JPH05290021A - イメージ表記のデータ処理方法 - Google Patents

イメージ表記のデータ処理方法

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JPH05290021A
JPH05290021A JP8862892A JP8862892A JPH05290021A JP H05290021 A JPH05290021 A JP H05290021A JP 8862892 A JP8862892 A JP 8862892A JP 8862892 A JP8862892 A JP 8862892A JP H05290021 A JPH05290021 A JP H05290021A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、イメージ表記のデータの集計処理
を行うデータ処理方法に関し、帳票などの項目に対応づ
けて記載された数字以外の記号についても重みファイル
を参照して数値に自動変換し、これをもとに集計を行
い、帳票などの項目に対応づけて記載された数値の定量
的な集計に加え、更に記号で表した“あいまいさの表現
回答”なども自動的に取り込んだ集計を可能にすること
を目的とする。 【構成】 帳票などの項目に対応づけて記載された記号
の重みを予め設定する重みファイル9と、帳票などの項
目に対応づけて記載された記号について、重みファイル
9を参照して数値データに変換する変換処理6と、この
変換処理6によって記号から変換された数値データにつ
いて、集計を行う集計処理7とを備え、この集計処理7
によって集計した集計結果を出力するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージ表記のデータ
の集計処理を行うデータ処理方法に関するものである。
アンケート用紙や各種帳票において表記するデータは、
数字と記号に大別できる。ここで、データ処理(例えば
アンケート結果の集計)を行う場合に、データそのもの
が数値である必要があり、記号についても適用可能にす
ることが望まれている。
【0002】
【従来の技術】従来のアンケート用紙や帳票の集計は、
図12の(b)に示すように数字によって表現された場
合や、数字枠のいずれを塗りつぶしたかによってアンケ
ート結果や選択された数値を読み取るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、図12の
(a)に示すように、アンケート用紙の項目の回答欄に
“○”、“△”、“×”などの記号が記載された場合、
このままではシステムが読み取ることができないという
問題があった。これを解決するため、図12の(b)に
示すように、アンケート用紙に始めから数字で回答して
もらい、この数字を自動認識して読み取る必要があると
いう問題があった。また、アンケート用紙の記号をオペ
レータが数字に書き換えた後、システムに読み込ませて
集計する手間が必要になってしまうという問題があっ
た。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、
帳票などの項目に対応づけて記載された数字以外の記号
についても重みファイルを参照して数値に自動変換し、
これをもとに集計を行い、帳票などの項目に対応づけて
記載された数値の定量的な集計に加え、更に記号で表し
た“あいまいさの表現回答”なども自動的に取り込んだ
集計を可能にすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、重みファ
イル9は、帳票などの項目に対応づけて記載された記号
の重みを予め設定するものであって、対象毎に重みを設
定した複数の重みテーブル91から構成されるものであ
る。
【0006】変換処理6は、帳票などの項目に対応づけ
て記載された記号について、重みファイル9内の該当す
る重みテーブル91を参照して数値データに変換するも
のである。
【0007】集計処理7は、変換処理6によって変換し
た後の数値データを集計(例えば合計、平均など)する
ものである。
【0008】
【作用】本発明は、図1に示すように、変換処理6が入
力された帳票などの項目に対応づけて記載された記号を
取り出し、重みテーブル91を参照して数値データに変
換し、集計処理7がこの変換した数値データについて集
