JPH05294340A - 二重底紙箱 - Google Patents

二重底紙箱

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JPH05294340A
JPH05294340A JP11418992A JP11418992A JPH05294340A JP H05294340 A JPH05294340 A JP H05294340A JP 11418992 A JP11418992 A JP 11418992A JP 11418992 A JP11418992 A JP 11418992A JP H05294340 A JPH05294340 A JP H05294340A
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Mitsunari Ozawa
充也 小沢
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取扱いが簡単でしかも断熱効果に優れ、さら
には内容物が余剰の水分や油に浸ることのない二重底紙
箱を提供する。 【構成】 矩形状の底板における各四辺に側板5〜8を
備えるとともに1つの側板8の上辺に蓋板13を備えて
なる紙箱において、残り何れかの側板の上辺に側板の高
さより短い幅の連結板15を介して底板と略同じ大きさ
の受板16を連設し、この受板16を紙箱の中に折り込
んで底板との間に空間を形成する。受板16には必要に
応じて孔16aを設ける。底板と受板16の間の空間に
より断熱作用が行われる。別体のトレーを必要とせずし
かも廃棄が容易になる。内容物から出る水分や油は孔か
ら落下するので、内容物が水分や油に浸って品質が悪く
なるのが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱調理済み食品の持ち
帰り用容器に係るものであり、詳しくは、水分や油を含
んだ熱調理されたての食品を持ち帰るのに使用される二
重底紙箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フライドチキンやお好み焼など
の熱調理済み食品、いわゆるファーストフードの持ち帰
り用容器として蓋付きの紙箱が広く使用されているが、
内容物を直に入れると、内容物の熱で紙箱の底が持てな
くなったり、さらに内容物の水分や油がにじみ出て紙箱
の外観が悪くなったり紙箱そのものの機能を損なったり
する。そこで従来は、樹脂素材により形成された他のト
レーを紙箱内部に入れ、内容物が紙箱の内面に直に接し
ないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂素
材からなるトレーは部材として嵩張る上に、廃棄する際
には近年のゴミ公害の観点から紙箱と分別する必要があ
ることから、店頭においてのみならず使用後においても
取扱いが煩わしいという問題点がある。この点について
は紙箱の内面に吸水及び吸油の機能を持たせることで解
決できるが、このような紙箱を使用すると、トレーを入
れなくても済む代わりに、逆に内容物の熱で底が熱くな
って持ちづらくなる。また、機能性以上の水分や油が出
る場合には紙箱内部にそれらが溜まり内容物が浸って品
質の低下を招くことになる。
【0004】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、取扱いが簡
単でしかも断熱効果に優れ、さらには内容物が余剰の水
分や油に浸ることのない二重底紙箱を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における二重底紙箱は、矩形状の底板におけ
る各四辺に側板を備えるとともに1つの側板の上辺に蓋
板を備えてなる紙箱において、残りの何れかの側板の上
辺に側板の高さより短い幅の連結板を介して底板と略同
じ大きさの受板を連設し、この受板を紙箱の中に折り込
んで底板との間に空間を形成したことを特徴としてい
る。
【0006】そして、水分や油が多く出る内容物を収納
する場合には、前記受板に孔を設けることが好ましいも
のである。
【0007】
【作用】上述の本発明の二重底紙箱では、受板と底板と
の間の空間により断熱作用が行われ、受板の上に載置さ
れた内容物の熱が底板に伝わるのが防止される。
【0008】また、受板に設けられた孔は、受板の上に
載置された内容物から出る水分や油を落下させる役目を
果たす。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明に係る二重底紙箱の第1実施
例を示す斜視図であり、この二重底紙箱1は図2にその
展開図を示す板紙製のブランク板2を組み立てて形成さ
れるもので、輪状に丸めた板紙製の帯状部材3が底部の
空間に挿入されている。なお、紙箱1に吸水吸油等の機
能が必要な場合には、ブランク板2の両面に適宜吸水吸
油等の加工を施しておくようにする。
【0011】ブランク板2は、図2に示すように、底板
