JPH05294020A - 細長い被印字物に印字するプリンタ - Google Patents

細長い被印字物に印字するプリンタ

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JPH05294020A
JPH05294020A JP14311392A JP14311392A JPH05294020A JP H05294020 A JPH05294020 A JP H05294020A JP 14311392 A JP14311392 A JP 14311392A JP 14311392 A JP14311392 A JP 14311392A JP H05294020 A JPH05294020 A JP H05294020A
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JP
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Application number
JP14311392A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Ogawa
芳久 小川
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Nozaki Insatsu Shigyo Co Ltd
Original Assignee
Nozaki Insatsu Shigyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nozaki Insatsu Shigyo Co Ltd filed Critical Nozaki Insatsu Shigyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細長い被印字物に印字するプリンタに被印字
物の厚さが異なっても、これに対応して印字することが
可能なように汎用性をもたせる。また、被印字物を切断
してチップとする機能や、前記チップを所定の順序にし
たがって粘着テープ上に配列・固定してチップテープを
作れるようにする。 【構成】細長い被印字物の送り機構3と被印字物に対す
る印字機構4を備えたプリンタ1に関する。印字機構に
被印字物2の搬送経路aを挟み対向して熱転写ヘッド2
2とプラテンロール23が配置される。被印字物の厚さ
に応じて熱転写ヘッドとプラテンロール間の間隔が調整
可能とされる。また、次の構成が準備される。プラテン
ロールの幅が被印字物の幅よりも小さくされること。印
字が通電方式で行われること、被印字物の全切カットと
半切カットが選択可能であること、粘着テープ上に切断
したチップを切断順に接着固定するする装置を備えるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラベルテープ、ネー
ムバンドあるいはチューブなど細長い被印字物に必要事
項を印字するプリンタに関する。
【0002】
【従来技術】ラベルテープやタグテープ11(図12)
などと同様に文字、記号、マークなどの印字を施して識
別具として利用するものにネームバンドN(図11)や
チューブチップ(図13,14)がある。ネームバンド
Nは少し厚手のナイロン、塩ビ、PETなどのプラスチ
ックリボンに必要事項を印字した後適宜長さに切断した
ものであり、チューブチップはチューブTの表面に印字
を施して適宜長さに切断したものである。これらは、例
えば、多数のデバイスで構成されたユニットの各デバイ
スに貼付けてをこれらを識別するために用いたり、電気
配線の端部に差し込んで各配線を識別するためなどに用
いられる。
【0003】ネームバンドNやチューブチップにおい
て、印字の対象となる素材(被印字物)は、いずれもラ
ベル印字機やタグ印字機の場合と同様に細長く、しか
も、印字の態様として、短い印字を間隔をおいて繰り返
す類似点があり、機構的にも類似する。しかし、従来の
小型印字機は、ラベル印字機やタグ印字機のように、印
字する対象に応じて特殊化されており、シート状の被印
