JPH0528945U - 炉内温度測定装置 - Google Patents

炉内温度測定装置

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JPH0528945U
JPH0528945U JP8594691U JP8594691U JPH0528945U JP H0528945 U JPH0528945 U JP H0528945U JP 8594691 U JP8594691 U JP 8594691U JP 8594691 U JP8594691 U JP 8594691U JP H0528945 U JPH0528945 U JP H0528945U
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thermometer
furnace
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connecting pipe
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JP8594691U
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孝彦 秋吉
正和 中尾
文彦 武野
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株式会社日鉱共石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度計取付け部の気密性が高く、炉を運転し
たままの状態において簡単な操作で安全かつ確実に温度
計の交換ができる炉内温度測定装置を提供する。 【構成】 炉壁の測定孔3には仕切り弁5が接続され、
さらに接続管8,10を介して温度計20が取付けられ
ている。温度計20の内管21は、接続管8,10及び
仕切り弁5の内孔を挿通し、仕切り弁5とノズル4の間
に挟持されたテーパ状の支持筒30に案内保持されてい
る。温度計20の内管21と接続管10の間には、パッ
キン13を有するシール機構11が設けられているの
で、温度計の交換時に温度計を引抜いて仕切り弁5を閉
止する際に炉内ガスが漏れる恐れがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学プロセスの燃焼炉などのように、内部に高温ガスや有害ガスを 保有する炉の炉内温度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内部に高温ガスや有害ガスを保有する炉は、化学プロセスで数多く使われてい るが、その炉内温度を測定する装置の保全作業はかなり煩雑である。 例えば、硫黄回収装置の主燃焼炉では、炉内温度を測定するための温度測定装 置の検出部(以下、温度計という)が、その炉壁を貫通して配設されていて、該 温度計の先端に形成された感温部を炉内のガス中に露呈させている。この主燃焼 炉内は、H2 Sを部分燃焼させているため、高温かつ腐食性のガス雰囲気になっ ている。一方、温度計としては、通常、市販の熱電対温度計が用いられており、 この熱電対温度計はセラミックの外筒に包み込まれた長管体をなし、その先端に 感温部が形成された構造になっている。
【0003】 従って、温度計は、高温による剛性の低下や腐食劣化等によって機械的強度が 十分保たれ難く、このためわずかな衝撃によってしばしば温度計が破損し、しか も該温度計を運転中に抜き取ると、炉内のガスが外部に噴出するので、破損した 温度計を交換するために炉の運転を一時中止しなけれらばならないなどの問題が あった。 このような問題点に対して、例えば、炉内ガスが噴出しないように不活性ガス をふかしながら温度計を抜き出す工夫を施した装置(実開昭54−109592 )など、従来から様々な工夫がなされてきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記実開昭54−109592の装置は、炉内ガスの噴出を避 けるために、不活性ガスを大量に供給しなければならず、それでも炉内ガスの噴 出を完全に止めることはできないという欠点があり、また温度計を抜き出すにあ たっては温度計以外の部分も抜き出さねばならないなどの面倒があった。
【0005】 本考案は、上記の欠点を解消するためになされたものであって、即ち、本考案 の目的は、炉を運転したままの状態で、簡単な操作で安全かつ確実に温度計の交 換をできるようにした炉内温度測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の炉内温度測定装置は、炉壁に形成された測定孔に接続される仕切り弁 と、前記仕切り弁に接続されるとともに不活性ガスの供給孔を備えた接続管と、 前記接続管に接続されて該接続管及び前記仕切り弁を挿通して炉内に挿入される とともに不活性ガスの供給孔を備えた温度計を有する炉内温度測定装置において 、前記温度計を炉内に案内するテーパ状のガイド部と不活性ガスの通孔を備えた 支持筒が前記測定孔と前記仕切り弁の間に設けられ、前記接続管と前記温度計が シール機構を介して接続されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】
