JP3192902B2 - 料金収受システム - Google Patents
料金収受システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は有料道路において無線通
信により料金収受を行う料金収受システムに関する。
信により料金収受を行う料金収受システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年料金所での料金の受渡しの必要のな
い未来の料金収受システムとして、ＩＤ情報を記録し、
外部と無線通信可能な非接触式ＩＣカード等の車載機を
利用したシステムが開発されている。
い未来の料金収受システムとして、ＩＤ情報を記録し、
外部と無線通信可能な非接触式ＩＣカード等の車載機を
利用したシステムが開発されている。
【０００３】例えば、図４にその一例を示す。同図にお
いて、４１は車両検知装置、４２は料金収受装置、４３
は車両、４４は非接触ＩＤカードからなる車載機、４５
は発進検知装置、４６はデータ処理装置、５１はアンテ
ナ５２を有する路上機である。
いて、４１は車両検知装置、４２は料金収受装置、４３
は車両、４４は非接触ＩＤカードからなる車載機、４５
は発進検知装置、４６はデータ処理装置、５１はアンテ
ナ５２を有する路上機である。
【０００４】車両検知装置４１は、車両４３を１台毎に
分離する車両分離器４８，４９と、車両４３の軸数を検
出する軸数検知器５０とから構成される。車両検知装置
４１は車両分離器４８，４９により通行する車両４３を
１台毎に分離検出し、同時に軸数検知器５０により車両
４３の軸数の検出を行い料金収受装置４２に検出信号を
送出する。
分離する車両分離器４８，４９と、車両４３の軸数を検
出する軸数検知器５０とから構成される。車両検知装置
４１は車両分離器４８，４９により通行する車両４３を
１台毎に分離検出し、同時に軸数検知器５０により車両
４３の軸数の検出を行い料金収受装置４２に検出信号を
送出する。
【０００５】路上機５１はアンテナ５２が設けられ、ア
ンテナ５２により車両４３の車載機４４からの電波を受
信する。路上機５１では車載機４４に記録されたＩＤ情
報を読み取り、料金収受装置４２へ車載機４４のデータ
を送信する。
ンテナ５２により車両４３の車載機４４からの電波を受
信する。路上機５１では車載機４４に記録されたＩＤ情
報を読み取り、料金収受装置４２へ車載機４４のデータ
を送信する。
【０００６】料金収受装置４２はブース収受機５３と領
収書発行機５４で構成され、ブース収受機５３に設けら
れた車種別の押釦を押圧することにより、領収書発行機
５４より領収書を発行する。
収書発行機５４で構成され、ブース収受機５３に設けら
れた車種別の押釦を押圧することにより、領収書発行機
５４より領収書を発行する。
【０００７】発進検知装置４５は、車両４３の通過検出
を行う車両分離器５５，５６と車両４３の軸数検知を行
う軸数検知器５７とから構成され、発進検知装置４５で
は通行する車両４３の発進完了を検知してシステムを元
の状態へ戻すものである。
を行う車両分離器５５，５６と車両４３の軸数検知を行
う軸数検知器５７とから構成され、発進検知装置４５で
は通行する車両４３の発進完了を検知してシステムを元
の状態へ戻すものである。
【０００８】データ処理装置４６は、車載機４４の処理
データ及びブース収受機５３で処理した処理データ等を
集計記録するものである。
データ及びブース収受機５３で処理した処理データ等を
集計記録するものである。
【０００９】料金表示器５８はブース収受機５３で処理
した車両の料金額の表示を行い、車載機４４で使用する
前払い式カードの利用後の残高、残回数の表示を行うも
のである。
した車両の料金額の表示を行い、車載機４４で使用する
前払い式カードの利用後の残高、残回数の表示を行うも
のである。
【００１０】発進案内信号燈５９は、車載機４４を持参
している車両４３に対して通行の可否を知らせるもので
ある。発進警告灯６０は、車載機４４を持参している車
両４３に対してカード読み取り不良の時点で警告を発す
るものである。監視テレビカメラ６１はカード読取不良
の場合に車両３３を撮影するものである。
している車両４３に対して通行の可否を知らせるもので