字物を対象とした機器でネームバンドNやチューブTの
ような厚さを備えたものやあるいは曲面を備えたものは
印字できないという汎用性に欠ける面がある。
【0004】一方、従来の印字機では、印字後のネーム
バンドN、チューブチップは連続しており、これを切断
して使用する必要がある。このときに、ネームバンドN
やチューブチップを取付ける工程(ロボットなどによ
る)の都合上、切断したネームバンドNやチューブチッ
プを順序良く配置しておくことが好ましい。したがっ
て、細長い被印字物に印字するプリンタが、必要に応じ
て印字後のネームバンドやチューブTを切断し、しか
も、順序良く配置しておく機能を備えることが好まし
【0005】い。
【発明が解決しようとする課題】この発明は、細長い被
印字物に印字するプリンタに関し、被印字物に厚さがあ
っても印字できるよう汎用性をもたせたもの、および被
印字物の切断・配列機能を備えたものの提供を課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】細長い被印字物の送り機
構と被印字物に対する印字機構を備えたプリンタとす
る。印字機構は被印字物の移動経路を挟み対向して配置
された熱転写ヘッドとプラテンロールおよびインクリボ
ン供給機構を有する。被印字物の厚さに応じて熱転写ヘ
ッドとプラテンロール間の間隔が調整可能とされる。
【0007】上記のプリンタにおいて、プラテンロール
の幅が被印字物の幅よりも小さくされることがある。上
記のプリンタにおいて、印字機構の熱転写ヘッドとイン
クリボンが通電方式とされることがある。細長い被印字
物の送り機構と被印字物に対する印字機構を備えたプリ
ンタとする。
【0008】被印字物の移動経路末端に被印字物を横断
する切断機構を備え、送り機構は被印字物を設定された
ピッチで間欠に送り、印字ピッチと切断ピッチが被印字
物の送りピッチと等しくされる。上記のプリンタにおい
て、切断機構が、被印字物の全切カットと半切カットを
選択可能な機構を備えることがある。上記のプリンタに
おいて、被印字物の移動経路末端に切断機構と、粘着テ
ープ供給装置を備えることがある。
【0009】上記のプリンタにおいて、切断機構は被印
字物を粘着テープ上に送り出した後に全切するものであ
り、粘着テープは前記移動経路と直交する方向に、被印
字物の幅より大きく設定されたピッチで間欠に搬送され
る構成とすることがある。
【0010】
【作用】熱転写ヘッドとプラテンロール間の間隔が調整
可能とされた構成は、厚さが異なる被印字物に対する印
字を可能とする。プラテンロールの幅が被印字物の幅よ
りも小さくされた構成は、チューブTにおける印字面を
平らにする。通電方式の印字機構は被印字物に対する印
字を明確にする。切断機構は、被印字物を設定した長さ
に全切または半切で切断する。粘着テープは、切断され
た被印字物を接着し、これらの順序を固定する。
【0011】
【実施例】図1〜図4および図7は第1の実施例を示
す。この実施例において、細長い被印字物に印字するプ
リンタ1(以下、プリンタ1)は、細長い被印字物2の
送り機構3と被印字物2に対する印字機構4、切断機構
5および粘着テープ供給機構6を備える。これらの機構
は、電源部7からの電力によって、CPUボード8に組
み込まれたプログラムに従い駆動される。
【0012】細長い被印字物2は、ラベル9が剥離紙1
0で連続されたラベルテープ11(図12)、ネームバ
ンドN(図11)あるいは比較的柔らかなプラスチック
チューブT(図13)などである。
【0013】送り機構3は、巾よせローラ12、送りロ
ーラA,B,C、巾よせガイドポール13,14とメイ
ンモータM1および送りローラA,B,Cに掛け回され
た駆動ベルト15を備える。これらは被印字物2の設定
された搬送経路a(図2)に沿って配置されている。以
下、搬送経路aに沿う方向を前後方向、搬送経路aと直
交する水平方向を左右方向、また、直交する方向で垂直
方向を上下方向と称することにする。符号16は被印字
物供給リールで、印字前の被印字物2が搬送経路aの始
端部に巻き取られて収納されている。被印字物2はこれ
から引き出されて順次前方へ、巾よせローラ12、送り
