JPH05289830A - 電子ディスク装置 - Google Patents

電子ディスク装置

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JPH05289830A
JPH05289830A JP4119727A JP11972792A JPH05289830A JP H05289830 A JPH05289830 A JP H05289830A JP 4119727 A JP4119727 A JP 4119727A JP 11972792 A JP11972792 A JP 11972792A JP H05289830 A JPH05289830 A JP H05289830A
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JP
Japan
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disk device
address
memory
data
circuit
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JP4119727A
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Kazuhiko Kawamura
和彦 川村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタティック・ランダム・アクセス・メモリ
を変換データ用メモリに使用し、変換データを随時に変
更することを可能にする。 【構成】 アドレス変換回路(磁気ディスク装置形式先
頭アドレスレジスタ3,スタティック・ランダム・アク
セス・メモリ4,電子ディスク装置形式先頭アドレスレ
ジスタ5,転送バイト数カウンタ6および加算器7)
は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ4内の
変換データに基づいて磁気ディスク装置形式先頭アドレ
スを電子ディスク装置形式先頭アドレスに変換し、その
変換に基づいてファイル記憶用メモリ回路8におけるア
クセス対象の位置のアドレスを生成する。初期設定手段
101は、取替え可能な記憶媒体である初期設定データ
記憶媒体(フロッピーディスク9)内の初期設定データ
をスタティック・ランダム・アクセス・メモリ4に設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量半導体メモリ等
の固体素子で構成されるファイル記憶用メモリ回路(元
来、磁気ディスク装置に装填される磁気ディスクに格納
されるのが一般的なファイルを記憶するメモリ回路)を
有する電子ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上位装置が論理的に磁気ディスク装置と
同等とみなして電子ディスク装置をアクセスすることが
できるように、電子ディスク装置は磁気ディスク装置形
式先頭アドレスを電子ディスク装置形式先頭アドレスに
変換するアドレス変換を行う必要がある。ここで、磁気
ディスク装置形式先頭アドレスとは、シリンダおよびト
ラックで特定される磁気ディスク内の領域の先頭の位置
を示すアドレスをいう。また、電子ディスク装置形式先
頭アドレスとは、ファイル記憶用メモリ回路内の領域
(シリンダおよびトラックで特定される磁気ディスク内
の領域に対応する領域)の先頭の位置を示すアドレスを
いう。
【0003】このようなアドレス変換を実現するため
に、電子ディスク装置内には、変換データが書き込まれ
たメモリ(変換データ用メモリ)が設けられている。こ
こで、変換データとは、電子ディスク装置に対するアク
セスが行われる際に上位装置によって指定される磁気デ
ィスク装置形式先頭アドレスを当該磁気ディスク装置形
式先頭アドレスに対応する電子ディスク装置形式先頭ア
ドレスに変換するためのデータをいう。すなわち、変換
データ用メモリには、当該変換データ用メモリのアドレ
スとして磁気ディスク装置形式先頭アドレスが設定さ
れ、そのアドレスで特定される当該変換データ用メモリ
の位置にその磁気ディスク装置形式先頭アドレスに対応
する電子ディスク装置形式先頭アドレスが設定される。
【0004】従来の電子ディスク装置では、このような
変換データ用メモリにリード・オンリ・メモリが使用さ
れていた。
【0005】なお、上位装置による電子ディスク装置に
対するアクセス時に上位装置から指定された磁気ディス
ク装置形式先頭アドレスに基づいてファイル記憶用メモ
リ回路におけるアクセス対象の位置のアドレスを生成す
るために、アドレス変換回路が設けられている。アドレ
ス変換回路には、上述の変換データ用メモリの他に、磁
気ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ,電子ディス
ク装置形式先頭アドレスレジスタ,転送バイト数カウン
