JPH05295947A - 車両用ドアウインドレギユレータ装置 - Google Patents

車両用ドアウインドレギユレータ装置

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Publication number
JPH05295947A
JPH05295947A JP10332492A JP10332492A JPH05295947A JP H05295947 A JPH05295947 A JP H05295947A JP 10332492 A JP10332492 A JP 10332492A JP 10332492 A JP10332492 A JP 10332492A JP H05295947 A JPH05295947 A JP H05295947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
base
drive mechanism
sector gear
pinion gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP10332492A
Other languages
English (en)
Inventor
Goji Oe
江 剛 司 大
Ryoichi Fukumoto
元 良 一 福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、作動時における第1ギヤと第
2ギヤの噛み合いによる異音の発生を防止すること。 【構成】 駆動機構(3)を支持機構(10)によつて
ベース(2)に回動自在に支持し、更に、駆動機構
(3)とベース(2)との間に駆動機構(3)をベース
(2)に対して一方向に常時回動付勢する付勢手段(1
7,21)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ドアウインドレ
ギユレータ装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の車両用ドアウインドレギ
ユレータ装置としては、実公昭55−37648号公報
に示されるものが知られている。これは、ドアパネルに
固定されたベースと、ベースに固定され第1ギヤを有す
る駆動機構と、ドアパネルに回動可能に支持され一端が
ドアウインドに支持されると共に第1ギヤに噛合された
第2ギヤを有するアームとを有するものであつて、駆動
機構を作動させることにより第1ギヤと第2ギヤとの噛
合を介してアームを回動させ、これにより、ウインドガ
ラスをドアパネルに対して昇降させるものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、ギヤの噛み合い
特にピツチ円半径やバツクラツシユ量は、ギヤ自体の精
度や他部品への組付け精度等に大きく影響され変化しや
すく、このギヤの噛み合いを常に一定に保つことは、製
作コスト等の観点からも非常に困難なものであるが、こ
のことがギヤの噛合部における異音発生の要因となるこ
とが一般的に知られている。
【0005】このギヤの噛み合いにおける一般的な問題
点は、前述の従来の車両用ドアウインドレギユレータ装
置の第1ギヤと第2ギヤの噛み合いにおいても第1ギヤ
および第2ギヤ自体の精度や第2のギヤのアームへの組
付け精度(溶接歪みによつて発生する寸法誤差)のバラ
ツキによつて起こり得、よつて、作動時、第1ギヤと第
2ギヤの噛み合いによる異音が駆動部分に発生して乗員
に不快感を与える恐れがあつた。
【0006】故に、本発明は、簡単な構成で、作動時に
おける第1ギヤと第2ギヤの噛み合いによる異音の発生
を防止することを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、駆動機構
をベースに対して回動自在に支持する支持機構と、前記
ベースと前記駆動機構との間に配設され前記駆動機構を
前記ベースに対して一方向に常時回動付勢する付勢手段
とを有したことである。
【0009】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。駆動機
構は付勢手段の付勢力によつて一方向に常時回動付勢さ
れているので、第1ギヤと第2ギヤの噛み合いに変化が
生じても付勢手段による付勢又は反発によつて駆動機構
が回動することにより、その変化を吸収し得る。これに
より、第1ギヤと第2ギヤの噛み合いが常に一定に保た
れ、異音の発生が防止され得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0011】図1に示されるように、車両ドア1のドア
パネル1aにはベース2が固定されており、このベース
2にはモータ3aおよび減速機構3bよりなる駆動機構
3が後述する支持機構10を介して回動自在に支持され
ている。この駆動機構3の出力軸3cにはピニオンギヤ
4が固定されている。又、ベース2には枢軸5を介して
アーム6が回動自在に支持されている。このアーム6の
一端はドアパネル1aに昇降自在に支持されたドアウイ
ンド1bにブラケツト1cを介して連結されており、他
端にはピニオンギヤ4と噛合する円弧状のセクタギヤ7
が溶接等により固着されている。
【0012】上記した構成において、駆動機構3を作動
させ、ピニオンギヤ4を回転させると、ピニオンギヤ4
とセクタギヤ7との噛合によつてアーム6が枢軸5を中
心に回動する。これにより、アーム6の一端に連結され
たドアウインド1bが昇降することとなる。
