JPH05292443A - 編集装置及び編集方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力映像信号のフィールドに磁気テープに記
録されている映像信号のフィールドを一致させるように
することで、編集ポイントでの記録済みの映像信号と、
新たに記録した映像信号とのフレーミングの連続性を保
つようにでき、これによって編集ポイントの再生時に発
生する画乱れを防止し、精度の高い編集作業を行うこと
ができるようにする。 【構成】 記録すべき入力映像信号のフィールドを検出
すると共に、入力映像信号が記録される磁気テープ１に
記録されている映像信号のフィールドを検出するフレー
ミング検出部６、８と、磁気テープ１の走行時にサーボ
を行うドラム位相制御部１１、キャプスタン位相制御部
１２と、フレーミング検出部６、８からの検出信号及び
トラッキング信号を比較する比較部９とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばＶＴＲに適用し
て好適な編集装置及び編集方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＶＴＲにおいては、磁気テープに
記録された映像信号の所望の位置（編集ポイント）から
所望の長さだけ入力映像信号を記録する編集機能を有す
るものが提案されている。

【０００３】この編集機能を有するＶＴＲは、予め磁気
テープを再生しながら編集ポイントを決定し、そのポイ
ントの情報を記憶させた後、磁気テープに記録された映
像信号を再生し、編集ポイントに達したところで、入力
映像信号を予め設定された期間だけ記録するようになさ
れている。

【０００４】即ち、ボタン操作によって編集を開始する
と、ＶＴＲは磁気テープを再生すると共に、再生してい
る磁気テープの位置を検出し、その位置情報が編集ポイ
ントに到達する前に再生動作から記録動作に切り換え、
入力映像信号を磁気テープのその編集ポイントから記録
を行う。

【０００５】このとき、例えば２チャンネル記録する方
式のＶＴＲにおいては、記録時にＡチャンネル及びＢチ
ャンネルを切り換え、順次入力映像信号をフィールド単
位で磁気テープに傾斜トラックを形成する如く記録す
る。

【０００６】ここで、ＶＴＲのフォーマットによって
は、例えば入力映像信号の第１フィールドはＡチャンネ
ルの磁気ヘッドで、入力映像信号の第２フィールドはＢ
チャンネルの磁気ヘッドで記録するようにいわゆるフレ
ーミングが規定されているものと、規定されていないも
の、また、オプションで設定できるもの等がある。

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なＶＴＲにおいて、例えば入力映像信号の第１フィール
ドはＡチャンネルの磁気ヘッドで、入力映像信号の第２
フィールドはＢチャンネルの磁気ヘッドで記録するよう
にいわゆるフレーミングが規定されていないＶＴＲ等を
用いて編集を行うと、上述した編集ポイントにおいて、
磁気テープに記録されている映像信号のフィールドと、
編集によって新たに記録した映像信号のフィールドが、
例えばオッドフィールドとオッドフィールド、イーブン
フィールドとイーブンフィールドのように、フレームの
連続性がなくなり、再生時にいわゆる画乱れ（フラッギ
ング）を引き起こしてしまう不都合があった。

【０００７】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、記録されている映像信号と編集によって記録した映
像信号のフレーミングの連続性を保った編集を行えるよ
うにし、これによって編集後の磁気テープを再生した場
合のいわゆる画乱れを防止し、精度の高い編集を行うこ
とのできる編集装置及び編集方式を提案しようとするも
のである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は編集装置例えば
図１及び図２に示す如く、記録すべき入力映像信号のフ
ィールドを検出すると共に、入力映像信号が記録される
磁気テープ１に記録されている映像信号のフィールドを
検出する検出手段６、８と、磁気テープ１の走行時にサ
ーボを行うサーボ手段１１、１２と、検出手段６、８か
らの検出信号及びトラッキング信号を比較する比較手段
９とを有し、比較手段９の比較結果に基いて入力映像信
号のフィールドと磁気テープ１に記録されている映像信
号のフィールドとを一致させるようにしたものである。

【０００９】また本発明編集装置は例えば図１及び図２
に示す如く、記録すべき入力映像信号のフィールドを検
出すると共に、入力映像信号が記録される磁気テープ１
に記録されている映像信号のフィールドを検出する検出
手段６、８と、検出手段６、８からの検出信号及びヘッ
ド切り換え信号を比較する比較手段９とを有し、比較手
段９の比較結果に基いて入力映像信号のフィールドと磁
気テープ１に記録されている映像信号のフィールドとを
一致させるようにしたものである。

