JPH0659036A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH0659036A
JPH0659036A JP4210210A JP21021092A JPH0659036A JP H0659036 A JPH0659036 A JP H0659036A JP 4210210 A JP4210210 A JP 4210210A JP 21021092 A JP21021092 A JP 21021092A JP H0659036 A JPH0659036 A JP H0659036A
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JP
Japan
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moving body
interrogator
responder
wave
reflected wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP4210210A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Fujimoto
卓也 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4210210A priority Critical patent/JPH0659036A/ja
Publication of JPH0659036A publication Critical patent/JPH0659036A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ送受の他に、移動体の速度計測あるい
は、移動体の有無を感知し得る移動体識別装置を提供す
る。 【構成】 質問器に、応答器からの反射波と発振器21
の搬送波を混合するミキサ27と、このミキサ27の出
力より、送受データを分離するバンドパスフィルタ2
8、復調器29と、ミキサ27の出力より、ドップラ信
号のみを分離するローパスフィルタ31、波形整形回路
32と、反射波のレベルを検出する検波器33、A/D
変換器34を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波を用いて非接
触でデータの読み書きを行う移動体識別装置、例えば有
料道路の料金所における料金自動徴集システム等に使用
される移動体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンベア上の製品、走行中の自
動車等、移動体を識別するのに、移動体に、メモリを内
蔵した小型の応答器を付設しておき、固設された質問器
と応答器との間で、電磁波を用いて非接触でデータの授
受を行い、応答器のメモリへのデータを読み書きする移
動体識別装置を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の移動体
識別装置では、質問器は、応答器からの返送データのみ
を受信、復調していたため、これを、例えば有料道路の
料金自動徴集システムに採用する場合、質問器と応答器
間の通信時間に一定の制約があり、移動体つまり自動車
が高速で通過すると、質問器と応答器間で通信ができな
いという問題があった。また、移動体には応答器を設け
ねばならず、応答器を持たない自動車の検出ができな
い。そのため、料金所に応答器を持たない車用に、車両
感知器を設けねばならない、という問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、質問器において、応答器との間でデータ
を送受するとともに、移動体の速度を計測可能な移動体
識別装置を提供することを目的としている。また、移動
体に応答器が搭載されていない場合でも、移動体の有無
を判別し得る移動体識別装置を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の請求
項1記載の移動体識別装置は、移動体に設けられる応答
器と、この応答器との間で電磁波によりデータの授受を
行い、応答器へのデータの読み書きを行う質問器とから
なるものにおいて、前記質問器に、前記応答器へ送信す
るデータで変調された搬送波を送信する送信手段と、前
記搬送波と前記応答器からの反射波とを混合し、ドップ
ラ信号を出力するミキサと、前記ドップラ信号より前記
移動体の速度を算出する速度計測手段とを備えている。
【0006】この移動体識別装置では、質問器から、デ
ータで変調された搬送波が送信され、移動体で反射して
もどっている。この反射波は、ドップラシフトを受けて
おり、反射波と搬送波がミキサで混合され、ドップラ信
号が出力される。このドップラ信号のドップラ周波数よ