ある。発進警告灯６０は、車載機４４を持参している車
両４３に対してカード読み取り不良の時点で警告を発す
るものである。監視テレビカメラ６１はカード読取不良
の場合に車両３３を撮影するものである。
【００１１】図３はこのような構成の従来の料金収受シ
ステムの車載機と路上機のブロック図である。図におい
て、車両に搭載される車載機４４は、メモリ７０、ＣＰ
Ｕ７１、データ送信用のバッファ７２、データ受信用の
バッファ７３及びアンプ７４、変復調器７５、送受信用
アンテナ７６からなり、路上機５１のアンテナ５２から
の電波９０をアンテナ７６で受信し、変復調器７５で復
調してＣＰＵ７１によりメモリ７０に記録し、又、メモ
リ７０からのデータをＣＰＵ７１で取出し、変復調器７
５で変調してアンテナ７６で送信するものである。
ステムの車載機と路上機のブロック図である。図におい
て、車両に搭載される車載機４４は、メモリ７０、ＣＰ
Ｕ７１、データ送信用のバッファ７２、データ受信用の
バッファ７３及びアンプ７４、変復調器７５、送受信用
アンテナ７６からなり、路上機５１のアンテナ５２から
の電波９０をアンテナ７６で受信し、変復調器７５で復
調してＣＰＵ７１によりメモリ７０に記録し、又、メモ
リ７０からのデータをＣＰＵ７１で取出し、変復調器７
５で変調してアンテナ７６で送信するものである。
【００１２】路上機５１は受信アンテナ５２−１、送信
アンテナ５２−２、電波受信用の低雑音アンプ８０、電
波送信用のパワーアンプ８１、受信した電波を復調する
復調器８２、送信用のデータを変調する変調器８３、復
調器８２及び変調器８３用の局部発振器８４、受信した
データの中間波アンプ８５、送信用データのバッファ８
６よりなり、データ処理装置４６で処理した料金収受デ
ータをアンテナ制御器から取込み、変調器８３で変調し
て送信アンテナ５２−２より電波９０として送信し、
又、車載機４４からの電波９１を受信アンテナ５２−１
で受信して復調器８２で復調し、受信するものである。
アンテナ５２−２、電波受信用の低雑音アンプ８０、電
波送信用のパワーアンプ８１、受信した電波を復調する
復調器８２、送信用のデータを変調する変調器８３、復
調器８２及び変調器８３用の局部発振器８４、受信した
データの中間波アンプ８５、送信用データのバッファ８
６よりなり、データ処理装置４６で処理した料金収受デ
ータをアンテナ制御器から取込み、変調器８３で変調し
て送信アンテナ５２−２より電波９０として送信し、
又、車載機４４からの電波９１を受信アンテナ５２−１
で受信して復調器８２で復調し、受信するものである。
【００１３】このように車両４３に搭載した車載機４４
に記録されている車両情報を無線通信により路上機５１
のアンテナ５２で受信して地上のブース収受機５３でこ
の情報を基に料金計算を行い、料金収受に関する情報を
路上機５２のアンテナ５２から送信し、車載機４４に送
信し、書込むものである。
に記録されている車両情報を無線通信により路上機５１
のアンテナ５２で受信して地上のブース収受機５３でこ
の情報を基に料金計算を行い、料金収受に関する情報を
路上機５２のアンテナ５２から送信し、車載機４４に送
信し、書込むものである。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の料
金収受システムでは各車線に路上機５２を設置し、その
アンテナと車両４３に搭載の車載機４４の送受信アンテ
ナ７６との間で車線毎に限定された通信領域を持ち、そ
の通信領域を通過した車両と無線通信を行い、課金処理
を行っていた。しかし、従来方式では車両による電波の
反射等の影響で通信領域が変化し、隣接レーンのアンテ
ナと通信して誤った課金処理を行うことがあった。
金収受システムでは各車線に路上機５２を設置し、その
アンテナと車両４３に搭載の車載機４４の送受信アンテ
ナ７６との間で車線毎に限定された通信領域を持ち、そ
の通信領域を通過した車両と無線通信を行い、課金処理
を行っていた。しかし、従来方式では車両による電波の
反射等の影響で通信領域が変化し、隣接レーンのアンテ
ナと通信して誤った課金処理を行うことがあった。
【００１５】そのため、通常の料金システムでは隣接す
るレーン間の通信の干渉を避けるために、時分割（ＴＤ