温度計の先端は、仕切り弁と測定孔の間に介装された支持筒のガイド部に支持 されて炉内に臨んでいる。運転中、接続管の供給孔から内部に導入された不活性 ガスは、支持筒の通孔を経て炉内に流入する。運転中に温度計を交換する場合に は、シール機構を介して温度計を炉の外方へ移動させ、仕切り弁を閉止し、その 後に交換する。
【0008】
【実施例】
以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳しく説明する。 本実施例の炉内温度測定装置1では、図1に示すように、炉壁2を貫通して形 成された測定孔3の外側には、後述するように管状の部材を接続して形成した保 護筒が突設されており、保護筒の内孔である保護通路が同一線上に連成されてい る。
【0009】 ノズル4 上記保護筒の基部を構成する管状の部材で、その一端は炉壁2の外面に固設さ れて前記測定孔3に連通し、外側のもう一端には接合用のフランジ4aが形成さ れている。
【0010】 仕切り弁5 上記保護筒の一部を構成し、弁シート6と、開閉操作用のハンドル7を備えた 開閉弁である。後述する温度計20の内管21の先端部が炉内からこの仕切り弁 5の外側(炉の反対側)まで引き抜かれたときに、この仕切り弁5は閉止され、 炉内ガスの流出を確実に遮断するものである。両端のフランジ5a,5aは、パ ッキングを介して隣接する前記ノズル4及び後述する接続管8の各フランジ4a ,8aにそれぞれ接続されている。
【0011】 接続管8 上記保護筒の一部を構成し、中間部には不活性ガスを吹き込む供給孔9が設け られている。また、両端にはフランジ8a,8bが設けられ、前記仕切り弁5と 後述するシール機構11付きの接続管10に接続されている。不活性ガスの第1 の供給孔9からは、保護通路内に窒素ガス等の不活性ガスが供給されるようにな っている。
【0012】 接続管10及びシール機構11 接続管10は、上記保護筒の一部を構成しており、両端にフランジ10a,1 0bが設けられ、それぞれ、前記接続管8のフランジ8bと後述する温度計20 のフランジ20aに接続されている。この接続管10の外側のフランジ10b側 には、後述する温度計20を気密に取付け、炉内ガスの流出をシールするための シール機構11が設けられている。図2に示すように、外側のフランジ10bの 近傍の内周面には、内径の大きいパッキン収納部12が形成されている。このパ ッキン収納部12には、接続管10に対して温度計20の内管21が摺動自在と なるように、両者の間をシールするパッキン13が収納されている。そしてこれ らのパッキン13は、スリーブ14によってパッキン収納部12内に保持されて いる。そして、接続管10のフランジ10bに設けられたボルト15には、移動 自在に固定板16が取付けられており、ボルト15にかみ合うナット17によっ てこの固定板16が前記スリーブ14をパッキン13の方へ押圧している。
【0013】 温度計20 温度計20のフランジ20aには、その先端部が炉内に突出する内管21の基 端が固設され、内管21の反対側には端子箱22が取り付けられている。内管2 1の先端部には熱電対のセンサ部23が納められており、内管21内をセンサ部 23から端子箱22に連絡する配線が通っている。また、内管21と端子箱22 の中間の側壁には不活性ガスを内管21内に吹き込むための第2の供給孔24が 設けられ、内管21が破損したときに不活性ガスを吹き込み、炉内ガスが内管2 1内を通って炉外に漏洩するのを防ぐようになっている。
【0014】 この温度計20の内管21は、前記接続管8,10及び仕切り弁5の内孔を挿 通しており、センサ部23が測定孔3から炉内に突出するようになっている。そ して温度計20のフランジ20aは、前記ボルト15を介して接続管10のフラ ンジ10bに固定されている。また、温度計20のフランジ20aと前記接続管 10のフランジ10bとは、所定長さの間隔チェーン25で接続されている。
【0015】 支持筒30 前記仕切り弁5のフランジ5aと、炉壁2の測定孔3のフランジ4aの間には 、支持筒30がフランジ部31において挟持固定されている。支持筒30は、前 記温度計20の内管21の挿入を容易にするテーパ状のガイド部32と、ガイド 部32の細径の端部に連続する支持管部33とを有している。また、前記フラン ジ部31には不活性ガスの通孔34が形成されており、前記供給孔9から導入さ れた不活性ガスが、測定孔3と支持筒30の間の空間に流入できるようになって いる。
【0016】 次に、以上の構成における作用を説明する。 運転中、温度計20の先端のセンサ部23は、炉内に突出して燃焼ガスと接触 しており、常にその温度を検出している。その信号出力は端子箱22から取り出 すことができる。
