JPH05290226A - 非接触icカード装置 - Google Patents
非接触icカード装置Info
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- JPH05290226A JPH05290226A JP9412392A JP9412392A JPH05290226A JP H05290226 A JPH05290226 A JP H05290226A JP 9412392 A JP9412392 A JP 9412392A JP 9412392 A JP9412392 A JP 9412392A JP H05290226 A JPH05290226 A JP H05290226A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動体に設けられた非接触ICカードと地上
局との間で無線通信を行い移動体に関する情報を得て移
動体を識別する非接触ICカード装置において、移動体
の位置によらず、正常な通信を確保することを可能とす
る。 【構成】 地上局1の受信器に、同位相で検波を行うパ
ワーディバイダ2〜4及びミキサ5と、上記系統とは別
に検波を行うミキサ45とを設けると共に検波出力の位
相と振幅を自動制御するために位相差及び振幅検出回路
11と制御器(CPU)12と可変アンプ8と移相器9
を設け、更に2系統の検波出力を加算する加算器10を
設けたことにより、加算器10で二つの信号を加算した
時に、移動体の位置に基づく位相変化の影響がキャンセ
ルされ信号が正常に復調される。
局との間で無線通信を行い移動体に関する情報を得て移
動体を識別する非接触ICカード装置において、移動体
の位置によらず、正常な通信を確保することを可能とす
る。 【構成】 地上局1の受信器に、同位相で検波を行うパ
ワーディバイダ2〜4及びミキサ5と、上記系統とは別
に検波を行うミキサ45とを設けると共に検波出力の位
相と振幅を自動制御するために位相差及び振幅検出回路
11と制御器(CPU)12と可変アンプ8と移相器9
を設け、更に2系統の検波出力を加算する加算器10を
設けたことにより、加算器10で二つの信号を加算した
時に、移動体の位置に基づく位相変化の影響がキャンセ
ルされ信号が正常に復調される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触ICカード装置に
関し、料金機械の自動収受システムを始めとして、FA
のライン監視や入退室管理などの移動体識別用非接触I
Cカードシステムに適用して有用なものである。
関し、料金機械の自動収受システムを始めとして、FA
のライン監視や入退室管理などの移動体識別用非接触I
Cカードシステムに適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】有料道路の料金収受システムでは、従
来、料金所の収受員がドライバから直接現金を収受する
か、あるいはドライバに現金を自動機に投入させ自動的
に料金を収受する方式が採用されている。このため、ド
ライバは料金所で一旦停止したり、現金を用意する必要
がある。
来、料金所の収受員がドライバから直接現金を収受する
か、あるいはドライバに現金を自動機に投入させ自動的
に料金を収受する方式が採用されている。このため、ド
ライバは料金所で一旦停止したり、現金を用意する必要
がある。
【0003】これに対して現在、近未来の料金収受シス
テムとして、非接触ICカードを利用したノンストップ
・キャッシュレス・システムが世界各国で開発されてい
る。
テムとして、非接触ICカードを利用したノンストップ
・キャッシュレス・システムが世界各国で開発されてい
る。
【0004】図4を参照して、非接触ICカードを用い
た料金収受システムを説明する。図4において、車両に
は、例えばフロントガラス内側に非接触ICカード(以
下、単にICカードとも言う。)32が貼り付けられて
いる。このICカード32のメモリには各車両に固有の
ID番号等の情報が格納されている。一方、料金所35
の近傍には、アンテナ33を有する地上局31が配置さ
れている。地上局31は料金所35内の端末コンピュー
タ34に接続されている。
た料金収受システムを説明する。図4において、車両に
は、例えばフロントガラス内側に非接触ICカード(以
下、単にICカードとも言う。)32が貼り付けられて
いる。このICカード32のメモリには各車両に固有の
ID番号等の情報が格納されている。一方、料金所35
の近傍には、アンテナ33を有する地上局31が配置さ
れている。地上局31は料金所35内の端末コンピュー
タ34に接続されている。
【0005】図4の構成において、ICカード32を有
した車両がアンテナ33の前方を通過する際、アンテナ
33を介して地上局31とICカード32との間で、I
D番号や通行料金等の情報が自動的に無線通信される。
これらの情報は地上局31で認識した後、端末コンピュ
ータ34に伝送されてそこのメモリに蓄えられ、更に、
端末コンピュータ34からホストコンピュータ36に伝
送され、通過した車両が登録している銀行口座等から自
