JPH05288578A - 巻取体の展開長さ計測装置 - Google Patents
巻取体の展開長さ計測装置Info
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- JPH05288578A JPH05288578A JP9440792A JP9440792A JPH05288578A JP H05288578 A JPH05288578 A JP H05288578A JP 9440792 A JP9440792 A JP 9440792A JP 9440792 A JP9440792 A JP 9440792A JP H05288578 A JPH05288578 A JP H05288578A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙等の巻取体の巻取残量を容易に求めるこ
とが可能な計測装置を提供する。 【構成】 表示部1の一端には巻取体M1 の巻き芯部C
に挿入する挿入体2が設けられている。表示部1には、
一定厚み(例えば、10μm)の用紙等を巻き取った場
合に、巻取体の巻き芯部から巻取体の外周面までの高さ
Xが占める位置に、その巻取体を展開した場合の展開長
さが記されている。かかる構成の計測装置の挿入体2を
巻取体の巻き芯部に挿入し、巻取体の外周面が表示部1
上で到達した点が巻取体の巻取残量である。
とが可能な計測装置を提供する。 【構成】 表示部1の一端には巻取体M1 の巻き芯部C
に挿入する挿入体2が設けられている。表示部1には、
一定厚み(例えば、10μm)の用紙等を巻き取った場
合に、巻取体の巻き芯部から巻取体の外周面までの高さ
Xが占める位置に、その巻取体を展開した場合の展開長
さが記されている。かかる構成の計測装置の挿入体2を
巻取体の巻き芯部に挿入し、巻取体の外周面が表示部1
上で到達した点が巻取体の巻取残量である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取体の展開長さ計測
装置に係り、特に用紙等が巻き取られた状態(巻取体)
のままでも、前記巻取体を展開した場合の用紙等の長さ
を計測可能な巻取体の展開長さ計測装置に関する。
装置に係り、特に用紙等が巻き取られた状態(巻取体)
のままでも、前記巻取体を展開した場合の用紙等の長さ
を計測可能な巻取体の展開長さ計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、印刷分野においては、用
紙・フィルム・箔等の帯状体を円筒状の巻き芯部に巻き
取った「巻取体」を印刷機に適用して所定の印刷を行
う。かかる巻取体の「巻取量(巻取残量)の展開長さ」
を測定する場合には、予め「全巻取長さ」を測定してお
き、「使用済の帯状体の長さ」を前記全巻取長さから引
算して巻取残量を求めていた。即ち、次式(1)により
巻取残量を求めていた。
紙・フィルム・箔等の帯状体を円筒状の巻き芯部に巻き
取った「巻取体」を印刷機に適用して所定の印刷を行
う。かかる巻取体の「巻取量(巻取残量)の展開長さ」
を測定する場合には、予め「全巻取長さ」を測定してお
き、「使用済の帯状体の長さ」を前記全巻取長さから引
算して巻取残量を求めていた。即ち、次式(1)により
巻取残量を求めていた。
【0003】 巻取残量=全巻取長さ−使用済の帯状体の長さ (1) 一方、前記用紙・フィルム・箔等の「厚み」および巻取
体を巻き付ける円筒状の芯(巻き芯部)の「内径」は、
ほぼ一定なのが一般的である。
体を巻き付ける円筒状の芯(巻き芯部)の「内径」は、
ほぼ一定なのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の巻取残量の求め方では、使用済みの帯状体の長さを
測定しなければならない。かかる測定は煩わしく、ま
た、無駄な作業でもあった。
来の巻取残量の求め方では、使用済みの帯状体の長さを
測定しなければならない。かかる測定は煩わしく、ま
た、無駄な作業でもあった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであり、巻取体の巻取残量を容易に求
めることが可能な巻取体の展開長さ計測装置を提供する
ことを目的とする。
めになされたものであり、巻取体の巻取残量を容易に求
めることが可能な巻取体の展開長さ計測装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、長尺体の一端部に巻取体の巻き芯部内に挿