ＭＡ）でアンテナから放射される電波を制御していた。
又、アンテナの放射パターンを考慮し、隣接レーンに電
波が漏れないようなパターンとするようにしていたが、
完全に干渉を避けることはむずかしく、又、時分割制御
を行うことにより通信の効率が低下し、信頼性が損われ
ることがあった。
るレーン間の通信の干渉を避けるために、時分割（ＴＤ
ＭＡ）でアンテナから放射される電波を制御していた。
又、アンテナの放射パターンを考慮し、隣接レーンに電
波が漏れないようなパターンとするようにしていたが、
完全に干渉を避けることはむずかしく、又、時分割制御
を行うことにより通信の効率が低下し、信頼性が損われ
ることがあった。
【００１６】本発明はこのような課題を解決するために
無線通信による有料道路の料金収受システムにおいて、
各路線毎に異なるコードを付与し、路上機のアンテナと
車載機とは各車線毎に付与されたコードに従ってＳＳ
（スペクトラム拡散）通信を行うようにして隣接する車
線での通信の干渉を避けるようにした料金収受システム
を提供することを目的としている。
無線通信による有料道路の料金収受システムにおいて、
各路線毎に異なるコードを付与し、路上機のアンテナと
車載機とは各車線毎に付与されたコードに従ってＳＳ
（スペクトラム拡散）通信を行うようにして隣接する車
線での通信の干渉を避けるようにした料金収受システム
を提供することを目的としている。
【００１７】
【課題を解決するための手段】そのため本発明では、車
線毎に固有のコード情報を発信するコード送信機、車両
にコード受信機及び車載機を搭載し、路上無線機との間
でこのコード情報に基づいて各車線の路上無線機と無線
通信を行い、課金処理を行うようにする。更に無線通信
にはＳＳ（スペクトラム拡散）変調方式を採用し、雑音
や干渉に対する耐性を増加させる構成とする。
線毎に固有のコード情報を発信するコード送信機、車両
にコード受信機及び車載機を搭載し、路上無線機との間
でこのコード情報に基づいて各車線の路上無線機と無線
通信を行い、課金処理を行うようにする。更に無線通信
にはＳＳ（スペクトラム拡散）変調方式を採用し、雑音
や干渉に対する耐性を増加させる構成とする。
【００１８】即ち、本発明は、複数の隣接する車線の路
面に各々埋設され、各車線に固有のコード信号を発信す
る複数のコード送信機と、車両の下面に取付けられ、走
行車線の前記コード送信機の発するコード信号を受信す
るコード受信機と、前記車両に搭載され、情報を記録す
るメモリ、ＣＰＵ及びアンテナを有し、前記コード受信
機の受信したコード情報を受けると、前記ＣＰＵが前記
メモリ内の車両情報を取出し、同情報を前記受信したコ
ード情報と共にスペクトラム拡散変調を行い前記アンテ
ナより電波を発信し、前記アンテナが課金情報の電波を
受けると、これを復調し、前記ＣＰＵに送り、同ＣＰＵ
で処理後のデータを前記メモリに記録する車載機と、同
車載機より前記スペクトラム拡散変調された電波を受信
すると、これを前記車両下面の前記コード受信機が受信
したコード情報と同一のコードで復調してアンテナ制御
部に送り、同アンテナ制御部で課金処理され、その課金
情報を前記同一コード情報と共にスペクトラム拡散変調
して前記車載機へ送信する路上無線機とを具備してなる
ことを特徴とする料金収受システムを提供する。
面に各々埋設され、各車線に固有のコード信号を発信す
る複数のコード送信機と、車両の下面に取付けられ、走
行車線の前記コード送信機の発するコード信号を受信す
るコード受信機と、前記車両に搭載され、情報を記録す
るメモリ、ＣＰＵ及びアンテナを有し、前記コード受信
機の受信したコード情報を受けると、前記ＣＰＵが前記
メモリ内の車両情報を取出し、同情報を前記受信したコ
ード情報と共にスペクトラム拡散変調を行い前記アンテ
ナより電波を発信し、前記アンテナが課金情報の電波を
受けると、これを復調し、前記ＣＰＵに送り、同ＣＰＵ
で処理後のデータを前記メモリに記録する車載機と、同
車載機より前記スペクトラム拡散変調された電波を受信
すると、これを前記車両下面の前記コード受信機が受信
したコード情報と同一のコードで復調してアンテナ制御
部に送り、同アンテナ制御部で課金処理され、その課金
情報を前記同一コード情報と共にスペクトラム拡散変調
