JPH05297265A - カメラの自動焦点検出装置 - Google Patents

カメラの自動焦点検出装置

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Publication number
JPH05297265A
JPH05297265A JP12537392A JP12537392A JPH05297265A JP H05297265 A JPH05297265 A JP H05297265A JP 12537392 A JP12537392 A JP 12537392A JP 12537392 A JP12537392 A JP 12537392A JP H05297265 A JPH05297265 A JP H05297265A
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JP
Japan
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switch
distance measuring
measuring point
turned
focus detection
Prior art date
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Application number
JP12537392A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Kashiyama
律夫 樫山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体領域変更の為の操作を簡単にすると共
に、シャッタチャンスを逃がしてしまうといったことを
防止する。 【構成】 選択手段1によって自動的に被写体領域が選
択された状態において、スイッチ手段SW1の少なくと
もオフ操作が行われた際には、該スイッチ手段のオフ操
作開始から再度デフォ−カス量検出動作が開始されるま
での間に、自動選択された被写体領域を異なる被写体領
域に変更する変更手段1を設け、選択手段により最適と
される被写体領域が自動選択された状態において、スイ
ッチ手段のオフ操作がなされることにより、或は、スイ
ッチ手段のオフ操作がなされ、且つ再度デフォ−カス量
検出動作を開始するためのオン操作がなされることによ
り、自動選択された被写体領域を異なる被写体領域に変
更するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デフォ−カス量検出手
段の動作制御用のスイッチ手段や、複数の被写体領域の
うち、少なくとも1つの領域を自動的に選択する選択手
段を備えたカメラの自動焦点検出装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの自動焦点検出装置として
は、撮影レンズの異なる射出瞳領域を通過した被写体か
らの光束を、一対のラインセンサ上に結像させ、被写体
像を光電変換して得られた一対の像信号の相対位置変位
量を求めることにより、被写体のデフォ−カス量を検出
し、これに基づいて撮影レンズの駆動を行う方式のもの
が良く知られている。
【0003】この種の装置において、焦点検出系を複数
用意することにより、複数の被写体領域(測距点)それ
ぞれのデフォ−カス量を検出する方式のものも多数提案
されている。
【0004】ところが、撮影画面内においてピントを合
せたい被写体領域は、最終的には1つか、せいぜい2つ
の領域(この場合は例えば両者の中間の情報をピント調
整に用いる)であるから、何らかの方法でこの被写体領
域を選択しなければならず、この選択方法として、カメ
ラのスイッチ等を用いて撮影者が被写体領域を選択する
方法や、カメらが各領域のデフォ−カス量の状態から自
動的に選択する方法などが開示されている。なお、被写
体領域を自動的に選択する場合には、カメラに対して最
も至近側の被写体領域を選択する方法が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、カメラが自動的に被写体領域を選択
した場合、自動的に選択された被写体領域が撮影者の意
図に反する場合には、撮影者が手動で該領域を選択する
ためのスイッチ手段を用いて選択し直さなければならな
い。つまり、被写体領域選択用のスイッチ手段を操作し
て撮影者が意図する被写体領域をカメラに入力する必要
があり、この際撮影者はシャッタボタンから手を離して
該スイッチ手段の操作をしなければならなかった。この
ため、操作が煩雑になるばかりでなく、シャッタチャン
スを逃してしまうといった問題点があった。
【0006】本発明の第1の目的は、被写体領域変更の
為の操作を簡単にすると共に、シャッタチャンスを逃が
してしまうといったことを防止することのできるカメラ
の自動焦点検出装置を提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
達成すると共に、意図せずにして被写体領域の変更がな
されてしまうことを防止することのできるカメラの自動
焦点検出装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、選択手段によ
って自動的に被写体領域が選択された状態において、ス
イッチ手段の少なくともオフ操作が行われた際には、該
スイッチ手段のオフ操作開始から再度デフォ−カス量検
出動作が開始されるまでの間に、自動選択された被写体
領域を異なる被写体領域に変更する変更手段を設けてい
る。
【0009】また、スイッチ手段のオフ操作が行われる
ことにより、所定の時間を計測するタイマ手段と、選択
手段によって自動的に被写体領域が選択された状態にお
いて、スイッチ手段のオフ操作がなされて前記タイマ手
段が所定の時間を計測中に、前記スイッチ手段の再度の
オン操作がなされることにより、前記自動選択された被
写体領域を異なる被写体領域に変更する変更手段とを設
けている。
【0010】
【作用】変更手段は、選択手段により最適とされる被写
体領域が自動選択された状態において、スイッチ手段の
少なくともオフ操作が行われた際には、該スイッチ手段
のオフ操作開始から再度デフォ−カス量検出動作が開始
されるまでの間に、つまり、スイッチ手段のオフ操作が
なされることにより、或は、スイッチ手段のオフ操作が
なされ、且つ再度デフォ−カス量検出動作を開始するた
めのオン操作がなされることにより、自動選択された被
写体領域を異なる被写体領域に変更するようにしてい
る。
【0011】また、変更手段は、選択手段により最適と
される被写体領域が自動選択された状態において、スイ
ッチ手段のオフ操作がなされてタイマ手段が所定の時間
を計測中に、スイッチ手段の再度のオン操作がなされた
