JPH0529569Y2 - - Google Patents

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JPH0529569Y2
JPH0529569Y2 JP9578787U JP9578787U JPH0529569Y2 JP H0529569 Y2 JPH0529569 Y2 JP H0529569Y2 JP 9578787 U JP9578787 U JP 9578787U JP 9578787 U JP9578787 U JP 9578787U JP H0529569 Y2 JPH0529569 Y2 JP H0529569Y2
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magnet
vibration isolating
support shaft
vibration
hollow part
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種産業機械の振動伝達経路に配置
された振動を絶縁する防振支持装置に関するもの
であり、特に防振ゴムを利用した防振支持装置の
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、防振ゴムを利用した防振支持装置として
は第5図に示すように、金属製のハウジング1と
この中に密着して装填された防振ゴム2と、防振
ゴム2を貫通する支軸3から構成され、ハウジン
グ1をボルト4,4により基台5に固定し、支軸
3にブラケツト(図示せず)等を介して機械本体
(図示せず)を接続していた。
かかる構成の防振支持装置によれば、機械本体
で発生した振動は支軸3から防振ゴム2に伝わ
り、該防振ゴム2により減衰されて基台5への伝
達が阻止されていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記従来装置にあつては、大変位を伴
う低周波振動に対する絶縁効果は大きいが、微小
変位を伴う高周波振動に対しては、たとえ防振ゴ
ム2のバネ定数を小さくしても、その減衰機能に
は限界があり、支軸3と防振ゴム2の接触を通し
て伝達される振動を充分に絶縁できなかつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に鑑み、低周波振動のみな
らず、高周波振動に対しても優れた絶縁効果を発
揮する防振支持装置を提供することを目的とす
る。
かかる目的に沿う本考案の構成は、主に第1図
に示すように、ハウジング20と、該ハウジング
内に密着して装填された防振ゴム30と、該防振
ゴムに挿通された支軸40とを備えた防振支持装
置10において、 前記防振ゴム30に中空部31を形成すると共
に該中空部に沿つて複数の第1磁石32を配設
し、 前記支軸40に複数の第2磁石41を一体的に
固着し、 第1磁石32と第2磁石41を対向して配置さ
せ、第1磁石32と第2磁石41間に作用する反
発力により前記支軸40を中空部31内に非接触
に遊貫し、かつ前記中空部31を十字穴とすると
共に前記支軸40の断面形状を十字形に形成し、 十字形の各先端部に第2磁石41を固着し、該
第2磁石と対向する両側の防振ゴム30に前記第
1磁石32を併設したことを要旨とする。
(作用) 上記構成によれば、大変位を伴う低周波振動は
支軸と防振ゴムの接触を通して防振ゴムに伝達さ
れ、ここで吸収減衰される。一方、微小変位を伴
う高周波振動に対しては、第1磁石と第2磁石間
の反発力により支軸と防振ゴムが非接触に保たれ
振動の伝達が阻止される。また、本考案は、中空
部31を十字穴とし、支軸40の断面形状を十字
形に形成し、十字形の各先端部に第2磁石41を
固着し、該第2磁石と対向する両側の防振ゴム3
0に第1磁石32を併設しているため、支軸40
の上下・左右・回転等の振動をすべてについて吸
収することができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。第1図は本考案の1実施例を示す断面図であ
り、第2図は実施例の平面図、第3図は同じくそ
の分解斜視図である。第1図ないし第3図におい
て、全体を参照番号10で示す防振支持装置は金
属製のハウジング20と、この中に装填された防
振ゴム30及び防振ゴムを貫通する支軸40とを
備えている。
ハウジング20は台座21と該台座21に固着
した筒部22から成り、ボルト23により基台5
0に固定されている。
ハウジング20の筒部22内には、目標特性に
合わせて各種合成ゴムや天然ゴム及び配合剤を適
宜組み合わせて成型した防振ゴム30が密着して
装填されている。この防振ゴム30には十字穴形
状の中空部31が筒部22の軸心方向に穿設さ
れ、十字穴を形成する4本の溝の両側には第1磁
