JPH052874A - メモリアレイへのデータ書込み用データ処理装置 - Google Patents

メモリアレイへのデータ書込み用データ処理装置

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JPH052874A
JPH052874A JP3179521A JP17952191A JPH052874A JP H052874 A JPH052874 A JP H052874A JP 3179521 A JP3179521 A JP 3179521A JP 17952191 A JP17952191 A JP 17952191A JP H052874 A JPH052874 A JP H052874A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】多数の記憶セルが単一記憶サイクルにおいて予
め選択されたデータ状態に強制的に置かれるような選択
態様を有する二重ポート記憶装置を提供する。 【構成】第1及び第2の書込みモードを与えるモード発
生手段30、第2の書込みモードに応じてメモリ・アレ
イ2の複数列(又は行)のロケーションを選択する選択
手段16,20を含み、プロセッサ手段により発生され
たデータD0〜D7を単一サイクルで複数ロケーション
に書込むことが可能である。これにより、表示画像の広
い面積がある色で満たされている様な場合に、多数のメ
モリロケーションに単一サイクルでその色に関する同一
データを効率的に書込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は行及び列に配置された複
数セルからなるメモリアレイの特定のセルにデータを書
込むメモリアレイへのデータ書込み用データ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】低価格の半導体記憶装置の出現に伴い、
現今の電子計算機及び超小形電子計算機組織は、その組
織からデータを出力するためにビット・マップ映像表示
を使用することができるようになっている。周知のよう
にビット・マップ表示は、その表示装置の各画素(ピク
セル)ごとに少なくとも1つの2進数(ビット)を記憶
することのできる記憶装置を必要とする。各画素ごとに
記憶された追加ビットは、電子計算機組織に、多色画像
などのような、及び背景図形の上にテキスト情報をオー
バレイした背景と前景画像などのような、複合画像を提
供する能力を付与する。また、ビット・マップ記憶を使
用することによってデータ処理操作を通して記憶画像を
容易に発生しかつ変調することが可能となる。
【0003】現今の表示装置は、多くの場合ラスタ走査
式であり、この場合電子銃は表示パターンを発生するた
めに表示スクリーンを横切って水平線追跡を行う。ラス
タ走査された画像が映像スクリーン上に連続的に表示さ
れるためにはその画像は周期間隔を取ってリフレッシュ
されなければならない。陰極線管映像表示装置の場合、
普通のリフレッシュ速度は1秒の1/60であるが、こ
れはこの速度において行われるリフレッシュ動作がこの
組織の人間である使用者には感知されないからである。
しかしながら、表示画像の解像度を向上させるためにス
クーン上に表示される画素の数が増加するに従って、リ
フレッシュ間隔中にビット・マップ記憶装置から呼び出
されなければならないビットはますます多くなる。もし
ビット・マップ記憶装置が単一の入力ポートと出力ポー
トしか持たないならば、リフレッシュ間隔が一定である
限り、データ処理装置が時間を通してビット・マップ記
憶装置から呼び出すことのできるその時間の占める百分
率は表示の画素寸法と共に減少する。さらに、より多く
のビットが一定の時間期間中に出力されなければならな
いので、記憶装置の速度を上げなければならない。
【0004】複数ポート等速呼出し記憶装置が開発され
ており、この装置によって映像表示装置へのデータの高
速出力またデータ処理装置への記憶内容の呼出し性の向
上が図られる。複数ポート記憶装置は、これを達成する
ために、等速呼出しと電子計算機組織のデータ処理装置
による記憶の更新のために第一ポートを有し及び第一ポ
ートから独立にかつこれと非同期して記憶内容を映像表
示装置へ直列出力するための第二ポートを有し、これに
よって映像表示装置端子へのデータの出力中に記憶内容
を呼び出すことを可能にする。複数のポート等速記憶装
置の例は、米国特許第4,562,435号(1987
年12日31日発行)、米国特許第4,639,890
号(1987年1月27日発行)、及び米国特許第4,
636,986号(1987年1月13日発行)に記載
されており、これらの特許は全てテキサス・インスツル
メンツ有限責任会社に譲受されている。
【0005】米国特許第4,636,986号記載の複
数ポート等速呼出し記憶装置は、4つの入/出力端子
と、4つの直列呼出し入/出力端子を有し、従って単一
記憶装置は4つの記憶配列のように見える。このこと
