JPH0529898U - 船外機の操舵ハンドル支持構造 - Google Patents

船外機の操舵ハンドル支持構造

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JPH0529898U
JPH0529898U JP8739291U JP8739291U JPH0529898U JP H0529898 U JPH0529898 U JP H0529898U JP 8739291 U JP8739291 U JP 8739291U JP 8739291 U JP8739291 U JP 8739291U JP H0529898 U JPH0529898 U JP H0529898U
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JP
Japan
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bearing portion
steering handle
outboard motor
steering
support structure
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Withdrawn
Application number
JP8739291U
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English (en)
Inventor
正夫 山下
昌一 秋田
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船外機の操舵ハンドルを任意の位置に安定し
て支持することのできる支持構造を提供すること。 【構成】 ステアリングブラケット5に設けられた第1
の軸受部10と、この軸受部10と所定間隔をおいて設
けられた第2の軸受部11との間に、操舵ハンドル6の
回動軸8が回動自在かつ任意位置に係止可能に支持され
ている。これら各軸受部10,11と回動軸8との間に
は摩擦係合部材33が介装されているとともに、この摩
擦係合部材33は付勢手段35によって回動軸8側に付
勢されている。また、前記各軸受部10,11と回動軸
8との間には摩耗吸収用の隙間37が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、船外機の操舵ハンドル支持構造に係り、特に、操舵ハンドルをその 回動軸を支点として上下方向へ回動可能に設けるとともに任意の位置で係止可能 に設けた支持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2には、小型船舶等の船尾に装備される一般の船外機における外観が示され 図3には図2のI−I線矢視概略断面図が示されている。これらの図において、 船外機本体1はエンジン等の駆動装置が収容配置される上部ケース2と、この上 部ケース2の下方に垂設されるとともに前記エンジンの出力をスクリュー3に伝 達する駆動軸等が収容される下部ケース4とこれらケース2および3を支持する ステアリングブラケット5とを含み構成されている。ステアリングブラケット5 はスイベルブラケット7を介して図示しないクランプブラケットに支持されるよ うになっており、このクランプブラケットを介して船外機本体1が船尾に装着さ れるようになっている。
【0003】 前記ステアリングブラケット5の一側には操舵ハンドル6が軸支されていると ともに、この操舵ハンドル6は上下方向、すなわち、図1中矢印方向に回動可能 に設けられ、これにより、船外機全体を船尾より取り外す際に操舵ハンドル6を 起立状態にして取り外し作業の容易化を図るとともに、任意の傾斜位置に操舵ハ ンドル6を係止させてオペレータの操作姿勢に対応しうるようになっている。
【0004】 前記操舵ハンドル6は、図3に示されるように、その基部に回動軸8を備えた 構成となっており、この回動軸8は前記船外機本体1側のステアリングブラケッ ト5に設けられた第1の軸受部10と、この第1の軸受部10と所定間隔を隔て て設けられた第2の軸受部11とにより支持される構成となっている。この第2 の軸受部11は、前記ステアリングブラケット5にボルト13を介して固定され たハンドルカバー14の内面側に設けられている。
【0005】 前記第1の軸受部10と操舵ハンドル6の回動軸8との間には摩擦係合部材と して作用する断面略板状のブッシュ15が介装されているとともに、第2の軸受 部11と回動軸8との間には断面略L字状のブッシュ16が介装され、これらブ ッシュ15,16が前記回動軸8および各軸受部10,11の相互に対応する面 に所定の摩擦係合力を付与し、これによって操舵ハンドル6を任意の位置に回動 させたときに当該位置にて操舵ハンドル6を係止させて自由回動が阻止されるよ うになっている。