場合に限り、前記自動選択された被写体領域を異なる被
写体領域に変更するようにしている。言換えれば、タイ
マ手段が所定の時間を計測中にスイッチ手段の再度のオ
ン操作がなされた場合は、被写体領域を変更するための
操作であると判別し、被写体領域の変更を自動的に行う
が、タイマ手段が所定の時間を計測し終えた後に、つま
りしばらくスイッチ手段のオフ操作がなされたまま放置
され、その後スイッチ手段のオン操作がなされた場合
は、被写体領域変更を意図した操作である確立は殆どな
いと判別し、被写体領域の変更はしないようにしてい
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例であるところ
の焦点検出装置を備えたカメラの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0014】図1において、1はマイクロコンピュ−タ
であり、以下のカメラ各部の動きを制御する。
【0015】2は不図示の撮影レンズの距離環と絞りを
制御するレンズ制御回路であり、前記マイクロコンピュ
−タ1からLCOM信号を受けている間、デ−タバスDBUSを
介してシリアル通信を行い、この通信内容により不図示
のモ−タを制御し、前述した距離環と絞りを制御する。
また、レンズ制御回路2は、レンズの焦点距離情報、距
離情報、ベストピント補正情報、その他各種補正情報な
どを前記マイクロコンピュ−タ1へ送信する。
【0016】3はシャッタスピ−ド・絞り制御値などの
カメラの各撮影情報を表示する液晶表示回路であり、前
記マイクロコンピュ−タ1からの DPCOM信号を受けてい
る間、デ−タバスDBUSを介してシリアル通信を行い、こ
の通信内容により液晶表示を行う。また、該液晶表示回
路3には常に電源が供給されている。
【0017】4はスイッチセンス回路であり、前記液晶
表示回路3と同様に常に電源が供給されており、通常の
カメラでは該カメラのレリ−ズボタンの撮影準備動作を
開始させる為の第1ストロ−クと連動して状態変化(O
N,OFF)するスイッチSW1や、その他不図示の露
出モ−ドを決めるスイッチ、カメラの自動焦点調節(A
F)のモ−ドを決めるスイッチ等の状態を常に検知して
いる。そして、このスイッチセンス回路4は、スイッチ
の状態変化を検知すると、デ−タバスDBUSを介してシリ
アル通信を行い、前記マイクロコンピュ−タ1に各スイ
ッチ情報を通信する。
【0018】5はストロボの発光と調光を制御するスト
ロボ発光制御回路であり、内部に、ストロボ発光のため
の電荷を蓄えるための回路、発光部であるキセノン管、
トリガ回路、発光を停止させる回路、フィルム面反射光
測光回路、積分回路など既存の回路を具備しており、シ
ャッタユニットの先幕走行によりONするX接点がON
することでのストロボ発光を開始する。
【0019】6は焦点検出ユニットで、図2により後述
するラインセンサ装置SNSを含む焦点検出光学系の機
構とその駆動回路SDRから成る。
【0020】前記ラインセンサ装置SNSは、図1に示
す様に、4対、計8つのセンサSNS−1a,SNS−
1b、SNS−2a,SNS−2b、SNS−3a,S
NS−3b、SNS−4a,SNS−4bから成り、セ
ンサ駆動回路SDRよりの制御信号によって電荷が蓄積
制御される。また、このセンサ駆動回路SDRは、前記
マイクロコンピュ−タ1からセンサ蓄積開始信号を受け
取ると、各センサの蓄積を開始し、この各センサの蓄積
レベルが一定になるとその蓄積を終了する。そして、各
センサの蓄積が終了したことをマイクロコンピュ−タ1
へデ−タバスDBUSを介してシリアル通信する。また、マ
イクロコンピュ−タ1よりセンサ信号読み出し指示が通
信されると、該センサ駆動回路SDRはラインセンサ装
置SNSにセンサ駆動信号を出力する。これにより、マ
イクロコンピュ−タ1にラインセンサ装置SNSに蓄積
された信号が読み出され、該マイクロコンピュ−タ1に
てセンサ駆動信号に同期してA/D変換が行われ、A/
D変換された被写体の像信号から撮影レンズによりどの
位置に焦点が結ばれているかが既存の位相差検出方式で
演算によって検出される。
【0021】7は測光回路であり、画面を複数のエリア
に分割し、各エリアの被写体の輝度をTTL測光し、前
記マイクロコンピュ−タ1に送る役目を持つ。
【0022】8はシャッタ制御回路であり、前記マイク
ロコンピュ−タ1よりの制御信号にしたがって不図示の
シャッタユニットの制御を行う。
【0023】9は給送回路であり、前記マイクロコンピ
ュ−タ1よりの制御信号にしたがって不図示のフィルム
給送用モ−タを制御し、フィルムの巻上げ、或は、巻戻
しを行う。
【0024】SW2はシャッタレリ−ズボタンの撮影動
作を開始させる為の第2ストロ−クにより状態変化する
スイッチであり、前記マイクロコンピュ−タ1に接続さ
れており、所定の条件を満たした状態で該スイッチSW
2がONになると、公知の撮影動作が開始、つまりシャ
ッタの制御が行われてフィルム面への露光が開始され
る。
【0025】図2は上記焦点検出ユニット6内における
焦点検出光学系及びラインセンサ装置SNSの概略構成
を示す図である。
【0026】図2において、MSKは視野マスクであ
り、中央に十字形の開口部MSK−1、両側の周辺部に
縦長の開口部MSK−2,MSK−3を有している。
【0027】FLDLはフィ−ルドレンズであり、視野
マスクMSKの3つの開口部MSK−1,MSK−2,
MSK−3に対応した3つの領域FLDL−1,FLD
L−2,FLDL−3から成っている。
【0028】DPは絞りであり、中心部には上下左右に
一対ずつ計4つの開口部DP−1a,DP−1b,DP
−4c,DP−4dを、又、左右の周辺部分には一対の
2つの開口DP−2a,DP−2b及びDP−3a,D
P−3bがそれぞれ設けられている。
【0029】ここで、前記フィ−ルドレンズFLDLの
各領域FLDL−1,FLDL−2,FLDL−3は、
それぞれ前記開口対DP−1,DP−2,DP−3,D
P−4を不図示の対物レンズの射出瞳付近に結像する作
用を有している。
【0030】AFLは4対、計8つのレンズ部AFL−
1a,AFL−1b、レンズ部AFL−4a,AFL−
4b、レンズ部AFL−2a,AFL−2b、レンズ部
AFL−3a,AFL−3bから成る2次結像レンズで
あり、 前記絞りDPの各開口対に対応して、その後方に
配置されている。
【0031】SNSは、前述したように、2対、8つの
測距用のセンサSNS−1a,SNS−1b,SNS−
4a,SNS−4b,SNS−2a,SNS−2b,S
NS−3a,SNS−3bから成るラインセンサ装置で
あり、各センサ列は、前記2次結像レンズAFLの各レ
ンズ部に対応して、その像を受光するように配置されて
いる。
