JPH05298337A - カタログショッピングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】カタログの内容（価格、販売期間等）の修正が
便利で、融通性があるシステムを得る。 【構成】端末本体２００には、システム制御部２０１が
設けられる。入力部２０３から希望商品ジャンル、価
格、支払い方法等を入力すると、カタログ情報を格納し
ているＣＤ−ＲＯＭ等電子出版媒体がアクセスされ、該
当する商品が表示部２０２に表示される。表示された商
品を見て購入希望操作を行うと、モデム２０５及び電話
回線を通じて販売会社へ発注情報が伝送され、ホスト制
御部３００で販売成立、不成立の情報処理が行われる。
システム制御部２０１は、書き換え可能な記憶部２２１
を備えており、ＣＤ−ＲＯＭ等の内容の一部に変更が生
じたような場合、変更データ（プログラム、価格、有効
期間情報等）をホスト制御部３００に要求し、最新プロ
グラムや最新データ等を用いて商品購入データ処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、ＣＤ−ＲＯＭ等の電
子出版媒体をカタログとして利用するカタログショッピ
ングシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のカタログショッピング方法では、
販売会社とユーザが契約を結ぶと、販売会社からユーザ
へ書籍形態のカタログが配布される。ユーザは、カタロ
グを見て希望の商品を選択し、例えばその商品番号を販
売会社へ電話あるいは郵便等の手段で通知する。する
と、販売会社から商品が送られてくる。その後、または
商品番号の通知と同時に、ユーザは銀行口座による自動
引き落とし、あるいは振り込みにより代金の納付を行っ
ている。

【０００３】また、最近では、パソコン通信を利用して
発注を行う方法も存在する。この方法は、電話回線によ
りパソコン通信により一般のＮＥＴ局（例：ＰＣ−ＶＡ
Ｎ、ＮＩＦＴＹサーブ）をアクセスし、発注専用のフォ
ーラムに移動し、ホストから販売している商品の情報
（カタログに書かれているものと同じ）を画面に表示
し、そのデータに従って、希望の商品を選択する方法で
ある。支払は、予めセットされたクレジットカードで行
うことになる。その他の、ショッピング方法としては、
ファクシミリを利用して発注を行う方法もある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカタロ
グショッピング方法においては、以下のような問題が指
摘される。

【０００５】特に、カタログの内容が変更になったりす
ると、古いカタログを見て希望の商品を注文しても品切
れになっていたり、納期が遅れ希望の日時に入手できな
かったりすることがある。また注文のミスを生じたりす
ることがある。

【０００６】さらにカタログによる販売方式であると、
カタログの価格表示の修正を即座にできないために、バ
ーゲンセールのような期間を設定しにくいという問題も
ある。また、クレジットカードを利用して銀行口座から
引き落としを希望する場合、自己の所有するクレジット
カードがその販売会社に有効であるかどうかを勘違いし
て注文ミスすることがある。

【０００７】その他、ユーザの希望の商品ジャンル、予
算等に応じてユーザ自身がカタログを詳細に検索してい
る。このために、予算と希望の商品をマッチングさせる
のに手間取ったり、見落としを生じたりする。カタログ
も非常に分厚いものとなり、持ち運びに不便である。

【０００８】また、カタログショッピングでは、即座に
現金を必要とせず、上記のように自動引き落とし等で買
い物ができ、しかも一時払い、月々による分割払い等の
支払い形態を選択することができる。このために、複数
の商品を購入した場合、あるは無闇に商品を購入した場
合等、ユーザの月々の支払い能力を越えてしまい、いわ
ゆる「カード破産」を生じる人が多くなってる。