して前記車載機へ送信する路上無線機とを具備してなる
ことを特徴とする料金収受システムを提供する。
【００１９】
【作用】本発明はこのような手段により、車両が進入し
てくるとコード受送機が車線に設置されているコード送
信機からその車線のコード信号を受信し、車載機へ送
る。車載機ではこのコードを受信すると内部メモリの車
両情報と共にＳＳ（スペクトラム拡散）変調を行い、ア
ンテナより送信する。送信された信号はその車線の路上
無線機で受信され、路上無線機ではこのコード情報の信
号のみをＳＳ復調し、アンテナ制御部に送り、アンテナ
制御部では外部のデータ処理機と共に課金処理を行い、
その課金情報を路上無線機が受け、その車線固有のコー
ド情報と共にＳＳ変調を行い電波として車載機へ送信す
る。車載機ではこれら情報をアンテナで受け、コード情
報に対応した課金情報をＳＳ復調することによりＣＰＵ
に送り、ＣＰＵで処理後内部メモリに記録し、課金が行
われる。
てくるとコード受送機が車線に設置されているコード送
信機からその車線のコード信号を受信し、車載機へ送
る。車載機ではこのコードを受信すると内部メモリの車
両情報と共にＳＳ（スペクトラム拡散）変調を行い、ア
ンテナより送信する。送信された信号はその車線の路上
無線機で受信され、路上無線機ではこのコード情報の信
号のみをＳＳ復調し、アンテナ制御部に送り、アンテナ
制御部では外部のデータ処理機と共に課金処理を行い、
その課金情報を路上無線機が受け、その車線固有のコー
ド情報と共にＳＳ変調を行い電波として車載機へ送信す
る。車載機ではこれら情報をアンテナで受け、コード情
報に対応した課金情報をＳＳ復調することによりＣＰＵ
に送り、ＣＰＵで処理後内部メモリに記録し、課金が行
われる。
【００２０】このような処理においては、同一の車線コ
ード情報に基づいて通信が行われるので隣接レーンとの
誤った通信が防止され、更に、ＳＳ変調方式を用いるの
で複数の隣接したレーンにおいても、車線固有のコード
情報と併用することにより雑音や干渉に対して耐性が増
し、同時に同一の周波数を放射することができ、隣接レ
ーンとの誤った通信が防止されると共に通信効率、信頼
性が向上するものである。
ード情報に基づいて通信が行われるので隣接レーンとの
誤った通信が防止され、更に、ＳＳ変調方式を用いるの
で複数の隣接したレーンにおいても、車線固有のコード
情報と併用することにより雑音や干渉に対して耐性が増
し、同時に同一の周波数を放射することができ、隣接レ
ーンとの誤った通信が防止されると共に通信効率、信頼
性が向上するものである。
【００２１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図１は本発明の一実施例に係る料金収受
システムの全体の斜視図である。図において本例の車線
は100a, 100b，100cと３車線からなり、３車線を横断し
てガントリ２が架設してある。ガントリ２の各車線に対
応する場所には路上無線機３がそれぞれ取付けられ、路
上無線機３には受信アンテナ２６と送信アンテナ３１が
設けられている。各路上無線機３はアンテナ制御器１へ
接続されている。各車線100a，100b，100cには車載機１
４を搭載した車両３６が走行しており、その進入側の道
路面にはそれぞれ車線によって異なるコード送信機４が
それぞれ埋込まれている。コード送信機４にはコード送
信アンテナ１２が設けられてそれぞれ異なる固有のコー
ドを送信している。なお、この車線は３車線の例で示し
たが車線の数はそれ以上の場合でも同様な構成となる。
的に説明する。図１は本発明の一実施例に係る料金収受
システムの全体の斜視図である。図において本例の車線
は100a, 100b，100cと３車線からなり、３車線を横断し
てガントリ２が架設してある。ガントリ２の各車線に対
応する場所には路上無線機３がそれぞれ取付けられ、路
上無線機３には受信アンテナ２６と送信アンテナ３１が
設けられている。各路上無線機３はアンテナ制御器１へ
接続されている。各車線100a，100b，100cには車載機１
４を搭載した車両３６が走行しており、その進入側の道
路面にはそれぞれ車線によって異なるコード送信機４が
それぞれ埋込まれている。コード送信機４にはコード送
