JPH0529149A - 高周波チヨークコイルとその製造方法 - Google Patents

高周波チヨークコイルとその製造方法

Info

Publication number
JPH0529149A
JPH0529149A JP20570191A JP20570191A JPH0529149A JP H0529149 A JPH0529149 A JP H0529149A JP 20570191 A JP20570191 A JP 20570191A JP 20570191 A JP20570191 A JP 20570191A JP H0529149 A JPH0529149 A JP H0529149A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
printed wiring
conductor
high frequency
frequency choke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20570191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Kiyofuji
正巳 清藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Witco of Jupiter Dentsu Co Ltd
Original Assignee
Witco of Jupiter Dentsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Witco of Jupiter Dentsu Co Ltd filed Critical Witco of Jupiter Dentsu Co Ltd
Priority to JP20570191A priority Critical patent/JPH0529149A/ja
Publication of JPH0529149A publication Critical patent/JPH0529149A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高周波チョークコイルの生産性を向上させ
る。 【構成】 フェライト1を貫通する導電体6A,6Bの
折返し部分を、プリント配線基板3A,3Bによって短
絡接続し、導線6A,6Bに無理な曲げ部分を作らな
い。それは、複数の短い導線6A,6Bをフェライト1
の中に埋設貫通させた後に、各導線6A,6Bの両端
を、プリント配線基板3A,3Bで所要に短絡すること
によって可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に多用される
高周波チョークコイルとそれの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高周波用のチョークコイルは、高透磁率
の粉末磁性材を、外形を円柱状にするとともに、軸線と
平行に複数の挿通孔を貫設して固めたフェライトビーズ
の各挿通孔に、1本の導線を縫うように掛け回したもの
が、性能が良好なため多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのチョークコ
イルは、従来はフェライトビーズの複数の挿通孔へ1個
ずつ順次、1本の導線を端部より手作業で挿通して製作
しているが、機械化が困難なため、生産性が悪く高価と
なった。
【0004】特に、電流の大きな回路に使用するものの
導線は、線径が太く、挿通孔を縫うように曲げるときの
曲げ半径が小さいので、非常に曲げ難く作業性が悪く、
しかも折返し曲げ部が、外方へ大きく突出して、軸線方
向の寸法を大となすとともに、その曲げ部は露出してい
るので、曲げ部の導線破損率が高いものであった。そこ
で、本発明は、導線の曲げ作業を行なわずに、高周波チ
ョークコイルを作ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波チョーク
コイルは、高透磁率粉末磁性材を立方体に固化した磁性
体と、両端が磁性体の表面から若干突出し、かつ複数本
がほぼ平行して、磁性材を貫通している導線片と、1対
の導線片の両端を短絡するプリント配線を設けて、各導
線片を一本の導線になるように接続する1対のプリント
配線基板とを備えることを特徴としている。
【0006】本発明の高周波チョークコイルの製造方法
は、高透磁率粉末磁性体材を、立方体に固めた磁性体
に、複数の導線片を、その両端を若干突出させて貫通さ
せた後に、予め所要対の導線片の両端を短絡するように
してプリント配線を設けたプリント基板1対をもって、
複数の導線片を一本の導線に接続することを特徴として
いる。
【0007】
【作用】本発明のチョークコイルは、フェライトを貫通
する導線片の折返し部分が、プリント配線基板によって
短絡接続されるので、導線に無理な曲げ部分を作らず、
組み立てが容易になるとともに、軸線方向の寸法も小さ
くでき、しかも導線破損率も低減する。
【0008】本発明による高周波チョークコイルの製造
方法は、フェライトの中をジグザグに往復貫通する導線
が、予め複数の短い導線片をフェライトの中に埋設貫通
させた後に、各導線片の両端を所要に短絡するプリント
配線が施されたプリント基板により、1本の導線として
接続されるため、製造が容易となり、自動化を可能とす
る。本発明の方法により製作されたチョークコイルの性
能は、従来のチョークコイルと同等である。
【0009】
【実施例】図面は本発明の一実施例を示すものである。
(1)は、高透磁率のフェライト粉末を立方体、例えば円
柱状に固化し、かつその円柱状立方体の中に、軸線と平
行をなして環状に並ぶ複数、例えば8本の挿通孔(2)…
を貫設したフェライトビーズである。(3A)(3B)は、フェ
ライトビーズ(1)と等径の基板で、図1の上方の基板(3
A)と下方の基板(3B)には、挿通孔(2)……に対応する配
線孔(4)……が穿設されている。
【0010】上方の基板(3A)の上面には、隣接する2個
の配線孔(4)(4)を囲む4個のプリント配線(5A)…がエ
ッチングされ、下方の基板(3B)には、同様な3個のプリ
ント配線(5A)…と、隣接する2個の配線孔(4)(4)をそ
れぞれ単独で囲む、2個のプリント配線(5B)(5B)がエッ
チングされている。
【0011】本発明は、まずフェライトビーズ(1)の両
端面に、それぞれ両基板(3A)(3B)を、プリント配線(5A)
(5B)の側を外面として、各配線孔(4)が各挿通孔(2)と
連通するように、かつ下方の基板(3B)の両プリント配線
(5B)(5B)が囲む両配線孔(4)(4)が、それぞれ上方の基
板(3A)の隣接する両プリント配線(5A)(5A)の囲む一方の
配線孔(4)(4)と連通するように張り付ける。
【0012】ついで上下両パターン(5A)(5A)の同軸をな
す配線孔(4)(4)間に、フェライトビーズ(1)の挿通孔
(2)を経て、両プリント配線(5B)(5B)間より若干長寸の
導線片(6A)を、両端が両プリント配線(5A)(5A)より若干
突出するように挿通するとともに、上下両パターン(5A)
(5B)の同軸をなす配線孔(4)(4)間に、挿通孔(2)を経
て、導線片(6A)より長寸の導線片(6B)を、一端(図面上
端)が導線片(6A)と揃うように挿通する。
【0013】しかる後、各導線片(6A)(6B)の両端部を、
各プリント配線(5A)(5B)に半田(7)付けすれば、全導線
片(6A)(6B)は電気的に1本の導線となって、従来のチョ
ークコイルと同様の性能を有する、図3に示すチョーク
コイル(8)が得られる。
【0014】また、別な組み立て手順としては、フェラ
イトビーズ(1)へ、予め導線片(6A)(6B)を貫通させてか
ら、各導線片(6A)(6B)の両端に、プリント基板(3A)(3B)
を装着し、その後プリント配線(5A)(5B)と各導電片(6A)
(6B)の端部をハンダ付けして、各導電片(6A)(6B)を1本
の導線とする。
【0015】このような組み立て手順を採用する場合に
は、極く少量の合成樹脂をバインダーとして、高透磁率
粉末磁性材を固化するようにした合成樹脂製のフェライ
トビーズ(1)に、それの外形を成形するとき同時に、各
導電片(6A)(6B)を、それの両端が若干突出するようにし
て、インサート成形し、その後で、フェライトビーズ
(1)の表面から若干突出した導電片(6A)(6B)の両端に、
プリント基板(5A)(5B)を装着してから、要部をハンダ付
けするようにすることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) フェライトビーズの各挿通孔に、1本の導線を縫う
ように掛け回す、甚だ面倒な手作業を行なわず、従来の
チョークコイルと同性能のチョークコイルを、簡単に製
作することができる。 (b) 極率の小さな導線の曲げ部がないので、導線が軸線
方向へ露出して突出せず、寸法を小さくすることができ
るとともに、導線の破損率も低減する。 (c) 使用する各部材の製作や組付け作業は、すべて容易
に自動機械化しうるので、生産性が著しく向上する。 (d) 作業性や生産性が向上するので、高周波チョークコ
イルを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施要領を示すともに、本発明の
高周波チョークコイルの一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1のX−X線矢視図である。
【図3】完成品の高周波チョークコイルの斜視図であ
る。
【符号の説明】
(1)フェライトビーズ (2)挿通孔 (3A)(3B)プリント配線基板 (4)配線孔 (5A)(5B)プリント配線 (6A)(6B)導
線片 (7)半田 (8)高周波
チョークコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高透磁率粉末磁性材を立方体に固化した
    磁性体と、 両端が磁性体の表面から若干突出し、かつ複数本がほぼ
    平行して、磁性材を貫通している導線片と、 1対の導線片の両端を短絡するプリント配線を設けて、
    各導線片を一本の導線になるように接続する1対のプリ
    ント配線基板とを備えてなる高周波チョークコイル。
  2. 【請求項2】 高透磁率粉末磁性体材を、立方体に固め
    た磁性体に、複数の導線片を、その両端を若干突出させ
    て貫通させた後に、予め所要対の導線片の両端を短絡す
    るようにしたプリント配線を設けたプリント基板1対を
    もって、複数の導線片を一本の導線に接続することを特
    徴とする高周波チョークコイルの製造方法。
JP20570191A 1991-07-23 1991-07-23 高周波チヨークコイルとその製造方法 Pending JPH0529149A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20570191A JPH0529149A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 高周波チヨークコイルとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20570191A JPH0529149A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 高周波チヨークコイルとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529149A true JPH0529149A (ja) 1993-02-05