ローラA,B,Cおよびこれらの間にある調整ローラ1
7,18を経て、搬送経路aの端部に配置された切断機
構5および粘着テープ供給機構6に到達している。
【0014】巾よせローラ12は、図2のように内側に
嵌挿された2つの巾よせリング19(a,b)を有し、
これらがその外側に配置されたばね20(a,b)で付
勢され対向している。送りローラA,B,Cは、ゴム巻
きまたは表面にローレット加工を施したローラでそれぞ
れがピンチローラA′,B′,C′を備える。各ピンチ
ローラA′,B′,C′は、それぞれのスプリングによ
って搬送経路aを挟みつけるようにしている。なお、送
りローラB,Cの径は、送りローラAの径よりも少し大
きくされてこれらのローラB,Cに引きローラとしての
機能が持たされており、被印字物2に張力を与えて被印
字物2の撓みをとると共に、これらのローラB,Cが被
印字物2の送り量を決定するようになっている。
【0015】巾よせガイドポール13,14は、送りロ
ーラB,Cの前後に配置され、それぞれ搬送経路aを挾
んで左右の両側位置に配置されている(図2)。各ポー
ル13,14は縦長で垂直に配置され、対向間隔を調整
することができる。また、各ポール13,14は外周が
ローラ部とされて、中心軸の回りに軽く回動することが
できる。
【0016】メインモータM1は、ステッピングモータ
でCPUボード8の制御下にあり、設定された所定間隔
で所定量ずつ間欠回転される。符号21は被印字物の有
無を検出するための被印字物検出センサーで、搬送経路
aにおける被印字物2の有無を検出する。なお、ラベル
テープ11の場合は、このセンサー21によってラベル
9,9間の間隙が検出される。センサー21の検出出力
はCPUボード8の入出力回路に接続される。
【0017】印字機構4は、熱転写ヘッド22とプラテ
ンロール23およびインクリボン供給機構24を有す
る。熱転写ヘッド22とプラテンロール23は、被印字
物2の搬送経路aを挟み対向して配置されている。熱転
写ヘッド22は、この実施例において、通電方式であ
り、したがって、インクリボン供給機構24に装着され
るインクリボン25は通電発熱方式のものである。
【0018】プラテンロール23は送りローラB,Cと
同じ径を備えた回転式プラテンであり、送り機構3にお
ける送りローラAと送りローラBの間に配置され、送り
機構3の駆動ベルト15で駆動される。
【0019】インクリボン供給機構24は、リボン供給
リール26から引き出されたインクリボン25が第1の
ガイドローラ27、ガイド板28を経て熱転写ヘッド2
2と被印字物2の間を通り抜け、さらに、リボン引きロ
ーラ29、第2のガイドローラ30を経て巻き取りリー
ル31に至るリボン供給経路を構成している。リボン供
給リール26、巻き取りリール31には軸との間に滑り
クラッチが設けられており、巻き取りリール31側の方
が強いクラッチとされている。第2のガイドローラ30
は、インクリボン25の弛みを防止するためのテンショ
ンローラの機能も備える。また、リボン引きローラ29
はゴム巻き、または表面にローレット加工が施されてい
る。
【0020】そして、巻き取りリール31とリボン引き
ローラ29は、所定の減速比のもとに駆動ベルト32を
介してリボン巻き取り用モータM2で駆動される。符号
33はインクリボン25の有無を検出するインクリボン
検出センサーである。モータM2はCPUボード8のプ
ログラムに制御され、前記センサー33の出力はCPU
ボード8の入出力回路に接続されている。
【0021】熱転写ヘッド22は本体34の基部が軸3
5によって機枠側へ回動自在に軸着され(図3)、同様
に軸35に軸着されたステー36にヘッド圧用ばね37
を介して接続され、印字時にインクリボン25を介して
被印字物2に適宜な印字圧が付与されるようになってい
る。ステー36は端部側に配置された戻しばね38を備
えたソレノイド39で駆動される。
【0022】ソレノイド39がOFFの時は、戻しばね
38によってステー36が押し戻され(図3において右
回転)、熱転写ヘッド22も被印字物2の表面から離れ
る。符号40は機枠側に設けたストッパーである。な
お、熱転写ヘッド22には、CPUボード8に制御され
