JPH05294264A - カム可動式リアスポイラー - Google Patents

カム可動式リアスポイラー

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Publication number
JPH05294264A
JPH05294264A JP12283992A JP12283992A JPH05294264A JP H05294264 A JPH05294264 A JP H05294264A JP 12283992 A JP12283992 A JP 12283992A JP 12283992 A JP12283992 A JP 12283992A JP H05294264 A JPH05294264 A JP H05294264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
spoiler
cam
fixed
upper flap
Prior art date
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Pending
Application number
JP12283992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Horiike
賢夫 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP12283992A priority Critical patent/JPH05294264A/ja
Publication of JPH05294264A publication Critical patent/JPH05294264A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、スポイラーの上下両面のの空
気の流れを整流することが可能なカム可動式リアスポイ
ラーを提供することを目的とする。 【構成】 車体21後部に固定された固定スポイラー2
2と、この固定スポイラー22に開閉可能に支持された
アッパーフラップ25と、固定スポイラー22に開閉可
能に支持されたロアフラップ28と、前記アッパーフラ
ップ25と前記ロアフラップ28を駆動する駆動装置3
1とを備え、この駆動装置31に、アッパーフラップ2
5とロアフラップ28を同時に開閉するカム機構30、
38を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車などのカム可動式
リアスポイラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車などの後部に取付けられて走行時
に空気の流れを整流する可動式リアスポイラーは、例え
ば実開昭63−145776号、実開昭62−1974
25号、実開平3−25383号、実開平3−8898
9号、実開平3−91294号公報などに開示されたも
のが知られている。
【0003】従来の可動式リアスポイラーは図9に示す
ように、自動車の車体後部1に固定スポイラー2が取付
けられていて、この固定スポイラー2に接して可動スポ
イラー3と、これを駆動する駆動装置4とが設けられて
いるものがある。
【0004】駆動装置4はハウジング5の内部に設けら
れたモーター6を備え、モーター6の出力によって駆動
される軸7及び歯車8が設けられており、歯車8には軸
9に固定された扇形歯車10が噛み合っている。軸9の
他端にはレバー11の一端が固定されており、レバー1
1の他端には長孔11aが形成されている。
【0005】翼状の可動スポイラー3は、その前端部に
設けられた中心軸14によって固定スポイラー2に開閉
自在に支持されている。可動スポイラー3の中間部下面
にはブラケット12が突設されていて、ブラケット12
の先端のピン孔にはピン13が挿入されており、ピン1
3はさらにレバー11の長孔11aに挿入されて可動ス
ポイラー3とレバー11とを連結している。
【0006】以上のように構成された可動式リアスポイ
ラーは、モーター6の回転によって軸7及び歯車8を介
して扇形歯車10が回転し、この回転によってレバー1
1が連動して回転し、レバー11の先端のピン13を介
して可動スポイラー3が中心軸14の回りに開き、所定
の角度を保って走行時に空気の流れを整流するように作
用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、可動スポイラーが一つであるために、ス
ポイラーの下面の空気の流れを整流することが困難であ
り、この空気の流れを有効に利用するためには、二つの
可動スポイラーを設けて、それぞれを駆動する二つの駆
動装置が必要となって、構造が複雑になるなどの問題点
を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、構造が簡単で、スポイラーの上下両面の空気の流れ
を整流することが可能なカム可動式リアスポイラーを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のカム可動式リアスポイラーは、車体後部に固
定された固定スポイラーと、この固定側スポイラーに開
閉可能に支持されたアッパーフラップと、固定側スポイ
ラーに開閉可能に支持されたロアフラップと、前記アッ
パーフラップと前記ロアフラップを駆動する駆動装置と