【0032】上記図2に示す焦点検出光学系では、撮影
レンズの焦点がフィルム面より前方に有る場合には、左
右一対のセンサ上(又は上下一対のセンサ上)に形成さ
れる被写体像は互いに近付いた状態になり、焦点が後方
にある場合には、被写体像は互いに離れた状態になる。
そして、この被写体像の相対位置変位量は撮影レンズの
焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各センサ列対
でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算を施せ
ば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォ−カス量
を検出することができる。
【0033】そして、以上説明した構成を取ることによ
り、不図示の撮影レンズにより撮影または観察される範
囲の中心付近では、光量分布が上下または左右の一方向
にのみ変化するような物体に対しても測距をすることが
できる。
【0034】次に、以上の様な焦点検出装置等を備えた
本実施例のカメラにおいて行われる自動焦点調節の制御
動作について、以下、具体的に説明する。
【0035】図1に示した各回路に電源が供給される
と、マイクロコンピュ−タ1は図3のステップ(00
1)から動作を開始する。そして、ステップ(002)
へ移行し、レリ−ズボタンの第1ストロ−クによりON
するスイッチSW1の状態検知を行い、OFFならステ
ップ(003)へ移行し、ここで測距点選択変更を行う
ための測距点変更制御を実行、つまり測距点を変更する
必要があれば測距点の変更を行い、ステップ(002)
に戻る。
【0036】また、このル−チンを繰り返す途中でスイ
ッチSW1がONになるとステップ(004)以降へと
動作は進み、カメラの撮影準備動作を開始する。
【0037】つまり、ステップ(004)においては、
測光や各種スイッチ類の状態検知、表示等を行う「AE
制御」サブル−チンをコ−ルし、実行する。なお、この
「AE制御」サブル−チンの内容は本発明と直接はかか
わりがないので、詳しい説明は省略する。次いで、この
「AE制御」サブル−チンを終了するとステップ(00
5)へ移行し、ここで「AF制御」サブル−チンを実行
する(ここではセンサの蓄積、焦点検出演算、レンズ駆
動の自動焦点調節動作が行われる)。その後、「AF制
御」サブル−チンを終了すると再びステップ(002)
へ戻り、スイッチSW1がOFFするまでこのステップ
(004),(005)を繰り返し実行することにな
る。
【0038】なお、上記のフロ−チャ−トでは、レリ−
ズ動作の内容について記述していないが、レリ−ズ動作
は一般的な一眼レフカメラと同様である。
【0039】次に、前記ステップ(004)において実
行される「AF制御」サブル−チンについて、図4のフ
ロ−チャ−トにしたがって説明する。
【0040】この「AF制御」サブル−チンがコ−ルさ
れると、ステップ(010)を経てステップ(011)
以降のAF制御動作を開始する。
【0041】ステップ(011)においては、スイッチ
SW1がONしてこの「AF制御」の動作が1回目であ
るか否かを判別し、1回目であればステップ(012)
へ移行し、選択センサを初期化する。
【0042】次のステップ(013)においては、「蓄
積開始」サブル−チンを実行する。該サブル−チンはセ
ンサの蓄積動作を開始させるル−チンであり、具体的に
は、センサ駆動回路SDRへ蓄積開始命令を送出して、
ラインセンサ装置SNSの蓄積動作を開始させる。その
後、後述するステップ(014)〜(026)へと進む
が、この動作が行われている途中において、上記センサ
駆動回路SDRより各センサ蓄積終了信号/TINTE-1 〜
/TINTE-4 (不図示)がマイクロコンピュ−タ1へ入力
されることにより、「蓄積完了割込」を実行するべく割
込機能を該マイクロコンピュ−タ1は有している。した
がって、4つのセンサSNS−1〜SNS−4がそれぞ
れ蓄積完了となった時点で各々の蓄積完了割込が実行さ
れることになる。
【0043】各センサの蓄積終了は信号/TINTE-1 〜/
TINTE-4 の立ち下がりによって検知することが出来、こ
れらの信号はマイクロコンピュ−タ1の図示せぬ「割込
機能付き入力端子」に入力される。図4において、破線
で示されている部分(丸で囲ったaの部分)が割込制御
を表しており、信号/TINTE-1 〜/TINTE-4 による割込
が発生した場合には、同図の丸で囲ったaの部分を介し
て、図5に示した各割込ル−チンへ制御が移行する。
【0044】従って、例えばセンサSNS−1の電荷蓄
積が適正となって、センサ駆動回路SDRからの信号/
TINTE1が立ち下がれば、これに応答して図5のステップ
(050)以降の動作が開始される。
【0045】図5のステップ(050)〜(052)の
割込ル−チンは、センサSNS−1の像信号を入力する
ためのル−チンであり、ステップ(051)において、
センサSNS−1の像信号を入力後、ステップ(05
2)にて割込ル−チンをリタ−ンする。前記像信号の入
力は、マイクロコンピュ−タ1のアナログ入力端子を介
して行われ、そしてシリアルにA/D変換され、そのデ
ィジタルデ−タが所定のRAM領域へ順次格納しされて
いく。
【0046】センサSNS−2,SNS−3,SNS−
4の蓄積が終了した場合も同様に、割込制御により、図
5のステップ(053),(056),(059)へと
移行し、それぞれステップ(054),(057),
(060)にて像信号入力を行い、ステップ(05
5),(058),(061)にて割込ル−チンをリタ
−ンする。
【0047】なお、「蓄積開始」サブル−チンや像信号
入力の具体的方法については、特開昭63−21690
5号等に開示されているので、詳細な説明は省略する。
【0048】図4に戻って、説明を続ける。
【0049】各センサの像信号入力処理は割込制御にし
ているので、前述した様に、図中ステップ(014)〜
(026)の焦点検出演算等の実行中に蓄積完了時点で
随時優先して処理されることになる。
【0050】さて、ステップ(013)でセンサの蓄積
動作が開始されると、ステップ(014)に移行する。
【0051】ステップ(014)においては、センサS
NS−1の焦点検出演算が終了しているかどうかの判定
を行い、終了していない場合にはステップ(015)へ
移行し、ここでセンサSNS−1の像信号入力が既に割
込処理が完了しているか否かを判定し、完了していれば
ステップ(016)に移行して、センサSNS−1の像
信号に基づく「焦点検出演算」サブル−チンを実行す
る。なお、「焦点検出演算」サブル−チン、すなわちデ
フォ−カス量検出のための具体的な演算方法は、特開昭
61−160824号公報等に開示されているので、詳
細な説明は省略する。