【0017】 第1の供給孔9から供給された不活性ガスは、内管21と保護筒で形成された 空間を通って炉内に流れ込む。これによって内管21・支持筒30・ノズル4・ 仕切り弁5等は不活性ガスで冷却される。また燃焼ガスが前記空間に入り込んで 硫黄や夾雑物を堆積させ、空間をつまらせて温度計20の抜き出しを困難にする のを防ぐとともに、燃焼ガスの高熱による内管21・支持筒30・ノズル4・仕 切り弁5等の損傷を防ぐ。
【0018】 なんらかの原因で、温度計20の内管21が破損したり、センサ部23が不良 になり、温度計20を運転中に交換しなければならない場合には、次の手順で作 業すれば良い。 (1)温度計20が破損したときは、第2の供給孔24から窒素等の不活性ガス を供給し、燃焼ガスによる内管21の損傷を防止するとともに、内管21を経て 燃焼ガスが外部に漏れるのを防止する。
【0019】 (2)温度計20のフランジ20aのナットを外して、間隔チェーン25が一杯 に張る位置まで温度計20を抜き出す。この状態で、温度計20の先端は、仕切 り弁5の開閉を妨げない位置にある。この時、温度計20の内管21と接続管1 0はパッキン13によってシールされた状態にあり、しかも供給孔9からは内管 21と接続管8の間に不活性ガスが導入されて炉内へ流入している状態にあるの で、温度計20の内管21と接続管10の間から燃焼ガスが漏れることはない。
【0020】 (3)仕切り弁5を閉じて、炉内と完全に遮断する。2つの供給孔9,24から の不活性ガスの給気を止める。 (4)間隔チェーン25の一端を外して、温度計20を外部に抜き取る。 (5)その後良品の温度計を取り付けるには、上述の(2)〜(4)の操作を逆 に行えば良い。この時、挿入された良品の温度計20は支持筒30のガイド部3 2に案内されて支持管部33に挿入・保持されるので、簡単な取付け操作で炉に 対して所定の位置に正しく設定することができる。なお、当然第2の不活性ガス の給気を再開する必要はない。
【0021】 このように本実施例によれば、シール機構11によって常に炉内と外部とが完 全に遮断されているので、極めて安全であり、かつ不活性ガスを大量に消費する ことがない。またテーパ状のガイド部32を有する支持筒30のために温度計交 換の操作が簡単で、かつ確実に行えるので、高温ガスや有毒ガスが内在する炉に 有用である。
【0022】
【考案の効果】
本考案の炉内温度測定装置は、接続管と温度計がシール機構を介して接続され 、温度計は支持筒で案内保持されるようになっているので、次のような効果が得 られる。
【0023】 温度計抜き出し時にも、炉内と外部とは通じあうことがなく、常に完全に遮断 されているので、極めて安全である。 炉内のガスが吹き出さないように、温度計抜き出し時に、不活性ガスを大量に 供給する必要がない。 温度計交換の操作が簡単で、かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】同実施例におけるシール機構の拡大断面図であ
る。
【図3】同実施例における支持筒の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 炉内温度測定装置 2 炉壁 3 測定孔 5 仕切り弁 8 接続管 9,24 供給孔 11 シール機構 20 温度計 30 支持筒 32 ガイド部 34 通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉壁に形成された測定孔に接続される仕
    切り弁と、前記仕切り弁に接続されるとともに不活性ガ
    スの供給孔を備えた接続管と、前記接続管に接続されて
    該接続管及び前記仕切り弁を挿通して炉内に挿入される
    とともに不活性ガスの供給孔を備えた温度計を有する炉
    内温度測定装置において、前記温度計を炉内に案内する
    テーパ状のガイド部と不活性ガスの通孔を備えた支持筒
    が前記測定孔と前記仕切り弁の間に設けられ、前記接続
    管と前記温度計がシール機構を介して接続されているこ
    とを特徴とする炉内温度測定装置。
JP8594691U 1991-09-26 1991-09-26 炉内温度測定装置 Expired - Lifetime JP2521463Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152117A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Jx Nippon Oil & Energy Corp 温度測定装置
US9243961B2 (en) 2011-08-11 2016-01-26 Electric Power Development Co., Ltd. In-furnace temperature measurement device
WO2022044218A1 (ja) * 2020-08-27 2022-03-03 中国電力株式会社 温度測定装置

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