JPH05295730A - アースアンカーの打設工法 - Google Patents

アースアンカーの打設工法

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JPH05295730A
JPH05295730A JP12295492A JP12295492A JPH05295730A JP H05295730 A JPH05295730 A JP H05295730A JP 12295492 A JP12295492 A JP 12295492A JP 12295492 A JP12295492 A JP 12295492A JP H05295730 A JPH05295730 A JP H05295730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen tube
drill
hole
drill rod
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP12295492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Etsuno
雄治 越野
Takao Hiwaki
隆雄 樋脇
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アースアンカーの打設工程を大幅に省略して
作業性の効率を図ることである。 【構成】 回転及び打撃をするドリルロッド7と、打撃
のみを受ける網状のスクリーン管6とで構成したロータ
リーパーカッションドリル2により孔12を穿孔し、該
孔12にスクリーン管6とドリルロッド7とを残し、該
ドリルロッド7にシース13を挿入して孔12にグラウ
ト14を充填して前記ドリルロッド7を緊張定着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアースアンカーの打設工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアースアンカーの打設工法は図1
0に示すような工程で行われていた。これは先ず初めに
ボーリング装置におけるロータリーパーカッションドリ
ルによりケーシングを継ぎ足しながら地盤に孔を穿孔す
る。そして孔を適宜深さに穿孔したら前記ケーシングを
孔内に残したままでドリルロッドを引き抜く。次に、こ
のケーシング内に、先端に定着体を備えたPC鋼線を挿
入した後、ケーシングを引き抜く。そして、ケーシング
を引き抜いた後に孔内にグラウトを注入し、該グラウト
が硬化した後にPC鋼線を緊張定着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなア
ースアンカーの打設工法は、ケーシングを利用して孔を
あけなければならず、しかも孔からケーシングを引き抜
いた後にPC鋼線を挿入するため、打設作業に非常に手
間がかかり作業性が悪いという問題があった。本発明は
上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目
的は、アースアンカーの打設工法を簡略化することによ
り作業効率を高めることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの本発明の要旨は、ウォータースイベルを介してドリ
ルヘッドからの打撃のみを受ける網状のスクリーン管
と、該スクリーン管の中に貫挿されかつ前記ドリルヘッ
ドからの回転及び打撃を受けるドリルロッドとによりな
るロータリーパーカッションドリルで地中に孔を穿孔
し、これらスクリーン管とドリルヘッドとを孔内に残し
たままでスクリーン管とドリルロッドとをウォータース
イベルとドリルヘッドとからそれぞれ外した後、該ドリ
ルロッドの外周にシースを挿入せしめ、前記孔内にグラ
ウトを充填してドリルロッドを緊張定着してなることに
存する。
【0005】
【作用】而して、ドリルロッドの回転及び打撃により地
中に孔が穿孔されると同時に、スクリーン管が打撃され
てスクリーン管が挿入される。そして、前記スクリーン
管とドリルロッドを孔に残したままでスクリーン管とド
リルロッドとをウォータースイベルとドリルヘッドとか
らそれぞれ外すと、先端に定着体としてのスクリーン管
を備えたドリルロッドが打設される。そして、このドリ
ルロッドの外周にシースを挿入することによりドリルロ
ッドを引張材とする。次に、前記孔内にグラウトを注入
し、該グラウトの硬化後にドリルロッドを緊張定着する
ことによりアースアンカーとして打設することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の削孔装置の正面図、図2
は削孔装置におけるロータリーパーカッションドリルの
断面図、図3はスクリーン管の断面図である。
【0007】本発明のアースアンカーの打設工法におけ
る削孔及び定着体の打設作業は図1に示す削孔装置によ
り行われるものである。この削孔装置は走行装置1とロ
ータリパーカッションドリル2とにより構成されてい
る。ロータリパーカッションドリル2はドリルヘッド3
と、該ドリルヘッド3にジョイントスリーブ4を介して
取り付けられたウォータースイベル5と、ウォータース
イベル5に螺着されたスクリーン管6と、該スクリーン
管6に貫挿されたドリルロッド7とにより構成されてい
る。
【0008】ドリルヘッド3は回転及び打撃を発生さ
せ、この回転及び打撃はウォータースイベル5内に回転
自在に挿入されたジョイントスリーブ4を介してドリル
ロッド7に伝達される。またこのドリルヘッド3からの
打撃はウォータースイベル5との間に嵌合されたシール
用パッキン8を介してウォータースイベル5からスクリ
ーン管6に伝達される。このシール用パッキン8は金属
製であり、上面にジョイントスリーブ4の突起4aが掛
け止めされ、下面がリング8aを介してウォータースイ
ベル5の鍔部5aに係合されている。
【0009】またスクリーン管6は縦筋6aと螺旋筋6
bとにより網状の筒体6cに形成され、その上下に備え
た継手管9で他のスクリーン管6を接続している。この
接続は先端の継手管9を他のスクリーン管6の後端の継
手管9に螺着して接続され、ウォータースイベル5とは
カプラー10を介して接続されている。そして、このカ
プラー10を取り外すことにより図3に示すスクリーン
管6を順次継ぎ足すことができる。またこのスクリーン
管6は図4に示すように2本接続したままで継ぎ足すこ
ともできる。
【0010】ドリルロッド7は前記スクリーン管6内に
貫挿され、該スクリーン管6から突出した先端にはスク
