JPH0529230A - 気相成長装置 - Google Patents
気相成長装置Info
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- JPH0529230A JPH0529230A JP3181081A JP18108191A JPH0529230A JP H0529230 A JPH0529230 A JP H0529230A JP 3181081 A JP3181081 A JP 3181081A JP 18108191 A JP18108191 A JP 18108191A JP H0529230 A JPH0529230 A JP H0529230A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 円形凹部状の座が設けられたサセプタに結晶
基板を載置して気相成長反応を行なわせる際に、結晶基
板が座内に嵌まり込むことがなく、結晶基板を座内から
容易に取り外すことが出来る気相成長装置を提供する。 【構成】 本発明の気相成長装置では、座35の内壁と
結晶基板1のオリエンテーションフラット部13との間
に、オリエンテーションフラット部13の中間部に接触
すると共に、結晶基板1のオリエンテーションフラット
部13の角部45が挿入可能な切欠部41を形成するフ
ラット接触部43を形成した。これにより、角部45が
フラット接触部43と当接することがなく、フラット接
触部43と座35の内壁39との間に結晶基板1が嵌ま
り込み、ロック状態となることがないので、結晶基板1
を座35内から容易に取り外すことが出来る。
基板を載置して気相成長反応を行なわせる際に、結晶基
板が座内に嵌まり込むことがなく、結晶基板を座内から
容易に取り外すことが出来る気相成長装置を提供する。 【構成】 本発明の気相成長装置では、座35の内壁と
結晶基板1のオリエンテーションフラット部13との間
に、オリエンテーションフラット部13の中間部に接触
すると共に、結晶基板1のオリエンテーションフラット
部13の角部45が挿入可能な切欠部41を形成するフ
ラット接触部43を形成した。これにより、角部45が
フラット接触部43と当接することがなく、フラット接
触部43と座35の内壁39との間に結晶基板1が嵌ま
り込み、ロック状態となることがないので、結晶基板1
を座35内から容易に取り外すことが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体の薄膜を
結晶基板上に気相成長させるための気相成長装置に関す
る。
結晶基板上に気相成長させるための気相成長装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6には、結晶基板1上に化合物半導体
の薄膜を気相成長させて化合物半導体を製造する従来の
気相成長装置3が示されている。同図において気相成長
装置3は、ベースプレート5で密閉されて内部が気密状
態とされた反応炉7と、この反応炉7内に配設されると
共に外周の一部にオリエンテーションフラット部13が
設けられた円板状の結晶基板1(図7参照)が載置され
る円形凹部状の座15が形成されたサセプタ9と、この
サセプタ9を回転駆動する駆動手段10と、サセプタ9
を加熱するヒータ11とを具備している。
の薄膜を気相成長させて化合物半導体を製造する従来の
気相成長装置3が示されている。同図において気相成長
装置3は、ベースプレート5で密閉されて内部が気密状
態とされた反応炉7と、この反応炉7内に配設されると
共に外周の一部にオリエンテーションフラット部13が
設けられた円板状の結晶基板1(図7参照)が載置され
る円形凹部状の座15が形成されたサセプタ9と、この
サセプタ9を回転駆動する駆動手段10と、サセプタ9
を加熱するヒータ11とを具備している。
【0003】上記反応炉7の上部には反応炉7内にガス
(原料ガス、キャリアーガス等)を供給する給気口17
が形成され、下部には反応炉7内の余剰のガスを排出す
る排気口19が形成されている。
(原料ガス、キャリアーガス等)を供給する給気口17
が形成され、下部には反応炉7内の余剰のガスを排出す
る排気口19が形成されている。
【0004】上記サセプタ9は、ベースプレート5を貫
通した回転軸21の上端部に固着されている。この回転
軸21は、反応炉7の外側でベースプレート5の下部に
固着された真空シール軸受(磁性流体シール)23によ
り気密状態で回転自在に軸支されている。この回転軸2
1には駆動手段10の回転駆動力が伝達されるようにな
っている。
通した回転軸21の上端部に固着されている。この回転
軸21は、反応炉7の外側でベースプレート5の下部に
固着された真空シール軸受(磁性流体シール)23によ
り気密状態で回転自在に軸支されている。この回転軸2
1には駆動手段10の回転駆動力が伝達されるようにな
っている。
【0005】上記駆動手段10は、回転軸21の下端部
に固着されたプーリ25と、モータ28と、プーリ25
とモータ28の駆動軸との間に巻き掛けられた無端ベル
ト27とで構成され、モータ28の回転駆動力が無端ベ
ルト27、プーリ25を介して回転軸21に伝達される
ようになっている。
に固着されたプーリ25と、モータ28と、プーリ25
とモータ28の駆動軸との間に巻き掛けられた無端ベル
ト27とで構成され、モータ28の回転駆動力が無端ベ
ルト27、プーリ25を介して回転軸21に伝達される
ようになっている。
【0006】上記ヒータ11は、サセプタ9の下方に配
置されており、ベースプレート5を貫通して図示しない
電源と接続されている。このヒータ11は、通電により
発熱して、サセプタ9を加熱し、結晶基板1を所定の温
度に上昇させる。
置されており、ベースプレート5を貫通して図示しない
電源と接続されている。このヒータ11は、通電により
発熱して、サセプタ9を加熱し、結晶基板1を所定の温
度に上昇させる。
【0007】上記サセプタ9に形成された円形凹部状の
座15は、結晶基板1の厚み寸法の深さに窪んでおり、
図7に示す如く、結晶基板1の外周の一部に形成された
オリエンテーションフラット部13に対応して、内壁2
9の一部が内部に向けて突設したフラット接触部31が