入する挿入部を設けると共に、前記長尺体の側面部に前
記巻取体を展開した場合における被巻取体の長さを表示
した表示部を備え、前記挿入部を前記巻き芯部内に挿入
し、前記巻取体の外周面が前記表示部上で到達する表示
値を読取り、前記巻取体を展開した場合の巻取長さを求
めるように構成した。
するために、長尺体の一端部に巻取体の巻き芯部内に挿
入する挿入部を設けると共に、前記長尺体の側面部に前
記巻取体を展開した場合における被巻取体の長さを表示
した表示部を備え、前記挿入部を前記巻き芯部内に挿入
し、前記巻取体の外周面が前記表示部上で到達する表示
値を読取り、前記巻取体を展開した場合の巻取長さを求
めるように構成した。
【0007】また、前記表示部を一先端に力を加えて引
いた場合に前記力に対応して伸長する弾性部材で構成
し、前記表示部の一先端に前記弾性部材を伸縮させる表
示部伸縮装置を設けると共に前記表示部の他端を固定
し、前記表示部引張り装置に前記巻取体を構成する用紙
等の複数の厚み値を記し、前記表示部伸縮装置を駆動し
て前記厚み値を選択することにより、前記巻取体の厚み
値に対応した展開巻取長さを表示するように構成した。
いた場合に前記力に対応して伸長する弾性部材で構成
し、前記表示部の一先端に前記弾性部材を伸縮させる表
示部伸縮装置を設けると共に前記表示部の他端を固定
し、前記表示部引張り装置に前記巻取体を構成する用紙
等の複数の厚み値を記し、前記表示部伸縮装置を駆動し
て前記厚み値を選択することにより、前記巻取体の厚み
値に対応した展開巻取長さを表示するように構成した。
【0008】
【作用】図3(A),(B)に示すように、表示部1に
は巻取体M1 を構成する紙等の厚みに対応した巻取残量
の値が予め記入されている。そして、挿入部2を巻取部
1の巻き芯部に挿入し、巻取体M1 の外周面が指し示す
表示体1の指示値を読むと、巻取体M1 の巻取残量が示
される。
は巻取体M1 を構成する紙等の厚みに対応した巻取残量
の値が予め記入されている。そして、挿入部2を巻取部
1の巻き芯部に挿入し、巻取体M1 の外周面が指し示す
表示体1の指示値を読むと、巻取体M1 の巻取残量が示
される。
【0009】また、図6(A),(B),(C)に示す
ように、表示体13をゴム等の弾性部材により構成し、
表示体13の表面に基準(例えば、10μm)となる用
紙を巻き取った場合の展開長さを記しておく。一方、表
示部伸縮装置(ドラム)17に被巻取体等の数種の厚み
(10μm,20μm,30μm等)を記しておく。そ
して、例えば、20μmの被巻取体の場合は、表示部伸
縮装置17を回転してドラム17が20μmを表示する
まで表示体13を引伸ばすと、前記基準となる展開長さ
も引伸ばされ、20μmにおける展開長さを表示する。
ように、表示体13をゴム等の弾性部材により構成し、
表示体13の表面に基準(例えば、10μm)となる用
紙を巻き取った場合の展開長さを記しておく。一方、表
示部伸縮装置(ドラム)17に被巻取体等の数種の厚み
(10μm,20μm,30μm等)を記しておく。そ
して、例えば、20μmの被巻取体の場合は、表示部伸
縮装置17を回転してドラム17が20μmを表示する
まで表示体13を引伸ばすと、前記基準となる展開長さ
も引伸ばされ、20μmにおける展開長さを表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。なお、先ず本発明の原理を説明し、次いでこの
原理を適用した第1実施例および第2実施例を説明
し、更に第1変形例および第2変形例を説明する。本発明の原理(図1参照) 図1に示すように、用紙等の帯状体が巻き芯Cに巻回さ
れ、巻取体Mが構成されている。この巻取体Mの巻き直
径をR、巻き芯Cの直径をr、用紙等の厚みをd、幅を
W、用紙等を展開した全体長さをLとすると、全体長さ
Lと巻き直径Rとの間には次式(2)に示す関係があ
る。
する。なお、先ず本発明の原理を説明し、次いでこの
原理を適用した第1実施例および第2実施例を説明
し、更に第1変形例および第2変形例を説明する。本発明の原理(図1参照) 図1に示すように、用紙等の帯状体が巻き芯Cに巻回さ
れ、巻取体Mが構成されている。この巻取体Mの巻き直
径をR、巻き芯Cの直径をr、用紙等の厚みをd、幅を
W、用紙等を展開した全体長さをLとすると、全体長さ
