JPH05293036A - 炊飯器の水量設定装置 - Google Patents
炊飯器の水量設定装置Info
- Publication number
- JPH05293036A JPH05293036A JP9822592A JP9822592A JPH05293036A JP H05293036 A JPH05293036 A JP H05293036A JP 9822592 A JP9822592 A JP 9822592A JP 9822592 A JP9822592 A JP 9822592A JP H05293036 A JPH05293036 A JP H05293036A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- rice
- rice cooker
- water supply
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】炊飯器において任意の米量に対応した水量比を
正確に設定できるようにすること。 【構成】炊飯釜(1) に給水できるように給水回路(3) を
設け、蓋(2) に水深検知手段(4) を設ける。この水深検
知手段によって給水回路から給水されたときの米層上面
迄の水深が設定値になったとき給水を停止させと、米量
に対応した水量比となる。
正確に設定できるようにすること。 【構成】炊飯釜(1) に給水できるように給水回路(3) を
設け、蓋(2) に水深検知手段(4) を設ける。この水深検
知手段によって給水回路から給水されたときの米層上面
迄の水深が設定値になったとき給水を停止させと、米量
に対応した水量比となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器の水量設定装置、
即ち、炊飯米量に適する水量を設定する装置に関するも
のである。
即ち、炊飯米量に適する水量を設定する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及び課題】家庭用の炊飯器では、図1のよう
に、炊飯釜(1) の内面に炊飯米量に応じた複数の水量目
盛(11)(11)を刻設している。炊飯時には、予め計量した
量の米を炊飯釜(1) 内に収容して、前記米量に対応する
水量目盛(11)まで水を入れて加熱装置(12)によって加熱
し、炊飯する。
に、炊飯釜(1) の内面に炊飯米量に応じた複数の水量目
盛(11)(11)を刻設している。炊飯時には、予め計量した
量の米を炊飯釜(1) 内に収容して、前記米量に対応する
水量目盛(11)まで水を入れて加熱装置(12)によって加熱
し、炊飯する。
【0003】ところが、この従来のものでは、前記水量
目盛(11)の刻設位置は、対応する米量に対して正確に対
応しているものの、計量した米の量が不正確な場合に
は、水位を前記水量目盛(11)に正確に合せたとしても、
水量比は不正確なものとなる。また、米量が正確であっ
ても、炊飯釜(1) の内面の水量目盛(11)に水面の位置は
合せにくく、水面の位置と水量目盛(11)とが一致しない
場合には、同様に水量比が不正確になる。
目盛(11)の刻設位置は、対応する米量に対して正確に対
応しているものの、計量した米の量が不正確な場合に
は、水位を前記水量目盛(11)に正確に合せたとしても、
水量比は不正確なものとなる。また、米量が正確であっ
ても、炊飯釜(1) の内面の水量目盛(11)に水面の位置は
合せにくく、水面の位置と水量目盛(11)とが一致しない
場合には、同様に水量比が不正確になる。
【0004】又、前記水量目盛(11)に対応する米量から
外れた米量を炊飯する場合には、対応する水量目盛がな
いことから、正確な水量比が設定できない。本発明は、
かかる点に鑑みてなされたものであり、上記形式の炊飯
器において任意の米量に対応した水量比を正確に設定で
きるようにすることをその課題とする。
外れた米量を炊飯する場合には、対応する水量目盛がな
いことから、正確な水量比が設定できない。本発明は、
かかる点に鑑みてなされたものであり、上記形式の炊飯
器において任意の米量に対応した水量比を正確に設定で
きるようにすることをその課題とする。
【0005】[請求項1の発明]
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『炊飯釜(1) の上端開放部に給水回路(3) の
下流端を臨ませると共に前記給水回路(3) には給水弁(3
1)を挿入し、炊飯釜(1) に被蓋される蓋(2) に水深検知
手段(4) を設け、水量設定動作信号を出力する操作部を
設け、前記水量設定動作信号によって前記給水弁(31)を
開弁させると共に水深検知手段(4) の検知水深が設定値
