JP2021156690A - フィルム検出装置およびフィルム検出方法 - Google Patents

フィルム検出装置およびフィルム検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021156690A
JP2021156690A JP2020056042A JP2020056042A JP2021156690A JP 2021156690 A JP2021156690 A JP 2021156690A JP 2020056042 A JP2020056042 A JP 2020056042A JP 2020056042 A JP2020056042 A JP 2020056042A JP 2021156690 A JP2021156690 A JP 2021156690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
inspection object
film
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020056042A
Other languages
English (en)
Inventor
豪人 副島
Takehito Soejima
豪人 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Kirin Techno System Co Ltd
Original Assignee
Kirin Techno System Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Techno System Co Ltd filed Critical Kirin Techno System Co Ltd
Priority to JP2020056042A priority Critical patent/JP2021156690A/ja
Publication of JP2021156690A publication Critical patent/JP2021156690A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを正確に検出することができるフィルム検出装置を提供する。【解決手段】フィルム検査装置は、シート32と透明フィルム34とを備えた検査対象物30に光を照射する照明装置10と、検査対象物30からの反射光17bを受けて画像を生成する偏光カメラ25と、偏光カメラ25で生成された検査画像に基づいて透明フィルム34を検出する画像処理部47とを備える。照明装置10は、光17を発する光源12と、光源12から発せられた光17を円偏光17aに変換する円偏光子15とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム検出装置および検出方法に関し、特に不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを検出するフィルム検出装置およびフィルム検出方法に関する。
商品の梱包方法として、台紙等の不透明なシート上の商品をプラスチック等の透明フィルムで覆うことにより商品を梱包する方法がある。この場合、商品の生産工程において、透明フィルムの状態、すなわち透明フィルムの貼り付け位置のずれや透明フィルムに欠陥があるか等を検査することがある。このように梱包される商品の例としてリップクリーム等の持ち運んで使用する日用品が挙げられる。
透明フィルムの状態を検査する方法として、シートおよび透明フィルムに光を照射し、シートおよび透明フィルムをカメラにより撮像し、画像処理によりシートと透明フィルムのエッジ部を検出する方法がある。
特開2008−216105号公報 特開2006−38477号公報 特開2009−216633号公報
しかしながら、上述の検査方法では、光は透明フィルムを透過してしまうため、透明フィルムは画像に明瞭には現れず、透明フィルムのエッジ部を検出できないことがあった。
そこで本発明は、不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを正確に検出することができるフィルム検出装置およびフィルム検出方法を提供する。
一態様では、不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを検出するフィルム検出装置であって、前記シートと前記透明フィルムとを備えた検査対象物に光を照射する照明装置と、前記検査対象物からの反射光を受けて画像を生成する偏光カメラと、前記偏光カメラで生成された検査画像に基づいて前記透明フィルムを検出する画像処理部とを備え、前記照明装置は、光を発する光源と、前記光源から発せられた前記光を円偏光に変換する円偏光子とを備えている、フィルム検出装置が提供される。
一態様では、前記照明装置は、前記偏光カメラの光軸上に配置されたハーフミラーをさらに備え、前記照明装置は、前記光源から発せられた前記光を前記ハーフミラーで反射させて前記検査対象物に導くように構成されており、前記偏光カメラの光軸と、前記検査対象物に照射される光の光軸は一致している。
一態様では、前記偏光カメラは、偏光角の異なる複数の偏光子を備え、前記複数の偏光子を通過した前記反射光から複数の画像を生成し、前記複数の画像から偏光度画像、または応力ひずみ画像を検査画像として生成するように構成されている。