計(例えば合計、平均など)を行い、その結果を出力す
るようにしている。
【0009】この際、対象毎に重みを設定した重みテー
ブル91を複数、重みファイル9に格納しておき、この
重みファイル9から指定された対象(例えば幼稚園児、
男性など)の重みテーブル91を選択し、これを参照し
て項目に対応づけて記載された記号を数値データに変換
し、集計するようにしている。
【0010】また、集計として、指示された項目につい
て、指示された処理(例えば合計、平均など)を行い、
その結果を出力するようにしている。従って、帳票など
の項目に対応づけて記載された数字以外の記号について
も重みファイル9を参照して数値に自動変換し、これを
もとに集計を行うことにより、帳票などの項目に対応づ
けて記載された数値の定量的な集計に加え、更に記号で
表した“あいまいさの表現回答”なども自動的に取り込
んだ集計を行うことが可能となる。この際、特に、集計
に最も適した対象(例えば幼稚園児などの世代、価格
帯)の重みテーブル91を選択してより望ましい集計結
果を得ることが可能となる。
【0011】
【実施例】次に、図1から図11を用いて本発明の実施
例の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の1実施例構成図を示す。
図1において、イメージ表記処理装置1は、入力された
イメージ表記を処理、例えばアンケート用紙などの項目
の回答欄に記載された数値や特にここでは記号を数値に
自動変換して集計処理を行うものであって、エディタ
2、帳票作成3、重みテーブル作成4、データ入力処理
5、変換処理6、集計処理7、出力処理8、およびメモ
リ上に設ける重みファイル9、作業ファイル10、集計
結果ファイル11などから構成されるものである。
【0013】エディタ2は、アンケート用紙などの項目
の回答欄の数値、記号のときは数値に自動変換させたり
などの各種編集処理を行うものである。帳票作成3は、
集計を行おうとする元の帳票を作成するものである。こ
の帳票は、通常、オペレータがキーボード12やマウス
13を用いて画面を見ながら入力したことに対応して、
例えば図12の(a)に示すような項目に対応づけた回
答欄を持つアンケート用紙を作成するものである。
【0014】重みテーブル作成4は、対象毎に最適な重
みテーブル91を作成するものである。例えば後述する
図11に示す幼稚園児、小学生、中学性、高校生、短大
生、大学生、社会人のような、アンケート用紙の記号
(ここでは◎、○、△、×など)に対する重み(大き
さ)をより適切なデータ値に変換するための重みテーブ
ル91を作成するものである。この重みテーブル91の
作成は、図11に示すような曲線を表示してオペレータ
がいずれかを選択したり、各記号(ここでは◎、○、
△、×など)とその重みを入力したりしたことに対応し
て重みを決定するものである。
【0015】データ入力処理5は、集計対象のデータを
入力するものであって、帳票(例えばアンケート用紙)
の各項目に対応する回答欄に記載された数値、記号を自
動的に読み取ったり、必要に応じてオペレータから数
値、記号を入力したものを取り込んだりするものであ
る。このデータ入力処理5によって、帳票の項目の回答
欄に記載された記号が数値データに変換されることとな
る。
【0016】変換処理6は、データ入力処理5によって
帳票などの回答欄から読み取られた数値、記号、特に記
号について、重みファイル9中の指定された対象の重み
テーブル91の重みを用いて数値データに変換するもの
である。この変換処理6により、帳票の項目の回答欄の
記号が数値データに変換されることとなる。
【0017】集計処理7は、変換処理6によって変換し
た後の数値データを集計(例えば合計、平均など)する
ものである。集計した結果は、メモリ上の集計結果ファ
イル11に格納する。
【0018】出力処理8は、集計処理6によって集計さ
れた集計結果を、所定の形式に編集してディスプレイ1
5上に表示したり、プリンタ16によって印刷したり、
あるいは外部記憶装置14の集計結果ファイルに保存し
たりなどするものである。
【0019】重みファイル9は、対象毎の重みテーブル
91をメモリ上に格納したものである。重みテーブル9
1は、対象毎に設け、帳票の回答欄の記号を数値データ
に変換する重み(点数)を設定したものである(図11
を用いて後述する)。
【0020】作業ファイル10は、各種中間結果を一時
