JPH0529403Y2 - - Google Patents

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JPH0529403Y2
JPH0529403Y2 JP1987003249U JP324987U JPH0529403Y2 JP H0529403 Y2 JPH0529403 Y2 JP H0529403Y2 JP 1987003249 U JP1987003249 U JP 1987003249U JP 324987 U JP324987 U JP 324987U JP H0529403 Y2 JPH0529403 Y2 JP H0529403Y2
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pinion
rack
drive plate
transmission
mesh
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JP1987003249U
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Description

【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案はラツクにピニオンを噛み合わせる際
に、両者の噛合を円滑に行なわせるための機構に
関する。
(B) 従来の技術 第1図に示されるように、搬送物に設けたラツ
ク40とピニオン10とを噛み合せて搬送を行な
うようにしたコンベアでは、ラツク40とピニオ
ン10との噛始め時に互いの歯が干渉して円滑に
噛み合わないことが起きるが、これを解決するた
めピニオンを駆動軸まわりに或る角度だけ自由回
転可能にとりつけておくことが提案され出願され
た(実願昭61−146333号)。
(C) 考案が解決しようとする問題点 併し、上記の場合でもラツク40がその進行方
向に対し斜向して進行する現象が起きると、ピニ
オンの隣り合う2枚の歯にまたがつてラツクの歯
がぶつかり合つて円滑に噛合わない場合がある。
本考案は上記問題点を解決し、ラツクが斜向し
て進行して来た場合でも、ピニオンに円滑に噛合
うような送り機構を提供することを目的とする。
(D) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため本考案の構成は次の通
りとする。即ち、ラツクと、それに噛合可能なピ
ニオンと、該ピニオンを回転駆動する駆動軸とを
有する送り機構であつて、前記ピニオンを前記駆
動軸に対して所定角度回転可能にばねを介して取
付けるとともに、前記ピニオンに前記ラツクが噛
合つて前記ピニオンが前記駆動軸に駆動されるま
での、前記ピニオンに噛合う前記ラツクの先端側
の歯の少なくとも第1歯の幅が前記ばねの弾発力
に耐える強度を持つ幅にせばめられたことを特徴
とする。
更に具体的には、ラツクと、それに噛合可能な
ピニオンと、該ピニオンが回転自在に支持される
駆動軸と、該軸に固定された駆動板と、これらピ
ニオンと駆動板との間で前記軸に嵌挿されたねじ
りばねとを含み、これらピニオンの駆動板側に向
く面および駆動板のピニオン側に向く面に夫々、
中立ピンおよび伝動凸部が設けられ、これら両中
立ピンは前記ピニオンに前記ラツクが噛み合つて
いないとき、互いに回転半径方向に対向接近し、
前記ピニオンに前記ラツクが噛み合うとき回転円
周方向に離反するよう定められ、前記ピニオンお
よび駆動板の両伝動凸部は、前記ピニオンに前記
ラツクが噛み合つていないとき同一回転円周方向
に離反し、前記ピニオンに前記ラツクが噛み合う
とき回転円周方向に対向接触するよう定められ、
前記ねじりばねの両巻端の直線部は前記両中立ピ
ンを回転円周方向両側から挟むように定められ、
かつ前記ピニオンに前記ラツクが噛合つて前記両
伝動凸部が互いに対向接触するまでの、前記ピニ
オンに噛合う前記ラツクの先端側の歯の少なくと
も第1歯の幅が前記ねじりばねの弾発力に耐える
強度を持つ幅にせばめられたことである。
(E) 作用 ピニオンにラツクが噛合わず、ピニオンに荷重
がかからない状態では、ピニオンと駆動板との両
中立ピンは互いに回転半径方向に対向接近し、駆
動板の回転が駆動板中立ピン、ねじりばね直線
部、ピニオン中立ピンを経てピニオンに伝えら
れ、該ピニオンが回転する。ピニオンにラツクが
接触しピニオンに荷重がかかるとピニオンは停止
し、前記両中立ピンは互いに離反する方向へ移動
し、ねじりばねの直線部が開く方向に作動する。
この間にラツクが移動し、ピニオンとラツクとの
歯の位相のずれが解消され、ラツクの先端側の幅
