JPH05293912A - プライ用リボンの巻取り装置 - Google Patents

プライ用リボンの巻取り装置

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JPH05293912A
JPH05293912A JP4102773A JP10277392A JPH05293912A JP H05293912 A JPH05293912 A JP H05293912A JP 4102773 A JP4102773 A JP 4102773A JP 10277392 A JP10277392 A JP 10277392A JP H05293912 A JPH05293912 A JP H05293912A
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JP
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bobbin
ply
ribbon
winding
ribbons
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JP4102773A
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Inventor
Osamu Suzuki
修 鈴木
Yasuhisa Shimizu
保久 清水
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プライ用リボンの成型工程以前に、予め、多
数本の帯状原反から得られたそれ相当数本のプライ用リ
ボンを連続的に連結させた状態で個別のボビンに巻いて
おくためプライ用リボンの巻取り装置を提供すること。 【構成】 複数本の帯状原反S、S´、S″が第1ボビ
ン10上に並列させて巻かれ、そのうちの1本の帯状原
反Sを第1ボビン10より引出すとともに走行させ、走
行中においてカッター部材66により帯状原反Sを複数
本のプライ用リボンCP(a) 、CP(b) ……に分割す
る。一方、個々のプライ用リボンCP(a) 、CP(b) …
…を巻取るためのリボン相当数の第2ボビン90(a) 、
90(b) 、90(c) ……を回転自在に設けるとともに、
前記プライ用リボンCP(a) 、CP(b) ……を、第2ボ
ビン90(a) 、90(b) 、90(c) ……にまで案内する
ための搬送手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤの製造工程にお
いてベルト層上に巻きつけて該ベルト層を補強するため
のキャッププライ用リボンあるいはエッジプライ用リボ
ンの巻取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】タイヤの
製造工程において、ベルト層を補強する目的で、該ベル
ト層の上に、例えばキャッププライが巻かれる。このキ
ャッププライは、ナイロン繊維等の数本のコードをゴム
で被覆したものであり、リボン状をなしているものがあ
る。
【0003】従来より、前記したようなプライ用のリボ
ンは、幅30〜60mmの帯状の原反をボビンから搬出
させるとともに走行させ、走行中にカッターで幅6〜1
6mm程度のリボン状に分割して作られる。
【0004】上記の方法で得られた複数本のプライ用リ
ボンは、一本のボビン上に並列状に巻き取られる。その
後、該ボビンはタイヤの2次成型機に運び込まれ、該ボ
ビンに巻かれているプライ用リボンを端側から順に引き
出してベルト成型ドラムに供給される。
【0005】上記ボビンにおける1本のプライ用リボン
の巻き分がなくなると、該プライ用リボンの終端部と、
それと隣接する同一ボビン上の他のプライ用リボンの巻
終わり端部とを重ね合わせて連結することにより、ベル
ト成型ドラムへの供給を引き続き行なえるようにしてい
る。
【0006】しかしながら、上記したように、タイヤの
2次成型機に運ばれるボビンには多数本のプライ用リボ
ンが並列状に巻かれていたので、成型時に1本のプライ
用リボンの巻き分がなくなると、該プライ用リボンと他
の隣接するプライ用リボンとを連結するために、成型工
程を休止しなければならないという問題があった。
【0007】そこで、プライ用リボンの成型工程以前
に、予め、多数本のプライ用リボンを連続的に連結させ
た状態で個別のボビンに巻いておく必要が生じた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプライ用リボン
の巻取り装置は、複数本の帯状原反が並列状に巻かれた
第1ボビンから送り出された1本の帯状原反を複数本の
プライ用リボンに分割するためのカッター部材が設けら
れ、前記プライ用リボンを巻取るためのリボン相当数の
