JPH05292947A - ラクトバチルス・アシドフィルスpn−ri−2−4、それを用いた乳酸菌製剤及びその製造方法 - Google Patents

ラクトバチルス・アシドフィルスpn−ri−2−4、それを用いた乳酸菌製剤及びその製造方法

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JPH05292947A
JPH05292947A JP4122824A JP12282492A JPH05292947A JP H05292947 A JPH05292947 A JP H05292947A JP 4122824 A JP4122824 A JP 4122824A JP 12282492 A JP12282492 A JP 12282492A JP H05292947 A JPH05292947 A JP H05292947A
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lactic acid
bacteria
acidophilus
lactobacillus
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JP4122824A
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Tomotari Mitsuoka
知足 光岡
Kazumasa Suzuki
一正 鈴木
Mitsugi Hayashi
貢 林
Umeyuki Doi
梅幸 土井
Hideo Naito
秀雄 内藤
Kenichi Imai
健一 今井
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SANEI TOUKA KK
Original Assignee
SANEI TOUKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 胃酸や胆汁に対する抵抗性や病原菌に対する
抗菌性が強い、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lact
obacillus acidophilus)PN−RI−2−4〔微工研
菌寄第12387号〕。 【効果】 ラクトバチルス・アシドフィルスPN−RI
−2−4を用いた乳酸菌製剤を人や動物に経口摂取させ
ることにより、腸内の有害菌を抑制し、また、ラクトバ
チルス・アシドフィルスPN−RI−2−4を含む有用
菌を増加させることができ、該ラクトバチルス・アシド
フィルスPN−RI−2−4を用いた乳酸菌製剤は、生
菌剤に求められる諸条件に適合し、下痢などの病気の予
防またはその治療効果が期待でき、発育促進や健康維持
に役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、ラクトバチルス・アシドフィル
スPN−RI−2−4、それを用いた乳酸菌製剤及びそ
の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】乳酸菌は、人や動物の腸管や腔内に常在菌
叢として分布し、健康維持に役立つことが従来より知ら
れていたが、最近、特に腸内菌叢の研究が飛躍的に進む
につれて、乳酸菌の役割が次第に明らかにされてきた。
【0005】そのため、発酵乳,乳酸菌飲料などの乳酸
菌を含む食品や乳酸菌製剤の効果が注目されている。
【0006】ところで、かかる腸内菌叢は、大別する
と、乳酸菌群、嫌気性群、好気性群の細菌からなる。
【0007】また、これらの腸内菌叢には、乳酸菌等の
ように人や動物にとって有用な有用菌と、逆に害になる
有害菌とがあり、これらの有用菌と有害菌とが一定のバ
ランスで腸内に棲息している。
【0008】ここで、有用菌とは、ビタミンや蛋白質の
合成、消化吸収の補助、外来菌の増殖抑制、免疫機能の
刺激等、宿主の健康維持に役立つ菌をいい、これに対し
て有害菌とは、腸内で宿主にとって有害な種々の物質を
生成し、急性や慢性の疾病、老化、発がんに関与してい
ると考えられている菌をいう。
【0009】従って、腸内の有害菌の生育を抑制した
り、反対に有用菌を増すようにすれば、人間の病気や老
化、発がんを抑え、健康が維持できると考えられる。
【0010】また、家畜についても、有用菌である乳酸
菌などの細菌またはその発酵産物の投与が、発育を促進
