JPH05292542A - テレビジョン信号の構成方法 - Google Patents

テレビジョン信号の構成方法

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JPH05292542A
JPH05292542A JP4090611A JP9061192A JPH05292542A JP H05292542 A JPH05292542 A JP H05292542A JP 4090611 A JP4090611 A JP 4090611A JP 9061192 A JP9061192 A JP 9061192A JP H05292542 A JPH05292542 A JP H05292542A
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signal
circuit
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definition
color
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JP4090611A
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Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Norihiro Suzuki
教洋 鈴木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】輝度信号に色信号を重畳したコンポジット形態
の信号のうち、現行テレビ方式の信号帯域を越える成分
を周波数シフトによって現行信号帯域内の高精細信号に
変換し、ホール多重あるいはオフセット多重の手法で重
畳してテレビジョン信号を構成する。 【効果】輝度信号,色信号の両者を高精細化するテレビ
ジョン信号が簡単な信号処理によって構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号の構成
方法に係り、特に、テレビ方式との両立性を保持して高
精細なテレビ画像の送受信を行なうのに好適なテレビジ
ョン信号の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現行テレビ方式との両立性を保ちながら
テレビ画像の高精細化を実現するため、従来より様々な
方式が考案されている。この多くは、高精細化を図るた
めに必要な輝度高域成分,色高域成分を現行テレビ方式
の信号帯域内に高精細信号として多重を行なう。そし
て、この多重形態には、例えば、特開昭59−171387号公
報に記載の方法がある。これは、現行テレビ方式では利
用されずに空いている垂直・時間周波数領域の色信号と
共役な第1,第3象限の領域に高精細信号を多重する
(以下、ホール多重と略称)。また、特開昭54−64412
号公報に記載の方法(以下、オフセット多重と略称)に
よる高精細信号の多重も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術による
高精細信号の多重は、多重・分離の操作に複雑な信号処
理が必要になること、輝度高域成分と色信号高域成分の
両者を同時に高精細信号として多重できないことなどの
問題点があった。
【0004】本発明の目的は、簡単な信号処理により輝
度高域成分と色信号高域成分の両者を同時に高精細信号
として多重することが可能な、現行テレビ方式と両立性
を有するテレビジョン信号の構成方法を提供することに
ある。また、簡単な信号処理により多重された高精細信
号の分離,再生が可能なテレビジョン信号の再生方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、輝度信号に色信号を重畳したコンポジット
形態のテレビジョン信号に対して、現行テレビ方式の信
号帯域を越える成分を高域成分として抽出し、これを周
波数シフトの操作で現行テレビ方式の信号帯域内に高精
細信号としてホール多重あるいはオフセット多重する。
【0006】また、再生では高精細信号の分離および周
波数逆シフトの操作でもとの高域成分を復調したコンポ
ジット形態のテレビジョン信号に対して輝度・色信号の
分離操作を行なう。
【0007】この手段により、簡単な信号処理で現行テ
レビ方式と両立性を有して高精細なテレビ画像が送受信
できるテレビジョン信号の構成ならびに再生を達成す
る。
【0008】
【作用】本発明の原理を図1により説明する。同図
(a)は本発明のテレビジョン信号の1次元信号スペク
トルを示す。輝度信号に色副搬送波fSCで直交変調され
た色信号が重畳されたコンポジット形態の信号である。
このうち、輝度YL(0〜2MHz),Ym(2〜4.2
MHz),および色CL(2.1〜4.2MHz)の成分は
現行テレビ方式の信号帯域内にある。一方、色Ch(4.