【００１０】また本発明編集方式は例えば図１及び図２
に示す如く、記録すべき入力映像信号のフィールド及び
入力映像信号が記録される磁気テープ１に記録されてい
る映像信号のフィールドを検出し、この検出の結果得ら
れた２つのフィールドを示す信号の一致、不一致に基い
て回転ドラムの位相及びキャプスタンの位相を制御する
ようにしたものである。

【００１１】

【作用】上述せる本発明によれば、検出手段６、８から
の検出信号及びトラッキング信号の比較結果に基いて入
力映像信号のフィールドと磁気テープ１に記録されてい
る映像信号のフィールドとを一致させるようにしたの
で、記録されている映像信号と編集によって記録した映
像信号のフレーミングの連続性を保った編集を行えるよ
うにし、これによって編集後の磁気テープを再生した場
合のいわゆる画乱れを防止し、精度の高い編集を行うこ
とができる。

【００１２】また上述せる本発明によれば、検出手段
６、８からの検出信号及びヘッド切り換え信号の比較結
果に基いて入力映像信号のフィールドと磁気テープ１に
記録されている映像信号のフィールドとを一致させるよ
うにしたので、記録されている映像信号と編集によって
記録した映像信号のフレーミングの連続性を保った編集
を行えるようにし、これによって編集後の磁気テープを
再生した場合のいわゆる画乱れを防止し、精度の高い編
集を行うことができる。

【００１３】また上述せる本発明によれば、記録すべき
入力映像信号のフィールド及び入力映像信号が記録され
る磁気テープ１に記録されている映像信号のフィールド
を検出し、この検出の結果得られた２つのフィールドを
示す信号の一致、不一致に基いて回転ドラムの位相及び
キャプスタンの位相を制御するようにしたので、記録さ
れている映像信号と編集によって記録した映像信号のフ
レーミングの連続性を保った編集を行えるようにし、こ
れによって編集後の磁気テープを再生した場合のいわゆ
る画乱れを防止し、精度の高い編集を行うことができ
る。

【００１４】

【実施例】以下に、図１を参照して本発明編集装置及び
編集方式の一実施例について詳細に説明する。

【００１５】この図１において、２ａ及び２ｂは磁気テ
ープ１に記録された映像信号や音声信号等の記録信号を
再生または映像信号や音声信号等の入力信号を磁気テー
プ１に記録する磁気ヘッドで、図示しない回転ドラム上
に所定の角間隔を以て配される。

【００１６】３ａ及び３ｂは磁気ヘッド２ａ及び２ｂか
ら図示しないロータリートランスを介して供給される再
生信号をスイッチ４を介してＶＴＲ本体部５に供給、ま
たはＶＴＲ本体部５からスイッチ４を介して供給される
記録信号を夫々図示しないロータリートランスを介して
磁気ヘッド２ａ及び２ｂに供給する記録再生増幅回路あ
る。このＶＴＲ本体部５は入力端子７を介して供給され
る記録信号及び再生信号に対して各種信号処理を施すと
共に、図示しない各種入力スイッチの入力に応じて各種
モード（例えば編集モード等）の設定等を行う。

【００１７】またこのＶＴＲ本体部５は記録時には後述
する基準フレームパルス発生部１０からのコントロール
信号（ＣＴＬ信号やＡＴＦ信号等）を磁気テープ１に記
録し、再生時には図示しない出力端子を介して外部に再
生信号を供給し、更に編集時には後述するフレーミング
検出部６に再生した水平や垂直同期信号を供給する。

【００１８】このフレーミング検出部６はＶＴＲ本体部
５からの同期信号に基いてオッドフィールドかイーブン
フィールドかを検出し、その検出結果を比較部９に供給
する。

【００１９】また、８はフレーミング検出部で、このフ
レーミング検出部８は入力端子７を介して供給される記
録信号がオッドフィールドかイーブンフィールドかを検
出し、その検出結果を基準フレームパルス発生部１０及
び比較部９に夫々供給する。

【００２０】この比較部９はフレーミング検出部６及び
８からの検出結果及びドラム位相制御部１１からのヘッ
ド切り換え信号（スイッチングパルス）またはＶＴＲ本
体部５からのコントロール信号｛ＣＴＬ信号やＡＴＦ信
号（８ミリＶＴＲの場合等）｝等のトラッキング信号を
比較し、その比較結果に基いて基準フレームパルス発生
部１０に制御信号を供給する。

【００２１】この基準フレームパルス発生部１０は比較
部９からの制御信号に基いてコントロール信号を発生
し、このコントロール信号をドラム位相制御部１１、キ
ャプスタン位相制御部１２及びＶＴＲ本体部５に夫々供
給する。