は、単一等速呼び出しによって、単一アドレス値を使っ
て、同時に4つのデータを読み書きすることを可能と
し、かつまた映像表示装置とのデータ通信の目的のため
に四重直列出力を可能とする。例えば、単色表示装置に
おいては、したがって、外部並直列レジスタが4つの直
列出力ビットを受け取り、これを表示リフレッシュ速度
で映像表示装置に移動させることができる。この外部並
直列レジスタによって提供される緩衝が記憶レジスタを
映像表示装置の1/nの速度で移動させることができ
(nは外部並直列レジスタによって受け取られる直列出
力の数)、半導体記憶装置の速度に対する要求をさらに
軽減する。
【0006】ほかに、四重編成の使用は、強化画像表示
能力を与える。例えば、四重編成は、各アドレスに関連
した4つのビットが表示装置の1つの通常画素(「ピク
セル」)に関連することができるので、多色表示に有効
である。このような構成は、映像表示装置の各対応する
画素ごとに最高16色までの2進符号表現の記憶を行
う。これら4つのビットの他の使用としては、ビットの
1つを利用してテキストを表し、残りの3つのビットを
使用して図形背景に対する8ビット色符号を表し、四重
記憶装置は、したがって、テキスト・メッセージの図形
画像へのオーバレイを容易にする。
【0007】図10を参照すると、二重緩衝表示記憶装
置が示されている。このような記憶装置では、行進され
た表示情報をフレーム緩衝記憶装置1つに記憶する間に
他の緩衝記憶装置がその内容を表示装置に供給すること
が行われる。中央処理装置250は、そのデータ出力を
多重分離装置252に接続され、後者は記憶面群254
A及び254Bにデータを供給するように概略的に示さ
れており、これらの群の各々はNビット記憶面のビット
・マップ・データを有する。記憶面群254A及び25
4Bはデータ出力を多重変換装置256に供給し、後者
は出力を表示装置258に供給する。制御回線SEL及
びSEL- 信号は、互いに論理補数であり、それぞれ多
重分離装置252及び多重変換装置256の選択を制御
し、これによって、記憶面群254Aが多重分離装置2
52を通して入力するように選択されている時間中記憶
面群254Bは多重変換装置256を通して出力するよ
うに選択される(又はこの逆が行われる)。動作中、記
憶面群254の1つは表示装置258に表示出力を供給
しこの時間中に中央処理装置250から他の記憶面群2
54に入力を供給される。表示が完了した後、回線SE
L及びSEL- は反対データ状態へ入れ換わり、その結
果、上と逆の関係の記憶面群254が中央処理装置25
0からデータを受け取りかつデータを表示装置258に
供給する。
【0008】このような応用においては、記憶面の1つ
内の極めて多数の記憶場所に特定のデータをクリアする
か又は書き込むことが多くの場合効果的である。記憶面
の1つが、例えば、テキスト情報を担持している構成に
おいては、同じ画素に関連する他の記憶面を擾乱するこ
となくテキスト・メッセージをクリアできることが効果
的である。もし呼び出された場所の各々へ所望の「クリ
ア」データを書き込むために記憶場所の各々への等速呼
出しが必要とされるならば、このような動作は極めて多
数の記憶サイクルを費やし、この間に表示記憶装置への
他の動作は締め出される。
【0009】図10の二重緩衝記憶装置においては、デ
ータを供給しようとする記憶面群254に更新データを
供給するに先立ってこの記憶面群内の選択されたいくつ
かの面の内容をクリアすることが通常実行されている。
これによって、背景色情報がこの記憶面群の選択されな
い面内に擾乱されないで残るので、中央記憶装置250
は表示画像を描くのに必要なデータのみを記憶面群25
4に供給することができる。しかしながら、もし記憶面
内の各記憶書の等速呼出しがクリア動作に必要ならば、
データを受け取るように選択された記憶面群254の1
つにおけるクリア及び作画動作は他の記憶面群がそのデ
ータを表示装置258に供給するに要する時間によって
固定されるので、クリアに要求される時間は作画に使用
可能な時間から減算される。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】したがって、本発明
の目的は、多数の記憶セルが単一記憶サイクルにおいて
予め選択されたデータ状態に強制的に置かれるような選
択態様を有する二重ポート記憶装置を提供することにあ
る。
【0011】本発明の他の目的は、このような多数の記
憶セルが記憶セルの全体的な列で構成されているような
態様を持つ二重ポート記憶装置を提供することにある。
【0012】本発明のさらに他の目的は、記憶装置が複
数の並列入力に接続するように組織されかつこれらの入
力の選択された1つに関連する記憶セルへのこのような
行書込み動作が書込みサイクル中に禁止されるような二
重ポート記憶装置を提供することにある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、このような態