一態様では、前記光源は、白色光を発するように構成されている。
一態様では、不透明のシートと前記不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを備えた検査対象物に光を照射して、前記透明フィルムを検出するフィルム検出方法であって、光源から光を発し、前記光を円偏光に変換して前記検査対象物に照射し、偏光カメラによって、前記検査対象物からの反射光から検査画像を生成し、前記生成された検査画像に基づいて前記透明フィルムを検出する、フィルム検出方法が提供される。
一態様では、前記光を前記検査対象物に照射する工程は、前記偏光カメラの光軸上に配置されたハーフミラーで反射した前記光を前記検査対象物に導く工程を含み、前記偏光カメラの光軸と、前記検査対象物に照射される光の光軸は一致している。
一態様では、前記検査画像を生成する工程は、偏光角の異なる複数の偏光子を通過した前記反射光から複数の画像を生成し、前記複数の画像から偏光度画像を検査画像として生成する工程を含む。
一態様では、前記光は白色光である。
透明フィルムからの反射光の偏光の状態と、シートからの反射光の偏光の状態は異なっているため、偏光カメラは、透明フィルムとシートとの間のコントラストが大きい画像を生成することができる。したがって、透明フィルムのエッジが画像に現れ、フィルム検出装置は、正確に透明フィルムを検出することができる。
フィルム検出装置の一実施形態を示す模式図である。 図2(a)は、検査対象物の一例を示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す検査対象物の平面図である。 光の振動方向を示す模式図である。 偏光カメラの一部を示す模式図である。 偏光子構造体を示す模式図である。 図6(a)は、正常な位置に透明フィルムが貼り付けられているときの検査対象物を示す模式図であり、図6(b)は、図6(a)の検査対象物からの反射光を受けて生成された検査画像を示す模式図である。 図7(a)は、透明フィルムが正常な位置からずれて貼り付けられているときの検査対象物を示す模式図であり、図7(b)は、図7(a)の検査対象物からの反射光を受けて生成された検査画像を示す模式図である。 図8(a)は、フィルム検出装置の他の実施形態を示す模式図であり、図8(b)は、図8(a)を上から見た図である。 図9(a)は、フィルム検出装置のさらに他の実施形態を示す模式図であり、図9(b)は、図9(a)を上から見た図である。 図10(a)は、フィルム検出装置のさらに他の実施形態を示す模式図であり、図10(b)は、図10(a)を上から見た図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1はフィルム検出装置の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、フィルム検出装置は、検査対象物30に光17を照射する照明装置10と、検査対象物30からの反射光を受けて画像を生成する偏光カメラ25と、偏光カメラ25で生成された画像を処理する画像処理部47と、を備えている。偏光カメラ25は、検査対象物30を向いて(下方を向いて)配置されている。照明装置10は、偏光カメラ25と検査対象物30との間に配置されている。画像処理部47は、偏光カメラ25に電気的に接続されている。
図2(a)は、検査対象物30の一例を示す斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す検査対象物30の平面図である。検査対象物30は、シート32と、シート32上に重ねられた透明フィルム34と、シート32および透明フィルム34によって梱包された商品37と、を備えている。商品37は、シート32上に配置されており、透明フィルム34に覆われている。透明フィルム34は、シート32との間に商品37を挟んでシート32に貼り付けられている。
シート32は不透明であり、板状の形状を有している。シート32の一例として、台紙が挙げられる。透明フィルム34の一例として、透明なプラスチックフィルムが挙げられる。商品37の例として、リップクリーム等の持ち運んで使用する日用品が挙げられる。
図1に示すように、本実施形態では、検査対象物30は、コンベア40によって搬送される。本実施形態では、コンベア40の上方にフィルム検出装置が配置されている。フィルム検出装置は、コンベア40によって搬送された検査対象物30がフィルム検出装置の下方を通過するときに、検査対象物30の画像を生成し、生成された画像に基づいてシート32上の透明フィルム34を検出する。
照明装置10は、光17を発する光源12と、光源12から発せられた光17を円偏光に変換する円偏光子15と、偏光カメラ25と検査対象物30との間に配置されたハーフミラー20とを備えている。円偏光子15は、光17の進行方向に関して光源12の前方に配置されている。照明装置10は、光17を円偏光に変換して検査対象物30に照射する。ハーフミラー20は、偏光カメラ25の光軸AX1上に配置されている。
本実施形態では、照明装置10は、光17を、ハーフミラー20で反射させて検査対象物30に導くように構成されている。具体的には、ハーフミラー20は、偏光カメラ25の光軸AX1に対して傾いて配置されており、光源12は、横向き、かつハーフミラー20を向いて配置されている。光源12は、横側から円偏光子15を介してハーフミラー20に光17を照射するように構成されている。本実施形態の光17は、白色光である。