【００２２】このドラム位相制御部１１は基準フレーム
パルス発生部１０からのコントロール信号に基いて図示
しないドラムモータの位相を制御する。またキャプスタ
ン位相制御部１２は同じく基準フレームパルス発生部１
０からのコントロール信号に基いて図示しないキャプス
タンモータの位相を制御する。

【００２３】さて、上述の如きＶＴＲにおいて、通常の
記録時においては、入力端子７からの記録信号をＶＴＲ
本体部５で所定の信号処理を施し、この所定の信号処理
を施した記録信号をスイッチ４、記録再生増幅回路３ａ
及び３ｂを介して磁気ヘッド３ａおよび３ｂに夫々供給
し、これら磁気ヘッド３ａ及び３ｂでフィールド毎に傾
斜トラックを形成する如く記録信号を磁気テープ１に交
互に記録する。

【００２４】また通常の再生時においては、磁気テープ
１に記録された信号を磁気ヘッド２ａ及び２ｂでフィー
ルド毎に交互に再生し、その再生信号を記録再生増幅回
路３ａおよび３ｂ、スイッチ４を介してＶＴＲ本体部５
に供給し、このＶＴＲ本体部５で所定の信号処理を施し
た後に図示しない出力端子を介して外部のモニタ等に再
生信号を供給し、この再生信号をその管面上に画像とし
て映出させる。

【００２５】次に、記録済みの磁気テープ１の所望の位
置に入力端子７からの入力信号を記録するいわゆる編集
モードの場合について説明する。

【００２６】この編集モードは例えば図示しない各種入
力スイッチ等より設定できるモードで、入力信号を記録
し始める編集ポイントを予め使用者に図示しないスイッ
チ等によりＶＴＲ本体部５に指定させ、その編集ポイン
トより前から磁気テープを再生（プリロール期間）して
編集ポイントとなったところから入力信号を記録するモ
ードである。尚、編集開始点（編集ポイント）及び編集
終了点を両方指定する場合も同様である。

【００２７】この編集モードの場合の動作は次のように
なる。即ち、プリロール期間において磁気テープ１に記
録された信号が再生されると、フレーミング検出部６は
ＶＴＲ本体部５からの信号に基いて再生信号がオッドフ
ィールドかイーブンフィールドかを検出し、その検出結
果を比較部９に供給する。

【００２８】一方、フレーミング検出部８は入力端子７
を介して外部から供給される入力信号のフィールドを検
出し、その検出結果を基準フレームパルス発生部１０及
び比較部９に供給する。

【００２９】これと共に、ＶＴＲ本体部５からキャプス
タン位相制御部１２（及び比較部９）に再生されたコン
トロール信号が供給される。

【００３０】比較部９はフレーミング検出部６及び８か
らの検出結果及びドラム位相制御部１１からのヘッド切
り換え信号とフレーミング検出部６及び８からの検出結
果、またはフレーミング検出部６及び８からの検出結果
とＶＴＲ本体部５からのコントロール信号を比較し、そ
の比較結果によって再生信号のフレーミングと磁気ヘッ
ド２ａ及び２Ｂの関係（アジマスの関係）を検出、即
ち、入力映像信号のフレーミングと磁気テープ１に記録
されている映像信号のフレーミングが一致しているか否
かを検出し、その結果に基いて入力映像信号に対するサ
ーボ基準（フレームパルス）のロックをオッドフィール
ドとするかイーブンフィールドとするかを示す制御信号
を基準フレームパルス発生部１０に供給する。

【００３１】この基準フレームパルス発生部１０は比較
部９からの制御信号に基いて基準フレームパルスの位相
を例えばずらす（または例えば反転）する。そしてこの
基準フレームパルスをドラム位相制御部１１、キャプス
タン位相制御部１２及びＶＴＲ本体部５に夫々供給す
る。

【００３２】これらドラム位相制御部１１及びキャプス
タン位相制御部１２は基準フレームパルス発生部１０か
らの基準フレームパルスに基いてドラムモータ及びキャ
プスタンモータを制御する。従って、このプリロール期
間中に再生映像信号と入力映像信号のフィールドが一
致、即ち、記録されている映像信号と新しく記録される
映像信号が編集ポイントにおいて、オッド及びイーブン
またはイーブン及びオッドのように記録されるように一
致させられることとなる。

