JP2000512634A - 下痢の治療 - Google Patents

下痢の治療

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Abstract

(57)【要約】 患者の下痢症状を治療処置する方法であって、Lactobacillus reuteriの1つ以上の菌株の液体懸濁液が患者に投与される。好ましくは施療中の動物と同じ種の動物から分離されたL.reuteriが患者に与えられる。消化器の症状に基づき1日当り少なく共およそ107セル、好ましくは108セルのL.reuteriが1日乃至7日間投与され、この効果は他の治療には見られない著効が急速に現れる。

Description

【発明の詳細な説明】 下痢の処置方法発明の背景 本発明は感染性胃腸疾患の治療にかかる。従来の技術 通常の微少植物が胃腸器官の伝染病に対するホストの保護に重要である。(Ful ler,R.,Gut 1991;32;439-42;Salminen,S.et al.,Dig Dis Sci 1992;10:227 -38)。激しい下痢中に通常のgastrointestinalマイクロフローラが基本的に変化 する。これらの変化はLactobacilli,Bacteroides及びBifidobacteriaの数の減 少を含む。(Salminen S.et al.,Dig Dis Sci 1992;10:227-38;Tazume S.et a l.,Clin Infect Dis 1993;16(2 suppl);77-82S;Mitsuoka T.,in Wood BJB,Lo ndon:Elsevier Applied Science 1992,1;69-114;Salminen S.et al.,Chemoth erapy,in press,)。 Lactobacillus reuteriは最も一般的にLactobacillus spaciesに生じ、これは ヒト及び動物のGl tractに見られる。(Kandler O.et al.,Zbl Baki Abl Orig 1980;C1;264-9)。他のLactobacilli,L.と同様、reuteriはacetic metabolicな 最終生産物を生じ(lactic and acetic acids)これは相当に殺菌性がある(Axelso n L.T.et al.,Microb Ecology Health Dis 1982;2:131-6)。プロバイオティッ ク目的以外にreuteriセルを利用すること、即ち固有のマイクロフローラを改良 によるホストからの利益を利用すること、或いはアンチバイオティックな目的は 未知である。 本発明の概要 本願発明は、医療処置が施される動物と同一種類の動物から分離した1種類以 上のLactobacillus reuteri(「L.reuteri」と略記する)を使った下痢の処置方 法である。胃腸炎の酷さ次第で、好ましくは、少なくとも約10,000,000のL.reut eriの細胞が、少なくとも1日間投与される。動物の下痢や嘔吐に関しては、以 前他の処置では見られなかった、急速で、目覚ましい減少を得る結果となった。 本発明の目的は、激しい下痢の処置方法を与えることにあり、当該方法は若い 患者の脱水症状を停止するには以前の方法よりも効果的で、早い。 本発明の他の特徴及び目的は、下記の開示及び特許請求の範囲からより明瞭と なるだろう。 図面の簡単な説明 図1は、L.reuteriまたはプラシーボの投与を受けている患者の24時間周期 の水様便の頻度を、下痢便の絶対数(図1a)とadmission level(図1b)と 比較される減少割合として示す。黒塗りの矩形プロットはL.reuteri処置を示し 、白抜き矩形プロットはプラシーボを示す。 図2は、L.reuteriまたはプラシーボの投与を受けている患者の24時間周期 の嘔吐の頻度を、嘔吐の絶対数(図2a)とadmission level(図2b)からの 減少割合を示す。黒塗りの矩形プロットはL.reuteri処置を示し、白抜き矩形プ ロットはプラシーボを示す。 図3は、プラシーボにおいて(1対のブロックの第2番目のブロック)と、子 どもに投与されたL.reuteriにおいて(1対のブロックの第1番目のブロック) との合計の便のLactobacillusを示す。 図4は、プラシーボにおいて(1対のブロックの第2番目のブロック)と、子 どもに投与されたL.reuteriにおいて(1対のブロックの第1番目のブロック) との便のL.reuteri数を示す。 図5は、プラシーボにおいて(1対のブロックの第2番目のブロック)と、子 どもに投与されたL.reuteriにおいて(1対のブロックの第1番目のブロック) との合計便のL.reuteri数の割合としてのL.reuteriを示す。 本発明と好ましい実施例との詳細な説明 本文の本願発明は、下痢している哺乳動物への治療法を与える方法であって、 当該方法は、哺乳動物が下痢しているか或いは直ぐにでも下痢しそうな状態であ るかを判断することと、Lactobacillus reuteriの種類を選択することと、哺乳 動物への投与のために、10の7乗から10の10乗、好ましくは少なくとも約 10の8乗の細胞を含む前記種類の細胞を少なくとも1アリコート準備すること と、及び、下痢であると診断された後は出来るだけ早急に動物へ少なくとも1ア リコートを経口的に投与することとからなっている。アリコートは凍結乾燥され た細胞であり得て、それは、動物への投与のために液体の中で宙づりにされる。 該液体は、動物に有害とならない水、フルーツジュース、牛乳又はヨーグルトの ような乳製品、及びそれに類するものであり得る。凍結乾燥された細胞は、ホイ ルパッケージのような湿気のある不透水性の包装、または、既知のゼラチンカプ セル内に包装される。動物への液体投与の選択肢として、凍結乾燥された細胞は 、動物への投与のためにゼラチンカプセル内に配置される。Lactobacillus reut eriの種類は、治療が施されている動物と同種類の動物から分離されたものであ ることが好ましい。更に本発明は、下痢症状の減少を治療準備からなっていて、 それは、動物への投与のためのアリコートにおいて、1種類のL.reuteriの少な くとも約10の7乗の細胞からなっている。 本発明は、Lactobacillus reuteriを投与することからなる、人間への急激な 下 痢の処置方法を与える。処置は、好ましくは下痢症状が診断された後直ぐに、1 日に10の7乗から10の10乗の細胞のレベルの投与を伴って、1日乃至7日 間続けられることが好ましい。処置の開始が早ければ早いほど、投与されたLact obacillus reuteriの治療は早く下痢症状を止めることが出来る。 本文中で報告される主要研究の概要においては、急激な下痢症状(75パーセ ントロタウィルス)から回復における人間のLactobacillus strainの効果を決定 するため、6カ月と36カ月との間の40人の患者が研究された。 この種のL.reuteriは、1995年、12月7日のダペスト条約の下に、ATCC No.55730としてのAmerican Type Culture Collectionと共に堆積され、人間の 母乳から分離された。 親の了解の後、患者は2グループ中の1グループへとランダムに割り振られ、 10の10乗から10の11乗のcfuのL.reutseri SD2112を受けるか、或いは 、長期の入院生活の間または5日間までは、そろったプラシーボを受ける。処置 は50mlから100mlの液体投与でなされる。