【0013】次に、駆動機構3をベース2に回動自在に
支持する支持機構10について説明する。
【0014】図2ないし図5に示されるように、駆動機
構3には3本のピン11,12,13が螺着されて立設
されている。ピン11にはブツシユ14を介してベース
2が支持されており、更に、このピン11はワツシヤ1
5を介してナツト16により締結されている。ピン12
には弾性体17が支持されており、この弾性体17周り
にブツシユ18を介してベース2が支持されている。更
に、このピン12はピン11と同様にワツシヤ19を介
してナツト20により締結されている。ピン13にはピ
ン12と同様に弾性体21が支持されており、この弾性
体21周りにブツシユ22を介してベース2が支持され
ている。更に、このピン12はピン11,12と同様に
ワツシヤ23を介してナツト24により締結されてい
る。これにより、駆動機構3はピン11,12,13を
介してベース2に支持される。
【0015】駆動機構3はピン12,13周りにおいて
弾性体17,21を介してベース2に支持されている。
このため、図6に示されるように、ピン12はベース2
に対して弾性体17に抗してAからBの範囲で移動可能
であり、ピン13はベース2に対して弾性体21に抗し
てCからDの範囲で移動可能である。この結果、駆動機
構3はピン11を中心としてベース2に対して回動自在
に支持されることとなり、ピニオンギヤ4はセクタギヤ
7に対してEからFの範囲で移動可能となる。
【0016】このように、弾性体17,21によつて駆
動機構3がベース2に対して回動することによつてピニ
オンギヤ4がセクタギヤ7に対して移動することができ
るので、セクタギヤ7のピツチ円半径がセクタギヤ7を
アーム6に溶接する際に生じる歪みによつて一定となら
ず変化していても(ピニオンギヤ4及びセクタギヤ7自
体の精度や組付け精度の誤差等によつてピニオンギヤ4
とセクタギヤ7の噛み合いに変化が生じたとしても)、
その変化量をピニオンギヤ4の移動によつて弾性体1
7,21により吸収することができ、ピニオンギヤ4と
セクタギヤ7の噛み合いを常に一定に保つことができ
る。これにより、作動時において、ピニオンギヤ4とセ
クタギヤ7の噛合によつて発生する異音を防止すること
ができる。尚、本実施例において、駆動機構3は弾性体
17,21によつてピニオンギヤ4とセクタギヤ7との
中心間距離が短くなる方向に常時付勢されており、ピニ
オンギヤ4とセクタギヤ7の噛み合いにその中心間距離
が長くなるような変化が生じた場合には弾性体17,2
1の付勢に抗して駆動機構3が回動してピニオンギヤ4
を移動させることとなり、又、中心間距離が短くなるよ
うな変化が生じた場合には弾性体17,21の復元力に
よつて駆動機構3が回動してピニオンギヤ4を移動させ
ることとなる。
【0017】次に支持機構10の第1の変形例について
説明する。
【0018】この第1の変形例は、板バネ25によつて
セクタギヤ7のピツチ円半径の変化量を吸収するもので
あり、図7及び図8に示されるように、板バネ25は、
屈曲成形されており、一端はピン13に係止され他端は
ピン27を介してベース2に係止されている。これによ
り、駆動機構3が板バネ25によつてピニオンギヤ4と
セクタギヤ7との中心間距離が短くなる方向にピン11
を中心として常時回動付勢されている。他の構成は本実
施例と同様であるためその説明は省略する。この第1の
変形例において、セクタギヤ7のピツチ円半径が変化し
ていても、その変化量はピニオンギヤ4の移動によつて
板バネ21により吸収され、ピニオンギヤ4とセクタギ
ヤ7の噛み合いは常に一定に保たれる。尚、板バネ25
の付勢力を充分強くすることによつて図13に示される
ように、ピン12周りの弾性体17を廃止することがで
きる。この場合、駆動機構3の回動を許容するためにブ
ツシユ18とピン12との間に所定のスキマ28が必要
となる。
【0019】次に支持機構10の第2の変形例について
説明する。
【0020】この第2の変形例は、引張りバネ29によ
つてセクタギヤ7のピツチ円半径の変化量を吸収するも
のであり、図9及び図10に示されるように、引張りバ
ネ29は、一端がピン13と同軸上で駆動機構3に配設
されたネジ30に係止され且つ他端がベース2に植設さ
れたピン31に係止されて、駆動機構3とベース2との
間に配設されており、駆動機構3をピニオンギヤ4とセ
クタギヤ7との中心間距離が短くなる方向にピン11を
中心として常時回動付勢している。他の構成は本実施例
と同様であるためその説明は省略する。この第2の変形
例において、セクタギヤ7のピツチ円半径が変化してい
ても、その変化量はピニオンギヤ4の移動によつて引張
りバネ29により吸収され、ピニオンギヤ4とセクタギ
ヤ7の噛み合いは常に一定に保たれる。尚、引張りバネ
29の付勢力を充分強くすることによつて、第1の変形
例と同様に、図13に示されるように、ピン12周りの
弾性体17を廃止することができる。
【0021】次に支持機構10の第3の変形例について
説明する。
【0022】この第2の変形例は、圧縮バネ32によつ
てセクタギヤ7のピツチ円半径の変化量を吸収するもの
であり、図11及び図12に示されるように、圧縮バネ
32は、ピン11の近傍に配設されており、一端はベー
ス2に固定されたブラケツト33に係止され且つ他端は
駆動機構3に固定されたブラケツト34に係止されい
る。これにより、駆動機構3は圧縮バネ32によつてピ
ニオンギヤ4とセクタギヤ7との中心間距離が短くなる
方向にピン11を中心として常時回動付勢されている。