様を有し、さらに所与の書込みサイクル中に選択された
行内の記憶セル内へ強制的に移動させられるデータ状態
を含むデータ・レジスタを有するような二重ポート記憶
装置を提供することにある。
【0014】本発明のさらに他の目的は、記憶セル内の
多数の列に関連する単一のコンデンサ及びトランジスタ
によるような能力を提供し、これによって本発明を内蔵
するために必要なシリコン面積を最小化することにあ
る。
【0015】本発明の他の目的と利点は、後掲の本発明
の、付図を参照する実施例についての詳細な説明から当
業者にとって明らかになるはずである。
【0016】
【問題を解決するための手段】本発明は、行と列に組織
された記憶配列を有する等速呼出し記憶装置に内蔵さ
れ、かつ選択された行内の複数の記憶セルが同時に同じ
データ状態を書き込まれる特別動作態様を有する。コン
デンサが配設され、このコンデンサは記憶装置内の読出
し増幅器の読出しを無効にするに充分な電荷を記憶する
に充分な寸法のものである。復号データ入力信号は、こ
のコンデンサが選択された記憶セルが接続されるビット
回線に接続されるべきか、又はダミー・セルが接続され
るビット回線に接続されるべきかどうかを選択する。こ
のコンデンサは接地電位にまで予充電される結果、ダミ
ー・セルのビット回線に接続されたとき、そのビット回
線は、読出し増幅器が、選択された記憶セル内に記憶さ
れているデータにかかわらず、選択されたセルから”
1”を読み出すような電位に放電される。逆に、このコ
ンデンサが選択された記憶セルのビット回線に接続され
るとき、そのビット回線は、読出し増幅器が、選択され
た記憶セルの記憶内容にかかわらず、その記憶セルか
ら”0”を読み出すような電位にまで放電される。読出
し増幅器の復元動作中、選択された記憶セルは読出し増
幅器によって読み出されたデータ状態を書き込まれ、読
出し増幅器は、事実上、このコンデンサによってこれに
供給されたデータを「書き込む」。等速呼出し記憶装置
は、さらにまた、書込みマスク能力を有する多重入出力
記憶装置であり、したがって、選択配列(すなわち、多
重入出力記憶装置の選択された1つに関連する)内に存
在する記憶セルは他の配列内の記憶セル上で実行される
行書込み動作中擾乱されることはない。入力データ・レ
ジスタが行書込みデータを記憶するために配設されるこ
ともでき、又は記憶装置のデータ入力端子が追加のコン
デンサをデータ・ビット回線又はデータ補数ビット回線
に選択接続するために必要なデータ信号を供給すること
もできる。
【0017】
【実施例】図1を参照すると、本発明に従って構成さ
れ、改善された書込みマスク特徴を含む二重ポート記憶
装置1の機能ブロック線図が示されている。本明細書に
参照文献として収録されている前記米国特許第4,63
6,986号の記憶装置と同様に、この二重ポート記憶
装置は、回線A0からA8を通してアドレス信号を受け
取るほか、クロック信号を回線RAS- ,CAS- 及び
SCLKを通して、書込み使用可能信号を回線WE-
転送使用可能信号を回線TR- 、及び直列出力使用可能
信号を回線SOEを通して受け取る。注意すべきこと
は、書込みマスク特徴が内蔵されているので、単一列ア
ドレス・ストローブ回線CAS信号のみが二重ポート記
憶装置1に受け取られて利用されるということである。
二重ポート記憶装置1は、米国特許第4,636,98
6号の記憶装置の入出力端子のように4つではなく、8
つの等速呼出し入出力データ端子D0からD7を有する
が、ここに説明しようとする本発明は、もちろん、これ
らのどちらの編成にも、又は二重ポート記憶装置の他の
編成にも適用可能である。したがって、二重ポート記憶
装置1は、8つの配列2を含み、その各々が、この実施
例において、512行と256列に編成された128K
ビットの記憶容量を有する。したがって図1の二重ポー
ト記憶装置1は、1Mビットの記憶容量を含む。各配列
2に関連して、読出し増幅器バンク4があり、これは読
出し技術において周知のように256個の読出し増幅器
を含み配列2の動的記憶セルから及びこれへのデータの
復元及び書込みを行う。
【0018】二重ポート記憶装置1の直列側を見ると、
米国特許第4,636,986号の二重ポート記憶装置
におけると同様に、転送ゲート6が配列2内のビット回
線の各々に接続され、配列2からデータをデータ・レジ
スタ8又はこれと逆方向に転送する。この例において
は、データ・レジスタ8は256−ビット・レジスタで
あり、したがって、データの256ビットが転送ゲート
6の各バンクによって転送される、すなわち、各転送サ
イクルにおいて、データの2048ビットが転送され
る。直列論理回路14は、直列クロック信号を回線SC
LKを通して、直列出力使用可能信号を回線SOEを通
して、及び転送信号を回線TR- を通して、並びに等速
呼出し記憶(RAM)論理回路16からの信号を受け取
り、これによって、米国特許第4,636,986号の