動的に通行料金の清算が行われる。
した車両がアンテナ33の前方を通過する際、アンテナ
33を介して地上局31とICカード32との間で、I
D番号や通行料金等の情報が自動的に無線通信される。
これらの情報は地上局31で認識した後、端末コンピュ
ータ34に伝送されてそこのメモリに蓄えられ、更に、
端末コンピュータ34からホストコンピュータ36に伝
送され、通過した車両が登録している銀行口座等から自
動的に通行料金の清算が行われる。
【0006】図5を参照して、地上局31とICカード
32間の無線通信について詳しく説明する。図5におい
て、先ず、地上局31の局部発振器41からアンプ4
3、パワーディバイダ44及び送信アンテナ33aを介
して無変調波(以下、CW(Continuous Wave)とい
う。)61がICカード32へ送信される。このCW6
1はICカード32に配置されている受信アンテナ49
で受信され、RAM(メモリ)102に登録されている
ID番号等の情報で変調器103により変調された後、
送信アンテナ100から地上局31へ返信される。10
1はCPUである。地上局31ではICカード32から
の変調波62を受信アンテナ33bで受信し、ミキサ4
5によってパワーディバイダ44からの局部発振信号を
用いたホモダイン検波が行われて、ICカード32のI
D番号等の情報が復調される。この復調信号は、BPF
46で雑音成分が除去された後、IFアンプ47で適当
な大きさに増幅され、コンパレータ48で波形整形され
てデジタル信号として端末コンピュータ34に送られ
る。
32間の無線通信について詳しく説明する。図5におい
て、先ず、地上局31の局部発振器41からアンプ4
3、パワーディバイダ44及び送信アンテナ33aを介
して無変調波(以下、CW(Continuous Wave)とい
う。)61がICカード32へ送信される。このCW6
1はICカード32に配置されている受信アンテナ49
で受信され、RAM(メモリ)102に登録されている
ID番号等の情報で変調器103により変調された後、
送信アンテナ100から地上局31へ返信される。10
1はCPUである。地上局31ではICカード32から
の変調波62を受信アンテナ33bで受信し、ミキサ4
5によってパワーディバイダ44からの局部発振信号を
用いたホモダイン検波が行われて、ICカード32のI
D番号等の情報が復調される。この復調信号は、BPF
46で雑音成分が除去された後、IFアンプ47で適当
な大きさに増幅され、コンパレータ48で波形整形され
てデジタル信号として端末コンピュータ34に送られ
る。
【0007】上述の如く地上局31とICカード32を
構成することにより、車両側のICカード32内の情報
を地上局31側へ非接触で伝送して移動体を識別するこ
とが可能となる。また、このような非接触ICカード3
2を用いることにより、ノンストップで且つキャッシュ
レスの料金収受システムを実現することができ、ドライ
バの利便性が著しく向上する。
構成することにより、車両側のICカード32内の情報
を地上局31側へ非接触で伝送して移動体を識別するこ
とが可能となる。また、このような非接触ICカード3
2を用いることにより、ノンストップで且つキャッシュ
レスの料金収受システムを実現することができ、ドライ
バの利便性が著しく向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の地上局
31では、ホモダイン検波方式で単に変調波62を復調
することから、ICカード32の移動に伴い、特定の場
所で復調信号レベルが低下したり、極性が反転する等の
問題点があった。このことを、図6、図7を参照して説
明する。
31では、ホモダイン検波方式で単に変調波62を復調
することから、ICカード32の移動に伴い、特定の場
所で復調信号レベルが低下したり、極性が反転する等の
問題点があった。このことを、図6、図7を参照して説
明する。
【0009】図6に示すように、地上局31の受信アン
テナ33bには、ICカード32からの変調波62だけ
ではなく、送信アンテナ33aからのCW61の漏洩波
即ち送信漏洩波52と、車体等からの不要反射波51が
入力する。この場合、変調波62及び不要反射波51は
車両の位置によって、ミキサ45に入力される位相が異
なるので、局部発振器43の位相との関係により、ミキ
サ45の出力が変化する。即ち、局部発振波と受信波の
位相差が0°であればミキサ出力は正出力となり、位相
差が180°であればミキサ出力は負出力となる。ま
た、位相差が90°あるいは270°の時はミキサ45
から出力されない。
テナ33bには、ICカード32からの変調波62だけ
ではなく、送信アンテナ33aからのCW61の漏洩波
即ち送信漏洩波52と、車体等からの不要反射波51が
入力する。この場合、変調波62及び不要反射波51は
車両の位置によって、ミキサ45に入力される位相が異
なるので、局部発振器43の位相との関係により、ミキ
サ45の出力が変化する。即ち、局部発振波と受信波の
位相差が0°であればミキサ出力は正出力となり、位相
差が180°であればミキサ出力は負出力となる。ま