光源12から発せられた光17は、円偏光子15を透過することによって円偏光に変換される。円偏光に変換された光17は、ハーフミラー20に照射される。ハーフミラー20に照射された光17は、ハーフミラー20で反射して検査対象物30に垂直に入射する。検査対象物30に照射される光17(円偏光に変換された光17)の振動方向は回転している。光17は、検査対象物30の全体に照射される。
検査対象物30に照射された光17は、検査対象物30で反射し、ハーフミラー20を透過する。ハーフミラー20は、光源12から照射された光17を反射させ、その一方で、検査対象物30で反射した光17を透過させるように構成されている。検査対象物30で反射した光17の振動方向は、検査対象物30に照射される光17とは逆方向に回転している。以下、円偏光に変換された光17(検査対象物30に照射される光17)を円偏光17a、検査対象物30で反射した光17を反射光17bと呼ぶことがある。
ハーフミラー20を透過した光17(反射光17b)は、偏光カメラ25によって受けられる。照明装置10は、偏光カメラ25の光軸AX1と、検査対象物30に照射される光17(円偏光17a)の光軸AX2と、が一致している、いわゆる同軸落射照明を構成している。照明装置10を上述のように構成することにより、光源12および円偏光子15を、偏光カメラ25に向かう反射光17bの光路の外側に配置することができる。したがって、円偏光17aは、検査対象物30の全体を均一に照明することができる。また、反射光17bは光源12および円偏光子15には遮られないので、偏光カメラ25は、検査対象物30の全体を撮影することができる。
図3は、光17の振動方向を示す模式図である。図3に示すように、光17は、光源12から発せられた直後は、全方向(図3の矢印A,B,C方向)に振動している。光17は、円偏光子15を透過することによって円偏光17aに変換される。円偏光17aに変換された光17は、振動方向を回転させながら進行する。円偏光17aの振動方向を図3の矢印Dで示す。本実施形態では、円偏光17aの振動方向は、右回転しているが、一実施形態では、円偏光17aの振動方向は、左回転していてもよい。
図4は、偏光カメラ25の一部を示す模式図である。図4に示すように、偏光カメラ25は、フォトダイオード等のイメージセンサ29と、偏光子構造体26とを備えている。偏光子構造体26は、イメージセンサ29の前方に配置されている。反射光17bは、偏光子構造体26を介してイメージセンサ29によって受けられる。
図5は、偏光子構造体26を示す模式図である。偏光子構造体26は、偏光角の異なる複数の偏光子27a,27b,27c,27dを備えている。以下の説明では、偏光子27a,27b,27c,27dを総称して単に偏光子27と呼ぶことがある。偏光子構造体26は、イメージセンサ29の複数の受光素子29aの数と同じ数の偏光子27を備えており、各受光素子29aの前方に各偏光子27が配置されている(図4参照)。したがって、偏光カメラ25は、各偏光子27を透過した光17(反射光17b)を各受光素子29aで受けるように構成されている。
具体的には、偏光子構造体26は、振動方向が回転している光17(反射光17b)のうち、所定の方向に振動する光のみを透過させる複数の偏光子27aと、偏光角(偏光子27が透過を許容する光17の偏光方向)が偏光子27aの偏光角から45度異なる複数の偏光子27bと、偏光角が偏光子27aの偏光角から90度異なる複数の偏光子27cと、偏光角が偏光子27aの偏光角から135度異なる複数の偏光子27dとを備えている。
偏光子27a,27b,27c,27dは、受光素子29aの配列に対応して上下左右に隣接して配列されている。すなわち各受光素子29aの前方には、偏光子27a,27b,27c,27dのうちのいずれか1つが配置されている。隣接する1つの偏光子27a、1つの偏光子27b、1つの偏光子27c、および1つの偏光子27dは、1組の偏光子組立体28を形成している。偏光子組立体28は上下左右に隣接して配列されている。各受光素子29aは、偏光子27a,27b,27c,27dのうちのいずれか1つを透過した光17を受ける。
偏光カメラ25は、偏光子27を透過した反射光17bから画像を生成する。本実施形態では、偏光カメラ25は、4つの方向に偏光する反射光17bから4つの画像を生成する。すなわち、偏光カメラ25は、複数の偏光子27aを透過した光17から第1画像を生成し、複数の偏光子27bを透過した光17から第2画像を生成し、複数の偏光子27cを透過した光17から第3画像を生成し、複数の偏光子27dを透過した光17から第4画像を生成する。
偏光カメラ25によって生成される画像の明度は、各偏光子27を透過した反射光17bの偏光の強度によって変わる。言い換えれば、偏光カメラ25によって生成される画像の明度は、偏光子27の各偏光角における光17の振動の大きさに依存する。例えば、偏光子27aの偏光角での光17の振動よりも偏光子27bの偏光角での光17の振動のほうが大きい場合、偏光子27bを透過した光17から生成される第2画像は、偏光子27aを透過した光17から生成される第1画像よりも明るくなる。