り、移動体の速度が算出される。また、請求項2記載の
移動体識別装置は、移動体に設けられる応答器と、この
応答器との間で電磁波によりデータの授受を行い、応答
器へのデータの読み書きを行う質問器とからなるものに
おいて、前記質問器に、前記応答器へ送信するデータで
変調された搬送波を送信する送信手段と、送信された電
磁波の反射波を受信する受信手段と、受信された反射波
を検波して反射波レベルを導出する手段と、この反射波
レベルの大小により、移動体の有無を判別する移動体有
無判別手段とを備えている。
【0007】この移動体識別装置では、質問器の送信手
段から電磁波が送信され、移動体が存在しないと、反射
波レベル導出手段からの出力が小さく、移動体有無判別
手段は移動体無しと、判別する。しかし、移動体が存在
すると、移動体全体より反射波が質問器に戻ることにな
り、したがって反射波レベル導出手段の出力が大とな
り、移動体有無手段は、移動体有と判別する。
【0008】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例移動体識別装
置の全体構成を示す概略図である。この実施例移動体識
別装置は、質問器11と応答器12から構成される。質
問器11は所定の箇所に固設され、応答器12は移動体
(自動車等)13に付設され、移動体13とともに移動
する。
【0009】質問器11は、245GHZ帯の電波を発
射し、移動体13に取付けられた応答器12との間でデ
ータの送受を行うとともに、移動体13自身からの反射
波を受信する。この反射波の受信レベルを検出すること
により、移動体13の存在、及びドップラ信号から移動
体13の移動速度を知ることができるようになってい
る。
【0010】図2は、質問器11の構成を示す回路ブロ
ック図である。質問器11は、搬送波を発振する発振器
21と、この搬送波を送信すべきデータで変調する変調
器22と、電力増幅器23と、サーキュレータ24と、
アンテナ25と、受信した信号を増幅する低雑音増幅器
26と、ミキサ27と、バンドパスフィルタ28と、復
調器29と、CPU30と、さらにローパスフィルタ3
1と、波形整形回路32と、検波器33と、A/D変換
器34とから構成されている。
【0011】質問器11において、発振器21の出力
は、変調器22によって、CPU30から送られたデー
タに従ってASK変調され、電力増幅器23によって増
幅された後、サーキュレータ24を通って、アンテナ2
5より発射される。応答器12によって、返送された電
波は、アンテナ25によって受信され、サーキュレータ
24を通った後、低雑音増幅器26によって増幅され、
さらにミキサ27によって受信波と搬送波によるホモダ
イン検波され、その後、バンドパスフィルタ28によっ
て、サブキャリア成分のみを取り出し、復調器29で復
調され、CPU30にて処理される。
【0012】一方移動体13自身からの反射波はアンテ
ナ25によって受信され、サーキュレータ24を通った
後、低雑音増幅器26によって増幅される。移動体13
からの反射波は fd=2cosV/入 fd:ドップラ周波数 φ :移動体の移動方向とアンテナのなす角度 V :移動体の速度 入 :電波の波長 の式で示されるドップラシフトを受けるため、これをミ
キサ27でホモダイン検波することによりドップラ信号
を得ることができる。ここでドップラ信号は、反射され
る電波の周波数が2.45GHZ帯の場合、数HZ〜数
百HZであり、一方応答器12からのデータ信号は数K
HZ以上であるため、ローパスフィルタ31により高域
をカットすることによって、応答器12からの信号と、
ドップラ信号が分離される。その後、このドップラ信号
はコンパレータ等で構成される波形整形回路32により
デジタル信号に変換され、CPU30に入力される。C
PU30は、上記式の演算を行い、速度計測する。
【0013】また移動体13自身からの反射波は、低雑
音増幅器26で増幅された後、検波器33で包絡線検波
された後、A/D変換器34でA/D変換され、CPU
30で反射レべルを測定する。CPU30は、この反射
レベルにより、移動体13の有無を判別する。
【0014】サーキュレータ9によるアイソレーション
が、移動体自身の反射波のレベルと比較し、十分でない
場合は、別途受信専用のアンテナを設けても良い。この
ような質問器11は、応答器とのデータ送受だけでな
く、上記したように移動体の有無及び速度を計測でき
る。図3は、実施例移動体識別装置の応答器12の構成
を示す回路ブロック図である。応答器12は、アンテナ
41と、サーキュレータ42と、検波器43と、増幅器
44と、CPU45と、メモリ46と、発振器47と、
変調器48、49とから構成されている。
【0015】応答器12において、アンテナ41で受信
された質問器11の電波は、サーキュレータ42を通っ
て検波器43で検波、復調され、増幅器44で増幅され
た後、CPU45を介してメモリ46に書き込まれる。