医療処置の開始後、水様下痢 の平均(SD)期間は、L.reuteriのグループにおいては、1.7[1.6]日 であり、プラシーボのグループでは、2.9[2.3]日(p=0.07)であった。 処置の2日目では、L.reuteriを受けている26パーセントの患者に水様便があ っただけであり、一方、プラシーボを受けている患者では81パーセントの患者 に水様便の症状があった(p=0.0005)。便のサンプルからのlactobacilliの培養菌 は、合計lactobacilliの75パーセントを越えるL.reuteriの投与が本製品が与 えられた子供に発見されたことを実証されている。L.reuteriは、急激な下痢の 治療物質として効果的であると結論づけれられる。 便の分析によって実証された臨床結果は、GI管内のL.reuteriの移植は、急激 な下痢の短期化と改善とに結果することを示している。L.reuteri治療の効能は 、処置の開始後24時間以内に観察され、その後は殆どの患者に水様下痢の減少 が見られた。処置された患者の74パーセントとプラシーボ患者の19パーセン トは処置の開始後2日目には下痢から開放されているということの観察は明確に 臨床上の重要性を示している。この結果は、Lactobacillus GG(Isolauri E.et al.,Pediatrics 1991;88:90-7;Majamaa H.et al.,J Pediatr Gastroenterol Nut r 1995;20:333-8)の先の経験からは好意的に比較され、それは、急激な下痢の処 置に置いてはStreptococcus thermophilous and L.delbruckii subsp.Bulgaric us(Yalacta)and L.casei subsp.Rhamnosus(Lactophilus)の組合せよりも臨床 的には効果的であることが分かった。本結果は、更に、L.reuteriの早い時期の 投与によってより改善されうる。本文において報告された主要な研究においては 、L.reuteri治療は、入院を必要とする患者について下痢の比較的遅い段階にて 開始されている。多くの場合、遅延が酷かった。 臨床結果は、最近上の発見と共に確証された、それは、プラシーボ受容者にお い ては低いlactobacilliの合計数とlactobacilliのウィルスの不在を示しており、 処置されたグループにおいて高い合計lactobacilliとL.reuteriの移植を示して いる。移植データは、GI管のL.reuteriの存在は、他の利益のある微生物の発育 を助けることによって消化管エコロジーを改善し得ることを示唆している(Fulle r R.,Gut 1991;32:439-42)。 本発明の特徴と利点は、本発明を限定するものでない以下の例を参照すること によってより明瞭に理解されるだろう。 実施例研究患者 研究は1995年1月29日と1995年7月3日の間にロタウィルスの流行季節 に対応して行われた。研究のプロトコルはフィンランドテンプルにあるテンプル 大学病院のEthical Review Committeeで認証された。これはランダム且つ二重 盲検研究である。研究科目はテンプル大学病院の小児科から許可を得た栄養の良 くとれている6箇月から36ケ月で、7日間以内に激しい下痢と前日24時間内 に1回以上水便をした41人の患者(61%男児)を含む。子供たちは次の含有除 外規範を基本とした研究に登用され、又は除外された。患者は6ヶ月から36ヶ 月で急性の下痢が認めら、乳製品(ミルク、ヨーグルト、小児用流動食など)を 通常の栄養源の一部として摂取していた過去があり、親又は法的保護者が手術承 諾に署名していれば適格者である。また免疫反応抑制治療や免疫不足に苦しんで いる、乳製品に対しアレルギー反応を起こした過去がある、重病であいまいな病 気にかかっている、究用の製品を飲んでいる、親又は法的保護者が手術承諾に署 名を拒んだ患者は研究から除外された。 ランダムスケジュールは入院した患者約50%を各治療グループに振り 分けるのに作成された(L.reuteri及びプラヤボ)。ランダムな数字は逐次患者が 研究に登録されるたびに割り当てられた。前研究情報収集 入院時、子供たちは体重を量り、診察を受け、脱水度を測定される。急 な体重の減少は予測体重(各自の成長チャートによる)と測定体重間の違いによ って計算される。液体不足(脱水の割合)は脱水の臨床兆候と低カロリー摂取か らくる体重の減少を反映するため最低3日続いた下痢による1日あたり0.5%か ら1%の急激な体重の減少から定義される。ナトリウムとカリウムの血清のレベ ルは血酸性のベースバランスと同様、入院時に収集された血液見本から決定され る。治療 病院に入院後、患者標準の治療法に従わせた。すなわち、まず口から水を与え 、 次いで完全なfeedingを敏速に行った。(Isolauri E.etal.,J Pediar Gastronet eroi Nutr 1985;4 366-74)、但し瀉止剤を投与しなかった。口からの給水は6時 間、Na+(60mmol/l)とグルコース(84mmol/l)を含有する溶液を用いて流体不足の 2倍の量で最低量30ml/kg(Rautanen T.et al.,Acta Paediatr 1993;82:52-4) で行った。 患者を二つの群に同じ人数に分けた。群1(n=19)は1日1回L.reuteri SD 211 2を1010〜1011efuを投与した。群2(n=21)は1日1回プラセボを投与した。プラ セボは無脂肪ドライミルク粉から成る。L.reuteriとプラセボは、BioGaia Biolo gics,Inc(Raleigh,North Carolina,USA)で出荷前に品質をコントロールし量を 検査して調整したものである。L.reuteriは1グラム(1010〜1011cfu/g)毎に無脂 肪ドライミルク粉をキャリアーとして用い殺菌密封した乾燥させたL.reuteriま たはプラセボを50〜100mlの流体に再調整した。これらの調製剤を混合する前に 加熱食品を調質した。同意が得られた直後に調剤の投与を行った患者は5日目ま たは入院期間中L.reuteriまたはプラセボの投与を受けた。 治療の第2日までにwatary diaruhedが継続したのはL.reuteri投与群のわず か26%であるのに対し、プラセボ投与群で治療 病院に入院後、患者標準の治療法に従わせた。すなわち、まず口から水を与え 、次いで完全なfeedingを敏速に行った。(Isolauri E.etal.,J Pediar Gastron eteroi Nutr 1985;4 366-74)、但し瀉止剤を投与しなかった。口からの給水は6 時間、Na+(60mmol/l)とグルコース(84mmol/l)を含有する溶液を用いて流体不足 の2倍の量で最低量30ml/kg(Rautanen T.et al.,Acta Paediatr 1993;82:52-4 )で行った。 患者を二つの群に同じ人数に分けた。群1(n=19)は1日1回L.reuteri SD 211 2を1010〜1011efuを投与した。群2(n=21)は1日1回プラセボを投与した。プラ セボは無脂肪ドライミルク粉から成る。L.reuteriとプラセボは、BioGaiaBiolog ics,Inc(Raleigh,North Carolina,USA)で出荷前に品質をコントロールし量を検 査して調整したものである。L.reuteriは1グラム(1010〜1011cfu/g)毎に無脂肪 ドライミルク粉をキャリアーとして用い殺菌密封した乾燥させたL.reuteriまた はプラセボを50〜100mlの流体に再調整した。