【００３３】ここで更に図２を参照してこの動作につい
て説明すると次のようになる。即ち、図２Ｂに示す再生
映像信号のフィールドに対するヘッドアジマスを示すヘ
ッド切り換え信号としてのスイッチングパルス（図２Ｃ
及びＥ）及びトラッキング信号としてのコントロール信
号（ＣＴＬ信号やＡＴＦ信号）（図２Ｄ及びＦ）の関係
は、２通りある。

【００３４】即ち、図２Ｂに示す再生映像信号がオッド
フィールド（第１フィールド）のときに、スイッチング
パルス（図２Ｃ）及びコントロール信号（図２Ｄ）が夫
々ローレベル“０”（Ａチャンネルのヘッド２ａを示
す）となり、図２Ｂに示す再生映像信号がイーブンフィ
ールド（第２フィールド）のときに、スイッチングパル
ス（図２Ｃ）及びコントロール信号（図２Ｄ）が夫々ハ
イレベル“１”（Ｂチャンネルのヘッド２ｂを示す）と
なる場合と、図２Ｂに示す再生映像信号がオッドフィー
ルド（第１フィールド）のときに、スイッチングパルス
（図２Ｅ）及びコントロール信号（図２Ｆ）が夫々ハイ
レベル“１”（Ｂチャンネルのヘッド２ｂを示す）とな
り、図２Ｂに示す再生映像信号がイーブンフィールド
（第２フィールド）のときに、スイッチングパルス（図
２Ｅ）及びコントロール信号（図２Ｆ）が夫々ローレベ
ル“０”（Ａチャンネルのヘッド２ａを示す）となる場
合である。

【００３５】前者の場合において、もし、図２Ａ及びＢ
に示すように、入力映像信号がオッドフィールド（第１
フィールド）のときに、再生映像信号のフィールドがイ
ーブンフィールドとなっている場合は、図１に示した基
準フレームパルス発生部１０からの基準フレームパルス
の位相を変えることによって、図２Ｃに矢印Ｐ１で示す
ようにスイッチングパルスの位相をずらすと共に、図２
Ｄに矢印Ｐ２で示すようにコントロール信号の位相をず
らすことによって図２Ｇに示すように再生映像信号のフ
ィールドと入力映像信号のフィールドを一致させる。

【００３６】また、後者の場合において、もし、図２Ａ
及びＢに示すように、入力映像信号がオッドフィールド
（第１フィールド）のときに、再生映像信号のフィール
ドがイーブンフィールドとなっている場合は、図１に示
した基準フレームパルス発生部１０からの基準フレーム
パルスの位相を変えることによって、図２Ｅに矢印Ｐ３
で示すようにスイッチングパルスの位相をずらすと共
に、図２Ｆに矢印Ｐ４で示すようにコントロール信号の
位相をずらすことによって図２Ｇに示すように再生映像
信号のフィールドと入力映像信号のフィールドを一致さ
せる。

【００３７】このように再生映像信号と入力映像信号の
フィールドをプリロール期間において一致させることに
より、編集ポイントにおいて既に記録されている映像信
号と新たに記録された映像信号のフレーミングの連続性
を保つことができ、これによって従来継目部分の再生時
に発生していたフラッギングを防止することができる。

【００３８】ところで、映像信号を記録する際にアドレ
ス信号等を記録するようになっているＶＴＲにおいて
は、例えば再生映像信号の第１フィールドに対して１番
地の１ｘ、第２フィールドに対して１番地の１ｙ、次の
第１フィールドに対して２番地の２ｘ、第２フィールド
に対して２番地の２ｙのように、再生映像信号のフレー
ムを１つの区切りとなるようにアドレッシングするよう
にしている。

【００３９】ここで、もし、編集時に再生映像信号のフ
ィールドと入力映像信号のフィールドが一致してない場
合に上述と同様、再生映像信号のフィールドを入力映像
信号のフィールドに一致させた場合は、映像信号１フレ
ームの第１フィールドのアドレス信号が例えば１番地の
２ｘ、第２フィールドのアドレス信号が２番地の２ｘの
ように、１つのフレームに対するアドレスが１番地と２
番地に跨ってしまう虞がある。

【００４０】そこでこのような場合には、例えばアドレ
ス信号を記録する場合に、例えばアドレス変換部を設
け、１番地の１ｘであれば１番地の１ｙに変換するよう
にする。このようにすれば、１つのフレームに２つの番
地のアドレスが跨ることはなくなり、１つのフレームに
は１つの番地のアドレスが割り当てられる。

