JPH0528942U - 反射型光センサ - Google Patents

反射型光センサ

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JPH0528942U
JPH0528942U JP8709591U JP8709591U JPH0528942U JP H0528942 U JPH0528942 U JP H0528942U JP 8709591 U JP8709591 U JP 8709591U JP 8709591 U JP8709591 U JP 8709591U JP H0528942 U JPH0528942 U JP H0528942U
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JP
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light
light emitting
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polarization
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一二 農添
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Onkyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パルス発生器1からのパルスに応じて、第1
発光素子8Aが所定周期毎に発光駆動される。上記パル
スは遅延回路3により半周期分遅延され、この遅延され
たパルスに応じて、第2発光素子8Bが所定周期毎に発
光駆動される。第1発光素子8Aからの光は、第1偏光
フィルタ11A、被検査物体T、第1偏光フィルタ11
Aを介して、第1受光素子13Aに受光される。第2発
光素子8Bからの光は、第2偏光フィルタ11B、被検
査物体T、第2偏光フィルタ11Bを介して、第2受光
素子13Bに受光される。第1受光素子13Aの出力
と、第2受光素子13Bの出力との差分が、減算回路1
8により、とられる。 【効果】 物体の欠陥検出やバーコードリーダー等の読
取りを、外乱に影響されずに行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、物体の欠陥を検出する物体検査装置や、バーコードリーダー等の読 取り装置等に用いられる反射型光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の反射型光センサでは、発光素子を所定周期毎に発光駆動して、 被検査物体に光を照射し、被検査物体からの反射光を受光素子により受光して、 その光量により、被検査物体の欠陥検出や読取りを行うように構成されている。 ところで、上記のような反射型光センサでは、周辺雰囲気の変化に伴う自然光 の変化や、周辺に配置された蛍光灯等の電子機器からのノイズが、照射光及び反 射光に外乱として作用して、受光素子により受光される光量に影響を及ぼす。 然しながら、従来においては、発光素子と受光素子は、夫々、単一とされてい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、上記従来においては、受光量に占める外乱の割合を全く識別できず 、それ故、受光される光量から外乱の影響を除去できず、欠陥検出や読取りを精 度良く良好に行えないという問題があった。 本考案の目的は、上記の問題点を解決した反射型光センサを提供することであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするところは、所定周期毎に発光 駆動され、被検査物体に光を照射する第1発光素子と、第1発光素子の発光周期 に対して半周期分遅れて所定周期毎に発光駆動され、被検査物体に光を照射する 第2発光素子と、第1発光素子の前方に配設された第1偏光フィルタと、第2発 光素子の前方に配設されて、第1偏光フィルタの偏光軸と直交する偏向軸を有す る第2偏光フィルタと、被検査物体からの第1発光素子の照射光に関連した反射 光を受光する第1受光素子と、被検査物体からの第2発光素子の照射光に関連し た反射光を受光する第2受光素子と、第1受光素子の前方に配設されて、第1偏 光フィルタの偏光軸と平行な偏光軸を有する第3偏光フィルタと、第2受光素子 の前方に配設されて、第2偏光フィルタの偏光軸と平行な偏光軸を有する第4偏 光フィルタと、第1受光素子からの出力と、第2受光素子からの出力との差分を とる減算回路とを含む点にある。 尚、第1偏光フィルタと第3偏光フィルタが兼用され、第2偏光フィルタと第 4偏光フィルタが兼用されることもある。