2〜5.1MHz),輝度Yh(4.2〜6.3MHz)の
成分は現行テレビ方式の信号帯域を越えているが、高精
細化に必要な高域成分に対応したものである。そこで、
本発明ではこの領域の信号を一括して周波数シフトの操
作により2.1〜4.2MHz帯の高精細信号(輝度Yh
´,色Ch´)に変換して、ホール多重あるいはオフセ
ット多重の方法で多重する。そして、信号帯域が現行テ
レビ方式と同じで両立性のあるテレビジョン信号を構成
する。
【0009】同図(b),(c)はA点における垂直・時
間周波数領域での信号スペクトルを示し、(b)はホー
ル多重、(c)はオフセット多重の場合である。この垂
直・時間の2次元周波数領域では、輝度Ym,色CLはそ
れぞれ原点、および第2,第4象限に信号スペクトルが
配置している。そして、ホール多重では、輝度Yh´,,
色Ch´は、それぞれ第1,第3象限、および垂直周波
数軸上のν=525/2cph に信号スペクトルが一括し
て配置される。一方、オフセット多重では、第1,第3
象限に色Ch´,垂直周波数軸上のν=525/2cph
に輝度Yh´の信号スペクトルが一括して配置される。
いずれの多重方法でも高精細信号の輝度Yh´,色Ch´
の成分は、輝度Ym,色CLの成分とは重なり合わずに分
離している。したがって信号間での漏話のない高精細信
号の多重ができる。
【0010】すなわち、本実施例では、まずコンポジッ
ト形態の信号を構成し、この信号の輝度Yh,色Chが混
在する高域成分を一括して周波数シフトの操作で現行テ
レビ方式の信号帯域内の高精細信号に交換して多重を行
なうことにより、高精細化に必要な輝度高域成分と色高
域成分の両者を一括して多重することができる。したが
って、本実施例によれば、簡単な信号処理で現行テレビ
方式との両立性をもち高精細化を実現するテレビジョン
信号の構成が可能になる。
【0011】また、本実施例では受信側では、まず高精
細信号を分離し、周波数逆シフトの操作によって輝度Y
h,色Chの混在した高域成分に復調し、もとのコンポジ
ット形態のテレビジョン信号に再生する。そして、この
信号に対して現行テレビ方式と同様に輝度・色信号の分
離,色復調の操作を行なって、高精細化に必要な輝度高
域,色高域の成分を再生する。
【0012】すなわち、本実施例では、輝度Yh´,色
h´の混在した高精細信号を一括して分離し、この分
離した信号を周波数逆シフトの操作でもとの周波数帯の
輝度Yh,色Chの信号に一括して変換できるため、簡単
な信号処理で高精細化に必要な輝度高域,色高域の成分
の再生を行なうことが可能になる。
【0013】
【実施例】本発明による送信側の一実施例を図2に示す
ブロック図で説明する。本実施例は、現行テレビ方式と
同様な走査線525本,2:1のインタレース走査の撮
像系の画像信号に好適なものである。
【0014】撮像部1より得られる走査線数525本,
2:1のインタレース走査の3原色RGB信号系列VS
は、YIQ変換回路2で所定のマトリクス演算の処理を
行ない、輝度,色差IQの信号系列に変換し、輝度Y,
色差II,QQ信号をつくる。
【0015】時空間フィルタ4では、垂直・時間周波数
領域で信号の帯域制限を行ない、信号成分を図1(b)
(c)に示す4角形の領域内に制限する。また、遅延回
路3は時空間フィルタで発生する時間遅延を補正する。
【0016】YLPF回路5では2MHz以下の成分を
輝度低域YL として抽出する。また、YHPF回路6で
は2MHz以上の成分を輝度中高域のYm,Yhとして抽
出する。一方、ILPF回路7では信号IIの1.5M
Hz 以下の成分を色差信号Iとして抽出する。また、
QLPF回路8では信号QQの0.5MHz あるいは
1.5MHz 以下の成分を色差信号Qとして抽出する。
【0017】色変調回路9では、色差信号I,Qを色副
搬送波fSCで直交変調し、色信号Cをつくる。
【0018】加算回路10ではこれら輝度,色信号を加
算し、その1次元信号スペクトルが図1(a)の様なコ
ンポジット形態の信号を構成する。
【0019】LPF回路11では、この4.2MHz 以
下の成分(図1(a)のYL,Ym,CL 成分に相当)を
信号VLとして抽出する。また、HPF回路12では
4.2MHz以上の高域成分(図1(a)のYh,Ch
分に相当)を信号VHとして抽出する。
【0020】周波数シフト回路13では、信号VHを副
搬送波μ0(μ0=16fSC/7)で搬送波抑圧振幅変調