【０００９】そこでこの発明は、カタログの内容（価
格、販売期間等）の修正が便利で、融通性があること、
納品期日や入手期日を知ることが容易であること、発注
者が利用するカードと販売会社が取り扱うカードとの種
類の対比が確実であり注文ミスを生じないこと、加えて
希望商品の確実で迅速なサーチが可能であり、カタログ
媒体の保管、取り扱いが便利であること、ユーザの会計
管理も可能であることを等を実現できるカタログショッ
ピングシステムを提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明は、基本的に、
ユーザの端末に、カタログ情報を格納した電子出版媒体
を駆動するアクセス装置と、プログラムデータ及び処理
データ等を格納した記憶手段と、前記電子出版媒体アク
セス装置等を動作させるための操作入力を与えるための
操作入力部と、前記電子出版媒体の発行元である販売会
社のホスト制御部へ回線を通じてデータを伝送し、また
前記ホスト制御部から前記回線を通じて送られてくるデ
ータを取り込む通信手段と、前記操作入力部からの操作
入力及び前記通信手段からの取り込み信号に応答して、
前記記憶手段からプログラムデータを読み出し、このプ
ログラムデータによる手順に従って、前記電子出版媒体
アクセス装置、前記記憶手段及び前記通信手段を制御す
るとともに表示部の表示内容をも制御するシステム制御
部と、前記記憶手段内に設定され、前記プログラムデー
タとして、固定プログラムのデータを格納するための第
１の格納部、及び前記電子出版媒体のデータ処理を変更
することができる最新プログラムデータや前記処理デー
タを格納するためにデータ書換え可能な第２の格納部
と、前記前記通信手段から前記最新プログラムデータも
しくは処理データが伝送されてきたときにこれを取り込
み前記第２の格納部に格納するデータ変更手段とを備え
る。

【００１１】

【作用】上記の手段により、第２の格納部は、電子出版
媒体の一部情報の変更やデータ処理手順の変更を行う場
合に利用され、しかも通信手段を介して販売会社のホス
ト制御部からその変更情報を受けとることができ、この
機能の種々の利用形態が可能となる。

【００１２】

【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。

【００１３】図１は、カタログショッピングシステムの
ユーザ側端末の基本構成を示している。２００は端末本
体であり、変調及び復調手段を含むモデム２２０が設け
られ、電話回線を通じて各種の販売会社のホスト制御部
３００との交信を行うことができる。端末本体２００内
部には、システムを制御するためのシステム制御部２０
１、表示部２０２、入力部２０３、電子出版媒体アクセ
ス部２０４、変調及び復調手段を含むモデム２０５、カ
ード読み取り部２０６、データ記憶部２０７が設けられ
ている。モデム２０４は、電話回線を通じて各種の販売
会社のホスト制御部３００と接続され、ユーザ側端末と
販売会社のホスト制御部３００との交信を実現させるこ
とができる。

【００１４】表示部２０２は、電子カタログの内容ある
い操作ガイド、グラフィック表示等を行うもので、例え
ば液晶表示装置が利用されている。入力部２０３は、液
晶表示装置の前面に例えばタッチパネルを配置すること
により実現されており、表示内容とタッチスイッチ入力
部が対応するようにシステム制御部２０１により制御さ
れる。電子出版媒体アクセス部２０４は、例えばＣＤ−
ＲＯＭをアクセスする部分であり、ＣＤ−ＲＯＭは、カ
タログ情報を格納しており販売会社から送られてきたも
ので、商品、その商品コード、価格等の情報が含まれて
いる。電子出版媒体アクセス部２０４には、ＣＤに貼ら
れたバーコード情報を読み取るための媒体識別手段が設
けられている。また、ディスク交換を検出するディスク
交換検出手段も設けられ、システム制御部２０１へ割り
込み信号を与えるようになっている。モデム２０５は、
電話回線を通じて販売会社のホスト制御部３００と接続
状態を得るが、必要に応じてシステム制御部２０１から
の指定により、指定に応じて販売会社のホスト制御部と
接続され、データの送受信を行うことができる。

【００１５】入力部２０３でユーザが商品購入の指定を
行ったときに、例えば表示部２０２にカード挿入を要求
する表示が行われる。ユーザは自己の所有するクレジッ
トカードあるいは銀行口座のカードもしくはプリペイカ
ードをカード読み取り部２０６に挿入する。するとカー
ド読み取り部２０６はカード情報を読み取り、その情報
をモデム２０５を通じて販売会社のホスト制御部３００
へ伝送される。販売会社は、そのカード情報をチェック
して、銀行引き落としが可能であるかどうかを判定し、
販売成立または不成立の結果である情報等を返送する。