た、位相差が90°あるいは270°の時はミキサ45
から出力されない。
【0010】このため、ミキサ出力は車両の移動に伴
い、図7の符号63で示す波形のように変化する。ま
た、このミキサ出力信号63をBPF46に通すと、図
7の符号64で示す波形の信号となり、コンパレータ4
8によって図7の符号65で示す波形の信号が出力され
る。このコンパレータ出力信号65は、CW61を変調
したICカード32側のデータ信号20と同相である正
転領域と、逆相である反転領域と、出力が得られない無
応答領域とに分類される。
い、図7の符号63で示す波形のように変化する。ま
た、このミキサ出力信号63をBPF46に通すと、図
7の符号64で示す波形の信号となり、コンパレータ4
8によって図7の符号65で示す波形の信号が出力され
る。このコンパレータ出力信号65は、CW61を変調
したICカード32側のデータ信号20と同相である正
転領域と、逆相である反転領域と、出力が得られない無
応答領域とに分類される。
【0011】これらの領域のうち、正転領域ではID番
号等の情報が正常に復調されているが、反転領域及び無
応答領域では誤った復調がなされることになる。このよ
うに、従来のホモダイン検波では、車両等の移動に伴
い、正常な通信可能領域が限られており、安定な無線通
信を確保することが困難であった。
号等の情報が正常に復調されているが、反転領域及び無
応答領域では誤った復調がなされることになる。このよ
うに、従来のホモダイン検波では、車両等の移動に伴
い、正常な通信可能領域が限られており、安定な無線通
信を確保することが困難であった。
【0012】本発明は上記従来技術に鑑みてなされたも
のであり、ICカードを備えた車両等が移動しても正常
な通信を確保することができる非接触ICカード装置を
提供することを目的とするものである。
のであり、ICカードを備えた車両等が移動しても正常
な通信を確保することができる非接触ICカード装置を
提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、移動体識別に用いられる非接触ICカード
システムの地上局の受信器にそれぞれ設けられた、受信
信号を同位相で検波するパワーディバイダ及びミキサ
と、局部発振信号で受信信号を検波するミキサと、両検
波出力を加算する加算器と、少なくとも一方の検波出力
と加算器の間に接続した可変アンプ及び移相器と、受信
信号と局部発振信号の振幅及び位相差を検出する検出回
路と、検出した振幅及び位相差に基づいて可変アンプ及
び移相器を制御する制御器とを具備することを特徴とす
るものである。
明の構成は、移動体識別に用いられる非接触ICカード
システムの地上局の受信器にそれぞれ設けられた、受信
信号を同位相で検波するパワーディバイダ及びミキサ
と、局部発振信号で受信信号を検波するミキサと、両検
波出力を加算する加算器と、少なくとも一方の検波出力
と加算器の間に接続した可変アンプ及び移相器と、受信
信号と局部発振信号の振幅及び位相差を検出する検出回
路と、検出した振幅及び位相差に基づいて可変アンプ及
び移相器を制御する制御器とを具備することを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】同相で検波された信号と、これとは別系統で検
波された信号は、非接触ICカードの移動に伴う位相変
化の影響を、全く同様に受ける。そこで、両系統の各検
波信号の振幅及び検波信号間の位相差を検出して制御器
に与え、可変アンプと移相器を制御器が自動制御する。
これにより振幅及び位相差が調整され、加算器が2つの
信号を加算すると、位相変化の影響がキャンセルした信
号が得られる。
波された信号は、非接触ICカードの移動に伴う位相変
化の影響を、全く同様に受ける。そこで、両系統の各検
波信号の振幅及び検波信号間の位相差を検出して制御器
に与え、可変アンプと移相器を制御器が自動制御する。
これにより振幅及び位相差が調整され、加算器が2つの
信号を加算すると、位相変化の影響がキャンセルした信
号が得られる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の非接触ICカード装置を備えた地上
局のブロック構成を示し、図中の符号で、1は地上局、
2,3,4,6及び44はパワーディバイダ、5及び4
5はミキサ、7及び46はBPF(バンドパスフィル
タ)、8は可変アンプ、9は移相器、10は加算器、1
1は位相差及び振幅検出回路、12はCPUを用いた制
御器(以下、これをCPUという。)、41は局部発振
器、43はアンプ、48はコンパレータである。また、
33aは送信アンテナ、33bは受信アンテナ、34は
端末コンピュータ、51は不要反射波、52は送信漏洩
波、61はCW(無変調波)、62は変調波である。な
お、図1中で、図5または図6で説明したものと同一機
能部分には同一符号を付してある。
る。図1は本発明の非接触ICカード装置を備えた地上
局のブロック構成を示し、図中の符号で、1は地上局、
2,3,4,6及び44はパワーディバイダ、5及び4
5はミキサ、7及び46はBPF(バンドパスフィル
