JPH05288101A - 内燃機関のバイパス吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関のバイパス吸入空気量制御装置

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JPH05288101A
JPH05288101A JP8733892A JP8733892A JPH05288101A JP H05288101 A JPH05288101 A JP H05288101A JP 8733892 A JP8733892 A JP 8733892A JP 8733892 A JP8733892 A JP 8733892A JP H05288101 A JPH05288101 A JP H05288101A
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JP
Japan
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air amount
intake air
bypass
internal combustion
combustion engine
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JP8733892A
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Masao Yonekawa
正夫 米川
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確にバイパス吸入空気量を求めて非アイド
リング状態からアイドリング状態へ移行したときに機関
回転速度を目標アイドル機関回転速度に速やかに収束さ
せることができる内燃機関のバイパス吸入空気量制御装
置を提供することにある。 【構成】 ECU32は内燃機関の運転状態に応じて内
燃機関のアイドル時に目標回転速度とするための要求空
気量を算出する。又、ECU32は燃料カット時におい
て空気制御弁9を制御してバイパス通路7を閉じて、エ
アフロメータ22によるその時の吸入空気量から洩れ吸
入空気量を求めてバックアップメモリ32aに記憶す
る。そして、ECU32は、アイドル時の要求空気量か
らバックアップメモリ32aの洩れ吸入空気量を減算し
てバイパス吸入空気量を算出し、そのバイパス吸入空気
量となるように空気制御弁9を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のスロット
ル弁をバイパスする空気量を制御する内燃機関のバイパ
ス吸入空気量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関のアイドリング時
に、スロットル弁をバイパスする空気量を制御し、回転
速度を目標値とするISC(アイドルスピードコントロ
ール)が知られている。このISCにおいては、アイド
リング中は回転速度が目標値となるようフィードバック
制御が行われる。そして、オープンループ制御中のIS
C制御値として、オープンループ制御に入る前のフィー
ドバック制御値をそのままホールドする方法や、水温で
決まる所定の値とする方法がある。
【0003】又、特開昭60−201040号公報では
ISCの制御量と空気量の関係を正規化し、回転変動を
防止して制御性の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、走行中のよう
にオープンループ制御の状態からアイドリング状態に変
化した場合に、目標回転速度にならない場合が多い。つ
まり、経時変化によるスロットル弁へのカーボンやオイ
ルの付着により洩れ空気量が減少していくが、洩れ空気
量を一定値としていたため、洩れ空気量が変化した場
合、バイパス吸入空気量が正しく演算できなかった。こ
のため、例えば、図8に示すように、通常走行から減速
走行に入りアイドリング状態になった場合において、実
際の洩れ吸入空気量より大きい洩れ吸入空気量を使うこ
とになるため、本来の要求値よりバイパス吸入空気量が
小さくなり、回転速度が大きく落ち込み、その後、フィ
ードバック制御で回復するまで回転が変動することにな
った。さらに、スロットル弁へのカーボン等の付着量が
多いと回転速度が落ち込み過ぎて、ストールする場合さ
えあった。
【0005】そこで、この発明の目的は、正確にバイパ
ス吸入空気量を求めて非アイドリング状態からアイドリ
ング状態へ移行したときに機関回転速度を目標アイドル
機関回転速度に速やかに収束させることができる内燃機
関のバイパス吸入空気量制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、図9に示す
ように、吸気管のスロットル弁を迂回するバイパス通路
に配置され、バイパス通路の通過空気量を調整するバイ
パス空気量調整用アクチュエータM1と、内燃機関の運