【００１６】システム制御部２０１には、マイコン、固
定のシステムプログラムがある他に、特に書き込み読み
出し可能な内蔵の記憶部２２１が設けられている。この
記憶部２２１は、電子カタログ情報の処理プログラムや
処理データ等を変更する必要があるときに利用される。
システム制御部２０１は、マイコン、ＲＯＭ、ＲＡＭ、
ＥＥＰＲＯＭ等を有し、書換え不可能なＲＯＭ、書換え
可能ＥＥＰＲＯＭに内蔵されたマイコンプログラムによ
り動作が規定される。ＲＯＭには、ＣＤ−ＲＯＭから最
初に必要なデータ（共通ヘッダー部）を読み出し、実際
のカタログショッピングを行うプログラムを起動するプ
ログラムが格納されている。またＥＥＰＲＯＭ（記憶部
２２１）の内容を変更するかどうかのプログラムも格納
されている。

【００１７】電子カタログ情報の処理プログラムを変更
する必要が生じるケースとしては、例えば、プログラム
自身にバグがあり変更が必要な場合、あるいは内容の追
加、商品項目の削減、さらには増加された新たなＣＤ−
ＲＯＭが発売され、自己の所有するＣＤ−ＲＯＭのプロ
グラムやデータでは、現在販売されている商品をすべて
検索できない場合、あるいは、価格の変更が生じた場合
のように必要なデータを変更する等がある。このよう
に、このシステムにおいては、ＣＤ−ＲＯＭに関する固
定の情報と、変動する情報とを扱うことができ、しかも
変動情報は、自動的に最適のものに切り替えられるよう
になっている。

【００１８】カレンダー情報記憶部２２２は、電源バッ
クアップされたカレンダー用ＩＣにより構成される。こ
のカレンダー情報記憶部２２２のカレンダー情報を用い
て、システム制御部２０１は、上記記憶部２２１におけ
る情報の保存期間、削除期日等の管理をすることができ
る。

【００１９】データ記憶部２０７は、内蔵のＲＡＭと着
脱可能なＩＣカードのデータ読取り部を有する。このデ
ータ記憶部２０７は、システム制御部２０１の内蔵の記
憶部と異なり、むしろ個人の情報管理のために利用され
る。この記憶部２０７は、カード読取り部２０６で読取
られるカードのカード会社名、購入金額、分割支払い情
報等を格納することができる。このように、クレジット
カードの使用状況を管理しておくことにより、個人会計
管理情報として利用することができる。例えば、複数の
クレジットカードを有するユーザは、いずれのカードを
何の商品購入に使用したのか、現在の月払い金額は総額
でいくらになるのか、さらにはいずれの銀行口座にいく
ら振り込む必要があるか等の情報を記憶させておくこと
ができる。そしてこれらの情報を、システム制御部２０
１のプログラムにより読み出し、表示部２０２に表示し
て確認することもできる。また、これらの情報を個人の
ＩＣカードに移しておき、必要なときにその情報確認を
行うこともできる。

【００２０】さらにこのシステムには、表示内容を高級
化するために、テレビジョン等のモニタ４００を接続し
て表示させることもできる。カタログショッピングを行
う場合に、商品を次々と映し出して見ることも可能であ
る。勿論、この場合はＣＤ−ＲＯＭには、映像情報も格
納されている。なお、電子出版媒体のアクセス手段とし
ては、ＣＤ−ＲＯＭに限らず、磁気テープ、ＶＴＲ一体
型等の手段を用いても良い。