タ)、8は可変アンプ、9は移相器、10は加算器、1
1は位相差及び振幅検出回路、12はCPUを用いた制
御器(以下、これをCPUという。)、41は局部発振
器、43はアンプ、48はコンパレータである。また、
33aは送信アンテナ、33bは受信アンテナ、34は
端末コンピュータ、51は不要反射波、52は送信漏洩
波、61はCW(無変調波)、62は変調波である。な
お、図1中で、図5または図6で説明したものと同一機
能部分には同一符号を付してある。
【0016】図1に示すよう、ノンストップで且つキャ
ッシュレスの料金収受システムの地上局1では、局部発
振器41にアンプ43を介してパワーディバイダ44を
接続し、このパワーディバイダ44の各出力に送信アン
テナ33aと別のパワーディバイダ6とを接続してあ
る。更に、地上局1では、送信アンテナ33aとは別の
受信アンテナ33bにパワーディバイダ2,3及び4を
順に接続し、受信信号を4つに分岐している。一方のミ
キサ45は第1系統として受信信号を局部発振信号で検
波するものであり、パワーディバイダ4及び6の各出力
にミキサ45を接続し、本実施例ではこのミキサ45の
出力をBPF46、可変アンプ8及び移相器9を順に介
して加算器10に接続してある。他方のミキサ5は第2
系統として受信信号を同位相で検波するものであり、パ
ワーディバイダ3及び4の各出力に接続し、このミキサ
5の出力をBPF7を介して加算器10に接続してあ
る。位相差及び振幅検出回路11は、第1、第2両系統
の検波出力間の位相差及び両検波出力の振幅を検出する
ものであり、本実施例でパワーディバイダ2及び6の各
もう一方の出力に接続してある。更に、位相差及び振幅
検出回路11の出力をCPU12に接続し、CPU12
の2つの制御出力を可変アンプ8、移相器9にそれぞれ
接続してある。加算器10の出力はコンパレータ48に
接続し、ここで波形整形した復調信号を外部の端末コン
ピュータ34へ送るようにしている。
ッシュレスの料金収受システムの地上局1では、局部発
振器41にアンプ43を介してパワーディバイダ44を
接続し、このパワーディバイダ44の各出力に送信アン
テナ33aと別のパワーディバイダ6とを接続してあ
る。更に、地上局1では、送信アンテナ33aとは別の
受信アンテナ33bにパワーディバイダ2,3及び4を
順に接続し、受信信号を4つに分岐している。一方のミ
キサ45は第1系統として受信信号を局部発振信号で検
波するものであり、パワーディバイダ4及び6の各出力
にミキサ45を接続し、本実施例ではこのミキサ45の
出力をBPF46、可変アンプ8及び移相器9を順に介
して加算器10に接続してある。他方のミキサ5は第2
系統として受信信号を同位相で検波するものであり、パ
ワーディバイダ3及び4の各出力に接続し、このミキサ
5の出力をBPF7を介して加算器10に接続してあ
る。位相差及び振幅検出回路11は、第1、第2両系統
の検波出力間の位相差及び両検波出力の振幅を検出する
ものであり、本実施例でパワーディバイダ2及び6の各
もう一方の出力に接続してある。更に、位相差及び振幅
検出回路11の出力をCPU12に接続し、CPU12
の2つの制御出力を可変アンプ8、移相器9にそれぞれ
接続してある。加算器10の出力はコンパレータ48に
接続し、ここで波形整形した復調信号を外部の端末コン
ピュータ34へ送るようにしている。
【0017】図1に示した構成の地上局1において、第
2検波系統では、ミキサ5には受信アンテナ33bで受
信した受信信号がパワーディバイダ2,3及びパワーデ
ィバイダ4を介して同位相で入力されるため、受信信号
どうしのホモダイン検波が行われる。従って、ミキサ5
の出力ω1 は次式(1)で表わされ、図3に符号21で
示す波形(但し、下部側帯波のみ)となる。 ω1 =〔A1 cos {ωt +φ(x) }+A2 cos {ωt +φ′+φ(x) } +A3 cos {ωt +φ}〕2 …(1) ここで、A1 :ICカードからの変調波の振幅(デー
タ情報) φ(x) :変調波と送信波(CW)の位相差(車両距離x
で変化) A2 :車体からの不要反射波の振幅 φ′ :不要反射波と送信波の位相差 A3 :送信漏洩波の振幅 φ :送信漏洩波と送信波の位相差
2検波系統では、ミキサ5には受信アンテナ33bで受
信した受信信号がパワーディバイダ2,3及びパワーデ
ィバイダ4を介して同位相で入力されるため、受信信号
どうしのホモダイン検波が行われる。従って、ミキサ5
の出力ω1 は次式(1)で表わされ、図3に符号21で
示す波形(但し、下部側帯波のみ)となる。 ω1 =〔A1 cos {ωt +φ(x) }+A2 cos {ωt +φ′+φ(x) } +A3 cos {ωt +φ}〕2 …(1) ここで、A1 :ICカードからの変調波の振幅(デー
タ情報) φ(x) :変調波と送信波(CW)の位相差(車両距離x
で変化) A2 :車体からの不要反射波の振幅 φ′ :不要反射波と送信波の位相差 A3 :送信漏洩波の振幅 φ :送信漏洩波と送信波の位相差
【0018】この信号ω1 は、後段のBPF(バンドパ
スフィルタ)7でデータ情報のメインスペクトルのみを