転状態を検出する運転状態検出手段M2と、前記運転状
態検出手段M2による内燃機関の運転状態に応じて内燃
機関のアイドル時に目標回転速度とするための要求空気
量を算出する要求空気量算出手段M3と、スロットル弁
全閉時の洩れ吸入空気量を記憶した記憶手段M4と、ス
ロットル弁全閉時において機関回転数が所定値以上の時
に燃料噴射弁からの燃料供給を停止する燃料カット手段
M5と、内燃機関への吸入空気量を検出する吸入空気量
検出手段M6と、前記燃料カット手段M5による燃料供
給停止時において前記バイパス空気量調整用アクチュエ
ータM1を制御してバイパス通路を閉じて、前記吸入空
気量検出手段M6によるその時の吸入空気量から洩れ吸
入空気量を求めて前記記憶手段M4に記憶するデータ更
新手段M7と、前記要求空気量算出手段M3によるアイ
ドル時の要求空気量から前記記憶手段M4の洩れ吸入空
気量を減算してバイパス吸入空気量を算出するバイパス
吸入空気量算出手段M8と、前記バイパス吸入空気量算
出手段M8によるバイパス吸入空気量となるように前記
バイパス空気量調整用アクチュエータM1を制御する制
御手段M9とを備えた内燃機関のバイパス吸入空気量制
御装置をその要旨とするものである。
【0007】
【作用】データ更新手段M7は、燃料カット手段M5に
よる燃料供給停止時においてバイパス空気量調整用アク
チュエータM1を制御してバイパス通路を閉じて、吸入
空気量検出手段M6によるその時の吸入空気量から洩れ
吸入空気量を求めて記憶手段M4に記憶する。そして、
バイパス吸入空気量算出手段M8は要求空気量算出手段
M3によるアイドル時の要求空気量から記憶手段M4の
洩れ吸入空気量を減算してバイパス吸入空気量を算出
し、制御手段M9は、バイパス吸入空気量算出手段M8
によるバイパス吸入空気量となるようにバイパス空気量
調整用アクチュエータM1を制御する。つまり、スロッ
トル弁への経時変化によるカーボンやオイルの付着によ
り洩れ吸入空気量が減少していくが、データ更新手段M
7により洩れ吸入空気量が学習され、内燃機関のアイド
ル時に目標回転速度とするための要求空気量に反映され
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1には、自動車に搭載される4気
筒ガソリン式内燃機関1を示す。
【0009】エアフィルタ2からの吸入空気は、吸気管
3を介して吸入され、図示しないアクセルペダルで駆動
されるスロットル弁4、サージタンク5及びインテーク
マニホールド6を通過して上記内燃機関1の各気筒に供
給される。又、吸入空気の一部は、バイパス通路7によ
りスロットル弁4を迂回してサージタンク5に供給され
ている。同様に、吸入空気の一部は、バイパス通路8に
よりスロットル弁4を迂回してサージタンク5に供給さ
れている。バイパス通路7の途中にはリニアソレノイド
式の空気制御弁9が設けられている。この空気制御弁9
において、ハウジング10内で直線的に摺動可能な弁体
11は、ディーティ信号に伴いコイル12に流れる電流
に応じて、ばね13に抗してコア14側へ変位する。そ
の結果、バイパス通路7の空気通路面積が変えられ、バ
イパス通路7の通過空気量が調整される。
【0010】又、バイパス通路8の途中には、アジャス
トスクリュー15とエアバルブ16が設けられている。
アジャストスクリュー15において、スクリュー17の
位置を変更することによりバイパス通路8を流れる空気
量が調整される。又、エアバルブ16において、ハウジ
ング18内に、温度の上昇により体積の膨張するワック
ス19が設けられ、その回りには内燃機関1の冷却水が
環流している。ワックス19には弁体20がつながって
おり、内燃機関1の冷却水温度に応じて弁体20の位置
が変位して、バイパス通路8を流れる空気量が変化す
る。
【0011】吸気管3には、吸入空気の温度を検出する
吸気温センサ21、吸入空気流量を検出するエアフロメ
ータ22、スロットル弁4が全閉状態にあることを検出
するスロットルスイッチ23が備えられている。
【0012】この他、内燃機関1には、ディストリビュ
ータ24内に備えられ内燃機関1の回転速度を検出して
パルス信号を出力する回転センサ25、内燃機関1の冷
却水温を検出する水温センサ26が取り付けられてい
る。
【0013】さらに、図示しない排気管に備えられた空
燃比センサ27、図示しないトランスミッションがニュ
ートラルレンジである場合にニュートラル信号を出力す
るニュートラルスイッチ28、図示しないエアコンのオ
ン・オフを検出するエアコンスイッチ29、及び車速を
検出する車速センサ30、大気圧を検出する大気圧セン
サ31が備えられている。
【0014】これらの検出信号は、内燃機関用電子制御
ユニット(以下、ECUという)32に入力される。E
CU32は、図示しないCPU,ROM,バックアップ
RAMを中心に論理演算回路として構成されている。さ
らに、この論理演算回路は、図示しないコモンバスを介
して図示しない入力部及び出力部に接続され、上述の各
種検出手段から信号を入力し、さらに各種装置に駆動信