【0052】前記ステップ(014)においてセンサS
NS−1の焦点検出演算が終了していない場合、或は、
ステップ(015)においてセンサSNS−1の像信号
の入力していない場合、或は、ステップ(016)にお
いてセンサSNS−1の焦点検出演算が終了した後は、
ステップ(017)へ移行する。
【0053】ステップ(017),(018),(01
9)においては、上述した処理をセンサSNS−2に対
して行う。同様に、ステップ(020),(021),
(022)においては、センサSNS−3に対して、又
ステップ(023),(024),(025)において
はセンサSNS−4に対して、それぞれ上述の処理を行
う。
【0054】ステップ(026)においては、すべての
センサの焦点検出演算が終了したか否かを判定し、終了
していない場合はステップ(014)へ戻り、同様の動
作を繰り返し、その後すべての焦点検出演算が終了する
とステップ(027)へ移行する。
【0055】ここまでの動作をまとめると、ステップ
(013)において蓄積動作を開始し後は、各センサの
像信号が割込処理で読み込まれるのを待ちながら、ステ
ップ(014)〜(026)を繰返し実行し、像信号の
読み込まれたセンサから順次焦点検出演算を行っている
ことになる。
【0056】すべてのセンサの焦点距離検出演算が終了
するとステップ(027)において、すべてのセンサの
焦点検出結果が有効であるか無効であるかを調べる。す
なわち、焦点検出演算の過程で同時に求められる像信号
のコントラストや一致度の尺度で各センサの検出結果が
有効か無効かを判定し、すべてのセンサの検出が不能で
あった場合にはステップ(032)へ移行する。
【0057】ステップ(032)においては、選択して
いるセンサを初期化し、ステップ(033)へ移行す
る。
【0058】ステップ(033)においては、「サ−チ
レンズ駆動」サブル−チンを実行する。これは、被写体
のコントラストが低い場合にレンズを駆動させながらコ
ントラストの上昇を見込む制御で、詳しくは先述の特開
昭61−160824号公報等に開示されている。
【0059】また、前記ステップ(027)において少
なくとも一つのセンサにてデフォ−カス検出が可能であ
った場合はステップ(028)へ移行し、「判定」サブ
ル−チンを実行する。この「判定」サブル−チンは最終
結果のデフォ−カス量を提供するセンサを選択するため
のル−チンであり、図5にそのフロ−チャ−トを示して
いる。
【0060】「判定」サブル−チンがコ−ルされると、
ステップ(100)を経てステップ(101)以降の動
作を開始する。
【0061】ステップ(101)においては、複数の測
距領域(被写体領域)それぞれに対応して配置された各
センサのうちどのセンサの測距結果を最終の焦点検出結
果として使用するかが選択されているかどうかを判定
し、使用するセンサが選択済みであればステップ(10
2)へ移行し、何れのセンサも選択されていなければス
テップ(103)へ移行する。
【0062】ステップ(102)においては、選択され
たセンサがデフォ−カス検出可能であり且つその測距結
果を使用可能であるか否かを判別し、デフォ−カス検出
可能であればステップ(104)へ移行し、デフォ−カ
ス検出が不可能であればステップ(103)へ移行す
る。
【0063】ステップ(103)においては、検出可能
なセンサのうち、最も後ピントのデフォ−カス量を呈し
ているセンサを選択する。デフォ−カスが後ピントとい
うことは、そのセンサ上に結像している被写体に対して
撮影レンズが後ピントであるということであるから、最
も後ピントのデフォ−カスのデフォ−カスを呈している
センサに対応する被写体は、カメラに対して最も近い距
離に存在する被写体であるということになる。従って、
本実施例では最も至近側の被写体にピントを合せる焦点
調節動作を行うことになる。なお、ここでのセンサ選択
動作の選択方法は最も無限側の被写体を選ぶなど、他の
選択方法でも良い。
【0064】ステップ(104)においては、選択され
たセンサのデフォ−カス量を最後のデフォ−カス量とし
てステップ(105)へ移行し、このステップ(10
5)で「判定」サブル−チンをリタ−ンする。
【0065】以上をまとめると、「判定」サブル−チン
は、複数の測距領域に対応して配置された複数のセンサ
SNS−1〜SNS−3のうちから、最終的に使用する
センサを決定して、つまり自動的に最適な測距点を選択
し、該測距点に対するデフォ−カス量の決定を行ってい
る。
【0066】再び図4に戻って、ステップ(028)の
「判定」サブル−チン実行後はステップ(029)へ移
行し、ここで最終的に得られたデフォ−カス量に基づい
て撮影レンズが合焦状態にあるかどうかを判別する。そ
して、合焦の場合はステップ(030)においてサブル
−チン「合焦表示」を実行し、ファインダ内に合焦表示
を行い、次のステップ(034)においてこの「AF制
御」サブル−チンをリタ−ンする。
【0067】また、前記ステップ(029)において合
焦でないと判別した場合にはステップ(031)に移行
し、ここでレンズ駆動を行い、次のステップ(035)
においてこの「AF制御」サブル−チンをリタ−ンす
る。なお、レンズ駆動方法は、特開昭61−16082
4号公報等により開示されているので、詳細な説明は省
略する。
【0068】次に、図1のステップ(003)における
「測距点変更制御」サブル−チンの詳細について、図7
のフロ−チャ−トを用いて説明する。
【0069】この「測距点変更制御」サブル−チンがコ
−ルされると、ステップ(200)を経てステップ(2
01)以降の動作が開始される。
【0070】ステップ(201)においては、各回路に
電源が投入されてから1度目であるかどうかを判別し、
1度目であればステップ(205)に移行し、1度目で
なければステップ(202)に移行する。ここでの動作
は、電源が投入されてからスイッチSW1が一度もON
されることなく図3のステップ(003)の「測距点変
更制御」を行ってしまう誤動作を防ぐためのものであ
る。
【0071】ステップ(202)においては、スイッチ
SW1のOFF後の1回目であるかどうかを判別し、1
回目であればステップ(203)へ移行し、1回目でな
ければステップ(205)へ移行する。ここでの動作
は、スイッチSW1を一度OFFした時のみ「測距点変
更制御」を行うためで、スイッチSW1がOFFしたま
まの状態で何度も「測距点変更制御」をしないようにす
るためのものである。
【0072】ステップ(203)においては、測距点選
択が自動選択であるか、撮影者が手動で測距点選択手段
を用いて任意の測距点を選択したものであるかを判別
し、測距点選択が自動選択であればステップ(204)
へ移行し、測距点選択が手動選択であればステップ(2
05)へと移行する。ここでの動作は、測距点選択が自
