JPH05292918A - 機能性健康食品 - Google Patents

機能性健康食品

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JPH05292918A
JPH05292918A JP3056065A JP5606591A JPH05292918A JP H05292918 A JPH05292918 A JP H05292918A JP 3056065 A JP3056065 A JP 3056065A JP 5606591 A JP5606591 A JP 5606591A JP H05292918 A JPH05292918 A JP H05292918A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、栄養が豊富で、且つ栄養バランス
のとれた安全な食品であり、しかも飲酒に伴う酔い過
ぎ、悪酔い、二日酔いの予防や防止を効果的に図ること
ができる上、安全でいつでも何処でも、飲酒の前に、手
軽に食して悪酔い等に対応し得る機能性健康食品を提供
するものである。 【構成】 本発明の機能性健康食品は、結実前のそばの
若株粉末(A)と、甘草又は甘草抽出物のうち少なくとも
一種(B)を必須成分とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は結実前のそばの若株粉末
と甘草又は甘草抽出物のうち少なくとも1種を必須成分
とし、ルチン含有量が多く、しかもグリチルリチンを含
有し、主として抹消の血管を強化するとともに肝臓にお
けるアルコール代謝機能を促進することによって飲酒に
伴う酔い過ぎ、悪酔い、二日酔いの予防及び防止等に有
効な機能性健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】そばは山間の荒れ地等においても成育で
きるので古来から重要な穀類の位置を占めた手軽な食品
である。そばは主として、そばの成熟した実を粉にし、
このそば粉を製麺等、種々の形態にして一般的なそば食
品に加工されている。ところが、最近、そばは開花さ
せ、結実させると、実の成熟につれて、その栄養素、つ
まりルチン、タンパク質、ミネラル、葉緑素、食物繊維
及びビタミンEやビタミンB1更にビタミンB2等のビタ
ミン類の含有量が著しく低下することが知られており、
採取した実には、若株に比べて、それらの成分含有量が
著しく少なくなっていることが知られている。
【0003】これらの栄養素のうち、特にルチンやミネ
ラルの含有量は実を成熟すると1/10以下になるが、
ルチンは主として毛細管性出血の治療に用いられる上、
高血圧症、毛細血管拡張症、そのほか血管脆弱による各
種出血の治療に有効であると言われており、又、ミネラ
ルは骨、歯の構成成分であり、体内有機化合物の成分に
なる他、体液イオンの浸透圧の保持、酸アルカリ平衡、
筋肉神経の刺激伝達などの生理機能調節物質であり、生
体にとっていずれも重要な物質である。
【0004】更に、葉緑素や食物繊維は、そば粉にはほ
とんど含まれていず、そばの若株に多量含有されてお
り、胃や腸等の消化器官を保護する作用を有する物質で
ある。
【0005】ところで、飲酒に起因するアルコールと人
体との関係、とりわけ飲酒による二日酔いや悪酔いは酒
をたしなむ者にとって必ずと言ってよい程、誰もが体験
するものである。この二日酔いや悪酔いは飲酒の前にそ
ば等を食しておくことにより、幾分緩和されることが知
られているが充分な対策となり得るものではない。
【0006】又、アルコールは、体内で最終的に炭酸ガ
スと水に分解されるが、その間、二日酔いや悪酔いの原
因といわれているアセトアルデヒドの生成や、電解質バ
ランス、更にプロスタグランジンへの関与等が指摘され
ているだけでなく、脂質代謝、アミノ酸蛋白質代謝、消
化器官、脳神経等の多方面に影響を与えていると言われ
ている。
【0007】更に、一般に、飲酒の際、胃腸等の負担に
よって食事が減退したり或いは食事がおろそかとなり、
このため、食物による胃壁等の保護やアルコールの希
釈、緩和が不充分となって胃や腸などの消化器官の負担
が大となり、この結果、体力の回復に長時間を要した
り、つまり二日酔いの原因となったり、栄養のバランス
が崩れ、種々の問題が指摘されている。
【0008】さて、最近では、 結実前のそばの若株
の粉末よりなる食品添加材が提案されている(特公昭5
7−12587号公報)。
【0009】この場合、この食品添加材は主として、そ
ば麺に約0.2〜2%配合することで、風味、味、香
り、栄養価を補うために用いられ、食品添加材として補
助的に用いられるものである。
【0010】又、 二日酔い、悪酔いの予防及び対応
の食品又は医薬品として、飲酒に伴う胃や腸の機能低下
の改善を目的として、健胃作用や整腸作用を期待した胃
腸薬や、酵母食品、カキエキス、柿タンニン等が提案さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のものは、以下に述べる課題がある。
【0012】即ち、このものは、食品、例えばそば麺に
対して0.2〜2%程度添加するに過ぎず、主として、
葉緑素による緑色の色調付与、風味、味及び香りの改善
を目的としたものであり、そばの若株の栄養価を十分に
生かすものではない。
【0013】又、この食品添加材はパン、ケーキ、菓子
或いはこんにゃく等の加工食品にも用いられるが、加工
食品の場合、その製造過程における温度等の影響によ
り、食品の製造途上でルチン等の成分の変質や抽出、流
亡等が起こる恐れがある。
【0014】更に、この食品添加材を配合した食品を食
べなければそばの若株が含有する、ルチンやミネラル更
に食物繊維及び各種ビタミン類等の豊富な栄養素を摂取
することができず、飲酒や食事の際に、その都度、この
食品添加材を配合した食品を食べることは困難である。
【0015】又、上記において、健胃作用や整腸作用
を期待した胃腸薬は胃や腸の機能低下の改善を目的とす