形成されている。このオリエンテーションフラット部1
3とフラット接触部31により、座15内での結晶基板
1の回転が規制されている。
座15は、結晶基板1の厚み寸法の深さに窪んでおり、
図7に示す如く、結晶基板1の外周の一部に形成された
オリエンテーションフラット部13に対応して、内壁2
9の一部が内部に向けて突設したフラット接触部31が
形成されている。このオリエンテーションフラット部1
3とフラット接触部31により、座15内での結晶基板
1の回転が規制されている。
【0008】結晶基板1上に、薄膜を気相成長させるに
は、ヒータ11に通電して発熱させ、サセプタ9を加熱
して結晶基板1を所定の温度に上昇させると共に駆動手
段10の回転駆動力でサセプタ9を回転駆動する。この
状態で、給気口17から反応炉7内に、原料ガス(例え
ば、As 3 、H3 、SiH4 、SiH2 等)をキャリア
ガス(例えば水素ガス等)と共に供給し、結晶基板1上
に化合物半導体の薄膜を気相成長させる。反応炉7内の
余剰のガスは排気口19から図示しないロータリーポン
プ等により排気する。
は、ヒータ11に通電して発熱させ、サセプタ9を加熱
して結晶基板1を所定の温度に上昇させると共に駆動手
段10の回転駆動力でサセプタ9を回転駆動する。この
状態で、給気口17から反応炉7内に、原料ガス(例え
ば、As 3 、H3 、SiH4 、SiH2 等)をキャリア
ガス(例えば水素ガス等)と共に供給し、結晶基板1上
に化合物半導体の薄膜を気相成長させる。反応炉7内の
余剰のガスは排気口19から図示しないロータリーポン
プ等により排気する。
【0009】上記気相成長装置3では、サセプタ9を、
1000rpm 以上の回転数で高速に回転させることにより、
結晶基板1の表面の原料ガスの流れに境界層を積極的に
作り、気相反応を速めて、高い材料効率で膜形成が可能
となっている。
1000rpm 以上の回転数で高速に回転させることにより、
結晶基板1の表面の原料ガスの流れに境界層を積極的に
作り、気相反応を速めて、高い材料効率で膜形成が可能
となっている。
【0010】ところで、前述したように、サセプタ9に
は、結晶基板1の形状、厚みにならった座15が形成さ
れている。この座15の内径寸法は、結晶基板1の外径
寸法より若干大きく設定されており、座15内に載置さ
れた結晶基板1の外周と座15の内壁29との間に隙間
24が生じる。例えば6インチの結晶基板を載置する座
15の内径寸法は、結晶基板の外径寸法より1mm程度大
きくする必要がある。
は、結晶基板1の形状、厚みにならった座15が形成さ
れている。この座15の内径寸法は、結晶基板1の外径
寸法より若干大きく設定されており、座15内に載置さ
れた結晶基板1の外周と座15の内壁29との間に隙間
24が生じる。例えば6インチの結晶基板を載置する座
15の内径寸法は、結晶基板の外径寸法より1mm程度大
きくする必要がある。
【0011】座15の内壁29と結晶基板1の外径との
間の隙間24の大小は、結晶基板1の製造許容差、座1
5の加工精度、結晶基板1の熱膨脹率、サセプタ9の熱
膨脹率等に関係している。
間の隙間24の大小は、結晶基板1の製造許容差、座1
5の加工精度、結晶基板1の熱膨脹率、サセプタ9の熱
膨脹率等に関係している。
【0012】例えば、結晶基板1の外径寸法が製作許容
差のプラス側の場合には、座15の内壁29と結晶基板
1の外周との間の隙間24は小さいので、サセプタ9の
回転駆動時に結晶基板1が座15内で旋回して、後述す
るように座15の内壁29とフラット接触部31との間
に結晶基板1が嵌まることがない。
差のプラス側の場合には、座15の内壁29と結晶基板
1の外周との間の隙間24は小さいので、サセプタ9の
回転駆動時に結晶基板1が座15内で旋回して、後述す
るように座15の内壁29とフラット接触部31との間
に結晶基板1が嵌まることがない。
【0013】しかしながら、結晶基板1の外径寸法が製
作許容差のマイナス側の場合には、サセプタ9の回転駆
動の始動、停止の時に加速度が付与されて結晶基板1が
座15内で旋回し、図7の二点鎖線で示す如く座15の
内壁29とフラット接触部31との間に嵌まるという不
都合が生じる。
作許容差のマイナス側の場合には、サセプタ9の回転駆
動の始動、停止の時に加速度が付与されて結晶基板1が
座15内で旋回し、図7の二点鎖線で示す如く座15の
内壁29とフラット接触部31との間に嵌まるという不
都合が生じる。
【0014】すなわち、結晶基板1の外径寸法が製造許
容差に対しマイナス側の場合、結晶基板1の外径寸法と
座15のフラット接触部31から内壁29までの寸法H
は近い寸法となり、結晶基板1と座15の内壁29との
隙間24は大きい(なお、結晶基板1の外径寸法が製造
許容差に対しプラス側の場合には基板1の外径寸法>H
となる)。
容差に対しマイナス側の場合、結晶基板1の外径寸法と
座15のフラット接触部31から内壁29までの寸法H
は近い寸法となり、結晶基板1と座15の内壁29との
隙間24は大きい(なお、結晶基板1の外径寸法が製造
許容差に対しプラス側の場合には基板1の外径寸法>H
となる)。
【0015】結晶基板1と座15の内壁29との隙間2
4が大きい場合に、サセプタ9の回転駆動の始動時ある
いは回転駆動の停止時に結晶基板1に加速度が付与され
ると、図7に示す如く、結晶基板1は座15の中心位置
からすべり、旋回してフラット接触部1にオリエンテー
ションフラット部13の角部33が当接し、結晶基板1
の外周と座15の内壁29とが当接して、これらの間に
結晶基板1が嵌まり、いわゆるロック状態となる。な
お、結晶基板1が座15内で旋回する現象は、結晶基板
1にオリエンテーションフラット部13が形成されてい
るので、結晶基板1の重心位置が、中心部からオリエン
テーションフラット部13の反対側にずれているために
起きやすい。
4が大きい場合に、サセプタ9の回転駆動の始動時ある
いは回転駆動の停止時に結晶基板1に加速度が付与され
ると、図7に示す如く、結晶基板1は座15の中心位置
からすべり、旋回してフラット接触部1にオリエンテー
ションフラット部13の角部33が当接し、結晶基板1
の外周と座15の内壁29とが当接して、これらの間に
結晶基板1が嵌まり、いわゆるロック状態となる。な