し、その下側帯波成分を抽出して、2.1〜4.2MHz
帯に周波数シフトさせた高精細信号VH´(図1(a)
のYh´,Ch´成分に相当)をつくる。なお、後述する
様に副搬送波μ0 の位相制御の形態によって、高精細信
号VH´は図1(b),(c)に示すホール多重,オフセ
ット多重のいずれかに信号スペクトルを配置できる。
【0021】プロセス回路14では、信号VLに高精細
信号NH´を加算し、所定の同期信号,バースト信号、
および識別符号,μ0 位相情報などを付加して、現行テ
レビ方式との両立性を有して高精細化を可能にするテレ
ビジョン信号VOを構成する。
【0022】以下、本実施例における各ブロック部の構
成について説明する。
【0023】時空間フィルタ4の一構成例を図3に示
す。これは、263H遅延回路15,係数加重回路1
6,加算回路17,262H遅延回路18の組み合せに
より垂直・時間周波数領域で2次元ローパスフィルタ構
成する。すなわち、263H遅延回路15で263走査
線期間の遅延させた信号に対して、係数加重回路16で
係数1/4,1/2,1/4を加重し、加算回路17で
これらを加算することで図4に示す垂直・時間周波数領
域で右斜め方向が通過域となるローパスフィルタRLP
Fを実現する。また、262H遅延回路18で262走
査線期間の遅延させた信号に対して係数1/4,1/
2,1/4を加重加算することで、図4に示す左斜め方
向が通過域となるローパスフィルタLLPFを実現す
る。そして、これら2種類の斜め方向フィルタの継続接
続によって、同図に示す様にドット部が通過域となる特
性の2次元ローパスフィルタを構成する。
【0024】つぎに、図5に色差信号用のILPF回路
7,QLPF回路8の特性と色変調回路9で生成される
色信号Cの特性を示す。同図(a)(b)(c)は色差信
号I,Qをそれぞれ1.5MHz,0.5MHzで帯域制
限を行なう場合である。色信号Cでは、色差信号Iの成
分はfSC±1.5MHz 、色差信号Qの成分はfSC±
0.5MHz に存在する。したがって、このタイプ1で
は色差信号Iの上側帯波の0.5〜1.5MHz成分がC
hになり、高精細信号VH´ではCh´として多重され
る。一方、同図(d)(e)(f)は色差信号I,Qとも
1.5MHz で帯域制限を行なう場合である。色信号C
ではいずれもfSC±1.5MHz に信号成分が存在し、
色差信号I,Qの上側帯波の0.5〜1.5MHz成分が
h となり、高精細信号内のCh´ 成分として多重され
る。なお、Qの帯域制限は場合によっては0.5〜1.5
MHzの範囲内でもよい。
【0025】つぎに、周波数シフト回路13で使用する
副搬送波μ0 と多重形態の関係を図6に示す。同図は垂
直・時間領域における副搬送波μ0 の位相関係の模様を
示したもので、(a)はホール多重、(b)はオフセッ
ト多重の場合である。ホール多重では、副搬送波の位相
は走査線毎に極性反転し、かつ、同一位相の点がフィー
ルド毎に下降する位相関係が必要である。一方、オフセ
ット多重ではフィールド周期毎に極性反転する位相関係
が必要である。したがって、周波数シフト回路13で
は、ホール多重の場合は(a)、オフセット多重の場合
は(b)に示す位相関係になる様な位相制御を行なった
副搬送波で搬送波抑圧振幅変調して高精細信号VH´を
生成する。
【0026】なお、時空間フィルタ4以外の各ブロック
に関しては、従来技術によって容易に実現が可能なため
詳細な説明は省略する。
【0027】以上、本実施例によれば、簡単な信号処理
によって現行テレビ方式との両立性を有して高精細化が
可能なテレビジョン信号を構成することができる。
【0028】つぎに、本発明による送信側の他の一実施
例を図7に示すブロック図で説明する。本実施例では時
空間フィルタの数が少ない形態で構成することができ
る。
【0029】撮像部1で得られる走査線数525本,
2:1のインタレース走査の3原色RGB信号系列VS
は、YIQ変換回路2で所定のマトリクス演算の処理を
行なって輝度、色差IQの系列に変換し、輝度Y,色差
II,QQ信号をつくる。
【0030】YLPF回路5では2MHz以下の成分を
輝度低域YLとして抽出する。また、YHPF回路6で
は2MHz以上の成分を輝度中高域のYm,Yhとして抽
出する。一方、ILPF回路7では1.5MHz 以下の
成分を色差信号Iとして抽出する。また、QLPF回路
8ではタイプ1,2に応じて0.5MHz あるいは1.