(H0)になったときの出力により前記給水弁(31)を閉弁さ
せる制御装置(C) を設けた』ことである。
的手段は、『炊飯釜(1) の上端開放部に給水回路(3) の
下流端を臨ませると共に前記給水回路(3) には給水弁(3
1)を挿入し、炊飯釜(1) に被蓋される蓋(2) に水深検知
手段(4) を設け、水量設定動作信号を出力する操作部を
設け、前記水量設定動作信号によって前記給水弁(31)を
開弁させると共に水深検知手段(4) の検知水深が設定値
(H0)になったときの出力により前記給水弁(31)を閉弁さ
せる制御装置(C) を設けた』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。蓋(2)
を開放して任意の量の米を炊飯釜(1) に投入し、蓋(2)
を閉じた状態で操作部を操作すると水量設定動作信号が
制御装置(C) に入力されて給水弁(31)が開弁し、給水回
路(3) から炊飯釜(1) 内に給水される。
を開放して任意の量の米を炊飯釜(1) に投入し、蓋(2)
を閉じた状態で操作部を操作すると水量設定動作信号が
制御装置(C) に入力されて給水弁(31)が開弁し、給水回
路(3) から炊飯釜(1) 内に給水される。
【0008】給水当初は、米層内に水が浸透することか
ら、水深検知手段(4) の検知水深はゼロ状態にある。投
入水量が増加するに従って、水面が米層の上面の上方に
なる。この状態では、水深検知手段(4) からの出力は、
水面と米層上面との間の高さに相当する水深となる。そ
して、この水深が設定値(H0)になった時点で給水弁(31)
が閉弁されて水量設定が完了する。
ら、水深検知手段(4) の検知水深はゼロ状態にある。投
入水量が増加するに従って、水面が米層の上面の上方に
なる。この状態では、水深検知手段(4) からの出力は、
水面と米層上面との間の高さに相当する水深となる。そ
して、この水深が設定値(H0)になった時点で給水弁(31)
が閉弁されて水量設定が完了する。
【0009】尚、容器に米を収容した場合、米粒と米粒
との間には空隙が生じるから、この空隙率は米量に比例
したものとなり、上記のように、米層上面の水深を所定
の値にすることで水量比が所定の値に設定されるものと
なる。
との間には空隙が生じるから、この空隙率は米量に比例
したものとなり、上記のように、米層上面の水深を所定
の値にすることで水量比が所定の値に設定されるものと
なる。
【0010】
【効果】米層の上面迄の水深が所定の値に設定された時
に水の投入が停止され、このときの水量は、炊飯釜(1)
内の米量に適合したものとなるから、従来の水量目盛に
合せて水量比を設定する場合に比べて水量設定時の誤差
が少くなり、炊き上がりが向上する。
に水の投入が停止され、このときの水量は、炊飯釜(1)
内の米量に適合したものとなるから、従来の水量目盛に
合せて水量比を設定する場合に比べて水量設定時の誤差
が少くなり、炊き上がりが向上する。
【0011】また、任意の米量に対してこれに適合する
水量が設定できるから、炊飯米量を任意に設定できる。
つまり、事前に計米をしなくても適正な水量比が設定で
きる。 [請求項2及び請求項3の発明]請求項2の発明は、振
動発生手段(5) を内蔵して、これを水量設定に先立って
所定時間作動させるようにしたものであり、水深検知の
際に米層の上面が平滑化されるから、水深検知精度が向
上し、水量設定精度が向上する。
水量が設定できるから、炊飯米量を任意に設定できる。
つまり、事前に計米をしなくても適正な水量比が設定で
きる。 [請求項2及び請求項3の発明]請求項2の発明は、振
動発生手段(5) を内蔵して、これを水量設定に先立って
所定時間作動させるようにしたものであり、水深検知の
際に米層の上面が平滑化されるから、水深検知精度が向
上し、水量設定精度が向上する。
【0012】又、請求項3の発明は、振動発生手段の振
動出力部を炊飯釜(1) に対接させたものであり、振動発
生手段(5) からの振動が効率的に炊飯釜(1) に伝達され
て、米層上面の平滑化が一層確実となる。
動出力部を炊飯釜(1) に対接させたものであり、振動発
生手段(5) からの振動が効率的に炊飯釜(1) に伝達され
て、米層上面の平滑化が一層確実となる。
【0013】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。図2以下に示す実施例は、炊飯操作によっ
て自動的に水量が設定され、且、タイマー炊飯可能にし
たものである。この炊飯器は、図2に示すように、上方
開放のケーシング(10)の底部に加熱装置(12)としての環
状のヒータ(12a) が設けられ、ケーシング(10)に対して
取り出し自在に収容した炊飯釜(1) が前記ヒータ(12a)