し、下痢などの病気を予防または治癒するために効果的
であることが従来より知られており、特に最近その応用
が盛んになってきた。
【0011】これらの製剤はプロバイオティクス(Prob
iotics)と呼ばれ、世界的に使用されるようになってき
た。
【0012】ところで、生まれた直後の幼動物は、本質
的には無菌であるが、出生後直ちに外界から細菌が侵入
し始める。
【0013】そして、幼動物の腸内菌叢における有用菌
と有害菌とのバランスは、生後の日令にしたがって次第
に安定したものとなるが、外界や飼料などの変化によっ
て影響を受け易い。
【0014】すなわち、幼動物では、有用菌は容易に減
少し易く、日和見的な大腸菌が速やかに増殖し易い。
【0015】このように、日和見的な大腸菌が増殖する
と、腸内菌叢のバランスが乱れ、発病の原因となり易
い。
【0016】このような場合には、幼動物に乳酸菌等の
生菌剤を予防的に投与しておくと、有用菌が優勢になり
腸内を酸性に保つことで大腸菌の増殖を抑制でき、腸内
菌叢の乱れによる発病予防に効果がある。
【0017】このような生菌剤の投与は、一般的に幼動
物において顕著な効果が認められるが、健康な成動物に
おいてもかなりの効果が認められる。
【0018】成動物の腸内菌叢は、常に一定なものでは
なく、微妙なバランスを保っているため、ストレスなど
外界の刺激によってそのバランスは容易に壊れる。
【0019】すなわち、腸内菌叢のバランスは腸内のp
Hに強く依存している。
【0020】従って、乳酸菌が優勢で乳酸を十分生成し
ていれば、腸内を酸性に保つことができ、大腸菌の増殖
は抑制されている。
【0021】逆に、乳酸菌の活性が低下し乳酸などの有
機酸が減少すると、大腸菌は容易に増殖し、下痢などの
病気の原因となる。
【0022】生菌剤に用いられる細菌は、腸内細菌に由
来するものと腸内常在菌でないものとがあるが、投与し
た動物の腸内に定着し増殖する性質を有する腸内細菌に
由来するものが理想である。
【0023】しかしながら、腸内細菌には、動物種が異
なると種特異性のため腸内で定着できないものもある。
【0024】すなわち、例えその腸内細菌が動物固有の
ものであっても、外から投与した場合は先住菌によって
排除される傾向が強く、腸内での定着増殖は必ずしも期
待できない。
【0025】そのため、菌の投与を中止すると、既に投
与した菌が比較的短時間のうちに腸内から消失するのが
普通である。
【0026】このような場合でも、生菌剤を一定量以上
継続投与すれば定着とは関係なしに下痢の予防治癒や発
育促進に有効であるとの報告があるが、それは投与した
細菌が自ら腸内で作用するか、もともと腸内にいた有用
細菌を維持増殖させたものと考えられる。
【0027】一般に、生菌剤が有効に作用するために
は、必要量の生きた菌が胃を通じて腸に到達する必要が
ある。
【0028】そのため、細菌に求められる条件は、製剤
中で安定であること、混合する飼料中または飲水中で安
定であることの他にも、特に、消化管の中でも強い酸性
を示す胃の中でこれに耐える耐酸性があること、更に、
小腸内では胆汁の殺菌力に抵抗性があること等が掲げら
れる。
【0029】また、現在、生菌剤として強く望まれてい
るのは、生菌の活性が強く腸内での作用が高いことであ
る。
【0030】さらに、生菌は、腸内で旺盛に増殖して定
着することが望ましく、少なくとも存住乳酸菌の増殖を
促す効果が高いことが必要である。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
【0032】しかし、現在多数の生菌剤が市販されてい
るが、これらの条件を十分満たすものは、残念ながら存
在しない。
【0033】本発明の解決しようとする課題は、生菌剤
に求められる条件に適合した宿主動物に由来する乳酸菌
株を見い出し、十分な生存安定性があり諸条件に適合す
る乳酸菌製剤と、該製剤の製造法を提供することにあ
る。
【0034】
【課題を解決するための手段】
【0035】本発明者らは、上述の諸条件に適合した乳
酸菌を求め、各種動物、即ち、牛、豚、鶏などの腸内か
ら多数の乳酸菌株を分離し、培養して菌の特性を調べた
結果、豚の腸内から常法に従って純粋分離することで、
本発明の目的に合致する優秀な乳酸菌株を取得すること
に成功した。
【0036】即ち、本発明は、新規なラクトバチルス・
アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)PN−
RI−2−4〔微工研菌寄第12387号〕と、このラ
クトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidop
hilus)PN−RI−2−4〔微工研菌寄第12387
号〕を用いた乳酸菌製剤と、該ラクトバチルス・アシド
フィルス(Lactobacillus acidophilus)PN−RI−2
−4〔微工研菌寄第12387号〕を、発酵性糖類を主
炭素源とした培地に接種して、通性嫌気性菌に適した培
養条件で培養して増殖させた後、菌体を分離し、乳酸菌
製剤とする、乳酸菌製剤の製造方法とである。
【0037】この新規なラクトバチルス・アシドフィル
スPN−RI−2−4は、次の菌学的性質を有する。
【0038】(a) グラム陽性、無芽胞形成性、通性嫌気
性桿菌。
【0039】(b) グルコースを発酵し、乳酸(DL)を
産生する。グルコースからガス産生はしない。15℃で
発育および運動性は陰性である。グルコース、マンノー
ス、フラクトース、ガラクトース、シュークロース、マ
ルトース、セロビオース、ラクトース、トレハロース、
メリビオース、ラフィノース、デキストリン、エスクリ
ン、サリシンおよびアミグダリンより酸を産生し、逆
に、アラビノース、キシロース、ラムノース、リボー
ス、メレチトース、スターチ、ソルビトール、およびマ
ンニトールよりの酸の産生は認められない。BL寒天培
地、LBS寒天培地、MRS寒天培地、ブリッグス・リ
バー・ブロス(Briggs Liver Broth)での発育性は良好
である。
【0040】(c) 本菌の表現型(上記に示した性状)で
は、本菌はラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobac
illus acidophilus)と同定される。しかし、DNAホ
モロジー(homology)の性状ではラクトバチルス・アシ
ドフィルス(Lactobacillus acidophilus)ではなく、
ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acid
ophilus)に近いラクトバチルス・アシドフィルス グ
ループ(Lactobacillus acidophilus group)の菌であ
ることが示された。
【0041】以上の菌学的性質から、本菌は、ラクトバ
チルス・アシドフィルス グループ(Lactobacillus ac
idophilus group)に属する新規な微生物であると判断
され、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillu
s acidophilus)PN−RI−2−4と命名された。
【0042】次に、上記のラクトバチルス・アシドフィ
ルスPN−RI−2−4を用いた乳酸菌製剤の製造法に
ついて説明する。
【0043】該乳酸菌製剤は、ラクトバチルス・アシド
フィルスPN−RI−2−4を、グルコース、フラクト
ース、シュークロース等の発酵性糖類を主炭素源とし、
更に、微生物に利用可能な窒素化合物、例えば、ペプト
ン、麦芽エキス、コーンスティープリカー、酵母エキス
等の窒素源や、硫酸第1鉄、硫酸マンガン、酢酸ナトリ
ウム、燐酸1水素カリウム等の無機塩類や、(Tween 8
0)等を添加した培地に接種して、通性嫌気性菌に適し
た培養条件で培養して増殖せしめ、菌体を洗浄、分離し
た後、保護剤を加えて乾燥し、更に使用目的に応じて菌
濃度を調整するための増量剤を加え製剤とすることで製
造する。
【0044】ラクトバチルス・アシドフィルスPN−R
I−2−4の培養は、通常、液体培地を用いて、嫌気的
条件で培養するのが好ましいが、該菌は通性嫌気性であ
るため、完全な嫌気条件でなくてもよい。
【0045】当該液体培地の主炭素源としては、グルコ
ース、フラクトース、シュークロースなどの糖質が使用
されるが、これら糖質の培地中の量的割合は1〜20%
(W/V)で使用されることが好ましく、特に、4〜8
%(W/V)の範囲で添加、使用されることが好まし
い。
【0046】培養温度は、微生物が生育しうる範囲、即
ち、20℃〜45℃で行なわれることが好ましいが、特
に、30℃〜40℃の範囲とすることが好ましい。
【0047】培養の際のpHは、3〜8、好ましくは5
〜7の範囲に調節する。