号・電流を出力している。
【0015】この駆動信号としては、空気制御弁9のコ
イル12に対するデューティ信号、インテークマニホー
ルド6に各気筒毎に設けられて、吸入空気中に燃料を噴
射する燃料噴射弁33に対する開弁信号、各気筒毎に設
けられた点火プラグ34にディストリビュータ24を介
して高電圧を印加するイグナイタ35に対する点火信号
がある。
【0016】又、ECU32にはバックアップメモリ3
2aが備えられ、バックアップメモリ32aには図4に
示す1次元マップが記憶されている。このマップは、冷
却水温Twに応じた洩れ吸入空気量VAleakを記憶した
ものである。尚、このバックアップメモリ32aは常時
電源によりバックアップされている。
【0017】本実施例では、空気制御弁9にてバイパス
空気量調整用アクチュエータを、エアフロメータ22に
て吸入空気量検出手段を、水温センサ26及びエアコン
スイッチ29にて運転状態検出手段を、ECU32にて
要求空気量算出手段,燃料カット手段,データ更新手
段、バイパス吸入空気量算出手段,制御手段を、バック
アップメモリ32aにて記憶手段を、それぞれ構成して
いる。
【0018】次に、このように構成した内燃機関のバイ
パス吸入空気量制御装置の作用を説明する。図2には、
ECU32が実行するフローチャートを示す。この処理
は、所定時間毎に起動するものである。
【0019】又、図7には通常走行状態から減速走行に
移行した際の機関回転速度の推移を示す。以下、この図
7を用いて、図2のフローチャートを説明していく。ま
ず、図7の通常走行時(t1のタイミング以前)におい
ては、ECU32はステップ100で現在燃料カット中
か否かを判定する。つまり、スロットルスイッチ23が
スロットル全閉状態を検出し、内燃機関回転速度Neが
所定値(例えば、1500rpm)以上のとき燃料カッ
トと判断し、燃料噴射弁33の駆動を停止する。
【0020】燃料カット中でないと判断した場合には、
ECU32はステップ101に移行してISCの通常制
御を実行する。この通常制御処理を図3を用いて説明す
る。まず、ECU32はステップ200で水温センサ2
6により内燃機関の暖機状態を判断し、マップを用いて
冷却水温Twに応じた基本要求空気量EAbaseを演算す
る。
【0021】そして、ECU32はステップ201でエ
アコンスイッチ29がオンか否か判断して内燃機関の補
機作動によって必要となる負荷補正空気量EAloadを演
算する。負荷補正空気量EAloadは、エアコンスイッチ
・オフ時には「0」となり、又、エアコンスイッチ・オ
ン時には所定値となる。
【0022】その後、ECU32はステップ202に
て、アイドル時の内燃機関回転速度が目標回転速度に収
束するように空気量を補正するためのフィードバック補
正空気量EAf/b を演算する。つまり、水温センサ26
により求めた冷却水温Twに応じて定まる目標回転速度
Noと、回転センサ25により求めた実際の機関回転速
度Neとの偏差に応じてフィードバック補正空気量EA
f/b を演算する。ここで、図7において通常走行時には
スロットル弁4が全閉以外の所定開度となっていると、
フィードバック補正空気量EAf/b =0となる。
【0023】そして、ECU32はステップ203で基
本要求空気量EAbaseと負荷補正空気量EAloadとフィ
ードバック補正空気量EAf/b とを加算して内燃機関要
求空気量EAtotal を求める。これは、アイドル時に内
燃機関が目標回転速度Noを達成するのに必要な空気量
である。
【0024】さらに、ECU32はステップ204で内
燃機関要求空気量EAtotal を体積要求空気量VAtota
l に変換する。この変換は、空気の密度が空気温度や大
気圧によって変化するために必要な処理であり、吸気温
センサ21で求めた空気温度と大気圧センサ31によっ
て求めた大気圧にて内燃機関要求空気量EAtotal を補
正して体積要求空気量VAtotal を算出するものであ
る。
【0025】引き続き、ECU32はステップ205で
図4に示す1次元マップから冷却水温Twに応じて補間
演算により洩れ吸入空気量VAleakを求める。尚、マッ
プ内の数値は、予め後述するプログラムによって学習さ
れた値である。
【0026】そして、ECU32はステップ206で体
積要求空気量VAtotal から洩れ吸入空気量VAleakを
差し引いてバイパス吸入空気量(ISC負担空気量)V
Aisc を求める。最後に、ECU32はステップ207
でバイパス吸入空気量VAisc に応じて空気制御弁9を
所定のデューティ比で駆動して、本プログラムを終了す
る。
【0027】一方、図7の通常走行時(t1のタイミン
グ以前)において、図2のステップ100において、燃
料カットの条件が揃うと、ステップ102〜106で、
洩れ吸入空気量VAleakを学習して図4に示す1次元マ
ップを作成する処理を実行する。
【0028】ここで、燃料カット中にしか洩れ吸入空気
量を求めないのは、燃料噴射中はトルク発生により吸入