を備え、この駆動装置に、前記アッパーフラップと前記
ロアフラップを同時に開閉するカム機構を設けた構成を
有している。
【0010】
【作用】この構成によって、カム機構によってアッパー
フラップとロアフラップとを同時に開閉することができ
るので、駆動装置を別々に設ける必要がなく、構造が簡
単であり、作動時にはアッパーフラップとロアフラップ
との上面に空気の整流面が形成されるので、アッパーフ
ラップの上下両面の整流が可能になって高速走行時の安
定性が向上する。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
4を参照しながら説明する。図1はカム可動式リアスポ
イラーを備えた自動車後部の斜視図、図2はその要部斜
視図である。
【0012】自動車の後部に取付けられているカム可動
式リアスポイラー20は、車体21に固定された固定ス
ポイラー22と、固定スポイラー22に開閉可能に支持
されたアッパーフラップ25及びロアフラップ28と、
これらアッパーフラップ25とロアフラップ28とを駆
動する駆動装置31とを備えている。
【0013】固定スポイラー22は後部車体21に車幅
方向に取付けられており、中央部分には駆動装置31が
位置しており、駆動装置31の両側方は走行時の空気の
流通路23を形成している。
【0014】アッパーフラップ25は長方形の板体で前
端側のボス部25aに支持軸26を備え、支持軸26は
固定スポイラー22側に支持されており、ボス部25a
は後述する駆動装置31のハウジング32に回転可能に
支持されている。またアッパーフラップ25のボス部2
5aの下部にはストッパー27が突設されており、スト
ッパー27はコイルばね39によって前方に付勢されて
いて、アッパーフラップ25の後端25b側の下面は固
定スポイラー22の後端上面に当接している。
【0015】ロアフラップ28は駆動装置31の両側部
に設けられた長方形の板体で、後端側にロアフラップロ
ッド29を備えており、ロアフラップロッド29は固定
スポイラー22と後述する駆動装置31のハウジング3
2とに回転可能に支持されている。そしてロアフラップ
28の先端28aは格納時は上記アッパーフラップ25
のボス部25aの下面に当接しており、ロアフラップ2
8の開度が最大の時には車体21上面に当接するように
位置決めされている。またロアフラップロッド29には
駆動装置31のカム38に対向する位置に、カムスライ
ド30がほぼ水平に突設されており、カムスライド30
はばね40によって上方向に付勢されている。
【0016】駆動装置31はハウジング32を備えてお
り、ハウジング32の底部にはモーター33が設けられ
ていて、モーター33の駆動軸34の先端にはウォーム
35が形成されている。ウォーム35と噛み合うウォー
ムホイル37は回転軸36に、カム38と共に固定され
ており、カム38は前記カムスライド30と共にカム機
構を構成している。そしてカム38はほぼ楕円形状をな
し、アッパーフラップ25とロアフラップ28の格納時
には、短径の両端面がアッパーフラップ25の下面とカ
ムスライド30の上面とに夫々外接している。
【0017】以上のように構成されたカム可動式リアス
ポイラーについて、図5乃至図8を用いてその作用を説
明する。
【0018】図5及び図6に示すように、アッパーフラ
ップ25とロアフラップ28の格納時は、カム38の長
径がほぼ水平の位置にあって、アッパーフラップ25と
カムスライド30とがコイルばね39とばね40とによ
って夫々付勢されて、アッパーフラップ25の下面とカ
ムスライド30の上面とがカム38の短径の両端面に夫
々当接し、またアッパーフラップ25の後端25b側の
下面が固定スポイラー22の後端上面に当接している。
この時、ロアフラップ28の先端28aはアッパーフラ
ップ25のボス部25aの下面に当接して格納され、ロ
アフラップ28の下面が空気Fの流通路になっている。
この状態で走行すると、空気Fは駆動装置31部分では
アッパーフラップ25の上面を流れ、駆動装置31の両
側部分ではアッパーフラップ25の上面とロアフラップ
28の下面とを流れて、アッパーフラップ25の上面を
流れる空気Fはアッパーフラップ25を矢印方向に押し
下げるように作用して安定性が確保される。しかし、ロ
アフラップ28の下面を流れる空気Fは殆ど有効に利用
されない。
【0019】次に駆動装置31を作動させると、モータ
ー33の回転がウォーム35、ウォームホイル37を介
してカム38に伝達されてカム38が回転し、カム38
のアッパーフラップ25とカムスライド30との当接面
が、短径の両端面から長径の両端面に次第に移動しつ
つ、アッパーフラップ25を上方に、カムスライド30
を下方に押し開きながら長径がほぼ垂直の位置で図7の
全開状態に至る。この過程で、ロアフラップ28の上面
に空気の整流面が形成されて、全開状態では図8に示す
ようにロアフラップ28の先端28aは車体21の上面
に当接している。この状態で走行すると、空気Fは駆動
装置31のある中央部分ではアッパーフラップ25の上
面を流れ、駆動装置31の両側部分ではアッパーフラッ
プ25の上面と下面とを流れて、上面を流れる空気Fは
アッパーフラップ25を矢印方向に押し下げ、下面を流
れる空気Fはロアフラップ28の上面で整流されて、ロ
アフラップ28を矢印方向に押し下げるように作用す
る。
【0020】従って高速走行時にこのカム可動式リアス
ポイラー20を作動させると、アッパーフラップ25の