の狭い歯が円滑にピニオンの歯間の谷部に嵌り、
両者の噛合が行なわれる。そして、駆動板の伝動
凸部がピニオンの伝動凸部に当接係合して該ピニ
オンを回転させ、該ピニオンと噛合するラツクに
直線運動を付与する。
(F) 実施例 以下本考案を図面に示す一実施例にもとづいて
説明する。第3,4図に示すように、本考案の送
り機構は被搬送物体の下面に設けられたラツク4
0とそれに噛合可能な駆動ピニオン(以下ピニオ
ンという)10と、該ピニオンを回転自在に支持
する駆動軸1と、該軸に固定された駆動板20
と、これらピニオン10と駆動板20との間で前
記軸1に嵌挿されたねじりばね30とを有する。
前記ピニオン10は後側(第3図の左方で前記
駆動板20と対向する側)にボス部11が一体形
成され、更に該ボス部11の先端で前記駆動板側
に向く面の同一直径上で軸1を挟む位置に中立ピ
ン12と伝動凸部13とが夫々駆動板20に向け
て突設されている。
駆動板20の前側(ピニオン10に対向する
側)面にも1個の中立ピン21と2個の伝動凸部
22とが設けられる。そして各伝動凸部22は前
記中立ピン21に対して円周方向等間隔に設けら
れる。駆動板20は前記軸1に対してキー1aに
よつて固定されている。
軸1の更に後側端部にはスプロケツト2が固定
され、該軸は図示外の駆動源よりチエンとスプロ
ケツト2を介して駆動される。
さてここで、前記ピニオン10と駆動板20と
の中立ピン12,21は後記ねじりばね30によ
つて、ピニオン10にラツク40が噛み合つてい
ないとき、互いに半径方向に対向接近する位置に
あり、ピニオン10にラツク40が噛み合うと
き、互いに当接せず回転円周方向へ離反するよう
定められている。一方、前記ピニオン10の伝動
凸部13と駆動板20の伝動凸部22とは、後記
ねじりばね30により、ピニオン10にラツク4
0が噛み合つていないとき、同一回転円周上に所
定距離mが確保されるが、ピニオン10にラツク
40が噛み合うとき、互いに当接するよう定めら
れる。前記伝動凸部13と22との距離mはピニ
オン10の歯10aの1/2ピツチより大きく1ピ
ツチより小さく設定されている。
次にねじりばね30は、前記軸に嵌挿されるコ
イル部31と、その両巻端に位置する直線部32
とからなり、前記ピニオン10と駆動板20とが
組合わされたとき、前記直線部32が両中立ピン
12,21を円周方向両側から挟むよう定められ
ている。
さてここで、ラツク40は第1図、第2図に示
されるように、ラツクの先端側第1歯41aが前
記ねじりばね30の弾発力に耐える強度を持つ歯
幅にせばめられている。
以上において作動態様を説明する。ピニオン1
0にラツク40が噛み合わず、ピニオン10に荷
重がかからないとき、回転はスプロケツト2より
軸1、駆動板20、中立ピン21、ねじりばねの
直線部32、ピニオンの中立ピン12を経てピニ
オン10に伝えられる。そして、ピニオン10と
ラツク40が接触したとき、ラツク40とピニオ
ン10との歯の位相のずれによつて両者が噛み合
わず、ピニオン10の回転が阻止されても、駆動
板20の回転力により第6図示のように中立ピン
21がねじりばねの直線部32が開く方向に作動
するだけで、ピニオン10やラツク40に無理な
力が作用することがない。このピニオン停止中も
ラツク40は他のピニオンの回転により移動を続
けているので、前記両歯の位相のずれは短時間の
うち解消され、ピニオン10とラツク40の先端
側第1歯41aとは円滑に噛み合う。そして駆動
板20の第6図において右側の伝動凸部22がピ
ニオン10の伝動凸部13に当接係合して該ピニ
オン10を回転させ、ラツク40に直線運動を付
与する。
なお、駆動板20が第6図において左回転する
ときは、駆動板の左側の凸部22がピニオンの凸
部13に係合する。
なお第7図に示すものは、前記した目的と後記
する効果と同一の目的と効果を持つが、構成が一
部において異なる変形例である。即ち、前記の中
立ピン12,21およびねじりばね30が省略さ
れ、代りに前記両伝動凸部13と22との間にコ
イルばね33が固定されている。そして、ピニオ
ン10にラツク40が噛合わず、ピニオンに荷重
がかからない状態では、駆動板20の回転が伝動
凸部22、コイルばね33および伝動凸部13を
経てピニオンに伝えられ、該ピニオンが回転す
る。ピニオン10にラツク40が接触しピニオン
に荷重がかかるとピニオンは停止し、駆動板の伝
動凸部22がばね33を圧縮してピニオンの伝動
凸部13に接近する。この間にラツクが移動し、
ピニオンとラツクとの歯の位相のずれが解消さ
れ、噛合が行なわれる。そして、駆動板の伝動凸
部22がコイルばね33を介してピニオンの伝動