に載置されている。ヒータ(12a) の中央開口からは、振
動発生手段(5) の筒状出力部(51)が突出しヒータ(12a)
に載置された炊飯釜(1) の底部に対接する。又、前記筒
状出力部(51)の中央には、振動発生手段(5) のケーシン
グとの間に介装されたバネ(B) によって上昇方向に付勢
された温度センサ(S) が設けられ、この温度センサ(S)
の感熱面が炊飯釜(1) の底面中央に対接している。
て詳述する。図2以下に示す実施例は、炊飯操作によっ
て自動的に水量が設定され、且、タイマー炊飯可能にし
たものである。この炊飯器は、図2に示すように、上方
開放のケーシング(10)の底部に加熱装置(12)としての環
状のヒータ(12a) が設けられ、ケーシング(10)に対して
取り出し自在に収容した炊飯釜(1) が前記ヒータ(12a)
に載置されている。ヒータ(12a) の中央開口からは、振
動発生手段(5) の筒状出力部(51)が突出しヒータ(12a)
に載置された炊飯釜(1) の底部に対接する。又、前記筒
状出力部(51)の中央には、振動発生手段(5) のケーシン
グとの間に介装されたバネ(B) によって上昇方向に付勢
された温度センサ(S) が設けられ、この温度センサ(S)
の感熱面が炊飯釜(1) の底面中央に対接している。
【0014】上記加熱装置(12)の外周部には汁受皿(13)
が配設され、この汁受皿(13)とケーシング(10)の底部と
の間には、上記振動発生手段(5) と共に制御装置(C) 及
び給水弁(31)が配設される。上記構成のケーシング(10)
の上端開放部には蓋(2) が被冠するが、この実施例で
は、この蓋(2) は外蓋(2a)と内蓋(2b)とから構成され、
外蓋(2a)の中央内面から突出する連結軸部(21)によって
着脱自在に連結されている。前記蓋(2) は、ケーシング
(10)の側壁上部に設けた軸受部(14)によって片開き自在
に軸支されており、この反対側に設けた揺動自在のフッ
ク(22)が対応するケーシング(10)の側壁上部に設けた被
係合部(15)に係脱自在に係合する。
が配設され、この汁受皿(13)とケーシング(10)の底部と
の間には、上記振動発生手段(5) と共に制御装置(C) 及
び給水弁(31)が配設される。上記構成のケーシング(10)
の上端開放部には蓋(2) が被冠するが、この実施例で
は、この蓋(2) は外蓋(2a)と内蓋(2b)とから構成され、
外蓋(2a)の中央内面から突出する連結軸部(21)によって
着脱自在に連結されている。前記蓋(2) は、ケーシング
(10)の側壁上部に設けた軸受部(14)によって片開き自在
に軸支されており、この反対側に設けた揺動自在のフッ
ク(22)が対応するケーシング(10)の側壁上部に設けた被
係合部(15)に係脱自在に係合する。
【0015】従って、上記構成の蓋(2) を閉じたときに
は内蓋(2b)が炊飯釜(1) の上端のフランジ部(F) に対接
した状態でフック(22)が被係合部(15)に係合して、閉じ
た状態にロックされる。外蓋(2a)に設けた連結軸部(21)
には炊飯釜(1) 内に連通する連通孔(32)が形成されてお
り、この連通孔(32)に連通するチューブ(33)が外蓋(2a)
を挿通して軸受部(14)からケーシング(10)内の給水弁(3
1)に連通接続されており、このチューブ(33)が既述の給
水回路(3) となり、給水弁(31)の入口部を給水源に接続
すると、この給水弁(31)の開弁状態において前記チュー
ブ(33)を介して連通孔(32)から炊飯釜(1) 内に給水され
る。
は内蓋(2b)が炊飯釜(1) の上端のフランジ部(F) に対接
した状態でフック(22)が被係合部(15)に係合して、閉じ
た状態にロックされる。外蓋(2a)に設けた連結軸部(21)
には炊飯釜(1) 内に連通する連通孔(32)が形成されてお
り、この連通孔(32)に連通するチューブ(33)が外蓋(2a)
を挿通して軸受部(14)からケーシング(10)内の給水弁(3
1)に連通接続されており、このチューブ(33)が既述の給
水回路(3) となり、給水弁(31)の入口部を給水源に接続
すると、この給水弁(31)の開弁状態において前記チュー
ブ(33)を介して連通孔(32)から炊飯釜(1) 内に給水され
る。
【0016】又、外蓋(2a)には、水深検知手段(4) が取
付けられこの先端の検知部は内蓋(2b)に設けた透孔を介
して炊飯釜(1) 内に突出する。この水深検知手段(4)
は、超音波発振部とこれの反射波を受信する受信部とを
具備し、炊飯釜(1) 内の収容される水の水面からの反射
波を受信して演算された水面までの距離と、この下方の
米層からの反射波を受信して演算された米層上面までの
距離との差から水深(H)を演算するものである。従っ
