JPH05289193A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH05289193A
JPH05289193A JP4091113A JP9111392A JPH05289193A JP H05289193 A JPH05289193 A JP H05289193A JP 4091113 A JP4091113 A JP 4091113A JP 9111392 A JP9111392 A JP 9111392A JP H05289193 A JPH05289193 A JP H05289193A
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JP
Japan
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scanner unit
unit
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image
processing unit
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Application number
JP4091113A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsuyama
和弘 松山
Yoichi Kimura
陽一 木村
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャナユニットの停止位置を正確に設定で
きる複写機を提供することである。 【構成】 自動原稿送り装置(36)により搬送される
原稿(14)を光学的に読み取る移動自在なスキャナユ
ニット(40)と、スキャナユニット(40)を自動原
稿送り装置(36)の近傍の第1の位置へ移動させる第
1駆動機構(3、7、8、9)と、第1の位置へ移動し
たスキャナユニット(40)を原稿(14)が光学的に
読み取られる第2の位置に移動させる第2駆動機構(1
6、17、18、19、20)と、原稿が自動原稿送り
装置の所定の位置に配置されているとき、所定の信号を
出力するセンサ(23,25)と、センサが所定の信号
を出力したときにのみ、第2駆動機構を作動させる制御
装置(24)とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動原稿送り装置を備
えた複写機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機は、図8に示すような自動
原稿送り装置(RDF)を備え、複写すべき原稿を自動
的に原稿載置台上に配置し、複写する構成となってい
た。すなわち、原稿トレイ100に配置された原稿10
1は(図8(a))、給紙ローラ群102によって、原
稿載置台103方向に搬送され(図8(b))、さら
に、搬送ベルト104により原稿載置台103上を搬送
される(図8(c))。そして、原稿101が原稿載置
台103の左端部の所定の位置に達すると、搬送ベルト
104は停止し、その位置で原稿101はスキャナユニ
ット(図示せず)により光学的に走査され、原稿画像が
読み取られる(図8(d))。読み取りが終ると、原稿
101は搬送ベルト104によって再び同じ方向に搬送
され、さらに排紙ローラ群105により原稿載置台10
3上より除去される(図8(e))。そして、原稿10
1がローラ群105より完全に排出されて、1回の複写
動作が完了する(図8(f))。しかし、このようなR
DFでは、1回の複写動作ごとに、スキャナユニットを
原稿の全面に渡って移動させて走査し、またもとの位置
に復帰させる必要があるため、原稿の読み取りに極めて
時間がかかるという問題があった。また、この種のRD
Fで、同一の原稿を複数枚複写するために、原稿を循環
させる方式のADF場合には、原稿を何度も循環させる
ため原稿が破れたり、傷んだりすることがあった。とこ
ろで、スキャナユニットを移動させる代りに、スキャナ
ユニットを停止させた状態で原稿を移動させても、原稿
の全面がスキャナユニットによって相対的に走査される
ことになり、原稿画像を読み取ることができる。そし
て、そのような方式を採った場合にはスキャナユニット
の往復動作は不要となるため、原稿の搬送速度を上げな
くても、読み取りに要する時間を大幅に短縮できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スキャナユニ
ットを停止させて原稿画像を読み取る方法では、スキャ