4の周囲四辺に左右の側板5,6及び前後の側板7,8
を有している。そして、左右の側板5,6にはその側辺
に折曲げフラップ9,10がそれぞれ連設され、前後の
側板7,8にはその左右にそれぞれ一対の接着フラップ
11,12が連設されており、側板8の上辺には底板4
と同じ大きさの蓋板13が連設され、この蓋板13の上
端には差込みフラップ14が連設されている。また、側
板5,6の前後には三角形状をした一対の折曲げ部5
a,6aが折曲げフラップ9,10に渡って区画されて
いる。さらに、側板7の下辺には、側板5〜8より短い
幅の連結板15を介して底板4と同じ大きさの受板16
が連設され、この受板16の下端には小幅の折曲げ板1
7が連設されている。ここで、連結板15の幅と折曲げ
板17の幅は、これらを足すと側板5〜8の幅と同じに
なっている。また、受板16には複数の孔16aが設け
られている。
【0012】上記構成からなるブランク板2は、隣接す
る各接着フラップ11,12の外面側と折曲げ部5a,
6aの内面側を図2の斜線部分aで四隅を接着して適宜
折り畳んだ状態とされ、この折り畳んだ状態のまま帯状
部材3とともに供給される。そして、店頭において使用
する時には、側板5〜8を起こして図3に示す如く起函
し、帯状部材3を輪状に丸めて中に入れた後、図4に示
すように、連結板15を内側に折り曲げるようにして受
板16を折り込んで図1に示す形態にする。この場合、
折曲げ板17の先端が底板4に当接するように下向けに
折り曲げておく。このように組み立てることにより、受
板16と底板4との間に空間が形成され、受板16は帯
状部材3により強度が確保される。
【0013】図5は本発明に係る二重底紙箱の第2実施
例を示す斜視図であり、この二重底紙箱21は図6にそ
の展開図を示す板紙製のブランク板22を組み立てて形
成されている。
【0014】ブランク板21は、図6に示すように、底
板24の周囲四辺に左右の側板25,26及び前後の側
板27,28を有している。そして、左右の側板25,
26にはその側辺に折曲げフラップ29,30がそれぞ
れ連設され、前後の側板27,28にはその左右にそれ
ぞれ一対の接着フラップ31,32が連設されており、
側板28の上辺には底板24と同じ大きさの蓋板33が
連設され、この蓋板33の上端には差込みフラップ34
が連設されている。また、側板25,26の前後には三
角形状をした一対の折曲げ部25a,26aが折曲げフ
ラップ29,30に渡って区画されている。
【0015】さらに、側板27の下辺には、側板25〜
28より短い幅の連結板35を介して底板24と同じ大
きさの受板36が連設され、この受板36の下端には小
幅の折曲げ板37と大幅の折返し板38が連設されてい
る。ここで、連結板35の幅と折曲げ板37の幅は、こ
れらを足すと側板25〜28の幅と同じになっている。
そして、受板36には複数の孔36aが設けられている
とともに、U字状の切れ目36bと罫線36c,36d
からなる一対の押込み部39が設けられており、さらに
折返し板38には一対の押込み部39に対応する位置に
三角形状の開口38aが設けられている。なお、押込み
部39における両罫線36c,36dの間隔は折曲げ板
37の幅と略同じになっている。
【0016】上記構成からなるブランク板22は、隣接
する各接着フラップ31,32の外面と折曲げ部25
a,26aの内面側を図6の斜線部分aで四隅を接着し
て適宜折り畳んだ状態とされ、この折り畳んだ状態で店
頭等に供給される。そして、店頭において使用する時に
は、まず側板25〜28を起こして図7に示す如く起函
し、次いで図8に示すように折曲げ板37及び折返し板
38を受板36に対し内側に折り曲げてコの字状態とし
てから、押込み部39を図9に示すように指で押し込む
ことにより、図10に示すように罫線36c,36dで
段差を付けた状態で押込み部39の一部分を開口38a
の下側にもぐり込ませる。このように受板36,折曲げ
板37及び折返し板38をコの字状に折り曲げた状態と
した後、連結板35を内側に折り曲げるようにして箱の
底に折り込んで図5に示す形態にする。このように組み
立てることにより紙箱21の底部に空間が形成される。
【0017】図11は本発明に係る二重底紙箱の第3実
施例を示す斜視図であり、この二重底紙箱41は図12
にその展開図を示す板紙製のブランク板42を組み立て
て形成されている。
【0018】ブランク板42は、図12に示すように、
底板44の周囲四辺に左右の側板45,46及び前後の
側板47,48を有している。側板47の上辺には底板
44と同じ大きさの蓋板49が連設され、この蓋板49
の上辺中央には差込み片50が連設されており、側板4
8の下辺には折曲げフラップ51が連設され、側板48
と折曲げフラップ51の境界にはその中央に差込み片5
0を挿入するための切り溝αが設けられている。左右の
側板45,46は中央の罫線で折曲げ可能な三角形状の
連設部分52〜55を介して上下の側板47,48に連
設している。そして、側板45の左辺には側板45〜4
8より短い幅の連結板56を介して底板44と同じ大き