信アンテナ１２が設けられてそれぞれ異なる固有のコー
ドを送信している。なお、この車線は３車線の例で示し
たが車線の数はそれ以上の場合でも同様な構成となる。
【００２２】このような構成の料金収受システムにおい
て、各コード送信機４はアンテナ制御器１に制御されて
それぞれ各車線において異なる固有のコード情報をアン
テナ１２より送信しており、車両３６が進入してくると
そのコードを車両３６の下部に取付けられたコード受信
機１３で受信する。この受信されたコードは車載機１４
へ入り、車載機１４はガントリ３に取付けられたそのコ
ードに対応する路上無線機３の受信アンテナ２６及び送
信アンテナ３１とその通信領域５においてＳＳ（スペク
トラム拡散）通信を行いアンテナ制御器１に送り課金処
理を行うものである。
て、各コード送信機４はアンテナ制御器１に制御されて
それぞれ各車線において異なる固有のコード情報をアン
テナ１２より送信しており、車両３６が進入してくると
そのコードを車両３６の下部に取付けられたコード受信
機１３で受信する。この受信されたコードは車載機１４
へ入り、車載機１４はガントリ３に取付けられたそのコ
ードに対応する路上無線機３の受信アンテナ２６及び送
信アンテナ３１とその通信領域５においてＳＳ（スペク
トラム拡散）通信を行いアンテナ制御器１に送り課金処
理を行うものである。
【００２３】図２は本実施例の料金収受システムのブロ
ック図である。図において、各車線の道路中に埋込まれ
たコード送信機４はアンテナ制御器１からコード情報を
もらい、変調器１０で変調してアンプ１１を介してアン
テナ１２から各車線固有のコード情報を電波として送信
するものである。
ック図である。図において、各車線の道路中に埋込まれ
たコード送信機４はアンテナ制御器１からコード情報を
もらい、変調器１０で変調してアンプ１１を介してアン
テナ１２から各車線固有のコード情報を電波として送信
するものである。
【００２４】コード受信機１３は車両の下部に取付けら
れるものであり、コード送信機４が発するコード情報３
７をそのアンテナ１４で受信し、アンプ１５を介して復
調器１６でその信号を復調し、同車両に搭載の車載機１
４へ入力する。車載機１４では、この復調されたコード
情報はＩ／Ｆ１５よりＣＰＵ１６へ入力される。ＣＰＵ
１６はこのコードが入力されると、そのメモリ１７内の
車両情報を受信したコード情報と共にバッファ１８を介
して変調器１９で変調し、更に、ＳＳ変調器２０でＳＳ
（スペクトラム拡散）変調をしてその信号を広帯域の周
波数に拡散させ、雑音や干渉に対する耐久性を増加させ
る。ＳＳ変調された信号は送信アンテナ２１により、路
上無線機３へ向けて送信される。
れるものであり、コード送信機４が発するコード情報３
７をそのアンテナ１４で受信し、アンプ１５を介して復
調器１６でその信号を復調し、同車両に搭載の車載機１
４へ入力する。車載機１４では、この復調されたコード
情報はＩ／Ｆ１５よりＣＰＵ１６へ入力される。ＣＰＵ
１６はこのコードが入力されると、そのメモリ１７内の
車両情報を受信したコード情報と共にバッファ１８を介
して変調器１９で変調し、更に、ＳＳ変調器２０でＳＳ
（スペクトラム拡散）変調をしてその信号を広帯域の周
波数に拡散させ、雑音や干渉に対する耐久性を増加させ
る。ＳＳ変調された信号は送信アンテナ２１により、路
上無線機３へ向けて送信される。
【００２５】又、車載機１４において、路上無線機３の
送信アンテナ３１から発信されるＳＳ変調されたコード
情報及び料金収受の課金情報の電波３８は受信アンテナ
２５で受信されてＳＳ復調器２４で復調され、更に復調
器２３で復調されてアンプ、バッファ２２を介してＣＰ
Ｕ１６へ入力される。ＣＰＵ１６ではこのコード情報を
確認して、課金情報をメモリ１７に書込む。
送信アンテナ３１から発信されるＳＳ変調されたコード
情報及び料金収受の課金情報の電波３８は受信アンテナ
２５で受信されてＳＳ復調器２４で復調され、更に復調
器２３で復調されてアンプ、バッファ２２を介してＣＰ
Ｕ１６へ入力される。ＣＰＵ１６ではこのコード情報を
確認して、課金情報をメモリ１７に書込む。
【００２６】路上無線機３は、車載機１４からのＳＳ変
調されたコード信号と車両情報の電波を受信アンテナ２
６で受信し、低雑音アンプ２７を介してＳＳ復調器２８