るためのものであり、悪酔いや二日酔いにある程度の効
果が期待できるものの充分なものと言えるものではな
い。
【0016】更に、上記において、酵母食品、カキエ
キス及び柿タンニンなどを体内に投与すると、アルコー
ル代謝が促進されると共にアルコールによる負担が緩和
され、ある程度の効果が期待できるものの胃腸薬と同様
に二日酔いや悪酔いに対して充分なものと言えるもので
はない。
【0017】本発明は、上記技術的課題に鑑み、毛細管
性出血の治療や各種出血の治療に有効であると言われて
いるルチンを多量に含み、又、体液イオンの浸透圧の保
持や酸アルカリ平衡等の電解質バランスに影響を与え、
しかも筋肉神経の刺激伝達などの生理機能調節物質であ
るミネラルを大量に含み、更に、胃や腸等の消化器官を
保護する作用を有するだけでなく、体内の毒素を吸収す
る葉緑素や食物繊維を大量に含む、栄養バランスのとれ
た安全な食品である結実前のそばの若株粉末と、アルコ
ール代謝を促進してその負担を緩和し、且つ肝障害抑制
作用やミクロゾーム系の代謝酵素、又は細胞膜等に作用
してエタノールやアセトアルデヒドによる障害を抑制す
ると言われているグリチルリチンを多量に含む安全な食
品である甘草又は甘草抽出物を必須成分とすることによ
り、この両者の相乗効果によって、飲酒に伴う酔い過
ぎ、悪酔い、二日酔いの予防や防止を効果的に図り、し
かも、安全でいつでも何処でも、飲酒の前に、手軽に食
して悪酔い等に対応し得る機能性健康食品を提供するこ
とを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の機能性健康食品は、以下の技術的手段を講
じたものである。
【0019】即ち、本発明の機能性健康食品において
は、結実前のそばの若株粉末(A)と、甘草又は甘草抽出
物のうち少なくとも一種(B)を必須成分とするものであ
る。
【0020】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いられる結実前のそばの若株粉末としては、そばの若
株を開花時期前或いは開花時期に刈り取り、これを凍結
乾燥や温風乾燥等の方法によって乾燥し、その若葉や茎
或いは花を製粉したものである。
【0021】この結実前のそばの若株粉末には、上述の
とおり、ルチン、タンパク質、ミネラル、葉緑素、食物
繊維及びビタミンEやビタミンB1更にビタミンB2等の
ビタミン類が豊富に含有されており、特にそばの若株粉
末には栄養素が豊富に含まれているのである。
【0022】このそばの若株のうち、若葉粉末100g
及び結実後のそば粉中の成分は概ね表1のとおりであ
る。
【0023】
【表1】
【0024】ところで、そばは、山間の荒地等において
も成育できる上、栽培に際し、労力や管理を要すること
も少ないので古来から重要な穀類の位置を占めた手軽な
食品であり、幅広い地域で長年にわたって食されてきた
ものであり、しかも病虫害が付き難く農薬の使用を極度
に抑えることができるので安全性の極めて高い食品であ
る。
【0025】そして、本発明の機能性健康食品において
は、この栄養が豊富で、しかも安全性の高いそばの若株
粉末に、アルコール代謝を促進してその負担を緩和し、
且つ肝障害抑制作用やミクロソーム系の代謝酵素、又は
細胞膜等に作用してエタノールやアセトアルデヒドによ
る障害を抑制すると言われているグリチルリチンを多量
に含む甘草又は甘草抽出物から選ばれた少なくとも1種
を含有させると、驚くべきことに、両者の相互作用によ
って、飲酒に伴う酔い過ぎ、悪酔い、二日酔いの予防や
防止を効果的に図ることができるのである。
【0026】本発明に用いられる甘草は、中国北部等に
自生するマメ科の多年草であり、根を用いるのである
が、この根は赤褐色で甘根と呼ばれ、特殊な甘味を持っ
ているため近縁植物を含めて、根を矯味剤、甘味剤とし
て、古くから例えば味噌や醤油の甘味料、その他種々の
食品の矯味剤や甘味剤として食品分野で、又、同様に医
薬品分野でも矯味剤や甘味剤その他の目的で広く用いら
れてきた安全性の高いものである。
【0027】本発明で用いられるのは、この甘草を粉末
にしたものでも良く、或いは公知の方法によって甘草か
ら抽出した抽出物でも良く、甘草とその抽出物の混合物
でも良いのであるが、天然物であり生産地域が限局され
ていず、類縁植物もあることから品質が一定していない
ので、主成分のグリチルリチンの含有量を多くし、グリ
チルリチンの含有量で品質を確保した抽出物が使いやす
く、又、取扱性の観点より、これらの粉末が好ましい。
【0028】又、グリチルリチンは遊離の酸の形のもの
であるが、ナトリウムやカリウム等の塩を形成している
ものも含める。これら遊離の酸の形のグリチルリチン及
びグリチルリチンの塩は高速液体クロマトグラフ法によ
って容易にグリチルリチン総量として定量し得るもので
ある。
【0029】甘草には、悪酔いや二日酔いに有効な成分
としてグリチルリチンが約2〜5重量%含まれている
が、このグリチルリチンが体内で1分子加水分解して、
2分子のグルクロン酸を生じる。
【0030】このグルクロン酸は、解毒作用、つまり強
力に毒素と抱合体を形成すること等によって毒素による
体内への悪影響を防止するとともに、潰瘍治療作用、副
腎皮質ホルモン増強作用、脱コレステロール作用及び動
脈硬化抑制作用、またアルコールの代謝及び消失を促進
し、更に肝臓の機能向上及び保護作用等を発現するので
ある。
【0031】又、本発明で用いられる甘草抽出物とは、
公知の方法、例えば甘草の根を粉砕し、これを煮詰めて
グリチルリチン等の成分を抽出し、この抽出成分をアル
コールで洗浄し、糖等の不純物を除去してグリチルリチ
ンの濃度を向上したものであり、このグリチルリチンの
濃度としては、一般に、20〜95重量%、特に25〜
60重量%のものが用いられる。
【0032】このように、結実前のそばの若株粉末と、
甘草又は甘草抽出物から選ばれた少なくとも1種からな
る混合物を食すれば、驚くべきことに、体内において両