タおよび加算器等が存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電子デ
ィスク装置では、アドレス変換回路内の変換データ用メ
モリにリード・オンリ・メモリが使用されているので、
1種類の磁気ディスク装置に適合するように(電子ディ
スク装置を当該種類の磁気ディスク装置とみなせるよう
に)変換データ用メモリ(リード・オンリ・メモリ)に
変換データが設定された後には、他の種類の磁気ディス
ク装置に適合するようにアドレス変換回路を構成するこ
とができないという欠点があった。すなわち、既存の複
数の種類の磁気ディスク装置を電子ディスク装置に置換
するためには、各種類の磁気ディスク装置に対応する変
換データ用メモリが使用された各電子ディスク装置を別
個に用意する必要があった。
【0007】また、従来の電子ディスク装置では、アド
レス変換回路内の変換データ用メモリにリード・オンリ
・メモリが使用されているので、ファイル記憶用メモリ
回路の一部に故障(ECC(Error Correc
ting Code)等による訂正が不可能なエラー)
が生じた場合(ECC等に基づいて故障が検出された場
合)に、同一の磁気ディスク装置形式先頭アドレスの指
定を許容した上での故障位置を避けたファイル記憶用メ
モリ回路のアクセスを行うことができず、以降の継続的
な運用(ここでいう「継続的な運用」とは、上位装置が
故障発生時と同一の磁気ディスク装置形式先頭アドレス
を指定することを許容した上での継続的な運用を意味す
る)が不可能になるという欠点があった(故障への対処
としては、例えばその故障の検出に基づいて上位装置に
「使用不能」の報告が行われて以降の電子ディスク装置
の継続的な運用を中止するという処置が行われてい
た)。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、リード
・オンリ・メモリに代えてスタティック・ランダム・ア
クセス・メモリを変換データ用メモリに使用し、変換デ
ータを随時に変更することを可能にし、既存の磁気ディ
スク装置のどのような種類にも簡単に対応すること(複
数の種類の磁気ディスク装置に対する擬制が可能な電子
ディスク装置として構成すること)ができ、ファイル記
憶用メモリ回路の一部に故障が生じても継続的な運用が
可能になる電子ディスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子ディスク装
置は、ファイルを記憶するファイル記憶用メモリ回路
と、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ内の変
換データに基づいて磁気ディスク装置形式先頭アドレス
を前記ファイル記憶用メモリ回路に係る電子ディスク装
置形式先頭アドレスに変換しその変換に基づいて前記フ
ァイル記憶用メモリ回路におけるアクセス対象の位置の
アドレスを生成するアドレス変換回路と、このアドレス
変換回路内のスタティック・ランダム・アクセス・メモ
リの初期設定データを有する取替え可能な記憶媒体であ
る初期設定データ記憶媒体と、この初期設定データ記憶
媒体内の初期設定データを前記アドレス変換回路内のス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ中の変換デー
タとして設定する初期設定手段とを有する。
【0010】また、本発明の電子ディスク装置は、ファ
イルを記憶するファイル記憶用メモリ回路と、スタティ
ック・ランダム・アクセス・メモリ内の変換データに基
づいて磁気ディスク装置形式先頭アドレスを前記ファイ
ル記憶用メモリ回路に係る電子ディスク装置形式先頭ア
ドレスに変換しその変換に基づいて前記ファイル記憶用
メモリ回路におけるアクセス対象の位置のアドレスを生
成するアドレス変換回路と、このアドレス変換回路内の
スタティック・ランダム・アクセス・メモリの初期設定
データを有する取替え可能な記憶媒体である初期設定デ
ータ記憶媒体と、この初期設定データ記憶媒体内の初期
設定データを前記アドレス変換回路内のスタティック・
ランダム・アクセス・メモリ中の変換データとして設定
する初期設定手段と、前記ファイル記憶用メモリ回路の
故障を認識した場合に故障位置を検出するメモリ故障位
置検出回路と、このメモリ故障位置検出回路により検出
された故障位置のアドレスを前記アドレス変換回路が生
成しないように前記アドレス変換回路内のスタティック
・ランダム・アクセス・メモリ中の変換データを変更す
る変更手段とを有する。
【0011】
【作用】本発明の電子ディスク装置では、ファイル記憶
用メモリ回路がファイルを記憶し、アドレス変換回路が
スタティック・ランダム・アクセス・メモリ内の変換デ
ータに基づいて磁気ディスク装置形式先頭アドレスをフ
ァイル記憶用メモリ回路に係る電子ディスク装置形式先
頭アドレスに変換しその変換に基づいてファイル記憶用
メモリ回路におけるアクセス対象の位置のアドレスを生
成し、取替え可能な記憶媒体である初期設定データ記憶
媒体がアドレス変換回路内のスタティック・ランダム・