ナユニットが所定の位置に正しく設定されなかった場合
には、複写画像にブレやボケが生じるため、スキャナユ
ニットの停止位置を特に正確に制御することが必要であ
る。
【0004】本発明の目的は、スキャナユニットの停止
位置を正確に設定できるようにした複写機を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動原稿送り
装置と、自動原稿送り装置により搬送される原稿を光学
的に読み取る移動自在なスキャナユニットと、スキャナ
ユニットを自動原稿送り装置の近傍の第1の位置へ移動
させる第1駆動機構と、第1の位置へ移動したスキャナ
ユニットを原稿が光学的に読み取られる第2の位置に移
動させる第2駆動機構と、原稿が自動原稿送り装置の所
定の位置に配置されているとき、所定の信号を出力する
センサと、センサが所定の信号を出力したときにのみ、
第2駆動機構を作動させる制御回路とを含むことを特徴
とする。
【0006】
【作用】スキャナユニットは第1駆動機構によって第1
の位置へ移動してのち、スキャナユニットは原稿が光学
的に読み取られる第2の位置へ第2駆動機構によって移
動する。その結果、原稿が光学的に読み取られる第2の
位置が正確に設定でき、スキャナユニットを停止させて
原稿画像を読み取る場合にブレやボケのない良好な複写
画像を得ることができる。更にこの複写機では、制御回
路はセンサが所定の信号を出力したときのみ第2駆動機
構を作動させるので第2駆動機構によってスキャナユニ
ットの位置設定が行われるのは原稿が自動原稿送り装置
の所定の位置に配置されている場合に限られる。したが
って、自動原稿送り装置を使用せずにスキャナユニット
を移動させて原稿を読み取る場合には、第2駆動機構に
よるスキャナユニットの位置の設定は行なわれず、読み
取りに要する時間の短縮が可能となる。
【0007】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。ここでは、本発明の複写機の一例としてディ
ジタル複写機について説明する。図6はその全体構成を
示す断面図である。同図に示すように、このディジタル
複写機30には、スキャナ部31、レーザプリンタ部3
2、多段給紙ユニット33、ならびにソータ34が備え
られている。スキャナ部31は透明ガラスから成る原稿
載置台35、両面対応自動原稿送り装置(RDF)36
およびスキャナユニット40から構成されている。多段
給紙ユニット33は、第1カセット51、第2カセット
52、第3カセット53、ならびに選択により追加可能
な第4カセット55を有している。多段給紙ユニット3
3では、各段のカセットに収容された用紙が上から1枚
ずつ送り出され、レーザプリンタ部32へ向けて搬送さ
れる。RDF36は、複数枚の原稿を一度にセットして
おき、自動的に原稿を1枚ずつスキャナユニット40へ
送給して、オペレータの選択に応じて原稿の片面または
両面をスキャナユニット40に読み取らせるように構成
されている。スキャナユニット40は原稿を露光するラ
ンプリフレクタアセンブリ41、原稿からの反射光像を
光電変換素子(CCD)42に導くための複数の反射ミ
ラー43、および原稿からの反射光像をCCD42に結
像させるためのレンズ44を含んでいる。スキャナ部3
1は、原稿載置台35に載置された原稿を走査する場合
には、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユニット
40が移動しながら原稿画像を読み取るように構成され
ており、RDF36を使用する場合には、RDF36の
下方の所定位置にスキャナユニット40を停止させた状
態で原稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構成
されている。原稿画像をスキャナユニット40で読み取
ることにより得られた画像データは、図示していない後
述する画像処理部へ送られ各種処理が施された後、画像
処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモ
リ内の画像データをレーザプリンタ部32に与えて用紙
上に画像を形成する。レーザプリンタ部32は手差し原
稿トレイ45、レーザ書き込みユニット46および画像
を形成するための電子写真プロセス部47を備えてい
る。レーザ書き込みユニット46は、上述のメモリから
の画像データに応じたレーザ光を出射する半導体レー
ザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角
速度偏向されたレーザ光が静電写真プロセス部47の感
光体ドラム48上で等速度偏向されるように補正するf
