JPH05293598A - 連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置 - Google Patents

連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置

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Publication number
JPH05293598A
JPH05293598A JP9985092A JP9985092A JPH05293598A JP H05293598 A JPH05293598 A JP H05293598A JP 9985092 A JP9985092 A JP 9985092A JP 9985092 A JP9985092 A JP 9985092A JP H05293598 A JPH05293598 A JP H05293598A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
magnetic pole
magnetic field
continuous casting
long side
Prior art date
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Pending
Application number
JP9985092A
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English (en)
Inventor
Toshiro Tomiyama
淑朗 冨山
Noboru Yasukawa
登 安川
Shigeru Ogura
滋 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH05293598A publication Critical patent/JPH05293598A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 連続鋳造用鋳型の背後に、この鋳型を隔てて
互いに極の異なる磁極を対向配置して、鋳型内に静磁場
を印加することにより生じるローレンツ力にて鋳型内の
溶鋼流動を抑制する装置において、一方の磁極は鋳型背
面に連結し、他方の磁極は一方の磁極よりかけわたす支
持部材によって、対面する鋳型を移動可能に固定してな
る。 【効果】 連続鋳造操業中に、静磁場を印加しながら鋳
幅変更や鋳型長辺の水平方向振動が容易に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続鋳造用鋳型に配
設してこの鋳型内の溶鋼流動を抑制するために有用な静
磁場印加装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼を代表例とする溶融金属の連続鋳造の
際には、鋳型内の浴面下において浸漬ノズル開口から吐
出される溶融金属流に対して、鎖交する向きに静磁場を
印加することで生じるローレンツ力により、この溶融金
属流の流動を抑制することが行われている。上記の如き
静磁場を印加するための装置に関しては、特開平2-284
750 号公報にて、鋳型長辺の背後に、この鋳型を隔てて
互いに極の異なる磁極を対向するように電磁石を配置す
る例が開示されている。かかる電磁石は、対面する鋳型
長辺面のそれぞれに連結させるのが一般的である。
【0003】ところで、連続鋳造操業の際には、多連鋳
操業によってサイズの異なる鋳片を連続的に鋳造するこ
ともしばしば行われているわけであるが、上述のような
静磁場印加装置をそなえている場合においては、鋳型を
隔てた磁極が互いに異なる極であることから、この相対
する磁極間に磁気吸引力が発生する。
【0004】既に述べたとおり、この磁極は、鋳型長辺
に連結していることから、この鋳型長辺面も互いに吸引
されることになって、鋳込み中幅変更のように、鋳造中
に鋳型長辺面を移動させようとする場合に、鋳型長辺と
鋳型短辺とのクランプ力を緩和することができず、鋳込
み中幅変更を行い難いという問題があった。
【0005】また、この鋳型長辺に過大なクランプ力が
加わっていることから、特開平2−290656号公報に示さ
れるように、鋳型長辺を水平方向に振動させる場合に
は、この駆動装置はこのクランプ力に打ち勝って駆動さ
せる必要があり、安定した振動波形が得られないこと
や、駆動装置が大型化するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題を有利に解決するもので、鋳型内に静磁場を印加しな
がら鋳造を行う際に、鋳込み中の幅変更並びに水平方向
の移動を容易に行うことができる連続鋳造用の静磁場印
加装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、連続鋳造用
鋳型の背後に、この鋳型を隔てて互いに極の異なる磁極
を対向配置して、鋳型内に静磁場を印加することにより
生じるローレンツ力にて鋳型内の溶鋼流動を抑制する装
置において、一方の磁極は鋳型背面に連結し、他方の磁
極は一方の磁極よりかけわたす支持部材によって、対面
する鋳型を移動可能に固定してなることを特徴とする連
続鋳造用鋳型の静磁場印加装置である。
【0008】
【作用】この発明では、鋳型を隔てて対向配置にかかる
磁極の一方を、移動の必要のない鋳型長辺の背面に連結
し、かつ他方の磁極については、鋳型長辺に連結するの
ではなく、一方の磁極からかけわたした支持部材により
固定することにより、磁気吸引力は支持部材に作用する
のみで、鋳型長辺に作用することがなくなる。したがっ
て、他方の鋳型に対面する鋳型は、磁極に無関係に移動
させることができるために、鋳型長辺と鋳型短辺とのク
ランプ力が過大になることがなく、鋳型幅変更や水平方
向の振動を容易に行うことができるのである。
【0009】
【実施例】図1にこの発明の1実施例を要部の断面で示
し、図2にその斜視図を示す。この連続鋳造用鋳型は組