た印字ドライバから該ヘッド22に配列された各印字ピ
ン41に通電するためのリード線42が接続されてい
る。
【0023】プラテンロール23は、機枠に固定された
ケース43に上下移動可能に案内された軸受体44の上
端に軸着されている。軸受体44の下部にはラックギア
45が固定されてそのラック歯部分がケース43の側部
に露出しており、これに機枠側に軸支され駆動回転され
るピニオンギア46が噛合している。ピニオンギア46
は図示していないステッピングモータによって正逆方向
に駆動される。このステッピングモータはマニュアルで
選択されたスイッチにしたがってそのボタン毎に設定さ
れた所定角度を回転して停止する。
【0024】このようにして、熱転写ヘッド22とプラ
テンロール23の間隔を種々に選択して設定することが
できる(図9参照)。そして、熱転写ヘッド22の左右
巾はプラテンロール23の左右巾より小さい(図7)。
ただし、熱転写ヘッド22における通電部の巾はプラテ
ンロール23の巾よりも小さい。
【0025】切断機構5(図1、図4)は、カッター4
7、刃受け台48および駆動機構49を備える。カッタ
ー47は中間を軸50で機枠に軸支され、上端に刃51
を備え、下端にカムローラ52が軸支されている。刃5
1には刃受け台48が対向する。刃受け台48は合成樹
脂製の平板で前後方向の中心線に対して一方に偏った位
置に狭い巾の溝54を備えており、載せ台53上に交換
可能に取付けられる。載せ台53は、前方の巾よせガイ
ドポール14(a,b)の前方に配置され、手動の切り
換え操作によって、被印字物2の搬送経路aに対して左
右方向にスライドさせることができる。これによって、
前記の溝54を搬送経路aの位置にもってくることがで
きる。
【0026】カッター駆動機構49は、カッター用モー
タM3とこれによって駆動されるカム55を備え、カム
55はカッター47の下端における前記のカムローラ5
2に常時、接触している。符号56は回転位置検出セン
サーでカム55の1回転を検出する。前記のモータM3
はCPUボード8におけるプログラムの制御下にあり、
前記のセンサー56はCPUボード8の入出力回路に接
続されている。
【0027】粘着テープ供給機構6(図4)は、巻き取
り用モータM4によって駆動されるワインダー57、テ
ープ供給リール58、ガイドローラ59(a〜c)およ
び送り出しモータM5で駆動されるフィードローラ60
を備え、テープ供給リール58から刃受け台48を経て
ワインダー57に至る粘着テープ61の移動経路b(図
2)を構成している。この経路bは、少なくとも刃受け
台48の前後ではこれを挾んで位置するガイドローラ5
9b、59cにより被印字物2の搬送経路aに対し直交
する。粘着テープ61は上面に弱い接着剤が塗布された
被印字物2、すなわち、チップ70を仮止めすることが
できる。
【0028】巻き取り用モータM4は粘着テープ供給機
構6の稼働中連続して駆動され、ワインダー57は軸と
の間に一定トルクの滑りクラッチを備えている。送り出
しモータM5はステッピングモータでCPUボード8に
おけるプログラムの制御下にあり、設定された所定ステ
ップ数毎に間欠駆動される。すなわち、粘着テープ61
は巻き取り用モータM4によって常にワインダー側に引
かれている状態にあり、また、送り出しモータM5が駆
動された時にのみ所定量移動する機構となっている。
【0029】符号62は、テープ切れ検出機構で、先端
にローラ63を軸支した検出レバー64とその他端と接
触するように配置された粘着テープ切断検出スイッチ6
5を備える。前記のスイッチ65は粘着テープ61が切
断された時にON作動し、その信号出力をCPUボード
8の入出力回路に入力する。符号66は、オーバーフロ
ー検出機構で、検出レバー67とオーバーフロー検出ス
イッチ68を備える。検出レバー67の一端はワインダ
ー57に巻き取られたチップテープ69(図14…チッ
プ70を等間隔に接着・保持させたテープ)の巻き取り
外周面に接し、他端はオーバーロー検出スイッチ68に
対向している。この検出スイッチ68はCPUボード8
の入出力回路に接続されている。したがって、オーバー
フロー検出機構66は、ワインダー57に巻き取られた