て、この水深検知手段(4) からは前記水深(H) に直接対
応する信号が出力されることとなる。
付けられこの先端の検知部は内蓋(2b)に設けた透孔を介
して炊飯釜(1) 内に突出する。この水深検知手段(4)
は、超音波発振部とこれの反射波を受信する受信部とを
具備し、炊飯釜(1) 内の収容される水の水面からの反射
波を受信して演算された水面までの距離と、この下方の
米層からの反射波を受信して演算された米層上面までの
距離との差から水深(H)を演算するものである。従っ
て、この水深検知手段(4) からは前記水深(H) に直接対
応する信号が出力されることとなる。
【0017】上記した各部はケーシング(10)の側壁に設
けた操作盤(6) の操作スイッチによって始動し、各部か
らの入力信号に基きマイクロコンピュータによって構成
される制御装置(C) の出力によりその動作が制御され
る。尚、上記のように、この実施例では、タイマー炊飯
を可能とするためタイマー(T1)が前記制御装置(C) 内に
内蔵される。従って、上記操作盤(6) には、炊飯操作の
ための炊飯スイッチ(61)とは別に、タイマー炊飯のため
のタイマーセットスイッチ(62)が設けられるている。
けた操作盤(6) の操作スイッチによって始動し、各部か
らの入力信号に基きマイクロコンピュータによって構成
される制御装置(C) の出力によりその動作が制御され
る。尚、上記のように、この実施例では、タイマー炊飯
を可能とするためタイマー(T1)が前記制御装置(C) 内に
内蔵される。従って、上記操作盤(6) には、炊飯操作の
ための炊飯スイッチ(61)とは別に、タイマー炊飯のため
のタイマーセットスイッチ(62)が設けられるている。
【0018】タイマー炊飯では、タイマーセットから炊
飯開始時までの経過時間がセットされる方式となってお
り、この経過時間がタイマー(T1)の設定時間となり、設
定時間から30分を差し引いた時間が経過した時点で出
力信号を出力する形式のタイマーとしてある。つまり、
8時間後に炊飯を開始したい場合には、操作盤(6) に設
けた表示部(図示せず)に[08:00]の表示が出る
ようにセットすると、7時間30分経過後に所定の出力
信号(この実施例では給水指令信号)が出力される。
飯開始時までの経過時間がセットされる方式となってお
り、この経過時間がタイマー(T1)の設定時間となり、設
定時間から30分を差し引いた時間が経過した時点で出
力信号を出力する形式のタイマーとしてある。つまり、
8時間後に炊飯を開始したい場合には、操作盤(6) に設
けた表示部(図示せず)に[08:00]の表示が出る
ようにセットすると、7時間30分経過後に所定の出力
信号(この実施例では給水指令信号)が出力される。
【0019】上記制御装置(C) の動作を実行させるプロ
グラムを図3のフローチャートに基いて説明する。炊飯
開始に先立って、蓋(2) を開いて炊飯釜(1) 内に米を投
入する。その後、タイマー炊飯の場合には、タイマーセ
ットスイッチ(62)によってセット時刻から炊飯開始時刻
までの経過時間をセットして、炊飯スイッチ(61)を操作
する。
グラムを図3のフローチャートに基いて説明する。炊飯
開始に先立って、蓋(2) を開いて炊飯釜(1) 内に米を投
入する。その後、タイマー炊飯の場合には、タイマーセ
ットスイッチ(62)によってセット時刻から炊飯開始時刻
までの経過時間をセットして、炊飯スイッチ(61)を操作
する。
【0020】タイマーによらず、通常の炊飯をする場合
には、タイマーセットスイッチ(62)を操作することな
く、炊飯スイッチ(61)が操作される。電源が投入される
と、先ず、ステップ(71)で炊飯スイッチ(61)が操作され
たか否かを監視する。炊飯スイッチ(61)が操作される
と、ステップ(72)に移行し、上記タイマー炊飯のセット
がされているか否かが判断される。
には、タイマーセットスイッチ(62)を操作することな
く、炊飯スイッチ(61)が操作される。電源が投入される
と、先ず、ステップ(71)で炊飯スイッチ(61)が操作され
たか否かを監視する。炊飯スイッチ(61)が操作される
と、ステップ(72)に移行し、上記タイマー炊飯のセット
がされているか否かが判断される。
【0021】タイマー炊飯にセットされている場合に
は、タイマー(T1)が「オン」となり、ステップ(73)で経
過時間が監視され、設定時間の30分前になると、振動
発生手段(5) がタイマー(T2)によって設定される時間だ
け作動し、給水弁(31)が開弁される。つまり、給水に先
立って前記タイマー(T2)の設定時間(例えば10秒〜1
分程度)が経過するまで炊飯釜(1) に振動が与えられ、
炊飯釜(1) 内の米の上面が平滑化される。その後給水弁
(31)の開弁によって連結軸部(21)の連通孔(32)から給水