【００２１】図２は、このシステムの動作の一例を示す
フローチャートである。システムの電源がオンされる
と、電子出版媒体（ＣＤ−ＲＯＭ）が装填されているか
どうかの判定がなされ、装填されていればまず共通のヘ
ッダーの情報がシステム制御部２０１へ読み込まれる
（ステップＡ１、Ａ２、Ａ３）。次にシステム制御部２
０１は、ヘッダーのバ−ジョンデータと、内部のバック
アップ付き記憶部に記憶しているバージョンデータとの
比較を行い、一致するかどうかの判定を行う（ステップ
Ａ４、Ａ５）。一致した場合には、通常の処理に移行す
る（ステップＡ６）。この処理は、例えばユーザがメニ
ュー画面上のタッチスイッチあるいはキーボードから商
品ジャンル、価格、支払い形態を入力すると、その価格
内の商品のサーチが開始される。１つあるいは２つの商
品が検索され、かつ会計管理情報を用いてこのユーザが
支払い可能であるかどうかを判定する。支払い不可能で
あれば、次の商品、価格データの検索を実行する。支払
い可能であれば、当該商品及び価格を表示する。ユーザ
は、表示されている商品を見て購入を行うか否かの最終
決定を行う。また、このとき、使用するカードをカード
読み取り部２０６へ挿入するように指示が表示される。
購入を行わず、再実行を行う場合には再度、商品ジャン
ルからの入力を行うことができる。再実行を行わない場
合には、プログラム処理が終了する。購入を決定した場
合には、電話回線を通じて販売会社へ購入の意図が伝達
される。この伝達は、ユーザの個人コード、商品番号、
支払い形態（方法）等の情報伝達である。販売会社は、
ユーザの個人コード、カード等の情報をチェックし、信
頼が得られれば、商品の発送手続きを行うと共に、個人
コード、商品番号等を用いて、自己の所有する管理装置
により、クレジットカードによる引き落とし手続きや、
プリペイカードの残高更新処理等を行う。また、このと
き、ユーザに対しては販売成立という旨の表示データを
転送する。

【００２２】さらに商品を購入する場合には、ステップ
Ａ６の処理及び手続きが繰り返される。このときに、デ
ィスクの交換があったどうかの判定が行われる（ステッ
プＡ７）。ディスクの交換は、ディスク交換検出手段に
よる検出信号で判定され、この交換があった場合は、ス
テップＡ３に戻り、共通のヘッダー情報の読み出しから
開始される。

【００２３】ステップＡ５で、バ−ジョンデータが異な
ることが判明した場合、ステップＡ８においてＣＤ−Ｒ
ＯＭにおけるプログラムが更新されているのかどうかの
判定が行われる。ＣＤ−ＲＯＭに変更プログラムが書き
込まれている場合は、これを読み出し、プログラムの更
新部分を計算し、プログラムメモリのプログラム内容を
更新し（ステップＡ１０、Ａ１１）、さらにバージョン
番号を書き換え（ステップＡ１２）、ステップＡ６へ移
行する。ステップＡ８にて、更新プログラムがＣＤ−Ｒ
ＯＭに格納されていないことが判明した場合には、通信
回線を自動的に販売会社のホスト制御部へ接続し、ホス
ト制御部へ更新プログラムを要求し、送られてくるプロ
グラムを読み取る（ステップＡ１３、Ａ１４）。

【００２４】図３は、共通のヘッダー情報の例である。
ＣＤ−ＲＯＭの論理アドレス０から記録されており、カ
タログ提供社情報がある。カタログ提供社情報には、カ
タログ提供社（コードＮｏ）、カタログ提供社（表示の
ための文字コード）、カタログ製造年月日、カタログ有
効期限のデータがある。またカタログ提供社の電話番号
情報も記録されており、自動的に回線接続を行う場合に
利用される。さらに料金支払い情報がある。料金支払い
情報には、利用可能クレジット会社コード、分割払い可
能情報等がある。さらにプログラム更新情報がある。プ
ログラム更新情報としては、バージョン番号、更新プロ
グラム存在フラッグ、更新プログラムアドレス及びサイ
ズ、プレーヤ更新開始アドレス及びサイズ等がある。ま
たカタログ情報開始アドレスも存在する。ＣＤ−ＲＯＭ
がアクセス開始されると、バージョン番号が読み取ら
れ、システム制御部２０１に格納されているこれまで利
用したプログラムのバージョン番号と比較されることに
なる。ＣＤ−ＲＯＭのバージョン番号がそれまで使用し
ていたものを上回っていた場合には、先に説明したよう
に、プログラムの更新処理が行われる。