一方、返送するデータは、メモリ46からCPU45に
よって、読み出され、変調器48によってサブキャリア
発振器47のサブキャリアをFSK変調する。この信号
によって、質問器11からの電波は、変調器49でAS
K、PSK等の変調をかけられ、サーキュレータ42を
通してアンテナ41から返送される。
【0016】図4は、この実施例移動体識別装置を用い
た料金所の料金自動徴収システムを示す概略斜視図であ
る。車両13には、応答器12が置かれている。質問器
11は、料金所のブース14上方に取付けられている。
ここで、質問器11では、最初図5の(a)に示すよう
に車両先端のバンパ等からの反射波によるドップラ信号
によって、車両の速度を計測する。このとき、車速が速
すぎると判断した場合には、移動体識別としてのデータ
送受にかかる時間以下で通信エリアを通過してしまう可
能性があるため、表示器15で速度を落とすようドライ
バに表示する。したがって、図5の(b)に示すように
応答器12と通信を行うときには、速度が落ちており、
正常に通信を終了することができる。
【0017】また、質問器11は、車両13からの反射
波で、車両感知ができるため、従来料金所に取り付けら
れていた車両感知器が不要となる。信号機16は、車両
が通過したにもかかわらず、応答器12を持っていない
と判断した場合等に車両を停止するためのものであり、
カメラ17は信号機16を無視して通過した不正車両を
撮影するためのものである。
【0018】このように、本移動体識別装置を料金所の
料金自動徴集に用いることによって、従来必要だった車
両感知器が不要となり、またスピードを計測することに
よって、移動体識別が可能な速度にするよう運転者に知
らせることができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、質問器に応答器から
の返送データを受信する手段の他に、移動体の速度計測
手段、あるいは、移動体有無判別手段を設けているの
で、応答器を持たない移動体でも検出が可能であり、移
動体の移動速度も計測できる。したがって、これを料金
所の料金自動徴集システムに用いると、車両感知及び速
度計測が可能となる。移動体識別の設計速度以上で進入
してきた車両に減速指示を出すことが可能となり、正常
な返信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す移動体識別装置の全
体構成を示す概略図である。
【図2】同実施例移動体識別装置の質問器の構成を示す
回路ブロック図である。
【図3】同実施例移動体識別装置の応答器の構成を示す
回路ブロック図である。
【図4】同実施例移動体識別装置を用いた料金所の料金
自動徴集システムを示す概略図である。
【図5】同システムにおける、車両からの反射、応答器
からの応答を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 質問器 12 応答器 13 移動体 21 発振器 27 ミキサ 28 バンドパスフィルタ 29 復調器 30 CPU 31 ローパスフィルタ 32 波形整形回路 33 検波器 34 A/D変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体に設けられる応答器と、この応答器
    との間で電磁波によりデータの授受を行い、応答器への
    データの読み書きを行う質問器とからなる移動体識別装
    置において、 前記質問器に、前記応答器へ送信するデータで変調され
    た搬送波を送信する送信手段と、 前記搬送波と前記応答器からの反射波とを混合し、ドッ
    プラ信号を出力するミキサと、 前記ドップラ信号より前記移動体と速度を算出する速度
    計測手段と、を備えたことを特徴とする移動体識別装
    置。
  2. 【請求項2】移動体に設けられる応答器と、この応答器
    との間で電磁波によりデータの授受を行い、応答器への
    データの読み書きを行う質問器とからなる移動体識別装
    置において、 前記質問器に、前記応答器へ送信するデータで変調され
    た搬送波を送信する送信手段と、 送信された電磁波の反射波を受信する受信手段と、 受信された反射波を検波して反射波レベルを導出する手
    段と、 この反射波レベルの大小により、移動体の有無を判別す
    る移動体有無判別手段と、 を備えたことを特徴とする移動体識別装置。
JP4210210A 1992-08-06 1992-08-06 移動体識別装置 Pending JPH0659036A (ja)

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Cited By (3)

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