が開始され、ステップ(74)では、水深検知手段(4) から
の出力が監視され水深検知手段(4) の水深(H) が設定値
(H0)になると給水弁(31)が閉弁される。これで水量設定
が完了する。このものでは、給水に先立って米層上面が
平滑化され、平滑化された米層上面と水面との間の水深
が検知されて水量設定されるから、この水量設定精度が
良い。
は、タイマー(T1)が「オン」となり、ステップ(73)で経
過時間が監視され、設定時間の30分前になると、振動
発生手段(5) がタイマー(T2)によって設定される時間だ
け作動し、給水弁(31)が開弁される。つまり、給水に先
立って前記タイマー(T2)の設定時間(例えば10秒〜1
分程度)が経過するまで炊飯釜(1) に振動が与えられ、
炊飯釜(1) 内の米の上面が平滑化される。その後給水弁
(31)の開弁によって連結軸部(21)の連通孔(32)から給水
が開始され、ステップ(74)では、水深検知手段(4) から
の出力が監視され水深検知手段(4) の水深(H) が設定値
(H0)になると給水弁(31)が閉弁される。これで水量設定
が完了する。このものでは、給水に先立って米層上面が
平滑化され、平滑化された米層上面と水面との間の水深
が検知されて水量設定されるから、この水量設定精度が
良い。
【0022】その後、ステップ(75)によってタイマー(T
3)の計時時間が監視され、設定時間(30分)経過時に
ヒータ(12a) が「オン」となって炊飯が進行する。これ
により、設定時刻に炊飯が開始されることとなる。そし
て、この炊飯開始時点は炊飯釜(1) 内に給水した時点か
ら約30分の浸漬時間が経過したものとなり、この30
分間に各米粒に所定度合水が含浸された状態で炊飯が開
始されることとなる。
3)の計時時間が監視され、設定時間(30分)経過時に
ヒータ(12a) が「オン」となって炊飯が進行する。これ
により、設定時刻に炊飯が開始されることとなる。そし
て、この炊飯開始時点は炊飯釜(1) 内に給水した時点か
ら約30分の浸漬時間が経過したものとなり、この30
分間に各米粒に所定度合水が含浸された状態で炊飯が開
始されることとなる。
【0023】この炊飯中は、ステップ(76)の状態にあ
り、温度センサ(S) によって炊飯釜(1) 内の温度が監視
され炊飯釜(1) 内の水が蒸発して炊飯釜(1) の底部が炊
飯完了温度に上昇すると、ヒータ(12a) がオフとなって
主炊飯動作が完了し、この後所定の時間むらし工程に入
る。以上の動作はタイマー炊飯の場合であるが、タイマ
ーセットスイッチ(62)によってタイマーセットがされて
いない場合には、ステップ(72)を経てタイマー(T1)の計
時時間を視ることなくそのまま給水弁(31)を開弁させて
以後の動作を実行する。従って、この場合には、炊飯ス
イッチ(61)の操作によって炊飯米量に適合した水量が投
入された後、30分経過時に炊飯が自動的に進行するこ
ととなる。
り、温度センサ(S) によって炊飯釜(1) 内の温度が監視
され炊飯釜(1) 内の水が蒸発して炊飯釜(1) の底部が炊
飯完了温度に上昇すると、ヒータ(12a) がオフとなって
主炊飯動作が完了し、この後所定の時間むらし工程に入
る。以上の動作はタイマー炊飯の場合であるが、タイマ
ーセットスイッチ(62)によってタイマーセットがされて
いない場合には、ステップ(72)を経てタイマー(T1)の計
時時間を視ることなくそのまま給水弁(31)を開弁させて
以後の動作を実行する。従って、この場合には、炊飯ス
イッチ(61)の操作によって炊飯米量に適合した水量が投
入された後、30分経過時に炊飯が自動的に進行するこ
ととなる。
【0024】尚、前記30分の浸漬時間は、洗米不要な
米の場合には有効であるが、炊飯に先立って米を研ぐ必
要のあるものではかえって浸漬時間が長すぎる場合があ
る。このためには、操作盤(6) に浸漬時間の要否を選択
する選択スイッチ(63)を設け、この選択スイッチ(63)が
「オン」となっている場合にのみ浸漬時間のある制御を
実行させる方式とすることができる。このためには、図
4のように、ステップ(75)の前に選択スイッチ(63)の状
態を判断するステップ(77)を挿入し、この選択スイッチ
(63)が「オン」の場合にはステップ(75)に移行し、逆に
選択スイッチ(63)がオフの場合にはステップ(75)を経る
ことなく直接加熱装置(12)を「オン」させる構成とすれ
ばよい。
米の場合には有効であるが、炊飯に先立って米を研ぐ必
要のあるものではかえって浸漬時間が長すぎる場合があ
る。このためには、操作盤(6) に浸漬時間の要否を選択
する選択スイッチ(63)を設け、この選択スイッチ(63)が
「オン」となっている場合にのみ浸漬時間のある制御を