−θレンズなどを有している。電子写真プロセス部47
は、周知の態様に従い、感光体ドラム48の周囲に帯電
器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング器、除電
器、ならびに定着器49を配置して成っている。定着器
49より画像が形成されるべき用紙の搬送方向下流側に
は搬送路50が設けられており、搬送路50はソータ3
4へ通じている搬送路57と多段給紙ユニット33へ通
じている搬送路58とに分岐している。搬送路58は多
段給紙ユニット33において分岐しており、分岐後の搬
送路として反転搬送路50aおよび両面/合成搬送路5
0bが設けられている。反転搬送路50aは原稿の両面
を複写する両面複写モードにおいて、用紙の裏表を反転
するための搬送路である。両面/合成搬送路50bは、
両面複写モードにおいて反転搬送路50aから感光ドラ
ム48の画像形成位置まで用紙を搬送したり、用紙の片
面に異なる原稿の画像や異なる色のトナーで画像を形成
する合成複写を行う片面合成複写モードにおいて用紙を
反転することなく感光ドラム48の画像形成位置まで搬
送するための搬送路である。多段給紙ユニット33は共
通搬送路56を含んでおり、共通搬送路56は第1カセ
ット51、第2カセット52、ならびに第3カセット5
3からの用紙を電子写真プロセス部47に向かって搬出
するように構成されている。共通搬送路56は電子写真
プロセス部47へ向かう途中で第4カセット55からの
搬送路59と合流して搬送路60に通じている。搬送路
60は両面/合成搬送路50bおよび手差し原稿トレイ
45からの搬送路61と合流点62で合流して電子写真
プロセス部47の感光体ドラム48と転写器との間の画
像形成位置へ通じるように構成されており、これら3つ
の搬送路の合流点62は画像形成位置に近い位置に設け
られている。従って、レーザ書き込みユニット46およ
び電子写真プロセス部47において、上述のメモリから
読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット4
6によってレーザ光線を走査させることにより感光体ド
ラム48の表面上に静電潜像として形成され、トナーに
より可視像化されたトナー像は多段給紙ユニット33か
ら搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。こ
のようにして画像が形成された用紙は定着器49から搬
送路50,57を介してソータ34へ送られたり、搬送
路50,58を介して反転搬送路50aへ搬送される。
次にこのディジタル複写機30に含まれている画像処理
部の構成および機能を説明する。図7は図6に含まれて
いる画像処理部のブロック構成図である。ディジタル複
写機30に含まれている画像処理部は、画像データ入力
部70、画像処理部71、画像データ出力部72、RA
M(ランダムアクセスメモリ)等から構成されるメモリ
73および中央処理装置(CPU)74を備えている。
【0008】画像データ入力部70はCCD部70a、
ヒストグラム処理部70bおよび誤差拡散処理部70c
を含んでいる。画像データ入力部70は図5のCCD4
2から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換し
て、2値のディジタル量としてヒストグラムをとりなが
ら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ7
3に一旦記憶するように構成されている。すなわち、C
CD部70aでは、画像データの各画素濃度に応じたア
ナログ電気信号がA/D変換された後、MTF補正、白
黒補正またはガンマ補正が行われ、256階調(8ビッ
ト)のディジタル信号としてヒストグラム処理部70b
へ出力される。ヒストグラム処理部70bでは、CCD
部70aから出力されたディジタル信号が256階調の
画素濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)
が得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラ
ムデータはCPU74へ送られ、または画素データとし
て誤差拡散処理部70cへ送られる。誤差拡散処理部7
0cでは、疑似中間調処理の一種である誤差拡散法、す
なわち2値化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させ
る方法により、CCD部70aから出力された8ビット
/画素のディジタル信号が1ビット(2値)に変換さ