Lと巻き直径Rとの間には次式(2)に示す関係があ
る。
【0011】 (π/4)(R2 −r 2)W=LdW (2) この(2)式において、左辺および右辺ともに巻取体M
の「体積」を表していて、左辺は巻取体全体の体積から
巻き芯Cの体積を引算した値により表し、右辺は用紙等
の材料の幅・厚み・巻きの長さの積により表している。
の「体積」を表していて、左辺は巻取体全体の体積から
巻き芯Cの体積を引算した値により表し、右辺は用紙等
の材料の幅・厚み・巻きの長さの積により表している。
【0012】前記(2)式をRについて解くと次式
(3)となる。 R=√√(4dL/π+r2 ) (3) 一方、巻き芯Cの外周面から巻取体Mの外周面までの高
さXは、次式(4)となる。
(3)となる。 R=√√(4dL/π+r2 ) (3) 一方、巻き芯Cの外周面から巻取体Mの外周面までの高
さXは、次式(4)となる。
【0013】 X=(R−r)/2 (4) ={√(4dL/π+r2 )−r}/2 (5) この(5)式において、「d」「r」は予め判明してい
る数値である。従って、「L」の大きさ(長さ)に応じ
て「X」の値が決定される。
る数値である。従って、「L」の大きさ(長さ)に応じ
て「X」の値が決定される。
【0014】このようにして求めた巻き芯の外周面から
の高さXと、用紙の全体長さLとのテーブルを予め用意
しておけば、前記高さXを測定することにより、巻取残
量を求めることができる。
の高さXと、用紙の全体長さLとのテーブルを予め用意
しておけば、前記高さXを測定することにより、巻取残
量を求めることができる。
【0015】前記原理に基づき、巻取材料として「紙」
を例にとり、巻取残量の求め方を具体的に説明する。紙
の厚みdを10μm、巻き芯Cの直径rを10cm、紙
の全体長さLを1000mとして、前記(3),(4)
式に代入すると次式となる。
を例にとり、巻取残量の求め方を具体的に説明する。紙
の厚みdを10μm、巻き芯Cの直径rを10cm、紙
の全体長さLを1000mとして、前記(3),(4)
式に代入すると次式となる。
【0016】 R=√4×10×10-4×1000×102 =15cm X=(15−10)/2=2.5cm 同様にして、紙の全体長さ2000m、3000m〜1
0000mについて計算すると、下表1の如くなる。
0000mについて計算すると、下表1の如くなる。
【0017】
【表1】 そして、図1に示す高さXを長さ測定器(例えば、ノギ
ス)により測定し(例えば、4.4mm)、表1の
「4.4」に対応する長さを求めると「2000m」と
なり、巻取残量が「2000m」であることが判明す
る。本発明はかかる原理を適用する。第1実施例 図2に示すように、計測装置Kは、細長い板状の表示板
1の下端部に、巻取体Mの巻き芯C(図1参照)の内部
に挿入される円筒状の挿入体2が、表示板1の中心軸3
と直角方向に取り付けられて構成されている。挿入体2
の基端部側には、巻き芯Cと当接する鍔部2aが形成さ
れている。
ス)により測定し(例えば、4.4mm)、表1の
「4.4」に対応する長さを求めると「2000m」と
なり、巻取残量が「2000m」であることが判明す
る。本発明はかかる原理を適用する。第1実施例 図2に示すように、計測装置Kは、細長い板状の表示板
1の下端部に、巻取体Mの巻き芯C(図1参照)の内部
に挿入される円筒状の挿入体2が、表示板1の中心軸3
と直角方向に取り付けられて構成されている。挿入体2
の基端部側には、巻き芯Cと当接する鍔部2aが形成さ
れている。
【0018】前記表示板1の表面の表示について説明す
る。なお、この説明では、用紙の厚みが10μmであ
り、用紙の全体長さが1000m,2000m,300
0m〜の用紙を個別に巻き取って巻取体Mを構成した場
合について説明する。また、この場合に、巻き芯Cの内
径に挿入体2の外径が隙間なく挿入されるものとする。
る。なお、この説明では、用紙の厚みが10μmであ
り、用紙の全体長さが1000m,2000m,300
0m〜の用紙を個別に巻き取って巻取体Mを構成した場
合について説明する。また、この場合に、巻き芯Cの内
径に挿入体2の外径が隙間なく挿入されるものとする。
【0019】かかる条件の下に、挿入体2の外周面上部
Pから巻取体Mの外周面に相当する高さX1000の位置
(2.5cm、表1参照)に「1000」と記載され、
前記外周面上部Pから巻取体Mの外周面に相当する高さ
X2000の位置(4.4cm)に「2000」と記載され