実行させる方式とすることができる。このためには、図
4のように、ステップ(75)の前に選択スイッチ(63)の状
態を判断するステップ(77)を挿入し、この選択スイッチ
(63)が「オン」の場合にはステップ(75)に移行し、逆に
選択スイッチ(63)がオフの場合にはステップ(75)を経る
ことなく直接加熱装置(12)を「オン」させる構成とすれ
ばよい。
【0025】又、予め水で研がれていてある程度の含水
率になっている米を炊飯する場合、浸漬時間を前記30
分よりも短い時間に、例えば、10分程度に設定するこ
とも可能であり、この場合には、図5に示すように、ス
テップ(77)から分岐されるフローに計時ステップ(78)を
挿入すればよい。上記実施例の場合、ステップ(75)によ
って設定される浸漬時間を30分としたが、この値は、
炊飯方式等に応じて適宜設定されるものであり、30分
に限定されるものではない。
率になっている米を炊飯する場合、浸漬時間を前記30
分よりも短い時間に、例えば、10分程度に設定するこ
とも可能であり、この場合には、図5に示すように、ス
テップ(77)から分岐されるフローに計時ステップ(78)を
挿入すればよい。上記実施例の場合、ステップ(75)によ
って設定される浸漬時間を30分としたが、この値は、
炊飯方式等に応じて適宜設定されるものであり、30分
に限定されるものではない。
【0026】又、上記実施例では加熱装置(12)をヒータ
(12a) としたが、ガスバーナによって炊飯釜(1) を加熱
する構成としてもよい。この場合には、炊飯開始動作は
ガスバーナへのガス回路に挿入した開閉弁を開弁すると
共に点火動作を行い、主炊飯完了時には前記開閉弁を閉
弁させることとなる。上記実施例のものでは、外蓋(2a)
と内蓋(2b)とを連結する連結軸部(21)を介して給水する
こととしたが、他の箇所から炊飯釜(1) 内に給水するよ
うにしてもよい。
(12a) としたが、ガスバーナによって炊飯釜(1) を加熱
する構成としてもよい。この場合には、炊飯開始動作は
ガスバーナへのガス回路に挿入した開閉弁を開弁すると
共に点火動作を行い、主炊飯完了時には前記開閉弁を閉
弁させることとなる。上記実施例のものでは、外蓋(2a)
と内蓋(2b)とを連結する連結軸部(21)を介して給水する
こととしたが、他の箇所から炊飯釜(1) 内に給水するよ
うにしてもよい。
【0027】次に、水深検知手段(4) としては、図6に
示すような公知の距離計(40)を利用することも考えられ
る。この距離計(40)は、発光ダイオード(41)から発した
光をレンズ(42)によって平行光線とし、被測定部からの
反射光線を前記レンズ(42)から一定距離離れた位置に設
けた集光レンズ(45)によって焦点を結ばせ、この焦点に
位置する箇所に位置検出素子(44)を配設した構成であ
る。前記位置検出素子(44)は、中心から受光点(D) まで
の距離(X) に応じて出力電流値が変化するものであり、
そして、この出力電流値が演算回路(46)に入力され、こ
の演算回路(46)において、前記出力電流値、発光ダイオ
ード(41)と位置検出素子(44)の中心間距離(B) 、集光レ
ンズ(45)から位置検出素子(44)までの距離 (f)、及び、
位置検出素子(44)の検知幅(A) に基いて検知距離(L) を
演算するものである。
示すような公知の距離計(40)を利用することも考えられ
る。この距離計(40)は、発光ダイオード(41)から発した
光をレンズ(42)によって平行光線とし、被測定部からの
反射光線を前記レンズ(42)から一定距離離れた位置に設
けた集光レンズ(45)によって焦点を結ばせ、この焦点に
位置する箇所に位置検出素子(44)を配設した構成であ
る。前記位置検出素子(44)は、中心から受光点(D) まで
の距離(X) に応じて出力電流値が変化するものであり、
そして、この出力電流値が演算回路(46)に入力され、こ
の演算回路(46)において、前記出力電流値、発光ダイオ
ード(41)と位置検出素子(44)の中心間距離(B) 、集光レ
ンズ(45)から位置検出素子(44)までの距離 (f)、及び、
位置検出素子(44)の検知幅(A) に基いて検知距離(L) を
演算するものである。
【0028】この検知距離(L) に基いて水深の設定値(H
0)を検知するには、図7に示すフローチャートに基くプ
ログラムを実行させる。これによれば、給水開始時点で
の上記距離計(40)による初期検知距離(L0)は距離計(40)
から米層上面までの距離と一致する。そして、この初期
検知距離(L0)が記憶され、その後、ステップ(79)におい
て距離計による検知距離(L) と前記初期検知距離(L0)と
を比較しこの差を監視する。そして、この差が設定値(H