れ、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するための
再配分演算が行われる。画像処理部71は多値化処理部
71a,71b、合成処理部71c、濃度変換処理部7
1d、変倍処理部71e、画像プロセス部71f、誤差
拡散処理部71g、ならびに圧縮処理部71hを含んで
いる。画像処理部71は、入力された画像データをオペ
レータが希望する画像データに最終的に変換する処理部
であり、メモリ73に最終的に変換された出力画像デー
タとして記憶されるまでこの処理部にて処理するように
構成されている。ただし、画像処理部71に含まれてい
る上述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、
機能しない場合もある。すなわち、多値化処理部71
a,71bでは、誤差拡散処理部70cで2値化された
データが再度256階調に変換される。合成処理部71
cでは、画素ごとの論理演算、すなわち論理和、論理
積、あるいは排他的論理和の演算が選択的に行われる。
この演算の対象となるデータは、メモリ73に記憶され
ている画素データおよびパターンジェネレータ(PG)
からのビットデータである。濃度変換処理部71dで
は、256階調のディジタル信号に対して、所定の階調
変換テーブルにもとづいて入力濃度に対する出力濃度の
関係が任意に設定される。変倍処理部71eでは、指示
された変倍率に応じて、入力される既知データにより補
間処理を行うことによって、変倍後の対象画素に対する
画素データ(濃度値)が求められ、副走査が変倍された
後に主走査が変倍処理される。画像プロセス部71fで
は、入力された画素データに対して様々な画像処理が行
われ、また、特徴抽出等データ列に対する情報収集が行
われ得る。誤差拡散処理部71gでは、画像データ入力
部70の誤差拡散処理部70cと同様な処理が行われ
る。圧縮処理部71hでは、ランレングスという符号化
により2値データが圧縮される。また、画像データの圧
縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した時点
で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。画像デー
タ出力部72は復元部72a、多値化処理部72b、誤
差拡散処理部72c、ならびにレーザ出力部72dを含
んでいる。画像データ出力部72は、圧縮状態でメモリ
73に記憶されている画像データを復元し、もとの25
6階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表
現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部7
2dへデータを転送するように構成されている。すなわ
ち、復元部72aでは、圧縮処理部71hによって圧縮
された画像データが復元される。多値化処理部72bで
は、画像処理部71の多値化処理部71a及び71bと
同様な処理が行われる。誤差拡散処理部72cでは、画
像データ入力部70の誤差拡散処理部70cと同様な処
理が行われる。レーザ出力部72dでは、図に示してい
ないシーケンスコントローラからの制御信号にもとづ
き、ディジタル画素データがレーザのオン/オフ信号に
変換され、レーザがオン/オフ状態となる。なお、画像
データ入力部70および画像データ出力部72において
扱われるデータは、メモリ73の容量の削減のため、基
本的には2値データの形でメモリ73に記憶されている
が、画像データの劣化を考慮して4値のデータの形で処
理することも可能である。次に、本発明に特に関連のあ
るスキャナ部31について、図2を参照してさらに詳し
く説明する。スキャナユニット40は、光学ユニット1
内に設けられたガイドシャフト11に取り付けられ、ガ
イドシャフト11に沿って図面上左右に移動できる構造
となっている。光学ユニット1の右端部にはワイヤ巻き
取りプーリ7が、左端部にはアイドルプーリ9が設けら
れ、これらのプーリ7,9間に駆動ワイヤ8が張架され
ている。そして、駆動ワイヤ8の一端はスキャナユニッ
ト40に直接固定され、他端は所定のスプリングを通じ
てスキャナユニット40に固定されている。3は駆動モ
ータであり、プーリ7はこのモータ3により駆動ベルト
10を通じて回転駆動される。また、RDF36下部の
所定の位置には、スキャナユニット40を検出するため
のセンサ25が設けられている。RDF36にはプラテ
ンローラ12が設けられ、モータ3との間に連結ギア
5,6が配置されている。従って、モータ3が回転する
ことによってプラテンローラ12が回転し、原稿14が