【００２５】上記の説明では、プログラムデータの更新
処理を行う場合を説明したが、処理データの内容の更新
処理であっても同様な手順が用いられる。処理データの
更新としては、バーゲンセール期間における価格データ
とその有効期間データ等である。

【００２６】上記したように、ＣＤ−ＲＯＭの違い等に
より、プログラムデータの部分的な更新を得られる機能
を備えることにより、一度、共通プログラムをプログラ
ムメモリに格納した後は、部分的なプログラムの更新処
理を行うだけで良い。このために、ＣＤ−ＲＯＭ交換時
にその都度、プログラムの全体的な読み取り及び書き換
えを行う必要がなく、立上がり時間を短縮できる。さら
に、新たなバージョンアップしたＣＤ−ＲＯＭ（カタロ
グ）の販売が容易になり、ユーザ側の端末のハードウエ
ア（プログラムメモリ）の交換が不要であり、融通性が
向上する。

【００２７】上記の説明では、販売会社のホスト制御部
が、ユーザ側端末からの購入希望情報等をチッェクし
て、販売成立と販売不成立を決定し、その結果をユーザ
側端末へ伝送するとしている。

【００２８】しかし、この結果を伝送するとともに、販
売会社のホスト制御部からは、注文商品の納期期日、発
送期日、配達期日の情報を伝送しても良い。ユーザ側端
末は、これらの情報を受けとった場合、表示部に表示
し、ユーザに対して再度の購入決定を待つようになって
いる。これは、例えば、商品の入手期日に限定がある場
合（例えば、誕生日プレゼント、帰省客へのプレゼント
等）、ユーザは遅れて商品を入手しても無駄な場合があ
る。そこで、このシステムでは、納期や発送期日の情報
を表示部に表示して、ユーザの判断によりキャンセルも
可能となっている。

【００２９】図４は、システムの他の実施例の動作例を
説明するために示したフローチャートである。ＣＤ−Ｒ
ＯＭに記録されている価格データ等に変化があると、購
入を行うユーザ側では商品購入時に正確な予算管理を行
えない。そこで、このシステムでは、商品決定時には新
たな正確なデータを使用でき、正確な予算管理、正当な
値段の商品の購入ができるようにしている。

【００３０】ＣＤ−ＲＯＭが装填されると、システム制
御部２０１は、ＣＤのディスクＩＤを読み取る。一方、
システム制御部２０１のデータ記憶部（バックアップ付
き）には、カタログ販売会社のホスト制御部から送られ
たディスクＩＤが格納されている。この場合、このディ
スクに記述されている商品に関して、価格変動があった
場合には、ディスクＩＤに変更データを加えている。従
って、所有するディスクＩＤとデータ記憶部のディスク
ＩＤとを比較すれば、商品価格に変化があったのか否か
の判断が可能である（ステップＢ１、Ｂ２、Ｂ３）。不
一致の場合には、パーシャルＲＡＭにデータ更新フラッ
グを発生させ（ステップＢ５）、一致した場合には、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭの有効期限データをカレンダー情報と比較し
て期限切れであるかどうかを判定する（ステップＢ
４）。期限切れの場合もデータ更新フラッグを発生させ
る。ディスクＩＤが一致し、かつ有効期限内であれば、
そのまま、通常処理（ステップＢ１５）にジャンプして
も良い。ディスクＩＤが不一致の場合、あるいは有効期
限切れの場合には、ステップＢ６において、販売会社の
ホスト制御部との回線接続が行われ、ディスクＩＤとデ
ータ更新フラッグが伝送される。