これらの調製剤を混合する前に加 熱食品を調質した。同意が得られた直後に調剤の投与を行った患者は5日目また は入院期間中L.reuteriまたはプラセボの投与を受けた。 患者は毎日体重を測定された。付き添いの看護婦が大便と吐き気の回数と量を調 べた。大便は、水状、軟らかい、固い、と記録された。下痢の期間は、水状便の 最後の発生から計算した。患者は内科医の臨床判断により退院した。患者はその 後1ヶ月の間に下痢を起こした場合は検査官にコンタクトをとるよう求められた 。その時点で採血のため再診された。データの収集 Serum sodium,potassiumの凝集と、blood acid-base分析は標準の方法で病院 の実験室で検定された。ロタウィルス抗原は、テンペレ大学医学部ウィルス学科 において市販の酵素免疫(Dakopatts,AS.Denmark)を用いて検出された。ロタウ ィルス血清学用の血液サンプルは投与と同日または1日後に採取され、4週間後 にロタウィルス抗体の検定が行われた。ロタウィルスIgAクラスの抗体はELISA方 法(Isolauri E.他、ワクチン 1995;13:310-2)を用いて検定された。 Stoolは全乳酸菌とL.reuteriの分析毎サブジェクトから集められた。Study Prod uct Administration前にベースラインで集められたまた、同Study Product Admi nistration後48時間後と退院時に大便サンプルを集めた。2g以上のStoolsが集 められてマイクロバイヤル分析を行った。これらのサンプルを均質化し、0.1% のペプトン水で稀釈し最終的に1:5とした。充分に混合した調整物1.6ml毎に迅 速に凍結して‐7°で保存した。稀釈してStoolサンプルをBioGaia Biologics,I nc.Releigh,NC USAに従って、全Fecal Lactobacillito L.reuteriを検定した 。酵素のUrease,β-glucuronidase及びβ-glucosidaseのFecal活性はClinical Nutrition Department of University of KuopioのClinical Nutrition Depa rtment(Ling W.H.etal.,Ann Nutr metab 1992;36:162-6)で検討した。統計方法 Stidemt's t-test and analysis of variance(Anova)を用いて統計分析を行い 実験グループの統計的な相違を検討した。繰り返しの測定数値装置の比較をする ときは対のt-testと-Anovaを用いた。結果 はじめ41人の患者が研究対象にされた。ストールサンプルでL.reuteriが発売 されたのでプラセボ群の1名の子供が分析から除外された。その子供の姉も実験 に参加させたが、L.reuteri群に入れたこれらの子供同士で相互汚染が行われた のは明らかである。残りの40人の子供のうち、19人と21人をL.reuteri群に入れ それぞれプラセボ治療を行った。30人(75%)の患者が酸素免疫分析によるスト ールサンプルにおいてrotavirus抗体を持ったL.reuteri群において12人(63% )の患者から、またplacebo群において18人(86%)の患者からrotavirusが発見 された。 全研究群(N=40)の臨床技術を第1表に示す。 (表1) 急激な下痢と研究のために入院した子供の臨床特性 治療までの下痢の平均継続時間(SD)は3.0(1.7)日であった。大部分の患者が 軟度の脱水症状を起こしたとみられたのでその平均値は3.4(1.4)%である。Se rum sodiumの投与量は、130〜144mmol/lである。rotavirus陽性の患者は家庭で2 .6(1.5)日の下痢をし、これに対してrotavirus陰性の患者は3.1(1.9)日であっ た。rotavirus陽性患者の脱水度はrotavirus陰性患者よりも激しくはなかったが 、non-rotavirus患者(mean base deficit 4.8(3.8)mmol/l)よりもmetebolic a cidosis(base deficit7.8(4.3)mmol/l)が多かった。 L.reuteriまたはプラセボを受けた患者の技術を表2に示す。L.reuteri群に おいてプラセボ群よりも子供達の脱水症状が大きかった以外は両群ともほぼ同じ である正常化した後の重量増は両群ともほぼ同じで、またmetebolic acidosisの 補正もほぼ同じであった。 (表2) L.reuteri及びプラセボを受けている患者の投与上の臨床特性 体重増加、acidosisの補正及び電解液レベルに関しては、2つの治療方法の臨床 結果はほぼ同じであった。 (表3) L.reuteri又はプラセボを受けている患者の臨床結果 L.reuteri(p=0.07)においてwatery diarrheaの期間が短かった。0、1、2、3 、4、5及び6日はL.reuteriまたはプラセボ投与の前後24時間の期間として改 善した。 watery diarrheaの継続に対するL.reuteriの影響は、表4及び図1a及び1bに 示す。 (表4) 水様性下痢の患者の割合 治療の第2日までにwatary diaruhedが継続したのはL.reuteri投与群のわず か26%であるのに対し、プラセボ投与群では8%であって、第2日においてwate ry shortsの頻度はL.reuteri群では、減少した。L.reuteri群平均値1.0(SD2.3) 、プラセボ群(p=0.05)(Fig.1a):2.5(SD2.3). 第3日目ではwatery stoolsの平均頻度は、L.reuteri群で0.5(SD1.9)、プラセボ 群(p=0.12)では1.7(SD2.6)でありプラセボを投与群に対してL.reuteri投与群は 治療の第2日目からの吐き度数が少なくなった。 (表5) 嘔吐を伴った患者の割合Fig 2aと2bは吐き気結果を示す。吐き気はL.reuteri群では治療の第一日後でと まったがプラセボ群では第6日目まで残った、L.reuteriの投与によってすぐれ たgood colonization of gastrointestinal tract(Figures3-5and表6)がもたら された。 (表6) L.reuteriまたはプラセボで処置された患者の便のlactobacilli及びL.reuteri 示されているように大便中、L:reuteriの107CFU/gのネットインクリメン トはL:reuteri投与48時間後に観察された。総乳酸菌数CFUは初期L:reuteri服 用48時間後に大便中105CFU/gのネットインクリメントもしめした(テーブル6)。 L:reuteriLは、スツールサンプルから検出たトータル75%以上の乳酸菌を明らか にした。総乳酸菌数はプラセボ治療されている子供においては低くL:reuteriは どのスツールサンプルからも検出されされなかった。研究を通してプラセボ治療 中の子供からの総大便乳酸菌数は、101から105CFU/gの範囲でした。 細菌によるウレアーゼ酵素β-glcuronidase(β-GLN),β-glucosidase(β- GLS)の大便活動はプラセボ群よりL:reuteri群のほうが弱かった。(表7) (表7) 便の酵素活性:L.reuteri及びプラセボ群(mmol x min-1 x mg protein-1))のβ- GLN,β-GLS及びウレアーゼ ロタウィルスIgAクラス(回転)抗体は、二つのグループの研究において似通 っていた。