者の相互作用によって、酔い過ぎ、悪酔い、二日酔いを
防止できることはもとより、飲酒前に食しておけば、今
までの飲酒時の状態とまったく異なり、酔いが少なく著
しく酩酊状態が改善されるのであり、その上、酒に対す
る味覚にはなんら変化がないことが認められた。
【0033】本発明の機能性健康食品は上述の成分を必
須とするものであるが、所望により、澱粉、白糖、デキ
ストリン、結晶セルロース、ブドウ糖、オリゴ糖、フラ
クトオリゴ糖、麦芽糖、ステビア、CMC、アルギン酸
ナトリウム、アラビアゴム末、トラガント末、貝殻粉
末、骨粉、沈降炭酸カルシウム等のカルシウム含有物
質、カオリン、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸マグネシウム、界面活性剤、ク
ロレラ、スピルリナ、アミノ酸、酵母、ナイアシン、ビ
タミン類、しいたけエキス、シジミエキス、オオバコ、
クチナシ、梅肉エキス、ユズ、朝鮮人参、熊胆、牛胆、
香料等の増量剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、光沢剤、着
香剤、更に健康促進剤、肝臓の機能に有用な天然物等の
添加剤を含有しても良いのである。
【0034】この場合において、所望により、ルチンを
強化する目的で単味ルチンや、配糖体の糖の位置に更に
糖を結合させて水溶性を向上させた水溶性ルチンを添加
しても良いのである。
【0035】本発明の機能性健康食品においては、上記
機能性健康食品が顆粒状に形成されているものも有益で
ある。
【0036】即ち、この機能性健康食品は、飲酒前に食
するものであるが、顆粒状に形成することにより、口内
や喉へ付着し難く、水よる服用が容易になるだけでな
く、食する毎の1回分量の小分けが容易になるので望ま
しい。
【0037】このように機能性健康食品を顆粒状に形成
する方法としては特に限定されるものではなく、公知の
方法が採用される。
【0038】又、本発明の機能性健康食品においては、
上述の機能性健康食品がカプセルに封入されているもの
も有益である。
【0039】即ち、粉末状或いは顆粒状の機能性健康食
品がゼラチン等のカプセルに封入されたものが、飲用し
易く、しかも食する際の量を一定にする(一個の機能性
健康食品の封入量をほぼ一定にし、機能性健康食品の食
する数で量をコントロールする。)ことが至極容易で取
扱性が至極向上するのであり、又、外界の空気を遮断す
ることによって防湿効果を向上させたり、変質を防ぐこ
とができるのである。
【0040】本発明においては、粉末状或いは顆粒状の
機能性健康食品が所定形状に形成されているものも含ま
れる。
【0041】このように、機能性健康食品を所定形状に
形成するのは、容器からの取り出しを容易にしたり、食
し易くしたり、食する際の量を一定にする(一個の機能
性健康食品の重量をほぼ一定にし、機能性健康食品の食
する数で量をコントロールする。)ためのものであり、
具体的には、錠剤、丸剤、ペレット剤等に形成されるの
であり、錠剤にはレンズ形、円板形、楕円形、三角形や
四角形等の多角形に形成したものなどが挙げられる。
【0042】このように所定形状に形成する方法として
は特に、特殊な技術や装置を要するものではなく、公知
の方法が採用される。
【0043】本発明においては、上述のように所定形状
に形成された機能性健康食品をコーティング剤でコーテ
ィングしたものが有益である。
【0044】このように、機能性健康食品をコーティン
グすることにより、服用し易くしたり、強度を上げた
り、外界の空気を遮断することによって防湿効果を向上
させたり、変質を防ぐことができるのである。
【0045】このコーティングには糖衣、フィルムコー
ティング、ゼラチンやセラックのコーティング等が挙げ
られる。
【0046】これらのうち、糖衣錠やセラックコーティ
ング錠等の錠剤の形態をしたものが、特に服用しやすく
なるので好ましい。
【0047】本発明で用いられるコーティング剤として
は、ショ糖、沈降炭酸カルシウム、骨粉、貝殻粉末、セ
ラック、ゼラチン、タルク、合成ケイ酸アルミニウム、
メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体、酢酸セルロ
ース等の天然、合成或いは半合成の物質や高分子物質、
又は脂肪、脂肪酸、ロウ等の天然の艶出剤等を単独又は
適当に組み合わせて用いられる。
【0048】本発明の機能性健康食品においては、上述
の機能性健康食品においてその配合割合が、結実前のそ
ばの若株粉末(A)40〜97重量%と、甘草又は甘草
抽出物のうち少なくとも一種(B)がその有効成分である
グリチルリチンとして1〜20重量%であるものが有益
である。
【0049】上記(A)成分の含有量が、40重量%未
満になると、当該粉末の栄養素を充分に生かすことがで
きない場合があり、一方97重量%を超えると、上記
(B)成分との配合に制限が生じ、バランスが崩れて、
グリチルリチンとの相乗効果が乏しくなり、悪酔いや二
日酔い等に対する効果が乏しくなる恐れがあるので好ま
しくない。これらの理由により、上記(A)成分の含有
量が、特に50〜90重量%とするのが望ましい。
【0050】一方、上記(B)成分の含有量において、
その有効成分であるグリチルリチンの含有量が、1重量
%未満になるとグリチルリチンそのものの効果が乏しく
なったり、上記(A)成分とのバランスが崩れ相乗効果
が乏しくなる結果、悪酔いや二日酔い等に対する効果が
期待できなくなる恐れがあり、一方、20重量%を超え
ると上記(A)成分とのバランスが崩れ、風味が低下し
たり、栄養素の摂取量が少なくなって食品としての価値
が減少するだけでなく悪酔いや二日酔い等に対する効果
が期待できなくなる恐れがあるので好ましくない。従っ
て、上記(B)成分の配合割合としてはその有効成分で
あるグリチルリチンとしての含有量が、特に2〜15重
量%のものが望ましい。
【0051】このように、この機能性健康食品におい