他の構成は本実施例と同様であるためその説明は省略す
る。この第3の変形例において、セクタギヤ7のピツチ
円半径が変化していても、その変化量はピニオンギヤ4
の移動によつて圧縮バネ32により吸収され、ピニオン
ギヤ4とセクタギヤ7の噛み合いは常に一定に保たれ
る。尚、圧縮バネ32の付勢力を充分強くすることによ
つて、第1の変形例と同様に、図13に示されるよう
に、ピン12周りの弾性体17を廃止することができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、駆動機構をベースに対して回
動自在に支持する支持機構と、前記ベースと前記駆動機
構との間に配設され前記駆動機構を前記ベースに対して
一方向に常時回動付勢する付勢手段とを有して車両用ド
アウインドレギユレータ装置を構成したので、以下の如
く効果を有する。
【0024】第1ギヤと第2ギヤの噛み合いに変化が生
じても付勢手段による付勢又は反発によつて駆動機構が
回動することによりその変化を吸収し、第1ギヤと第2
ギヤの噛み合いが常に一定に保つことができる。これに
より、作動時における異音の発生を防止することがで
き、乗員に不快感を与えるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持機構を採用をした車両用ウイ
ンドレギユレータ装置の平面図である。
【図2】支持機構を詳細に示す図1の部分拡大図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面である。
【図6】支持機構の作用を示す説明図である。
【図7】第1の変形例を示す図2に相当する拡大図であ
る。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【図9】第2の変形例を示す図2に相当する拡大図であ
る。
【図10】図9のE−E線断面図である。
【図11】第3の変形例を示す図2に相当する拡大図で
ある。
【図12】図11のF−F線断面図である。
【図13】ピン12周りの変形例を示す図4に相当する
断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルに固定されたベースと、該ベ
    ースに支持され第1ギヤを有する駆動機構と、前記ベー
    ス又は前記ドアパネルに回動可能に支持され一端がドア
    ウインドに支持されると共に前記第1ギヤに噛合された
    第2ギヤを有するアームとを有し、前記駆動機構を作動
    させることにより前記第1ギヤと前記第2ギヤとの噛合
    を介して前記アームを回動させて前記ウインドガラスを
    前記ドアパネルに対して昇降させる車両用ドアウインド
    レギユレータ装置において、前記駆動機構を前記ベース
    に対して回動自在に支持する支持機構と、前記ベースと
    前記駆動機構との間に配設され前記駆動機構を前記ベー
    スに対して一方向に常時回動付勢する付勢手段とを有す
    る車両用ドアウインドレギユレータ装置。
JP10332492A 1992-04-23 1992-04-23 車両用ドアウインドレギユレータ装置 Pending JPH05295947A (ja)

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JP10332492A JPH05295947A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 車両用ドアウインドレギユレータ装置

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JP10332492A JPH05295947A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 車両用ドアウインドレギユレータ装置

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JPH05295947A true JPH05295947A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14351010

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JP10332492A Pending JPH05295947A (ja) 1992-04-23 1992-04-23 車両用ドアウインドレギユレータ装置

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JP (1) JPH05295947A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5826376A (en) * 1995-10-24 1998-10-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Window regulator for a vehicle and method of assembling the same
JP2011032667A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Asmo Co Ltd パワーウインド装置

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