L.reuteriグループでは手段ロタウィルスIgA抗体の量は、22.5(S D39.8)酵素免疫(EIU)であり、プラシーボグループでは7.99(SD21.8)E IU(p=0.163)であった。4週間後、手段ロタウィルスIgA抗体の量は、L.reuteri グループとプラシーボグループではそれぞれ74.2(SD33.9)、66.3(SD31.9)(p=0 .4705)となり、このことは、Lactobacillus GG.に見られる結果に反して、下痢 の症状がIgA量の明白な増加なしで軽減されたことを示唆する。初期投与 本発明によるL.reuteriの投与は、下痢の症状が見られたらすぐにするのが最 も良い。下痢の症状が見られた初日に、上述の発明にしたがって治療が施される と、照査基準と比較して水気の多い下痢や吐き気が実質的に軽減される。この違 いはロタウィルスの胃腸炎において最も顕著である。少量の投薬 患者は一日に107から1010までの様々な量のL.reuteriを投与され、その治 療は同じように下痢の症状を軽減し、多量の投与によって回復は早くなる。 L.reuteriによる治療の形態 L.reuteri、つまり新しく生成した細胞か、選ばれた細胞の中に再保留された した細胞のどちらかの懸濁液の使用に加え、患者は一日に一回ゼラチンカプ細胞 に入った同数のL.reuteriの細胞を与えられる。特にペースト状の栄養補給剤を すでに補給している哺乳動物にとって、L.reuteri療法は、下痢を感じたり下痢 になりやすい状態のとき(例えば離乳時)などの少なくとも日常において哺乳動 物が与えられるペーストに含まれるだろう。下痢の症状を軽減した同様の結果は 、このような形の公式化それぞれに見られる。複数の日常的な投与 本発明による療法の初期段階において、下痢の症状が特に著しい場合は、複数 のアリコートのL.reuteriを投与することによって、効果が出る前にその療法が 体から排泄されるという問題が解決される。これは重症の幼児や子供にもあては まる。他の哺乳動物の治療 本発明の療法によって、他の哺乳動物のシステムにおいても下痢の症状の同様 の軽減が見られる。離乳前と離乳時、または離乳前か離乳時に子豚に1日におよ そ107から1010の細胞を投与すると、豚のロタウィルスに起因する下痢の発 生が減少する。好ましい発明の実施例 好ましくは、激しい下痢、たとえばその治療方法が若い患者や他の哺乳動物の 脱水症状を効果的かつ急速に止めるロタウィルス感染による下痢の治療に関する 発明の方法は、患者が下痢をおこしているか、または今にもおこそうとしている かを判断したり、Lactobacillus reuteriの菌株を選択したり、患者への投与の ためお よそ107乃至1010の細胞を含む凍結乾燥した細胞の少なくともひとつのアリ コートを用意したり、下痢の診断を下してからできるだけすぐに患者へ少なくと もひとつのアリコートを経口投与したりすることを含み、最も好ましくは、さら に液体中に凍結乾燥した細胞を保留することや、凍結乾燥細胞をゼラチンカプ細 胞のなかに入れること、患者に投与するまでとっておくための水分不浸透性容器 に凍結乾燥した細胞を入れることから成る群から選択された一つの段階を含む。 細胞は哺乳動物に投与されるまでとっておくために水分不浸透性の容器に入れて も良い。この細胞は水や乳製品、フルーツジュースなどの液体の中に保留しても 良い。また、哺乳動物に投与するためのゼラチンカプ細胞の中に置いても良い。産業上の適応性 本発明は、若い患者の脱水症状を従来の方法よりも効果的で急速に止める激し い下痢の治療方法を提供し、この方法によって健康管理システムにおいてコスト と時間を節約することができる。 特定の実施例を参照して本発明を説明してきたが、たくさんの変形や修正、実 施例が可能であり、したがってすべてのこのような変形や修正、実施例は発明の 趣旨と範囲を越えないものとみなされるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月14日(1999.1.14) 【補正内容】 明細書 下痢の治療 発明の背景 発明の分野 本発明は、伝染性胃腸炎の治療法に関する。関連技術の説明 宿主を胃腸(GI)の病気から守るためには、正常なマイクロフローラが重要で ある(フラー.R、内臓 1991;32;439−42;サルミネン.S他、D ig.Dis Sci 1992;10:227−38).ひどい下痢の間は、正常な胃腸の マイクロフローラが本質に変化している。これらの変化には、乳酸菌、バクテロ イド、およびビフィドバクテリアの数の減少が含まれる(サルミネン S.他Dig Dis Sci 1992;10:227−38;タズメ S他Clin Infect Dis 199 3;16(2補遺):77−82S:ミツオカ T.,Wood BJB,ロンドン:エル スビエール応用科学 1992、1:69−114;サルミネン S他チェルノ テラピー、印刷中)。 乳酸菌reuteriは、人間や動物の胃腸で見られる、最も一般的に発生する乳酸菌 種である(カンドラー O他、Zb1 Bakt Abt Orig 1980;C1:264−9) 。他の乳酸菌のように、L.reuteriは、かなりの殺菌活動を行なう酸代謝の最終 製品(乳酸および酢酸)を作り出す(アクセルソンL.T他Microb Ecology He alth Dis 1989;2:131−6)。宿主のために生来のマイクロフローラ を改善するというプロバイオティックな目的や抗生の目的以外のためにL.reuter i細胞治療法を使用するということは知られていない。 一部の研究では、プロバイオティックな作用剤を投与すると、宿主の菌のバラン スを調整することができ、下痢が激しい期間を短縮することができる(ピース J.L他J Pediatr 1974;84:261−2;ブランサー O他、Acta Pa ediator Scand 1989 78:259−64;ブードラ G他J Pediatr胃腸学Nutr 1990;11:5 09−12)。乳酸菌カゼイン菌株GG(LcGG)は子供のロタウィルス胃腸 炎からの臨床回復 を促進し、腸の免疫反応を高めるということがわかっている(イソロウリ E他 、Pediatrics 1991;88:90−7:カイラ M他、Int Pediatr Resear ch Foundation.Inc.1992;32;141−4;マジャマー H他J Pediat r Gastroenterol Nutr 1995;20;333−8)。L.カゼイン亜種 ラ ムノーサス(ラクトフィラス)、L.delbruckii亜種ブルガリカスのような市販 されている乳酸菌バクテリアの調合剤は、その効果が正式に証明されてはいない が、激しい下痢の治療に使用されている(マジャマー H他J Pediatr Gastroent erol Nutr 1995;20:333−8)。L.reuterlは健康な人間への外因的投 与に使用しても安全であるということが証明されており(ウルフB.W他、Micr o Ecology Health Dis 1995;8:41−50)また、大腸炎のねずみのモ デルから治療の可能性が示されている。(ファビア R他、Scand J Gastroenter ol 1993;28:155−62)。 L.reuteriは、ルーテリンと呼ばれる波長の長い殺菌剤を作ることが知られてお り(アクセルソンL.T.他Microb Ecology Health Dis 1989;2:131 −6)、胃腸の中の病原性微生物を阻止する働きをする。発明の概要 本発明は、治療を続けてきた動物のような同種の動物から隔離した一つもしくは それ以上の乳酸菌reuteriの菌株を使って下痢を治療する方法に関する。