凸部13を押し進めて該ピニオンを回転させ、該
ピニオンと噛合するラツクに直線運動を付与す
る。
本考案の伝動凸部13,22として上記実施例
の他、駆動板20に1個、ピニオン10に2個設
けられてもよい。こり場合のピニオン10の2個
の伝動凸部13,13は前記駆動板20の伝動凸
部22のみ回転円周方向両側に間隔をおいて設け
られる。また、前記両伝凸部13,22が互いに
当接するまでに、ラツクの複数の歯が噛合うよう
に幅をせばめられてもよい。
(G) 考案の効果 本考案は以上の如く、ラツクと、それに噛合可
能なピニオンと、該ピニオンを回転駆動する駆動
軸とを有する送り機構であつて、前記ピニオンを
前記駆動軸に対して所定角度回転可能にばねを介
して取付けている。従つて、ピニオンは歯のピツ
チに関係なく設置間隔を任意に定めることがで
き、ピニオンとラツクとの互いの歯の位相がずれ
ていても両者を円滑に噛み合せることが可能とな
り、ラツクの浮き上りなどの不都合を解消できる
こととなつた。また、ラツクの先端側の歯幅がね
じりばねの弾発力に耐える強度を持つ幅にせばめ
られているので、ラツクが斜向して進行してもピ
ニオンに円滑に噛合う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるラツクとピニ
オンの噛合状態を示す要部正面図、第2図はラツ
クの底面図、第3図は本考案の一実施例を示す切
欠側面図、第4図は要部斜視図、第5図は第3図
の−断面図、第6図は作動態様を示す要部断
面図、第7図は他の実施例の第5図に相当する断
面図である。 1……駆動軸、10……駆動ピニオン、12…
…中立ピン、13……伝動凸部、20……駆動
板、21……中立ピン、22……伝動凸部、30
……ねじりばね、32……直線部、40……ラツ
ク、41a……先端側第1歯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ラツクと、それに噛合可能なピニオンと、該ピ
    ニオンを回転駆動する駆動軸とを有する送り機構
    であつて、前記ピニオンを前記駆動軸に対して所
    定角度回転可能にばねを介して取付けるととも
    に、前記ピニオンに前記ラツクが噛合つて前記ピ
    ニオンが前記駆動軸に駆動されるまでの、前記ピ
    ニオンに噛合う前記ラツクの先端側の歯の少なく
    とも第1歯の幅が前記ばねの弾発力に耐える強度
    を持つ幅にせばめられたことを特徴とするラツク
    とピニオンによる送り機構。
JP1987003249U 1987-01-12 1987-01-12 Expired - Lifetime JPH0529403Y2 (ja)

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JP1987003249U JPH0529403Y2 (ja) 1987-01-12 1987-01-12

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JP1987003249U JPH0529403Y2 (ja) 1987-01-12 1987-01-12

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JPS63110755U JPS63110755U (ja) 1988-07-16
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6460963B2 (ja) * 2015-12-01 2019-01-30 トヨタ自動車東日本株式会社 ラックギヤ駆動可能な搬送装置

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JPS50160654A (ja) * 1974-06-18 1975-12-26
JPS522061A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Kawasaki Netsugi:Kk Method of supplying pressurized water

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JPS5410462Y2 (ja) * 1971-11-22 1979-05-15

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JPS63110755U (ja) 1988-07-16

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