JPH05293837A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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Publication number
JPH05293837A
JPH05293837A JP12967292A JP12967292A JPH05293837A JP H05293837 A JPH05293837 A JP H05293837A JP 12967292 A JP12967292 A JP 12967292A JP 12967292 A JP12967292 A JP 12967292A JP H05293837 A JPH05293837 A JP H05293837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
mold
cavity
release agent
ultraviolet absorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12967292A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Nishio
治郎 西尾
Takao Inoue
貴雄 井上
Masanobu Fujii
賢信 藤井
Haruna Miura
はる奈 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP12967292A priority Critical patent/JPH05293837A/ja
Publication of JPH05293837A publication Critical patent/JPH05293837A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板に形成される合成樹脂層の表面近くにの
み紫外線吸収剤を存在させる。 【構成】 凹型11の内面所要部に、紫外線吸収剤4を
混入した離型剤13を塗布する工程と、凹型11内に基
板2をキャビティー14を形成するようにして納める工
程と、前記キャビティー14内に合成樹脂流動体16を
注入する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この明細書に開示された発明は、
流し台・調理台・洗面台・収納庫等の扉として好適な化
粧板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種化粧板の製造方法として以
下の如きものは知られている。即ち、凹型の内面所要部
に離型剤を塗布する工程と、凹型内に基板をキャビティ
ーを形成するようにして納める工程と、前記キャビティ
ー内に紫外線吸収剤を混入した合成樹脂流動体を注入す
る工程とを有するものは知られている。合成樹脂流動体
に紫外線吸収剤を混入しておくことによって、成形完了
後の合成樹脂層に当たる紫外線を紫外線吸収剤によって
吸収して、合成樹脂層の紫外線による変色を防止するこ
とが出来るものである。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の方法で製造された化粧板
には以下の如き欠点があった。即ち、紫外線による変色
を防止するためには、合成樹脂層の表面近くに多くの紫
外線吸収剤が存在する方が効果的であるが、従来の方法
では紫外線吸収剤を混入した合成樹脂流動体を使用する
ものであったため、紫外線吸収剤が合成樹脂層内に均一
に分散することになるため、その結果として、合成樹脂
層の内部の紫外線吸収剤を有効利用することが出来ず、
その分だけ変色防止効果が低下するという欠点があり、
他方、変色防止効果を高めるため紫外線吸収剤の混入量
を多くするとコスト高となる欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この明細書に開示さ
れた発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を
採用した。請求項1の発明は、凹型の内面所要部に、紫
外線吸収剤を混入した離型剤を塗布する工程と、凹型の
キャビティー内に合成樹脂流動体を注入する工程とを有
するものである。
【0005】
【発明の作用】この明細書に開示された発明は以下の如
き作用をなすものである。請求項1の発明によれば合成
樹脂層の表面近くにのみ紫外線吸収剤を存在させること
が出来る。
【0006】
【実施例】以下に前記発明を図面を参照しつつ2つの実
施例に基づいて説明する。
【0007】実施例1(図1〜図3参照) [第1工程]図2に示すごとく、凹型11の内面の周縁
部の立上り面及び底面(後述の装飾縁材3を形成するキ
ャビティー14の周面となる部分)に紫外線吸収剤4を
混入した離型剤13を塗布する。前記紫外線吸収剤4と
しては、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、フェニ
ルサリシレート、シアノアクリレート等が好適である。
【0008】[第2工程]その後、離型剤13を少し乾
燥させる。この工程で、紫外線吸収剤4は離型剤13に
付着した状態となる。なお、離型剤13の種類によって
はこのような工程は必ずしも必要なものではない。
【0009】[第3工程]その後、図3に示すごとく、
基板2が仮止めされた閉塞型12を基板2の側周縁との
間にキャビティー14を形成するようにして凹型11に
被せる。前記基板2としては、合板・パーティクルボー
ド・MDF等が好適である。基板2を閉塞型12に仮止
めする手段としては、閉塞型12に形成された空気孔1