【0048】培養時間は、使用する培地の種類及び主炭
素源である糖質の濃度により異なるが、通常、10〜2
4時間程度である。
【0049】該培養時間については、本発明における培
養は微生物の菌数が最大となった時点で培養を終了させ
ることが望ましく、それ以上培養を続けると微生物が減
少し始めるとともに、製剤化した時、その微生物の生残
性(生き残る率)が低下する原因となる。
【0050】なお、培養は、液体培地にラクトバチルス
・アシドフィルスPN−RI−2−4を直接接種する他
に、別に培養した種培養液を接種して行なうこともでき
る。
【0051】このようにして得られた培養液中の微生物
は、常法に従って分離する。
【0052】即ち、このような場合に当該分野において
通常使用される周知の手段、例えば膜濾過、遠心分離な
どの操作によって、微生物の分離を行なう。
【0053】例えば、得られた微生物を含む培養液を有
機膜を用いて濾過し、微生物の濃度を10倍に濃縮した
後、洗浄液を微生物濃縮液と同量加え、1/2量になる
まで有機膜を用いて濾過洗浄する。これを3回繰り返
す。
【0054】ここで、洗浄液は、コーンスティープリカ
ー(濃度7°Bx)にグルコース2%(W/V)添加した
液を、濃度3°Bxに希釈後、苛性ソーダで中和し、生じ
た沈澱を除去することで調製する。
【0055】そして、洗浄を終えた微生物濃縮液に保護
剤を加えた後、苛性ソーダ等によってpHを調整し、真
空凍結乾燥機等を使用して水分4%以下に乾燥し、乳酸
菌製剤を得る。
【0056】ここで、使用目的に応じて、スキムミル
ク、ラクトース、澱粉等を単独または混合した増量剤を
加えることにより、微生物濃度を調整して乳酸菌製剤を
製造することもできる。
【0057】該乳酸菌製剤は、粉状の他にも、顆粒状、
ペレット状、タブレット状にすることができる。
【0058】なお、上記保護剤の成分と洗浄微生物濃縮
液に対する添加量の一例を、下記に示す。
【0059】スキムミルク10%(W/V):グルタミ
ン酸ソーダ1%(W/V):L−アスコルビン酸0.5
%(W/V):L−システイン0.05%(W/V)
【0060】
【実施例1】
【0061】コーンスティープリカー(濃度5°Bx)に
グルコース6%(W/V),0.2%(W/V)のツィ
ーン80を加え、0.1μm除菌フィルター〔旭化成工
業株製PSV303〕で濾過したものを、培地として使
用した。
【0062】300リットルタンク培養装置〔小松川化
工機株製〕に、上記培地200リットルを0.1μm孔
径を有する有機膜〔旭化成工業株製PSV303〕を着
装した除菌フィルターを用いて除菌しながら投入し、1
2N苛性ソーダでpHを5.5に調整した。
【0063】次に、温度を37℃に調整し、予め上記と
同様な培地で16時間培養を行なったラクトバチルス・
アシドフィルスPN−RI−2−4菌株の種菌(109
ケ/ml)2リットルを培地に接種し、更に、温度37
℃、pH5.5に保ちながら16時間攪拌培養した。
【0064】この際、pHの調整は、自動調節装置で1
2N苛性ソーダを添加することで行った。
【0065】培養終了時の培養液中の菌数は、4×10
9 ケ/mlであった。
【0066】培養液は、0.1μm孔径を有する有機膜
〔旭化成工業株製PSV313〕を装着した精密フィル
ターで濾過し、20リットルまで濃縮した。
【0067】次いで、該濃縮液に予め用意した洗浄液2
0リットルを加え、同様にして濾過し、20リットルに
なるまで濃縮した。
【0068】これを3回繰り返した。
【0069】洗浄液は、濃度7°Bxのコーンスティープ
リカー25リットルを、12N苛性ソーダで中和し、沈
澱を沈降させた後、上澄液20リットルをとり、これに
グルコース2%を添加し、60リットルに希釈して調製
した。
【0070】洗浄を終えた菌体濃縮液20リットルに、
スキムミルク2kg,グルタミン酸ソーダ200g,L−
アスコルビン酸100g,L−システイン10gを加え
て溶解した後、4N苛性ソーダでpH7に調整した。
【0071】該菌体液を−40℃で凍結し、RLE−3
08型真空凍結乾燥機〔共和真空技術株製〕を用い、5
0℃で60分間予備乾燥、70℃で150分間一次乾
燥、更に30℃で14時間二次乾燥を行なった。乾燥物
の水分は3.8%であり、生菌数は1.5×1011ケ/
gであった。
【0072】
【実施例2】
【0073】コーンスティープリカー(濃度7°Bx)