【００４１】このように、本例においては、入力映像信
号と磁気テープ１に記録してある映像信号を再生した映
像信号のフィールドを夫々検出し、この検出結果とスイ
ッチングパルスまたはコントロール信号とを比較するこ
とにより、２つの映像信号が一致しているか否かを検出
し、一致していないときには、ドラム位相制御部１１及
びキャプスタン位相制御部１２を制御して入力映像信号
のフィールドに磁気テープ１に記録されている映像信号
のフィールドを一致させるようにし、これによって編集
ポイントでの記録済みの映像信号と、新たに記録した映
像信号とのフレーミングの連続性を保つようにしたの
で、編集ポイントの再生時に発生する画乱れを防止する
と共に、使用者が編集するテープの記録時のフレーミン
グを意識することなく、精度の高い編集作業を行うこと
ができる。

【００４２】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。

【００４３】

【発明の効果】上述せる本発明によれば、検出手段から
の検出信号及びトラッキング信号の比較結果に基いて入
力映像信号のフィールドと磁気テープに記録されている
映像信号のフィールドとを一致させるようにしたので、
記録されている映像信号と編集によって記録した映像信
号のフレーミングの連続性を保った編集を行えるように
し、これによって編集後の磁気テープを再生した場合の
いわゆる画乱れを防止し、精度の高い編集を行うことが
できる利益がある。

【００４４】また上述せる本発明によれば、検出手段か
らの検出信号及びヘッド切り換え信号の比較結果に基い
て入力映像信号のフィールドと磁気テープに記録されて
いる映像信号のフィールドとを一致させるようにしたの
で、記録されている映像信号と編集によって記録した映
像信号のフレーミングの連続性を保った編集を行えるよ
うにし、これによって編集後の磁気テープを再生した場
合のいわゆる画乱れを防止し、精度の高い編集を行うこ
とができる利益がある。

【００４５】また上述せる本発明によれば、記録すべき
入力映像信号のフィールド及び入力映像信号が記録され
る磁気テープに記録されている映像信号のフィールドを
検出し、この検出の結果得られた２つのフィールドを示
す信号の一致、不一致に基いて回転ドラムの位相及びキ
ャプスタンの位相を制御するようにしたので、記録され
ている映像信号と編集によって記録した映像信号のフレ
ーミングの連続性を保った編集を行えるようにし、これ
によって編集後の磁気テープを再生した場合のいわゆる
画乱れを防止し、精度の高い編集を行うことができる利
益がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明編集装置及び編集方式の一実施例を示す
構成図である。

【図２】本発明編集装置及び編集方式の一実施例の説明
に供するタイミングチャートである。

【符号の説明】

１ 磁気テープ ２ａ、２ｂ 磁気ヘッド ３ａ、３ｂ 記録再生増幅回路 ５ ＶＴＲ本体部 ６、８ フレーミング検出部 ９ 比較部 １０ 基準フレームパルス発生部 １１ ドラム位相制御部 １２ キャプスタン位相制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 健二 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録すべき入力映像信号のフィールドを
   検出すると共に、上記入力映像信号が記録される磁気テ
   ープに記録されている映像信号のフィールドを検出する
   検出手段と、 上記磁気テープの走行時にサーボを行うサーボ手段と、 上記検出手段からの検出信号及びトラッキング信号を比
   較する比較手段とを有し、 上記比較手段の比較結果に基いて上記入力映像信号のフ
   ィールドと上記磁気テープに記録されている映像信号の
   フィールドとを一致させるようにしたことを特徴とする
   編集装置。
2. 【請求項２】 上記サーボ手段はドラムの位相を制御す
   るドラム位相制御部及びキャプスタンの位相を制御する
   キャプスタン位相制御部で構成したことを特徴とする請
   求項１記載の編集装置。
3. 【請求項３】 記録すべき入力映像信号のフィールドを
   検出すると共に、上記入力映像信号が記録される磁気テ
   ープに記録されている映像信号のフィールドを検出する
   検出手段と、 上記検出手段からの検出信号及びヘッド切り換え信号を
   比較する比較手段とを有し、 上記比較手段の比較結果に基いて上記入力映像信号のフ
   ィールドと上記磁気テープに記録されている映像信号の
   フィールドとを一致させるようにしたことを特徴とする
   編集装置。
4. 【請求項４】 記録すべき入力映像信号のフィールド及
   び上記入力映像信号が記録される磁気テープに記録され
   ている映像信号のフィールドを検出し、この検出の結果
   得られた２つのフィールドを示す信号の一致、不一致に
   基いて回転ドラムの位相及びキャプスタンの位相を制御
   するようにした編集方式。