5に吸引装置(図示略)を接続して、基板2と閉塞型1
2との間の空気を吸引して基板2を閉塞型12に吸着さ
せたり、また、両面テープによって基板2を閉塞型12
に接着させたりすることが考えられる。
【0010】[第4工程]その後、キャビティー14内
に静かに合成樹脂流動体16を注入する。前記したごと
く紫外線吸収剤4が離型剤13に付着した状態であるこ
と、及び合成樹脂流動体16を静かにキャビティー14
に流し入れることによって、紫外線吸収剤4は合成樹脂
流動体16の内部に混入しないで、合成樹脂流動体16
の表面に付着した状態を保持する。前記合成樹脂流動体
16としては、ポリウレタン樹脂・ポリエステル樹脂の
流動体が好適である。
【0011】[第5工程]その後、合成樹脂流動体16
を硬化させた後、凹型11及び閉塞型12から化粧板1
を外す。このようにして、図1に示すごとき、基板2の
側周縁に装飾縁材3(合成樹脂層)を有する化粧板1を
得ることが出来る。
【0012】実施例2(図4参照) [第1工程]図4に示すごとく、凹型11の内面全体に
紫外線吸収剤4を混入した離型剤13を塗布する。
【0013】[第2工程]その後、図4に示すごとく、
基板2が仮止めされた閉塞型12を基板2との間にキャ
ビティー14を形成するようにして凹型11に被せる。
キャビティー14は、基板2の側周面及び基板2の表面
(図4における下面)との間に形成される。その後は、
実施例1と同様である。
【0014】なお、基板2を使用しないで、全体を合成
樹脂製とすることも可能である。また、必要に応じてキ
ャビティー14を形成する閉塞板12にも紫外線吸収剤
4を混入した離型剤13を塗布するようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】この明細書に開示された発明は、前記し
た如き構成によって、以下の如き効果を奏するものであ
る。この明細書に開示された発明は、合成樹脂層の表面
近くにのみ紫外線吸収剤を存在させることが出来るの
で、紫外線吸収剤を有効利用することが出来、その結
果、従来と同量の紫外線吸収剤を使用しても、変色防止
作用を従来に比較して高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によって製造された化粧板の斜視図で
ある。
【図2】実施例1の工程を説明するための、その1の縦
断面図である。
【図3】実施例1の工程を説明するための、その2の縦
断面図である。
【図4】実施例2の工程を説明するための縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 化粧板 2 基板 4 紫外線吸収剤 11 凹型 13 離型剤 14 キャビティー 16 合成樹脂流動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 賢信 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 三浦 はる奈 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹型の内面所要部に、紫外線吸収剤を混
    入した離型剤を塗布する工程と、凹型のキャビティー内
    に合成樹脂流動体を注入する工程とを有することを特徴
    とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 凹型の内面所要部に、紫外線吸収剤を混
    入した離型剤を塗布する工程と、凹型内に基板をキャビ
    ティーを形成するようにして納める工程と、前記キャビ
    ティー内に合成樹脂流動体を注入する工程とを有するこ
    とを特徴とする化粧板の製造方法。
JP12967292A 1992-04-22 1992-04-22 化粧板の製造方法 Withdrawn JPH05293837A (ja)

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JP12967292A JPH05293837A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 化粧板の製造方法

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JPH05293837A true JPH05293837A (ja) 1993-11-09

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JP (1) JPH05293837A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166486A (ja) * 2007-12-19 2009-07-30 Asahi Kasei Corp 光吸収性を有するモールド、該モールドを利用する感光性樹脂のパターン形成方法、及び印刷版の製造方法
JP2010110937A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Kojima Press Industry Co Ltd 木質化粧板の製造方法

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JP2009166486A (ja) * 2007-12-19 2009-07-30 Asahi Kasei Corp 光吸収性を有するモールド、該モールドを利用する感光性樹脂のパターン形成方法、及び印刷版の製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990706