に、グルコース2%(W/V),0.2%(W/V)の
ツィーン80を加え、0.1μm除菌フィルター〔旭化
成工業株製PSV303〕で除菌しながら、乳酸菌連続
培養装置〔関西化学機械製作株製〕の培地供給タンクに
送り込んだ。
【0074】培地供給タンクに供給された培地は、リア
クター部へ14リットル/Hで送液され、リアクター系
を循環させる。
【0075】リアクター循環系に、予め培養したラクト
バチルス・アシドフィルスPN−RI−2−4菌株の種
菌5リットルを注入接種し、12N苛性ソーダでpH
5.5に調整し、温度を37℃に保持して培養を開始し
た。
【0076】リアクター系には、0.1μmの孔径を有
する有機膜〔旭化成工業株製PSV313〕が装着され
ており、連続的に発酵培地が濾過されると同時に新しい
培地が供給された。
【0077】培養液の菌濃度をOD660nmで測定し、
その100倍希釈液が1.0に達したら菌体液を750
ml/hで抜きだした。
【0078】その時の生菌数は、2.5×1010ケ/ml
であった。
【0079】抜きだした菌体液は、実施例1に準じて洗
浄、乾燥を行なった。
【0080】乾燥物の水分は4.5%であり、生菌数は
1×1011ケ/gであった。
【0081】
【実施例3】
【0082】培養を実施例2に準じて行い、菌体の洗浄
を、高速遠心分離機を用いて行なった。
【0083】すなわち、乳酸菌連続培養装置から連続的
に抜き出した菌体液を、6000rpm,10minで遠心分
離し、上澄液を除き、沈降菌体を実施例1に示した洗浄
液を用いて懸濁し、遠心分離前の量にまで戻し、再度遠
心分離した。
【0084】このような洗浄をもう一度繰り返した後、
実施例1に準じて乾燥を行なった。
【0085】乾燥物の水分は4.1%であり、生菌数は
1.5×1011ケ/gであった。
【0086】
【試験例】
【0087】次に、本発明に係るラクトバチルス・アシ
ドフィルスPN−RI−2−4の胃酸に対する抵抗試験
(試験例1)、胆汁酸に対する抵抗試験(試験例2)、
病原菌に対する生育抑制試験(試験例3)について説明
する。
【0088】なお、何れの試験例も、本発明株として
は、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus
acidophilus)PN−RI−2−4〔微工研菌寄第12
387号〕を用い、対照株1〜対照株4としては、下記
に示す菌株をそれぞれ用い、合計5種の乳酸菌につい
て、各々の試験を行なった。
【0089】・対照株1(ブタ由来株):Lactobacillu
s amylovorus F−100
【0090】・対照株2(ブタ由来株):Lactobacillu
s amylovorus I−80
【0091】・対照株3(市販品):Lactobacillus ac
idophilus M−13
【0092】・対照株4(市販品):Lactobacillus ac
idophilus
【0093】
【試験例1】
【0094】胃酸に対する抵抗試験は、pH1,pH
2,pH3の各塩酸溶液に、各供試菌株を各々別に添加
し、37℃の恒温水槽中で、0時間(添加直後),0.
5時間,1時間,3時間及び5時間作用させることで行
った。
【0095】そして、それぞれ、0時間(添加直後),
0.5時間,1時間,3時間及び5時間後に、各塩酸溶
液中の生残乳酸菌数を測定した。
【0096】すなわち、試験例1は、次のようにして行
った。
【0097】(a) 前培養培地:MRS寒天培地(OXOI
D)
【0098】(b) 菌数測定用培地:MRS寒天培地(OX
OID)
【0099】(c) 菌液の調製:各菌株を前培養培地で3
5℃,2日間嫌気培養した後、菌体を滅菌生理食塩水に
浮遊させて菌液とした。
【0100】(d) 試験液:pH1,pH2,pH3の各
塩酸溶液を、それぞれオートクレーブで121℃,15
分間殺菌処理後冷却して供試した。
【0101】(e) 作用:1ml当りの生菌数が105 〜1
6 となるように、100mlに対して1mlの割合で試験
液に菌液を添加し、37℃の恒温水槽中でそれぞれ0時
間(添加直後),0.5時間,1時間,3時間及び5時
間作用させた。
【0102】(f) 培養:各作用後に試験液中で生残する
供試菌株数を、測定用培地を使用した重層平板培養法
(35℃,2日間好気培養)により測定した。
【0103】pH1,pH2,pH3の塩酸溶液1ml中