ている。以下同様に、6.6cmの位置には「300
0」と記載され,7.3cmの位置には「4000」と
記載され、以下同様に、「10000」まで記載されて
いる。
Pから巻取体Mの外周面に相当する高さX1000の位置
(2.5cm、表1参照)に「1000」と記載され、
前記外周面上部Pから巻取体Mの外周面に相当する高さ
X2000の位置(4.4cm)に「2000」と記載され
ている。以下同様に、6.6cmの位置には「300
0」と記載され,7.3cmの位置には「4000」と
記載され、以下同様に、「10000」まで記載されて
いる。
【0020】次に、かかる構成の計測装置Kの使用方法
を説明する。図3(A),(B)に示す巻取体M1 を構
成する紙の厚みは「10μm」であることが予め判明し
ているものとする。
を説明する。図3(A),(B)に示す巻取体M1 を構
成する紙の厚みは「10μm」であることが予め判明し
ているものとする。
【0021】先ず、図3(A)に示すように、10μm
用の計測装置Kの挿入体2を巻取体M1 の巻き芯Cに挿
入する。そして、図3(B)に示すように、巻取体M1
の外周面が、表示板1上で到達している位置Qを読み取
ると「4000」を示している。この「4000m」が
巻取体M1 の紙の展開長さ(残量)である。
用の計測装置Kの挿入体2を巻取体M1 の巻き芯Cに挿
入する。そして、図3(B)に示すように、巻取体M1
の外周面が、表示板1上で到達している位置Qを読み取
ると「4000」を示している。この「4000m」が
巻取体M1 の紙の展開長さ(残量)である。
【0022】但し、この方法では、紙の厚みが異なる毎
に、表示板1の表示が異なる計測装置を用意する必要が
ある。従って、例えば印刷現場では計測装置を何台も用
意する必要があるので、管理上煩わしいという問題があ
る。
に、表示板1の表示が異なる計測装置を用意する必要が
ある。従って、例えば印刷現場では計測装置を何台も用
意する必要があるので、管理上煩わしいという問題があ
る。
【0023】そこで、かかる問題を解消した実施例(第
2実施例)を次に説明する。第2実施例 図4に第2実施例を示す。なお、既に説明済の部分には
同一符号を付し、重複記載を省略する。
2実施例)を次に説明する。第2実施例 図4に第2実施例を示す。なお、既に説明済の部分には
同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0024】図4に示すように、計測装置K1 は、細長
い中空体のケース11の前面上方から下方にかけて長窓
11aが形成され、長窓11aの上方には小窓11bが
形成されている。ケース11の下端部側面には挿入体2
が取り付けられている。ケース11内にはフックの法則
に従う伸縮可能な材料(例えば、バネ、合成ゴム等)か
らなる巻取残量を表示した帯状体の表示体13が配設さ
れている。この表示体13の表示内容については、後に
説明する。
い中空体のケース11の前面上方から下方にかけて長窓
11aが形成され、長窓11aの上方には小窓11bが
形成されている。ケース11の下端部側面には挿入体2
が取り付けられている。ケース11内にはフックの法則
に従う伸縮可能な材料(例えば、バネ、合成ゴム等)か
らなる巻取残量を表示した帯状体の表示体13が配設さ
れている。この表示体13の表示内容については、後に
説明する。
【0025】前記表示体13の下端部は、挿入体2の外
周面上部Pに相当する位置でケース11に固定され、表
示体13の上端部はケース11内に配設された回動自在
な軸14に巻回されている。前記軸14の上方には用紙
の厚みを表示したドラム17が外嵌された軸15が配設
され、前記軸14と軸15との間にはベルト16が掛け
渡されている。軸15のケース外の先端部には回転駆動
用のツマミ18が取り付けられている。
周面上部Pに相当する位置でケース11に固定され、表
示体13の上端部はケース11内に配設された回動自在
な軸14に巻回されている。前記軸14の上方には用紙
の厚みを表示したドラム17が外嵌された軸15が配設
され、前記軸14と軸15との間にはベルト16が掛け
渡されている。軸15のケース外の先端部には回転駆動
用のツマミ18が取り付けられている。
【0026】次に、前記表示体13の表面の表示内容に
ついて説明する。前記表示体13の表面の表示について
説明する。なお、この説明では、用紙の厚みが10μ