記憶装置におけるように、データの転送が適正な時間に
行われる。
【0019】トグル計数器/検出器22は、直列入出力
が開始されようとしているデータ・レジスタ8の各々内
のビットを選択する計数器及び検出器を含む。したがっ
て、トグル計数器/検出器22は、回線21を経由して
RAM論理回路16からラッチ列アドレス信号を受け取
り、米国特許第4,636,986号の記憶装置の場合
のように、直列入力又は出力が開始されるべき直列位置
を選択する。直列論理回路14は、トグル計数器/検出
器22を制御して、上述のように、転送サイクル中にラ
ッチ列アドレス値を負荷し、及び回線SCLKを経由し
てクロック信号の各サイクル中にトグル計数器/検出器
22に信号を送り、これによってトグル計数器/検出器
22内の計数値が各直列サイクル内に増分される。トグ
ル計数器/検出器22は、その計数器内に記憶されてい
る復号値をポインタ10の各々に供給し、このようなポ
インタの1つずつがデータ・レジスタ8の各々に関連さ
せられている。データ・レジスタ8の内容は米国特許第
4,636,986号の記憶装置におけるように各サイ
クル中その内部偏移をさせられないで、その代わりに、
ポインタ10がレジスタ内部のビットを指示し、その指
示する位置はトグル計数器/検出器22内の計数器の内
容を増分する回線SCLK経由のクロック信号の各サイ
クルと共に増分する。ポインタ10の関連する1つによ
って指示されるデータ・レジスタ8の各々内のビット内
容は入出力目的のために直列入出力緩衝記憶装置12に
送られ、これらの直列入出力緩衝記憶装置の各々は8つ
の配列2及びデータ・レジスタ8の各々に関連させられ
る。直列入出力緩衝記憶装置12は、関連する直列入出
力端子SD0からSD7とポインタ10で指示されるそ
の関連するレジスタ8のビットとの間にデータを連絡す
る。回線SOEを通る信号は、前述のように、直列論理
回路14に直列動作が書込みか読出しのどちらであるか
を指示し、直列論理回路14はこれに従って直列入出力
緩衝記憶装置12を制御する。直列入出力は、したがっ
て、米国特許第4,636,986号の記憶装置の場合
におけるそれと次の点を除いて同じように機能的に起こ
る、すなわち、異なる点は直列レジスタ機能は無偏移デ
ータ・レジスタ8によって達成されこのレジスタ内部の
ビットは増分する仕方を通して選択される。
【0020】等速呼出し側においては、米国特許第4,
636,986号の記憶装置において実行されるよう
に、REM論理回路16がアドレス・ラッチングと復号
を実行し、それゆえ、回線RAS- の行アドレス・スト
ローブ信号と回線CAS- の列アドレス・ストローブ信
号をそれぞれを受け取り、及びアドレス回線A0からA
8の信号を受け取る。アドレス端子A0からA8上に現
れる行アドレス値は、回線RAS- の列アドレス・スト
ローブ信号によってラッチされ、かつ回線19を経由し
てX復号器18に送られ、その結果X復号器18は回線
19上のラッチ行アドレス値に応答して配列2の各々内
の行を選択することができる。同様に、アドレス回線A
0からA7上に現れる列アドレス値(端子A8上に現れ
る列アドレス信号は256列の1つを選択するためには
必要ない)は、回線CAS- の列アドレス・ストローブ
信号に応答してRAM論理回路16によってラッチさ
れ、ラッチ列アドレス値はRAM論理回路16から回線
21の1つを経由してY復号器20に送られ、8つの配
列2の各々はそれに関連するY復号器20の1つを有す
る。Y復号器20の各々は、したがって、その関連する
配列2内のかつラッチ列アドレス値に対応する所望のビ
ット回線をその関連する入出力緩衝記憶装置24に接続
することができる。
【0021】米国特許第4,639,986号に記載さ
れた機能に加えて、二重ポート記憶装置1は、等速呼出
しデータ入力機能に渡っての追加的制御機能を有し、こ
のような追加的制御は特別機能論理回路30によって実
行される。8つの入出力緩衝記憶装置24の各々は、多
重変換装置26によってデータ端子D0からD7に接続
される。等速呼出し目的のために、入出力緩衝記憶装置
24の出力は出力駆動回路31に受け取られ、これによ
ってデータ端子D0からD7に接続される。出力駆動回
路31は、多数の周知の構成のうちのいずれかの構成を
取り、かつRAM論理回路16の制御の下に回線TRG
- を経由する外部信号によって使用可能とされる。書込
み目的のために、もちろん、出力駆動回路31はRAM
論理回路16によって使用禁止されてデータの衝突を防
止する。
【0022】書込みサイクル中、特別機能論理回路30
からの回線WTCLRは多重化変換装置26を制御し
て、使用者によって選択された機能に応じて、データ端
子D0からD7に現れるデータ値か又は特別機能論理回
路30内の色レジスタ50の内容のいずれかを選択して
これを回線27を経由して入出力緩衝記憶装置24に送
る。特別機能論理回路30は、また、米国特許第4,6
36,986号の記憶装置の場合に関し上述したのと同