Family

ID=16511278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20570191A Pending JPH0529149A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 高周波チヨークコイルとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529149A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828283A (en) * 1995-12-31 1998-10-27 Daewoo Electronics Co., Ltd. Apparatus for connecting primary conductive lines of flexible transformer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5828283A (en) * 1995-12-31 1998-10-27 Daewoo Electronics Co., Ltd. Apparatus for connecting primary conductive lines of flexible transformer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0564845B2 (ja)
US2466192A (en) Combination of electrical units and method of mounting the same
JPH0210705A (ja) 線輪部品
US4641112A (en) Delay line device and method of making same
JPH0529149A (ja) 高周波チヨークコイルとその製造方法
JP3068724B2 (ja) トロイダル巻線部品の表面実装用マウント
JPH0513236A (ja) コイル実装電子部品基板とその製造方法
JPH0410723B2 (ja)
JPS5915460Y2 (ja) 高周波変成器
JP3313138B2 (ja) 面実装用バラン
JPH01318220A (ja) トロイダルコイルの製造方法
JPS6123307A (ja) 電気巻線部品におけるピン状端子
JPH0618146B2 (ja) チップインダクタの製造方法
JPH0138899Y2 (ja)
JPH0627929Y2 (ja) インダクタンス素子
JPH0436551Y2 (ja)
JPH07240320A (ja) 複合部品
JPH03289105A (ja) 端子台付チョークコイル及び製造方法
JPH0529148A (ja) 高周波チヨークコイル
JPH0773935A (ja) ノイズフィルタ付きコンタクトピンとその製造方法
JP3041378U (ja) 高周波トランス
JP2003332143A (ja) 誘導電子部品の組立体用の絶縁材素子
JPS61133609A (ja) インダクタ
JPH04277910A (ja) 面貼り平衡不平衡変換器
JPH0257726B2 (ja)