動選択の場合のみ、「測距点変更制御」を実行するよう
にするためのものである。
【0073】ステップ(204)においては、仮に、測
距点選択が図1の焦点検出ユニット6の中のセンサSN
S−1(1a,1b)を選択しているとすると、測距点
選択を一つ隣りのセンサSNS−2(2a,2b)を選
択するように変更する。また、選択されているセンサS
NS−2であれば、測距点選択をセンサSNS−3(3
a,3b)を選択するように変更する。また、センサS
NS−3が選択されている場合には、センサSNS−1
を選択するように変更する。なお、ここでは右の方向に
選択センサを移動しているが、左の方向に選択センサを
移動することも可能であり、また、センサを更に多数設
けた場合も同様である。更に、上下方向にセンサを配置
して、上下方向に移動するようにすることも可能であ
る。つまり、このステップ(204)においては選択さ
れている測距点を一つ隣りの測距点を選択するように変
更し、その後ステップ(205)に移行してこの「測距
点変更制御」を終了する。
【0074】以上をまとめると、「測距点変更制御」に
おいては、測距点選択が自動選択にて行われる状態時に
おいて、スイッチSW1がONされると自動選択により
測距点を決定するが、その後1回該スイッチSW1がO
FFされると、自動選択した測距点を一つだけ隣りの測
距点へ自動的に変更するという動作を行う。
【0075】(第2の実施例)図8は本発明の第2の実
施例を備えたカメラ全体の動作を示すフロ−チャ−トで
あり、カメラの回路構成及び焦点検出光学系は、前述し
た第1の実施例と同様であるので、ここでは説明を省略
する。
【0076】図1に示した各回路に電源が供給される
と、マイクロコンピュ−タ1は図8のステップ(30
1)から動作を開始する。そして、ステップ(302)
へ移行し、レリ−ズボタンの第1ストロ−クによりON
するスイッチSW1の状態検知を行い、OFFならステ
ップ(303)へ移行し、ここで各種の制御動作を停止
してステップ(302)に戻る。
【0077】また、このル−チンを繰り返す途中でスイ
ッチSW1がONになるとステップ(304)へ移行
し、ここで「測距点変更制御」動作を行い、次いでステ
ップ(305)において測光や各種スイッチ類の状態検
知、表示等を行う「AE制御」動作を行う。次に、ステ
ップ(005)において前述した第1の実施例と同様の
「AF制御」動作を行う。そして、再びステップ(30
2)へ戻り、スイッチSW1がOFFするまでこのステ
ップ(304),(305),(306)を繰り返し実
行することになる。
【0078】なお、上記のフロ−チャ−トではレリ−ズ
動作の内容について記述していないが、レリ−ズ動作は
一般的な一眼レフカメラと同様である。
【0079】次に、図9のフロ−チャ−トを用いて上記
ステップ304における「測距点変更制御」の動作につ
いて説明する。
【0080】この「測距点変更制御」サブル−チンがコ
−ルされると、ステップ(310)を経てステップ(3
11)以降の動作が開始される。
【0081】ステップ(311)においては、レリ−ズ
ボタンの第1ストロ−クによりONするスイッチSW1
がOFFの状態からONの状態に変化して一度目である
かどうかを判別し、1度目であればステップ(312)
へ移行し、1度目でなければステップ(315)へ移行
する。ここでの動作は、「測距点変更制御」をスイッチ
SW1がONに変化した時のみ実行し、スイッチSW1
がONのままの状態で何度も「測距点変更制御」をしな
いようにするためである。
【0082】ステップ(312)においては、測距点選
択が自動選択であるか、撮影者が任意の測距点を測距点
変更手段を用いて任意の測距点を選択したものであるか
を判断し、測距点選択が自動選択であればステップ(3
13)へ移行し、測距点選択が手動選択であればステッ
プ(315)へと移行する。ここでの動作は、測距点選
択が自動選択の場合のみ、測距点変更制御を行うように
するためのものである。
【0083】ステップ(313)においては、測距点自
動選択により測距すべき測距点が決定され、測距点選択
がなされているかどうかを判別し、測距点が選択済であ
ればステップ(314)へ移行し、測距点が選択済でな
ければステップ(315)へ移行する。これは、測距点
が自動選択により選択されていない場合には測距点を変
更する「測距点変更制御」が必要ないので、測距点選択
がなされている場合のみ「測距点変更制御」を行うよう
にするためである。
【0084】ステップ(314)においては、仮に、測
距点選択が図1の焦点検出ユニット6の中のセンサSN
S−1(1a,1b)を選択しているとすると、測距点
選択を一つ隣りのセンサSNS−2(2a,2b)を選
択するように変更する。また、選択されているセンサS
NS−2であれば、測距点選択をセンサSNS−3(3
a,3b)を選択するように変更する。また、センサS
NS−3が選択されている場合には、センサSNS−1
を選択するように変更する。なお、ここでは右の方向に
選択センサを移動しているが、第1の実施例において述
べたのと同様に、左の方向に選択センサを移動すること
も可能であり、また、センサを更に多数設けた場合も同
様である。更に、上下方向にセンサを配置して、上下方
向に移動するようにすることも可能である。つまり、こ
のステップ(314)においては選択されている測距点
を一つ隣りの測距点を選択するように変更し、その後ス
テップ(315)に移行してこの「測距点変更制御」を
終了する。
【0085】以上をまとめると、「測距点変更制御」に
おいては、測距点選択が自動選択にて行われる状態時に
おいて、スイッチSW1がONされると自動選択により
測距点を決定するが、その後1回該スイッチSW1がO
FFされ、もう一度このスイッチSW1がONされる
と、自動選択した測距点を一つだけ隣りの測距点へ自動
的に変更するという動作を行う。
【0086】上述した第1及び第2の実施例において
は、デフォ−カス量検出動作開始等を指示する為の撮影
準備動作開始用(AFやAEの動作開始用)の、つまり
レリ−ズボタンの第1ストロ−クでON,OFFするス
イッチSW1を利用して、該スイッチSW1がON状態
になると自動的に測距点を選択〔図4のステップ(02
8)において〕し、その後該スイッチSW1がOFFさ
れた場合、或は、該スイッチSW1がOFFされ、その
後再度該スイッチSW1がONされた場合には、自動選
択している測距点を1つ隣りの測距点へ自動的に変更す
るようにしている為、言換えれば、自動的に選択した測
距点が撮影者の意図に合わない場合、撮影者が、該スイ
ッチSW1を一度OFFしたり、或は、該スイッチSW
1をOFFにした後に再度スイッチSW1をONする操
作を行うことにより、カメラは自動的に選択していた測