偏光カメラ25は、複数の偏光子27を通過した反射光17bからそれぞれ生成された複数の画像を解析して検査画像を生成する画像解析部25aをさらに備えている。本実施形態では、画像解析部25aは上述の4つの画像(第1画像、第2画像、第3画像、および第4画像)から、1つの検査画像を生成する。一実施形態では、偏光カメラ25は、4つの画像から偏光度(偏光の度合い)を計算し、偏光度を表現する偏光度画像を検査画像として生成する。偏光度画像のコントラストは、偏光度に依存する。すなわち、偏光度の差の大きい部分は、コントラストが大きくなる。
検査対象物30に発生する応力の大きさによって、各偏光角における光17には位相差が生じる。一実施形態では、偏光カメラ25は、各偏光角における光17の位相によって明度が変わる4つの画像を生成してもよい。偏光カメラ25は、上記4つの画像から検査対象物30に発生する応力を計算し、応力差を表現する応力ひずみ画像を検査画像として生成する。すなわち、応力差の大きい部分は、コントラストが大きくなる。
さらに一実施形態では、明度が偏光の強度に依存する上記4つの画像から検査対象物30の面方向を推定し、面法線画像を検査画像として生成してもよい。さらに一実施形態では、明度が偏光の強度に依存する上記4つの画像から反射成分を計算し、反射除去画像または反射強調画像を検査画像として生成してもよい。さらに一実施形態では、明度が偏光の強度に依存する上記4つの画像から偏光状態を表現するための列ベクトルであるストークスベクトルを計算し、偏光子27を透過した光の状態変化を表すストークスベクトル画像を生成してもよい。
透明フィルム34からの反射光17bと、シート32からの反射光17bの偏光の状態は異なっている。したがって、上記4つの画像のうちの少なくとも1つに現れる透明フィルム34は、シート32よりも明るく(または暗く)写る。偏光カメラ25は、透明フィルム34と、シート32との偏光の状態の差異を利用することにより、透明フィルム34と、シート32との間のコントラストが大きい検査画像を生成することができる。したがって、検査画像には、透明フィルム34のエッジが明確に現れる。
偏光カメラ25は、第1画像、第2画像、第3画像、第4画像、および検査画像を画像処理部47に送信する。画像処理部47は、検査画像に基づいて透明フィルム34(透明フィルム34のエッジ)を検出する。画像処理部47は、少なくとも1台のコンピュータから構成される。画像処理部47は、プログラムが格納された記憶装置47aと、プログラムに含まれる命令に従って演算を実行する演算装置47bを備えている。演算装置47bは、記憶装置47aに格納されているプログラムに含まれている命令に従って演算を行うCPU(中央処理装置)またはGPU(グラフィックプロセッシングユニット)などを含む。記憶装置47aは、演算装置47bがアクセス可能な主記憶装置(例えばランダムアクセスメモリ)と、データおよびプログラムを格納する補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブまたはソリッドステートドライブ)を備えている。
一実施形態では、画像解析部25aは、偏光カメラ25の外側に配置されていてもよい。例えば、画像処理部47が画像解析部25aを備えていていてもよい。この場合、偏光カメラ25から第1画像、第2画像、第3画像、および第4画像が画像処理部47に送信され、画像処理部47は、第1画像、第2画像、第3画像、および第4画像から検査画像を生成する。
図6(a)は、正常な位置に透明フィルム34が貼り付けられているときの検査対象物30を示す模式図であり、図6(b)は、図6(a)の検査対象物30からの反射光を受けて生成された検査画像を示す模式図であり、図7(a)は、透明フィルム34が正常な位置からずれて貼り付けられているときの検査対象物30を示す模式図であり、図7(b)は、図7(a)の検査対象物30からの反射光を受けて生成された検査画像を示す模式図である。図6(b)および図7(b)に示すように、フィルム検出装置は、透明フィルム34と、シート32との間のコントラストが大きい検査画像を生成することができるので、透明フィルム34のエッジが明確になり、フィルム検出装置は、検出画像から正確に透明フィルム34を検出することができる。
偏光子構造体26は、偏光角の異なる4種類の偏光子27a,27b,27c,27dを備えているが、一実施形態では、偏光子構造体26は、偏光角の異なる5種類以上の偏光子を備えていてもよい。一実施形態では、フィルム検出装置は、5種類以上の偏光子27を通過した反射光17bから5つ以上の画像を生成し、5つの画像から1つの検査画像を生成してもよい。
上述のように本実施形態の光17は、白色光である。光17として白色光以外の可視光を利用した場合、光17の色とシート32の色の組み合わせによって反射光17bの強度が変化する。本実施形態のように、光17として白色光を利用することによって、シート32の色に起因する検査対象物30からの反射光の強度の変化を低減させることができる。したがって、本実施形態のフィルム検出装置は、シート32の色にかかわらず使用することができるので、多品種の検査対象物30に適用することができる。一実施形態では、光17は、赤外線であってもよい。