通過するように帯域制限されるため、前式(1)は次式
(2)で表わされる。この信号ω1 ′は、図3に符号2
3で示す波形となる。 ω1 ′=A1 2/2+A1 A3 cos {φ(x) −φ} +A2 A3 cos {φ(x) +φ′−φ} …(2)
スフィルタ)7でデータ情報のメインスペクトルのみを
通過するように帯域制限されるため、前式(1)は次式
(2)で表わされる。この信号ω1 ′は、図3に符号2
3で示す波形となる。 ω1 ′=A1 2/2+A1 A3 cos {φ(x) −φ} +A2 A3 cos {φ(x) +φ′−φ} …(2)
【0019】一方、第1検波系統では、ミキサ45にパ
ワーディバイダ44,6を介して局部発振信号の一部
と、パワーディバイダ4を介して受信信号とが入力され
るため、ホモダイン検波が行われてその出力ω2 は次式
(3)で表わされ、その波形は図3に符号22で示すも
の(下部側帯波のみ)となる。 ω2 =〔A1 cos {ωt +φ(x) }+A2 cos {ωt +φ′+φ(x) } +A3 cos {ωt +φ}〕×A4 cos(ωt+θ) …(3) ここで、A4 :パワーディバイダ6の出力(局部発振信
号)の振幅 θ :パワーディバイダ6の出力と送信波の位相差
ワーディバイダ44,6を介して局部発振信号の一部
と、パワーディバイダ4を介して受信信号とが入力され
るため、ホモダイン検波が行われてその出力ω2 は次式
(3)で表わされ、その波形は図3に符号22で示すも
の(下部側帯波のみ)となる。 ω2 =〔A1 cos {ωt +φ(x) }+A2 cos {ωt +φ′+φ(x) } +A3 cos {ωt +φ}〕×A4 cos(ωt+θ) …(3) ここで、A4 :パワーディバイダ6の出力(局部発振信
号)の振幅 θ :パワーディバイダ6の出力と送信波の位相差
【0020】このミキサ45の出力信号ω2 も、同位相
検波の系統と同様、次段のBPF(バンドパスフィル
タ)46でデータ情報のメインスペクトルのみを通過さ
せる帯域制限されるため、前式(3)は次式(4)で表
わされる。この信号ω2 ′は、図3に符号24で示す波
形となる。 ω2 ′=(1/2)A1 A4 cos {φ(x) −θ} +(1/2)A2 A4 cos {φ(x) +φ′−θ} …(4)
検波の系統と同様、次段のBPF(バンドパスフィル
タ)46でデータ情報のメインスペクトルのみを通過さ
せる帯域制限されるため、前式(3)は次式(4)で表
わされる。この信号ω2 ′は、図3に符号24で示す波
形となる。 ω2 ′=(1/2)A1 A4 cos {φ(x) −θ} +(1/2)A2 A4 cos {φ(x) +φ′−θ} …(4)
【0021】前式(2)及び(4)からA4 =2A3 と
し、且つθとφの関係を調整すれば、ω1 ′とω2 ′の
加算で位相変化分をキャンセルできることが判かる。
し、且つθとφの関係を調整すれば、ω1 ′とω2 ′の
加算で位相変化分をキャンセルできることが判かる。
【0022】そこで、図2を参照して、上記信号ω2 ′
に対する後段の可変アンプ8及び移相器9を、位相差及
び振幅検出回路11とCPU12で自動制御する方法の
一例を説明する。図2は位相差及び振幅検出回路11の
構成例を示し、図2中の符号で、70〜75はパワーデ
ィバイダ、76は移相器、77〜80はミキサ、81〜
84はLPF(ローパスフィルタ)を示す。
に対する後段の可変アンプ8及び移相器9を、位相差及
び振幅検出回路11とCPU12で自動制御する方法の
一例を説明する。図2は位相差及び振幅検出回路11の
構成例を示し、図2中の符号で、70〜75はパワーデ
ィバイダ、76は移相器、77〜80はミキサ、81〜
84はLPF(ローパスフィルタ)を示す。
【0023】機器の初期較正として、送信漏洩波の振幅
A3 、パワーディバイダ6の出力振幅A4 、送信漏洩波
とパワーディバイダ6の出力との位相差(φ−θ)を位
相差及び振幅検出回路11で検出する。そして、これら
の検出値をCPU12に与えることにより、可変アンプ
8及び移相器9を制御する。
A3 、パワーディバイダ6の出力振幅A4 、送信漏洩波
とパワーディバイダ6の出力との位相差(φ−θ)を位
相差及び振幅検出回路11で検出する。そして、これら
の検出値をCPU12に与えることにより、可変アンプ
8及び移相器9を制御する。
【0024】そのため、送信漏洩信号ω3 を、パワーデ
ィバイダ2からパワーディバイダ70,72を介してミ
キサ77に入力して同位相でホモダイン検波し、LPF
81に通すことにより、その振幅値A3 を得る。また、
パワーディバイダ6からの出力である局部発振信号ω4
をパワーディバイダ71,75を介してミキサ80に入
力して同位相でホモダイン検波し、LPF84に通すこ
とにより、その振幅値A4 を得る。即ち、送信漏洩信号
ω3 と、パワーディバイダ6からの信号ω4 は次式
(5),(6)で表わされ、従い、各ミキサ77,80
の出力信号ω3 ′,ω4 ′は次式(7),(8)で表わ
される。そして、各LPF81,84で帯域制限すれ
ば、それぞれの出力信号ω3 ″,ω4 ″は次式(9),