5MHz 以下の成分を色差信号Qとして抽出する。そ
して、色変調回路9で色差信号I,Qを色副搬送波fSC
で直交変調して色信号を生成する。
【0031】時空間フィルタ4では、垂直・時間周波数
領域でYm,Yh信号に対して先に示した図4のドット部
が通過域となる特性の帯域制限を行なう。一方、時空間
フィルタ19では色信号に対して後述する図9のドット
部が通過域となる特性の帯域制限を行なう。また、遅延
回路3ではこれらの処理で発生する時間遅延を補正す
る。
【0032】加算回路10ではこれらの信号を加算して
図1(a)に示した1次元信号スペクトルのコンポジッ
ト形態の信号を構成する。
【0033】LPF回路11では、この信号の4.2M
Hz 以下の成分を信号VLとして抽出する。一方、H
PF回路12では4.2MHz 以上の高域成分を信号V
Hとして抽出する。
【0034】周波数シフト回路13では、信号VHを位
相制御した副搬送波μ0(μ0=16fSC/7)で搬送波
抑圧振幅変調してその下側帯波成分を抽出して周波数シ
フトを実現し、ホール多重、あるいは、オフセット多重
の形態の高精細信号VH´をつくる。
【0035】プロセス回路14では信号VLに高精細信
号VH´を加算し、所定の同期信号,バースト信号、お
よび識別符号,μ0 位相情報などを付加し、現行テレビ
方式との両立性を有して高精細化を実現するテレビジョ
ン信号VOを構成する。
【0036】本実施例では時空間フィルタ19を除いた
各ブロック部は図2の実施例と同様にして実現できるの
で、以下、時空間フィルタ19について説明する。
【0037】時空間フィルタ19の一構成例を図8、そ
の特性を図9に示す。これは、図9に示す垂直・時間周
波数領域で右斜め方向が通過域となるハイパスフィルタ
RHPF、および、左斜め方向が通過域となるローパスフィ
ルタLLPFの縦続接続によって実現する。すなわち、
図8において入力信号、および263H遅延回路15で
263走査線期間の遅延させた信号に対して係数加重回
路16でそれぞれ係数−1/4,1/2,−1/4を加
重し、加算回路17でこれらを加算してRHPFを構成す
る。また、262H遅延回路18の信号に係数1/4,
1/2,1/4を加重して加算することによってLLP
Hを構成する。
【0038】以上に述べた送信側の実施例によって、現
行テレビ方式との両立性を有して高精細化を実現するテ
レビジョン信号を簡単な信号処理で構成することができ
る。
【0039】なお、いずれの実施例でも撮像部が走査線
数525本,2:1のインタレース走査の系について説
明したが、順次、走査の系に対しても本発明は適用でき
る。例えば、撮像部が走査線数525本,1:1の順次
走査の系に対しては、順次〜インタレースの走査変換に
よってインタレース走査の系に変換した信号系列に対し
て本実施例を適用すれば良い。
【0040】また、現行受像機での妨害(高精細信号の
多重に起因)が少ない様に、本実施例は副搬送波μ0
16fSC/7の場合を例に説明したが、必ずしもこれに
限定されることはなく、一般にはμ0 =nfSC/m
(n,m整数)の副搬送波を使用することもできる。
【0041】図10は受信部の一実施例のブロック図で
ある。テレビジョン信号VOはLPF回路20で2MHz
以下の成分を輝度低下域YL として抽出する。一方、減
算回路21では信号VOから輝度低減YL を減算して2
MHz以上の成分Y&Cを抽出する。
【0042】時空間フィルタ22では、垂直・時間周波
数領域での2次元ローパスフィルタ特性で図1(b)
(c)に示した輝度Ym、および色CLの成分をYm,CL
信号として抽出する。また、時空間フィルタ23では垂
直・時間周波数領域での2次元ハイパスフィルタ特性に
よって、図1(b)(c)に示したYh´,Ch´の成分
の高精細信号VH´を分離抽出する。
【0043】周波数逆シフト回路24では、信号VH´
を再生した副搬送波μ0(μ0=16fSC/7)で同期検
波を行ない、その上側帯波成分を抽出することで周波数
逆シフトの処理を実現し、元の4.2MHz 以上の
h,Ch成分から成る信号VHを復調する。そして、遅