チップテープ69の量が設定された値に達すると作動し
てプリンタ1の作動を停止する。。
【0030】なお、切断機構5、粘着テープ供給機構6
は、送り機構3および印字機構4からなるプリント機能
部に対してオプション的性格のもので、前記のプリント
機能部に対して脱着可能に構成されている。
【0031】以上の構成であり、次に被印字物2として
のチューブTに所定の印字を施した後、チップテープ6
9としてワインダー57に巻き取る場合についての準備
およびプリンタ1の作動について説明する。プリンタ1
にインクリボン供給リール26、チューブ供給リール1
6および粘着テープ供給リール58を装着し、チューブ
Tを巻き取って収納している供給リール16をプリンタ
1に装着する。
【0032】インクリボン25を引き出してテープ検出
センサー33、熱転写ヘッド22を経由させて先端を巻
き取りローラ31に取付け、インクリボン25をセット
する。 チューブTを引き出して巾よせローラ12、被
印字物検出センサー21、プラテンロール23、巾よせ
ガイドポスト13,14および送りローラA〜Cを経由
させて先端を切断機構5による切断位置に位置させ、チ
ューブTをセットする。チューブTは、巾よせローラ1
2の巾よせリング19(a,b)によって搬送経路aに
配置され、送りローラA〜Cの位置でこれらのローラと
それぞれのピンチローラA′〜C′によって挟持され、
また、ガイドポスト13,14によって、チューブTの
移動中における蛇行が抑制される。送りローラA〜Cの
位置でチューブTが持つ厚さはそれぞれのピンチローラ
A′〜Cがスプリングに抗して上下することで吸収され
る。
【0033】刃受け台48の位置を選択する。すなわ
ち、この場合、チューブTを全切とするために溝54を
チューブTの搬送経路aから外れた位置となるように手
動で切り換える。
【0034】粘着テープ61を引き出してフィードロー
ラ60、刃受け台48を経由させ先端をワインダー57
に取り付け、粘着テープ61をセットする。切断機構5
のカッター47の刃51は上昇位置にある。チューブT
の径に合わせて選択スイッチを押し、プラテンロール2
3の上下位置をセットする。
【0035】CPUボード8に、チューブ送り間隔(ス
テップ数により定まる。1ピッチとする)、粘着テープ
送り間隔(ステップ数)、印字内容データを入力しセッ
トする。チューブ送り間隔は印字内容に要するチューブ
Tの長さよりも大きく、粘着テープ送り間隔はチューブ
Tの径よりも大きい。なお、CPUボード8に格納され
たプログラムにはチューブ送りを基準として、印字作
動、インクリボン送り、チューブ送り、切断作動、粘着
テープ送りのタイミングおよびチェックと作動シーケン
スが入力されている。印字内容データは同一内容の単な
る繰り返しの場合は1組のデータが、シーケンスNoの
ように順番を持って変化する複数組のデータの場合は順
次に取り出されるアドレスと共に格納される。
【0036】以上の準備の後、プリンタ1が駆動される
とワインダー用モータM4が駆動されると共にCPUボ
ード8のプログラムによって次の処理・作動が行われ
る。
【0037】被印字物検出センサー21、インクリボン
検出センサー33がそれぞれの対象を検出しているこ
と、回転位置検出センサー56によってカッター47が
上方位置にあること、および粘着テープ切断検出スイッ
チ65、オーバーフロー検出スイッチがOFF状態にあ
ることが確認されると印字作動を開始する。
【0038】ソレノイド39が付勢されてステー36が
引き寄せられ、熱転写ヘッド22が下降して印字ピン4
1がインクリボン25を介してチューブTの表面に押し
付けられる。同時に、メインモータM1が駆動されてチ
ューブTが1ピッチ移動される。そして、この間に印字
内容に応じて各印字ピン41に通電され、その個所のイ
ンクが発熱してチューブT上に転写される。インクリボ
ン25はインクリボン送り用モータM2によってチュー
ブTの移動と同期して送られる。すなわち、印字が行わ
れる。
【0039】このときにプラテンロール23の左右巾
は、熱転写ヘッド22の左右巾よりも小さい(図7)の
で、印字圧によってチューブTが潰された時、断面にお