【0006】 なお、図中符号20はスロットル開度調整用ワイヤであり、このワイヤ20は 操舵ハンドル6の先端に設けられたグリップ21の操作で回転可能となった軸2 2に支持されたプーリ23に連結され、これによって船外機の加減速操作が行な われるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例における操舵ハンドルの支持構造にあっては次のよ うな欠点を有していた。
【0008】 すなわち、前記ブッシュ15,16は操舵ハンドル6の回動軸8と各軸受部1 0,11との相対面に一定の摩擦係合力を与えるものであるから、操舵ハンドル 6を回動操作するごとに摩擦力を受け、反復継続的な回動によってブッシュ15 ,16が摩耗すると、前記摩擦係合力を次第に低下させることとなり、これがた め、操舵ハンドル6を任意の傾斜位置においたときに、当該操舵ハンドル6の自 重により倒伏してしまい、前記位置に安定して止めておくことができないという 不都合がある。
【0009】 特に、船外機を船舶から取り外して移動する際には、前記操舵ハンドル6が他 の障害物等にぶつかって損傷することがないようにするために、船外機と同軸方 向に操舵ハンドル6を位置させることが好ましいが、かかる位置に安定して維持 することは困難であるから、操舵ハンドル6を損傷から有効に保護することは期 待できない。
【0010】 本考案は、このような従来例の不都合に鑑みて案出されたもので、その目的は 、操舵ハンドルの反復継続的な回動操作によっても常に一定の摩擦係合力を維持 することができ、操舵ハンドルを任意の位置に安定して係止させることのできる 支持構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、船外機本体側に設けられた第1の軸受部 と、この第1の軸受部と所定間隔を隔てて対設された第2の軸受部とを有し、こ れら第1および第2の軸受部間に操舵ハンドルの回動軸を支持して当該操舵ハン ドルを回動可能かつ任意位置で係止可能に支持する構造において、前記各軸受部 と操舵ハンドルの回動軸との間に摩擦係合部材をそれぞれ介装するとともに、こ の摩擦係合部材を前記回動軸側に付勢して各軸受部と回動軸とを摩擦係合可能に 設け、かつ、摩擦係合部材を介装した状態で各軸受部と回動軸との間に所定の隙 間が形成されることを特徴として構成したものである。
【0012】
【考案の実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において 前記従来構造と同一もしくは同等の構成部分については同一符号を用いるものと し、説明を省略もしくは簡略にする。
【0013】 図1には、本実施例に係る船外機の操舵ハンドル支持構造の図2中I−I線に 沿う要部断面図が示されている。この図において、船体機本体側であるステアリ ングブラケット5に設けられた第1の軸受部10内面は、操舵ハンドル6側に向 ってテーパ状に拡開する傾斜面10Aに形成されている。この一方、当該第1の 軸受部10に支持される操舵ハンドル6の回動軸8は、前記第1の軸受部10内 に挿入される内筒部30と、この内筒部30の基部側から外方へ向って次第に拡 開するテーパ面31Aを有する外筒部31とを備えた形状に設けられている。前 記第1の軸受部10における傾斜面10Aと、前記内筒部30の外面および外筒 部31Aとにより画成される空間内には、当該空間の外形に対応して断面略三角 形状となった摩擦係合部材としての環状のブッシュ33が介装されている。この ブッシュ33は、耐摩耗性を有する金属または硬質ゴム等で形成することができ るが、一定の摩擦係合力を発揮しうる限りにおいて任意の材質を用いることがで きる。また、ブッシュ33の図中上端と第1の軸受部10との間には付勢手段と して作用するウェーブワッシャ35が介装されており、このウェーブワッシャ3 5の付勢力によって前記ブッシュ33が常に回動軸8側に付勢されるようになっ ている。前記ブッシュ33の最大外径縁をなす部分における第1の軸受部10と 前記外筒部31との間には所定の隙間37が形成されており、この隙間37によ ってブッシュ33の摩耗が吸収されるようになっている。
【0014】 また、第2の軸受部11は、前記第1の軸受部10と同様に傾斜面11Aを備 えた形状に設けられており、この第2の軸受部11に支持される操舵ハンドル6 の回動軸8は、内筒部30および外筒部31をそれぞれ備え、外筒部31には傾 斜面31Aが形成されている。そして、第2の軸受部11の傾斜面11Aと、前 記内筒部30の外面および外筒部31の傾斜面31Aとにより画成される空間内 にブッシュ33が介装され、かつ、このブッシュ33はウェーブワッシャ35に より回動軸8側に付勢され、前記第1の軸受部10における軸受構造と同様に設 けられている。
【0015】 以上の構成において、操舵ハンドル6はその回動軸8が前記第1および第2の 軸受部10,11間にブッシュ33,33を介して支持され、この回動軸8を支 点として所定の摩擦係合力を受けつつ上下方向に回動されることとなる。