延回路25で遅延調整した信号とを加算回路26で加算
して、図1(a)の信号ペクトルを有するコンポジット
形態の2〜6.3MHz 帯の信号(Ym,Yh,CL,Ch
の成分)を再生する。
【0044】YC分離回路27では、例えば、フィール
ド櫛型フィルタの特性で輝度成分と色成分の分離抽出を
行ない、輝度信号成分Ym,Yhおよび色信号成分C(C
L,Ch)を抽出する。
【0045】この輝度信号成分Ym,Yhおよび遅延回路
29で遅延調整させた輝度低域成分の両者は加算回路2
9で加算して、輝度信号Y(0〜6.3MHz)を再生す
る。
【0046】一方、色復調回路28では色信号成分Cを
再生した色副搬送波fSCで同期検波してその下側帯波成
分を抽出して色差信号II(0〜1.5MHz),色差信
号QQ(図5(a)(b)(c)では0〜0.5MHz 、
(d)(e)(f)では0〜1.5MHz)に復調する。
【0047】RGB変換回路31では所定のマトリクス
演算の処理を行ない、3原色R,G,B信号への変換を
行なう。そして、走査線数525本,2:1のインタレ
ース走査の3原色RGB信号系列VSを再生する。
【0048】以下、本実施例における各ブロック部の構
成を実施例によって説明する。
【0049】図11は、時空間フィルタ22の一構成例
および特性を示す。同図(a)に示す様に、262H遅
延回路18,係数加重回路16,加算回路17の組み合
せで構成し、入力信号および262H遅延回路18の各
出力信号に係数1/4,1/2,1/4を加重し加算し
て、同図(b)のドット部が通過域となる2次元ローパ
スフィルタLLPFの特性を実現する。
【0050】つぎに、時空間フィルタ23の一構成例お
よび特性を図12に示す。同図(a)に示す構成で、入力
信号および262H遅延回路18の各出力信号に係数−
1/4,1/2,−1/4を係数加重回路16で加重
し、加算回路17でこれらを加算する。これにより、同
図(b)のドット部が通過域となる2次元ハイパスフィ
ルタLHPFの特性を実現する。
【0051】なお、時空間フィルタ22,23は一つに
まとめた形で構成することも可能でその一構成例を図1
3に示す。262H遅延回路18,係数加重回路16,
加算回路17の組み合せで2次元ローパスフィルタLL
PFを構成し、減算回路32で入力信号からこの成分を
減算して2次元ハイパスフィルタLHPFを実現する。
【0052】つぎに、YC分離回路27の一構成例を図
14に示す。263H遅延回路15,係数加重回路1
6,加算回路17の組み合せにより2次元ローパスフィ
ルタRLPF(特性は図4に示す)を構成し、垂直・時
間周波数領域の原点を中心に信号スペクトルを有する輝
度中高域の成分Ym,Yhを分離抽出する。一方、減算回
路32では入力信号からこの分離した輝度成分を減算し
て、色信号成分C(CL,Ch )を抽出する。なお、遅延
回路33は、色復調回路28で発生する時間遅延の補正
を行なう。
【0053】以上、本実施例によれば、簡単な信号処理
によって高精細なテレビジョン信号を再生することがで
きる。
【0054】つぎに、本発明の受信側における他の実施
例のブロック図を図15に示す。この実施例では、多重
された高精細信号の再生を動き適応処理で行なうことに
特徴がある。すなわち、本実施例では、図10に示した
実施例と同様の動作によって周波数逆シフト回路24で
高精細信号を復調し、VHを再生する。そして、動き検
出回路34で抽出した動き情報kを係数k加重回路35
で係数加重した信号k・VHをつくり、これを加算回路
26で加算することによって、動き適応処理による高精
細信号の再生を実現する。
【0055】図16は、本実施例における動き検出回路
34のブロック図、および動き情報kの一特性図を示
す。動きの検出は2フレーム間の差分信号,1フレーム
間の差分信号の低域成分(2MHz以下)の成分によっ
て行なう。すなわち、同図(a)に示す様に、テレビジョ
ン信号VO、および1フレーム遅延回路36で1フレー
ム期間遅延させた信号に対して、減算回路37で減算回
路37で減算操作を行ない差分信号成分を抽出する(静