様な書込みマスク特徴を制御することができる、しかし
ながら、特別機能論理回路30は書込みマスク値を書込
みマスク・レジスタ34内に記憶させるように動作可能
であり、これによって書込みマスク値は複数サイクル中
動作することができ、またそれゆえ書込みマスク値はそ
れが最初に負荷されて以後、及び無マスク等速呼出し書
込みの介入サイクル以後、多数のサイクル中に再現可能
である。書込みマスク・レジスタ34の内容、又は無マ
スク書込み信号は、所望されるならば、次に述べるよう
に、特別機能論理回路30によって回線WCLKを経由
して入出力緩衝記憶装置24に送られる。
【0023】ここで、図2を参照して、特別機能論理回
路30の構成及び機能を説明する。特別機能論理回路3
0は、アドレス端子A0からA8上の行アドレス及び列
アドレス信号がラッチされるのと同じような仕方におい
て、高から低論理値への遷移を行う回線RAS- 行アド
レス・ストローブ信号と回線CAS- 列アドレス・スト
ローブ信号の各々と関連してこの論理回路への各種入力
値を記憶するためのラッチを含む。回線SFは、これを
経由して特別機能信号が外部から二重ポート記憶装置1
に供給されるが、D形ラッチ32及び34のD入力に接
続されている。ラッチ32のクロック入力はRAM論理
回路16によって発生され回線RAS- 行アドレス・ス
トローブ信号から遅延したクロック・パルスである回線
RAS’クロツク信号であり、またラッチ34のクロッ
ク入力は同様にRAM論理回路16によって発生され回
線CAS- 列アドレス・ストローブ信号から遅延した回
線CAS’のクロック・パルスであるクロック信号であ
る。特別機能論理回路30は、さらにラッチ36を含み
このラッチはそのD入力に回線TR- を接続をされるこ
とによって外部転送信号を受け取り、かつそのクロック
入力に回線RAS’クロツク信号を受け取る。ラッチ3
8は、回線WE- を通して外部書込み使用可能信号を受
け取り、かつ回線RAS’クロック信号によってクロッ
ク制御される。
【0024】データ端子D0からD7上のデータ入力信
号は、上に論じられた信号と同じように、特別機能論理
回路30内のラッチ40によって、回線RAS- 行アド
レス・ストローブ信号に対してラッチされる。ラッチ4
0は、したがって、データ端子D0からD7よりの8つ
のデータ信号を記憶するために、8つのデータ・ビット
を含み、この各々が回線RAS’によってクロック制御
される。ラッチ40の出力は多重化変換装置58の1つ
の入力に接続され、後者の出力は8ビット書込みマスク
・レジスタ54の入力に接続され、書込みマスク・レジ
スタ54の内容に対応する8つの入出力緩衝記憶装置2
4のうちの1つが等速呼出し書込み動作に対し使用可能
とされるであろう。書込みマスク・レジスタ54の出力
は多重化変換装置60の第一入力に接続され、後者の他
の入力は電源Vddに接続されている、ここで、もちろ
ん、明らかなように、多重化変換装置60の入力の各々
は8つの平行ビットを含み、多重化変換装置60は書込
みマスク・レジスタ54の8ビット平行出力又は電源V
ddによって発生された全部”1”の8ビット値を受け取
る。多重化変換装置60は、組合せ論理回路44によっ
て回線SELMSKを経由して制御される。回線SEL
MSKは、書込みマスク・レジスタ54の内容が8つの
回線WCLKS上に信号を発生しようとするとき、組合
せ論理回路44によって高論理値に設定され、回線WC
LKSの各々WCLKは入出力緩衝装置24と関連し、
回線WCLK上の高論理値によってその関連する入出力
緩衝装置24がその回線27の1つの回線上の値をその
配列2内の選択された記憶場所に書き込む。組合せ論理
回路44からの回線WCLKSが低論理値を取ることに
よって多重化変換装置60は電源Vddをその出力へ供給
させ、これによってすべての入出力緩衝装置24が、書
込みマスク・レジスタ54の内容にかかわらず、書込み
動作の実行すべきことを表示する。注意すべきことは、
多重化変換装置60は、ANDゲート59の出力によっ
てもまた制御され、このゲートはその入力に組合せ論理
回路44からの回線W’クロック信号及び回線WEN書
込み使用信号を受け取ることである。ANDゲート59
の出力は、多重化変換装置58の選択された入力の回線
WCLKへの供給をゲート制御し、この結果、回線WC
LK上の使用可能信号がそのサイクル中の適正な時間に
おいて入出力緩衝装置24に供給され、及びこの結果、
使用可能信号は読出しサイクル中には供給されない。
【0025】データ端子D0からD7上のデータ入力信
号は回線W’クロック信号に応答して8ビット・ラッチ
42内へ記憶され、このクロック信号は、下に論じるよ
うに、低論理値へ遷移する回線CAS- 及びWEの信号
間の論理条件成立に応じてRAM論理回路16によって
発生される。ラッチ42の出力は、8ビット色レジスタ
50の入力に接続される他、データ多重化変換装置26
の入力、及び多重化変換装置58の第二入力に接続され