第2ボビンが回転自在に支持されるとともに、前記プラ
イ用リボンを第2ボビンに案内するための搬送手段が設
けられてなり、前記複数本のプライ用リボンを、1本ず
つ個別の第2ボビンに巻取るとともに、1本の帯状原反
の巻き分が終わると、該帯状原反の終端部と他の隣接す
る帯状原反の始端部とを連結して、第2ボビンによる巻
取りを続行できるようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明のプライ用リボンの巻取り装置におい
て、第1ボビンに並列させて巻かれた複数本の帯状原反
のうちの1本が、前記第1ボビンから送り出されるとと
もに、走行中、カッター部材により複数本のプライ用リ
ボンに分割される。
【0010】各プライ用リボンは、回転する第2ボビン
にまで案内され、該第2ボビンによって巻取られてい
く。
【0011】1本の帯状原反の巻き分が終わると、該帯
状原反の終端部と他の隣接する帯状原反の始端部とを連
結し、第2ボビンによる巻取りを続行させる。これによ
り、プライ用リボンの成型工程以前に、容易に多数本の
プライ用リボンを連続的に連結させた状態で個別のボビ
ン上に巻いておくことができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて、キャッププライ用リ
ボンあるいはエッジプライ用リボンの巻取り装置A(以
下、「巻取り装置A」という)を説明する。
【0013】図1は、巻取り装置Aの側面図を示すもの
である。図に示すように、巻取り装置Aは、大きく分け
て、送出し部1、分割部2および巻取り部3とからなっ
ている。
【0014】前記送出し部1の拡大正面図を図2に、拡
大平面図を図3に示す。図において、符号10は、台車
12の上に回転自在に支持された円柱状の第1ボビンで
ある。前記第1ボビン10は同じく台車12の上に設置
されたモータ14により回転するものである。符号16
は無端チェーンであり、前記モータ14の動力はこの無
端チェーン16に伝わり、前記第1ボビン10を回転さ
せる。
【0015】前記第1ボビン10には、図4に示すよう
に、30〜60mmの幅を有する複数本の帯状原反S、
S´、S″……が同軸上に並列させて巻かれている。
【0016】前記分割部2の拡大側面図を図5に示し、
拡大平面図を図7に示す。図において、符号18はモー
タであり、その出力軸20は、帯状原反Sの走行方向に
対して直交する方向に延びている。前記出力軸20に
は、先端側からスプロケット22、スプロケット24が
設けられている。
【0017】符号26は前記出力軸20と平行に延びる
伝動ローラであり、先端側からスプロケット28、スプ
ロケット30、スプロケット32が軸着されている。
【0018】符号34、36、38は、それぞれ送りロ
ーラであり、軸方向略中央部より先端側が径大となって
いる。また、送りローラ34にはスプロケット40が、
送りローラ36にはスプロケット42が、送りローラ3
8にはスプロケット44が、それぞれ軸着されている。
【0019】また、送りローラ34の下方には送りロー
ラ46が、送りローラ36の下方には送りローラ48が
それぞれ配されており、それぞれにスプロケット(図示
せず)が軸着されている。さらに、送りローラ34と送
りローラ36との間に伝動ローラ50が配されており、
前記伝動ローラ50にスプロケット52が軸着されてい
る。
【0020】符号54、56、58は、それぞれ無端チ
ェーンであり、無端チェーン54は出力軸20の先端に
軸着されたスプロケット22と伝動ローラ26の先端に
軸着されたスプロケット28とに掛け渡されている。無
端チェーン56はスプロケット32とスプロケット44
とに掛け渡されている。無端チェーン58はスプロケッ
ト30から順に、スプロケット42、スプロケット5
2、スプロケット40に掛け渡されている。さらに、前
記スプロケット52から順に、前記送りローラ46およ
び送りローラ48に軸着したスプロケットにも無端チェ
ーン60が掛け渡されている。
【0021】しかるに、分割部2の上部に設けられたモ
ータ18が駆動しスプロケット22が回転すると、該ス
プロケット22から動力が伝わって伝動ローラ26が回
転する。伝動ローラ26が回転すれば、これに伴ってス
プロケット32、44を介して送りローラ38を回転さ
せる。これと同時に伝動ローラ26の回転は無端チェー
ン58を走行せしめ、送りローラ34、送りローラ36
およびスプロケット52を回転させる。またスプロケッ
ト52の回転は無端チェーン60を走行せしめ、送りロ
ーラ46、送りローラ48を回転させる。図5における
矢印は、各送りローラ等の回転方向を示すものである。
なお、符号62は、ナイロン繊維が多数植設されてなる
ブラシローラであり、送りローラ38の上方にこれと当