【0016】 従って、このような実施例によれば、断面略三角形状のブッシュ33,33を 各軸受部10,11に設け、これらブッシュ33,33各外面で所定の摩擦係合 力が付与される構成としたから、前記従来構造に比べた場合に接触面積の拡大が 図れ、これによって操舵ハンドル6の回動軸8に対する係合力を十分に確保でき るという効果がある。
【0017】 また、前記ブッシュ33,33は、それぞれウェーブワッシャ35,35によ り回動軸8,8側に常時付勢され、ブッシュ33と回動軸8との摩擦係合力を常 に付与することができ、ワッシャ35,35が摩減しても摩擦係合力が低下する ようなおそれが回避でき、反復継続的な操舵ハンドル6の回動操作を行っても長 期に亘り、任意の位置に操舵ハンドル6を係止させることが期待できる。
【0018】 さらに、前記軸受部10,11と回動軸8の一部を構成する外筒31との間に 隙間37をそれぞれ形成したから、この隙間37がブッシュ33の摩耗を吸収す るように作用することとなり、この点からも摩擦係合力の長期維持が図れるとい う利点がある。
【0019】 なお、前記実施例において、ブッシュ33は内筒部30外面と傾斜面31Aに 摺接する面を有する限り、断面台形等の形状変更は可能であり、また、付勢手段 はウェーブワッシャ35により構成するものとしたが、本考案はこれに限定され るものではなく、他の付勢手段、例えばコイルばね等に代替することであっても よい。但し、前記実施例構成とすれば支持構造を小型化しつつ所望の付勢力が得 られる点で有利となる効果が維持できる。
【0020】 また、第2の軸受部11は、ステアリングブラケット5に固定されたハンドル カバー14に設けられる場合の他、前記ステアリングブラケット5と一体的に形 成された軸受を設ける構造とすること等、種々設計変更が可能である。
【0021】 本考案は、以上のように構成され、かつ、作用するので、これによると操舵ハ ンドルの反復継続的な回動操作によって摩擦係合部材が摩耗することがあっても 、付勢手段の作用によって常に一定の摩擦係合力を付与することができ、操舵ハ ンドルを任意の位置に安定して係止させることのできる支持構造を提供できると いう効果があり、さらに、各軸受部と回動軸との間の隙間形成によって、摩擦係 合部材の摩耗を吸収して長期使用に耐え得るという従来にない優れた効果を奏す る船外機の操舵ハンドル支持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る操舵ハンドルの支持構造の一実施
例を示した図2のI−I線矢視概略断面図である。
【図2】船外機の全体構成を説明するための外観図であ
る。
【図3】従来の支持構造を説明するための図1と同様の
概略断面図である。
【符号の説明】
5 船外機本体側であるステアリングブラケット 6 操舵ハンドル 8 回動軸 10 第1の軸受部 11 第2の軸受部 33 摩擦係合部材としてのブッシュ 35 付勢手段としてのウェーブワッシャ 37 隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船外機本体側に設けられた第1の軸受部
    と、この第1の軸受部と所定間隔を隔てて対設された第
    2の軸受部とを有し、これら第1および第2の軸受部間
    に操舵ハンドルの回動軸を支持して当該操舵ハンドルを
    回動可能かつ任意位置で係止可能に支持する構造におい
    て、前記各軸受部と操舵ハンドルの回動軸との間に摩擦
    係合部材をそれぞれ介装するとともに、この摩擦係合部
    材を前記回動軸側に付勢して各軸受部と回動軸とを摩擦
    係合可能に設け、かつ、摩擦係合部材を介装した状態で
    各軸受部と回動軸との間に所定の隙間が形成されるよう
    構成したことを特徴とする船外機の操舵ハンドル支持構
    造。
JP8739291U 1991-09-30 1991-09-30 船外機の操舵ハンドル支持構造 Withdrawn JPH0529898U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006090A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Suzuki Motor Corp 船外機のハンドル支持構造
JP2014213683A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 スズキ株式会社 船外機のチルトアップ補助構造

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JP2010006090A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Suzuki Motor Corp 船外機のハンドル支持構造
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951130