(10)で表わされ、振幅A3 とA4 が求まる。 ω3 =A3 cos(ωt +φ) …(5) ω4 =A4 cos(ωt +θ) …(6) ω3 ′=(1/2)A3 2 cos 0+ cos{2(ωt +φ)} …(7) ω4 ′=(1/2)A4 2 cos 0+ cos{2 (ωt +θ)} …(8) ω3 ″=(1/2)A3 2 cos0=(1/2)A3 2 …(9) ω4 ″=(1/2)A4 2 cos0=(1/2)A4 2 … (10)
ィバイダ2からパワーディバイダ70,72を介してミ
キサ77に入力して同位相でホモダイン検波し、LPF
81に通すことにより、その振幅値A3 を得る。また、
パワーディバイダ6からの出力である局部発振信号ω4
をパワーディバイダ71,75を介してミキサ80に入
力して同位相でホモダイン検波し、LPF84に通すこ
とにより、その振幅値A4 を得る。即ち、送信漏洩信号
ω3 と、パワーディバイダ6からの信号ω4 は次式
(5),(6)で表わされ、従い、各ミキサ77,80
の出力信号ω3 ′,ω4 ′は次式(7),(8)で表わ
される。そして、各LPF81,84で帯域制限すれ
ば、それぞれの出力信号ω3 ″,ω4 ″は次式(9),
(10)で表わされ、振幅A3 とA4 が求まる。 ω3 =A3 cos(ωt +φ) …(5) ω4 =A4 cos(ωt +θ) …(6) ω3 ′=(1/2)A3 2 cos 0+ cos{2(ωt +φ)} …(7) ω4 ′=(1/2)A4 2 cos 0+ cos{2 (ωt +θ)} …(8) ω3 ″=(1/2)A3 2 cos0=(1/2)A3 2 …(9) ω4 ″=(1/2)A4 2 cos0=(1/2)A4 2 … (10)
【0025】一方、送信漏洩信号ω3 をパワーディバイ
ダ70,73を介してミキサ78,79に入力する。ま
た、パワーディバイダ6からの局部発振信号ω4 をパワ
ーディバイダ71,74を介してミキサ78に入力し、
パワーディバイダ74の一方の出力を移相器76で位相
を90°進めた後にミキサ79に入力する。各ミキサ7
8,79の出力ω5 ,ω6 をLPF82,83にそれぞ
れ通すことにより、位相を表わす出力α,βを得る。そ
して、送信漏洩信号ω3 とパワーディバイダ6の出力信
号ω4 との位相差(φ−θ)は、これらの位相出力α,
βから求めることができる。即ち、ミキサ78,79の
出力ω5 ,ω6 は次式(11),(12)で表わされ、
これらをLPF82,83で帯域制限した出力α,βは
次式(13),(14)で表わされる。従い、位相差
(φ−θ)はθ′として、次式(15)より求まる。 ω5 =(1/2)A3 A4 {cos(φ−θ) + cos{2ωt +θ+φ) }… (11) ω6 =(1/2)A3 A4 {sin(φ−θ) + sin{2ωt +θ+φ) }… (12) α=(1/2)A3 A4 cos(φ−θ) … (13) β=(1/2)A3 A4 sin(φ−θ) … (14) φ−θ=θ′= tan-1(β/α) … (15)
ダ70,73を介してミキサ78,79に入力する。ま
た、パワーディバイダ6からの局部発振信号ω4 をパワ
ーディバイダ71,74を介してミキサ78に入力し、
パワーディバイダ74の一方の出力を移相器76で位相
を90°進めた後にミキサ79に入力する。各ミキサ7
8,79の出力ω5 ,ω6 をLPF82,83にそれぞ
れ通すことにより、位相を表わす出力α,βを得る。そ
して、送信漏洩信号ω3 とパワーディバイダ6の出力信
号ω4 との位相差(φ−θ)は、これらの位相出力α,
βから求めることができる。即ち、ミキサ78,79の
出力ω5 ,ω6 は次式(11),(12)で表わされ、
これらをLPF82,83で帯域制限した出力α,βは
次式(13),(14)で表わされる。従い、位相差
(φ−θ)はθ′として、次式(15)より求まる。 ω5 =(1/2)A3 A4 {cos(φ−θ) + cos{2ωt +θ+φ) }… (11) ω6 =(1/2)A3 A4 {sin(φ−θ) + sin{2ωt +θ+φ) }… (12) α=(1/2)A3 A4 cos(φ−θ) … (13) β=(1/2)A3 A4 sin(φ−θ) … (14) φ−θ=θ′= tan-1(β/α) … (15)
【0026】CPU12は、位相差及び振幅検出回路1
1からの振幅検出値A3 ,A4 を登録すると共に、同回
路11の位相出力α,βから位相差θ′を求めて登録
し、可変アンプ8でA4 =2A3 に相当するように振幅
調整を行い、更に、移相器9でθ=φ+θ′となるよう
に位相調整を行う。これにより、前式(4)は次式(1
6)に変形され、振幅及び位相調整後の信号ω2 ″は図
3に符号25で示す波形となる。 ω2 ″=−A1 A3 cos {φ(x) −φ}−A2 A3 cos {φ(x) +φ′−φ} … (16)
1からの振幅検出値A3 ,A4 を登録すると共に、同回
路11の位相出力α,βから位相差θ′を求めて登録
し、可変アンプ8でA4 =2A3 に相当するように振幅
調整を行い、更に、移相器9でθ=φ+θ′となるよう
