少なくとも2箇所以上でホルダ(#
1)12とホルダ(#2)13の間に固定され、ホルダ
(#3)14とホルダ(#4)15を介して、マウント
ベース16に取付けられている。なおマウントベース1
6は、ベースプレート17に固定されている。
【0003】また、ガスレーザ管11は、その両端に出
力ミラー18と全反射ミラー19を有し、さらにガスタ
ンクを兼ねる陰極バルブ20も有しており、動作時に
は、ファン21、21′で、レーザ管11を冷却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の空冷式ガス
レーザ発振器では、ガスレーザ管自身が放電開始時から
熱的安定時までの間、熱膨張によって主に前後方向に伸
びるが、ホルダとマウントベースを介してガスレーザ管
を固定しているベースプレートは、ほとんど温度は上が
らないので熱膨張による伸びはない。
【0005】このために、ガスレーザ管には、両端に取
付けられたミラーの角度がずれる方向に応力が加わる。
【0006】一方、ミラー角度は、熱的安定時にレーザ
出力が最大になるように調整されているので、非動作で
ガスレーザ管が冷えている時には、熱的安定時と比較し
てミラー角度のずれが大きい。
【0007】よって、放電開始直後は、ガスレーザ管が
冷えているために、ミラー角度のずれが大きく、熱的安
定時と比較してレーザ出力が小さく、すぐには使えない
という欠点があった。
【0008】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記欠点を解消することを可能とした新規なガスレ
ーザ発振器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る空冷式ガスレーザ発振器は、動作時の
ガスレーザ管自身の熱膨張に対応して少なくとも1箇所
または1点はベースプレートに対して動かないようにホ
ルダおよびマウントベースで支持され、他方は前後に移
動可能なスライド式ホルダおよびスライド式マウントベ
ースで支持され機能を備えて構成される。
【0010】
【実施例】次に本発明をその好ましい各実施例について
図面を参照して具体的に説明する。
【0011】図1は本発明による第1の実施例を示す全
体の構成図、図2と図5はガスレーザ管固定部分の構成
図である。
【0012】図1、図2を参照するに、本発明に係る空
冷式ガスレーザ発振器の第1の実施例は、例えば図1に
示すような構造を有し、両端に出力ミラー18と全反射
ミラー19を有するガスレーザ管11を内蔵し、動作時
にはファン21、21′が回転して、レーザ管11を冷
却する。
【0013】この時、ガスレーザ管11は、放電開始時
から熱的安定時までの間、熱膨張によって、主に前後方
向に伸びる。
【0014】一方、レーザ管11の出力ミラー18側
は、図5に示す構造を有し、ホルダ12、13、14、
15とマウントベース16で支持され、ベースプレート
17に固定されている。
【0015】他方、全反射ミラー19側は、図2に示す
構造を有し、ホルダ(#1)12、(#2)13、(#
3)14と絶縁材を使用した前後スライド式ホルダ31
と、このホルダ31を前後にスライドさせるためのスラ
イド用マウントベース32で支持されている。
【0016】よって、レーザ管11が動作時に熱膨張に
よって前後方向に伸びる時には、全反射ミラー19側の
スライド式ホルダ31が前後にスライドするので、レー
ザ管11の熱膨張による応力は、ほとんど加わらなくな
り、応力によるミラー角度ずれを防止することができ
る。
【0017】これより、レーザ管11の非動作時と熱的
安定時のミラー角度は、ほぼ同じになり、放電開始時の
レーザ出力を大きく改善し、熱的安定時とほぼ同等のレ
ーザ出力を得ることができる。
【0018】なお、レーザ管11の出力ミラー18側は
陽極、全反射ミラー19側は陰極になるが、スライド式
ホルダ31は絶縁材を使用しているので、スライド式ホ
ルダ31とスライド用マウントベース32との接触部分
は、電気的に何ら問題はない。
【0019】また輸送による衝撃、振動についても、ガ
スレーザ管11の少なくとも1箇所または1点はベース
プレート17に対して動かないように固定されているの
で、これも問題はない。
【0020】図3は本発明による第2の実施例を示す全
反射ミラー側レーザ管固定部分の構造図である。図1は
全体の構造図、図5は出力ミラー側レーザ管固定部分の
構造図である。なお、図1と出力ミラー18側の固定部
分の構造図である図5は、前記第1の実施例で説明して
おり、また部品11〜21も説明済みであり、省略す
る。
【0021】図1、図3を参照するに、レーザ管11の
全反射ミラー19側は、図3に示す構造を有し、ホルダ
(#1、#2、#3、#4)12、13、14、15と
前後にスライドするために分割されたスライド式マウン
トベース33、34で固定されている。
【0022】よって、動作時には、レーザ管11の熱膨
張による前後方向の伸びに対応して、スライド式マウン
トベース33がスライドするので、前記第1の実施例と
同様に、放電開始時のレーザ出力を大きく改善し、熱的
安定時とほぼ同等のレーザ出力を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動作時のガスレーザ管自身の熱膨張による主に前後方向
の伸びに対して、少なくとも1箇所または1点は、ベー
スブレートに対して動かないようにホルダおよびマウン
トベースで支持され、他方は前後に移動可能なスライド
式ホルドおよびスライド式マウントベースで支持され構
成したので、ガスレーザ管の熱膨張による応力および応