空気量に影響が出る虞れがあるからである。又、洩れ吸
入空気量を求めるにはスロットル弁4が全閉でなければ
ならないが、燃料カット中はこの条件を満たしているか
らである。さらに、燃料噴射しているときにバイパス空
気をカットすると総吸入空気量に段差ができショックが
発生するからである。
【0029】まず、ECU32はステップ102で空気
制御弁9への通電をカットして全閉状態にする。次に、
ECU32はステップ103で回転センサ25から機関
回転速度Neを求めるとともにエアフロメータ22から
吸入空気量Qafm を求め、さらに、水温センサ26から
冷却水温Twを求める。空気制御弁9が全閉になってい
るため、ここで求めた吸入空気量Qafm はその回転速度
Neでの洩れ吸入空気量VAleakになる。
【0030】ここで、スロットル弁4の隙間等は変わら
なくても回転速度が変化すると洩れ吸入空気量は図5に
示すように変化する。又、冷却水温Twが変化すると基
本となるアイドル時の回転数や洩れ吸入空気量が変化す
るため、特性が変わってくる。そこで、ECU32はア
イドル時の洩れ吸入空気量を求めるためにステップ10
4で吸入空気量Qafm を補正するための補正係数Cneを
求める。即ち、回転速度Neと冷却水温Twに応じて図
6に示す2次元マップより補正係数Cneを求める。
【0031】補正係数Cneはその内燃機関の特性によっ
て決まる値であり、予めECU32内のROMに記憶さ
れている。補正係数Cneは、次にようにして求められて
いる。例えば、2000rpm時における補正係数C20
00は、予め求めておいた2000rpm時の吸入空気量
Q2000とアイドル時の吸入空気量Qidl とを用いて C2000=Qidl ÷Q2000 として2000rpm時の補正係数C2000が求められ
る。同様にして、各冷却水温Tw,回転速度Ne毎に補
正係数Cneが求められている。
【0032】ECU32はステップ104で補正係数C
neを求めたら、ステップ105で吸入空気量Qafm に補
正係数Cneを乗算してアイドル時の洩れ吸入空気量Qle
akを求める。次に、ECU32はステップ106で洩れ
吸入空気量Qleakをその時の冷却水温Twに応じた学習
値として図4に示すマップに代入する。
【0033】尚、このプログラムは一定周期で繰り返し
て処理されているため、一旦全閉にした空気制御弁9も
燃料カットから復帰すればステップ101にて通常制御
に戻ることになる。
【0034】そして、図7の通常走行から減速走行に移
行して(t1のタイミング)、スロットル弁4が全閉と
なると、図2のステップ100→101の処理を実行し
てフィードバック処理を行う。つまり、図3のステップ
202で冷却水温Twに応じて定まる目標回転速度No
と実際の機関回転速度Neとの偏差に応じてフィードバ
ック補正空気量EAf/b を演算する。そして、ステップ
203で基本要求空気量EAbaseと負荷補正空気量EA
loadとフィードバック補正空気量EAf/b とを加算して
内燃機関要求空気量EAtotal を求め、ステップ204
で内燃機関要求空気量EAtotal を体積要求空気量VA
total に変換し、ステップ205で図4に示す1次元マ
ップから冷却水温Twに応じて補間演算により洩れ吸入
空気量VAleakを求める。そして、ステップ206で体
積要求空気量VAtotal から洩れ吸入空気量VAleakを
差し引いてバイパス吸入空気量(ISC負担空気量)V
Aisc を求める。最後に、ステップ207でバイパス吸
入空気量VAisc に応じて空気制御弁9を所定のデュー
ティ比で駆動する。
【0035】このようにして、通常走行から減速走行に
入りアイドリング状態になった時に、機関回転速度が目
標回転速度へと収束される。このとき、図7に示すよう
に、常に洩れ吸入空気量を学習しているために、正確に
パイパス吸入空気量(ISC負担空気量)VAisc を求
めることができ、機関回転速度が目標アイドル回転速度
に速やかに収束する。
【0036】このように本実施例では、ECU32(要
求空気量算出手段,燃料カット手段,データ更新手段,
バイパス吸入空気量算出手段,制御手段)は燃料カット
時において空気制御弁9(バイパス空気量調整用アクチ
ュエータ)を制御してバイパス通路7を閉じて、エアフ
ロメータ22(吸入空気量検出手段)によるその時の吸
入空気量Qafm から洩れ吸入空気量を求めてバックアッ
プメモリ32a(記憶手段)に記憶する。そして、EC
U32は、アイドル時の要求空気量VAtotalからバッ
クアップメモリ32aの洩れ吸入空気量VAleakを減算
してバイパス吸入空気量VAisc を算出し、そのバイパ
ス吸入空気量VAisc となるように空気制御弁9を制御
する。よって、スロットル弁4への経時変化によるカー
ボンやオイルの付着により洩れ空気量が減少していく
が、洩れ吸入空気量が学習され、アイドル時に目標回転
速度とするための要求空気量に反映される。その結果、
正確にバイパス吸入空気量を求めて非アイドリング状態