る。色レジスタ50の出力はデータ多重化変換装置26
の他の入力に接続される。色レジスタ50は、ラッチ4
2の出力によって、組合せ論理回路44が回線LDCL
R上に高論理値を発生する際、負荷され、これによって
後続の書込みサイクル中に8つの入出力緩衝装置24に
供給されるべき所定データ・パターンを記憶しこの書込
みサイクル中はこの色レジスタがデータ源として選択さ
れる。図1及び図2から明らかなように、多重化変換装
置26は、特別機能回路30内の組合せ論理回路44か
らの回線WTCLR上の制御信号に応答して、回線27
を経由して入出力緩衝装置24に供給するために、色レ
ジスタ50の内容か又はラッチ42の出力を選択するよ
うに動作する。また回線WTCLR上の高論理値によっ
てこの色レジスタ50の内容が回線27上に供給され
る。上述したように、出力駆動回路31は、回線27上
の値を読出しサイクル中にデータ端子D0からD7へ供
給する。
【0026】ラッチ42の出力もまた、上述したよう
に、多重化変換装置58の第二入力に供給されることに
よって、書込みマスク・レジスタ54に負荷するに当た
っての代替方法を提供する。下にさらに詳細に説明する
ように、組合せ論理回路44は、書込みマスク・レジス
タ54を負荷するに当たっての二つの動作態様の1つを
使用者が選択するのに応答して、高論理値信号を回線L
DMSK上に発生するであろう。ラッチ40の内容(回
線RAS- によってラッチされた端子D0からD7の値
を記憶する)か又はラッチ42の内容(回線WE- によ
ってラッチされた回線D0からD7の値を記憶する)の
いずれかが所望されるのに応じて、組合せ論理回路44
は選択されたラッチ内容の回線SLE40を経由しての
書込みマスク・レジスタ54への供給を制御するであろ
う、そしてこのレジスタは高論理値信号のときラッチ4
0の出力を選択し、低論理値信号のときラッチ42の出
力を選択する。
【0027】組合せ論理回路44は、さらに詳しく下に
説明されるように、選択行書込み態様を使用可能にする
ために回線FW上に信号を発生する。加えて、選択行書
込み態様の目的のため、書込みマスク・レジスタ54の
内容が特別機能論理回路30によって回線FWM上に供
給され書込みマスク情報を選択行書込み態様のため伝送
し、及び色レジスタ50の内容も同様に回線FWD上に
供給される。下に説明されるように、本実施例の二重ポ
ート等速呼出し記憶装置1に内蔵される選択行書込み態
様は、書込み回路を利用しないで、その代わりに読出し
増幅器4による読出し動作を無効にすることによってデ
ータを書き込む。したがって、この動作に使用される情
報は、好適には、書込みサイクル・タイミングから無関
係に取り扱われる。
【0028】図3aを参照すると、回線RAS’クロッ
ク信号の発生が示されている。図3aに示されている回
路は、図1のRAM論理回路16内に存在する。二重ポ
ート記憶装置1の外部から発生された回線RAS- 行ア
ドレス・ストローブ信号は、否定素子110によって反
転され、遅延段102を通して所望の遅延をさせられた
後、上に参照した回線RAS’信号を発生する。否定素
子104による追加の反転は、回線RAS- ’クロック
信号を発生し、これについては下で論じられよう。注意
すべきことは、もちろん、必要な遅延、そして実際に、
回線RAS’及びRAS- ’信号の追加遅延形態は、多
様な制御機能に対して二重ポート記憶装置1を徹底して
使用するならば、通常の技術の遅延によって容易に発生
させられるということである。回線RAS’及びRAS
- ’信号は、もちろん、同様な仕方でRAM論理回路1
6内でも、又は当業者にとって周知の多数の方法によっ
ても発生される。
【0029】図3bは、RAM論理回路16にある回線
W’クロック信号、すなわち、図2の回路において使用
されたような回線W’クロック信号の発生を示す。回線
WE - は外部で発生される使用可能信号を受け取り、こ
の信号はNORゲート106によってゲート制御され、
このゲートの他の入力は回線RAS- ’に接続されてい
る。回線WE- 書込み使用可能信号が回線RAS- の活
性期間中に起こるときのみ高レベルを取るNORゲート
106の出力は、NANDゲート108の第一入力に接
続され、後者は他の入力を回線CAS’に接続されてい
る。上述したように、回線CAS’上の信号は遅延され
また反転されて回線CAS- 列アドレス・ストローブ信
号の形態になる。NANDゲート108の出力は、NO
Rゲート106の出力と回線CAS’の両者が高論理値
のとき、すなわち、回線WE- とCAS- 信号間の論理
条件成立に応じて、低論理値を取る。遅延段110によ
る所望の遅延及び否定素子112による反転を通して、
図2の回路で利用される回線W’クロック信号が発生さ
せられる。
【0030】上に全体的に論じたように、組合せ論理回
路44は、ラッチ32,34,36,38の状態に応答
して、各種の制御信号をそれぞれ回線33,35,3