石としてそれぞれ2個づつ、計8個の永久磁石3
2,……が配設されている。また防振ゴム30の
両側面にはそれぞれ円錐台形の突起部33が4個
づつ形成され、その頂部が後述するブラケツト4
2の側面に当接している。
前記中空部31には、断面形状がほぼ十字形の
支軸40が遊貫されている。この支軸40の十字
形先端部にはそれぞれ第2磁石として4個の永久
磁石41が一体的に固着されている。そして各第
2磁石41はちようど前記第1磁石32間に位置
すると共に第1磁石32と第2磁石41の対向す
る面の極性が同じになるように配置されている。
このため第1磁石32と、これに挟まれた第2磁
石41間には筒部22の軸心方向に直交する2方
向(X,Z方向)に反発力が作用し、この反発力
により支軸40は中空部31内に非接触状態で保
持されている。また支軸40の両側にはブラケツ
ト42,42が固着され、該ブラケツト42には
振動発生源たる機械本体(図示せず)が固定接続
されている。ブラケツト42の側面には前述した
ように突起部33が当接し、支軸40と筒部22
が軸心方向(Y方向)へ相対的に移動するのを制
限している。
本実施例は以上の構成よりなり、機械本体で発
生した低周波振動に対しては、支軸40が第1磁
石32と第2磁石41間の反発力に抗して大きく
変位し、支軸40と防振ゴム30が接触して防振
ゴム30に低周波振動が伝達されるが、ここで吸
収され、基台50への伝達が阻止される。
一方、高周波振動のうち筒部22の軸心方向と
直交する方向の振動に対しては、振動に伴う変位
が微小なため支軸40は第1磁石32と第2磁石
41間の反発力により防振ゴム30に対し非接触
に保たれる。そのため、高周波振動の防振ゴム3
0への伝達が殆ど絶縁される。
第4図に本実施例装置と前述した従来装置の振
動伝達率を比較した周波数特性図を示す。この第
4図からも明らかなように、本実施例装置では低
周波振動領域における絶縁効果は従来装置と同程
度であるものの、従来装置に比し特に高周波振動
領域における絶縁効果に優れている。
(考案の効果) 本考案による防振支持装置によれば、中空部を
十字穴とし、支軸の断面形状を十字形にし、十字
形の各先端部に第2磁石を固着し、該第2磁石と
対向する両側の防振ゴムに第1磁石を併設するこ
とにより、対向して配置した磁石間の反発力を利
用して、支軸を防振ゴムに対し非接触に保持でき
るように構成したので、低周波振動と高周波振動
の両方に対して優れた絶縁効果を得ることが可能
となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第2図A−A
線切断断面図であり、第2図は本実施例の平面
図、第3図は同じくその分解斜視図、第4図は実
施例装置と従来装置との振動伝達率を比較した周
波数特性図、第5図は従来の防振支持装置を示す
断面図である。 10……防振支持装置、20……ハウジング、
30……防振ゴム、31……中空部、32……第
1磁石、40……支軸、41……第2磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジングと、該ハウジング内に密着して装填
    された防振ゴムと、該防振ゴムに挿通された支軸
    とを備えた防振支持装置において、 前記防振ゴムに中空部を形成すると共に該中空
    部に沿つて複数の第1磁石を配設し、 前記支軸に複数の第2磁石を一体的に固着し、 第1磁石と第2磁石を対抗して配置させ、第1
    磁石と第2磁石間に作用する反発力により前記支
    軸を中空部内に非接触に遊貫し、かつ前記中空部
    を十字穴とすると共に前記支軸の断面形状を十字
    形に形成し、 十字形の各先端部に第2磁石を固着し、該第2
    磁石と対向する両側の防振ゴムに前記第1磁石を
    併設したことを特徴とする防振支持装置。
JP9578787U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH0529569Y2 (ja)

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JP9578787U JPH0529569Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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JPS64747U JPS64747U (ja) 1989-01-05
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JPS64747U (ja) 1989-01-05

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