好まし くは、少なくとも約107の細胞のL.reuteriを、胃腸炎の症状の重さによって 、一日以上投与する。その結果、動物の下痢と嘔吐が、これまで他の治療法では 見られなかったほどの速さで劇的に減少した。 本発明の目的は、従来の方法よりも、より効果的に、そしてより早く若い患者の 脱水を止めることができる、ひどい下痢の治療法を提供することにある。 本発明の他の局面、特徴および目的は、次の開示および添付の特許請求の範囲に より、さらに明白となろう。図面の簡単な説明 図1は、L.reuteriまたはプラシーボを受けた患者の水状の下痢の頻度を24時 間測定した結果を表したグラフであ り、下痢の絶対回数(図1a)と、許容レベルと比較した時のパーセンテージの 減少率(図1b)で表している。中実の四角はL.reuteri治療を表し、中空の四 角は、プラシーボを表している。 図2は、L.reuteriまたはプラシーボの投与を受けた患者の嘔吐の頻度を24時 間測定した結果を表したグラフであり、嘔吐の絶対数(図2a)と許容レベルか らの減少率(図2b)を表している。中実の四角は、L.reuteri治療を表し、中 空の四角はプラシーボを表す。 図3は、プラシーボ(対になった各ブロックの第2のブロック)と、L.reuteri (対になった各ブロックの第1のブロック)を投与した子供の、糞便の乳酸菌の 合計量を表している。 図4は、プラシーボ(対になった各ブロックの第2のブロック)とL.reuteri( 対になった各ブロックの第1のブロック)を投与した子供の、糞便のL.reuteri の量を表している。 図5は、プラシーボ(対になった各ブロックの第2のブロック)とL.reuteri( 対になった各ブロックの第1のブロック)を投与した子供の、糞便の乳酸菌の母 集団の合計の割合を表している。発明及びその好適な実施形態の詳細な説明 本発明は、下痢を起こしている哺乳類へ治療を行なう方法に関し、その哺乳動物 が下痢をしているか、あるいは下痢を起こす寸前であるかを判断する工程と、乳 酸菌reuteriの菌株を選択する工程と、哺乳動物へ投与するための約107乃至 1010、好ましくは少なくとも104の細胞を含む菌株の細胞を少なくとも1 分別量を準備する工程と、下痢の診断を受けてからできるだけ早くその哺乳動物 へ少なくとも1分別量を経口投与する工程を含む。この分別量は、凍結乾燥した 細胞を、哺乳動物に投与するために液体の中に浮遊させたものでもよい。その液 体は、水でも、果汁でも、牛乳やヨーグルトなどのような日用食品など、哺乳動 物にとって毒にならないものならよい。凍結乾燥した細胞は、アルミホイルなど の湿気を通さない容器または周知のようなゼラチンカプセルに入れてもよい。哺 乳動物へ の液体投与の代わりとして、冷凍乾燥した細胞をゼラチンカプセルの中に入れて 哺乳動物に投与することもできる。乳酸菌reuteriの菌株は、治療を施している 同じタイプの哺乳動物から隔離したものであるのが好ましい。本発明は、さらに 、哺乳動物に投与する1分別量に少なくとも107の生存可能なL.reuteriの菌 株の細胞を有する、下痢症状を抑えるための治療用調合剤を含む。 本発明は、人間のひどい下痢を治療する方法を提供しており、乳酸菌reuteriの 投与を含む。好ましくは、治療は、少なくとも1日乃至7日間続き、好ましくは 、下痢と診断されてからできるだけ早く、一日あたり107乃至1010のレベ ルの細胞を投与する。治療を早く始めれば始めるほど、投与したL.reuteri細胞 治療剤により早く下痢を止めることができる。 ここで報告した主な研究の要約では、人間の乳酸菌菌株(乳酸菌reuteri菌株S D2112)がひどい下痢(70%のロタウィルス)からの回復に与える影響を 判断するため、月齢が6乃至36ヶ月の間の患者40人を研究した。このL.reut eriの菌株は、ATCCNo.55730としてアメリカン・タイプ・カルチャ ー・コレクションに、1995年12月7日のブダペスト条約の下、寄託してあ り、人間の母乳からは隔離してある。 親の同意を得た後、患者は二つのグループのうちの一つに任意に振り分けられ、 最長5日までの入院期間中に1010乃至1011のL.reuteriSD2112ま たは適合するプラシーボのいずれかを投与を受けた。治療剤は、50乃至100 mlの液体で投与された。治療を始めてから、L.reuteriのグループで水状の下 痢が続いた平均期間(SD)は、1.7[1.6]日で、プラシーボのグループ では2.9[2.3]日(p=0.07)であった。治療の二日目では、L.reut eriを投与した患者のうち、水状の下痢が続いているものは26%しかいなかっ たが、それと比較して、プラシーボの投与を受けていた患者の場合は、81%で あった(p=0.0005)。便のサンプルから得た乳酸菌の培養菌から、L.re uteriの投与により、この製品を与えられた子供達から、合計の乳酸菌の75% を超える 量が見つかったということを示している。すなわち、L.reuteriは、子供のひど い下痢において治療剤として効果があるという結論となった。 糞便の分析によって立証された臨床の結果は、胃腸の中にL.reuteriを集落させ ることにより、主にロタウィルスが原因のひどい下痢の期間を短くし、回復させ ることができる。L.reuteri治療法の効果は、治療を開始してから24時間以内 に観察することができ、その後、ほとんどの患者において水状の下痢の減少が見 られた。治療した患者のうち、治療の第2段階で下痢症状が見られなかったのは 74%であり、プラシーボ患者の場合は19%のみであったという観察は、臨床 的に意義深いものである。 この結果を、乳酸菌GG(イソロウリ E他Pediatrics 1991;88:90 −7;マジャマア H他J Pediatr Gastroenterol Nutr 1995;20:33 3−8)の前の研究と比較してみると、ひどい下痢の治療においては、Streptoc occus thermophilousおよびL.delbruckii亜種.Bulgaricus(ヤラクタ)およびL.c asei亜種Rhamnosus(ラクトフィラス)よりは臨床的により効果的であることがわ かった。ここで報告された主な研究では、L.reuteri治療法は、入院が必要な患 者の、下痢症状の比較的遅い段階で、ただし水分補給と両親の承諾の後に開始し た。多くの場合、遅延がかなりの程度であった。 臨床的結果は、細菌学の研究結果によって確証され、プラシーボの投与を受けた ものは、乳酸菌の総数が少なく、実質的にはL.reuteriがなかったが、治療グル ープでは、乳酸菌の総数が多く、L.reuteriの集落が見られた。集落データによ ると、冑腸にL.reuteriが存在すると、他の有益な微生物が生育しやすくするこ とによって、内臓の生態学を改善することができる(フラー R.内臓 199 1;32:439−42)。 本発明の特徴と利点は、次の例を参照することによって、さらに明白となろう。 ただし、これらは、本発明を制限することを意図したものではない。実施例 研究対象の患者 この研究は、1995年1月29日から7月3日までの、ロタウィルスが流行す る季節に行なった。この研究の原型は、フィンランドのタンペレ所在のタンペレ 大学病院の倫理再考委員会によって承認されている。これは、任意に振り分け、 全く予備知識なしに行われた研究であった。研究の被験者には、月齢が6ヶ月か ら36ヶ月の間の41人の栄養状態のよい、引き続きタンペレ大学病院の小児科 に、七日未満激しい下痢が続き、過去24時間の間に水状の便を1回以上排せつ したと認められた患者(61%が男性)が含まれる。