0)に一致した時点で給水弁(31)を閉弁させると、既述の
実施例の場合と同様に機能する。この実施例では、上記
距離計(40)と前記ステップ(79)に対応する装置が水深検
知手段(4) となる。
0)を検知するには、図7に示すフローチャートに基くプ
ログラムを実行させる。これによれば、給水開始時点で
の上記距離計(40)による初期検知距離(L0)は距離計(40)
から米層上面までの距離と一致する。そして、この初期
検知距離(L0)が記憶され、その後、ステップ(79)におい
て距離計による検知距離(L) と前記初期検知距離(L0)と
を比較しこの差を監視する。そして、この差が設定値(H
0)に一致した時点で給水弁(31)を閉弁させると、既述の
実施例の場合と同様に機能する。この実施例では、上記
距離計(40)と前記ステップ(79)に対応する装置が水深検
知手段(4) となる。
【0029】尚、上記設定値(H0)は、最適水量に対応さ
せて決定するが、この値は、炊飯釜(1) の直径との関係
で僅かに変化する。家庭用の炊飯器の炊飯釜の場合に
は、この設定値(H0)は20mm程度でよい。
せて決定するが、この値は、炊飯釜(1) の直径との関係
で僅かに変化する。家庭用の炊飯器の炊飯釜の場合に
は、この設定値(H0)は20mm程度でよい。
【図1】従来の炊飯器の説明図
【図2】本発明実施例の断面図
【図3】制御装置(C) のプログラムの内容を示すフロー
チャート図
チャート図
【図4】前記フローチャートの変形例の要部説明図
【図5】他の変形例の要部説明図
【図6】距離計(40)の説明図
【図7】距離計(40)を用いた水深検知のフローチャート
図
図
(1) ・・・炊飯釜 (3) ・・・給水回路 (31)・・・給水弁 (2) ・・・蓋 (4) ・・・水深検知手段 (C) ・・・制御装置
Claims (3)
- 【請求項1】 炊飯釜(1) の上端開放部に給水回路(3)
の下流端を臨ませると共に前記給水回路(3) には給水弁
(31)を挿入し、炊飯釜(1) に被蓋される蓋(2) に水深検
知手段(4) を設け、水量設定動作信号を出力する操作部
を設け、前記水量設定動作信号によって前記給水弁(31)
を開弁させると共に水深検知手段(4)の検知水深が設定
値(H0)になったときの出力により前記給水弁(31)を閉弁
させる制御装置(C) を設けた炊飯器の水量設定装置。 - 【請求項2】 給水に先立って、所定時間作動する振動
発生手段(5) を設けた請求項1に記載の炊飯器の水量設
定装置。 - 【請求項3】 振動発生手段の振動出力部が炊飯釜(1)
に対接する構成とした請求項2に記載の炊飯器の水量設
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098225A JP2631054B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 炊飯器の水量設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4098225A JP2631054B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 炊飯器の水量設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05293036A true JPH05293036A (ja) | 1993-11-09 |
JP2631054B2 JP2631054B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=14214024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4098225A Expired - Fee Related JP2631054B2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 炊飯器の水量設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2631054B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017084438A1 (zh) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 纯蒸炉 |
WO2017084437A1 (zh) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 纯蒸炉 |