【００３１】販売会社のホスト制御部は、ディスクＩＤ
等の情報を受信し、当該ディスクに記録されている商品
に関して次にバーゲン情報が存在するか否かを判定する
（ステップＢ８）。バーゲン情報がない場合には、デー
タ更新フラッグが伝送されてきているかどうかを判定す
る（ステップＢ１０）。更新フラッグがなければ、回線
切断（ステップＢ１４）が行われる。バーゲン情報が存
在した場合には、バーゲン情報がユーザ側端末へ送出さ
れる（ステップＢ９）。データ更新フラッグが存在した
場合には、価格データに変更があるかどうかの判定がな
され（ステップＢ１１）、変更があった場合には、最新
価格データがユーザ側端末に送出され、またバーゲン情
報が存在した場合には、価格データ及び有効期限デー
タ、さらにには当該商品コードの情報等が伝送される
（ステップＢ１２）。

【００３２】販売会社のホスト制御部から伝送されてき
たデータは、データ記憶部に保存され、回線が切断され
る（ステップＢ１３、ステップＢ１４）。以後は、先に
説明したような、商品検索及び購入手続きが実行可能と
なる。商品購入手続きを行う場合、バーゲン情報処理モ
ードを実行するようにモード指定が行われるようにして
も良い。図５は、パーシャルＲＡＭ（データ記憶部）に
格納されているディスクＩＤ、データ有効期限、更新商
品等の番号や価格データのフォーマットの例を示してい
る。

【００３３】上記のシステムでは、ＣＤ−ＲＯＭから読
み取ったディスクＩＤを自己の記憶しているディスクＩ
Ｄと比較して、一致、不一致を判断している。しかし、
ＣＤ−ＲＯＭから読み取ったディスクＩＤを、すぐに回
線を通じて対応する販売会社のホスト制御部へ伝送し、
ホスト制御部において現在有効なディスクのＩＤと比較
することにより、ユーザが使用しているＣＤ−ＲＯＭが
最新のものか否かを判定するようにしても良い。そし
て、古いＣＤ−ＲＯＭであれば、追加すべき、あるいは
修正すべきデータを、すぐにユーザ側端末へ伝送する方
法でも良い。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
カタログの内容（価格、販売期間等）の修正が便利で、
融通性があること、納品期日や入手期日を知ることが容
易であること、発注者が利用するカードと販売会社が取
り扱うカードとの種類の対比が確実であり注文ミスを生
じないこと、加えて希望商品の確実で迅速なサーチが可
能であり、カタログ媒体の保管、取り扱いが便利である
こと、ユーザの会計管理も可能であることを等を実現で
きる等多くの利点を備えている。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のシステムの一実施例におけるユーザ
側端末の構成説明図。