に入力し、拡散された広帯域の周波数から信号を復調
し、更に、復調器２９で復調し、受信データとしてアン
テナ制御器１へ送り、ここで課金処理を行う。又、アン
テナ制御器１より課金処理後の料金収受データが対応す
るコード情報と共にバッファ３５を介して変調器３４に
入り、更にＳＳ変調器３３で同じようにＳＳ変調され、
パワーアンプ３２を介して送信アンテナ３１より車載機
へ発信される。
調されたコード信号と車両情報の電波を受信アンテナ２
６で受信し、低雑音アンプ２７を介してＳＳ復調器２８
に入力し、拡散された広帯域の周波数から信号を復調
し、更に、復調器２９で復調し、受信データとしてアン
テナ制御器１へ送り、ここで課金処理を行う。又、アン
テナ制御器１より課金処理後の料金収受データが対応す
るコード情報と共にバッファ３５を介して変調器３４に
入り、更にＳＳ変調器３３で同じようにＳＳ変調され、
パワーアンプ３２を介して送信アンテナ３１より車載機
へ発信される。
【００２７】このような構成により、車両が進入してく
るとその車両の下部に取付けられたコード受信機１３が
その走行車線固有のコード情報をコード送信機４より受
信する。このコードを受信することにより車載機１４は
そのコードに対応する路上無線機３へ車両情報をＳＳ変
調することにより送信し、路上無線機３はそのアンテナ
２６でコード情報に対応する信号を受信する。受信した
同一コードの付された信号はＳＳ復調され、通常の変調
信号に復元され、アンテナ制御器１へ送り、ここで課金
処理される。課金処理された情報はアンテナ制御部１よ
り路上無線機３へ送られ、ＳＳ変調器３３でＳＳ変調さ
れ、アンテナ３１より車載機１４へ送信し、車載機１４
ではこの課金情報をＳＳ復調器２４で復調し、内部のメ
モリ１７に書込むことになる。これにより次のような効
果を有する。
るとその車両の下部に取付けられたコード受信機１３が
その走行車線固有のコード情報をコード送信機４より受
信する。このコードを受信することにより車載機１４は
そのコードに対応する路上無線機３へ車両情報をＳＳ変
調することにより送信し、路上無線機３はそのアンテナ
２６でコード情報に対応する信号を受信する。受信した
同一コードの付された信号はＳＳ復調され、通常の変調
信号に復元され、アンテナ制御器１へ送り、ここで課金
処理される。課金処理された情報はアンテナ制御部１よ
り路上無線機３へ送られ、ＳＳ変調器３３でＳＳ変調さ
れ、アンテナ３１より車載機１４へ送信し、車載機１４
ではこの課金情報をＳＳ復調器２４で復調し、内部のメ
モリ１７に書込むことになる。これにより次のような効
果を有する。
【００２８】（１） 車線固有のコード情報をコード送
信機４で発信し、ＳＳ通信を用いることにより、同一の
拡散コードを使用している通信同士しかデータ授受が行
われず、隣接レーンとの誤った通信が防げる。
信機４で発信し、ＳＳ通信を用いることにより、同一の
拡散コードを使用している通信同士しかデータ授受が行
われず、隣接レーンとの誤った通信が防げる。
【００２９】（２） ＳＳ通信により、ガントリ２に設
置された複数の路上無線機３のアンテナはそれぞれ異な
る拡散コードを用いると、同時に同一の周波数で電波を
放射する事が出来、通信の効率が良くなり、信頼性が向
上する。
置された複数の路上無線機３のアンテナはそれぞれ異な
る拡散コードを用いると、同時に同一の周波数で電波を
放射する事が出来、通信の効率が良くなり、信頼性が向
上する。
【００３０】（３） ＳＳ通信により、秘匿性が良くな
り、セキュリティが向上する。
り、セキュリティが向上する。
【００３１】（４） 路面のコード送信機４のアンテナ
からの拡散コードを用いて車載機１４は路上無線機３の
アンテナ２６，３１と通信するため、車両は任意のレー
ンを走行する事が可能。
からの拡散コードを用いて車載機１４は路上無線機３の
アンテナ２６，３１と通信するため、車両は任意のレー
ンを走行する事が可能。
【００３２】（５） コード送信機４の路面アンテナを
路上無線機３のアンテナの安全通信領域内に配置するこ
とで、通信の信頼性を向上させる事が出来る。
路上無線機３のアンテナの安全通信領域内に配置するこ
とで、通信の信頼性を向上させる事が出来る。
