JPH0318764Y2 - - Google Patents

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JPH0318764Y2
JPH0318764Y2 JP15920185U JP15920185U JPH0318764Y2 JP H0318764 Y2 JPH0318764 Y2 JP H0318764Y2 JP 15920185 U JP15920185 U JP 15920185U JP 15920185 U JP15920185 U JP 15920185U JP H0318764 Y2 JPH0318764 Y2 JP H0318764Y2
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JP
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pulley
timing belt
teeth
rotation
intermediate pulley
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、タイミングベルトを備えた回転伝
達機構のための減速装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の減速装置には、例えば第5図に
示すものがあつた。この減速装置は、駆動軸21
上の歯付き駆動プーリ22と従動軸23上の歯付
き従動プーリ24に、内側に両プーリ22,24
の歯22a〜22a,24a〜24aに噛合う伝
達歯25a〜25aを備えた無端状のタイミング
ベルト25が張設され、さらに前記両プーリ2
2,24の間に駆動プーリ25よりも大きな径を
有する中間プーリ(減速側プーリ)26が配置さ
れ、同中間プーリ26の歯26aに前記タイミン
グベルト25の伝達歯25aが噛合わされたもの
で、駆動プーリ22の回転がタイミングベルト2
5を介して中間プーリ26に減速して伝達される
ものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、上記した従来の減速装置では、駆動
プーリ22と中間プーリ26との減速比を大きく
とりたい場合には、それに伴つて中間プーリ26
が大きくなり、装置が大型化するという問題点が
あつた。
また、第6図に示すように、上記中間プーリ2
6に小径ギヤ27を設け、このギヤ27に減速ギ
ヤ28を噛合わせて、中間プーリ26の回転を減
速ギヤ28に減速して伝達することによつて、中
間プーリ26の小径化を図り、装置のコンパクト
化することも考えられる。しかし、この構造によ
ると、減速ギヤ28の他、中間プーリ26の小径
化による同プーリ26とタイミングベルト25と
の噛合い歯数を確保すべく、ガイドプーリ29,
29を設ける必要があり、部品点数が増加するこ
とになつた。
また上記の減速装置では、間欠回転による減速
回転を得ることができなかつた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、歯付き駆動プーリと歯付き従動
プーリとの間に張設され、その各プーリの歯のピ
ツチと同一のピツチにて主伝達歯が形成されたタ
イミングベルトを有する回転伝達機構において、 前記タイミングベルトの主伝達歯が形成された
面と反対側の面に、その主伝達歯のピツチより大
きなピツチにて副伝達歯を形成し、 前記タイミングベルトの副伝達歯と間歇的に係
合可能な歯が形成された中間プーリを前記駆動プ
ーリと従動プーリとの間に回転可能に配設し、 前記駆動プーリの回転を中間プーリに減速して
伝達することを構成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、駆動プーリの回転がタ
イミングベルトに伝達され、さらに同ベルトの副
伝達歯と中間プーリの歯とが間歇的に噛合つて同
中間プーリに間歇的な回転として減速して伝達さ
れることになる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。回転伝達機構のための減速装置を示し
た第1図において、適宜の固定側部材(図示省
略)には、駆動軸1とその左方に位置する従動軸
2とがそれぞれ回転可能に軸支されている。
駆動軸1上には歯付き駆動プーリ3が固定され
ると共に、従動軸2上には歯付き従動プーリ4が
固定されている。なお本例の駆動プーリ3及び従
動プーリ4には、10個の歯3a〜3aあるいは4
a〜4aを有するものがそれぞれ使用されてい
る。
駆動プーリ3と従動プーリ4には無端状のタイ
ミングベルト5が張設されている。タイミングベ
ルト5の内側面には、前記両プーリ3,4の歯3
a〜3a及び4a〜4aに噛合う主伝達歯5a〜
5aが、各プーリ3,4の歯3a〜3a,4a〜
4aのピツチと同一のピツチにて形成されてい
る。
タイミングベルト5の主伝達歯5a〜5aが形
成された面と反対側の面、すなわち外側面には、
副伝達歯5b〜5bが形成されている。この副伝
達歯5b〜5bは、前記主伝達歯5a〜5aのピ
ツチより大きなピツチをもつて形成されている。
本例では、主伝達歯5aが10個当りに、1個の副
伝達歯5bが形成されている。
前記固定側部材には駆動プーリ3と従動プーリ
4との間の上方に位置する軸6が回転可能に軸支
され、その軸6上に中間プーリ7が固定されてい
る。
中間プーリ7の外周には、前記タイミングベルト
5の副伝達歯5b〜5bと間歇的に係合可能な歯
(本例では6本)7a〜7aが放射状に突出され
ている。
中間プーリ7は合成樹脂材料により形成される
と共に、各歯7a〜7aの根元部分を横切るよう
に略L字状の切欠溝8〜8がそれぞれ形成されて
おり、同歯7aがその弾性に抗して中間プーリ7
の中心方向に撓むことができるようになつてい
る。
前記固定側部材には駆動プーリ3と従動プーリ
4との間に位置する支軸9が軸支され、その支軸
9上に揺動体10が支持されている。揺動体10
は前記中間プーリ7に前記タイミングベルト5を