に位相調整を行う。これにより、前式(4)は次式(1
6)に変形され、振幅及び位相調整後の信号ω2 ″は図
3に符号25で示す波形となる。 ω2 ″=−A1 A3 cos {φ(x) −φ}−A2 A3 cos {φ(x) +φ′−φ} … (16)
【0027】かくして信号ω2 ″と信号ω1 ′とを加算
器10で加算すると、加算器出力ω 0 は次式(17)と
なる。 ω0 =ω1 ′+ω2 ″=A1 2/2 … (17)
器10で加算すると、加算器出力ω 0 は次式(17)と
なる。 ω0 =ω1 ′+ω2 ″=A1 2/2 … (17)
【0028】即ち、加算器10の出力信号ω0 はデータ
情報そのものであり、図3に符号26で示す波形とな
る。従い、コンパレータ48で波形整形を行うことによ
り、図3に符号27で示す波形が得られ、ICカード3
2からのデータ信号20が正しく復調されたことにな
る。
情報そのものであり、図3に符号26で示す波形とな
る。従い、コンパレータ48で波形整形を行うことによ
り、図3に符号27で示す波形が得られ、ICカード3
2からのデータ信号20が正しく復調されたことにな
る。
【0029】上記実施例は本発明をノンストップで且つ
キャッシュレスの料金収受システムにおける非接触IC
カードシステムの地上局に適用したものであるが、これ
に限らず、本発明はFAのライン監視や入退室管理な
ど、各種の移動体識別用の非接触ICカードシステムの
地上局に適用することができる。また、地上局とは必ず
しも大地に固定されるものである必要はなく、列車や船
舶など、それ自身移動するものにおける非接触ICカー
ドシステムであっても、このシステムの識別対象の移動
体に対する無線通信の局であれば、地上局となる。
キャッシュレスの料金収受システムにおける非接触IC
カードシステムの地上局に適用したものであるが、これ
に限らず、本発明はFAのライン監視や入退室管理な
ど、各種の移動体識別用の非接触ICカードシステムの
地上局に適用することができる。また、地上局とは必ず
しも大地に固定されるものである必要はなく、列車や船
舶など、それ自身移動するものにおける非接触ICカー
ドシステムであっても、このシステムの識別対象の移動
体に対する無線通信の局であれば、地上局となる。
【0030】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明は2系統のホモダイン検波と、検波出
力信号の振幅及び位相を自動調整するための位相差及び
振幅検出回路と制御器と可変アンプと移相器とを設け、
それぞれの出力を加算する加算器を用いることにより、
車両等の移動体の位置に基づく位相変化の影響を排除す
ることができる。従って、車両等の位置に基づいて復調
信号に反転領域や無応答領域が発生することなく、安定
した通信が可能となり、通信の信頼性及びシステムアプ
リケーションの自由度が大幅に改善される。
たように、本発明は2系統のホモダイン検波と、検波出
力信号の振幅及び位相を自動調整するための位相差及び
振幅検出回路と制御器と可変アンプと移相器とを設け、
それぞれの出力を加算する加算器を用いることにより、
車両等の移動体の位置に基づく位相変化の影響を排除す
ることができる。従って、車両等の位置に基づいて復調
信号に反転領域や無応答領域が発生することなく、安定
した通信が可能となり、通信の信頼性及びシステムアプ
リケーションの自由度が大幅に改善される。
【図1】本発明の一実施例に係る地上局の構成の概略を
示すブロック図
示すブロック図
【図2】位相差及び振幅検出回路の構成例を示すブロッ
ク図
ク図
【図3】本発明の一実施例における信号復調の過程を示
す波形図
す波形図
【図4】非接触ICカードを用いた料金収受システムを
示す概念図
示す概念図
【図5】従来の地上局及び非接触ICカードの概略を示
すブロック図
すブロック図
【図6】電波の伝搬を示す説明図
【図7】従来の技術における信号復調の過程を示す波形
図
図
1 地上局 2,3,4,6,44 パワーディバイダ 5,45 ミキサ 7,46 BPF 8 可変アンプ 9 移相器 10 加算器 11 位相差及び振幅検出回路 12 制御器 32 ICカード 33a 送信アンテナ 33b 受信アンテナ 34 端末コンピュータ 41 局部発振器 43 アンプ 46 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泰井 真之 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 山下 利一郎 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 伊藤 貞志 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目8番25号 高菱エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 移動体識別に用いられる非接触ICカー
ドシステムの地上局の受信器にそれぞれ設けられた、受
信信号を同位相で検波するパワーディバイダ及びミキサ