お、結晶基板1が座15内で旋回する現象は、結晶基板
1にオリエンテーションフラット部13が形成されてい
るので、結晶基板1の重心位置が、中心部からオリエン
テーションフラット部13の反対側にずれているために
起きやすい。
【0016】また、サセプタ9及び結晶基板1は、反応
炉7に供給された原料ガスの反応温度(700 度〜1100
度)まで加熱される。このため、サセプタ9と結晶基板
1は熱膨脹して寸法が変化する。この場合、サセプタ9
の材質(カーボン)の熱膨脹の方が結晶基板1の材質
(シリコン)の熱膨脹よりやや大きく(シリコンは4.2
×10-6度、カーボンは5 ×10-6度)、座15の内径の広
がりの方が、結晶基板1の外径の広がりより大きいの
で、座15の内壁29と結晶基板1との隙間24が大き
くなる。このため、上述した如く結晶基板1が座15内
で旋回しやすくなり、座15の内壁29とフラット接触
部31との間に嵌まってしまう。
炉7に供給された原料ガスの反応温度(700 度〜1100
度)まで加熱される。このため、サセプタ9と結晶基板
1は熱膨脹して寸法が変化する。この場合、サセプタ9
の材質(カーボン)の熱膨脹の方が結晶基板1の材質
(シリコン)の熱膨脹よりやや大きく(シリコンは4.2
×10-6度、カーボンは5 ×10-6度)、座15の内径の広
がりの方が、結晶基板1の外径の広がりより大きいの
で、座15の内壁29と結晶基板1との隙間24が大き
くなる。このため、上述した如く結晶基板1が座15内
で旋回しやすくなり、座15の内壁29とフラット接触
部31との間に嵌まってしまう。
【0017】結晶基板1が座15の内壁29とフラット
接触部31との間に嵌まり、いわゆるロック状態になる
と、結晶基板1を座15から取り外すことが出来なくな
ったり、あるいは、これらの間に嵌まり込む際に無理な
力が結晶基板1に付与されて、結晶基板1にいわゆるそ
りが生じ、不良品となることがある。
接触部31との間に嵌まり、いわゆるロック状態になる
と、結晶基板1を座15から取り外すことが出来なくな
ったり、あるいは、これらの間に嵌まり込む際に無理な
力が結晶基板1に付与されて、結晶基板1にいわゆるそ
りが生じ、不良品となることがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の気相
成長装置では、サセプタ9の回転駆動により結晶基板1
に加速度が付与された場合、結晶基板1が座15内で旋
回して、フラット接触部31と座15の内壁29との間
に嵌まり、ロック状態となって、座15からの結晶基板
1の取り外しが出来なくなったり、結晶基板1にそりが
生じたりするという問題があった。
成長装置では、サセプタ9の回転駆動により結晶基板1
に加速度が付与された場合、結晶基板1が座15内で旋
回して、フラット接触部31と座15の内壁29との間
に嵌まり、ロック状態となって、座15からの結晶基板
1の取り外しが出来なくなったり、結晶基板1にそりが
生じたりするという問題があった。
【0019】そこで本発明は、フラット接触部と座の内
壁との間に結晶基板が嵌まり込むことがなく、結晶基板
を座内から容易に取り外すことが出来る気相成長装置を
提供することが目的である。
壁との間に結晶基板が嵌まり込むことがなく、結晶基板
を座内から容易に取り外すことが出来る気相成長装置を
提供することが目的である。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明では、結晶基板のオリエンテーショ
ンフラット部の両端部が挿入可能な切欠部を両側に形成
するフラット接触部を座の内壁とオリエンテーションフ
ラット部の中間部との間に対応する位置に形成したこと
を特徴としている。
請求項1記載の発明では、結晶基板のオリエンテーショ
ンフラット部の両端部が挿入可能な切欠部を両側に形成
するフラット接触部を座の内壁とオリエンテーションフ
ラット部の中間部との間に対応する位置に形成したこと
を特徴としている。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の気相成長
装置が、結晶基板の外径寸法の最大外径寸法をDmax 、
最小外径寸法をDmin 、前記結晶基板のオリエンテーシ
ョンフラット部の長さ寸法をL、オリエンテーションフ
ラット部の長さ寸法Lが最小の時のオリエンテーション
フラット部から結晶基板の最大外周までの寸法をHmax
、座の内径をDとし、サセプタの材料の薄膜成長温度
における線膨脹量をα1、結晶基板の薄膜成長温度にお
ける線膨脹量をα2 とした場合、前記フラット接触部の
高さhを、 (Dmax ーDmin )1/2+(α1 ーα2 )<h<DーHmax の条件に設定することを特徴としている。
装置が、結晶基板の外径寸法の最大外径寸法をDmax 、
最小外径寸法をDmin 、前記結晶基板のオリエンテーシ
ョンフラット部の長さ寸法をL、オリエンテーションフ
ラット部の長さ寸法Lが最小の時のオリエンテーション
フラット部から結晶基板の最大外周までの寸法をHmax
、座の内径をDとし、サセプタの材料の薄膜成長温度
における線膨脹量をα1、結晶基板の薄膜成長温度にお
ける線膨脹量をα2 とした場合、前記フラット接触部の
高さhを、 (Dmax ーDmin )1/2+(α1 ーα2 )<h<DーHmax の条件に設定することを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1の発明によれば、オリエンテーション
フラット部の中間部に接触すると共に、結晶基板のオリ
エンテーションフラット部の端部が挿入可能な切欠部を
形成するフラット接触部を座の内壁と結晶基板のオリエ
ンテーションフラット部との間に形成することにより、
結晶基板1のオリエンテーションフラット部の端部がフ
ラット接触部上に乗り越えることがない。
フラット部の中間部に接触すると共に、結晶基板のオリ
エンテーションフラット部の端部が挿入可能な切欠部を
形成するフラット接触部を座の内壁と結晶基板のオリエ
ンテーションフラット部との間に形成することにより、
結晶基板1のオリエンテーションフラット部の端部がフ
ラット接触部上に乗り越えることがない。
【0023】従って、加速度が付与されて結晶基板が座