力によるミラー角度のずれを防止し、放電開始時のレー
ザ出力を改善して、熱的安定時と同等のレーザ出力を得
ることができるという大きな利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1、第2の実施例を示す全体の
構成図である。
【図2】本発明による第1の実施例におけるレーザ管固
定部分の構造図である。
【図3】本発明による第2の実施例におけるレーザ管固
定部分の構造図である。
【図4】従来技術の全体の構造図である。
【図5】従来技術のレーザ管固定部分の構造図である。
【符号の説明】
11…ガスレーザ管 12…ホルダ#1 13…ホルダ#2 14…ホルダ#3 15…ホルダ#4 16…マウントベース 17…ベースプレート 18…出力ミラー 19…全反射ミラー 20…陰極バルブ 21、21′…ファン 31…スライド式ホルダ 32…スライド用マウントベース 33、34…スライド式マウントベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスレーザ管と、該ガスレーザ管を少な
    くとも2箇所以上で支持しベースプレートに固定するた
    めのホルダおよびマウントベースと、前記ガスレーザ管
    を冷却するためのファンとを有する空冷式ガスレーザ発
    振器において、動作時の前記ガスレーザ管自身の熱膨張
    に対して少なくとも1箇所または1点を前記ベースプレ
    ートに対して動かないように前記ホルダおよびマウント
    ベースで支持し、他方を前後に移動可能なスライド式ホ
    ルダおよびスライド式マウントベースで支持する機能を
    備えることを特徴とする空冷式ガスレーザ発振器。
JP10648992A 1992-04-24 1992-04-24 空冷式ガスレーザ発振器 Pending JPH05299722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10648992A JPH05299722A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 空冷式ガスレーザ発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10648992A JPH05299722A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 空冷式ガスレーザ発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05299722A true JPH05299722A (ja) 1993-11-12

Family

ID=14434877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10648992A Pending JPH05299722A (ja) 1992-04-24 1992-04-24 空冷式ガスレーザ発振器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05299722A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003175A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 住友電気工業株式会社 光ファイバ用冷却装置及び光ファイバの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016003175A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 住友電気工業株式会社 光ファイバ用冷却装置及び光ファイバの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05299722A (ja) 空冷式ガスレーザ発振器
JPH0595142A (ja) レーザ発振装置
JPS6127693A (ja) 高速軸流形気体レ−ザ発振器
US5251223A (en) Air-cooled argon ion laser tube
JPS6366435B2 (ja)
JPS6337679A (ja) 空冷形レ−ザ発振装置
JP2000183425A (ja) 直交励起型レーザ発振器の光学基部支持構造
US5058125A (en) Laser oscillator
JPH0582867A (ja) レーザ発振器
GB2145274A (en) Gas laser system
JPH031585A (ja) レーザ発振器用放電管
JP2001326403A (ja) 直交励起型レーザ発振器
JPH09148655A (ja) ガスレーザ発振装置
JPS647670A (en) Air-cooled argon laser oscillator
JPH0738176A (ja) ガスレ−ザ管装置
JP2715744B2 (ja) レーザ発振器
JPH01286375A (ja) 固体レーザ発振器用ハウジング
JPS62117382A (ja) 半導体レ−ザビ−ム発生装置
JP2554680B2 (ja) ガスレーザ管装置
JPH0740614B2 (ja) ガスレ−ザ装置
JPS62243382A (ja) レ−ザ発振器
TW200427160A (en) Laser oscillator
JPS62163980U (ja)
JPH01227483A (ja) レーザ発振器
JPS58167091A (ja) ガスレ−ザ装置