いて両側の厚みが大きくなる個所がプラテンロール23
の両側に外れ、印字がなされる上面部分が平らになる。
これにより、印字が確実に、かつ、正確に行われる。
【0040】なお、図4、図5は比較のために従来のプ
リンタにおける印字状況を示したものである。径が小さ
く、また、肉厚であるとか、材質が比較的固い場合(図
4)には印字圧によって印字面が平らになるが、径が大
きくなったり、肉薄であったり、あるいは材質的に腰の
弱いもの(図5)では、断面で示すように両端部よりも
センター部が低くなり、必要箇所に印字圧が不足して、
印字が不安定、かつ、不鮮明になる。
【0041】メインモータM1の設定された1ピツチの
駆動が終了すると該モータM1は停止され、1ピッチ終
了信号が出される。この信号によって、ソレノイド39
の付勢は解かれて戻しばね38によってステー36が戻
され、熱転写ヘッド22がチューブTからいったん放さ
れる。また、前記の1ピッチ終了信号によって切断機構
5のカッター駆動用モータM3が駆動され、回転位置検
出センサー56でカム55の1回転が検出された所で停
止する。
【0042】これにより、カム55によってカッター4
7が回動され、その刃51によって、刃受け台48との
間で、すでに1ピッチ分の長さに送り出されているチュ
ーブTの先端部が切断される。この場合、前記のように
刃受け台48の溝54はチューブTの搬送経路aから外
れた位置に配置されているので、先端部のチューブTは
全切され、チップ70とされる。そして、このチップ7
0は切断時の押圧によって粘着テープ61上に接着され
る。
【0043】回転位置検出センサー56の1回転信号に
よって、粘着テープ送り用モータM5が所定角度駆動さ
れ、粘着テープ61が送り出される。これによりチップ
70を接着したチップテープ69がワインダー57に1
ピッチ分巻き取られる。
【0044】粘着テープ送り用モータM5の所定角度回
転終了信号によって、再びチューブTの送りおよび印字
作動が開始され、この作動が繰り返される。そして、手
動、あるいはオーバーフロー検出スイッチ68がONと
なった時、プリンタ1の作動が停止する。また、被印字
物検出センサー21、インクリボン検出センサー33が
それぞれの検出対象を検出しなくなった時、および粘着
テープ切断検出スイッチ65がON作動したときは、異
常事態としてプリンタ1は緊急に停止される。
【0045】なお、上記作動においては、プリンタ1が
稼働された当初、切断機構5に送り出されて来るチュー
ブTには印字がなされていないが、完成品としてのチッ
プテープ69を利用する際にこの部分に相当するチップ
70の個所を切除して廃棄するようにすれば良い。これ
が不都合な場合には、チューブTをプリンタ1にセット
する当初、先端を熱転写ヘッド22の位置とし、このヘ
ッド22からカッター47による切断個所間までの距離
をチップ70の長さの整数倍とし、切断機構5、粘着テ
ープ供給機構6を空駆動するか、チューブ送りの数ピッ
チ分を待機させる。 チューブTの径が変化した時は、
プラテンロール23の高さおよび、巾よせガイドポスト
13,14の間隔を調整する。巾よせリング19(a,
b)の間隔はばね20(a,b)によって自動的に調整
される。印字範囲が長くなる時はチューブTを送る1ピ
ッチに関するステップ数を調整する。なお、熱転写ヘッ
ド22側のヘッド圧用ばね37で対応できる肉厚変化は
0.1から0.2mm程度であるから、被印字物2の厚
さに対応して、プラテンロール23の上下位置の調整が
必要である。また、ネームバンドNの場合も同様にして
チップテープ69として完成させることができる。
【0046】以上のように、この実施例によれば被印字
物2(チューブT、ネームバンドN)に厚みがあるにも
かかわらず、被印字物2の表面に正確で明瞭な印字がな
される。そして、印字後の被印字物2は印字個所毎に切
断されてチップ70とされ、切断された順序のままに位
置が固定されたチップテープ69とされる。
【0047】以上、送り機構3、印字機構4に加え、切
断機構5、粘着テープ供給機構6を備えたプリンタ1に
付いて説明したが、送り機構3と印字機構4だけで、ま