における各供試菌株の生菌数の経時変化を、表1に示
す。
【0104】
【表1】
【0105】
【試験例2】
【0106】胆汁酸に対する抵抗試験は、pHが5,6
及び7になるように胆汁末を添加した各平板培地(MR
S寒天培地)に、供試菌株(乳酸菌)を塗抹培養後、発
育が阻止される胆汁末の最低濃度を測定し、該最低濃度
を供試菌に対する胆汁末の最小発育阻止濃度とすること
で行った。
【0107】すなわち、試験例2は、次のようにして行
った。
【0108】(a) 増菌用培地:MRSブイヨン(OXOI
D)
【0109】(b) 感受性測定用培地:MRS寒天培地
(OXOID)
【0110】(c) 胆汁末:胆汁末〔和光純薬工業株製〕
【0111】(d) 感受製測定用平板培地の作製:滅菌精
製水で胆汁末の20000ppm 懸濁液を調製し、さら
に、2倍希釈を行い、10000,5000,250
0,1250,625,313,156,78及び39
ppm 懸濁液を調製した。次に、加熱溶解した感受性測定
用培地に、上記の各供試品希釈段階懸濁液を培地の1/
9量加え、さらにpH5,pH6及びpH7に調整し、
充分に混合後シャーレに分注,固化させて、感受性測定
用平板培地とした。以上のように、pH5,pH6及び
pH7の三種類の感受性測定用平板系列を作製した。
【0112】(e) 接種用菌液の調製:増菌用培地で継代
培養した試験菌株を、接種,培養後,菌数が106 ケ/
mlになるように同培地で希釈して供試した。
【0113】(f) 培養:感受性測定用平板培地(pH
5,pH6及びpH7の各々の系列)に接種用菌液をニ
クロム線(内径約1mm)で2cm程度画線塗抹し、35℃
で18〜20時間嫌気培養した。
【0114】(g) 判定:所定の時間培養後、発育が阻止
された最低濃度をもって供試菌株に対する胆汁末の最小
発育阻止濃度とした。
【0115】その結果を、表2に示す。
【0116】
【表2】
【0117】
【試験例3】
【0118】病原菌に対する生育抑制試験は、腸内の病
原菌(大腸菌、サルモネラ、緑膿菌)の各菌株と供試菌
株(乳酸菌)とを単独にまたは組み合わせて液体培地に
添加して振とう培養し、それぞれ0時間(理論添加菌
数)の他に、3時間,6時間,9時間及び24時間後に
ついて、液体培地1ml中における各生菌数と、各々の液
体培地のpHとを測定することで行った。
【0119】すなわち、試験例3は、次のようにして行
った。
【0120】(a) 試験病原菌:Escherichia coli IFO 3
301 (大腸菌),Salmonella typhimurium 実験室保存
株(サルモネラ),Pseudomonas aeruginosa IID P-1
(緑膿菌)
【0121】(b) 前培養培地:試験病原菌→普通寒天斜
面培地,供試菌株( 乳酸菌)→MRS培地
【0122】(c) 接種用菌液の調製:試験病原菌は、3
5℃で一夜培養した後の前培養培地を、生菌数が1ml当
り103 〜105 となるように、MRS培地に浮遊して
菌液とした。乳酸菌は、35℃で一夜培養した後の前培
養培地を、生菌数が1ml当り103 〜105 となるよう
に、同培地を用いて希釈した。
【0123】(d) 試験用培地:MRS培地を、水酸化ナ
トリウム溶液を使用して、pH7.0に調整して供試し
た。
【0124】(e) 菌数測定用培地:大腸菌,サルモネラ
→DHL寒天培地、緑膿菌→1/2セトリマイド培地、
乳酸菌→1ppm硫酸コリスチン添加 MRS寒天培地
【0125】(f) 培養:試験用培地1ml当りの菌数が各
菌株とも10〜103 となるように、試験用培地100
mlに対して、1mlの割合で接種用菌液を添加して充分に
混合後、それぞれ0時間(理論添加菌数),3時間,6
時間,9時間及び24時間,37℃の恒温水槽中で振と
う培養を行なった。試験は、試験病原菌と供試菌株(乳
酸菌)とを同一の試験用培地に接種したもの及び試験病
原菌と供試菌株とを各々単独で試験用培地に接種したも
のについて実施した。
【0126】(g) 生菌数の測定:上記のように培養を行
なった試験用培地中の生菌数を、各々菌数測定用培地を
使用して測定した。なお、乳酸菌数測定のための培養は
重層平板培養法(35℃,2日間培養)で行い、試験病
原菌(大腸菌,サルモネラ,緑膿菌)数測定のための培
養は混釈平板培養法(35℃,2日間培養)で行った。
【0127】本発明株を用いた結果を表3に、対照株1