内で旋回しても、オリエンテーションフラット部の端部
がフラット接触部に当接することがないので、結晶基板
がフラット接触部と座の内壁との間に嵌まることがな
い。これにより、座内から結晶基板を容易に取り外すこ
とが出来、結晶基板にそりが生じることがない。
内で旋回しても、オリエンテーションフラット部の端部
がフラット接触部に当接することがないので、結晶基板
がフラット接触部と座の内壁との間に嵌まることがな
い。これにより、座内から結晶基板を容易に取り外すこ
とが出来、結晶基板にそりが生じることがない。
【0024】請求項2の発明によれば、請求項1のフラ
ット接触部の高さを、(Dmax ーDmin )1/2+(α
1 ーα2 )<h<DーHmax の条件に設定することによ
り、結晶基板が、フラット接触部と座の内壁との間に嵌
まることがなく、座内から結晶基板を容易に取り外すこ
とが出来、結晶基板にそりが生じることがない。
ット接触部の高さを、(Dmax ーDmin )1/2+(α
1 ーα2 )<h<DーHmax の条件に設定することによ
り、結晶基板が、フラット接触部と座の内壁との間に嵌
まることがなく、座内から結晶基板を容易に取り外すこ
とが出来、結晶基板にそりが生じることがない。
【0025】
【実施例】次に本発明に係る気相成長装置の実施例につ
いて図1乃至図5を用いて説明する。なお、図6及び図
7に示す気相成長装置3と同構成部分については、図面
に同符号を付して重複した説明を省略する。
いて図1乃至図5を用いて説明する。なお、図6及び図
7に示す気相成長装置3と同構成部分については、図面
に同符号を付して重複した説明を省略する。
【0026】第1実施例
図1及び図2には、第1実施例の気相成長装置の座35
及びこの座35に挿入載置された結晶基板1の平面が示
されている。結晶基板1が載置される座35は結晶基板
1の製造許容差及びサセプタ9の加工公差を含めた大き
さである。したがって、結晶基板1が最小規格品であれ
ば、隙間24は最大になる。
及びこの座35に挿入載置された結晶基板1の平面が示
されている。結晶基板1が載置される座35は結晶基板
1の製造許容差及びサセプタ9の加工公差を含めた大き
さである。したがって、結晶基板1が最小規格品であれ
ば、隙間24は最大になる。
【0027】図1及び図2において、円形凹部状の座3
5の内壁39と結晶基板1のオリエンテーションフラッ
ト部13との間に、オリエンテーションフラット部13
の中間部に対応すると共に、オリエンテーションフラッ
ト部13の角部45が挿入可能な切欠部41を両側に形
成するフラット接触部43が形成されている。また、オ
リエンテーションフラット部13と結晶基板1の外周と
の連結部に形成される角部45は、フラット接触部43
から離間している。
5の内壁39と結晶基板1のオリエンテーションフラッ
ト部13との間に、オリエンテーションフラット部13
の中間部に対応すると共に、オリエンテーションフラッ
ト部13の角部45が挿入可能な切欠部41を両側に形
成するフラット接触部43が形成されている。また、オ
リエンテーションフラット部13と結晶基板1の外周と
の連結部に形成される角部45は、フラット接触部43
から離間している。
【0028】以下、フラット接触部43の高さhの寸法
について説明する。図1に示す如く、結晶基板1の外径
寸法の最大外径寸法をDmax 、最小外径寸法をDmin 、
結晶基板のオリエンテーションフラット部13の長さ寸
法をL、オリエンテーションフラット部13の長さ寸法
Lが最小の時のオリエンテーションフラット部13から
結晶基板1の最大外周までの寸法をHmax 、座35の内
径をDとし、サセプタ9の材料の薄膜成長温度における
線膨脹量をα1 、結晶基板1の薄膜成長温度における線
膨脹量をα2 とした場合、フラット接触部43の高さh
が、 (Dmax ーDmin )1/2+(α1 ーα2 )<h<DーHmax ・・・(1) の条件に設定されている。
について説明する。図1に示す如く、結晶基板1の外径
寸法の最大外径寸法をDmax 、最小外径寸法をDmin 、
結晶基板のオリエンテーションフラット部13の長さ寸
法をL、オリエンテーションフラット部13の長さ寸法
Lが最小の時のオリエンテーションフラット部13から
結晶基板1の最大外周までの寸法をHmax 、座35の内
径をDとし、サセプタ9の材料の薄膜成長温度における
線膨脹量をα1 、結晶基板1の薄膜成長温度における線
膨脹量をα2 とした場合、フラット接触部43の高さh
が、 (Dmax ーDmin )1/2+(α1 ーα2 )<h<DーHmax ・・・(1) の条件に設定されている。
【0029】また、結晶基板1の外周と座35の内壁3
9との嵌合隙間を+0.05mm〜0.1mmとした時、座35の
内径DはD=Dmax +0.05〜0.1 である。
9との嵌合隙間を+0.05mm〜0.1mmとした時、座35の
内径DはD=Dmax +0.05〜0.1 である。
【0030】上記した座35内に結晶基板1を挿入し
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座35内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、図2に示す如く、結晶基板1は座
35内で旋回する。このときオリエンテーションフラッ
ト部13と外周との連結部の角部45は、フラット接触
部43と座35の内壁39との間に形成される切欠部4
1内を移動する。すなわち、角部45がフラット接触部
43上を乗り越えて、フラット接触部43に当接するこ
とがなく、結晶基板1は座35の外周に沿って旋回す
る。
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座35内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、図2に示す如く、結晶基板1は座
35内で旋回する。このときオリエンテーションフラッ
ト部13と外周との連結部の角部45は、フラット接触
部43と座35の内壁39との間に形成される切欠部4
1内を移動する。すなわち、角部45がフラット接触部
43上を乗り越えて、フラット接触部43に当接するこ