図8(a)は、フィルム検出装置の他の実施形態を示す模式図であり、図8(b)は、図8(a)を上から見た図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図1乃至図7を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態のフィルム検出装置は、2つの照明装置10を備えている。各照明装置10は、ハーフミラー20を備えていない。本実施形態の光源12は、矩形状の照射面を有する面照明である。各照明装置10は、光軸AX1に対して傾いて配置されており、検査対象物30に対して斜めに光17を照射する。本実施形態のフィルム検出装置においても、光源12および円偏光子15を、偏光カメラ25に向かう反射光17bの光路の外側に配置することができる。したがって、偏光カメラ25は、検査対象物30の全体を撮影することができる。
図9(a)は、フィルム検出装置のさらに他の実施形態を示す模式図であり、図9(b)は、図9(a)を上から見た図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図1乃至図7を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の照明装置10は、偏光カメラ25と、検査対象物30との間に配置されており、ハーフミラー20を備えていない。本実施形態の光源12は、円環状の形状を有している。円偏光子15は、光源12の照射面に対応した円環状の形状を有している。照明装置10は、検査対象物30の上方から検査対象物30に光17を照射する。
光源12は、偏光カメラ25に向かう反射光17bを貫通させる穴12aを有している。反射光17bは、穴12aを通って偏光カメラ25に受けられる。したがって、偏光カメラ25は、検査対象物30の全体を撮影することができる。
図10(a)は、フィルム検出装置のさらに他の実施形態を示す模式図であり、図10(b)は、図10(a)を上から見た図である。特に説明しない本実施形態の構成は、図1乃至図7を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の照明装置10は、偏光カメラ25と、検査対象物30との間に配置されており、ハーフミラー20を備えていない。本実施形態の光源12は、偏光カメラ25に向かう反射光17bを貫通させる穴12aを有する面照明である。光源12の照射面の全体は矩形状の形状を有している。円偏光子15は、光源12の照射面に対応した形状を有している。照明装置10は、検査対象物30の上方から検査対象物30に光17を照射する。
光源12は、偏光カメラ25に向かう反射光17bを貫通させる穴12aを有している。反射光17bは、穴12aを通って偏光カメラ25に受けられる。したがって、偏光カメラ25は、検査対象物30の全体を撮影することができる。
図8乃至図10を参照して説明した実施形態においてもフィルム検出装置は透明フィルム34と、シート32との間のコントラストが大きい画像を生成することができるが、照明装置10を、図1を参照して説明した同軸落射照明とすることで、照明装置10は、検査対象物30の全体を均一に照明することができる。したがって、図1を参照して説明したフィルム検出装置は、より正確にフィルム34のエッジを検出することができる画像を生成することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
10 照明装置
12 光源
12a 穴
15 円偏光子
17 光
17a 円偏光
17b 反射光
20 ハーフミラー
25 偏光カメラ
25a 画像解析部
26 偏光子構造体
27 偏光子
27a,27b,27c,27d 偏光子
28 偏光子組立体
29 イメージセンサ
30 検査対象物
32 シート
34 透明フィルム
37 商品
40 コンベア
47 画像処理部

Claims (8)

  1. 不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを検出するフィルム検出装置であって、
    前記シートと前記透明フィルムとを備えた検査対象物に光を照射する照明装置と、
    前記検査対象物からの反射光を受けて画像を生成する偏光カメラと、
    前記偏光カメラで生成された検査画像に基づいて前記透明フィルムを検出する画像処理部とを備え、
    前記照明装置は、
    光を発する光源と、
    前記光源から発せられた前記光を円偏光に変換する円偏光子とを備えている、フィルム検出装置。
  2. 前記照明装置は、前記偏光カメラの光軸上に配置されたハーフミラーをさらに備え、
    前記照明装置は、前記光源から発せられた前記光を前記ハーフミラーで反射させて前記検査対象物に導くように構成されており、
    前記偏光カメラの光軸と、前記検査対象物に照射される光の光軸は一致している、請求項1に記載のフィルム検出装置。
  3. 前記偏光カメラは、偏光角の異なる複数の偏光子を備え、前記複数の偏光子を通過した前記反射光から複数の画像を生成し、前記複数の画像から偏光度画像、または応力ひずみ画像を検査画像として生成するように構成されている、請求項1または2に記載のフィルム検出装置。
  4. 前記光源は、白色光を発するように構成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフィルム検出装置。
  5. 不透明のシートと前記不透明のシート上に重ねられた透明フィルムを備えた検査対象物に光を照射して、前記透明フィルムを検出するフィルム検出方法であって、