【0005】
【作用】
本考案に従えば、第1発光素子が所定周期毎に発光駆動されて、被検査物体に 光を照射すると共に、第2発光素子が、第1発光素子の発光周期に対して半周期 分遅れて所定周期毎に発光駆動されて、被検査物体に光を照射する。 そして、第1発光素子からの光は、第1偏光フィルタ、被検査物体、第3偏光 フィルタを介して第1受光素子に受光され、受光量に応じた電気信号に変換され る。同様に、第2発光素子からの光は、第2偏光フィルタ、被検査物体、第4偏 光フィルタを介して第2受光素子に受光され、受光量に応じた電気信号に変換さ れる。 上記の際において、照射光及び反射光に外乱が作用する場合があるが、減算回 路により、第1受光素子の出力と第1受光素子の出力との差分がとられるため、 外乱が除去される。従って、物体の欠陥検出やバーコードリーダー等による読取 りを、外乱に影響を受けずに行える。
【0006】
【実施例】
図1は本考案に係る反射型光センサを用いた物体検査装置の一実施例のブロッ ク図である。この物体検査装置は、被検査物体Tの欠陥の有無を検査するもので 、パルス発生器1と、パルス発生器1からのパルスを受けて被検査物体Tに光を 照射する第1発光装置2Aと、上記パルスを半周期分遅延させる遅延回路3と、 上記遅延されたパルスを受けて被検査物体Tに光を照射する第2発光装置2Bと 、被検査物体Tからの第1発光装置2Aの照射光に関連した反射光を受光する第 1受光装置4Aと、被検査物体Tからの第2発光装置2Bの照射光に関連した反 射光を受光する第2受光装置4Bと、上記受光された光量を検出する検出部5と 、検出された光量に応じて表示する表示部6とから構成されている。
【0007】 第1発光装置2Aは、赤外線LED(発光ダイオード)等によって実現される 第1発光素子8Aと、パルス発生器1からのパルスに応じて第1発光素子8Aを 所定周期毎に発光駆動する第1駆動回路9Aとを有し、又、前記第2発光装置2 Bは、赤外線LED(発光ダイオード)等によって実現される第2発光素子8B と、遅延回路3により遅延されたパルスに応じて第2発光素子8Bを発光駆動す る第2駆動回路9Bとを有する。
【0008】 図2に示すように、第1発光素子8Aの前方には、第1発光素子8Aからの光 を直線偏光する第1偏光フィルタ11Aが配設され、第2発光素子8Bの前方に は、第2発光素子8Bからの光を直線偏光する第2偏光フィルタ11Bが配設さ れている。第1偏光フィルタ11A及び第2偏光フィルタ11Bは、それぞれの 偏光軸方向H1,H2が互いに直交した光学偏光特性を有する。従って、第1偏 光フィルタ11Aを通過して得られる直線偏光の振動面と、第2偏光フィルタ1 1Bを通過して得られる直線偏光の振動面とが、直交しているため、これらの2 つの直線偏光は、相互に干渉することはない。
【0009】 前記第1受光装置4Aは、被検査物体Tからの第1発光素子8Aの照射光に関 連した反射光を受光するピンフォトダイオード等によって実現される第1受光素 子13Aと、第1アンプ14Aとを有する。又、前記第2受光装置4Bは、被検 査物体Tからの第2発光素子8Bの照射光に関連した反射光を受光するピンフォ トダイオード等によって実現される第2受光素子13Bと、第2アンプ14Bと を有する。
【0010】 第1受光素子13Aの前方には、第1偏光フィルタ11Aが配設され、第2受 光素子13Bの前方には、第2偏光フィルタ11Bが配設されている。従って、 第1発光素子8Aからの光は、第1偏光フィルタ11A、被検査物体T、第1偏 光フィルタ11Aを介して第1受光素子13Aに受光され、又、第2発光素子8 Bからの光は、第2偏光フィルタ11B、被検査物体T、第2偏光フィルタ11 Bを介して第2受光素子13Bに受光されることになる。
【0011】 検出部5は、第1受光装置4Aからの出力と第2受光装置4Bからの出力との 差分をとる減算回路18と、減算回路18からの出力を半波整流する整流回路1 9と、整流回路19からの出力を積分する積分回路20と、積分回路20からの 出力と基準値とを比較して、積分回路20からの出力が基準値以上であるときは ハイレベルの信号を出力し、積分回路20からの出力が基準値未満であるときは ローレベルの信号を出力する比較器22とから成る。 表示部6は、積分回路20からハイレベルの信号を受けたとき、「欠陥なし」 との表示をし、積分回路20からローレベルの信号を受けたとき、「欠陥あり」 との表示をする。