とがなく、結晶基板1は座35の外周に沿って旋回す
る。
【0031】これにより、フラット接触部43と座35
の内壁39との間に結晶基板1が嵌まり込んで、ロック
状態となることがない。したがって、結晶基板1を座3
5内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶基
板1に無理な力がかからないので、結晶基板1にそりが
生じることがない。
の内壁39との間に結晶基板1が嵌まり込んで、ロック
状態となることがない。したがって、結晶基板1を座3
5内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶基
板1に無理な力がかからないので、結晶基板1にそりが
生じることがない。
【0032】また、結晶基板1とサセプタ9との熱膨脹
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部43と座35の内壁39との間に結晶基板1が嵌まり
込むことがないので、結晶基板1を座35内から容易に
取り外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力
がかからないので、結晶基板1にそりが生じることがな
い。
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部43と座35の内壁39との間に結晶基板1が嵌まり
込むことがないので、結晶基板1を座35内から容易に
取り外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力
がかからないので、結晶基板1にそりが生じることがな
い。
【0033】また、結晶基板1と座35のきつい嵌合は
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
【0034】第2実施例
図3には、第2実施例のサセプタ9の座47及びこの座
47に挿入載置された結晶基板1の平面が示されてい
る。同図において座47の内壁49と結晶基板1のオリ
エンテーションフラット部13との間に、山形形状に座
47の内壁から突設されたフラット接触部53が形成さ
れている。このフラット接触部53と結晶基板1の外周
との連結部に形成される角部55は、フラット接触部5
3に当接することがなく、フラット接触部53の両側に
形成された切欠部51内に位置している。なお、図3で
は山形の二辺が等辺であるが、不等辺であっても良い。
47に挿入載置された結晶基板1の平面が示されてい
る。同図において座47の内壁49と結晶基板1のオリ
エンテーションフラット部13との間に、山形形状に座
47の内壁から突設されたフラット接触部53が形成さ
れている。このフラット接触部53と結晶基板1の外周
との連結部に形成される角部55は、フラット接触部5
3に当接することがなく、フラット接触部53の両側に
形成された切欠部51内に位置している。なお、図3で
は山形の二辺が等辺であるが、不等辺であっても良い。
【0035】また、山形のフラット接触部53の頂部の
高さhは、第1実施例の式(1)により設定される。
高さhは、第1実施例の式(1)により設定される。
【0036】上記した座47内に結晶基板1を挿入し
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座47内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、結晶基板1は、座47内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部55は、フラット接触部53と座47
の内壁との間に形成される切欠部51内を移動する。す
なわち、角部55がフラット接触部53に接触すること
がない。
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座47内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、結晶基板1は、座47内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部55は、フラット接触部53と座47
の内壁との間に形成される切欠部51内を移動する。す
なわち、角部55がフラット接触部53に接触すること
がない。
【0037】これにより、フラット接触部53と座47
の内壁49との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
47内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力がかからないないので、結晶基板1に
そりが生じることがない。
の内壁49との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
47内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力がかからないないので、結晶基板1に
そりが生じることがない。
【0038】また、結晶基板1とサセプタ9との熱膨脹
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部53と座47の内壁49との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座47内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部53と座47の内壁49との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座47内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
【0039】また、結晶基板1と座47のきつい嵌合は
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
【0040】第3実施例
図4には第3実施例のサセプタ9の座57及びこの座5
7に挿入載置された結晶基板1の平面が示されている。
同図において座57の内壁59と結晶基板1のオリエン