止画では差分信号成分は零)。1フレーム間の差分信号
はLPF回路20で2MHz以下の低域成分を抽出す
る。量子化回路38では絶対値量子化の操作を行なっ
て、動き検出信号1FD,2FDを発生する。そして、
MAX選択回路39では両者の数値の高いものが選択さ
れ、平滑化回路40では動きの検出漏れをさけるため
に、水平,垂直,時間領域での平滑化操作を行ない、動
き検出量MIを生成する。係数設定回路41では(b)
に示す様にMIの数値に比例して動き情報k(0
1,静止時k=1)を発生する。
【0056】このように、本実施例では、動きに応じて
高精細信号の再生量も減少させる形態によって、視覚特
性に整合した特性で高精細なテレビジョン信号を再生す
ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、現行テレビ方式との両
立性を有し、輝度信号と色信号の高精細化を同時に実現
するテレビジョン信号の構成および再生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図。
【図2】本発明の送信側の一実施例のブロック図。
【図3】図2の時空間フィルタのブロック図。
【図4】図3の特性図。
【図5】色差信号用フィルタの特性と色信号との関係の
説明図。
【図6】周波数シフトに使用する副搬送波の位相特性
図。
【図7】本発明の送信側の他の一実施例のブロック図。
【図8】図7の時空間フィルタのブロック図。
【図9】図8の特性図。
【図10】本発明の受信側の一実施例のブロック図およ
び特性図。
【図11】本発明の受信側の一実施例のブロック図およ
び特性図。
【図12】本発明の受信側の一実施例のブロック図およ
び特性図。
【図13】本発明の受信側の一実施例のブロック図およ
び特性図。
【図14】このYC分離回路のブロック図。
【図15】本発明の受信側の他の一実施例のブロック
図。
【図16】図15の実施例の動き検出回路のブロックお
よび特性図。
【符号の説明】
1…撮像部、2…YIQ変換回路、3…遅延回路、4…
時空間フィルタ、5…YLPF回路、6…YHPF回
路、7…ILPF回路、8…QLPF回路、9…色変調
回路、10…加算回路、11…LPF回路、12…HP
F回路、13…周波数シフト回路、14…プロセス回
路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号に色副搬送波で直交変調した色信
    号を重畳したコンポジット形態のテレビジョン信号の構
    成方法において、テレビ方式の帯域を越える信号成分を
    高域成分として抽出し、副搬送波の搬送波抑圧振幅変調
    による周波数シフトの操作で上記テレビ方式の帯域内の
    高精細信号に変換し、上記テレビジョン信号に周波数多
    重することを特徴とするテレビジョン信号の構成方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記副搬送波は垂直・
    時間領域で同一位相の点がフィールド毎に下降する位相
    関係を有するテレビジョン信号の構成方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記副搬送波は垂直・
    時間領域でフィールド毎に位相が反転する位相関係を有
    するテレビジョン信号の構成方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、上記高精
    細信号の分離、上記副搬送波の同期検波による周波数逆
    シフトの操作によってもとの高域成分を復調処理した信
    号に対して輝度・色信号の分離を行なうテレビジョン信
    号の構成方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、高域成分の復調処理は
    動き適応型の信号処理であるテレビジョン信号の構成方
    法。
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