的に格納したりするものである。集計結果ファイル11
は、帳票の回答欄の記号を数値データに変換し、この変
換後の数値データについて、指定された集計(例えば合
計、平均、偏差など)を行った集計結果を格納するもの
である。
【0021】キーボード12は、各種データを入力した
り、指示を入力したりするものである。マウス13は、
ディスプレイ15上に表示した各種メニューから該当処
理を選択、指示したりなどの入力を行うものである。
【0022】外部記憶装置(補助記憶装置)14は、大
容量の磁気ディスク装置などの記憶装置であって、ここ
では、対象毎の重みテーブル91を持つ重みファイルを
保存したり、集計結果を格納した集計結果ファイルを保
存したりなどするものである。
【0023】ディスプレイ15は、入力された帳票を表
示したり、メニュー(例えば集計用の平均、合計コマン
ドなど)を表示したり、集計結果を表示したりなどの各
種表示を行うものである。
【0024】プリンタ16は、集計結果を印字したりな
どの各種印字を行うものである。次に、図2のフローチ
ャートを用い、図1の構成における帳票/重みテーブル
の作成について説明する。
【0025】図2において、S1は、帳票の作成を行
う。これは、図1のキーボード12からオペレータがデ
ィスプレイ15上の表示を参照しつつ帳票、例えばアン
ケート用紙について項目(質問内容)とその回答欄を、
図12に(a)に示すように作成する。この際、オペレ
ータがキーボード12から順次入力すると、帳票作成3
がこれらの指示に従って、アンケート用紙の体裁を持つ
枠、項目の内容、回答欄などを作成し、その結果をディ
スプレイ15上に逐次表示する。
【0026】S2は、重みテーブルの作成を行う。これ
は、図1のキーボード12からオペレータが例えば外部
記憶装置14に保存されている重みファイル中から既に
作成済の所定の重みテーブル91を選択したり、あるい
は後述する図11の保存されている曲線をもとに、記号
に対する重みを決定してその対応関係を持つ重みテーブ
ル91を作成したり(図11を用いて後述する)、オペ
レータが記号に対する重みを直接に入力して重みテーブ
ル91を作成したりする。
【0027】以上によって、集計しようとする元の帳票
および帳票の回答欄の記号を数値データに変換する重み
テーブル91を作成したこととなる。図3は、本発明の
変換/集計の処理フローチャートを示す。
【0028】図3において、S11は、データ入力す
る。これは、帳票、例えば項目に対応づけて設けた回答
欄にアンケートして記載された記号(例えば◎、○、
△、×など)をスキャナーなどで読み取ったり、あるい
は保存してあったアンケート用紙のデータを取り込む。
【0029】S12は、データの項目単位に回答フィー
ルドからコードを取り出す。これは、S11で入力され
た帳票のデータの項目の回答フィールドから記号のデー
タのコードを取り出し(あるいは記号を自動認識してそ
のコードを求め)、項目に対応づけて当該記号のデータ
をコードで入力データファイルに格納する。
【0030】以上によって、帳票の項目の回答フィール
ドに記入された記号について、項目に対応づけて入力デ
ータファイルに格納することができたこととなる。S1
3は、重みテーブル91を参照して数値データに変換す
る。これは、オペレータが指定した集計対象に最も適し
た重みテーブル91を参照し、S12で保存した入力デ
ータファイルの項目に対応づけた記号のコードについ
て、数値データに変換する。例えば◎は90、○は7
0、△は30、×は10というように変換する。
【0031】S14は、保存する。S13で回答フィー
ルドの記号を数値データに変換し、項目に対応づけて保
存する。S15は、終わりか判別する。YESの場合に
は、全ての項目の記号を数値データに変換を終了したの
で、S16に進む。一方、NOの場合には、次の項目に
ついてS12以降を繰り返し行う。
【0032】以上によって、帳票の項目毎に記号を重み
テーブル91を参照して数値データに変換し、保存でき
たこととなる。S16は、集計処理を行う。これは、S
14で保存した帳票の項目毎の数値データについて、指
示された集計処理、例えば平均、合計、偏差などの処理
を行う。
【0033】S17は、表示出力する。これは、S16
で集計した集計結果をディスプレイ15上に表示した
り、印刷したりする。これにより、帳票の各項目の集