テーションフラット部13との間に、座47の内壁から
突出した位置に植え込みピンからなるフラット接触部6
3が形成されている。このフラット接触部63と結晶基
板1の外周との連結部に形成される角部65は、フラッ
ト接触部63に当接することがなく、フラット接触部6
3の両側に形成された切欠部61内に位置している。な
お、この植え込みピンからなるフラット接触部63は、
同心円形、楕円形あるいは多角形等のいずれの形状でも
良く、座59から離間していても良い。
7に挿入載置された結晶基板1の平面が示されている。
同図において座57の内壁59と結晶基板1のオリエン
テーションフラット部13との間に、座47の内壁から
突出した位置に植え込みピンからなるフラット接触部6
3が形成されている。このフラット接触部63と結晶基
板1の外周との連結部に形成される角部65は、フラッ
ト接触部63に当接することがなく、フラット接触部6
3の両側に形成された切欠部61内に位置している。な
お、この植え込みピンからなるフラット接触部63は、
同心円形、楕円形あるいは多角形等のいずれの形状でも
良く、座59から離間していても良い。
【0041】上記した座57内に結晶基板1を挿入し
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座57内の結晶基板1内に加
速度を付与すると、結晶基板1は、座57内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部65は、フラット接触部63と座57
の内壁との間に形成される切欠部61内を移動する。す
なわち、角部65がフラット接触部63に接触すること
がない。
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座57内の結晶基板1内に加
速度を付与すると、結晶基板1は、座57内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部65は、フラット接触部63と座57
の内壁との間に形成される切欠部61内を移動する。す
なわち、角部65がフラット接触部63に接触すること
がない。
【0042】これにより、フラット接触部63と座57
の内壁59との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
57内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力を付与することがないので、結晶基板
1にそりが生じることがない。
の内壁59との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
57内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力を付与することがないので、結晶基板
1にそりが生じることがない。
【0043】また、結晶基板1とサセプタ9との熱膨脹
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部63と座57の内壁59との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座57内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部63と座57の内壁59との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座57内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
【0044】また、結晶基板1と座57のきつい嵌合は
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
【0045】第4実施例
図5には第4実施例のサセプタ9の座67及びこの座6
7に挿入載置された結晶基板1の平面が示されている。
同図において、座67の内壁69からは、円弧状のフラ
ット接触部73が突設形成されている。このフラット接
触部73と結晶基板1の外径との連結部に形成される角
部75は、フラット接触部73の頂部に当接することが
なく、フラット接触部73の両側に形成された切欠部7
1内に位置している。
7に挿入載置された結晶基板1の平面が示されている。
同図において、座67の内壁69からは、円弧状のフラ
ット接触部73が突設形成されている。このフラット接
触部73と結晶基板1の外径との連結部に形成される角
部75は、フラット接触部73の頂部に当接することが
なく、フラット接触部73の両側に形成された切欠部7
1内に位置している。
【0046】上記した座67内に結晶基板1を挿入し
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座67内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、結晶基板1は、座67内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部75は、フラット接触部73と座67
の内壁との間に形成される切欠部71内を移動する。す
なわち、角部75がフラット接触部73の頂部に接触す
ることがない。
て、サセプタ9の回転駆動を開始したり、回転駆動を停
止したりすることにより、座67内の結晶基板1内に加
速度が付与されると、結晶基板1は、座67内で旋回す
る。このときオリエンテーションフラット部13と外周
との連結部の角部75は、フラット接触部73と座67
の内壁との間に形成される切欠部71内を移動する。す
なわち、角部75がフラット接触部73の頂部に接触す
ることがない。
【0047】これにより、フラット接触部73と座67
の内壁69との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
67内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力がかからないので、結晶基板1にそり
が生じることがない。
の内壁69との間に結晶基板1が嵌まり込むことがな