m、用紙の全体長さが1000m,2000m,300
0m〜の用紙を巻き取って巻取体M1 を構成した場合に
ついて行う。また、この場合に巻き芯Cの内径に挿入体
2の外径が隙間なく挿入されているものとする。
ついて説明する。前記表示体13の表面の表示について
説明する。なお、この説明では、用紙の厚みが10μ
m、用紙の全体長さが1000m,2000m,300
0m〜の用紙を巻き取って巻取体M1 を構成した場合に
ついて行う。また、この場合に巻き芯Cの内径に挿入体
2の外径が隙間なく挿入されているものとする。
【0027】かかる条件の下に、前記第1実施例の場合
と同様に、挿入体2の外周面上部Pから2.5cm,
4.4cm,6.0cm,7.3cm〜13.4cmの
距離の位置にそれぞれ「1000」,「2000」,
「3000」,「4000」〜と記載されている。
と同様に、挿入体2の外周面上部Pから2.5cm,
4.4cm,6.0cm,7.3cm〜13.4cmの
距離の位置にそれぞれ「1000」,「2000」,
「3000」,「4000」〜と記載されている。
【0028】一方、用紙の厚みd(μm)と巻き芯から
の外周面の高さX(cm)との間には表2の関係があ
る。
の外周面の高さX(cm)との間には表2の関係があ
る。
【0029】
【表2】 表2を図示すると、図5に示すようなカーブ20とな
る。このカーブ20に近似する直線として近似直線21
を想定する。この近似直線21から明らかなように、紙
の厚さdと巻き芯からの高さXとは、ほぼ比例関係にあ
る。
る。このカーブ20に近似する直線として近似直線21
を想定する。この近似直線21から明らかなように、紙
の厚さdと巻き芯からの高さXとは、ほぼ比例関係にあ
る。
【0030】そこで、図6(A)〜(C)に示すよう
に、図4(A)に示した厚み10μmを基準(即ち、表
示体13の自然放置状態)とし、ツマミ18を巻き取っ
ていく。そして、全体長さ1000mに対応する高さX
1000(表2から、20μmの場合4.4cm)のとき
に、ドラム17の小窓11bから視認しうる位置に「2
0μm」と記入する。このように高さX1000を定める
と、全体長さ2000mに対応する高さX2000、全体長
さ3000mに対応する高さX3000等は、前述の如くほ
ぼ比例関係にあるので、自動的に巻取残量の概略値を示
す。即ち、前記表(1)に準じた20μm用のテーブル
を予め用意しておき、計測時の高さXに基づき巻取残量
を求める。
に、図4(A)に示した厚み10μmを基準(即ち、表
示体13の自然放置状態)とし、ツマミ18を巻き取っ
ていく。そして、全体長さ1000mに対応する高さX
1000(表2から、20μmの場合4.4cm)のとき
に、ドラム17の小窓11bから視認しうる位置に「2
0μm」と記入する。このように高さX1000を定める
と、全体長さ2000mに対応する高さX2000、全体長
さ3000mに対応する高さX3000等は、前述の如くほ
ぼ比例関係にあるので、自動的に巻取残量の概略値を示
す。即ち、前記表(1)に準じた20μm用のテーブル
を予め用意しておき、計測時の高さXに基づき巻取残量
を求める。
【0031】以下同様に、厚み30μm,40μm等の
場合についても、全体長さ1000mの巻取体の外周面
に対応したドラム17の小窓11bから視認しうる位置
に「30μm」「40μm」等と記入する。
場合についても、全体長さ1000mの巻取体の外周面
に対応したドラム17の小窓11bから視認しうる位置
に「30μm」「40μm」等と記入する。
【0032】次に、使用方法を説明する。巻取体M1 を
構成する紙の厚みは「20μm」であることが予め判明
しているものとする。先ず、図6(B)に示すように、
計測装置K1 のツマミ18を回転して小窓11bに「2
0μm」を表示させる。
構成する紙の厚みは「20μm」であることが予め判明
しているものとする。先ず、図6(B)に示すように、
計測装置K1 のツマミ18を回転して小窓11bに「2
0μm」を表示させる。
【0033】この状態(20μmにセットされた状態)
の計測装置K1 の挿入体2を、図3(A)に示すよう
に、巻取体M2 の巻き芯Cに挿入する。そして、図3
(B)に示すように、巻取体M2 の外周面が、表示体1
3上で到達している位置を読み取ると「例えば、350
0m」を示している。この「3500m」が20μmの
巻取体M2 の紙の残量である。
の計測装置K1 の挿入体2を、図3(A)に示すよう