距点を1つ隣りの測距点へと変更するようにしている
為、レリ−ズボタンから完全に手を離して他の操作部材
を操作するといった必要が無くなり、簡単に且つシャッ
タチャンスを逃すことなく測距点の変更を行うことが可
能となる。
【0087】(第3の実施例)上記第2の実施例におい
ては、上述した様にスイッチSW1がON状態になっる
と自動的に測距点を選択するが、その後に該スイッチS
W1がOFFされ、再度該スイッチSW1がONされた
場合には、先に自動選択している測距点を1つ隣りの測
距点へ自動的に変更するようにして、従来の欠点を解消
する様にしているが、この様な構成にした場合、スイッ
チSW1のON検知により自動的に測距点を選択した後
に、撮影者により該スイッチSW1がOFFしてから電
源がONのまましばらくしてからもう一度該スイッチS
W1がONされた場合には、上記の様に測距点変更が自
動的に行われてしまう。つまり、カメラの使用方法によ
っては、撮影者の意図しない時に測距点変更が行われて
しまうといった恐れがあった。この点を考慮した構成の
ものを、本発明の第3の実施例として以下に説明する。
【0088】図10は本発明の第3の実施例を備えたカ
メラの全体動作を示すフロ−チャ−トであり、以下これ
にしたがって説明する。なお、カメラの回路ブロックや
焦点検出光学系は第1の実施例と同様であるので、その
説明は省略する。
【0089】図1に示した各回路に電源が供給される
と、マイクロコンピュ−タ1は図10のステップ(40
0)から動作を開始する。そして、ステップ(401)
へ移行し、レリ−ズボタンの第1ストロ−クによりON
するスイッチSW1の状態検知を行い、OFFならばス
テップ(407)へ移行する。
【0090】ステップ(407)においては、スイッチ
SW1がONの状態からOFFに変って一回目であるか
どうかを判別し、一回目であればステップ(408)へ
移行する。
【0091】ステップ(408)においては、スイッチ
SW1がOFFされた後も一定時間測光を継続するため
の測光タイマを起動させる。この測光タイマは所定の時
間動作し、該測光タイマが動作中の間はスイッチSW1
がOFFであっても後述の「AE制御」サブル−チンは
実行される。
【0092】次のステップ(409)においては、測光
や各種スイッチ類の状態検知、表示等を行う「AE制
御」サブル−チンを実行する。なお、この「AE制御」
サブル−チンは本発明とは直接関係ないので、その説明
は省略する。
【0093】また、前記ステップ(407)において、
一回目でなければステップ(410)へ移行する。電源
ON後、一度もスイッチSW1がONされない時も、ス
イッチSW1のOFF後一回目ではないのでステップ
(410)へ移行する。そして、このステップ(41
0)においては、スイッチSW1がOFFされた後も一
定時間測光を継続するための測光タイマが動作中である
かどうかを判別し、動作中であれば「AE制御」サブル
−チンを実行するステップ(409)へ移行し、動作中
でなければステップ(401)へ戻る。
【0094】このル−チンを繰返す途中でスイッチSW
1がONになると、撮影準備動作等を行うステップ(4
02)へと移行する。
【0095】ステップ(402)において、測光タイマ
が動作中であるかどうかを判別し、測光タイマが動作中
でなければステップ(405)へ移行し、動作中であれ
ばステップ(403)へ移行する。
【0096】ステップ(403)においては、測距点選
択変更を行うための「測距点変更制御」サブル−チン
(詳細は後述する)を実行し(測距点を変更する必要が
あれば測距点の変更を行い)、ステップ(404)へ移
行する。
【0097】ステップ(404)においては、動作中の
測光タイマの動作を停止してステップ(405)へ移行
する。
【0098】ステップ(405)においては、測光や各
種スイッチ類の状態検知、表示等を行う「AE制御」サ
ブル−チンをコ−ルし、これを実行する。
【0099】上記の「AE制御」サブル−チンが終了す
ると、次いでステップ(406)へ移行し、このステッ
プ(406)において、「AF制御」サブル−チンをコ
−ルし、実行する。この「AF制御」サブル−チンにお
いては前述した様な、センサの蓄積、焦点検出演算、レ
ンズ駆動の自動焦点調節動作を行う。そして、この「A
F制御」サブル−チンが終了すると再びステップ(40
1)へ戻り、スイッチSW1がOFFするまでステップ
(402),(405),(406)を繰返し実行す
る。
【0100】なお、上記のフロ−チャ−トでは、レリ−
ズ動作の内容について記述していないが、レリ−ズ動作
は一般的な一眼レフカメラと同様である。
【0101】次に、上記ステップ403における「測距
点変更制御」サブル−チンについて、図11のフロ−チ
ャ−トを用いて説明する。
【0102】この「測距点変更制御」サブル−チンがコ
−ルされると、ステップ(420)を経てステップ(4
21)へ移行する。
【0103】ステップ(421)においては、測距点選
択が自動選択であるか、撮影者が手動で測距点選択手段
を用いて任意の測距点を選択したものであるかを判別
し、測距点選択が自動選択であればステップ(422)
へ移行し、測距点選択が手動選択であればステップ(4
23)へ移行する。ここでの動作は、測距点選択が自動
選択の場合のみ、測距点変更制御を実行するようにする
ためのものである。
【0104】ステップ(422)においては、仮に、測
距点選択が図1の焦点検出ユニット6の中のセンサSN
S−1(1a,1b)を選択しているとすると、測距点
選択を一つ隣りのセンサSNS−2(2a,2b)を選
択するように変更する。また、選択されているセンサS
NS−2であれば、測距点選択をセンサSNS−3(3
a,3b)を選択するように変更する。また、センサS
NS−3が選択されている場合には、センサSNS−1
を選択するように変更する。なお、ここでは右の方向に
選択センサを移動しているが、第1の実施例において述
べたのと同様に、左の方向に選択センサを移動すること
も可能であり、また、センサを更に多数設けた場合も同
様である。更に、上下方向にセンサを配置して、上下方
向に移動するようにすることも可能である。つまり、こ
のステップ(422)においては選択されている測距点
を一つ隣りの測距点を選択するように変更し、その後ス
テップ(315)に移行してこの「測距点変更制御」を
終了する。
【0105】以上の動作をまとめて説明すると、電源が
ONしてからスイッチSW1がONされると、測距点の
自動選択、「AE制御」、及び「AF制御」を実行する
が、その後スイッチSW1が1回OFFされると測光タ
イマを起動し、該測光タイマが作動している間にもう一
度スイッチSW1がONされると、先に自動選択してい
た測距点を一つだけ隣の測距点に変更するという動作を
行う。言換えれば、測光タイマが作動している間にもう
