JPH05293834A - 塗装面評価用レプリカ作製方法 - Google Patents

塗装面評価用レプリカ作製方法

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JPH05293834A
JPH05293834A JP12535692A JP12535692A JPH05293834A JP H05293834 A JPH05293834 A JP H05293834A JP 12535692 A JP12535692 A JP 12535692A JP 12535692 A JP12535692 A JP 12535692A JP H05293834 A JPH05293834 A JP H05293834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
replica
silicone
resin
silicon
Prior art date
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Pending
Application number
JP12535692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kawaguchi
義広 川口
Hideyuki Taguchi
秀之 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP12535692A priority Critical patent/JPH05293834A/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外等において実車を対象としても、簡単な
工程にて、短時間に、塗装面のレプリカが作製され得る
ようにする。 【構成】 評価を行なうべき塗装膜10の表面に、薄く
型取り用シリコン11を流し込み、その上から二液式熱
硬化性硬質樹脂12を流し込んで、二液式熱硬化性硬質
樹脂12が硬化する際の反応熱によって、型取り用シリ
コン11をを硬化させた後に、型取り用シリコン11を
二液式熱硬化性硬質樹脂12と一緒に塗装面から剥がす
ことにより、型13を得て、この型13にウレタン樹脂
14を流し込み、硬化させて、該型13から取り外すこ
とにより、ウレタン樹脂製のレプリカ14’を作製する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の塗装面の評
価を行なうために塗装面のレプリカを作製する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の塗装面の評価を行なう場
合、流動性の高いシリコン樹脂を利用して型取りを行な
い、得られた型にウレタン等の樹脂を流し込んで硬化さ
せ、剥がすことによりレプリカを作製し、このレプリカ
の表面を評価することによって自動車の塗装面の評価、
特に塗装膜の表面の微小粗度や表面観察等の評価を行な
っている。
【0003】上記レプリカの作製は、通常は図2に示す
ように行なわれる。即ち、先ず評価すべき塗装膜1(図
2(A)参照)に対して、型取り用シリコン2を約10
mmの厚さになるように流し込んで、脱泡装置によって
真空脱泡した後に、加熱器を用いて約60℃の温度で3
0分間加熱することにより、この型取り用シリコン2を
硬化させる(図2(B)参照)。この型取り用シリコン
2が完全に硬化したら、図2(C)に示すようにこれを
塗装膜1から剥がすことによってシリコン型2’が得ら
れる。次に、図2(D)に示すように、このシリコン型
2’内にウレタン樹脂3を流し込んで、常温にて約30
分間放置する。その後、ウレタン樹脂3が硬化したら、
図2(E)に示すように、該ウレタン樹脂3をシリコン
型2’から取り外すと、レプリカ3’が得られる。
【0004】そして、このようにして得られたレプリカ
3’を、例えば表面粗度計,顕微鏡等により測定・観察
することにより、塗装膜1の表面の定量評価が行なわれ
得ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなレプリカの作製方法においては、脱泡装置や加熱器
が必要であることから、実験室の段階にて、サンプル用
塗装膜のテストピースに対しては、比較的容易にレプリ
カが作製され得ても、屋外等において実車を対象にした
市場調査等の場合においては、脱泡装置や加熱器として
巨大な装置が必要になることから、実質的にレプリカを
作製することは困難であった。このため、型取り用シリ
コン2を常温で硬化させようとすると、完全に硬化する
までには、約24時間という長時間がかかってしまい、
作業性が悪いと共に、実用的とはいえなかった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑み、屋外等にお
いて実車を対象としても、簡単な工程にて短時間で、塗
装面のレプリカを作製し得るようにした、塗装面評価用
レプリカ作製方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
よれば、評価を行なうべき塗装膜の表面に薄く型取り用
シリコンを流し込み、その上から二液式熱硬化性硬質樹
脂を流し込んで、この二液式熱硬化性硬質樹脂が硬化す
る際の反応熱によって型取り用シリコンを硬化させた後
に、この型取り用シリコンを二液式熱硬化性硬質樹脂と
一緒に塗装面から剥がすことにより型を得て、この型に
ウレタン樹脂を流し込み硬化させて、この型から取り外
すことにより、ウレタン樹脂製のレプリカを作製するよ
うにしたことを特徴とする塗装面評価用レプリカ作製方
法により達成される。
【0008】
【作用】上記構成によれば、評価を行なうべき塗装膜の
表面に対して、薄く型取り用シリコンを流し込み、その