アクセス・メモリの初期設定データを有し、初期設定手
段が初期設定データ記憶媒体内の初期設定データをアド
レス変換回路内のスタティック・ランダム・アクセス・
メモリ中の変換データとして設定する。
【0012】また、本発明の電子ディスク装置では、フ
ァイル記憶用メモリ回路がファイルを記憶し、アドレス
変換回路がスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
内の変換データに基づいて磁気ディスク装置形式先頭ア
ドレスをファイル記憶用メモリ回路に係る電子ディスク
装置形式先頭アドレスに変換しその変換に基づいてファ
イル記憶用メモリ回路におけるアクセス対象の位置のア
ドレスを生成し、取替え可能な記憶媒体である初期設定
データ記憶媒体がアドレス変換回路内のスタティック・
ランダム・アクセス・メモリの初期設定データを有し、
初期設定手段が初期設定データ記憶媒体内の初期設定デ
ータをアドレス変換回路内のスタティック・ランダム・
アクセス・メモリ中の変換データとして設定し、メモリ
故障位置検出回路がファイル記憶用メモリ回路の故障を
認識した場合に故障位置を検出し、変更手段がメモリ故
障位置検出回路により検出された故障位置のアドレスを
アドレス変換回路が生成しないようにアドレス変換回路
内のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ中の変
換データを変更する。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は、本発明の電子ディスク装置の第1
の実施例(電子ディスク装置2−1)の構成等を示すブ
ロック図である。
【0015】本実施例の電子ディスク装置2−1は、上
位装置1に接続されている。
【0016】電子ディスク装置2−1は、上位装置1か
ら送られてきた磁気ディスク装置形式先頭アドレス(シ
リンダおよびトラックで特定される磁気ディスク内の領
域の先頭の位置を示すアドレス)を格納する磁気ディス
ク装置形式先頭アドレスレジスタ3と、磁気ディスク装
置形式先頭アドレスレジスタ3内の磁気ディスク装置形
式先頭アドレスを電子ディスク装置形式先頭アドレスレ
ジスタ5内の電子ディスク装置形式先頭アドレス(ファ
イル記憶用メモリ回路8内の領域(シリンダおよびトラ
ックで特定される磁気ディスク内の領域に対応する領
域)の先頭の位置を示すアドレス)に変換するための変
換データを記憶するスタティック・ランダム・アクセス
・メモリ4(変換データ用メモリに相当する)と、ファ
イル記憶用メモリ回路8内の領域(アクセス対象のアド
レスの位置を含む領域)の電子ディスク装置形式先頭ア
ドレスを格納する電子ディスク装置形式先頭アドレスレ
ジスタ5と、ファイル記憶用メモリ回路8に対して1度
にアクセス(データの書込みまたは読出し)が可能な単
位(この単位の大小は上位装置1の種類に依存する)で
初期値(上位装置1によって指定される「アクセス開始
位置を示す相対アドレス」(後述参照)に基づく値)か
ら最終値(上位装置1によって指定される「アクセス開
始位置を示す相対アドレス」および「アクセス対象のデ
ータ量を示す転送バイト数」(後述参照)に基づく値)
までの値のカウントを行う転送バイト数カウンタ6と、
電子ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ5の内容と
転送バイト数カウンタ6の内容とを加算しファイル記憶
用メモリ回路8内のアクセス対象の位置のアドレスを生
成する加算器7と、データの集合であるファイルを記憶
するファイル記憶用メモリ回路8と、スタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ4に初期設定されるべきデー
タ(初期設定データ)を格納しているフロッピーディス
ク9(初期設定データ記憶媒体)と、電子ディスク装置
2−1の統括的な制御を行うプロセッサ10−1とを含
んで構成されている。なお、磁気ディスク装置形式先頭
アドレスレジスタ3,スタティック・ランダム・アクセ
ス・メモリ4,電子ディスク装置形式先頭アドレスレジ
スタ5,転送バイト数カウンタ6および加算器7は、ア
ドレス変換回路の構成要素である。また、初期設定デー
タ記憶媒体には、取替え可能な記憶媒体であればフロッ
ピーディスク9以外の記憶媒体を使用することも可能で
ある。
【0017】プロセッサ10−1は、フロッピーディス
ク9内の初期設定データをスタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ4内の変換データとして設定する初期設
定手段101を含んで構成されている。
【0018】次に、このように構成された本実施例の電
子ディスク装置2−1の動作について説明する。
【0019】第1に、電子ディスク装置2−1の電源投
入時における動作について説明する。
【0020】電子ディスク装置2−1の電源投入時に
は、電子ディスク装置2−1内のプロセッサ10−1中