【0012】 図3は物体検査装置の各構成部分の出力波形図である。この図3を参照して、 上記構成の物体検査装置の動作について以下に説明する。物体検査に当たっては 、パルス発生器1をオン操作して、パルスを発生させる。これにより、第1発光 装置2Aの第1駆動回路9Aは、パルス発生器1からのパルスに応じて第1発光 素子8Aを所定周期毎に発光駆動して、第1発光素子8Aは、図3(1)に示す ように、所定周期で発光する。 又、パルス発生器1からのパルスは遅延回路3により半周期遅延されて、この 遅延されたパルスに応じて、第2発光装置2Bの第2駆動回路9Bは、第2発光 素子8Bを所定周期毎に発光駆動して、第2発光素子8Bは、図3(2)に示す ように、所定周期で発光する。
【0013】 上記のようにして、例えば、第1発光素子8Aからの光は第1偏光フィルタ1 1Aを介して被検査物体Tの「欠陥のない」領域25及び「欠陥のある」領域2 6に照射され、この照射光に関連した被検査物体Tからの反射光が第1偏光フィ ルタ11Aを介して、第1受光素子13Aに受光されて、受光量に応じた電気信 号に変換され、第1アンプ14Aで増幅されて出力される。又、第2発光素子8 Bからの光は第2偏光フィルタ11Bを介して被検査物体T「欠陥のない」領域 25及び「欠陥のある」領域26に照射され、この照射光に関連した被検査物体 Tからの反射光が第2偏光フィルタ11Bを介して第2受光素子13Bに受光さ れて、受光量に応じた電気信号に変換され、第2アンプ14Bで増幅されて出力 される。
【0014】 上記の場合において、被検査物体Tの「欠陥のない」領域25からの反射光は 強く、それ故、この場合の受光量は大で、大きな振幅のパルスが第1アンプ14 Aから出力される。又、「欠陥のある」領域26からの反射光は弱く、それ故、 この場合の受光量は小で、小さな振幅のパルスが第2アンプ14Bから出力され る。 ところで、上記の際において、周辺雰囲気の変化に伴う自然光の変化や、周辺 に配置された蛍光灯等の電子機器からのスパイクノイズが外乱として照射光及び 反射光に重畳される場合がある。
【0015】 例えば、周辺雰囲気の変化に伴う自然光の波形状の変化Nが、照射光及び反射 光に重畳された場合を考えると、第1、第2各アンプ14A,14Bからの出力 は、図3(3)及び(4)に示すように、自然光の変化Nが重畳されたものとな る。尚、図3において、(3)、(4)及びそれ以降の出力波形図の左側部分は 、「欠陥のない」領域25からの反射光を受光した場合の出力波形図であり、又 、右側部分は、「欠陥のある」領域26からの反射光を受光した場合の出力波形 図である。又、勿論、第1、第2各アンプ14A,14Bからの出力に重畳され た自然光の変化Nは同相である。
【0016】 ところで、上記のように、周辺雰囲気の変化に伴う自然光の変化Nが照射光及 び反射光に重畳されても、減算回路18により、第1アンプ14Aからの出力と 、第2アンプ14Bからの出力との差分がとられると、自然光の変化Nが同相で あるため、減算回路18の出力は、図3(5)に示すように自然光の変化Nが除 去された交流波形となる。
【0017】 その後、整流回路19により、図3(6)に示すように、半波整流されて、そ の出力が積分回路20により積分されて、図3(7)に示すような積分波形とし て出力されるのであり、「欠陥のない」領域25からの反射光を受光した場合に は、図3(7)の左側部分で示すように、振幅の大きな略三角形のパルスを出力 し、又、「欠陥のある」領域26からの反射光を受光した場合には、図3(7) の右側部分で示すように、振幅の小さな略三角形のパルスを出力する。
【0018】 そして、比較器22により、積分回路20からの出力パルスが基準値と比較さ れ、「欠陥のない」領域25からの反射光を受光した場合には、図3(7)の左 側部分で示すように、積分回路20からの出力が基準値以上となって、比較器2 2からハイレベルの信号が出力され、表示部6が「欠陥なし」の表示をする。又 、「欠陥のある」領域26からの反射光を受光した場合には、積分回路20から の出力が基準値未満となって、比較器22からローレベルの信号が出力され、表 示部6が「欠陥あり」の表示をする。