計、例えばアンケート用紙の回答欄に記入された記号を
数値データに変換してその集計として平均値、合計、偏
差などを行って表示・印刷し、数値データのみでなく記
号データという曖昧な量についても適切な重みテーブル
91を適用することにより、自動的に数値データとして
扱い、簡易かつ自動的に集計することが可能となる。
【0034】図4は、本発明の入力データファイル例を
示す。これは、帳票の項目毎の記号をコードとして取り
出したものである。項目1、2などは、帳票、例えばア
ンケート用紙の顧客にアンケートを依頼する項目であ
る。
【0035】回答欄は、顧客が記号(ここでは、◎、
○、△、×など)を記入する欄である。この回答欄に記
載された記号を読み取ってコード化したものである。図
5は、本発明の集計説明図を示す。
【0036】図5において、表示画面151は、図示の
ように予め作成した帳票(例えばアンケート用紙)に顧
客が○、△などの記号で記入した例を示す。下段の凡例
記号は、記号○を80点、記号△を60・・・というよ
うに、既述した重みテーブル91の内容を判り易く表示
したものである。
【0037】次に、動作を説明する。 (1) 表示画面151上に集計対象の帳票を表示する
と共に下段にそのときに適用する重みテーブル91の内
容として各記号を数値データに変換するときの値(点
数)を表示する。
【0038】(2) オペレータが右上のプルダウン・
メニューから条件キー、合計キーなどのいずれかを選択
し、イメージ表記処理パッケージを起動する。このイメ
ージ表記処理パッケージは、合計、平均、偏差などの値
を集計する。ここで、条件キーを選択したときは、起動
された条件判定プログラムがいずれの条件が設定された
かを判定して該当する重みファイル9(重みテーブル9
1)を選択し、これを参照して集計処理(例えば平均、
偏差など)を行う。また、合計キーを選択したときは、
項目の記号について重みテーブル91を参照して変換し
た後の数値データの合計を算出し、図示帳票の下段の
“合計”のフィールドに表示する。
【0039】以上によって、表示画面151上に帳票お
よび重みテーブル91の内容を表示し、メニューから合
計、条件(平均、偏差など)を選択すると、自動的に帳
票の予め指定した項目の回答フィールドの記号を当該重
みテーブル91の重みで数値データに変換し、この変換
した後の数値データを集計し、例えば帳票の合計欄にそ
の集計結果を順次表示する。これにより、アンケート用
紙の回答欄に記号で回答された曖昧な表現について、選
択した重みテーブル91に従って数値データに変換し、
その集計結果を容易かつ自動的に表示することが可能と
なる。
【0040】図6は、本発明の重みテーブルの選択説明
図を示す。図6の(a)は、データの利用の仕方を示
す。これは、オペレータが重みテーブル91として集計
対象の条件に最も適したものを選択するときのデータの
利用の仕方を表している。ここでは、条件1、条件2、
条件3・・・というように条件に適合したファイル(重
みファイル9)を予め作成、あるいは必要に応じて作成
する。例えば男子、年齢を条件とし、該当するファイル
(重みファイル9)を選択する。そして、帳票の項目の
回答フィールドの記号を数値データに変換するときの当
該選択した重みファイル9を使用する。
【0041】図6の(b)は、テーブル方式の使用の仕
方を示す。これは、単純条件、複合条件など、例えば図
示のように、 性別 →年齢 →職業→・・・→××× 条件1 条件2 条件3 条件xx というようにテーブル形式で対応づけ、これら条件に合
致(全部合致、部分合致)したときにそれに対応するフ
ァイル(重みファイル9)を割り当て、この割り当てた
ファイルを参照して帳票の項目の回答フィールドの記号
を数値データに変換する。
【0042】図6の(c)は、条件に最適なテーブルを
割り当てる様子を示す。これは、図6の(b)で複数の
条件に合致(全部合致、部分合致)したときに割り当て
るファイル(flie、重みファイル9)の構造の様子
を示す。
【0043】以上のように、帳票、特にアンケート用紙
によって集計しようとする対象に最も適合した条件に合
致する重みファイル9を選択する。これにより、この選
択した重みファイル9を用い、アンケート用紙の項目の
回答欄の記号を数値データに変換し、記号である◎、
○、△、×などで回答された内容について、対象に合わ
せた適切な集計結果を求めることが可能となる。
