JP3068724B2 - トロイダル巻線部品の表面実装用マウント - Google Patents

トロイダル巻線部品の表面実装用マウント

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JP3068724B2
JP3068724B2 JP5042352A JP4235293A JP3068724B2 JP 3068724 B2 JP3068724 B2 JP 3068724B2 JP 5042352 A JP5042352 A JP 5042352A JP 4235293 A JP4235293 A JP 4235293A JP 3068724 B2 JP3068724 B2 JP 3068724B2
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晴夫 坂本
勲 清水
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富士電気化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トロイダルコアにコ
イルを巻いたチョークコイルまたはトランスなどのトロ
イダル巻線部品を表面実装する際に使用する表面実装用
マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、最近の各種電
子回路装置では、プリント配線板に各種の電子部品をリ
フロー装置を用いて表面実装した構成が多用されてい
る。この表面実装構造は非常に生産性が高く、しかも高
密度な実装が可能である。そのため、各種の電子部品に
ついて表面実装を前提とした形態のチップ部品化が図ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インダクタ
やチョークコイルあるいはトランスといった巻線部品に
ついては、表面実装部品化があまり進んでいない。ごく
小容量のインダクタはチップ部品化されているが、イン
ダクタンスの大きなコア付きの巻線部品の表面実装はほ
とんど行われていない。その中でもトロイダルコアを使
用した巻線部品は、コアの形態のために表面実装が特に
困難であった。トロイダル巻線部品は、小型でも大きな
インダクタンスを得ることができ、周波数特性がきわめ
て良く、コア損失が少なくて発熱が少ないなど、優れた
特徴を有している。そのため小型の高性能な電子機器で
はトロイダル巻線部品がよく使用されるが、他の部品の
ように表面実装ができずに、独立した実装構造を採って
いることが多い。
【0004】トロイダル巻線部品をチップ部品化するに
は、トロイダルコアにコイルを巻いた部品を樹脂モール
ドすることが考えられる。しかし、コイルとリードフレ
ームとを接続した状態で樹脂モールドするための金型
は、様々な仕様のトロイダル巻線部品ごとに用意しなけ
ればならず、個々の部品のコストが著しく増大してしま
う。
【0005】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、トロイダルコアの直径やコ
イル相数が異なるトロイダル巻線部品にも広範囲にわた
って共通に使用することができ、トロイダル巻線部品を
容易に表面実装することができるようにした、簡単な構
造で安価な表面実装用マウントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るトロイダ
ル巻線部品の表面実装用マウントは、3つの細長い片が
T字形あるいはY字形に組み合わされた平面形状のプリ
ント配線板と、このプリント配線板の前記3つの片のう
ちの2つの片の先端部分にそれぞれ形成されたコイルリ
ード線の接続穴と、残りの1つの前記片の根元部分に形
成されたコイルリード線の接続穴と、前記3つの片の先
端にそれぞれ取り付けられたリードフレームと、これら
リードフレームの所定のものと前記接続穴の所定のもの
とを結ぶように前記プリント配線板に形成された導体パ
ターンとを備え、前記リードフレームは前記プリント配
線板の下方に適宜長さ突出して折り曲げられており、こ
のプリント配線板をその下方の回路基板に設置するとき
に前記折り曲げられたリードフレームにより前記プリン
ト配線板と前記回路基板との間に適宜な間隔が形成され
るようにしてなるのである。
【0007】
【作用】前記プリント配線板の上にトロイダル巻線部品
を水平に載置し、そのコイルリード線の端部を前記接続
穴に通し、前記導体パターンにハンダ付けする。これで
前記マウントとトロイダル巻線部品が一体化し、このマ
ウント付き巻線部品を他のチップ部品とともに回路基板
に搭載し、リフロー装置により前記リードフレームと回
路基板の配線パターンとを接続する。この時、前記折り
曲げられたリードフレームにより前記プリント配線板と
前記回路基板との間に適宜な間隔が形成されているの
で、この間隔が形成された部分の回路基板にごく薄い他
の回路素子を実装することができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例による表面実装用マウン
トの構成を図1〜図5に示している。このマウントの主
体はガラスエポキシ製または紙フェノール製のプリント
配線板1である。プリント配線板1は3つの長方形状の
片1a、1b、1cがT字形に組み合わされた平面形状
に裁断されたものである。片1aの先端には2個のリー
ドフレーム2a及び2bが固着され、片1aと一直線を
なす片1bの先端には2個のリードフレーム2c、2d
が固着され、残る片1cの先端には1個のリードフレー
ム2eが固着されている。図2と図4に示すように、こ
れらリードフレーム2はプリント配線板1の下面に適宜
長さ突出してL字形に曲げられており、これらリードフ
レーム2を回路基板(図示していない)に設置したとき
に、その回路基板とプリント配線板1との間に適宜な間
隔があくように(スタンドオフ)構成されている。
【0009】また、片1aの先端部分の上縁よりに1個
のコイルリード線の接続穴3aが形成され、これと左右
対称に片1bの先端部分に1個の接続穴3bが形成さ
れ、残る片1cの根元部分には2個の接続穴3cと3d
とが形成されている。そして図3に示すように、接続穴
3aまわりとリードフレーム2a、接続穴3bまわりと
リードフレーム2c、接続穴3cまわりとリードフレー