7,39上に発生する。これらの制御信号は、二重ポー
ト記憶装置1を制御してその各種態様の動作を実行させ
る。第1表は、二重ポート記憶装置1の各種の特別態様
の真理値表であり、これらの態様のいくつかについて以
下に詳細に説明しよう。
【表1】 第 1 表 RAS- 遷移 CAS- 遷移 機 能 TR- WE- SF SF 0 0 0 X レジスター記憶装置転送 0 1 0 X 記憶装置−レジスタ転送 1 0 0 0 RAS- で書込みマスク負荷;データ配列 に書込み。 1 0 0 1 RAS- で書込みマスク負荷;色レジスタ を配列に書込み。 1 0 1 0 旧マスク使用;データを配列書込み。 1 0 1 1 旧書込みマスク使用; 色レジスタを配列に書込み 1 1 1 0 WE- で書込みマスク負荷。 1 1 1 1 WE- で色レジスタ負荷。 1 1 0 1 書込みマスク使用禁止; 色レジスタを配列に書込み 1 1 0 0 書込みマスク使用禁止; 正常読み書き。
【0031】上に論じたように、回線WTCL制御信号
は組合せ論理回路44によって発生されることによっ
て、データ多重化変換装置26に色レジスタ50の内容
とラッチ42の出力との間で選択を行わせその結果を入
出力緩衝装置24に印加させる。回線LDCLR信号
は、組合せ論理回路44によって発生される信号で、こ
れによって色レジスタ50がラッチ42の内容で以て負
荷される。回線LDMSK信号は、組合せ論理回路44
によって発生される信号で書込みマスク・レジスタ54
に送られ、これによって、多重化変換装置58の動作を
制御する回線SEL40の状態に応答して、書込みマス
ク・レジスタ54にラッチ42の内容かラッチ40の内
容のいずれかを負荷させる。書込みマスク・レジスタ5
4の内容の回線ECLKへの供給は組合せ論理回路44
からの回線SELMSKの論理状態に依存して使用可能
とさせられる。したがって、組合せ論理回路44は、こ
れに供給される入力に応答する適当な制御信号を発生す
るに必要なような論理を含み、これにっいては図4を参
照して説明しよう。
【0032】組合せ論理回路44は、ラッチ32,3
4,36,38の出力をそれぞれ回線33,35,3
7,39を経由して、並びに他に、上述のように、回線
RAS’及びW’信号を受け取る。組合せ論理回路44
の構成と動作は、この回路が第1表に掲げられた特別機
能の各々を使用可能とするのでこれに従ってここでは説
明しよう。
【0033】上述のように、書込みマスク・レジスタ5
4は、ラッチ40の内容か又はラッチ42の内容を負荷
される。ラッチ42は回線CAS- 及びWE- 信号間の
論理条件成立により起こる回線W’信号に応答して負荷
されるので、書込みマスク・レジスタ54は様々な仕方
で負荷されることが可能であるばかりではなく、一つの
サイクル中の様々な時間にも負荷されることが可能であ
り、このことが二重ポート記憶装置1の使用者に対する
融通性を向上する。
【0034】下に詳細に説明される選択行書込み態様を
使用可能とするために回線FW上に信号を発生する目的
上、組合せ論理回路44は、さらに、ANDゲート13
7を含む。ANDゲート137は、回線33,39,3
7(回線37は否定回路135で反転されまた回線39
は否定回路116で反転される)を受け取り、その結
果、行アドレス・ストローブ回線RAS- 信号の高から
低論理値への遷移時に回線TR- 及びWE- の低論理値
にありかつ回線SFが高論理値にあるのに応答して能動
論理状態がANDゲート137の出力側において回線F
W上に発生される。
【0035】図5aを参照すると、ラッチ40から書込
みマスク・レジスタへ負荷する場合、すなわち、そのサ
イクルの最初の部分中のタイミング線図が示されてい
る。第1表は、第5a図に示されているように、書込み
マスク・レジスタ54が回線WE- 及びSF信号が低論
理値にあり、かつ信号TR-が高論理値にあり、回線R
AS- がその高から低論理値への遷移を行うときの、早
期に負荷されることを示している。このときに、データ
端子D0からD7上の値が(回線RAS’信号に応答し
て)ラッチ40へ負荷され、また回線SF、TR、及び
WE- 信号がそれぞれラッチ32,36,38内へ記憶
される。ラッチ32,36,38のそれぞれ回線33,
37,39上の出力は、NANDゲート118の入力に
接続される(回線33,37の信号は否定素子114、
116によって反転される)。したがって、NANDゲ
ート118の出力は、回線WE- とSFのラッチ状態が
低論理値にあるときかつ回線TR- のラッチ状態が高論
理値にあるとき低論理値へ遷移する。このことは、低論
理値をNORゲート120の一つの入力に供給し、この
ゲートはその持つ他の入力を回線RAS’クロツク信号
によって制御されこのクロック信号は否定遅延段122
によって所望するように遅延しかつ論理を生じ、また回
線RAS’遅延クロック信号の低から高論理値への遷移
の際、NORゲート120の出力は高論理値へ遷移し、