の初期設定手段101は、フロッピーディスク9からス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ4に初期設定
データを複写し、変換データの初期設定を行う。フロッ
ピーディスク9は取替え可能な記憶媒体であるので、フ
ロッピーディスク9の内容を変更することで、既存の複
数の種類の磁気ディスク装置に対応できる変換データを
設定することが可能になる。
【0021】第2に、電子ディスク装置2−1の運用時
(上位装置1が電子ディスク装置2−1に対してアクセ
ス(データの書込みまたは読出し)を行う際)における
動作について説明する。
【0022】電子ディスク装置2−1の運用時には、電
子ディスク装置2−1内の磁気ディスク装置形式先頭ア
ドレスレジスタ3は、上位装置1から指定された磁気デ
ィスク装置形式先頭アドレスを「スタティック・ランダ
ム・アクセス・メモリ4のアドレス」として保持する。
なお、上位装置1は、電子ディスク装置2−1に対し
て、磁気ディスク装置形式先頭アドレス,その磁気ディ
スク装置形式先頭アドレスで特定される領域内のアクセ
ス開始位置を示す相対アドレスおよびアクセス対象のデ
ータ量を示す転送バイト数を電子ディスク装置2−1に
指定する。
【0023】スタティック・ランダム・アクセス・メモ
リ4は、磁気ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ3
内の磁気ディスク装置形式先頭アドレスをファイル記憶
用メモリ回路8におけるアクセス開始位置を有する領域
の電子ディスク装置形式先頭アドレスに変換し、その電
子ディスク装置形式先頭アドレスを出力する(磁気ディ
スク装置形式先頭アドレスに該当するスタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ4のアドレスの位置に存在す
る内容を電子ディスク装置形式先頭アドレスとして出力
する)。
【0024】電子ディスク装置形式先頭アドレスレジス
タ5は、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ4
によって出力された電子ディスク装置形式先頭アドレス
を保持する。
【0025】加算器7は、電子ディスク装置形式先頭ア
ドレスレジスタ5の内容と転送バイト数カウンタ6の内
容とを加算し、加算結果をファイル記憶用メモリ回路8
におけるアクセス対象の位置のアドレス(絶対アドレ
ス)としてファイル記憶用メモリ回路8に与える。ここ
で、転送バイト数カウンタ6によってカウントされる初
期値は上位装置1から指定された「アクセス開始位置を
示す相対アドレス」であり、1回のアクセスが終了する
毎に転送バイト数カウンタ6の内容は上位装置1の種類
によって規定される転送対象のデータ幅分のバイト数だ
け増加され、転送バイト数カウンタ6によってカウント
される最終値は上位装置1から指定された「転送バイト
数」分のデータ量に達する最終のデータが存在する位置
を示す相対アドレスとなる。
【0026】ファイル記憶用メモリ回路8は、上位装置
1によるアクセスの指示が「書込みの指示」である場合
には当該アドレスで特定される位置に上位装置1から受
け取ったデータを書き込み、上位装置1によるアクセス
の指示が「読出しの指示」である場合には当該アドレス
で特定される位置からデータを読み出して上位装置1に
送付する。
【0027】加算器7による加算は転送バイト数カウン
タ6によるカウントが最終値に達するまで繰り返され、
ファイル記憶用メモリ回路8に対する上位装置1による
アクセスがその加算によって生成されるアドレスの位置
に対して繰り返される。
【0028】図2は、本発明の電子ディスク装置の第2
の実施例(電子ディスク装置2−2)の構成等を示すブ
ロック図である。
【0029】本実施例の電子ディスク装置2−2は、上
位装置1に接続されている。なお、図1と図2とで共通
する構成要素(装置および回路等)については、同一の
符号を使用している。
【0030】電子ディスク装置2−2は、上位装置1か
ら送られてきた磁気ディスク装置形式先頭アドレス(シ
リンダおよびトラックで特定される磁気ディスク内の領
域の先頭の位置を示すアドレス)を格納する磁気ディス
ク装置形式先頭アドレスレジスタ3と、磁気ディスク装
置形式先頭アドレスレジスタ3内の磁気ディスク装置形
式先頭アドレスを電子ディスク装置形式先頭アドレスレ
ジスタ5内の電子ディスク装置形式先頭アドレス(ファ
イル記憶用メモリ回路8内の領域(シリンダおよびトラ
ックで特定される磁気ディスク内の領域に対応する領
域)の先頭の位置を示すアドレス)に変換するための変
換データを記憶するスタティック・ランダム・アクセス
・メモリ4(変換データ用メモリに相当する)と、ファ
イル記憶用メモリ回路8内の領域(アクセス対象のアド
レスの位置を含む領域)の電子ディスク装置形式先頭ア
ドレスを格納する電子ディスク装置形式先頭アドレスレ
ジスタ5と、ファイル記憶用メモリ回路8に対して1度
にアクセス(データの書込みまたは読出し)が可能な単