子供たちは、次のような包 含および排他判定基準に基づいて研究対象に加えたり、排除したりした。患者は 、月齢が6ヶ月から36ヶ月で、激しい下痢が認められ、通常の食事の一部とし て牛の乳製品を摂取した歴史を持ち、両親や法的保護者が同意書に署名をしてい れば、資格を有するものとした。患者は、免疫抑制治療を受けているもの、免疫 不全に苦しんでいるもの、牛乳アレルギーの歴史をもっているもの、重い持病を 持っているもの、前の月に研究対象の製品を摂取したもの、あるいは両親や法的 保護者が同意書への署名を拒否したものは、研究対象から外された。 任意の組み分けスケジュールを作成し、包含された患者の約50%をそれぞれの 治療グループ(L.reuteriとプラシーボ)に割り当てた。任意組み分け番号は、 研究対象として包含された時に患者に順次割り当てた。研究の前のデータ収集 承認された時点で、子供たちの体重を量り、臨床的に診察し、脱水の重度を推定 した。ひどい体重減少を推定体重(個々の成長グラフによる)と測定した体重と の間の違いで計算した。次に、脱水症状や一日0.5乃至1%の率の激しい体重 減少を伴う下痢が少なくとも3日続いたことによる激しい体重減少から水分の不 足(脱水パーセント)を判断し、摂取カロリーが低いことによる体重減少を調べ る。ナトリウムとカリウムの血清レベルと血液の酸塩バランスを、承認の下に集 めた血液の試験片から調べる。治療 病因の承認後、患者を標準治療の慣習に基づいて管理した。まず、経口水分補給 を行い、次に通常通りの食事を迅速に再開した(イソロウリ E他、J Pediar Ga stroenteroi Nutr 1985:4 366−74)。しかし、下痢治療薬は投与し なかった。経口水分補給は、6時間以内にNa*(60mmol/l)およびグ ルコース(84mmol/l)を含む溶液を、水分の不足量の倍量を、最低30 ml/kg与えて行なった(ロウツネン T他、Acia Paediatr 1993;82 :52−4)。 患者は、二つのグループのうちの一方に任意で振り分けられる。グループ1(n =19)は、一日一回L.reuteri SD2112を1010乃至1011cfuだ け投与を受けた。 グループ2(n=21)は、一日一度、適量のプラシーボの投与を受けた。プラ シーボは、脱脂粉乳から作られている。L.reuteriとプラシーボの調剤を準備し 、出荷のまえに品質管理と品質確認をバイオガイア・バイオロジックスInc.( 合衆国ノースカロライナ州、ラファイ)によって行なった。L.reuteriを1g( 1010乃至1011cfu/g)ずつ、脱脂粉乳をキャリアとして使用して無 菌の密閉したプラスチック小型容器にフリーズドライ形態で包装した。L.reuter iとプラシーボの1gのフリーズドライ調剤を選択した50から100mlの流 体の中に還元した。調剤と混ぜる前に、熱い食物は冷ました。割り振られた調剤 の投与は、同意書を得たらすぐに開始した。患者は、5日間もしくはそれより短 い場合は入院期間中、L.reuteriまたはプラシーボの投与を受けた。 患者は、毎日病室で体重を量った。便と嘔吐の回数と質は、担当の看護婦が記録 した。便は、水状、軟便、固形と分類して記録した。下痢の期間は、水状の便が 最後に出てから換算した。患者は、担当医の臨床的判断に従ってこの研究から放 免した。かれらには、その後の1ヶ月間の間に下痢が起きたら、調査員に連絡を 取り、その時点で裁決をしに病因に来るように依頼した。患者のデータ収集 標準の手順を使って血清ナトリウム、カリウム、および血液の酸塩分析の考察を 行なった。 タンペレ大学、医学学校のウィルス学科で、市販の酸素免疫検定法(ダコパッツ AS.デンマーク)を使ってロタウィルス抗原を立証した。ロタウィルスの血 清学用の血液の試験片を同じ日に、または承認の次の日に集め、ロタウィルスの 抗体を4週間後に調べた。ELISA法(イソロウリ E他、ワクチン 199 5;13:310−2)を使ってロタウィルスIgAクラスの抗体を調べた。 便は、各被験者から収集し、合計の乳酸菌とL.reuteriを分析した。糞便のサン プルを製品の投与を研究する前、製品投与の研究後48時間および病院での排出 時ににベースラインとして収集した。微生物分析用に2g以上の便を収集した。 サンプルを均質化し、0.1%のペプトン水で1:5の割合で希釈した。よく混 合した調剤のそれぞれ1.6mlずつの5分別量を迅速に冷凍し、70℃で保存 した。希釈した便のサンプルを、合衆国NCラレー所在のバイオガイア・バイオ ロジーInc.に送り、糞便の乳酸菌とL.reuterlの合計を調べた。 酵素尿素、β−グルクロニダーゼおよびβ−グルコシダーゼの糞便の活動を前述 のように、クオピオ大学の臨床栄養学部の研究室で調べた(リンW.H.他、Ann Nutr Metab 1992;36:162−6)。統計法 学生のt−試験と変異度(Anova)を使って統計分析を行い、研究グループ 関の統計的な違いを調べた。反復した測定結果を比較する時は、反復した測定に 対してt−試験と(Anova)の対を適用した。結果 41人の患者が初めに研究に包含された。プラシーボグループの中のある一人の 子供を、便のサンプルからL.reuteriが見つかったため、分析から外した。残り の40人の子供のうち、19人と21人の両親がL.reuteriとプラシーボ治療に それぞれ同意した。酵素免疫検定法によると、30人の患者(75%)が、便の 試験片の中にロタウ ィルス抗原を有していた。ロタウィルスは、L.reuteriグループでは12人(6 3%)から、またプラシーボグループでは18人(86%)の患者から発見され た。 研究グループ全体(n=40)の患者の臨床的特徴を、表1に示す。 表1 ひどい下痢で入院し、研究に含有された子供の臨床的特性 治療までの下痢の平均(SD)期間は、3.0(1.7)日とした。ほとんどの 患者が平均3.4(1.4%)の弱い脱水状態であったことが認められた。血清 ナトリウムは、130乃至144mmol/Lであり、平均は138mol/L であった。ロタウィルスが陽性の患者は、家で2.6(1.5)日間の下痢があ ったのに対し、ロタウィルスが陰性の患者は3.1(1.9)日であった(違い はあまり現れていない)。ロタウィルスが陽性の子供の脱水症状の程度は、ロタ ウイルスが陰性の子供に比べて対して重くはないが、代謝酸性症がそれぞれ(p =0.07)、ロタウィルスを有していない患者(平均基本不足量4.8(3. 8)mmol/L)よりも多い(基本不足量7.8(4.3)mmol/L)こと が認められた。 L.reuteriまたはプラシーボを受けた患者の特性を表2に示した。L.reuteriのグ ループの子供たちは、プラシーボグループよりも脱水症状が激しいということを 除けば、こ れらのグループは、ほぼ等しかった。水分補給後の体重回復も代謝酸性症の治療 と同じように、二つのグループにおいてほぼ等しかった。 二つの治療法の臨床的結果は、体重回復、酸性症の治療および電解質のレベルに おいては類似している。(表3) 表2 L.reuteriまたはプラシーボの投与を受ける患者の当初の臨床特性 表3 L.reuteriまたはプラシーボの投与を受けている患者の臨床結果水状下痢の期間は、L.reuteri(p=0.07)のほうが短かった。0日目、1 日目、2日目、3日目、4日目、5日目および6日目は、L.reuteriとプラシー ボの投与前後24時間として計算している。水状下痢の持続性に対するL.reuter iの効果は、後に示す表4および図1aおよび1bで示す。 