く、ロック状態となることがないので、結晶基板1を座
67内から容易に取り外すことが出来る。さらに、結晶
基板1に無理な力がかからないので、結晶基板1にそり
が生じることがない。
【0048】また、結晶基板1とサセプタ9との熱膨脹
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部73と座67の内壁69との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座67内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
量の差により隙間24が大きくなっても、フラット接触
部73と座67の内壁69との間に結晶基板1が嵌まる
ことがないので、結晶基板1を座67内から容易に取り
外すことが出来る。さらに、結晶基板1に無理な力を付
与することがないので、結晶基板1にそりが生じること
がない。
【0049】また、結晶基板1と座67のきつい嵌合は
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
なくなり、結晶基板1のハンドリングミスによる損失時
間がなくなるので、装置の運転効率が向上する。
【0050】なお、上記フラット接触部43、53、6
3、73の形状は、上記各実施例以外の形状でも良い。
3、73の形状は、上記各実施例以外の形状でも良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る気相成
長装置によれば、フラット接触部と座の内壁との間に結
晶基板が嵌まり込むことがないので、結晶基板を座内か
ら容易に取り外すことが出来るという優れた効果が得ら
れる。
長装置によれば、フラット接触部と座の内壁との間に結
晶基板が嵌まり込むことがないので、結晶基板を座内か
ら容易に取り外すことが出来るという優れた効果が得ら
れる。
【図1】本発明に係る気相成長装置の第1実施例のサセ
プタ及び結晶基板を示す平面図である。
プタ及び結晶基板を示す平面図である。
【図2】第1実施例のサセプタ及び結晶基板において、
サセプタが回転して結晶基板が回転した状態を示す平面
図である。
サセプタが回転して結晶基板が回転した状態を示す平面
図である。
【図3】第2実施例のサセプタ及び結晶基板を示す平面
図である。
図である。
【図4】第3実施例のサセプタ及び結晶基板を示す平面
図である。
図である。
【図5】第4実施例のサセプタ及び結晶基板を示す平面
図である。
図である。
【図6】従来の気相成長装置の概略構成を示す断面図で
ある。
ある。
【図7】従来のサセプタ及び結晶基板を示す平面図であ
る。
る。
【符号の説明】
1 結晶基板
9 サセプタ
13 オリエンテーションフラット部
35、47、57、67 座
39、49、59、69 内壁
41、51、61、71 切欠部
43、53、63、73 フラット接触部
45、55、65、75 角部
Claims (2)
- 【請求項1】 原料ガスが供給される反応炉と、この反
応炉内に配設されて回転駆動されると共に外周の一部に
オリエンテーションフラット部が設けられた円板状の結
晶基板が載置される円形凹部状の座が設けられたサセプ
タとを具備した気相成長装置において、前記オリエンテ
ーションフラット部の両端部が挿入可能な切欠部を両側
に形成するフラット接触部を、前記座の内壁と前記オリ
エンテーションフラット部の中間部との間に対応する位
置に設けたことを特徴とする気相成長装置。 - 【請求項2】 前記結晶基板の外径寸法の最大外径寸法
をDmax 、最小外径寸法をDmin 、前記結晶基板のオリ
エンテーションフラット部の長さ寸法をL、オリエンテ
ーションフラット部の長さ寸法Lが最小の時のオリエン
テーションフラット部から結晶基板の最大外周までの寸
法をHmax 、座の内径をDとし、サセプタの材料の薄膜
成長温度における線膨脹量をα1 、結晶基板の薄膜成長
温度における線膨脹量をα2 とした場合、前記フラット
接触部の高さhを、 (Dmax ーDmin )1/2+(α1 ーα2 )<h<DーHmax の条件に設定することを特徴とする請求項1記載の気相
成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181081A JPH0529230A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 気相成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3181081A JPH0529230A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 気相成長装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529230A true JPH0529230A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16094483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3181081A Pending JPH0529230A (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 気相成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529230A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005232488A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 気相成長装置 |
WO2006006584A1 (ja) * | 2004-07-13 | 2006-01-19 | Nippon Mining & Metals Co., Ltd. | 気相成長装置 |
KR20130128815A (ko) * | 2012-05-18 | 2013-11-27 | 엘지이노텍 주식회사 | Cvd 반응기용 서셉터 |