【００３３】（６） コード送信機４の路面アンテナか
ら拡散コードを送信する事で、車載機１４に全路上無線
機３のアンテナに相当する拡散コードを有する必要が無
く、ＳＳ通信時に問題となる同期捕捉時間が短縮出来
る。
ら拡散コードを送信する事で、車載機１４に全路上無線
機３のアンテナに相当する拡散コードを有する必要が無
く、ＳＳ通信時に問題となる同期捕捉時間が短縮出来
る。
【００３４】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
においては、車線毎に固有のコード情報を発信するコー
ド送信機、車両にコード受信機及び車載機を搭載し、路
上無線機との間でこのコード情報に基づいて各車線の路
上無線機と無線通信を行い、課金処理を行うようにし、
更に無線通信にはＳＳ（スペクトラム拡散）変調方式を
採用し、雑音や干渉に対する耐性を増加させる構成とし
たので次のような効果を有するものである。
においては、車線毎に固有のコード情報を発信するコー
ド送信機、車両にコード受信機及び車載機を搭載し、路
上無線機との間でこのコード情報に基づいて各車線の路
上無線機と無線通信を行い、課金処理を行うようにし、
更に無線通信にはＳＳ（スペクトラム拡散）変調方式を
採用し、雑音や干渉に対する耐性を増加させる構成とし
たので次のような効果を有するものである。
【００３５】（１） 車線固有のコード情報を用いてこ
れに従って通信を行うので隣接した車線との誤った通信
が防止される。
れに従って通信を行うので隣接した車線との誤った通信
が防止される。
【００３６】（２） ＳＳ通信を用い、更に、車線固有
のコード情報を用いるので誤った課金処理が防止される
と共に複数の車線において同時に同一の周波数で電波を
放射することができ、又、車両も任意の車線を走行する
ことができ、通信効率が向上すると共に信頼性が向上す
るものである。
のコード情報を用いるので誤った課金処理が防止される
と共に複数の車線において同時に同一の周波数で電波を
放射することができ、又、車両も任意の車線を走行する
ことができ、通信効率が向上すると共に信頼性が向上す
るものである。
【００３７】（３） ＳＳ通信を採用するのでセキュリ
ティが向上し、信頼性が増す。
ティが向上し、信頼性が増す。
【図１】本発明の一実施例に係る料金収受システムの構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例に係る料金収受システムのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図３】従来の料金収受システムのブロック図である。
【図４】従来の料金収受システムの斜視図である。
１ アンテナ制御器 ２ ガントリ ３ 路上無線機 ４ コード送信機 ５ 通信領域 １３ コード受信機 １４ 車載機 ２０ ＳＳ変調器 ２４ ＳＳ復調器 ２６ 受信アンテナ ２８ ＳＳ復調器 ３１ 送信アンテナ ３３ ＳＳ変調器 ３７ コード情報
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−12291（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−96316（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−232830（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−166374（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−14045（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−13933（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−23291（ＪＰ，Ａ) 登録実用新案3010294（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07G 1/00 - 5/00 G06F 17/00 G06F 17/60 G06F 19/00 G06K 17/00 G06K 19/00 - 19/08 G08G 1/00 - 9/02 G07F 5/00 - 9/10 102