た、送り機構3、印字機構4および切断機構5でプリン
タを構成することもできる。
【0048】第2の実施例として、送り機構3と印字機
構4だけで構成されたプリンタの場合、チューブTやネ
ームバンドNをチップ70に切断し、これらをチップテ
ープ69にまで完成させることはできないが、ラベルテ
ープ11やタグテープに対し、支障なく印字を施すこと
ができる。この場合、熱転写ヘッド22に対しラベル位
置を位置決めするために、被印字物検出センサー21を
ラベル検出センサーとして用いることがある。このセン
サーは例えば剥離紙10に貼着されているラベル間の間
隙が通過するときに生じる光量変化を検出し、信号を発
する。
【0049】第3の実施例として、送り機構3、印字機
構4および切断機構5で構成されたプリンタの場合、チ
ューブTやネームバンドNをチップ70に切断すること
はできるが、これらをチップテープ69にまで完成させ
ることはできない。しかし、刃受け台48の位置を切り
換え、溝54を搬送経路aに位置させておくと、カッタ
ー47で被印字物2を切断するとき溝54の個所は切り
残されるので、被印字物2は、半切にされたチップ70
が一連につながった状態とされる。この様なチップ70
は軽く引くことによって簡単に1個ずつに分離すること
ができる。
【0050】図8は、第4の実施例であって、プラテン
機構71を示し、プラテンロール23に関する構成に特
徴を有する。プラテン機構71は、四角形をした盤体7
2とその角部にそれぞれ軸着されたプラテンロール23
(a〜d)を備える。盤体72は、中央部の軸73で機
枠に回動可能に軸支されて90°ごとに位置決めするこ
とが可能とされ、また、各プラテンロール23(a〜
d)は同じ径であり、かつ、それぞれに同じ歯数のギア
G(1〜4)を備える。さらに、軸73にはメインモー
タM1の駆動ベルト15で駆動されるギアG5が軸支さ
れ、前記のギアG(1〜4)とそれぞれの中間ギアG
(6〜9)を介して相互に噛合されている。
【0051】そして、軸73の中心からプラテンロール
23a間での距離が一番短く、プラテンロール23d間
までの距離が一番長くされている。図8ではプラテンロ
ール23dが使用位置に配置されており、このときの熱
転写ヘッド22との間隔は図9のように最も小さく、例
えば、ラベルテープ11に対する印字の際に採用され
る。径が大きなチューブTに印字するような時は、盤体
72を回動して、例えば、プラテンロール23dを使用
位置とし、熱転写ヘッド22との間隔を大きくとる。
【0052】盤体72の回動は、第1の実施例のように
選択スイッチ(4個)とそれぞれのスイッチに対応して
回動角度が定められたステッピングモータによって行っ
ても良く、手動で回動しても良い。
【0053】第5の実施例として、熱転写ヘッド22を
自己発熱型のサーマル転写ヘッドとすることも考えられ
る。しかし、本発明の場合、熱転写ヘッド22は通電方
式の方が優れ、印字スピードをサーマル転写方式の場合
の2〜5倍に上げることができる。これは、通電方式で
は、印字ピン41に熱が蓄積されず、ピン状であるため
に被印字物2の円弧、凹凸形状に対応しやすいこと、印
字エネルギが高く、インクの定着性が優れるためと考え
られる。また、通電方式は、印字圧が小さくヘッド寿命
が長い利点もある。
【0054】図10は、第6の実施例である。第1の実
施例における送りローラBと送りローラCが個別のステ
ッピングモータA,Bで駆動されるようになっている。
符号74はこれらのローラB,C間に新たに設ける巾よ
せガイドポストである。
【0055】この様にすると印字作動と切断作動とのタ
イミング的ずれを吸収することができ、例えば、印字作
動を連続で行わせながら、切断作動を間欠的に行わせる
などのことができる。すなわち、送りローラBで連続的
に送り出されてくる印字済みのチューブTは、切断作動
のためにチューブ先端部が送りローラCによって停止さ
れている間、送りローラB,Cの間で撓み、前記のタイ
ミング的ずれがこの個所で吸収される。
【0056】
【発明の効果】細長い被印字物に厚さの差があっても印
字することができ、細長い被印字物に印字するプリンタ
に汎用性をもたせることができる。切断機構を付加する