ム2b、接続穴3dまわりとリードフレーム2dとをそ
れぞれ結ぶように、プリント配線板2の下面に導体パタ
ーン4がプリント形成されている。なお図3に示すよう
に、プリント配線板2の下面の所定位置に2本程度の位
置決め用のピン5を突設してもよい。
【0010】図4及び図5には前記マウントに大径のト
ロイダル巻線部品6を取り付ける構成を示している。こ
の巻線部品6は、トロイダルコア7に1相のコイル8を
巻いたチョークコイルである。巻線部品6を前記マウン
トの上面に載せて、コア7の外径のすぐ外側に2つの巻
線穴3aと3bとが位置し、コア7の内周空間内に2つ
の接続穴3c及び3dが位置するように組み合わせる。
そして、コイル8の一方のリード線8aをコア7の外周
側に引き出して接続穴3aに通し、他方のコイルリード
線8bをコア7の内周側に引き出して接続穴3cに通
す。さらに、プリント配線板1の下面に貫通させたコイ
ルリード線8aと8bとを穴まわりの導体パターン4に
ハンダ付けし、リード線8aをリードフレーム2aに接
続し、リード線8bをリードフレーム2bに接続する。
【0011】以上で巻線部品6とマウントとが一体化し
たことになり、これを回路基板に他の部品とともに取り
付けて、各リードフレーム2をリフロー装置で回路基板
にハンダ付けする。なお、前記のようにリードフレーム
2はスタンドオフを形成するようになっているので、そ
の間隔部分の回路基板にごく薄い他の回路素子を実装す
ることができる。
【0012】ところで、コモンモードチョークコイルや
トランスのようにトロイダルコアに2相のコイルを巻い
た巻線部品を前記マウントに取り付ける場合、合計4本
のコイルリード線を4個の接続穴3a、3b、3c、3
dにそれぞれ通し、これらリード線を4個のリードフレ
ーム2a、2b、2c、2dに接続する。なお、リード
フレーム2eはマウントの取付けを安定化するために設
けられたダミーのリードフレームであって、回路接続に
は関与しない。
【0013】前記のマウントは径の異なるトロイダル巻
線部品に広い範囲で適用することができる。前記と同一
寸法のマウントに図5の巻線部品6のほぼ半分の径の巻
線部品6aを取り付けた状態を図6に示している。図6
のように、小径の巻線部品6aの内周空間内にマウント
側の接続穴3c、3dが位置するように両者を組み合わ
せればよい。
【0014】以上の実施例ではプリント配線板1をT字
形としたが、この発明はこれに限定されるものではな
く、図7に示すように、3つの片1a、1b、1cをY
字形に組み合わせた形状のプリント配線板1でも、前記
実施例と同様の作用効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
マウントは、プリント配線板を主体とし、これに簡単な
加工を加えることで容易に製作することができ、しかも
同一寸法のマウントでコア径の異なるトロイダル巻線部
品に広範囲に適用することができ、またコイルの相数の
違いにも同一マウントで適合する。トロイダル巻線部品
をこのマウントに取り付けた状態では、表面実装タイプ
の他の電子部品と同様にリフロー装置により一括して表
面実装することができる。特に、本発明のマウントで
は、3つの細長い片がT字形あるいはY字形に組み合わ
された平面形状のプリント配線板が形成され、そしてこ
れら3つの片の先端にリードフレームがそれぞれ取り付
けられて、各リードフレームは下方に適宜長さ突出して
折り曲げられているので、このプリント配線板をその下
方の回路基板に設置するときに、前記T字形あるいはY
字形の端部に配設されたリードフレームにより、プリン
ト配線板は回路基板上に3点以上で接して安定的に載置
され、またプリント配線板と前記回路基板との間に適宜
な間隔が形成されるので、この間隔が形成された部分の
回路基板にごく薄い他の回路素子を実装することができ
るといった優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるマウントの平面図で
ある。
【図2】同上マウントの正面図である。
【図3】同上マウントの底面図である。
【図4】同上マウントに大径のトロイダル巻線部品を組
み合わせる状態の分解斜視図である。
【図5】同上マウントに同上大径巻線部品を組み合わせ
た状態の平面図である。
【図6】同上マウントに小径のトロイダル巻線部品を組
み合わせた状態の平面図である。
【図7】この発明の他の実施例によるマウントの平面図
である。
【符号の説明】
1 プリント配線板 1a、1b、1c 3つの片 2a、2b、2c、2d、2e リードフレーム 3a、3b、3c、3d 接続穴 4 導体パターン 6 巻線部品 7 トロイダルコア 8 コイル
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−78423(JP,U) 実開 平4−116109(JP,U) 実開 昭63−15034(JP,U) 実公 昭42−3715(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/06 H01F 27/29 H01F 17/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3つの細長い片がT字形あるいはY字形
    に組み合わされた平面形状のプリント配線板と、このプ
    リント配線板の前記3つの片のうちの2つの片の先端部
    分にそれぞれ形成されたコイルリード線の接続穴と、残
    りの1つの前記片の根元部分に形成されたコイルリード
    線の接続穴と、前記3つの片の先端にそれぞれ取り付け
    られたリードフレームと、これらリードフレームの所定
    のものと前記接続穴の所定のものとを結ぶように前記プ
    リント配線板に形成された導体パターンとを備え、前記
    リードフルームは前記プリント配線板の下方に適宜長さ
    突出して折り曲げられており、このプリント配線板をそ
    の下方の回路基板に設置するときに前記折り曲げられた
    リードフレームにより前記プリント配線板と前記回路基
    板との間に適宜な間隔が形成されるようにしてなること
    を特徴とするトロイダル巻線部品の表面実装用マウン
    ト。
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