に、巻取体M2 の巻き芯Cに挿入する。そして、図3
(B)に示すように、巻取体M2 の外周面が、表示体1
3上で到達している位置を読み取ると「例えば、350
0m」を示している。この「3500m」が20μmの
巻取体M2 の紙の残量である。
【0034】また、紙の厚みが20μm以外の場合で
も、その厚みを選択して表示窓11bに表示させれば、
前述と同様に使用することが可能となる。第1変形例 図7に変形例の表示体21を示す。即ち、用紙の厚み
は、製紙会社によって一定の傾向がある。例えば、銘柄
Aの場合は用紙の厚みがやや厚い傾向があるので、30
00mの展開長さの用紙の巻取高さは高くなり、銘柄B
の場合には逆に用紙の厚みがやや薄い傾向があるので、
前記巻取高さはやや低くなる。そこで、図7に示すよう
に、表示体21の左右縁部にそれぞれ銘柄A,Bに対応
した目盛22a,22bを記しておく。このようにすれ
ば、銘柄の特性に応じて数銘柄の巻取体の展開長さを1
本の計測装置で計測することが可能となる。第2変形例 図8に第2変形例を示す。
も、その厚みを選択して表示窓11bに表示させれば、
前述と同様に使用することが可能となる。第1変形例 図7に変形例の表示体21を示す。即ち、用紙の厚み
は、製紙会社によって一定の傾向がある。例えば、銘柄
Aの場合は用紙の厚みがやや厚い傾向があるので、30
00mの展開長さの用紙の巻取高さは高くなり、銘柄B
の場合には逆に用紙の厚みがやや薄い傾向があるので、
前記巻取高さはやや低くなる。そこで、図7に示すよう
に、表示体21の左右縁部にそれぞれ銘柄A,Bに対応
した目盛22a,22bを記しておく。このようにすれ
ば、銘柄の特性に応じて数銘柄の巻取体の展開長さを1
本の計測装置で計測することが可能となる。第2変形例 図8に第2変形例を示す。
【0035】図8に示すように、表示体23の表裏両面
には異なる直径の挿入体2,2bが固定されている。こ
のように構成すれば、例えば、銘柄によって巻き芯C
(図1(A)参照)の内径が異なっていても、その内径
に適した挿入体を選択すれば、誤差のない巻取残量を求
めることができる。
には異なる直径の挿入体2,2bが固定されている。こ
のように構成すれば、例えば、銘柄によって巻き芯C
(図1(A)参照)の内径が異なっていても、その内径
に適した挿入体を選択すれば、誤差のない巻取残量を求
めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、巻
取体を構成する用紙等の厚みに応じてその巻取高さを表
示体に記録してあるので、挿入体を巻き芯に挿入するだ
けで、容易に巻取体の巻取残量を把握することができ
る。
取体を構成する用紙等の厚みに応じてその巻取高さを表
示体に記録してあるので、挿入体を巻き芯に挿入するだ
けで、容易に巻取体の巻取残量を把握することができ
る。
【0037】また、弾性部材により表示体を構成し、用
紙の厚みに応じて前記弾性部材を延ばして巻取体の高さ
を計測できるので、1本の計測装置で複数の厚みの巻取
残量を計測することができる。
紙の厚みに応じて前記弾性部材を延ばして巻取体の高さ
を計測できるので、1本の計測装置で複数の厚みの巻取
残量を計測することができる。
【図1】本発明を適用する巻取体を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の正面図および側面図であ
る。
る。
【図3】前記第1実施例を使用する場合の使用説明図で
あって、(A)は挿入体を巻き芯に挿入する斜視図、
(B)は挿入体を巻取体に挿入した場合の側面図であ
る。
あって、(A)は挿入体を巻き芯に挿入する斜視図、
(B)は挿入体を巻取体に挿入した場合の側面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の正面図および側面図であ
る。
る。
【図5】巻取体を構成する用紙の厚さと、巻き芯からの
高さの関係を示す図である。
高さの関係を示す図である。
【図6】前記第2実施例の計測装置を用紙の厚み別にセ
ットした場合を示す図であって、(A)は厚み10μ
m、(B)は厚み20μm、(C)は厚み30μmの場
合である。
ットした場合を示す図であって、(A)は厚み10μ
m、(B)は厚み20μm、(C)は厚み30μmの場
合である。
【図7】本発明の第1変形例における表示体の表示面に
異なる銘柄の厚さの特性に応じて巻き芯の高さ表示をし