接するように配されているとともに、ウエイト64によ
り、常に下方に付勢されている。前記第1ボビン10に
巻かれた複数本の帯状原反S、S´、S″……のうちの
1本Sが、前記モータ14の駆動に伴って第1ボビン1
0から送り出され(図4参照)るとともに、前記モータ
18によって回転する送りローラ38とブラシローラ6
2との間を通過する。この時、帯状原反S上のゴミや埃
は前記ブラシローラ62により取り除かれる。
【0022】このようにして分割部2の内部に入った帯
状原反Sは、さらに、回転する前記送りローラ48、3
6、34、46により分割部2の内部をジグザグに走行
することになる。
【0023】符号66はカッター部材であり、前記送り
ローラ36と送りローラ34との間における、帯状原反
Sの走行路に配されている。このカッター部材66は、
図6に示すように、同形の8枚のカッター66(a) 、6
6(a) ……を所定間隔毎に帯状原反Sの走行方向と直交
する方向に横並び状に並列させたものであり、各カッタ
ー66(a) は下方に向かって延びるように配されている
とともに、その刃先68は走行して来る帯状原反Sの方
に向けられている。しかるに、送りローラ36を通過し
たのちの帯状原反Sは、前記カッター部材66によりリ
ボン状に9本に分割され、走行方向に対して直交する方
向に順に並列した状態で、次の送りローラ34に向かっ
て走行する。
【0024】9本に分割された帯状原反Sは前記送りロ
ーラ34を通過したのち、9本のうちの一側端縁部のも
のMが、分割部2の下部に配された耳取りボビン70に
巻き取られていき、残りの8本がプライ用リボンCP
(a) 、CP(b) 、CP(c) 、……CP(h) として利用さ
れる(走行方向に対して直交する方向に並列する8本の
プライ用リボンを、走行方向右側から左側にかけてそれ
ぞれCP(a) 、CP(b)、CP(c) 、CP(d) ……CP
(h) としている)。前記耳取りボビン70は分割部2の
下部に設置されたギアモータ72により回転するもので
ある。
【0025】前記した8本のプライ用リボンCP(a) 、
CP(b) 、CP(c) 、……CP(h)は、送りローラ46
を通過したのち、向きを斜め上方に変えて走行し、櫛型
の形状をなしたリボンセパレート74を通過する。これ
により、1本のプライ用リボンと他の隣接するプライ用
リボン(例えばCP(a) とCP(b) )の間隔が拡がり、
間隔が拡がった状態でプライ用リボンCP(a) 、CP
(b) 、CP(c) 、……CP(h) は分割部2から搬出され
るとともに巻取り部3に向かう。
【0026】前記巻取り部3は、図1に示すように、大
きく分けて、分割部2側からみて第1巻取り室3(a) 、
第2巻取り室3(b) 、第3巻取り室3(c) 、第4巻取り
室3(d) と、4つに分かれており、それぞれはさらに上
部、下部の2つに分けられる。すなわち、前記巻取り部
3は、合計8つの巻取部屋に分かれており、各部屋に1
つずつ、後述する第2ボビンが配されている。前記第1
巻取り室3(a) の拡大側面図を図8に示す。
【0027】図において、符号76は伝動ローラであ
り、スプロケット78が軸着されている。このスプロケ
ット78と、前記したモータ18の出力軸20に軸着さ
れたスプロケット24には、無端チェーン80が掛け渡
されている。前記伝動ローラ76の近傍には送りローラ
82、83、84が配されており、前記送りローラ8
2、84および前記伝動ローラ76には無端チェーン8
6が掛け渡されている。しかるに、前記モータ18が駆
動しスプロケット24が回転すれば、無端チェーン80
が走行し、これにより伝動ローラ76が回転するととも
に、送りローラ82、84が回転することになる。図8
における矢印は、各送りローラ等の回転方向を示すもの
である。
【0028】分割部2から搬出された8本のプライ用リ
ボンのうちの2本のプライ用リボンCP(a) とCP(e)
は、送りローラ82、83、84を通過して第1巻取り
室3(a) に案内されるとともに、ガイドローラ88、お
よびガイドプーリ92、93、94により正確にガイド
され、プライ用リボンCP(a) は第2ボビン90(a)に
(図9参照)、またプライ用リボンCP(e) は第2ボビ
ン90(e) にそれぞれ案内され巻取られていく。なお、
第1巻取り室3(a) の上部、下部にそれぞれ配された第
2ボビン90(a) 、90(e) は、それぞれの近傍に配さ
れたモータ95により回転するものであり、符号96
は、前記モータ95の動力を伝達するための無端チェー
ンである。また、符号98は、ガイドローラ84とガイ
ドローラ88との間におけるプライ用リボンCP(a) 、
CP(e) にテンションをかけるためのリング状のウエイ
トである。
【0029】残り6本のプライ用リボンCP(b) 、CP