搬送される。光学ユニット1のRDF36下部には、図
1に示すように、さらにカムおよびその駆動機構が設け
られている。図1は、光学ユニット1を図2において右
側から見た状態を示す断面図である。カム駆動シャフト
17は、水平に、かつその長手方向が、スキャナユニッ
ト40の移動方向と直交するように配置され、カム16
はシャフト17に取り付けられている。18はステッピ
ングモータであり、その回転軸にはギア19が装着さ
れ、シャフト17の一端に取り付けられたギア20と係
合している。このモ−タ18は図3に示す制御回路24
によって制御され、制御回路24は、原稿センサ23が
所定の検出信号を出力したときにのみモ−タ18を回転
可能とする。次に動作を説明する。通常、スキャナユニ
ット40はホームポジションに停止している。すなわ
ち、ランプリフレクタ41より出射した光が原稿で反射
する位置、すなわち原稿照射位置22がRDF36下部
の所定の位置21に一致する状態でスキャナユニット4
0は停止している。そして、原稿載置台35上に配置さ
れた原稿13を走査する場合には、モータ3の回転がベ
ルト10、プーリ7を通じてワイヤ8に伝達され、スキ
ャナユニット40はシャフト11に沿って原稿載置台3
5の下部をプーリ9の方向に移動する。その後、モ−タ
が逆回転してスキャナユニット40はもとの位置に戻さ
れるが、その際、原稿がRDF36に配置されておら
ず、原稿センサ23が所定の検出信号を出力していない
場合には、モ−タ3のプラッキングブレ−キのみによっ
てスキャナユニット40はホ−ムポジション21を若干
通り過ぎた位置に停止する。この動作を図4のタイミン
グチャ−ト及び図5の動作手順を参照して更に詳しく説
明する。モ−タ3の回転速度を高速とするためにモ−タ
速度切替信号SMSPDをハイレベルとし、モ−タ3を
所定の方向に回転せるためにモ−タ回転方向切替信号S
MDRをロ−レベルとした状態で、タイミングT1にお
いてモ−タオン信号SMONをロ−レベルにし、モ−タ
3の回転を開始させる。その結果、スキャナユニット4
0はワイヤ8によって駆動され、ホームポジションより
プ−リ9の方向に移動する。そして、タイミングT1か
ら所定の時間が経過し、スキャナユニット40が原稿載
置台35の左部に到達したとき、回転方向切替信号SM
DRをハイレベルに切り替え、モ−タ3を逆回転させ
る。それによりスキャナユニット40は、移動方向を反
転させ、図5(a)に示すように、ホ−ムポシション2
1側に移動する。そしてスキャナユニット40の所定の
部位がセンサ25の検出域に達したとき、センサ25は
スキャナユニット40を検出し、その出力信号である検
出信号SHPS2をロ−レベルに変化させる。この検出
信号SHPS2がロ−レベルになると、その後、一定時
間t1だけ、モ−タ回転方向切替信号SMDRをロ−レ
ベルとし、プラッキングブレ−キをかける。また、検出
信号SHPS2がロ−レベルとなり、時間t2が経過し
た時点で速度切替信号SNSPDをロ−レベルにしてモ
−タ3を低速回転させ、スキャナユニット40を低速で
移動させる。その後、所定の時間が経過したとき、モ−
タ信号SMONをハイレベルに戻してモ−タの回転を止
め、その結果、スキャナユニット40は、図5(b)に
示すようにホ−ムポシション21を若干通り過ぎた第1
の位置に停止する。そして、この場合には、センサ23
は原稿を検出せず、所定の検出信号を出力していないの
で、モ−タ18の動作は制御回路24によって抑止され
る。したがって、カム16によるスキャナユニット40
の位置設定は行なわれない。一方スキャナユニット40
を停止させて原稿画像の読み取りを行うため、原稿がR
DF36に配置され、原稿センサ23が所定の検出信号
を出力している場合には、制御回路24によってモ−タ
18の動作は抑止されず、カム16によるスキャナユニ
ット40の位置設定が行なわれる。この場合、スキャナ
ユニット40がホ−ムポジション21を若干通り過ぎた
第1の位置にないときは、まず、モ−タ3を回転させて
スキャナユニット40をホ−ムポジション21側に移動
させ、そして上述のようにプラッキングブレ−キを掛け
てホ−ムポジション21を若干通り過ぎた第1の位置に
停止させてのち、以下のようにしてカム16による位置
設定を行う。一方スキャナ−ユニット40が最初からホ
−ムポジション21を若干通り過ぎた第1の位置にある
ときは、直ちにカム16による位置設定を行う。すなわ
ち、モータ18を駆動してカム16を回転させ、スキャ
ナユニット40の側部をカム16で押圧してスキャナユ
ニット40を反対方向に移動させる。そして、カム16
が90度回転したところでモータ18を停止させ、その