【0044】図7は、本発明の動作説明図(その1)を
示す。図7において、S21は、システム電源の投入を
行う。これは、コンピュータシステムの本体の電源の投
入を行う。
【0045】S22は、基本ソフトウェアの起動を行
う。この基本ソフトウェアの起動を行い、補助記憶装置
であるディスク装置などからOSなどのプログラムを主
記憶へローディングし、各種初期設定などを完了する
と、S221で画面へOS起動完了の表示を行う。これ
以降は、本実施例に係わるイメージ表記処理パッケージ
の世界である。
【0046】S23は、エディタの起動を行う。これ
は、オペレータがキーインして補助記憶からエディタの
サービスメニューを画面152の右上に示すように表示
する。S24は、エディタのサービスメニュー内の機能
選択ウィンドウから、機能別プログラムを1つ選択して
指示する。選択指示完了後に実行を押下する。
【0047】S25は、機能別プログラムを補助記憶よ
り呼び出す。S26は、S25で呼び出された機能別プ
ログラムとして、 FUNC=入力(手入力) =重み =合計 =終了 =付加機能(追加) のいずれかの機能を呼び出し、処理を実行させる。例え
ばFUNC=入力(手入力、自動入力)は、帳票の項目
の回答欄に記号を入力する機能である(図8を用いて後
述する)。FUNC=重みは、対象毎の重みテーブル9
1を作成、選択したりする機能である(図9を用いて後
述する)。FUNC=合計は、帳票の項目の回答欄の記
号について重みテーブル91を参照して数値データに変
換し、図5の表示画面151の帳票の合計欄にその合計
結果を表示したりなどの処理を行うものである(図10
を用いて後述する)。FUNC=終了は、一連の処理を
終了するものである。FUNC=付加機能(追加)は、
その他の付加機能、例えば平均値を求める機能、偏差を
求める機能などの付加機能である。
【0048】S27は、FUNC=入力、重み、合計の
場合に、それぞれの処理終了で機能選択のS24に戻
り、繰り返し全ての項目について繰り返し行う。S28
は、FUNC=終了の場合に、処理を終了して基本ソフ
トへもどる(S23へ戻る)。
【0049】以上によって、図1のエディタを起動し、
このエディタの配下で図1の3から8の機能を起動し、
帳票の作成、入力、重みテーブル91の作成、変換、集
計(合計、平均、偏差などの)、出力などの処理を行
う。これにより、帳票の項目の回答欄に記号が記載され
ていても、この記号について重みテーブル91を参照し
て数値データに変換し、この変換後の数値データを集計
(合計、平均、偏差など)し、その集計結果を表示、印
字などすることが可能となる。
【0050】図8は、本発明の動作説明図(その2)を
示す。これは、図7の26のFUNC=入力の場合の詳
細な説明図であって、表(帳票)の項目の回答欄に記号
を入力(投入)する機能の説明図である。
【0051】図8において、S31は、入力形態の判定
のため、機能選択ウィンドウより第2オペレーション入
力を促す。これは、右側に記載したように、画面152
の機能選択ウィンドウより、ここでは、“入力”機能の
選択を促す。
【0052】S32は、オペレータが指示(ここでは機
能選択ウンインドウより“入力”の選択指示)を行う。
S33は、入力形態を画面152の機能選択ウィンドウ
から読み込む。ここで読み込んだ機能の形態=手動、あ
るいは自動を判別する。
【0053】S34は、機能の形態=手動と判定された
場合、画面152上の表(帳票)に対してキーボードよ
り、オペレータが逐次記号を右側に示すように入力す
る。入力された記号は、入力データファイルに保存す
る。そして、必要な部分のデータ入力が全て終了した
ら、次の処理へ進む。
【0054】S35は、機能の形態=自動と判定された
場合、該当ファイル(補助記憶装置)より、表データ
(帳票)を読み出し、対応位置に表示する。全ての表示
が終了したならば、次の処理へ進む。
【0055】以上によって、画面152上に表(帳票)
の項目の回答欄に記号が手動あるいは自動的に入力さ
れ、当該記号について数値データに変換、変換後の数値
データの集計を行う準備が完了したこととなる。
【0056】図9は、本発明の動作説明図(その3)を
示す。これは、図7の26のFUNC=重みの場合の詳
細な説明図であって、表(帳票)の項目の回答欄に記号
を、数値データに変換する重みテーブル91を作成する