上から二液式熱硬化性硬質樹脂を流し込んで、この二液
式熱硬化性硬質樹脂が硬化する際の反応熱によって、型
取り用シリコンを硬化させるようにしたから、型取り用
シリコンの硬化のために加熱器を用意する必要がなく、
しかも短時間で型取り用シリコンを硬化し得る。また、
硬化後の二液式熱硬化性硬質樹脂が型取り用シリコンの
形状維持機能を有しているので、この型取り用シリコン
を肉薄にでき、その結果流し込みの際に気泡が入り難く
なって、脱泡工程も不要になることから、脱泡装置も用
意する必要がない。そのため、屋外等において実車を対
象としても、巨大な装置を使用することなく、簡単な工
程によって、短時間で型取り用シリコンの硬化が行え、
塗装面のレプリカを容易に作製することができる。
【0009】また、硬化後の二液式熱硬化性硬質樹脂が
型取り用シリコンの形状維持機能を有し、しかも二液式
熱硬化性硬質樹脂と型取り用シリコンとで厚みのある型
全体が構成されるので、該型取り用シリコンによる型か
ら作製されるレプリカは、従来の方法によるレプリカと
同等の複製精度で仕上げられる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示した一実施例に基づいて、こ
の発明法を詳細に説明する。図1は本発明による塗装面
評価用レプリカ作製方法の一実施例を示している。先
ず、図1(A)に示すように評価を行なうべき塗装膜1
0に対して、その表面に型取り用シリコン11を約2〜
3mmの厚さになるように肉薄に流し込み(図1(B)
参照)、さらにその上から二液式熱硬化性硬質樹脂12
を流し込む(図1(C)参照)。ここで、二液式熱硬化
性硬質樹脂12は、それに含まれる二液が反応すること
によって硬化すると共に、その際に発生する反応熱によ
って、上記型取り用シリコン11が硬化せしめられる。
この場合、型取り用シリコン11は肉薄であることか
ら、約30分程度で硬化し得る。
【0011】この型取り用シリコン11が完全に硬化し
たら、図1(D)に示すように、これを二液式熱硬化性
硬質樹脂12から成るベースと一緒に塗装膜10から剥
がすことにより、型13が得られる。この型13内に、
図1(E)に示すようにウレタン樹脂14を流し込ん
で、常温にて約30分間放置する。その後、該ウレタン
樹脂14が硬化したら、図1(F)に示すように、該ウ
レタン樹脂14を型13から取り外すと、レプリカ1
4’が得られる。
【0012】以上、この発明法による工程について述べ
たが、評価を行なうべき塗装膜10の表面に対して、薄
く型取り用シリコン11を流し込み、その上から二液式
熱硬化性硬質樹脂12を流し込んで、この二液式熱硬化
性硬質樹脂12が硬化する際の反応熱によって、型取り
用シリコン11を硬化させるようにしたから、型取り用
シリコン11の硬化のために加熱器を用意する必要がな
く、しかも短時間で型取り用シリコン11を硬化するこ
とができる。また、硬化後の二液式熱硬化性硬質樹脂1
2は、型取り用シリコン11の形状維持機能を有してい
るので、この型取り用シリコン11を肉薄にでき、その
結果流し込みの際に気泡が入り難くなって、脱泡工程も
不要になることから、とくに脱泡装置も用意する必要が
ない。従って、屋外等において実車を対象とした場合で
も、巨大な装置を使用することなく、簡単にしかも短時
間で該型取り用シリコン11を硬化することができ、容
易に塗装面のレプリカ14′を作製することができる。
【0013】また、硬化後の二液式熱硬化性硬質樹脂1
2が型取り用シリコン11の形状維持機能を有し、しか
も二液式熱硬化性硬質樹脂12と型取り用シリコン11
とで厚みのある型13全体が構成されるので、型取り用
シリコン11による型から作製されるレプリカ14′
は、従来の方法によるレプリカと同等の複製精度で仕上
げられ得る。
【0014】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、屋外等に
おいて実車を対象としても、簡単な工程にて、短時間に
塗装面のレプリカが作製され得るという、極めて優れた
塗装面評価用レプリカ作製方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による塗装面評価用レプリカ作製方法
の一実施例における工程を順次に示す工程図である。
【図2】従来の塗装面評価用レプリカ作製方法の工程を
順次示す工程図である。
【符号の説明】
10 塗装膜 11 型取り用シリコン 12 二液式熱硬化性硬質樹脂 13 型 14 ウレタン樹脂 14’ レプリカ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価を行なうべき塗装膜の表面に、薄く
    型取り用シリコンを流し込み、その上から二液式熱硬化
    性硬質樹脂を流し込んで、該二液式熱硬化性硬質樹脂が
    硬化する際の反応熱によって、上記型取り用シリコンを
    硬化させた後に、該型取り用シリコンを二液式熱硬化性
    硬質樹脂と一緒に塗装面から剥がすことにより型を得
    て、この型にウレタン樹脂を流し込み、硬化させて該型
    から取り外すことにより、ウレタン樹脂製のレプリカを
    作製するようにしたことを特徴とする、塗装面評価用レ
    プリカ作製方法。
JP12535692A 1992-04-20 1992-04-20 塗装面評価用レプリカ作製方法 Pending JPH05293834A (ja)

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JPH05293834A true JPH05293834A (ja) 1993-11-09

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