を用いた結果を表4に、対照株2を用いた結果を表5
に、対照株3を用いた結果を表6に、対照株4を用いた
結果を表7に、それぞれ示す。
【0128】
【表3】
【0129】
【表4】
【0130】
【表5】
【0131】
【表6】
【0132】
【表7】
【0133】
【試験結果の考察】
【0134】表1より、本発明に係るラクトバチルス・
アシドフィルスPN−RI−2−4は、対照株のいずれ
の乳酸菌よりも胃酸に対する耐性が極めて強いことが確
認された。
【0135】また、表2より、本発明に係るラクトバチ
ルス・アシドフィルスPN−RI−2−4は、対照株の
乳酸菌と同等以上に、胆汁酸に対しても抵抗性が非常に
高いことが確認された。
【0136】さらに、表3〜表7より、本発明に係るラ
クトバチルス・アシドフィルスPN−RI−2−4は、
前記病原菌に対して、対照株のいずれの菌と比較しても
著しい生育抑制効果があり、病原菌に対する抵抗性が強
いことが確認された。
【0137】
【使用例】
【0138】本発明に係る菌株を、幼動物に飲水混合し
て給与する場合について説明する。
【0139】例えば仔豚の場合、母乳の他に水分を補給
するため、飲水が不断給与される。
【0140】しかし、一般に幼動物の腸内菌叢は外界や
飼料などの変化に極めて影響を受け易く、有用菌が容易
に減少して大腸菌などの有害菌が速やかに増殖し易いた
め、幼動物は下痢を起こして死亡する例が多い。
【0141】現在は、このような事態を防ぐため、ワク
チンや抗生物質を投与しているが、この場合、残留によ
る害や耐性菌が問題となり、そのためこれらに代わる予
防策が必要とされている。
【0142】そこで、誕生2週令の仔豚30頭を3群に
分け、7週令までA群は無添加の飲水、B群は本発明に
係る乳酸菌製剤添加の飲水(5×108 ケ/頭・日)を
飲水器を使用し、C群は本発明に係る乳酸菌製剤添加の
飲水(5×108 ケ/頭・日)を強制投与したところ、
A群に比較して、B群,C群は治療の回数が少なく、特
にC群は治療の回数が少なく又、体重増加が大きいな
ど、明かに有意な差が認められ、本発明に係る乳酸菌製
剤の投与効果があることが確認された。
【0143】
【発明の効果】
【0144】本発明に係るラクトバチルス・アシドフィ
ルスPN−RI−2−4は、胃酸や胆汁に対して抵抗性
が強いので、生きた菌のまま胃を通じて腸にまで到達す
ることができ、十分な生存安定性がある。
【0145】また、本発明に係るラクトバチルス・アシ
ドフィルスPN−RI−2−4は、病原菌に対する抗菌
性が強く、病原菌の生育を抑制することができる。
【0146】該ラクトバチルス・アシドフィルスPN−
RI−2−4を用いた乳酸菌製剤を人や動物に経口摂取
させることにより、腸内の有害菌を抑制し、また、ラク
トバチルス・アシドフィルスPN−RI−2−4を含む
有用菌を増加させることができる。
【0147】従って、ラクトバチルス・アシドフィルス
PN−RI−2−4を用いた乳酸菌製剤は、生菌剤に求
められる諸条件に適合し、下痢などの病気の予防または
その治療効果が期待でき、発育促進や健康維持に役立つ
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 秀雄 愛知県名古屋市西区笠取町2−62 (72)発明者 今井 健一 愛知県春日井市藤山台3−1−8−320− 405

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラクトバチルス・アシドフィルス(Lact
    obacillus acidophilus)PN−RI−2−4〔微工研
    菌寄第12387号〕。
  2. 【請求項2】 ラクトバチルス・アシドフィルス(Lact
    obacillus acidophilus)PN−RI−2−4〔微工研
    菌寄第12387号〕を用いた乳酸菌製剤。
  3. 【請求項3】 ラクトバチルス・アシドフィルス(Lact
    obacillus acidophilus)PN−RI−2−4〔微工研
    菌寄第12387号〕を、発酵性糖類を主炭素源とした
    培地に接種して、通性嫌気性菌に適した培養条件で培養
    して増殖させた後、菌体を分離し、乳酸菌製剤とする、
    乳酸菌製剤の製造方法。
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