【図２】図１の端末のデータ処理手順の例を示すフロー
チャート。

【図３】図１のＣＤ−ＲＯＭで利用される共通ヘッダー
のフォーマットの例を示す説明図。

【図４】図１の端末のデータ処理手順のさらに他の実施
例を示すフローチャート。

【図５】更新データのフォーマットの例を示す説明図。

【符号の説明】

２０１…システム制御部、２０２…表示部、２０３…入
力部、２０４…電子出版媒体読み取り部、２０５…モデ
ム、２０６…カード読み取り部、２０７…データ記憶
部、２２１…記憶部、２２２…カレンダー情報記憶部、
３００…ホスト制御部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 正浩 東京都港区新橋３丁目３番９号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 平良 和彦 東京都港区新橋３丁目３番９号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザの端末に、カタログ情報を格納し
   た電子出版媒体を駆動するアクセス装置と、 プログラムデータ及び処理データ等を格納した記憶手段
   と、 前記電子出版媒体アクセス装置等を動作させるための操
   作入力を与えるための操作入力部と、 前記電子出版媒体の発行元である販売会社のホスト制御
   部へ回線を通じてデータを伝送し、また前記ホスト制御
   部から前記回線を通じて送られてくるデータを取り込む
   通信手段と、 前記操作入力部からの操作入力及び前記通信手段からの
   取り込み信号に応答して、前記記憶手段からプログラム
   データを読み出し、このプログラムデータによる手順に
   従って、前記電子出版媒体アクセス装置、前記記憶手段
   及び前記通信手段を制御するとともに表示部の表示内容
   をも制御するシステム制御部と、 前記記憶手段内に設定され、前記プログラムデータとし
   て、固定プログラムのデータを格納するための第１の格
   納部、及び前記電子出版媒体のデータ処理もしくはデー
   タ処理の一部を変更することができる最新プログラムデ
   ータや前記処理データを格納するためのデータ書換え可
   能な第２の格納部と、 前記通信手段から前記最新プログラムデータもしくは処
   理データが伝送されてきたときにこれを取り込み前記第
   ２の格納部に格納するデータ変更手段と を具備したこ
   とを特徴とするカタログショッピングシステム。
2. 【請求項２】 前記通信手段と前記システム制御部は、 システムの電源投入時に前記電子出版媒体の販売会社の
   前記ホスト制御部との回線接続を行い、前記電子出版媒
   体に関する最新プログラムデータあるいは処理データの
   変更があるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段が前記変更があったことを判定したときに
   前記データ変更手段を動作させる手段とを備えたことを
   特徴とする請求項１記載のカタログショッピングシステ
   ム。
3. 【請求項３】 前記通信手段及びシステム制御部は、 前記販売会社のホスト制御部へ選択した商品の購入希望
   情報を伝送する手段と、 前記販売会社のホスト制御部から伝送されてくる前記商
   品の納期情報あるいは配達情報を取り込み、これに対応
   する納期及び配達日時を前記表示部に表示させる手段
   と、 前記入力部の操作に応じて前記購入希望情報の確認また
   はキャンセル情報を再度前記販売会社のホスト制御部へ
   伝送する手段とを有することを特徴とする請求項１記載
   のカタログショッピングシステム。
4. 【請求項４】 前記システム制御部に制御される手段と
   して、 さらにバックアップ電源付きのカレンダー情報記憶部を
   有したことを特徴とする請求項１記載のカタログショッ
   ピングシステム。
5. 【請求項５】 前記電子出版媒体のデータとしては、複
   数の商品に関するカタログデータが格納されており、前
   記第２の格納部には前記複数の商品に関するバーゲンセ
   ール期間情報及びセール価格情報が格納されており、 前記システム制御部には、前記複数の商品に関するバー
   ゲーンセール期間情報と前記カレンダ情報記憶部の期間
   情報とを比較し、バーゲンセール期間内である場合の
   み、前記セール価格情報を対応する商品のデータに付随
   させる手段が設けられていることを特徴とする請求項４
   記載のカタログショッピングシステム。
6. 【請求項６】 前記第２の格納部には、最新電子出版媒
   体に関する第１のＩＤ情報及びその有効期限情報が格納
   されており、前記電子出版媒体には第２のＩＤ情報が記
   録されており、 前記通信手段と前記システム制御部は、前記第１と第２
   のＩＤ情報の比較を行い一致不一致を判定する手段と、
   一致した場合に、前記有効期限情報と前記カレンダー情
   報とを比較して期限の有効、非有効を判定する手段と、
   前記第１及び第２のＩＤ情報が不一致の場合及び前記期
   限が非有効の場合には、前記第１のＩＤ情報を前記通信
   手段を介して前記販売会社のホスト制御部へ伝送する手
   段を含むことを特徴とする請求項１記載のカタログショ
   ッピングシステム。
7. 【請求項７】 前記システム制御手段は、前記期限が非
   有効と判定した場合には、前記有効期限情報を消去する
   手段を含むことを特徴とする請求項６記載のカタログシ
   ョッピングシステム。
8. 【請求項８】 クレジットカード会社発行または銀行発
   行のカード読取り装置をさらに備えたことを特徴とする
   請求項１記載のカタログショッピングシステム。
9. 【請求項９】 システム制御手段は、前記電子出版媒体
   アクセス装置に装填された電子出版媒体に記録されてい
   る使用可能なカード情報を前記表示部に表示し、前記カ
   ード読取り装置へのカード誤挿入を防止する手段を備え
   たことを特徴とする請求項８記載のカタログショッピン
   グシステム。