(c) 、……CP(h) は、すべて前記第1巻取り室3(a)
の上部に設けられたガイドバー99の上を通り、そのう
ち2本のキャッププライCP(b) とCP(f) は、ガイド
ローラ100、101、102および104を介して第
2巻取り室3(b) に案内されるとともに、ガイドローラ
106により第2ボビン90(b) 、90(f) 付近にまで
案内され、第1巻取り室3(a) と同様、プライ用リボン
CP(b) は第2ボビン90(b) に、またプライ用リボン
CP(f) は第2ボビン90(f) にそれぞれ案内され巻取
られていく。
【0030】残りのプライ用リボンCP(c) 、CP(d)
、CP(g) およびCP(h) についても上記と同じ要領
で、それぞれ第2ボビン90(c) 、第2ボビン90(d)
、第2ボビン90(g) および第2ボビン90(h) に案
内され巻取られていく。
【0031】なお、第2ボビンの回転力のみでプライ用
リボンを各巻取り室に誘導することも可能ではあるが、
強いテンションがリボンにかかることが予想されるの
で、次のような手段(図10、図11参照)により各プ
ライ用リボンを走行させることが好ましい。
【0032】すなわち、図に示すように、第1巻取り室
3(a) 〜第4巻取り室3(d) の前側上部に配されたギア
ボックス内に、それぞれ第1伝動ギア21、第2伝動ギ
ア23、第3伝動ギア25、第4伝動ギア27が設けら
れている。またプライ用リボンの走行方向に対して直交
する方向に延びる2本の送りローラ29が、それぞれ前
記第2伝動ギア23と第3伝動ギア25とに動力伝達可
能に連結されているとともに、前記各伝動ギア間にはそ
れぞれ伝動軸31、33、35が動力伝達可能に架設さ
れている。
【0033】前記第1伝動ギア21にはスプロケット3
7が軸着されているとともに、上記した送りローラ82
にスプロケット39が軸着されており、さらに両スプロ
ケット37、39には無端チェーン41が掛け渡されて
いる。しかるに、前記送りローラ82の回転は、スプロ
ケット39を介して無端チェーン41を走行せしめ、前
記第1伝動ギア21を回転させるようになっている。第
1伝動ギア21が回転すれば、前記伝動軸31が軸を中
心にして回転するとともに、第2伝動ギア23を駆動さ
せる。前記第2伝動ギア23が駆動すれば、前記伝動軸
33、送りローラ29が回転するととともに、前記第2
伝動ギア23の駆動により走行する無端チェーン43に
より送りローラ101、104が回転する。
【0034】プライ用リボンの、第3巻取り室3(c) お
よび第4巻取り室3(d) への誘導に関しても上記と同様
であり、前記第2伝動ギア23の駆動が、伝動軸33
(延いては伝動軸35)を回転させ、第3伝動ギア25
および第4伝動ギア27を介して各伝動ギアの下方にそ
れぞれ位置する送りローラ101、104を回転させ
る。このように送りローラ101、104を積極的に回
転させることにより、プライ用リボンにあまりテンショ
ンをかけずに該プライ用リボンを各巻取り室に誘導する
ことができる。
【0035】第1ボビン10上の帯状原反S1本分の引
出しが終わると、該帯状原反Sの終端部と他の隣接する
待機中の帯状原反S´の始端部とを連結するとともに、
帯状原反S´が、今まで送り出していた前記帯状原反S
の位置にくるように、第1ボビン10を台車12ごと動
かし、第2ボビン90(a) 、90(b) 、……90(h)に
よる巻取りを続行させる。なお、送出し部1における台
車12を容易に左右方向に移動できるようなガイドレー
ル108を設けておくことが好適である(図3参照)。
【0036】また、帯状原反S´の巻き分が終わると、
上記と同じ要領で、該帯状原反S´と、これと隣接する
帯状原反S″とを連結するとともに台車12を動かし、
第2ボビン90(a) 、90(b) ……90(h) による巻取
りを引続き行なう。順次これを繰り返すと、プライ用リ
ボンの成型工程以前に、多数本の帯状原反S、S´、
S″……から得られたそれ相当数本のプライ用リボンC
P(a) 、CP(b) 、CP(c) 、……CP(h) を連続的に
連結させた状態で個別のボビン上に巻いておくことがで
きる。
【0037】なお、本実施例では、8本のプライ用リボ
ンを一度に巻取るタイプの巻取り装置Aを示したが、カ
ッター部材におけるカッターの枚数を変えるとともに、
巻取り用の第2ボビンの数をそれ相当の数に変えて、例
えば、6本の、あるいは10本のプライ用リボン、また
はその他の数のプライ用リボンを同時に巻取れるように
構成してもよい。
【0038】また、図9および図12に示すように、第
2ボビンの前に配されたガイドプーリ92、93、94
は、軸方向(矢印参照)に往復運動するように設けられ
ている。前記ガイドプーリを往復運動させることは必ず
しも必要ではないが、このようにすることにより、第2