さの受板57が連設され、この受板57の左端には小幅
の折曲げ板58が連設されている。ここで、連結板56
の幅と折曲げ板58の幅は、これらを足すと側板45〜
48の幅と同じになっている。また、受板57には複数
の孔57aが設けられている。一方、側板46の右辺に
は折曲げフラップ59が連設されている。
【0019】上記のブランク板42は、図13に示すよ
うに、連結板56と受板57を折り込むようにして側板
45、連設部分52,53を折り曲げ、さらに折り曲げ
板58を内側に折り曲げて、連設部分52,53の内面
と側板47,48の内面を図12の斜線で示す部分aで
接着するとともに、折曲げ板58の外面を側板46の内
面左端寄りに接着し、さらに蓋板49を折り曲げた状態
として供給される。そして、店頭において使用するに際
して紙箱を起こすと、図11に示すように、受板57が
自動的に持ち上がり、受板57と底板49の間に空間が
形成される。
【0020】なお、上記何れの実施例においても、受板
に設ける孔の形状や配列は、紙箱の形状や大きさにより
適宜変更してもよいものである。また、内容物によって
は敢えて水分や油を下に落とす必要のないものもある
が、このような場合には孔を設けなくても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の二重底紙
箱は、側板の上辺に側板の高さより短い幅の連結板を介
して底板と略同じ大きさの受板を連設し、この受板を紙
箱の中に折り込んで底板との間に空間を形成するように
したので、ブランク板を組み立てるだけで二重底が形成
されて断熱作用を呈することから、従来のように樹脂素
材からなるトレーを使用する必要がなく、また使用後は
そのまま廃棄して焼却処分することができるので、店頭
においてのみならず使用後においても簡単に取り扱うこ
とができる。
【0022】また、受板に孔を設けることにより、内容
物から出る水分や油が落下するようになるので、内容物
が余剰の水分や油に浸ることがなくなり、品質が悪くな
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る二重底紙箱の第1実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1に示す二重底紙箱を形成するブランク板の
展開図である。
【図3】図1に示す二重底紙箱を組み立てる手順の説明
図である。
【図4】図3に続く手順の説明図である。
【図5】本発明に係る二重底紙箱の第2実施例を示す斜
視図である。
【図6】図5に示す二重底紙箱を形成するブランク板の
展開図である。
【図7】図5に示す二重底紙箱を組み立てる手順の説明
図である。
【図8】図7に続く手順の説明図である。
【図9】図8に続く手順の説明図である。
【図10】図5の一部拡大図である。
【図11】本発明に係る二重底紙箱の第3実施例を示す
斜視図である。
【図12】図11に示す二重底紙箱を形成するブランク
板の展開図である。
【図13】図12に示すブランク板を折り畳んだ状態で
示す平面図である。
【符号の説明】
1 二重底紙箱 5〜8 側板 13 蓋板 15 連結板 16 受板 16a 孔 21 二重底紙箱 25〜28 側板 33 蓋板 35 連結板 36 受板 36a 孔 41 二重底紙箱 25〜28 側板 49 蓋板 56 連結板 57 受板 57a 孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の底板における各四辺に側板を備
    えるとともに1つの側板の上辺に蓋板を備えてなる紙箱
    において、残りの何れかの側板の上辺に側板の高さより
    短い幅の連結板を介して底板と略同じ大きさの受板を連
    設し、この受板を紙箱の中に折り込んで底板との間に空
    間を形成したことを特徴とする二重底紙箱。
  2. 【請求項2】 前記受板に孔を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の二重底紙箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09169332A (ja) * 1995-12-18 1997-06-30 Nakajima Youshi Kk 紙 箱
JP2007076700A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Rengo Co Ltd 紙箱
JP2009508767A (ja) * 2005-09-19 2009-03-05 セダ エス.ピー.エイ. 容器及びその製造のための素材
JP2013193778A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Taiyoo Package:Kk 包装用箱及びその展開シート並びに包装方法

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