リーン管6の外径よりも大径なビット11が螺着してい
る。
【0011】次に、この削孔装置を使用したアースアン
カーの打設工法について説明する。先ず初めに、図5に
示すようにロータリーパーカッションドリル2で所定地
盤に孔12を穿孔する。これはドリルロッド7の回転に
より孔12を穿孔すると同時に、該孔12にスクリーン
管6がドリルヘッド3で打撃されて挿入される。このス
クリーン管6は回転せずに打撃のみで挿入されるので回
転による破壊がなく、かつ孔壁の崩壊も防ぐ働きをす
る。
【0012】そして、孔12を適宜深さ穿孔したらスク
リーン管6とドリルロッド7とを孔12内に残したまま
でウォータースイベル5とドリルヘッド7とを取り外す
ことにより、定着体であるスクリーン管6と、引っ張り
材であるドリルロッド7とが孔12内に打設された状態
となる。したがって、このスクリーン管6は孔壁との間
に適宜隙間を開けて打設されると共に、ドリルロッド7
はビット11がスクリーン管6に係止されることにより
孔12内に固定される。
【0013】次に、ドリルロッド7の外周に合成樹脂製
のシース13を挿入し、このシース13とドリルロッド
7との間にグリスを充填する。そしてこのシース13を
挿入した後、孔12内にグラウト14を注入することに
よりスクリーン管6が埋設されたアンカー体15が形成
される。次に、該グルウト14が硬化した後にドリルロ
ッド7をジャッキにより緊張して定着することにより打
設を完了する。図9はドリルロッド7に代わってPC鋼
棒を引張材として用いたものであり、この場合はビット
11からドリルロッド7を外し、その変わりにPC鋼棒
16をビット11にネジ込むものである。
【0014】
【発明の効果】削孔と同時に定着体であるスクリーン管
を打設することができると共に、従来の打設工法におけ
るケーシングの打設及び引抜き工程を省略することがで
きるので、打設工程を大幅に短縮することができ作業性
の効率化を図ることができる。
【0015】定着体であるスクリーン管が網状であるた
め、アンカー体との接着強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】削孔装置の正面図である。
【図2】ロータリーパーカッションドリルの断面図であ
る。
【図3】スクリーン管の断面図である。
【図4】スクリーン管を接続した正面図である。
【図5】ロータリーパーカッションドリルで穿孔してい
る状態の孔の断面図である。
【図6】スクリーン管とドリルロッドとが打設された孔
の断面図である。
【図7】スクリーン管とドリルロッドとが打設され、か
つグラウトが充填された孔の断面図である。
【図8】ドリルロッドを緊張定着したアンカー体の断面
図である。
【図9】ドリルロッドに代わってPC鋼棒を引張材とし
て用いたアンカー体の断面図である。
【図10】従来のアースアンカーの打設工程を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 走行装置 2 ロータリーパーカッションドリル 3 ドリルヘッド 4 ジョイントスリーブ 5 ウォータースイベル 6 スクリーン管 7 ドリルロッド 8 シール用パッキン 13 シース 14 グラウト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォータースイベルを介してドリルヘッ
    ドからの打撃のみを受ける網状のスクリーン管と、該ス
    クリーン管の中に貫挿されかつ前記ドリルヘッドからの
    回転及び打撃を受けるドリルロッドとによりなるロータ
    リーパーカッションドリルで地中に孔を穿孔し、これら
    スクリーン管とドリルヘッドとを孔内に残したままでス
    クリーン管とドリルロッドとをウォータースイベルとド
    リルヘッドとからそれぞれ外した後、該ドリルロッドの
    外周にシースを挿入せしめ、前記孔内にグラウトを充填
    してドリルロッドを緊張定着してなるアースアンカーの
    打設工法。
JP12295492A 1992-04-17 1992-04-17 アースアンカーの打設工法 Pending JPH05295730A (ja)

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JP12295492A JPH05295730A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 アースアンカーの打設工法

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JPH05295730A true JPH05295730A (ja) 1993-11-09

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ID=14848741

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JP12295492A Pending JPH05295730A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 アースアンカーの打設工法

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JP (1) JPH05295730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0888067A (ja) * 1994-09-16 1996-04-02 Nissan Kensetsu Kk ケーブル用地下管路内に使用するアース棒直接埋め込み設置工法とこの工法に使用するアース棒
JP2002294701A (ja) * 2001-04-04 2002-10-09 Nisshoku Corp 引張材挿入工法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0888067A (ja) * 1994-09-16 1996-04-02 Nissan Kensetsu Kk ケーブル用地下管路内に使用するアース棒直接埋め込み設置工法とこの工法に使用するアース棒
JP2002294701A (ja) * 2001-04-04 2002-10-09 Nisshoku Corp 引張材挿入工法
JP4594547B2 (ja) * 2001-04-04 2010-12-08 日本植生株式会社 引張材挿入工法

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