ことにより、プリンタとして、印字済みの被印字物を必
要とするチップに切断することができる。また、さら
に、粘着テープ供給機構を付加することで、印字順序を
変えずに印字済みチップを配列し、チップテープとして
その順序を固定することができる。プラテンロールの左
右巾が小さいので、チューブなどの表面にも明確な印字
を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体を機構的に示した正面図。
【図2】機構的に示した平面図。
【図3】要部の正面図。
【図4】機構的に示した要部の側面図。
【図5】印字状況を説明するための図(従来例)。
【図6】印字状況を説明するための図(従来例)。
【図7】印字状況を説明するための図(本発明)。
【図8】他の実施例の正面図。
【図9】プラテンロールの位置を説明するための図。
【図10】他の実施例の要部を示す正面図。
【図11】斜視図。
【図12】斜視図。
【図13】斜視図。
【図14】斜視図。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 被印字物 3 送り機構 4 印字機構 5 切断機構 6 粘着テープ
供給機構 22 熱転写ヘッド 23 プラテン
ロール 24 インクリボン供給機構 48 刃受け台 61 粘着テープ M1 メインモータ M2 インクリ
ボン駆動用モータ M3 カッター駆動用モータ M4 ワインダ
ー駆動用モータ M5 送り出し用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 11/66 9011−2C 25/308 B41J 25/30 G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い被印字物の送り機構と被印字物に
    対する印字機構を備え、印字機構は被印字物の搬送経路
    を挟み対向して配置された熱転写ヘッドとプラテンロー
    ルおよびインクリボン供給機構を有し、被印字物の厚さ
    に応じて熱転写ヘッドとプラテンロール間の間隔が調整
    可能とされていることを特徴とした細長い被印字物に印
    字するプリンタ。
  2. 【請求項2】 細長い被印字物の送り機構と被印字物に
    対する印字機構を備え、印字機構は被印字物の搬送経路
    を挟み対向して配置された熱転写ヘッドとプラテンロー
    ルおよびインクリボン供給機構を有し、プラテンロール
    の幅が被印字物の幅よりも小さくされていることを特徴
    とした細長い被印字物に印字するプリンタ
  3. 【請求項3】 印字機構の熱転写ヘッドとインクリボン
    が通電方式であることを特徴とした請求項1または請求
    項2に記載された細長い被印字物に印字するプリンタ
  4. 【請求項4】 細長い被印字物の送り機構と被印字物に
    対する印字機構および被印字物の搬送経路末端に被印字
    物を横断する切断機構を備え、送り機構は被印字物を設
    定されたピッチで間欠に送るものであって、印字ピッチ
    と切断ピッチが被印字物の送りピッチと等しくされてい
    ることを特徴とした細長い被印字物に印字するプリンタ
  5. 【請求項5】 切断機構が被印字物の全切カットと半切
    カットを選択可能とされていることを特徴とした請求項
    4に記載の細長い被印字物に印字するプリンタ
  6. 【請求項6】 被印字物の搬送経路末端に切断機構と粘
    着テープ供給機構を備え、切断機構は被印字物を粘着テ
    ープ上に送り出した後に全切するものであり、粘着テー
    プは前記搬送経路と直交する方向に、被印字物の幅より
    大きく設定されたピッチで間欠に搬送されることを特徴
    とした請求項4に記載の細長い被印字物に印字するプリ
    ンタ
JP14311392A 1992-04-17 1992-04-17 細長い被印字物に印字するプリンタ Pending JPH05294020A (ja)

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