JPH095002A - 使捨物差 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用勝手上良好な物差を提供する。 【構成】 裏面に接着剤の塗装膜２を設け、表面側を前
記塗装膜２が剥離可能に表面処理した紙製のテープ状主
体１を、表面側に対して裏面側を内側にして筒状芯材４
に巻き付けて構成し、テープ状主体１にはその長手方向
に沿って目盛と長さ表示とを、テープ状主体の表面又は
裏面に表面側から視認可能に印刷して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、使捨物差に関するもの
である。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】例えば、形材を特定の
長さに切断する際、巻尺を用いて計り作業を必要とする
が、ある程度の長さを計るには、一人では計れない。

【０００３】他方、裏面側に接着剤の塗装膜を設け、表
面側を前記塗装膜が剥離可能に表面処理した紙製のテー
プ主体を巻回して構成した接着テープは、素材の性質
上、指先によって適当な長さに切断して用いることので
きる便利さがあることから、書籍の補修、梱包する際の
仮止め等々に用いられているが、基本的には分離したも
のを接ぐために用いるもので、用途目的が限られる。

【０００４】本発明は、紙製の接着テープの斯様な欠点
と指先で容易に切断し得るという利点に着目し、かつ、
従来の巻尺の欠点を補い、使用勝手上良好な物差を提供
することを目的として創案したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】裏面に接着剤の塗装膜を
設け、表面側を前記塗装膜が剥離可能に表面処理した紙
製のテープ状主体を、表面側に対して裏面側を内側にし
て筒状芯材に巻き付けて構成し、テープ状主体にはその
長手方向に沿って目盛と長さ表示とを、テープ状主体の
表面又は裏面に表面側から視認可能に印刷した構成とす
る。

【０００６】なお、目盛ないし長さ表示を視認可能に表
示する手段としては、印刷手段が有り、テープ状主体が
薄いものでなければ、該主体の裏面側に表示しても良
い。

【０００７】

【実施例】図面は、本発明に係る使捨物差の一実施例を
示す斜視図で、１は紙製のテープ状主体で、テープ状主
体１は、裏面に接着剤の塗装膜２を設け、表面３側記塗
装膜２が剥離可能に表面処理したもので、表面３に対し
て裏面側の塗装膜２を内側にして、筒状芯材４に巻き付
けて実施例の物差Ａとしたものである。

【０００８】物差Ａを構成するテープ状主体１の表面に
は、ミリ単位で目盛ｍをその長手方向に沿わせて全域に
表示し、長さ表示ｎを１ｍ毎（１ｍの距離を示す長さ表
示が、次段の１ｍの距離の基準表示０位置に当たる）に
繰り返し表示し、これらの表示手段として印刷手段を用
いている。

【０００９】しかして、例えば、形材などの長尺物に沿
わせて塗装膜２を用いて貼り付けていき、所要位置で指
先で切断すると、意図した長さが長尺物等の被計測物の
表面上に表示される。

【００１０】

【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
貼り付けることによって被計測物の長さが計れるので、
長尺物などの計り作業上に用いるに便利で、また、計っ
た状態をそのままにしておけるから、長尺物から複数個
の特定の長さのものを得るときに用いる切断作業上の補
助具として便利で、総じて、使用勝手上良好な物差を提
供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図。

【符号の説明】

１ テープ状主体 ２ 塗装膜 ３ 表面 ４ 筒状芯材 ｍ 目盛 ｎ 長さ表示

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面に接着剤の塗装膜を設け、表面側を
   前記塗装膜が剥離可能に表面処理した紙製のテープ状主
   体を、表面側に対して裏面側を内側にして筒状芯材に巻
   き付けて構成し、テープ状主体にはその長手方向に沿っ
   て目盛と長さ表示とを、テープ状主体の表面又は裏面に
   表面側から視認可能に印刷した、使捨物差。
2. 【請求項２】 目盛をミリ単位で、長さ表示を１ｍ毎に
   繰り返しそれぞれ表示した、請求項１記載の使捨物差。