WO2014143703A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Veeco Instruments, Inc. | Wafer carrier having provisions for improving heating uniformity in chemical vapor deposition systems |
JP2015026793A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 住友電気工業株式会社 | サセプタ及び製造装置 |
DE102015220924A1 (de) | 2015-10-27 | 2017-04-27 | Siltronic Ag | Suszeptor zum Halten einer Halbleiterscheibe mit Orientierungskerbe, Verfahren zum Abscheiden einer Schicht auf einer Halbleiterscheibe und Halbleiterscheibe |
US10316412B2 (en) | 2012-04-18 | 2019-06-11 | Veeco Instruments Inc. | Wafter carrier for chemical vapor deposition systems |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP3181081A patent/JPH0529230A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005232488A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 気相成長装置 |
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US10316412B2 (en) | 2012-04-18 | 2019-06-11 | Veeco Instruments Inc. | Wafter carrier for chemical vapor deposition systems |
KR20130128815A (ko) * | 2012-05-18 | 2013-11-27 | 엘지이노텍 주식회사 | Cvd 반응기용 서셉터 |
US10167571B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-01-01 | Veeco Instruments Inc. | Wafer carrier having provisions for improving heating uniformity in chemical vapor deposition systems |
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CN105051865A (zh) * | 2013-03-15 | 2015-11-11 | 美国维易科精密仪器有限公司 | 具有用于在化学气相沉积系统中改善加热均匀性的器件的晶片承载器 |
TWI619843B (zh) * | 2013-03-15 | 2018-04-01 | 維克儀器公司 | 在化學氣相沉積系統內具有供改善加熱一致性之設計的晶圓舟盒 |
JP2015026793A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 住友電気工業株式会社 | サセプタ及び製造装置 |
US9922863B2 (en) | 2013-07-29 | 2018-03-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Susceptor having a hollow in its wall facing the orientation flat of a semiconductor wafer |
DE102015220924A1 (de) | 2015-10-27 | 2017-04-27 | Siltronic Ag | Suszeptor zum Halten einer Halbleiterscheibe mit Orientierungskerbe, Verfahren zum Abscheiden einer Schicht auf einer Halbleiterscheibe und Halbleiterscheibe |
DE102015220924B4 (de) * | 2015-10-27 | 2018-09-27 | Siltronic Ag | Suszeptor zum Halten einer Halbleiterscheibe mit Orientierungskerbe, Verfahren zum Abscheiden einer Schicht auf einer Halbleiterscheibe und Halbleiterscheibe |
US9991208B2 (en) | 2015-10-27 | 2018-06-05 | Siltronic Ag | Susceptor for holding a semiconductor wafer having an orientation notch, a method for depositing a layer on a semiconductor wafer, and semiconductor wafer |
US11380621B2 (en) | 2015-10-27 | 2022-07-05 | Siltronic Ag | Susceptor for holding a semiconductor wafer having an orientation notch, a method for depositing a layer on a semiconductor wafer, and semiconductor wafer |
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