て、上記(B)成分の配合割合を定めるにあたり、その
有効成分であるグリチルリチンの割合で決定するのは以
下の理由による。
【0052】即ち、甘草は、天然物であり、その収穫地
域によって、悪酔いや二日酔い等に対する有効成分であ
るグリチルリチン含有量が約2〜5重量%とバラツキが
有り、しかも本発明ではこの甘草からの抽出物(グリチ
ルリチンの含有量は15〜98重量%と大きな差が有
る。)も用いられるだけでなく、この両者の混合物も用
いられる。この結果、本発明では上記(B)成分は有効
成分であるグリチルリチンの含有量が2〜98重量%の
ものを任意に用いることができるのであり、これでは単
に上記(B)成分の配合割合で規制しても全く無意味で
あるからである。
【0053】この機能性健康食品においては、栄養が豊
富である上記(A)成分と、悪酔いや二日酔い等に対し
て有効成分であるグリチルリチンを含む上記(B)成分を
必須成分とするものであり、上記(A)の成分は栄養を
目的として食するものであり、全体でバランスのとれた
食品であるが、上記(B)の成分はグリチルリチンを有
効成分とするものであり、しかも上述のように、この
(B)成分は有効成分であるグリチルリチンの含有量が
2〜98重量%のものを任意に用いることができるので
特にグリチルリチン含有量で規制した。
【0054】本発明の上記各種機能性健康食品において
は、当該食品中に上述の澱粉等の添加剤が含有されたも
のも含まれるが、この添加剤の配合割合は全体の50重
量%以下、好ましくは30重量%以下とするのが望まし
い。
【0055】この添加剤の含有量が50重量%を超える
と、各種有効成分の相対量が低くなるので、上記の
(A)成分及び(B)成分の所望摂取量が相対的に低下
し、食量を増やす必要があって煩わしさが生じるのであ
り、又、本発明の目的を充分に達成できない場合がある
ので望ましくない。
【0056】ところで、本発明の機能性健康食品におい
て、上記の(A)及び(B)の成分の重量%は、機能性
健康食品の必須成分間の相対重量%を示すものであり、
機能性健康食品全体の重量比率を示すものではない。
【0057】 本発明の機能性健康食品においては、結
実前のそばの若株粉末(A)と甘草又は甘草抽出物のうち
少なくとも一種(B)及びビタミンC(C)を必須成分とす
るものである。
【0058】この場合において、所望により、ルチンを
強化する目的で単味ルチンや、配糖体の糖の位置に更に
糖を結合させて水溶性を向上させた水溶性ルチンを添加
しても良いのである。
【0059】本発明は、上述の機能性健康食品にビタミ
ンCを含有させたものであり、ここで用いられる上記の
(A)及び(B)の成分は上述の機能性健康食品と同様な
ので説明を省略する。
【0060】このように、上述の機能性健康食品に上記
(C)成分を含有させると、当該食品中のルチンの安定
性や吸収性が向上してルチンによる末梢血管強化等の薬
効が一層向上するのである。
【0061】又、上記(C)成分は、利尿作用を促進
し、生体内の毒素を早期に体外に放出して生体の活動を
正常に回復させる機能を有するのである。
【0062】本発明の機能性健康食品には上述の機能性
健康食品の場合と同様に澱粉等の各種の添加剤が含有さ
れていても良い。
【0063】更に、本発明の機能性健康食品において
は、上述の場合と同様の理由により、機能性健康食品が
顆粒状に形成されていたり、或いは粉末状又は顆粒状の
機能性健康食品がカプセルに封入されていたり、更に粉
末状又は顆粒状の機能性健康食品が所定形状に形成され
ていたり、この所定形状に形成された機能性健康食品
が、上述の場合と同様の理由により、上述のコーティン
グ剤でコーティングされていても良いのである。
【0064】ここにおいて、機能性健康食品を所定形状
に形成する方法やその形状等は上記の場合と同様である
ので省略する。
【0065】又、機能性健康食品をコーティングする方
法やコーティング剤等は上記の場合と同様なので省略す
る。
【0066】本発明においては、上述の機能性健康食品
において、結実前のそばの若株粉末(A)40〜97重量
%、甘草又は甘草抽出物のうち少なくとも一種(B)がそ
の有効成分であるグリチルリチンとして1〜20重量%
及びビタミンC(C)1〜45重量%含有されているもの
が有益である。
【0067】本発明の機能性健康食品において、上記の
(A)及び(B)の成分を特定した理由は、上述の機能
性健康食品の場合と同様なので省略する。
【0068】又、ここで上記(C)成分を特定した理由
は、以下の通りである。即ち、上述の通り、上記(C)
成分は、機能性健康食品中のルチンの安定性や吸収性を
向上させてルチンによる末梢血管強化等の薬効を一層向
上させたり、利尿作用を促進して生体内の毒素を早期に
体外に放出し、これによって、アルコールによって低下
した生体の機能を正常に回復させるのである。
【0069】ところが、本発明の機能性健康食品におい
て、上記(C)成分の含有量が、1重量%未満になると
ルチンの安定性や吸収性が不充分になってルチンとの相
乗効果が乏しくなる恐れがあるだけでなく、利尿作用を
促進できない場合があり、一方、45重量%を超えると
上記の(A)及び(B)等の他成分とのバランスが崩
れ、風味や栄養素が低下して食品としての価値が減少す
るので好ましくない。従って、上記(C)成分の含有量
が、特に5〜20重量%とするのが望ましい。
【0070】本発明の上記各種機能性健康食品において
は、当該食品中に上述の澱粉等の添加剤が含有されたも
のも含まれるが、この添加剤の配合割合は、上述の場合
と同様の理由により、全体の50重量%以下、好ましく
は30重量%以下とするのが望ましい。
【0071】ところで、本発明の機能性健康食品におい
て、上記の(A)及び(B)更に(C)の成分の重量%
は、機能性健康食品の必須成分間の相対重量%を示すも
のであり、機能性健康食品全体の重量比率を示すもので
はない。
【0072】本発明の機能性健康食品においては、結実