    光源から光を発し、
    前記光を円偏光に変換して前記検査対象物に照射し、
    偏光カメラによって、前記検査対象物からの反射光から検査画像を生成し、
    前記生成された検査画像に基づいて前記透明フィルムを検出する、フィルム検出方法。
  6. 前記光を前記検査対象物に照射する工程は、前記偏光カメラの光軸上に配置されたハーフミラーで反射した前記光を前記検査対象物に導く工程を含み、
    前記偏光カメラの光軸と、前記検査対象物に照射される光の光軸は一致している、請求項5に記載のフィルム検出方法。
  7. 前記検査画像を生成する工程は、偏光角の異なる複数の偏光子を通過した前記反射光から複数の画像を生成し、前記複数の画像から偏光度画像を検査画像として生成する工程を含む、請求項5または6に記載のフィルム検出方法。
  8. 前記光は白色光である、請求項5乃至7のいずれか一項に記載のフィルム検出方法。
JP2020056042A 2020-03-26 2020-03-26 フィルム検出装置およびフィルム検出方法 Pending JP2021156690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020056042A JP2021156690A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 フィルム検出装置およびフィルム検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020056042A JP2021156690A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 フィルム検出装置およびフィルム検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021156690A true JP2021156690A (ja) 2021-10-07

Family

ID=77918062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020056042A Pending JP2021156690A (ja) 2020-03-26 2020-03-26 フィルム検出装置およびフィルム検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021156690A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5594254B2 (ja) シリコン基板の検査装置、および検査方法
JP6568672B2 (ja) ビジョンシステムで鏡面上の欠陥を検出するためのシステム及び方法
US20120092657A1 (en) Method of defect inspection and device of defect inspection
KR20070009555A (ko) 컨테이너의 오염을 검출하기 위한 장치 및 방법
JP5471477B2 (ja) ネジ山の検査装置
JP7075853B2 (ja) 欠陥検査装置、欠陥検査方法、円偏光板又は楕円偏光板の製造方法及び位相差板の製造方法
KR102338165B1 (ko) 검사 장치 및 검사 방법
JP2009139333A (ja) マクロ検査装置、マクロ検査方法
JP5687748B2 (ja) 検査装置
US20200378899A1 (en) Glass processing apparatus and methods
JP5344792B2 (ja) 対象物の欠陥を検出する測定システム及び方法
US9429525B2 (en) Optical module for surface inspection and surface inspection apparatus including the same
US11060985B2 (en) Inspecting method, inspection system, and manufacturing method
JP2021156690A (ja) フィルム検出装置およびフィルム検出方法
JP2003282675A (ja) ウエハマッピング装置
JP6801860B2 (ja) 被検査物の外観検査装置
US11598715B2 (en) Detection apparatus and method of producing electronic apparatus
KR20140089200A (ko) 결함의 검출 방법 및 이를 이용한 반사 광학계 검사 장치
JP2012068211A (ja) シート部材の歪み検査装置及びシート部材の歪み検査方法
KR101575895B1 (ko) 웨이퍼 검사장치 및 웨이퍼 검사방법
JP4324303B2 (ja) 透明材料または透明材料で包まれた物体の検査装置及び検査方法
JP2020085712A (ja) 検査装置用光学ユニット
JP2007194888A (ja) 固体撮像素子検査方法
JP2008020356A (ja) レンズ検査装置
JP2001201462A (ja) 透明材料または透明材料で包まれた物体の検査装置及び検査方法