機能の説明図である。
【0057】図9において、S41は、重みデータの指
示を画面から読み込む(これをkindとおく)。S4
2は、kind=標準と判定された場合、適用する重み
ファイル9を選択するために、画面152上に補助記憶
装置に登録済みのパターンを読み込み出して画面152
上の右側に示すように表示する(例えば図11を表示す
る)。
【0058】S43は、オペレータが表示パターンを見
て、任意の使用パターン(a、b、c・・・n)を決定
して指示する(キーインする)。これをPUSEと置
く。S43は、PUSEを指示パターンとし、画面の下
部に重みデータとして、凡例記号表示する。例えば ○:80 △:0 ×:0・・・ と、記号に対する数値データを表示する。
【0059】以上によって、画面から重みデータ(重み
ファイル9、重みテーブル91)の指示をkind=標
準としたときに、画面152上に例えば図11に示すよ
うな登録済のパターンを表示し、これらの中からオペレ
ータが帳票の項目の回答欄の記号を数値データに変換す
るのに最も適したものを選択すると、この選択したパタ
ーンの記号の重みを決定し、例えば ○:80 △:60 ×:10 というように表示する。以降、この記号に対する重みを
もとに帳票の項目の回答欄の記号を数値データに変換
し、集計を行うようにする。
【0060】また、S45は、kind=個別と判定さ
れた場合、条件指示をキーボードより与える(条件指示
は複合で××件まで)。S46は、指示終了で最適条件
の計算に入る。そして、最適パターン番号を決定する。
【0061】S47は、決定パターン番号の重みファイ
ル9を補助記憶装置から読み出す。S48は、画面下部
に表示を行う。これは、S47で読み出した重みファイ
ルの記号に対する数値データを右側に示すように、画面
152の下部に ○:80 △=60・・・ というように、表示する。
【0062】以上によって、画面から重みデータ(重み
ファイル9、重みテーブル91)の指示をkind=個
別としたとき、更にオペレータが条件指示をキー入力す
ると、これら条件を計算した最適な適合パターン番号を
決定し、この決定した番号の重みファイル9(重みテー
ブル91)の重みを表示、例えば ○:80 △:60 というように表示する。以降、この記号に対する重みを
もとに帳票の項目の回答欄の記号を数値データに変換
し、集計を行うようにする。
【0063】図10は、本発明の動作説明図(その4)
を示す。これは、図7の26のFUNC=合計の場合の
詳細な説明図であって、表(帳票)の項目の回答欄の記
号について、重みテーブル91を参照してその合計を求
める説明図である。
【0064】図10において、S51は、画面上に表示
されている記号表記によるデータに対し、表示枠下部の
重みファイル名を読み出す。S52は、S51で読み出
した重みファイル名より、外部記憶装置に格納してあ
る、重みファイル9を主記憶の作業領域1に読み出す。
【0065】S53は、記号表記データの記号に対応し
た重みデータに置換する。この置換したデータは、数値
化変換データとして、作業領域2に格納する。そして、
数値化データを表示する。
【0066】S54は、全ての画面上の記号表記データ
の変換が終了したならば、数値データに対して、合計値
を計算し、画面上の記号表記データの下部に表示出力を
行う。そして、呼び出し元に戻る。
【0067】以上によって、FUNC=合計の機能時
に、画面152上に表示されている帳票の項目の回答欄
の記号(記号表記データ)について、画面152の下部
に表示された重みをもとに、数値データ(数値化デー
タ)に変換し、変換した数値データについて合計、例え
ば指示された回答欄の縦方向毎に合計し、最下段の合計
欄にその合計結果を自動的に表示することが可能とな
る。
【0068】図11は、本発明の人間の感性による記号
データの重み例を示す。ここでは、図示の曲線は、男性
と女性に分け、幼稚園児、小学生、中学生、高校生、大
学生、社会人に対応して人間の感性がどうように変化す
るかを予め調査してその特性を求めたものである。これ
ら予め求めた人間の年齢に対応する感性の違いによる曲
線から、アンケート用紙に記入して貰った顧客などの年
齢に対応した最も適切な曲線を選択する。適切な曲線を
例えば小学生と選択すると、記号の重みは、ここでは、
図示のように、 ◎:90 ○:60 △:30 ×:10 の重みの付いた数値を利用することになる。