前のそばの若株粉末(A)、甘草又は甘草抽出物のうち
少なくとも1種(B)及び有機酸(D)を必須成分とす
るものも特に有益である。
【0073】本発明は、上述の機能性健康食品におい
て、ビタミンC(C)成分に代えて、有機酸(D)を含
有させたものであり、ここで用いられる、上記の(A)
及び(B)の成分は上述のものと同様なので省略する。
【0074】本発明は、上記の(A)及び(B)の成分
に更に(D)成分を含有させたものであり、ここで用い
られる、上記の(A)及び(B)の成分は上述のものと
同様なので省略する。
【0075】この場合において、所望により、ルチンを
強化する目的で単味ルチンや、配糖体の糖の位置に更に
糖を結合させて水溶性を向上させた水溶性ルチンを添加
しても良いのである。
【0076】このように、上記の(A)及び(B)の成
分からなる機能性健康食品に、有機酸(D)成分を含有
させると、ルチン一層の安定化を図ることができる上、
吸収されて細胞の賦活を促進するのである。
【0077】ここで用いられる有機酸(D)としては食
用しうる有機の酸性物質であれば特に限定されるもので
はなく、具体的な代表例としては、例えばクエン酸、シ
ュウ酸、リンゴ酸、或いは酒石酸等が挙げられるのであ
り、これらは単独或いは2種以上併用できる。
【0078】特に、有機酸のうちクエン酸は体内で乳酸
や焦性ブドウ酸等を分解させ、血液の酸性化を防止する
点から好ましい。
【0079】又、この機能性健康食品には上述の場合と
同様に、澱粉等の各種の添加剤を含有させても良いので
ある。
【0080】更に、本発明の機能性健康食品において
は、上述の場合と同様の理由により、機能性健康食品が
顆粒状に形成されていたり、或いは粉末状又は顆粒状の
機能性健康食品がカプセルに封入されていたり、更に粉
末状又は顆粒状の機能性健康食品が所定形状に形成され
ていたり、この所定形状に形成された機能性健康食品
が、上述の場合と同様の理由により、上述のコーティン
グ剤でコーティングされていても良いのである。
【0081】ここにおいて、機能性健康食品を所定形状
に形成する方法やその形状等は上記の場合と同様である
ので省略する。
【0082】また、機能性健康食品をコーティングする
方法やコーティング剤等は上記の場合と同様なので省略
する。
【0083】本発明の機能性健康食品においてはその成
分の配合割合が、そばの若株粉末(A)40〜97重量
%、甘草又は甘草抽出物のうち少なくとも1種(B)がそ
の有効成分であるグリチルリチンとして1〜20重量%
及び有機酸(D)0.5〜20重量%含有されているもの
が至極有益である。
【0084】本発明の機能性健康食品において、上記の
(A)及び(B)の成分を特定した理由は、上述の機能
性健康食品の場合と同様なので省略する。
【0085】又、ここで上記(D)成分を特定した理由
は、以下の通りである。即ち、上述の通り、上記(D)
成分は、機能性健康食品中のルチンの安定性や吸収性を
向上させてルチンによる末梢血管強化等の薬効を一層向
上させたり、吸収されて細胞の賦活を促進し、これによ
って、アルコールによって低下した生体の機能を正常に
回復させるのである。
【0086】ところが、本発明の機能性健康食品におい
て、上記(D)成分の含有量が、0.5重量%未満にな
るとルチンの安定性や吸収性が不充分になってルチンと
の相乗効果が乏しくなる恐れがあるだけでなく、細胞の
賦活作用を促進できない場合があり、一方、20重量%
を超えると上記の(A)及び(B)等の他成分とのバラ
ンスが崩れ、風味や栄養素が低下して食品としての価値
が減少するので好ましくない。従って、上記(C)成分
の含有量が、特に1〜15重量%とするのが望ましい。
【0087】本発明の上記各種機能性健康食品において
は、当該食品中に上述の澱粉等の添加剤が含有されたも
のも含まれるが、この添加剤の配合割合は、上述の場合
と同様の理由により、全体の50重量%以下、好ましく
は30重量%以下とするのが望ましい。
【0088】ところで、本発明の機能性健康食品におい
て、上記の(A)及び(B)更に(D)の成分の重量%
は、機能性健康食品の必須成分間の相対重量%を示すも
のであり、機能性健康食品全体の重量比率を示すもので
はない。
【0089】本発明の機能性健康食品においては、結実
前のそばの若株粉末(A)と甘草又は甘草抽出物のうち少
なくとも1種(B)及びビタミンC(C)更に有機酸(D)を
必須成分とするものも有益である。
【0090】この機能性健康食品は、上記の(A)及び
(B)の成分からなる機能性健康食品に、更に上記の
(C)及び(D)成分を含有させたものであり、ここで
用いられる(A)〜(D)の各成分は上述の場合と同様
なので省略する。
【0091】この場合において、所望により、ルチンを
強化する目的で単味ルチンや、配糖体の糖の位置に更に
糖を結合させて水溶性を向上させた水溶性ルチンを添加
しても良いのである。
【0092】即ち、この機能性健康食品は、上記の
(A)及び(B)の成分からなる機能性健康食品に、更
に上記の(C)及び(D)の成分を含有させることによ
り、この(C)及び(D)の成分の相乗作用によってル
チンを一層安定化し、又、上記(D)成分によって、上
記(C)成分の安定化を図ると共に細胞の賦活を促進
し、体力の回復を一層促進し、これによって、悪酔いや
二日酔いの予防や防止を一層図ることができるのであ
る。
【0093】又、この機能性健康食品には上述の場合と
同様に、澱粉等の各種の添加剤を含有させても良いので
ある。
【0094】更に、本発明の機能性健康食品において
は、上述の場合と同様の理由により、機能性健康食品が
顆粒状に形成されていたり、或いは粉末状又は顆粒状の
機能性健康食品がカプセルに封入されていたり、更に粉
末状又は顆粒状の機能性健康食品が所定形状に形成され
ていたり、この所定形状に形成された機能性健康食品
が、上述の場合と同様の理由により、上述のコーティン
グ剤でコーティングされていても良いのである。
【0095】ここにおいて、機能性健康食品を所定形状