からアイドリング状態へ移行したときに機関回転速度を
目標アイドル機関回転速度に速やかに収束させることが
できることとなる。
【0037】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例ではスロットル弁4全
閉で、かつ、所定の機関回転数以上のときに燃料カット
を行い、この燃料カット中に洩れ吸入空気量の学習を行
ったが、他の燃料カットシステムとしてスロットルスイ
ッチ23を使用せずに内燃機関の負荷(例えば、基本燃
料噴射量が所定値以下)により燃料カットを行っている
場合には、スロットルスイッチ23にてスロットル弁4
が全閉状態となっているときに初めて洩れ吸入空気量の
学習を行わせるようにすればよい。
【0038】又、前記実施例では吸気管3に対し、空気
制御弁9を有するバイパス通路7と、エアバルブ16と
アジャストスクリュー15とを有するバイパス通路8と
を備えたシステムに具体化したが、吸気管3に対し、空
気制御弁9を有するバイパス通路7のみを有するシステ
ムに具体化してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
正確にバイパス吸入空気量を求めて非アイドリング状態
からアイドリング状態へ移行したときに機関回転速度を
目標アイドル機関回転速度に速やかに収束させることが
できる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内燃機関のバイパス吸入空気量制御装
置の全体構成図である。
【図2】作用を説明するためのフローチャートである。
【図3】作用を説明するためのフローチャートである。
【図4】マップを示す図である。
【図5】回転速度と空気量の関係を示す図である。
【図6】マップを示す図である。
【図7】回転速度の推移を示す図である。
【図8】回転速度の推移を示す図である。
【図9】クレーム対応図である。
【符号の説明】
3 吸気管 4 スロットル弁 7 バイパス通路 9 バイパス空気量調整用アクチュエータとしての空気
制御弁 22 吸入空気量検出手段としてのエアフロメータ 26 運転状態検出手段を構成する水温センサ 29 運転状態検出手段を構成するエアコンスイッチ 32 要求空気量算出手段,燃料カット手段,データ更
新手段、バイパス吸入空気量算出手段,制御手段として
のECU 32a 記憶手段としてのバックアップメモリ 33 燃料噴射弁
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 366 Z 7536−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管のスロットル弁を迂回するバイパ
    ス通路に配置され、バイパス通路の通過空気量を調整す
    るバイパス空気量調整用アクチュエータと、 内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段による内燃機関の運転状態に応じ
    て内燃機関のアイドル時に目標回転速度とするための要
    求空気量を算出する要求空気量算出手段と、 スロットル弁全閉時の洩れ吸入空気量を記憶した記憶手
    段と、 スロットル弁全閉時において機関回転数が所定値以上の
    時に燃料噴射弁からの燃料供給を停止する燃料カット手
    段と、 内燃機関への吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段
    と、 前記燃料カット手段による燃料供給停止時において前記
    バイパス空気量調整用アクチュエータを制御してバイパ
    ス通路を閉じて、前記吸入空気量検出手段によるその時
    の吸入空気量から洩れ吸入空気量を求めて前記記憶手段
    に記憶するデータ更新手段と、 前記要求空気量算出手段によるアイドル時の要求空気量
    から前記記憶手段の洩れ吸入空気量を減算してバイパス
    吸入空気量を算出するバイパス吸入空気量算出手段と、 前記バイパス吸入空気量算出手段によるバイパス吸入空
    気量となるように前記バイパス空気量調整用アクチュエ
    ータを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする内
    燃機関のバイパス吸入空気量制御装置。
JP8733892A 1992-04-08 1992-04-08 内燃機関のバイパス吸入空気量制御装置 Pending JPH05288101A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7597087B2 (en) 2006-10-20 2009-10-06 Denso Corporation Controller of internal combustion engine
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