一度スイッチSW1がONされた場合のみ、先に自動選
択していた測距点を一つだけ隣の測距点に変更するが、
測光タイマの作動が終了して後にもう一度スイッチSW
1がONされても、測距点に変更は行わないようにして
いる。
【0106】(第4の実施例)図12は、第3の実施例
と同様に第2の実施例の持つ問題点を改善することので
きる、本発明の第4の実施例を備えたカメラの全体動作
を示すフロ−チャ−トであり、以下これにしたがって説
明する。なお、カメラの回路ブロックや焦点検出光学系
は第1の実施例と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0107】図1に示した各回路に電源が供給される
と、マイクロコンピュ−タ1は図12のステップ(50
0)から動作を開始する。そして、ステップ(501)
へ移行し、レリ−ズボタンの第1ストロ−クによりON
するスイッチSW1がOFFされた後も一定時間測光を
継続するための測光タイマが動作中であるかどうかを判
別し、動作中であればステップ(502)へ移行し、動
作中でなければステップ(506)へ移行する。
【0108】ステップ(506)においては、レリ−ズ
ボタンの第1ストロ−クによりONするスイッチSW1
の状態検知を行い、OFFならばステップ(509)へ
移行し、ONならばステップ(507)へ移行する。
【0109】ステップ(509)においては、レリ−ズ
ボタンの第1ストロ−クによりONするスイッチSW1
がONからOFFに変化してから一回目であるかどうか
を判別し、一回目であればステップ(510)へ移行
し、一回目でなければステップ(501)へ戻る。な
お、電源をONにしてから一度もスイッチSW1をON
にしていないときは、ステップ(501)に戻る。
【0110】この様に、電源をONしてからスイッチS
W1をONするまではステップ(501),(50
6),(509)が繰返し実行される。
【0111】上記ステップ(506)において、スイッ
チSW1がONであればステップ(507)へ移行し、
ここで「AE制御」サブル−チンをコ−ルし、実行す
る。なお、「AE制御」の動作内容は、第1の実施例等
にて概要説明したものと同様であるので、ここでは説明
を省略する。
【0112】上記「AE制御」サブル−チンが終了する
と、次いでステップ(508)へ移行し、このステップ
(508)において、「AF制御」サブル−チンをコ−
ルし、実行する。この「AF制御」の動作内容は、第1
の実施例にて説明したものと同様であるので、ここでは
説明を省略する。
【0113】上記「AF制御」サブル−チンが終了する
と、再びステップ(501)へ戻り、スイッチSW1が
OFFするまでステップ(501),(506),(5
07),(508)を繰返し実行する。
【0114】また、上記ステップ(509)において、
スイッチSW1をOFFした後一回目である時にはステ
ップ(510)へ移行し、ここでスイッチSW1がOF
Fされた後も一定時間測光を継続するための測光タイマ
を起動させる。この測光タイマは所定の時間動作し、該
測光タイマが動作中の間はスイッチSW1がOFFであ
っても「AE制御」を行うためのものである。
【0115】次のステップ(511)においては、前述
した「AE制御」サブル−チンを実行してステップ(5
01)に戻る。このように、スイッチSW1がONから
OFFに変ると、測光タイマを起動する。
【0116】また、上記ステップ(501)において測
光タイマが動作している時にはステップ(502)へ移
行し、このステップ(502)において、スイッチSW
1がONになっているかどうかを判別し、OFFであれ
ばステップ(503)へ移行し、「AE制御」サブル−
チンを実行して後、ステップ(501)へ戻る。
【0117】上記ステップ(502)においてスイッチ
SW1がONであればステップ(504)へ移行し、こ
こで測距点選択変更を行うための「測距点変更制御」を
実行し(測距点を変更する必要があれば測距点の変更を
行い)、ステップ(505)へ移行する。
【0118】ステップ(505)においては作動してい
る測光タイマを停止し、その後前述したステップ(50
7),(508)を経てステップ(501)へ戻る。
【0119】なお、前記ステップ(504)において実
行される「測距点変更制御」の動作は第3の実施例にお
いて説明(図9において)したのと同様である為、その
詳細は省略する。
【0120】以上の動作をまとめて説明すると、電源が
ONしてからスイッチSW1がONされると、測距点の
自動選択、「AE制御」、及び「AF制御」を実行する
が、その後スイッチSW1が1回OFFされると測光タ
イマを起動し、該測光タイマが作動している間にもう一
度スイッチSW1がONされると、先に自動選択してい
た測距点を一つだけ隣の測距点に変更するという動作を
行う。言換えれば、測光タイマが作動している間にもう
一度スイッチSW1がONされた場合のみ、先に自動選
択していた測距点を一つだけ隣の測距点に変更するが、
測光タイマの作動が終了して後にもう一度スイッチSW
1がONされても、測距点に変更は行わないようにして
いる。
【0121】つまり、動作の流れが若干異なるが、結果
的には第3の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0122】上記の第1及び第2の実施例においては、
スイッチSW1がON状態になると自動的に最適な測距
点を選択するが、その後該スイッチSW1がOFFされ
た場合(第1の実施例)、或は、該スイッチSW1がO
FFされ、その後再度該スイッチSW1がONされた場
合(第2の実施例)には、先に自動選択した測距点を1
つ隣りの測距点へ自動的に変更するようにしている為、
撮影者はレリ−ズスイッチから手を離すことなくカメラ
を構えたまま測距点の変更が出来るので、測距点変更操
作が簡単になり、しかもシャッタチャンスを逃す恐れも
軽減することができる。
【0123】また、第3及び第4の実施例においては、
スイッチSW1がON状態になると自動的に最適な測距
点を選択するが、その後スイッチSW1が1回OFFさ
れると測光タイマを起動し、該測光タイマが作動してい
る間にもう一度スイッチSW1がONされた場合のみ、
先に自動選択していた測距点を一つだけ隣の測距点に変
更するようにしている為、スイッチSW1がOFFして
から電源がONのまましばらくしてからもう一度該スイ
ッチSW1がONされた様な場合に測距点変更が行われ
るといったことがなくなる。つまり、撮影者の意図しな
い測距点変更が行われしまうといったことを無くすこと
ができる。
【0124】なお、本実施例では、一定時間のタイマと
して測光用タイマを兼用したが、他のタイマ手段と兼用