【0019】 上記のように、減算回路18により、周辺雰囲気の変化に伴う自然光の変化N が除去されるため、物体の欠陥検出時に、外乱の影響を除去でき、物体の欠陥検 出を精度よく良好に行える。 尚、この実施例では、外乱は周辺雰囲気の変化に伴う自然光の変化Nとして説 明したが、スパイクノイズによる外乱であっても同様な処理により除去すること ができる。
【0020】 尚、前述の実施例では、第1偏光フィルタと第3偏光フィルタを兼用し、第2 偏光フィルタと第4偏光フィルタを兼用したが、別体としてもよい。 又、前述の実施例では、物体検査装置について説明したけれども、本考案はこ れに限定されるものではなく、バーコードリーダー等の読取り装置等にも好適に 実施することができる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、 (1)発光側では、第1発光素子を所定周期毎に発光駆動すると共に、第2発光 素子を、第1発光素子の発光周期に対して半周期分遅れて所定周期毎に発光駆動 し、又、受光側では、減算回路により、第1受光素子の出力と第1受光素子の出 力との差分をとるように構成したので、外乱の種類に拘わらず、外乱に影響を受 けない反射型光センサを実現できる。
【0022】 (2)又、本考案によれば、偏光軸が相互に直交する第1偏光フィルタ及び第2 偏光フィルタ、第1偏光フィルタの偏光軸と平行な偏光軸を有する第3偏光フィ ルタ、並びに、第2偏光フィルタの偏光軸と平行な偏光軸を有する第4偏光フィ ルタを設けるようにしたので、第1及び第2発光素子からの被検査物体への照射 光及び被検査物体からの第1及び第2受光素子への反射光が相互に干渉すること がなく、精度を高くできる。 又、請求項2のように、第1偏光フィルタと第3偏光フィルタを兼用し、第2 偏光フィルタと第4偏光フィルタを兼用すれば、構造を簡易にできて、コストダ ウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る反射型光センサを用いた物体検査
装置の一実施例のブロック図である。
【図2】各偏光フィルタの配置状態を示す斜視図であ
る。
【図3】物体検査装置の各構成部分の出力波形図であ
る。
【符号の説明】
1…パルス発生器、3…遅延回路、8A…第1発光素
子、9A…第1駆動回路、8B…第2発光素子、9B…
第2駆動回路、11A…第1偏光フィルタ、11B…第
2偏光フィルタ、13A…第1受光素子、13B…第2
受光素子、18…減算回路、T…被検査物体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周期毎に発光駆動され、被検査物体に
    光を照射する第1発光素子と、 第1発光素子の発光周期に対して半周期分遅れて所定周
    期毎に発光駆動され、 被検査物体に光を照射する第2発光素子と、 第1発光素子の前方に配設された第1偏光フィルタと、 第2発光素子の前方に配設されて、第1偏光フィルタの
    偏光軸と直交する偏向軸を有する第2偏光フィルタと、 被検査物体からの第1発光素子の照射光に関連した反射
    光を受光する第1受光素子と、 被検査物体からの第2発光素子の照射光に関連した反射
    光を受光する第2受光素子と、 第1受光素子の前方に配設されて、第1偏光フィルタの
    偏光軸と平行な偏光軸を有する第3偏光フィルタと、 第2受光素子の前方に配設されて、第2偏光フィルタの
    偏光軸と平行な偏光軸を有する第4偏光フィルタと、 第1受光素子からの出力と、第2受光素子からの出力と
    の差分をとる減算回路とを含むことを特徴とする反射型
    光センサ。
  2. 【請求項2】第1偏光フィルタと第3偏光フィルタが兼
    用され、第2偏光フィルタと第4偏光フィルタが兼用さ
    れた請求項1記載の反射型光センサ。
JP8709591U 1991-09-27 1991-09-27 反射型光センサ Pending JPH0528942U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220013060A (ko) * 2020-07-24 2022-02-04 주식회사 에스원 반사판 기반 레이저 감지 장치 및 그의 외란광 노이즈 제거 방법

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