に形成する方法やその形状等は上記の場合と同様である
ので省略する。
【0096】また、機能性健康食品をコーティングする
方法やコーティング剤等は上記の場合と同様なので省略
する。
【0097】本発明の機能性健康食品において、そばの
若株粉末(A)40〜97重量%、甘草又は甘草抽出物
のうち少なくとも1種(B)がその有効成分であるグリチ
ルリチンとして1〜20重量%及びビタミンC(C)1〜
45重量%更に有機酸(D)0.5〜20重量%からなる
ものが至極有益である。
【0098】この機能性健康食品は、上記の(A)及び
(B)の成分からなる機能性健康食品に、更に上記の
(C)及び(D)の成分を含有させることにより、この
(C)及び(D)の成分の相乗作用によってルチンを一
層安定化し、又、上記(D)成分によって、上記(C)
成分の安定化を図ると共に細胞の賦活を促進し、体力の
回復を一層促進し、これによって、悪酔いや二日酔いの
予防や防止を一層実現するものであるが、この各成分の
配合割合が、上述の範囲に特定されることにより、一層
優れた結果が得られるのである。
【0099】本発明においては、この機能性健康食品
に、上記澱粉等の添加剤が含有されるが、その含有量
は、上述の場合と同様の理由により、全体の50重量%
以下、好ましくは30重量%以下とするのが望ましい。
【0100】本発明の機能性健康食品は、ガラスや合成
樹脂等の瓶、合成樹脂やアルミニウムラミネートの袋又
はスティック状の袋等に所定量入れて包装し、又、PT
P包装等によって流通に供されるがこの瓶や袋は機能性
健康食品の長期安定化を実現するために非通気性のもの
が望ましく、又、場合によっては乾燥剤や脱酸素剤を包
装容器内に入れておくことが望ましい。
【0101】ところで、本発明の機能性健康食品におい
て、上記の(A)及び(B)更に(C)と(D)の成分
の重量%は、機能性健康食品の必須成分間の相対重量%
を示すものであり、機能性健康食品全体の重量比率を示
すものではない。
【0102】
【作用】本発明の機能性健康食品は、上記構成を有し、
結実前のそばの若株粉末と、甘草又は甘草抽出物から選
ばれた少なくとも1種を必須成分とするものであり、そ
ばは古来より長期にわたって幅広い地域で食されてきた
ものであり、又、甘草又はその抽出物も食品や医薬品の
矯味剤や甘味剤として汎用されてきたものであって、い
ずれも至極安全なものである。
【0103】又、結実前のそばの若株粉末(A)は、栄
養価値が極めて高いだけでなく、生体に必要な各種成分
を多量に含み、つまり毛細管性出血の治療や各種出血の
治療に有効であると言われているルチンを多量に含み、
該ルチンが飲酒による血圧の上昇や血液や体液の循環の
亢進に対して、抹消の血管を保護するのであり、又、体
液イオンの浸透圧の保持や酸アルカリ平衡等の電解質バ
ランスに影響を与え、しかも筋肉神経の刺激伝達などの
生理機能調節物質であるミネラルを大量に含み、更に、
胃や腸等の消化器官を保護する作用を有するだけでな
く、体内の毒素を吸収する葉緑素や食物繊維を大量に含
む、栄養バランスのとれた食品であり、一方、甘草又は
甘草抽出物から選ばれた少なくとも1種(B)は、グリ
チルリチンを多量に含み、該グリチルリチンはアルコー
ル代謝を促進してその負担を緩和し、且つ肝障害抑制作
用やミクロソーム系の代謝酵素、又は細胞膜等に作用し
てエタノールやアセトアルデヒドによる障害を抑制する
と言われており、しかもグリチルリチンが体内で分解し
て生じたグルクロン酸が、毒素と抱合体を形成すること
等によって解毒作用を発現し、アルコールの代謝及び消
失を促進し、又、解毒作用や肝臓の機能向上及び保護作
用を示すとともに、胆汁の分泌が促進されるのであり、
この(A)及び(B)を必須成分とすることにより、こ
の両者の相乗効果によって、飲酒に伴う酔い過ぎ、悪酔
い、二日酔いの予防や防止を効果的に図り、しかも、安
全でいつでも何処でも、飲酒の前に、手軽に食して悪酔
い等に対応し得る作用を有するのである。
【0104】又、本発明の機能性健康食品において、更
にビタミンC(C)を含有させると、該(C)成分がル
チンの安定性や吸収性を向上させるだけでなく、ルチン
と(C)成分の相互作用によって、消化器、循環器にお
いて相乗的に効果を現すのであり、このため、一層アル
コールの代謝が促進されて飲酒による酔い過ぎ、悪酔
い、二日酔いの一層の予防及び防止できる作用を有する
のである。
【0105】更に、本発明の機能性健康食品において
は、更にこれに有機酸(D)を含有させると、該(D)
がルチンやビタミンCの一層の安定化を図ることができ
る上、細胞の賦活を促進する作用を有するのであり、特
に、クエン酸を用いることによって、体内の乳酸や焦性
ブドウ糖等を分解させ、血液の酸性化を防止することが
できる。
【0106】このように、本発明の機能性健康食品にお
いては、驚いたことに、飲酒前に食しておけば、今まで
の飲酒時の状態とまったく異なり、酔いが少なく著しく
酩酊状態が改善される上、飲酒による酔い過ぎ、悪酔
い、二日酔いの一層の予防及び防止できる作用を有する
のである。
【0107】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0108】実施例1 そばの若株を開花時期に刈り取り、これを乾燥し、その
若株のうち若葉を製粉したもの(表2に示す成分を含む)
200重量部と、甘草粉末(グリチルリチン含有率4.
6重量%のもの)150重量部及びビタミンC20重量
部を充分混合し、そのまま又は水に溶かして飲むことが
できるように1包1.5gの分包として、本発明の機能
性健康食品を得た。
【0109】
【表2】
【0110】実施例2 実施例1で用いたものと同様のそばの若葉粉末150重
量部、実施例1で用いたものと同様の甘草粉末200重
量部、ビタミンC50重量部、クエン酸20重量部、梅
肉エキス5重量部及び乳糖50重量部からなる機能性健
康食品の粉末を湿式造粒法によって顆粒とし、更に1.