したり、専用のタイマ手段を用いることも可能である。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
選択手段によって自動的に被写体領域が選択された状態
において、スイッチ手段の少なくともオフ操作が行われ
た際には、該スイッチ手段のオフ操作開始から再度デフ
ォ−カス量検出動作が開始されるまでの間に、自動選択
された被写体領域を異なる被写体領域に変更する変更手
段を設け、選択手段により最適とされる被写体領域が自
動選択された状態において、スイッチ手段の少なくとも
オフ操作が行われた際には、該スイッチ手段のオフ操作
開始から再度デフォ−カス量検出動作が開始されるまで
の間に、つまり、スイッチ手段のオフ操作がなされるこ
とにより、或は、スイッチ手段のオフ操作がなされ、且
つ再度デフォ−カス量検出動作を開始するためのオン操
作がなされることにより、自動選択された被写体領域を
異なる被写体領域に変更するようにしている。
【0126】よって、被写体領域変更の為の操作を簡単
にすると共に、シャッタチャンスを逃がしてしまうとい
ったことを防止することが可能となる。
【0127】また、スイッチ手段のオフ操作が行われる
ことにより、所定の時間を計測するタイマ手段と、選択
手段によって自動的に被写体領域が選択された状態にお
いて、スイッチ手段のオフ操作がなされて前記タイマ手
段が所定の時間を計測中に、前記スイッチ手段の再度の
オン操作がなされることにより、前記自動選択された被
写体領域を異なる被写体領域に変更する変更手段とを設
け、タイマ手段が所定の時間を計測中にスイッチ手段の
再度のオン操作がなされた場合は、被写体領域を変更す
るための操作であると判別し、被写体領域の変更を自動
的に行うが、タイマ手段が所定の時間を計測し終えた後
に、つまりしばらくスイッチ手段のオフ操作がなされた
まま放置され、その後スイッチ手段のオン操作がなされ
た場合は、被写体領域変更を意図した操作である確立は
殆どないと判別し、被写体領域の変更はしないようにし
ている。
【0128】よって、被写体領域変更の為の操作を簡単
にすると共に、シャッタチャンスを逃がしてしまうとい
ったことを防止することができ、しかも意図せずにして
被写体領域の変更がなされてしまうことを防止するが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を備えたカメラの概略構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の焦点検出ユニット及び焦点検出光学系を
示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例装置を備えたカメラの全
体の概略動作を示すフロ−チャ−トである。
【図4】図3の「AF制御」動作を示すフロ−チャ−ト
である。
【図5】図4の動作中においてなされるセンサ蓄積完了
割込み動作を示すフロ−チャ−トである。
【図6】図3の「判定」動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図7】図3の「測距点変更制御」動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図8】本発明の第2の実施例装置を備えたカメラの全
体の概略動作を示すフロ−チャ−トである。
【図9】図8の「測距点変更制御」動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図10】本発明の第3の実施例装置を備えたカメラの
全体の概略動作を示すフロ−チャ−トである。
【図11】図10の「測距点変更制御」動作を示すフロ
−チャ−トである。
【図12】本発明の第4の実施例装置を備えたカメラの
全体の概略動作を示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュ−タ 2 レンズ制御回路 6 焦点検出ユニット SW1 スイッチ SNS ラインセンサ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被写体領域のデフォ−カス量を検
    出するデフォ−カス量検出手段と、該デフォ−カス量検
    出手段の動作制御用のスイッチ手段と、前記複数の被写
    体領域のうち、少なくとも1つの領域を自動的に選択す
    る選択手段とを備えたカメラの自動焦点検出装置におい
    て、前記選択手段によって自動的に被写体領域が選択さ
    れた状態において、前記スイッチ手段の少なくともオフ
    操作が行われた際には、該スイッチ手段のオフ操作開始
    から再度デフォ−カス量検出動作が開始されるまでの間
    に、前記自動選択された被写体領域を異なる被写体領域
    に変更する変更手段を設けたことを特徴とするカメラの
    自動焦点検出装置。
  2. 【請求項2】 複数の被写体領域のデフォ−カス量を検
    出するデフォ−カス量検出手段と、該デフォ−カス量検
    出手段の動作制御用のスイッチ手段と、前記複数の被写
    体領域のうち、少なくとも1つの領域を自動的に選択す
    る選択手段とを備えたカメラの自動焦点検出装置におい
    て、前記スイッチ手段のオフ操作が行われることによ
    り、所定の時間を計測するタイマ手段と、前記選択手段
    によって自動的に被写体領域が選択された状態におい
    て、前記スイッチ手段のオフ操作がなされて前記タイマ
    手段が所定の時間を計測中に、前記スイッチ手段の再度
    のオン操作がなされることにより、前記自動選択された
    被写体領域を異なる被写体領域に変更する変更手段とを
    設けたことを特徴とするカメラの自動焦点検出装置。
JP12537392A 1992-04-20 1992-04-20 カメラの自動焦点検出装置 Pending JPH05297265A (ja)

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JP12537392A Pending JPH05297265A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 カメラの自動焦点検出装置

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JP (1) JPH05297265A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009192960A (ja) * 2008-02-16 2009-08-27 Sanyo Electric Co Ltd 電子カメラ

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