表4 水状下痢症状を有する患者の割合 1 1日目、2日目、3日目、4日目、5日目、6日目は、それぞれ投与の24 時間前と、投与後24時間、48時間、72時間、96時間、120時間および 144時間を意味する。2 下痢/合計3 L.reuteriとプラシーボグループの比較 治療の2日目までに、水状下痢は、L.reuteriを受けている患者の26%におい て継続しているのに比べ、プラシーボを受けている患者の場合は81%であった 。二日目は、水状下痢の頻度は、L.reuteriグループでは、減少した。すなわちL .reuteriグループにおける平均は1.0(SD2.3)で、プラシーボグループ (p=0.05)では、2.5(SD2.3)であった(図1a)。三日目は、L. reuteriグループにおける水状下痢の平均頻度は、0.56(SD1.9)で、 プラシーボグループ(p=0.2)では、1.7(SD.6)であった。 治療の二日目からプラシーボを受けている患者に比べ、L.reuteriを受けている 患者の方が嘔吐は少なかった(表5)。 表5 嘔吐症状のある患者の割合 1 1日目、2日目、3日目、4日目、5日目、6日目は、それぞれ投与の24 時問前と、投与後24時間、48時間、72時間、96時間、120時間および 144時間を意味する。2 嘔吐/合計3 x2テスト(chiスクエアテスト) 図2aおよび図2bは、嘔吐の結果を表している。嘔吐は、L.reuteriグループ では、治療の第1日めから実質的には止ったが、プラシーボグループでは、六日 目までぐずついていた。 L.reuteriの投与の結果、胃腸内での集落状態が良好であった。(図3−5およ び表6) 表6 L.reuteriまたはプラシーボで治療した患者の糞便の中の乳酸菌およびL .reuteri 学生のt−試験(p<0.05−統計的に意義のある違い) 図示の如く、L.reuteri投与の48時間後には、糞便の中のL.reuteriは、正味1 07CFU/gの増加が見られた。また、合計の乳酸菌CFUは、L.reuteriを 初めに投与してから48時間後に、糞便中105 CFU/gの増加を示した( 表6)。便のサンプルからは、乳酸菌の合計の75%以上が検出された。合計の 乳酸菌は、プラシーボ治療の子供の便では低く、それらの便のサンプルのいずれ からもL.reuteriは検出されなかった。研究を通じ、プラシーボ治療の子供から 研修された糞便の中の乳酸菌の合計は、101乃至105CFU/gであった。 バクテリアの酵素尿素、β−グルクロニダーゼ(β−GLN)とβ−グルコシダ ーゼ(β−GLS)は、L.reuteriグループでは、プラシーボグループより低か った(表7)。 表7 糞便の酵素の活動:β−GLN、β−GLSおよびL.reuteriおよびプラ シーボグループにおける尿素(mmolxmin-1xタンパク質-1 1非母集団特性値試験(マン−ホワイトニーU)2 確実性レベル95%以内 ロタウィルスIgAクラス(循環)抗体は、二つの研究グループにおいて類似し ていた。L.reuteriグループにおける平均ロタウィルスIgA抗体レベルは、2 2.5(SD39.8)酵素免疫検定法(EIU)であり、プラシーボグループ では、7.99(SD21.8)EIU(p=0.163)であった。四週間後 、平均ロタウィルスIgA抗体レベルは、L.reuteriとプラシーボグループで、 それぞれ74.2(SD33.9)と66.3(SD31.9)(p=0.47 05)であり、乳酸菌GGで見られた結果とは異なり、IgAレベルを顕著に増 加しなくても下痢症状が減ったということを意味している。初期投与 本発明によるL.reuteriの投与は、下痢症状が見られたすぐの場合は最良である 。従って、上記のような、本発明による治療を下痢症状が見られた初日に投与す れば、対照と比べて水状下痢と嘔吐がかなり減少する。この違いは、ロタウィル スによる胃腸炎で最も顕著であった。低い投与レベル 患者には、一日107乃至1010という異なったレベルのL.reuteriを投与し たが、この治療は、高いレベルで高められた回復の速度と似たような減少が見ら れた。L.reuteri による治療の形式 新たに増殖させたもの、あるいは選択した液体に浮遊させた乾燥凍結した細胞の 、L.reuteriの液体懸濁液の使用に加え、患者にゼラチンカプセル入りのL.reute ri細胞を一日一回投与した。すでにペースト状の栄養補足食品を摂取した哺乳動 物の場合は、特に、下痢症状が見られた時、または哺乳動物が下痢の兆候を見せ た時に少なくとも一日一回、L.reuteri治療剤を哺乳動物に与えるペーストの中 に入れてもよい(乳離れ)。同じ結果、すなわち下痢の症状の減少がこれらのタ イプの調合それぞれで見られた。毎日数回の投与 本発明の治療を始める時に下痢症状が特にひどい場合は、複数の分別量のL.reut erlを投与することにより、身体がその効果を得る前に身体から排出してしまう という問題を解決することができる。こうしたケースには、幼児または 子供のひどい下痢が含まれる。他の哺乳動物の治療 下痢症状の減少において同じような結果が、本発明の治療を受けた他の哺乳動物 系でも認められた。すなわち、離乳前および/または離乳中の子豚に一日約10 7乃至1010の細胞の投与を行なうと、ブタにおいてロタウィルスによって下 痢を引き起こすケースが減る。本発明の好ましい実施形態 本発明による、若年の患者はだけでなく、他の哺乳動物における脱水をも効果的 にかつ迅速に止めることができる、ロタウィルス感染などによるひどい下痢を治 療する方法は、患者が下痢症状を有するあるいは下痢症状を起こしつつあるとい うことを判断する工程と、乳酸菌reuteriの菌株を選択する工程と、患者に投与 するための約107乃至1010の細胞を含む菌株の乾燥凍結した細胞を少なく とも1分別量調合する工程と、下痢症状と診断されてからできるだけ早い時期に 患者に少なくとも1分別量を経口投与する工程とを含んでいるのが好ましく、さ らに、乾燥凍結した細胞を液体の中に浮遊させる工程と、乾燥凍結した細胞をゼ ラチンカプセルの中に封じる工程と、乾燥凍結した細胞を、患者に投与するまで 、湿気を通さない保存容器の中に封じておく工程から選んだいずれかの工程を含 んでいるのが最も好ましい。細胞は、湿気を通さない保存容器に哺乳動物に投与 するまで封じておくことができる。細胞は、水や日用食品、果汁のような液体の 中に浮遊させるか、哺乳動物に投与するためにゼラチンカプセルの中に入れるこ とができる。産業上の利用可能性 この発明は、以前の方法より効果的かつ迅速に若年の患者の脱水を止めること ができ、よって健康管理システムにおいてコストと時間を節約できる、ひどい下 痢を治療する方法を提供している。 本発明は、その特定の実施形態に関して説明しているが、さまざまな変更、修 正、および実施例が可能であり、従って、そのような変更、修正、および実施形 態は、本発明の精神と範囲に背くものではない。 請求の範囲 1.a)患者が下痢症状であるか、下痢症状になりつつあることを判断する工程 と; b)乳酸菌reuteriの菌株を選択する工程と; c)患者に投与するための約107乃至1010の細胞を含む菌株の細胞を少な くとも1分別量調合する工程と; d)下痢の診断を受けたらできるだけ早い時期に患者に少なくとも1分別量を経 口投与する工程とを含む、効果的かつ迅速に若年の患者の脱水を止める、ひどい 下痢を治療する方法。 2.