位(この単位の大小は上位装置1の種類に依存する)で
初期値(上位装置1によって指定される「アクセス開始
位置を示す相対アドレス」(後述参照)に基づく値)か
ら最終値(上位装置1によって指定される「アクセス開
始位置を示す相対アドレス」および「アクセス対象のデ
ータ量を示す転送バイト数」(後述参照)に基づく値)
までの値のカウントを行う転送バイト数カウンタ6と、
電子ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ5の内容と
転送バイト数カウンタ6の内容とを加算しファイル記憶
用メモリ回路8内のアクセス対象の位置のアドレスを生
成する加算器7と、データの集合であるファイルを記憶
するファイル記憶用メモリ回路8と、スタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリ4に初期設定されるべきデー
タ(初期設定データ)を格納しているフロッピーディス
ク9(初期設定データ記憶媒体)と、電子ディスク装置
2−2の統括的な制御を行うプロセッサ10−2と、フ
ァイル記憶用メモリ回路8の故障(ECC等による訂正
が不可能なエラー)を認識した場合に故障位置を検出す
るメモリ故障位置検出回路11とを含んで構成されてい
る。なお、磁気ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ
3,スタティック・ランダム・アクセス・メモリ4,電
子ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ5,転送バイ
ト数カウンタ6および加算器7は、アドレス変換回路の
構成要素である。また、初期設定データ記憶媒体には、
取替え可能な記憶媒体であればフロッピーディスク9以
外の記憶媒体を使用することも可能である。
【0031】プロセッサ10−2は、フロッピーディス
ク9内の初期設定データをスタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ4内の変換データとして設定する初期設
定手段101と、メモリ故障位置検出回路11により検
出された故障位置のアドレスをアドレス変換回路が生成
しないようにスタティック・ランダム・アクセス・メモ
リ4に設定されている変換データを変更する変更手段1
02とを含んで構成されている。
【0032】次に、このように構成された本実施例の電
子ディスク装置2−2の動作について説明する。
【0033】電源投入時における動作および運用時にお
ける動作は上述の第1の実施例の電子ディスク装置2−
1における動作と同様である。したがって、ここでは、
第3の動作として、ファイル記憶用メモリ回路8の一部
に故障が発生した場合の動作について説明する。
【0034】ファイル記憶用メモリ回路8の一部に故障
が発生した場合には、電子ディスク装置2−2内のメモ
リ故障位置検出回路11は、故障を認識し(故障の認識
(故障発生の検出)は上位装置1による電子ディスク装
置2−2に対するデータの読出し時にECC等に基づい
て行われる)、故障位置(故障位置を示すアドレス)を
検出し、故障発生と故障位置とをプロセッサ10−2に
通知する。
【0035】プロセッサ10−2内の変更手段102
は、この故障位置を避けて電子ディスク装置2−2の継
続的な運用が可能になるように(ファイル記憶用メモリ
回路8における故障位置のアドレスをアドレス変換回路
が生成しないように)、スタティック・ランダム・アク
セス・メモリ4の内容を変更する。すなわち、ファイル
記憶用メモリ回路8内の予備領域を故障に係る領域(故
障位置を含む領域)の代替領域として使用し、スタティ
ック・ランダム・アクセス・メモリ4内の変換データに
設定されていた「故障に係る領域の電子ディスク装置形
式先頭アドレス」の代わりに「当該予備領域の電子ディ
スク装置形式先頭アドレス」を設定する。このような変
更により、故障に係る領域の電子ディスク装置形式先頭
アドレスに対応していた磁気ディスク装置形式先頭アド
レスを指定して以後に上位装置1が電子ディスク装置2
−2に対するアクセスを試みても、故障に係る領域が実
際にアクセスされることはなくなる。
【0036】変更手段102は、上述のスタティック・
ランダム・アクセス・メモリ4内の変換データの変更が
終了すると、上位装置1に故障発生の旨を通知する。
【0037】上位装置1は、その通知に基づいて故障発
生を認識し、電子ディスク装置2−2内の磁気ディスク
装置形式先頭アドレスレジスタ3を参照して故障に係る
領域の電子ディスク装置形式先頭アドレスに対応してい
た磁気ディスク装置形式先頭アドレスを取得し、その領
域(故障に係る領域)内に存在すべきデータ(復旧デー
タ)を特定する。
【0038】さらに、上位装置1は、磁気ディスク装置
形式先頭アドレスレジスタ3内の磁気ディスク装置形式
先頭アドレスを指定し(この時点では故障発生時におけ
る磁気ディスク装置形式先頭アドレスがまだ磁気ディス
ク装置形式先頭アドレスレジスタ3に残っている)、電
子ディスク装置2−2に対する復旧データの書込みを行