と、局部発振信号で受信信号を検波するミキサと、両検
波出力を加算する加算器と、少なくとも一方の検波出力
と加算器の間に接続した可変アンプ及び移相器と、受信
信号と局部発振信号の振幅及び位相差を検出する検出回
路と、検出した振幅及び位相差に基づいて可変アンプ及
び移相器を制御する制御器とを具備することを特徴とす
る非接触ICカード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9412392A JP3073308B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 非接触icカード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9412392A JP3073308B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 非接触icカード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05290226A true JPH05290226A (ja) | 1993-11-05 |
JP3073308B2 JP3073308B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=14101650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9412392A Expired - Fee Related JP3073308B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 非接触icカード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3073308B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5606574A (en) * | 1993-09-13 | 1997-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mobile unit identifying system and method of demodulating for the same |
JP2008187227A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Denso Wave Inc | Rfidリーダ |
JP2010505190A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | 信号キャンセラを有する無線周波識別リーダ及びその方法 |
US7705711B2 (en) | 2003-09-30 | 2010-04-27 | Sony Corporation | Information-processing apparatus, wireless communication system and wireless communication method |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP9412392A patent/JP3073308B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5606574A (en) * | 1993-09-13 | 1997-02-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mobile unit identifying system and method of demodulating for the same |
US7705711B2 (en) | 2003-09-30 | 2010-04-27 | Sony Corporation | Information-processing apparatus, wireless communication system and wireless communication method |
JP2010505190A (ja) * | 2006-09-29 | 2010-02-18 | センサーマティック・エレクトロニクス・コーポレーション | 信号キャンセラを有する無線周波識別リーダ及びその方法 |
JP2008187227A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Denso Wave Inc | Rfidリーダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3073308B2 (ja) | 2000-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000509 |
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