結果、スキャナユニット40の位置は、図5(c)に示
すように、原稿照射位置22がプラテンローラ12の真
下となる第2の位置に設定される。その後、プラテンロ
ーラ12をモータ3によって駆動し、原稿14を搬送す
ることにより、原稿画像の読み取りを行う。読み取り終
了後は、図5(d)に示すように、カム16を反対方向
に回転させ、またスキャナユニット40もホームポジシ
ョンに戻し、動作を終了する。なお、カム16によって
スキャナユニット40を押し戻す場合、その動作が急激
すぎると、スキャナユニット40は反動で所定の位置を
通り過ぎてしまうことになる。しかし、通常はスキャナ
ユニット40にある程度の負荷がかかっているため、ス
キャナユニット40はゆっくりと移動し、カム16との
接触を保ちつつ所定の位置に停止する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複写機で
は、スキャナユニットは第1駆動機構によって第1の位
置へ移動してのち、スキャナユニットは原稿が光学的に
読み取られる第2の位置へ第2駆動機構によって移動す
る。その結果、原稿が光学的に読み取られる第2の位置
が正確に設定でき、スキャナユニットを停止させて原稿
画像を読み取る場合にブレやボケのない良好な複写画像
を得ることができる。更にこの複写機では、制御回路は
センサが所定の信号を出力したときのみ第2駆動機構を
作動させるので第2駆動機構によってスキャナユニット
の位置設定が行われるのは原稿が自動原稿送り装置の所
定の位置に配置されている場合に限られる。したがっ
て、自動原稿送り装置を使用せずにスキャナユニットを
移動させて原稿を読み取る場合には、第2駆動機構によ
るスキャナユニットの位置の設定は行なわれず、読み取
りに要する時間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複写機の要部を示す断
面図である。
【図2】図1の要部を含む複写機のスキャナ部を示す断
面図である。
【図3】図1の要部を含む複写機の電気回路の要部を示
すブロック図である。
【図4】図2のスキャナ部の動作を説明するためのタイ
ミングチャ−トである。
【図5】図2のスキャナ部の動作手順を示す図である。
【図6】図1の要部を含む複写機の全体を示す断面図で
ある。
【図7】図6の複写機の画像処理部を示すブロック図で
ある。
【図8】従来の複写機の自動原稿送り装置を示す断面図
である。
【符号の説明】
3 駆動モータ 7 ワイヤ巻き取りプーリ 8 駆動ワイヤ 9 アイドルプーリ 13,14 原稿 16 カム 17 シャフト 18 ステッピングモータ 19,20 ギア 23、25 センサ 24 制御装置 36 自動原稿送り装置 40 スキャナユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動原稿送り装置と、前記自動原稿送り
    装置により搬送される原稿を光学的に読み取る移動自在
    なスキャナユニットと、前記スキャナユニットを前記自
    動原稿送り装置の近傍の第1の位置へ移動させる第1駆
    動機構と、前記第1の位置へ移動した前記スキャナユニ
    ットを原稿が光学的に読み取られる第2の位置に移動さ
    せる第2駆動機構と、原稿が前記自動原稿送り装置の所
    定の位置に配置されているとき、所定の信号を出力する
    センサと、前記センサが所定の信号を出力したときにの
    み、前記第2駆動機構を作動させる制御回路とを含むこ
    とを特徴とする複写機。
JP4091113A 1992-04-10 1992-04-10 複写機 Pending JPH05289193A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9319554B2 (en) 2014-05-22 2016-04-19 Ricoh Company, Limited Image reading device, image forming apparatus, and image reading method

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US9319554B2 (en) 2014-05-22 2016-04-19 Ricoh Company, Limited Image reading device, image forming apparatus, and image reading method

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