ボビン上に巻取られたプライ用リボンが、その巻取り
中、搬送中あるいは成型工程中に崩れるようなことはな
くなる。
【0039】すなわち、前記したように軸方向に往復運
動させた状態で巻取りを行なうと、プライ用リボンは、
第2ボビン上において前記ガイドプーリの運動幅の範囲
で略均一な径に巻き取られることになり、その巻取りが
1箇所に集中するようなことはなくなる。これにより、
第2ボビン上のプライ用リボンが崩れるようなことはな
くなる。
【0040】なお、第2ボビンにプライ用リボンが巻き
取られるにつれ(第2ボビン上のプライ用リボンが径大
となるにつれ)、該第2ボビンの回転速度を落とす方が
好適であるが、前記ガイドプーリ92、93、94の往
復運動速度が、このような第2ボビンの変速に対応でき
るように制御系が働く。また、前記ガイドプーリは、エ
アーシリンダー、オイルシリンダーあるいはラックとピ
ニオンの機構など、公知の方法を利用して行なえばよ
い。
【0041】
【発明の効果】本発明の巻取り装置によれば、プライ用
リボンの成型工程以前に、予め、多数本の帯状原反から
得られたそれ相当数本のプライ用リボンを連続的に連結
させた状態で個別のボビンに巻いておくことができるの
で、従来のように成型工程を一時的に休止して1つのプ
ライ用リボンと他のプライ用リボンとを連結させる必要
はなくなり、ベルト成型ドラムの稼働率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す巻取り装置の全体を示
す側面図である。
【図2】送出し部の拡大正面図である。
【図3】前図の平面図である。
【図4】複数本の帯状原反が第1ボビン上に巻かれてい
る状態を示す斜視図である。
【図5】分割部の拡大側面図である。
【図6】走行する帯状原反をカッター部材により分割し
た状態を示す斜視図である。
【図7】分割部の拡大平面図である。
【図8】巻取り部における第1巻取り室の拡大側面図で
ある。
【図9】第1巻取り室における要部拡大斜視図である。
【図10】巻取り部の部分拡大側面図である。
【図11】前図の略示平面図である。
【図12】第2ボビン直前のガイドプーリが軸方向に往
復運動する様子を示す略示説明図である。
【符号の説明】
10……第1ボビン 14、18、95……モータ 66……カッター部材 90(a) 、90(b) 、90(c) 、90(d) 、90(e) 、
90(f) 、90(g) 、90(h) ……第2ボビン CP(a) 、CP(b) 、CP(c) 、CP(d) 、CP(e) 、
CP(f) 、CP(g) 、CP(h) ……プライ用リボン S、S´、S″……帯状原反

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の帯状原反が並列状に巻かれた第1
    ボビンから送り出された1本の帯状原反を複数本のプラ
    イ用リボンに分割するためのカッター部材が設けられ、 前記プライ用リボンを巻取るためのリボン相当数の第2
    ボビンが回転自在に支持されるとともに、前記プライ用
    リボンを第2ボビンに案内するための搬送手段が設けら
    れてなり、 前記複数本のプライ用リボンを1本ずつ個別の第2ボビ
    ンに巻取るとともに、1本の帯状原反の巻き分が終わる
    と、該帯状原反の終端部と他の隣接する帯状原反の始端
    部とを連結して第2ボビンによる巻取りを続行できるよ
    うにしたことを特徴とするプライ用リボンの巻取り装
    置。
JP4102773A 1992-04-22 1992-04-22 プライ用リボンの巻取り装置 Withdrawn JPH05293912A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT202000032561A1 (it) * 2020-12-29 2022-06-29 Pirelli Processo e impianto per confezionare pneumatici di ruote di veicoli e metodo per predisporre elementi longiformi da utilizzare nel suddetto processo
IT202000032573A1 (it) * 2020-12-29 2022-06-29 Pirelli Processo e impianto per confezionare pneumatici di ruote di veicoli e metodo per predisporre elementi longiformi da utilizzare nel suddetto processo

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