8gのスティック型の分包として、本発明の機能性健康
食品を得た。
【0111】実施例3 実施例1で用いたものと同様のそばの若葉粉末150重
量部、甘草抽出物粉末(グリチルリチン含有率37.3
重量%のもの:丸善化成株式会社製)35重量部、ビタミ
ンC30重量部、クエン酸10重量部及び結晶セルロー
ス75重量部からなる機能性健康食品の粉末を公知の直
接打錠法で打錠し、1錠300mgの錠剤とし、この錠剤
をショ糖50重量%及び牛骨粉50重量%からなるコー
ティング剤によってコーティング錠とし、サラシミツロ
ウで艶を出して直径9mm、最大厚さ5mm、重さ450mg
の機能性健康食品(コーティング錠)を得た。
【0112】実施例4 実施例1で用いたものと同様のそばの若葉粉末200重
量部、甘草抽出物粉末(グリチルリチン含有率35.0
重量%のもの:丸善化成株式会社製)30重量部ビタミン
C20重量部及び乳糖60重量部からなる機能性健康食
品の粉末を公知の湿式打錠法で打錠し、1錠310mgの
錠剤とし、この錠剤をエタノールを溶媒としたセラック
によってコーティングして直径9mm、最大厚さ4.1m
m、重さ320mgの凸レンズ状の機能性健康食品(コーテ
ィング錠)を得た。
【0113】実施例5 実施例1で用いたものと同様のそばの若葉粉末200重
量部、実施例4で用いたものと同様の甘草抽出物粉末3
0重量部、ビタミンC20重量部、クエン酸10重量部
及び乳糖50重量部からなる機能性健康食品の粉末を公
知の湿式打錠法によって打錠し、1錠310mgの錠剤と
し、この錠剤をエタノールを溶媒としたセラックによっ
てコーティングして直径9mm、最大厚さ4.1mm、重さ
320mgの凸レンズ状の機能性健康食品(コーティング
錠)を得た。
【0114】実施例6 実施例1で用いたものと同様のそばの若葉粉末200重
量部、実施例4で用いたものと同様の甘草抽出物粉末3
0重量部及び乳糖80重量%からなる機能性健康食品の
粉末を公知の湿式打錠法によって打錠し、1錠310mg
の錠剤とし、この錠剤をエタノールを溶媒としたセラッ
クによってコーティングして直径9mm、最大厚さ4mm、
重さ320mgの凸レンズ状の機能性健康食品(コーティ
ング錠)を得た。
【0115】比較例1 実施例1で用いたものと同様のそばの若株粉末200重
量部及び乳糖110重量部からなる食品を公知の湿式打
錠法によって打錠し、1錠310mgの錠剤とし、この錠
剤をエタノールを溶媒としたセラックによってコーティ
ングして直径9mm、最大厚さ4mm、重さ320mgのコー
ティング錠を得た。
【0116】比較例2 実施例4で用いたものと同様の甘草抽出物粉末30重量
部及び乳糖280重量部からなる食品の粉末を公知の湿
式打錠法で打錠し、1錠310mgの錠剤とし、この錠
剤をエタノールを溶媒としたセラックによってコーティ
ングして直径9mm、最大厚さ4mm、重さ320mg
の凸レンズ状のコーティング錠を得た。
【0117】なお、上記各実施例及び比較例に用いた、
甘草末又は甘草抽出物末中のグリチルリチンの含有率
は、高速液体クロマトグラフ法によって測定したもので
ある。
【0118】上記実施例4〜6及び比較例1をそれぞれ
褐色瓶に入れ、45℃で6カ月間保存し、ルチン及びビ
タミンCの含有量を調査した。製造直後のそれぞれの錠
剤中のルチン及びビタミンCの含有量を100とした
時、保存後の結果は表3に示す通りである。
【0119】
【表3】
【0120】上記実施例1の機能性健康食品を用い、3
5〜54才の男子15名及び38〜51才の女子5名に
飲酒前1時間前に1包服用させた。服用の条件として、
宴会や接待等の比較的多量の酒を飲む場合であること、
例えば忘年会や新年会時の飲酒の機会とした。
【0121】評価は、今まで同様の飲酒の機会であっ
て、同様な酒の量或いはそれ以上の酒を飲んだ場合の状
態と比較した結果を自発的な申告の評価とした。
【0122】この結果、男子15名中10名が、今まで
より、酔いの状態が非常に少ないと評価し、しかも、酩
酊状態でなく精神状態がしっかりしており、4名が、今
までより、酔いの状態が少ないと評価し、更に1名にお
いては少々酔いが少ないように感じるが分からないとの
申告の評価を行った。
【0123】又、女子5名中3名が、今までより、酔い
の状態が非常に少ないと評価し、酩酊状態でなく精神状
態がしっかりしており、他の2名が、今までより、酔い
の状態が少ないとの申告の評価を行った。
【0124】更に、排尿の頻度は、男子8名及び女子3
名において回数が多くなったと訴えた。
【0125】又、従来、同様な場合であって、同様に酒
を飲んだ場合に、翌朝においても酒が残った感じがした
り、気分が優れない、いわゆる二日酔いの状態を経験す
ると訴えた男子11名及び女子2名の全員において、い
わゆる二日酔いの状態がなかったと報告した。
【0126】上記の飲用例において、特に、男子6名及
び女子2名においては、忘年会と新年会を同じメンバー
で行い、ほぼ同量の日本酒やビールを飲んだ。しかし、
忘年会の時には、本機能性健康食品を服用せず、新年会
の時には本機能性健康食品を服用したところ、忘年会は
酒に酔って賑やかで盛り上がったが、新年会は酒の酔い
が少なく、盛り上がらず醒めた状態の会となった。又、
服用した全員が酒の味覚に変化がなかったと報告した。
【0127】更に、実施例2〜5のものについても、同
様の試験を行ったところ、ほぼ同様の結果が得られた。
この場合、実施例2のものは1スティックを服用し、実
施例3〜5のものは4錠服用した。
【0128】実施例6のものについても、同様の試験を
行ったところ、実施例1〜5のものに比べて、効果がや
や低いが、悪酔いや二日酔いに対する効果は明らかであ
るとの評価を得た。
【0129】尚、比較例1について、同様の評価を行っ
たところ、悪酔いや二日酔い等に対する効果を確認し得
るまでには至らなかった。
【0130】又、比較例2について、同様の評価を行っ
たところ、悪酔いや二日酔いに対する効果が若干認めら
れたが、各実施例のものと比較すると、格段に差が認め
られ、悪酔いや二日酔い防止のための食品にはなり得な
いことが確認された。
【0131】
【発明の効果】本発明の機能性健康食品は、上記構成を
有し、当該食品は上述のとおり、至極安全なものであ
る。
【0132】又、結実前のそばの若株粉末(A)は、栄
養価値が極めて高いだけでなく、生体に必要な各種成分
を多量に含み、つまり毛細管性出血の治療や各種出血の
治療に有効であるルチンを多量に含み、該ルチンが飲酒
による血圧の上昇や血液や体液の循環の亢進に対して、
抹消の血管を保護するのであり、又、体液イオンの浸透
圧の保持や酸アルカリ平衡等の電解質バランスに影響を
与え、しかも筋肉神経の刺激伝達などの生理機能調節物
質であるミネラルを大量に含み、更に、胃や腸等の消化
器官を保護するだけでなく、体内の毒素を吸収する葉緑
素や食物繊維を大量に含む、栄養バランスのとれた食品
であり、一方、甘草又は甘草抽出物から選ばれた少なく
とも1種(B)は、グリチルリチンを多量に含み、該グ