立鋳型であって、鋳型長辺1a,1bと、この鋳型長辺
1a,1b間に挟持される鋳型短辺2で鋳造空間を形成
するものであり、この鋳造空間に対面する側には水冷銅
板3が配設されている。長辺鋳型1a,1bの背後には
それぞれ電磁石4a,4bが配設される。
【0010】図示の電磁石4a,4bは、溝型断面の磁
心5に電磁コイル6を巻き掛けて電磁石としたものであ
り、鋳型長辺に対面する磁極を互いの電磁石で異なる極
とすることにより、鋳型内の上部領域及び下部領域に磁
場を印加することを可能とするものである。
【0011】一方の長辺鋳型1aに対面する電磁石4a
は、電磁コイル固定ボルト7にてこの長辺鋳型1aに結
合し、他方の電磁石4bは、上述した電磁石4aの側端
よりかけわたしてボルト結合する支持棒8を介して電磁
石4aと連結・支持される。また電磁石4bの底部はロ
ーラー付支持部材9により紙面左右方向に移動可能に支
持される。
【0012】かくして、この電磁石4aに対面する鋳型
長辺1bは、電磁石4bとは関係されず、自由に移動が
可能になる。この鋳型長辺1bの移動は、鋳型長辺1b
を支持するフレーム10との間に油圧シリンダ11を介在さ
せて、この油圧シリンダ11を作動させることにより行
い、前述したようなクランプ力の緩和等を行うのであ
る。
【0013】またこの発明では、対面する鋳型長辺の背
後に電磁石を個別に配設するものであるから、鋳片幅変
更ばかりでなく、鋳片厚みの調整、変更についても容易
である。
【0014】なお、図中番号12は一方の鋳型1aをフレ
ーム10と接続するための鋳型固定ボルト、13は鋳片を支
持するためのガイドローラーである。
【0015】以上、図面に従いこの発明を具体的に説明
したが、この発明では、図示例に限定されることはな
い。例えば、鋳型内に磁場を印加するのは電磁石に限ら
ず永久磁石の例でも良い。また電磁石は、溝型形状の例
を示したが、形状については特に限定されない。さらに
支持部材は、電磁石の側端から掛け渡す例に限らず、鋳
造の際に他の部材と干渉しない位置であればよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の連続鋳造用鋳型の磁場印加装
置は、一方の磁極は鋳型背面に連結し、他方の磁極は一
方の磁極よりかけわたす支持部材によって、対面する鋳
型を移動可能に固定してなることにより、連続鋳造操業
中に、静磁場を印加しながら鋳幅変更や鋳型長辺の水平
方向振動が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の1実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図2は、この発明の1実施例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 鋳型長辺 4a,1b 電磁石 5 磁心 6 電磁コイル 7 電磁コイル固定ボルト 8 支持棒 10 フレーム 11 油圧シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造用鋳型の背後に、この鋳型を隔
    てて互いに極の異なる磁極を対向配置して、鋳型内に静
    磁場を印加することにより生じるローレンツ力にて鋳型
    内の溶鋼流動を抑制する装置において、 一方の磁極は鋳型背面に連結し、他方の磁極は一方の磁
    極よりかけわたす支持部材によって、対面する鋳型を移
    動可能に固定してなることを特徴とする連続鋳造用鋳型
    の静磁場印加装置。
JP9985092A 1992-04-20 1992-04-20 連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置 Pending JPH05293598A (ja)

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JP9985092A JPH05293598A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置

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JP9985092A JPH05293598A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置

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JP9985092A Pending JPH05293598A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 連続鋳造用鋳型の静磁場印加装置

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JP (1) JPH05293598A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019122971A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 日本製鉄株式会社 連続鋳造用鋳型
JP2020006381A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 日鉄エンジニアリング株式会社 連続鋳造鋳型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019122971A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 日本製鉄株式会社 連続鋳造用鋳型
JP2020006381A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 日鉄エンジニアリング株式会社 連続鋳造鋳型

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