【0069】以上のように、人間の感性による記号デー
タの曲線を予め採取して保存しておくことにより、これ
を画面上に表示して適切なパターンを選択し、そのとき
の重みファイル(重みテーブル)を求め、これをもとに
帳票の項目の回答欄の記号を数値データに変換し、集計
してその結果を表示などする。これにより、人間の感性
により曖昧さを持つ“記号(◎、○、△、×など)”に
よって回答欄に記入してもらった場合に、これらの記号
について、対象に最も適切な重みファイル(重みテーブ
ル)を選択し、これをもとに適切な数値データに変換
し、所望の集計結果を得ることが可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
帳票の項目内の数字以外の記号についても重みファイル
を参照して数値に自動変換し、これをもとに集計を行う
構成を採用しているため、帳票などの項目に対応づけて
記載された数値の定量的な集計に加え、更に記号で表し
た“あいまいさの表現回答”なども自動的に取り込んだ
集計を行うことができる。この際、特に、集計に最も適
した対象(例えば幼稚園児などの世代、価格帯など)の
重みファイル(重みテーブル)を選択し、より望ましい
集計結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図である。
【図2】本発明の帳票/重みテーブルの作成フローチャ
ートである。
【図3】本発明の変換/集計の処理フローチャートであ
る。
【図4】本発明の入力データファイル例である。
【図5】本発明の集計説明図である。
【図6】本発明の重みテーブルの選択説明図である。
【図7】本発明の動作説明図(その1)である。
【図8】本発明の動作説明図(その2)である。
【図9】本発明の動作説明図(その3)である。
【図10】本発明の動作説明図(その4)である。
【図11】本発明の人間の感性による記号データの重み
例である。
【図12】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:イメージ表記処理装置 2:エディタ 3:帳票作成 4:重みテーブル作成 5:データ入力処理 6:変換処理 7:集計処理 8:出力処理 9:重みファイル 91:重みテーブル 10:作業ファイル 11:集計結果ファイル 12:キーボード 13:マウス 14:外部記憶装置(補助記憶装置) 15:ディスプレイ 16:プリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージ表記のデータの集計処理を行うデ
    ータ処理方法において、 帳票などの項目に対応づけて記載された記号の重みを予
    め設定する重みファイル(9)と、 帳票などの項目に対応づけて記載された記号について、
    上記重みファイル(9)を参照して数値データに変換す
    る変換処理(6)と、 この変換処理(6)によって記号から変換された数値デ
    ータについて、集計を行う集計処理(7)とを備え、 この集計処理(7)によって集計した集計結果を出力す
    るように構成したことを特徴とするイメージ表記のデー
    タ処理方法。
  2. 【請求項2】対象毎に重みを設定した重みテーブル(9
    1)を複数、上記重みファイル(9)に格納しておき、 この重みファイル(9)から指示された対象の重みテー
    ブル(91)を参照して記号を数値データに変換するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項第1項記載のイメ
    ージ表記のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】上記集計として、指示された項目につい
    て、指示された処理(例えば合計、平均など)を行い、
    その結果を出力するように構成したことを特徴とする請
    求項第1項および第2項記載のイメージ表記のデータ処
    理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01231778A (ja) * 1988-03-09 1989-09-18 Hitachi Ltd エレベーター群管理制御装置

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