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の隣接する車線の路面に各々埋設さ
れ、各車線に固有のコード信号を発信する複数のコード
送信機と、車両の下面に取付けられ、走行車線の前記コ
ード送信機の発するコード信号を受信するコード受信機
と、前記車両に搭載され、情報を記録するメモリ、ＣＰ
Ｕ及びアンテナを有し、前記コード受信機の受信したコ
ード情報を受けると、前記ＣＰＵが前記メモリ内の車両
情報を取出し、同情報を前記受信したコード情報と共に
スペクトラム拡散変調を行い前記アンテナより電波を発
信し、前記アンテナが課金情報の電波を受けると、これ
を復調し、前記ＣＰＵに送り、同ＣＰＵで処理後のデー
タを前記メモリに記録する車載機と、同車載機より前記
スペクトラム拡散変調された電波を受信すると、これを
前記車両下面の前記コード受信機が受信したコード情報
と同一のコードで復調してアンテナ制御部に送り、同ア
ンテナ制御部で課金処理され、その課金情報を前記同一
コード情報と共にスペクトラム拡散変調して前記車載機
へ送信する路上無線機とを具備してなることを特徴とす
る料金収受システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP553695A JP3192902B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 料金収受システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP553695A JP3192902B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 料金収受システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08194851A JPH08194851A (ja) | 1996-07-30 |
| JP3192902B2 true JP3192902B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=11613921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP553695A Expired - Fee Related JP3192902B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 料金収受システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192902B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002109592A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Mitsubishi Electric Corp | 料金収受システム |
| MY194433A (en) * | 2016-11-21 | 2022-11-30 | Mitsubishi Heavy Ind Mach Systems Ltd | Communication Control Device, Toll Collection System, Communication Control Method And Communication Control Program |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP553695A patent/JP3192902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08194851A (ja) | 1996-07-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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