た図である。
異なる銘柄の厚さの特性に応じて巻き芯の高さ表示をし
た図である。
【図8】本発明の第2変形例における表示体の表裏両面
に挿入体を設けた図である。
に挿入体を設けた図である。
1…表示体 2…挿入体 2a…鍔部 3…中心軸 11…ケース 11a…長窓 11b…小窓 13…弾性部材からなる表示体 17…ドラム(表示部伸縮装置) 18…ツマミ(表示部伸縮装置) K…計測装置 M…巻取体
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺体の一端部に巻取体の巻き芯部内に
挿入する挿入部を設けると共に、前記長尺体の側面部に
前記巻取体を展開した場合における被巻取体の長さを表
示した表示部を備え、 前記挿入部を前記巻き芯部内に挿入し、前記巻取体の外
周面が前記表示部上で到達する表示値を読取り、前記巻
取体を展開した場合の巻取長さを求めるようにしたこと
を特徴とする巻取体の展開長さ計測装置。 - 【請求項2】 前記表示部を一先端に力を加えて引いた
場合に前記力に対応して伸長する弾性部材で構成し、前
記表示部の一先端に前記弾性部材を伸縮させる表示部伸
縮装置を設けると共に前記表示部の他端を固定し、前記
表示部引張り装置に前記巻取体を構成する用紙等の複数
の厚み値を記し、前記表示部伸縮装置を駆動して前記厚
み値を選択することにより、前記巻取体の厚み値に対応
した展開巻取長さを表示するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の巻取体の展開長さ計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9440792A JPH05288578A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 巻取体の展開長さ計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9440792A JPH05288578A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 巻取体の展開長さ計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05288578A true JPH05288578A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14109388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9440792A Pending JPH05288578A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 巻取体の展開長さ計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05288578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109297447A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-02-01 | 格力电器(武汉)有限公司 | 卷状胶带长度测量装置及测量方法 |
CN113566764A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-29 | 深圳市鸿辉烫金材料有限公司 | 一种烫金箔卷筒厚度检验设备 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP9440792A patent/JPH05288578A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109297447A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-02-01 | 格力电器(武汉)有限公司 | 卷状胶带长度测量装置及测量方法 |
CN113566764A (zh) * | 2021-07-20 | 2021-10-29 | 深圳市鸿辉烫金材料有限公司 | 一种烫金箔卷筒厚度检验设备 |
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