WO2018168564A1 (ja) * | 2017-03-12 | 2018-09-20 | 株式会社ナイルワークス | 圃場の水深測定用ドローン |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01212516A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-25 | Hitachi Heating Appliance Co Ltd | 炊飯器 |
JPH02109524U (ja) * | 1989-02-17 | 1990-09-03 | ||
JPH03176007A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動洗米炊飯器 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP4098225A patent/JP2631054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01212516A (ja) * | 1988-02-22 | 1989-08-25 | Hitachi Heating Appliance Co Ltd | 炊飯器 |
JPH02109524U (ja) * | 1989-02-17 | 1990-09-03 | ||
JPH03176007A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動洗米炊飯器 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017084438A1 (zh) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 纯蒸炉 |
WO2017084437A1 (zh) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 纯蒸炉 |
WO2018168564A1 (ja) * | 2017-03-12 | 2018-09-20 | 株式会社ナイルワークス | 圃場の水深測定用ドローン |
JPWO2018168564A1 (ja) * | 2017-03-12 | 2020-01-09 | 株式会社ナイルワークス | 圃場の水深測定用ドローン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2631054B2 (ja) | 1997-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5272892A (en) | Control system for washing machine | |
US4421974A (en) | Electric rice cooker | |
US4441016A (en) | Electric rice cooker | |
US6111239A (en) | Apparatus and method of heating a cup in a microwave oven | |
JPH05293036A (ja) | 炊飯器の水量設定装置 | |
JPH06124A (ja) | タイマー式炊飯装置 | |
JPH0674453A (ja) | 加熱調理器 | |
JPS5956630A (ja) | 沸騰検出装置 | |
JPH01227019A (ja) | 電気湯沸かし器の水位検出装置 | |
JP3034165B2 (ja) | 炊飯器における炊飯容量判別方法 | |
JPH04193115A (ja) | 炊飯器の加熱制御方法 | |
JPS59131829A (ja) | 調理器 | |
JPH0740339Y2 (ja) | 電気貯湯容器 | |
KR20020046132A (ko) | 가열조리기 | |
JP2587349B2 (ja) | 計米装置付き炊飯器 | |
JPH07148068A (ja) | 炊飯器のお焦げ湯の製造方法 | |
JPH0634745Y2 (ja) | 電気貯湯容器 | |
JP3876869B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP2001304562A (ja) | 加熱調理装置 | |
JPH05176837A (ja) | 炊飯ジャー | |
JPH0632018Y2 (ja) | 炊飯器 | |
JP2681994B2 (ja) | 電気クッキングヒーター | |
JPH0531020A (ja) | 電気炊飯器 | |
JPH0542046A (ja) | 電気湯沸器 | |
JPH0439602U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |