JPH0529868B2 - - Google Patents

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JPH0529868B2
JPH0529868B2 JP2297160A JP29716090A JPH0529868B2 JP H0529868 B2 JPH0529868 B2 JP H0529868B2 JP 2297160 A JP2297160 A JP 2297160A JP 29716090 A JP29716090 A JP 29716090A JP H0529868 B2 JPH0529868 B2 JP H0529868B2
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JP
Japan
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liquid
container
sample
stirring
nozzle
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2297160A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03170046A (ja
Inventor
Shigeru Yoshinari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化学分析用検液の作成方法の改良に関
するものである。
従来より、化学分析装置において、分析すべき
液体試料を容器に収容し、この液体試料をノズル
内に微量吸引し、ノズルを移動させて稀釈液と共
に測定容器に吐出させ化学分析測定を行う方法が
ある。ところで高濃度の試料、反応が緩慢な試
料、または試料が微量な場合にはノズル先端から
吐出する噴射力だけでは混合が不完全となり、正
しい測定値が得られない場合がある。このとき一
般には攪拌機構により試料と稀釈液を十分に混合
して正しい測定値が得られるようにしている。従
来のこのような化学分析装置に採用されている検
液の作成方法における検液の攪拌方法には、モー
タに攪拌棒を取付け、測定容器内で回転する方
法、マグネツト攪拌子を測定容器に入れこの容器
の下部より磁力によつて攪拌子を回転させる方
法、測定容器内に空気を送り込ませ液体中気泡の
上昇により攪拌する方法、測定容器自体を振動ま
たは回転することにより攪拌する方法等目的に応
じて各種用いられている。例えば、特開昭53−
111786号公報に開示されている例では、攪拌棒を
攪拌機構に用いている。
しかしながら、攪拌棒を用いる方法は、攪拌棒
の回転装置、攪拌棒の上下動装置、攪拌棒を攪拌
位置から洗浄位置へ移動させる装置等が必要とな
り装置全体が複雑で大型化し製造コストが高くな
る欠点がある。またマグネツト攪拌子を用いる方
式では測定容器の下面に磁界を回転させる機能を
常時設置しておかねばならないと共に攪拌子の投
入、洗浄にも注意する必要があり、処理が面倒と
なる欠点がある。さらに、測定容器内の検液中に
空気を送り込む方式では、空気の吐出の仕方によ
つては検液中に細かな気泡が混入し測定値に悪影
響を与えると共に短時間で十分な攪拌を行い難い
欠点がある。また、測定容器自体を回転又は揺動
させる方法も余り大きな攪拌効果を上げることが
できない欠点がある。
いずれにしても上述した従来の攪拌方法は攪拌
効果が十分でないので攪拌に要する時間が長くか
かり、必然的に分析時間も長くかかり、分析能率
が低くなるという欠点がある。特にイオン濃度の
測定を行う分析機において、従来の攪拌方法で検
液の攪拌を行うと、分析能率の低下は甚だしくな
る欠点がある。
本発明の目的は、イオン濃度を測定する分析機
において、試料および少なくとも稀釈液を効率よ
く定量吸引、吐出でき、さらに試料および少なく
とも稀釈液より成る検液を簡単な構成によつて短
時間で効果的に攪拌することができ、したがつて
分析能率の向上を図ることができる化学分析用検
液の作成方法を提供しようとするものである。
本発明は液体試料と少なくとも稀釈液とを混合
させて検液を作成する化学分析用検液の作成方法
において、液体試料を稀釈するための稀釈液を分
注装置により定量吸引させ、次に液体試料を分注
装置により定量吸引させ、次に稀釈液と液体試料
とを分注装置によりイオン濃度を測定するための
測定容器内に吐出させ、次に分注装置により測定
容器内に吐出された液体の吸引・吐出動作を反復
させて攪拌することを特徴とするものである。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の化学分析用検液の作成方法の
一例を実施する分析装置の構成を示す模式的線図
である。ターンテーブル、エンドレスチエーン等
により、液体試料1を収容した試料容器2を試料
吸引位置aに順次位置決めして搬送する。液体試
料1を吸排するノズル3を、試料吸引位置aおよ
び測定位置cのそれぞれの位置を経て往復移動す
るノズル移送機構4を設ける。測定位置cには測
定容器6を配置する。この測定容器6はモータ7
により回転させる。この測定容器6内にはイオン
選択電極8a、参照電極8bを挿入し、これら電
極は信号処理回路9および表示装置10に接続す
る。また測定容器6には補正液分注用ノズル11
を臨ませ、補正液容器13に収容した補正液12
をポンプ14により測定容器6に分注できるよう
にする。稀釈液15を収容した稀釈液容器16を
バルブ17を介してシリンジ18に連結し、この
シリンジをバルブ19を介してノズル3に連結す
る。シリンジ18のピストン18aは両矢印方向
に適当な駆動機構により上下動させる。廃液ポン
プ20は、しごきポンプで、測定容器6内に配設
した廃液ノズル22と廃液容器23との間に介在
させ、これを矢印方向に回転させることにより、
測定容器6内の廃液を共に廃液容器23に排出す
ることができる。
次に本例装置の動作を説明する。先ずバルブ1
7を開き、シリンジ18のピストン18aを両矢
印の下方向に降下させたシリンジ18の上部に稀
釈液15を定量吸引する。ノズル3は試料吸引位
置aにあり、試料吸引位置aに停止している試料
容器2に収容されている液体試料1中にノズル3
を侵入させ、次にバルブ19を開きピストン18
aをさらに下降させ、液体試料1の設定量をノズ
ル3内に吸引する。次にノズル3は上方に移動し
た後測定位置cに移送される。ピストン18aは
上昇しノズル3内の液体試料1と今までシリンジ
18内に貯留しておいた前述の定量の稀釈液15
を測定容器6内に注入する。この時バルブ17は
閉としておく。つづいてピストン18aの上下動
を一定回数行うことにより、ノズル3は測定容器
6内の液体の吸・排動作を繰返し行うことによ
り、液体を短時間の間に十分に攪拌することがで
きる。一定回数の攪拌を終了した後、バルブ19
は閉とする。モータ7は常時回転し測定容器6を
回転させている。これは短時間で測定容器6内で
の液体攪拌を行わせ、かつ後述の補正液12によ
る洗浄の攪拌のためにも有効であるが必ずしも必
要でない。測定容器6に注入され攪拌して作成さ
れた検液はイオン選択電極8aおよび参照電極8
bで測定され信号処理回路9を経て表示装置10
に測定値が表示される。次に廃液ポンプ20を矢
印方向にしごき、測定を終了した検液を廃液ノズ
ル22から廃液容器23に排出する。
ノズル3は測定容器6へ稀釈液と液体試料を注
入した後、図示しない洗浄位置においてノズル
内、外壁の洗浄を行い、さらに試料吸引位置aに
搬送され、次の試料の吸引に備える。
検液の排出後、ポンプ14を駆動し補正液12
を補正液ノズル11を経て測定容器6に注入し測
定容器6と電極8a,8bの検液24との接液部
を補正液12で満たし、次に廃液ポンプ20を動
作させ廃液ノズル22から廃液容器23内に排出
する。これを一定回数繰返すことにより測定容器
6と電極8a,8bの洗浄を行う。前述のように
モータ7は常時測定容器6を回転させているの
で、補正液12による電極8a,8bと測定容器
6の洗浄も有効かつ迅速に行われる。洗浄終了
後、ポンプ14を駆動し、新たな補正液12を測
定容器6へ注入し、電極8a,8bにより補正液
12を測定する。先に測定した検液24の測定値
から補正液12の測定値を信号処理回路9で減算
して表示装置10により液体試料1の補正した測
定値を表示する。
上述したように試料液体と稀釈液との攪拌は分
注ノズルにより吸排することにより行うため、き
わめて短時間で有効に攪拌することができる。
以上述べたように本発明の化学分析用検液の作
成方法は、液体試料と稀釈液とを吸引・吐出した
後、液体試料を吸排する分注装置により試料と稀
釈液を攪拌することにより、短時間で有効な攪拌
ができ、さらに別個に攪拌装置を設ける必要なく
適正な検液を作成できるようになるので装置全体
が簡易化すると共に小型になり、製造コストが軽
減される効果を有する。
なお、本発明は前述の例に限定されるものでな
く幾多の変更や変形が可能である。例えば上述し
た例では測定容器をモータにより回転させたが、
このようにすることは必ずしも必要でない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化学分析用検液の作成方法の
一例を実施する分析機の構成を示す模式的線図で
ある。 1……液体試料、2……試料容器、3……ノズ
ル、4……ノズル移送機、6……測定容器、7…
…モータ、8a,8b……イオン測定用電極、9
……信号処理回路、10……表示装置、11……
ノズル、12……補正液、13……補正液容器、
14……ポンプ、15……稀釈液、16……稀釈
液容器、17……バルブ、18……シリンジ、1
8a……ピストン、19……バルブ、20……ポ
ンプ、22……ノズル、23……廃液容器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体試料と少なくとも稀釈液とを混合させて
    検液を作成する化学分析用検液の作成方法におい
    て、液体試料を稀釈するための稀釈液を分注装置
    により定量吸引させ、次に液体試料を分注装置に
    より定量吸引させ、次に稀釈液と液体試料とを分
    注装置によりイオン濃度を測定するための測定容
    器内に吐出させ、次に分注装置により測定容器内
    に吐出された液体の吸引・吐出動作を反復させて
    攪拌することを特徴とする化学分析用検液の作成
    方法。
JP29716090A 1990-11-05 1990-11-05 化学分析用検液の作成方法 Granted JPH03170046A (ja)

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JP57078105A Division JPS58196461A (ja) 1982-05-12 1982-05-12 化学分析用検液の撹拌方法

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JPH03170046A JPH03170046A (ja) 1991-07-23
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