少なくとも1分別量を調合する工程に、細胞を乾燥凍結する工程を含み、さ らに、乾燥凍結した細胞を液体の中に浮遊させる工程と、ゼラチンカプセルの中 に乾燥凍結した細胞を封じ込める工程と、乾燥凍結した細胞を患者に投与するま での間、湿気を通さない保存容器に封じる方法のうちから選択した一工程を含む ことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.a)哺乳動物が下痢症状を有しているか、あるいは下痢症状を起こしつつあ るかを判断する工程と; b)乳酸菌reuteriの菌株を選択する工程と; c)哺乳動物に投与するための、約107乃至1010の細胞を含む菌株の細胞 を少なくとも1分別量調合する工程と; d)下痢の診断後、できるだけ早い時期に哺乳動物に少なくとも1分別量を経口 投与する工程を含む、下痢症状を有する哺乳動物を治療する方法。 4.哺乳動物に下痢症状がなくなるまで、哺乳動物に少なくとも約104の細胞 を投与することを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の方法。 5.前記少なくとも1分別量の調合が、細胞を凍結乾燥させる工程を含むことを 特徴とする、請求の範囲第3項に記載の方法。 6.投与の前に乾燥凍結した細胞を液体に浮遊させることを特徴とする、請求の 範囲第5項に記載の方法。 7.液体が、ジュース、日用食品または水からなるグループから選択したもので あることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載の方法。 8.さらに、哺乳動物へ投与するために、凍結乾燥した細胞をゼラチンカプセル の中に封じ込める工程を含むことを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の方法 。 9.さらに、凍結乾燥した細胞を、哺乳動物に投与するまでの間、湿気を通さな い保存容器の中に封じる工程を含むことを特徴とする、請求の範囲第5項に記載 の方法。 10.下痢が、ロタウィルスの感染を伴うものであることを特徴とする、請求の 範囲第3項に記載の方法。 11.哺乳動物が人間であることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の方法 。 12.菌株が、治療中の哺乳動物と同じタイプの哺乳動物から分離したものであ ることを特徴とする、請求の範囲第3項に記載の方法。 13.菌株が人間から分離したものであることを特徴とする、請求の範囲第12 項に記載の方法。 14.菌株が人間の母乳から分離したものであることを特徴とする、請求の範囲 第13項に記載の方法。 15.哺乳動物に投与するための1分別量に、約107の生存できる細胞の乳酸 菌reuteriの菌株を含むことを特徴とする、下痢症状の減少のための治療調合剤 。 16.細胞が凍結乾燥してあり、湿気を通さない容器に封じられていることを特 徴とする、請求の範囲第15項に記載の治療調合剤。 17.細胞が液体の中に浮遊していることを特徴とする、請求の範囲第15項に 記載の治療調合剤。 18.液体が、水、日用食品および果汁のグループの中から選択したものである ことを特徴とする、請求の範囲第17項に記載の治療調合剤。 19.細胞が、哺乳動物への投与のために凍結乾燥され、ゼラチンカプセルの中 に封じられていることを特徴とする、請求の範囲第15項に記載の治療調合剤。 20.菌株が、人間から分離したものであり、調合剤は人間が使用するものであ ることを特徴とする、請求の範囲第15項に記載の治療調合剤。 【図1】【図2】【図3】【図4】 【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/20 C12N 1/20 E //(C12N 1/20 C12R 1:225)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.若年患者の脱水を効果的にかつ急速にとめる激しい下痢の処置方法にして: a)患者が下痢をおこしているか、今にもおこそうとしているかを決定し、 b)lactobacillus reuteriの菌株を選定し、 C)患者への投与のためおよそ10の7乗乃至10の10乗のセルを含む上記 菌株の少なくとも1分与量を用意し、そして d)下痢診断後直ちに上記患者へ少なくとも1分与量を経口投与することを特 徴とする瀉止方法。 2.セルを凍結乾燥した少なくとも1分与量を用意し、更に凍結乾燥したセルを 液体中に懸濁すること、該凍結乾燥したセルをゼラチンカプセル内に封じること 、及び、上記凍結乾燥したセルを患者投与まで水分不浸透性の容器内へ貯蔵密封 しておくことよりなる群から選ばれたステップを含むことを特徴とする請求の範 囲1記載の瀉止方法。 3.下痢をおこしている哺乳動物を施療する方法にして、 a)患者が下痢をおこしているか、今にもおこそうとしているかを決定し、 b)lactobacillus reuteriの菌株を選定し、 c)哺乳動物への投与のためおよそ10の7乗乃至10の10乗のセルを含む 上記菌株の少なくとも1分与量を用意し、そして d)下痢診断後直ちに上記患者へ少なくとも1分与量を経口投与することを特 徴とする哺乳動物を施療する方法。 4.下痢がなくなるまでおよそ10の8乗のセルを哺乳動物へ1日当たり投与す る前記請求の範囲3に記載の方法。 5.上記凍結乾燥したセルをよりなる少なくとも1分与量を用意することを特徴 とする前記請求の範囲3に記載の方法。 6.投与前に凍結乾燥したセルを液体に懸濁することを特徴とする前記請求の範 囲5に記載の方法。 7.上記液体がジュウス、乳製品及び水よりなる群から選ばれることを特徴とす る前記請求の範囲6に記載の方法。 8.哺乳動物への投与のため上記凍結乾燥したセルがゼラチンカプセル内に封じ こめられていることを特徴とする前記請求の範囲5に記載の方法。 9.上記凍結乾燥したセルを哺乳動物投与まで水分不浸透性の容器内へ貯蔵密封 しておくことを特徴とする請求の範囲5記載の瀉止方法。 10.上記下痢がロタウイルス感染に関係する場合であることを特徴とする前記 請求の範囲3に記載の方法。 11.上記哺乳動物が人類であることを特徴とする前記請求の範囲3に記載の方 法。 12.施療中の哺乳動物と同じ形式の哺乳動物とは上記菌株が隔離されることを 特徴とする前記請求の範囲3に記載の方法。 13.上記菌株が人類とは隔離されることを特徴とする前記請求の範囲3に記載 の方法。 14.上記菌株が人類母乳とは隔離されることを特徴とする前記請求の範囲3に 記載の方法。 15.哺乳動物への投与のためlactobacillus reuteri菌株の少なくともおよそ1 0の7乗の生きたセルを有することを特 徴とする下痢症状緩和用治療薬。 16.上記セルが凍結乾燥され、水分不浸透性の容器に包装されることを特徴と する前記請求の範囲15に記載の治療薬。 17.上記セルが液体中に懸濁されることを特徴とする前記請求の範囲15に記 載の治療薬。 18.上記液体が果物ジュウス、乳製品及び水よりなる群から選ばれることを特 徴とする前記請求の範囲17に記載の治療薬。 19.哺乳動物への投与のため上記凍結乾燥したセルがセラチンカプセル内に置 かれていることを特徴とする前記請求の範囲15に記載の治療薬。 20.上記菌株が人類から隔離され、上記治療薬がヒト用であることを特徴とす る前記請求の範囲15に記載の治療薬。
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JP2010280664A (ja) * 2010-07-02 2010-12-16 Biogaia Ab ラクトバチルス・リューテリ(Lactobacillusreuteri)株を用いる哺乳類における免疫機能の改善方法

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