上面と下面とを流れる空気Fを整流して有効に利用する
ことができて走行安定性が向上する。
【0021】また一つのカム38でアッパーフラップ2
5とロアフラップ28とを同時に開閉することができる
ので、駆動装置31の構造が簡単である。さらにカム3
8の形状を変えることにより、アッパーフラップ25と
ロアフラップ28との可動量を簡単に変えることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、車体後部に固定
された固定スポイラーと、この固定側スポイラーに開閉
可能に支持されたアッパーフラップと、固定側スポイラ
ーに開閉可能に支持されたロアフラップと、前記アッパ
ーフラップと前記ロアフラップを駆動する駆動装置とを
備え、この駆動装置に、前記アッパーフラップと前記ロ
アフラップを同時に開閉するカム機構を設けることによ
り、カム機構によってアッパーフラップとロアフラップ
とを同時に開閉することができるので、駆動装置を別々
に設ける必要がなくて構造が簡単である。
【0023】また低速走行時にはアッパーフラップの上
面に空気の整流面が形成されるので、走行安定性があ
り、高速走行時には駆動装置の作動により、アッパーフ
ラップとロアフラップとの両方の上面に空気の整流面が
形成されるので、安定性がさらに向上し、優れたカム可
動式リアスポイラーを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカム可動式リアスポ
イラーを備えた自動車後部の斜視図である。
【図2】同カム可動式リアスポイラーの要部一部破断斜
視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】同カム可動式リアスポイラーの中央部分におけ
る作用説明図である。
【図6】同両側部分における作用説明図である。
【図7】同作動時の中央部分における作用説明図であ
る。
【図8】同作動時の両側部分における作用説明図であ
る。
【図9】従来の可動式リアスポイラーの要部断面図であ
る。
【符号の説明】
20 カム可動式リアスポイラー 21 車体 22 固定スポイラー 25 アッパーフラップ 28 ロアフラップ 29 ロアフラップロッド 30 カムスライド(カム機構) 31 駆動装置 32 ハウジング 38 カム(カム機構)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部に固定された固定スポイラー
    と、この固定側スポイラーに開閉可能に支持されたアッ
    パーフラップと、固定側スポイラーに開閉可能に支持さ
    れたロアフラップと、前記アッパーフラップと前記ロア
    フラップを駆動する駆動装置とを備え、この駆動装置
    に、前記アッパーフラップと前記ロアフラップを同時に
    開閉するカム機構を設けたことを特徴とするカム可動式
    リアスポイラー。
JP12283992A 1992-04-17 1992-04-17 カム可動式リアスポイラー Pending JPH05294264A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12283992A JPH05294264A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 カム可動式リアスポイラー

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JP12283992A JPH05294264A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 カム可動式リアスポイラー

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JPH05294264A true JPH05294264A (ja) 1993-11-09

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ID=14845911

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JP12283992A Pending JPH05294264A (ja) 1992-04-17 1992-04-17 カム可動式リアスポイラー

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JP (1) JPH05294264A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160675A (ja) * 2000-09-28 2002-06-04 Dr Ing H C F Porsche Ag 自動車用のエアーガイド装置
EP1992550A3 (de) * 2007-05-18 2009-09-09 Audi AG Antriebseinrichtung für einen Spoiler

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160675A (ja) * 2000-09-28 2002-06-04 Dr Ing H C F Porsche Ag 自動車用のエアーガイド装置
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