間にして対設されている。この揺動体10には、
左右のアーム部11,11を介して左右の接触部
12,12が形成されている。両接触部12,1
2は、タイミングベルト5の長手方向(内側)に
沿つてほぼ一直線状をなすように並設され、数個
の主伝達歯5a〜5aに跨つて接触するようにな
つている。しかして両接触部12,12の両端部
は、タイミングベルト5と離れる方向へ斜めに折
曲されていて、両接触部12,12の対向端部間
に略三角形の遊隙13が形成されている。
上記した減速装置の減速作用について、第1図
〜第4図を参照して説明する。
図示右回り方向へ定速回転する駆動プーリ3
は、従動プーリ4と協働してタイミングベルト5
を回転させる。タイミングベルト5が回転する
と、同ベルト5外側の副伝達歯5bが中間プーリ
7の歯7aに当つて同プーリ7を回転させる。
(第1図参照)。
この中間プーリ7の回転に従つて、歯7aが弾
性に抗して次第に撓んでいく。(第2図参照)。こ
の時、揺動体10は中間プーリ7の歯7aにより
タイミングベルト5を介して加わる力を左側の接
触部12が受けることにより、支軸9を中心に図
示左回り方向へ回動する。
そして、タイミングベルト5の副伝達歯5bと
中間プーリ7の歯7aとの噛合い部分は、揺動体
10の遊隙13部分に嵌ると、揺動体10は再び
水平状態に戻り、その後、揺動体10は中間プー
リ7の歯7aによりタイミングベルト5を介して
加わる力を右側の接触部12が受けることによ
り、支軸9を中心に図示右回り方向へ回動する。
(第3図参照)。
さらに中間プーリ7の回転により、前記歯7a
の次の歯(第4図中、符号7a1)がタイミング
ベルト5の外側に接すると、同中間プーリ7の回
転が停止され、前記副伝達歯5bは歯7aをその
弾性に抗して押し上げつつ移行し、遂には歯7a
との噛合いを解除する。(第4図参照)。その後
は、揺動体10が再び水平状態に戻り、タイミン
グベルト5が中間プーリ7の歯7a,7a1と揺
動体10の両接触部12,12とにより挟まれた
状態で移行する。すなわち、中間プーリ7の歯7
a,7a1の先端がタイミングベルト5の外側面
上を相対的に摺動する。
そして、タイミングベルト5の次の副伝達歯
(第4図中、符号5b1が中間プーリ7の歯7a
に当接し、上記の回転伝達が繰返される。
上記した減速作用により、駆動プーリ3の回転
は、中間プーリ7に間歇的な回転として減速して
伝達される。しかして本例においては、駆動プー
リ3の歯3aの歯数が10、中間プーリ7の歯7a
の歯数が6、タイミングベルト5の副伝達歯5b
が主伝達歯5aの1/10であることから、駆動プ
ーリ3の回転は、中間プーリ7に1/6に減速し
て伝達される。すなわち駆動プーリ3が6回転で
中間プーリが1回転されるわけである。
なお上記実施例では、タイミングベルト5と中
間プーリ7との噛合いが揺動体10によつて保持
されると共に、中間プーリ7の歯7aが弾性に抗
して撓むので、確実な伝達が果たされる。
(考案の効果) すなわち、この考案は実用新案登録請求の範囲
の欄に記載した構成を要旨となし、駆動プーリの
回転がタイミングベルトに伝達され、さらに同ベ
ルトの副伝達歯と中間プーリの歯とが間歇的に噛
合つて同中間プーリに間歇的な回転として減速し
て伝達されるものであるから、従来のものに比
し、中間プーリを大型化することなく、大きな減
速比を得ることができると共に、従来の小形化の
場合に必要とされた減速ギヤ及びガイドプーリを
排除して部品点数を可及的に少なくすることがで
き、装置の小形化を図ることができ、また従来の
減速装置では得られなかつた間歇的な回転による
減速回転を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図は回転伝達機構のための減速装置の
説明正面図、第2図〜第4図は同減速装置の減速
作用を段階的に示す説明正面図、第5図及び第6
図はそれぞれ従来例の減速装置を示す説明正面図
である。 3……駆動プーリ、3a……駆動プーリの歯、
4……従動プーリ、4a……従動プーリの歯、5
……タイミングベルト、5a……主伝達歯、5b
……副伝達歯、7……中間プーリ、7a……中間
プーリの歯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 歯付き駆動プーリと歯付き従動プーリとの間
    に張設され、その各プーリの歯のピツチと同一
    のピツチにて主伝達歯が形成されたタイミング
    ベルトを有する回転伝達機構において、 前記タイミングベルトの主伝達歯が形成され
    た面と反対側の面に、その主伝達歯のピツチよ
    り大きなピツチにて副伝達歯を形成し、 前記タイミングベルトの副伝達歯と間歇的に
    係合可能な歯が形成された中間プーリを前記駆
    動プーリと従動プーリとの間に回転可能に配設
    し、 前記駆動プーリの回転を中間プーリに減速し
    て伝達することを特徴とする減速装置。 (2) 前記中間プーリにタイミングベルトを圧接す
    るために、タイミングベルトに関して中間プー
    リの配設側と反対側においてタイミングベルト
    と接触する一対の接触部を有する揺動体を含
    み、それらの接触部がタイミングベルトの長手
    方向に並設されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の減速装置。
JP15920185U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH0318764Y2 (ja)

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JP15920185U JPH0318764Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JPS6268061U JPS6268061U (ja) 1987-04-28
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