リチルリチンはアルコール代謝を促進してその負担を緩
和し、且つ肝障害抑制作用やミクロゾーム系の代謝酵
素、又は細胞膜等に作用してエタノールやアセトアルデ
ヒドによる障害を抑制すると言われており、しかもグリ
チルリチンが体内で分解して生じたグルクロン酸が、毒
素と抱合体を形成すること等によって解毒作用を発現
し、アルコールの代謝及び消失を促進し、肝臓の機能向
上及び保護作用を示すとともに、胆汁の分泌が促進され
るのであり、この(A)及び(B)を必須成分とするこ
とにより、この両者の相乗効果によって、飲酒に伴う酔
い過ぎ、悪酔い、二日酔いの予防や防止を効果的に図
り、しかも、安全でいつでも何処でも、飲酒の前に、手
軽に食して悪酔い等に対応し得る効果を有するのであ
る。
【0133】更に、本発明の機能性健康食品において、
更にビタミンC(C)を含有させると、該(C)成分が
ルチンの安定性や吸収性を向上させるだけでなく、ルチ
ンと(C)成分の相互作用によって、消化器、循環器に
おいて相乗的に効果を現すのであり、このため、一層ア
ルコールの代謝が促進されて飲酒による酔い過ぎ、悪酔
い、二日酔いの一層の予防及び防止できる効果を有する
のである。
【0134】特に、本発明の機能性健康食品において
は、更にこれに有機酸(D)を含有させると、該(D)
がルチンやビタミンCの一層の安定化を図ることができ
る上、細胞の賦活を促進する効果を有するのであり、特
に、クエン酸を用いることによって、体内の乳酸や焦性
ブドウ糖等を分解させ、血液の酸性化を防止す効果を有
する。
【0135】本発明の機能性健康食品においては、驚い
たことに、飲酒前に食しておけば、今までの飲酒時の状
態とまったく異なり、酔いが少なく著しく酩酊状態が改
善される上、飲酒による酔い過ぎ、悪酔い、二日酔いの
一層の予防及び防止できる効果を有するのである。
【0136】このように、本発明の機能性健康食品は、
安全性が高い自然な食品であり、手軽に何時でも服用で
き、保存性もよく、更に成分の複合的作用及び効果にお
いて、飲酒に対応した至極有用なものである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結実前のそばの若株粉末(A)と、甘草又
    は甘草抽出物のうち少なくとも一種(B)を必須成分とす
    る機能性健康食品。
  2. 【請求項2】 請求項1の機能性健康食品が顆粒状に形
    成されている機能性健康食品。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の機能性健康食品がカプ
    セルに封入されている機能性健康食品。
  4. 【請求項4】 請求項1の機能性健康食品が所定の形状
    に形成されている機能性健康食品。
  5. 【請求項5】 請求項4の機能性健康食品がコーティン
    グ剤でコーティングされている機能性健康食品。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の機
    能性健康食品においてその配合割合が、結実前のそばの
    若株粉末(A)40〜97重量%と、甘草又は甘草抽出
    物のうち少なくとも一種(B)がその有効成分であるグリ
    チルリチンとして1〜20重量%である機能性健康食
    品。
  7. 【請求項7】 結実前のそばの若株粉末(A)と甘草又は
    甘草抽出物のうち少なくとも一種(B)及びビタミンC
    (C)を必須成分とする機能性健康食品。
  8. 【請求項8】 請求項7の機能性健康食品が顆粒状に形
    成されている機能性健康食品。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8の機能性健康食品がカプ
    セルに封入されている機能性健康食品。
  10. 【請求項10】 請求項7の機能性健康食品が所定の形
    状に形成されている機能性健康食品。
  11. 【請求項11】 請求項10の機能性健康食品がコーテ
    ィング剤でコーティングされている機能性健康食品。
  12. 【請求項12】 請求項7ないし11のいずれかに記載
    の機能性健康食品において、その配合割合が結実前のそ
    ばの若株粉末(A)40〜97重量%、甘草又は甘草抽出
    物のうち少なくとも一種(B)がその有効成分であるグリ
    チルリチンとして1〜20重量%及びビタミンC(C)1
    〜45重量%である機能性健康食品。
  13. 【請求項13】 結実前のそばの若株粉末(A)、甘草又
    は甘草抽出物のうち少なくとも1種(B)及び有機酸(D)
    を必須成分とする機能性健康食品。
  14. 【請求項14】 請求項13の機能性健康食品が顆粒状
    に形成されている機能性健康食品。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14の機能性健康食品
    がカプセルに封入されている機能性健康食品。
  16. 【請求項16】 請求項13の機能性健康食品が所定の
    形状に形成されている機能性健康食品。
  17. 【請求項17】 請求項16の機能性健康食品がコーテ
    ィング剤でコーティングされている機能性健康食品。
  18. 【請求項18】 請求項13ないし17のいずれかに記
    載の機能性健康食品において、その配合割合がそばの若
    株粉末(A)40〜97重量%、甘草又は甘草抽出物のう
    ち少なくとも1種(B)がその有効成分であるグリチルリ
    チンとして1〜20重量%及び有機酸(D)0.5〜20
    重量%含有されている機能性健康食品。
  19. 【請求項19】 結実前のそばの若株粉末(A)と甘草又
    は甘草抽出物のうち少なくとも1種(B)及びビタミンC
    (C)更に有機酸(D)を必須成分とする機能性健康食品。
  20. 【請求項20】 請求項19の機能性健康食品が顆粒状
    に形成されている機能性健康食品。
  21. 【請求項21】 請求項19又は20の機能性健康食品
    がカプセルに封入されている機能性健康食品。
  22. 【請求項22】 請求項19の機能性健康食品が所定の
    形状に形成されている機能性健康食品。
  23. 【請求項23】 請求項22の機能性健康食品がコーテ
    ィング剤でコーティングされている機能性健康食品。
  24. 【請求項24】 請求項19ないし23のいずれかに記
    載の機能性健康食品において、そばの若株粉末(A)4
    0〜97重量%、甘草又は甘草抽出物のうち少なくとも
    1種(B)がその有効成分であるグリチルリチンとして1
    〜20重量%及びビタミンC(C)1〜45重量%更に有
    機酸(D)0.5〜20重量%含有されている機能性健康
    食品。
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