う。この場合に、スタティック・ランダム・アクセス・
メモリ4の内容は上述のようにしてすでに変更されてい
るので、故障発生前と同一の磁気ディスク装置形式アド
レスを指定してアクセスを行ってもファイル記憶用メモ
リ回路8内の予備領域への書込みが可能になる。
【0039】また、変更手段102は、変更後のスタテ
ィック・ランダム・アクセス・メモリ4内の変換データ
に基づき、フロッピーディスク9内の初期設定データの
内容を書き変えて、以後の初期設定手段101による初
期設定処理の便宜等を図る(ただし、この書変え処理は
本発明において必須の処理ではない)。
【0040】以上のようにして変更されたスタティック
・ランダム・アクセス・メモリ4の新しい変換データに
基づいて上位装置1による電子ディスク装置2−2に対
するアクセスが行われると、故障に係る領域を示してい
た磁気ディスク装置形式先頭アドレスと同一の磁気ディ
スク装置形式先頭アドレスが磁気ディスク装置形式先頭
アドレスレジスタ3にセットされても、ファイル記憶用
メモリ回路8における予備領域内の位置のアドレスがア
クセス対象の位置のアドレスとして生成され、ファイル
記憶用メモリ回路8の故障位置はもうアクセスされなく
なる(故障位置と同一の位置をアクセスすることによる
故障の再発を防ぐことができる)。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アドレス
変換回路内の変換データ用メモリにスタティック・ラン
ダム・アクセス・メモリを使用し、変換データ用メモリ
内の変換データを随時に変更することを可能ならしめる
ことにより、既存のどのような種類の磁気ディスク装置
にも簡単に対応すること(複数の種類の磁気ディスク装
置に対する擬制が可能な電子ディスク装置として構成す
ること)ができるという効果がある。
【0042】さらに、ファイル記憶用メモリ回路の故障
位置の検出に基づいてスタティック・ランダム・アクセ
ス・メモリ(変換データ用メモリ)内の変換データを変
更することにより、ファイル記憶用メモリ回路の一部に
故障が発生してもその故障位置を避けて(故障位置のア
ドレスをアドレス変換回路が生成しないようにして)、
継続的な運用が可能になるという効果がある。この効果
により、上位装置において予備の磁気ディスク装置形式
先頭アドレスを用意する必要がなくなるといった効果が
派生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成等を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成等を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 上位装置 2−1,2−2 電子ディスク装置 3 磁気ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ 4 スタティック・ランダム・アクセス・メモリ 5 電子ディスク装置形式先頭アドレスレジスタ 6 転送バイト数カウンタ 7 加算器 8 ファイル記憶用メモリ回路 9 フロッピーディスク 10−1,10−2 プロセッサ 11 メモリ故障位置検出回路 101 初期設定手段 102 変更手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルを記憶するファイル記憶用メモ
    リ回路と、 スタティック・ランダム・アクセス・メモリ内の変換デ
    ータに基づいて磁気ディスク装置形式先頭アドレスを前
    記ファイル記憶用メモリ回路に係る電子ディスク装置形
    式先頭アドレスに変換しその変換に基づいて前記ファイ
    ル記憶用メモリ回路におけるアクセス対象の位置のアド
    レスを生成するアドレス変換回路と、 このアドレス変換回路内のスタティック・ランダム・ア
    クセス・メモリの初期設定データを有する取替え可能な
    記憶媒体である初期設定データ記憶媒体と、 この初期設定データ記憶媒体内の初期設定データを前記
    アドレス変換回路内のスタティック・ランダム・アクセ
    ス・メモリ中の変換データとして設定する初期設定手段
    とを有することを特徴とする電子ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ファイル記憶用メモリ回路の故障を
    認識した場合に故障位置を検出するメモリ故障位置検出
    回路と、 このメモリ故障位置検出回路により検出された故障位置
    のアドレスを前記アドレス変換回路が生成しないように
    前記アドレス変換回路内のスタティック・ランダム・ア
    クセス・メモリ中の変換データを変更する変更手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の電子ディスク装
    置。
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