図2の多重化変換装置58への回線SEL40の高論理
値を発生して、ラッチ40の出力が選択されるべきこと
を表示する。回線SEEL40は、またORゲート12
4の1つの入力に接続され、回線LDMSKに高論理値
を発生する。回線LDMSK回線は、書込みマスク・レ
ジスタ54に接続され、低から高論理値への遷移によっ
て、書込みマスク・レジスタ54が多重化変換装置58
の出力値で負荷されるべきこととを表示し、この値は、
説明している場合においては、ラッチ40の内容であ
る。この動作によって、書込みマスク・レジスタ54は
記憶サイクルの最初の部分中に負荷される。
【0036】回線TR- 、WE- 及びSFが、回線RA
- の低論理値へ遷移の際に、それぞれのラッチへ記憶
された後に、回線TR- 、WE- 及びSFは、書込みマ
スク・レジスタ54を負荷する目的に対して「(do
n’t care(心配無用)」と状態となり、他の論
理値へ遷移可能となる。しかしながら、書込みマスク・
レジスタ54の負荷掛けに続いて、読出し又は書込みの
いずれかが、回線WE- 及びTR- (米国特許第4,6
36,986号の記憶装置におけるように、等速呼出し
出力使用可能信号用として働く回線TR- )に応じて、
二重ポート記憶装置1によって実行される。図5aは、
書込みマスク・レジスタ54の負荷掛けの後に起こる書
込みサイクルの比較的有りそうな事態を示している(使
用者の書込み動作実行における興味は書込みマスク・レ
ジスタ54の負荷によって証拠立てられる)。図5aに
示されているように、行アドレス値、すなわち、回線R
AS - の遷移時におけるアドレス回線A0からA8の状
態は、書込みマスク・レジスタ54が負荷されつつある
時間中に受け取られる、また、行アドレス復号及び選択
が、周知の等速呼出しの仕方において、RAM論理回路
16及びX復号器18によって行われる。列アドレス値
は、図5aに示されているように、回線CAS - アドレ
ス・ストローブ信号と関連してアドレス端子A0からA
7上に現れる。
【0037】第1表は、回線CAS- の遷移時における
回線SFの値がデータ端子D0からD7上に受けられた
データ又は色レジスタ50の内容のどちらが配列2に書
き込まれるデータであるかを判定することを示してい
る。図2に示されているように、ラッチ34は回線CA
- クロック信号に応答して信号SFの値を負荷され、
このクロック信号は回線CAS信号に関する遅延かつ反
転信号である。ラッチ34の出力からの回線35は、
(否定素子125によって反転された後)NORゲート
126の1つの入力に接続される。ANDゲート127
は、その1つの入力にNANDゲート118の出力を受
け取り、後者は、上述したように、書込みマスク・レジ
スタ54が負荷される間は低論理値にある、またこれ
は、もちろん、ANDゲート127の出力を低論理値に
制御し、この出力はNORゲート126の他の入力に供
給される。もし回線CAS- 信号の遷移時における回線
SFの値が論理値”1”であるならば、高論理値がNO
Rゲート126の出力に及び回線WTCLRに発生され
るであろう。またもし回線CAS- の遷移時回線SFが
論理値”0”であるならば、低論理値が回線WTCLR
に発生されるであろう。回線WTCLR回線はデータ多
重化変換装置26の制御入力に接続され、この多重化変
換装置は高論理値にある回線WTCLRに応答して色レ
ジスタ50の内容を回線27に供給し信号WTCLRが
低論理値のときラッチ42の内容を回線27に供給す
る。このようにして、組合せ論理回路44は、書込みマ
スク・レジスタ54の負荷されるのと同じ記憶サイクル
中にデータ源を選択するように動作可能であり、この選
択は回線CAS- の遷移時における回線SFの値に応答
する。
【0038】回線33,37,39はANDゲート12
8にも接続され、回線33はこれに先行して否定素子1
14によってその信号を反転される。したがって、回線
RAS- の遷移時に回線WE- の値が論理値”0”にあ
った限り、ANDゲート128の出力は論理値”0”に
ある。ANDゲート128の出力は、否定素子130を
通して、回線SELMSKに接続され、この回線は多重
化変換装置160の制御入力に接続されている。回線S
ELMSKの高論理値は、このサイクル中に書込みマス
ク・レジスタ54が回線RAS-信号の遷移に応答して
負荷されるので、書込みマスク・レジスタ54の内容が
入出力緩衝装置24への回線WCLK上への信号を発生
するために選択されるべきことを指示する。さらに、回
線33,37,39は、反転されることなく、ANDゲ
ート132の入力にも接続され、またANDゲート13
2の出力も回線33,39が低論理値のとき低論理値に
ある。ANDゲート132の出力は否定素子134に接
続され、後者の出力に発生する回線WEN信号は図2の
ANDゲート59の1つの入力に接続されている。した
がって、ANDゲート132の出力が低論理値にある限
り、回線WENは高論理値にあり回線W’クロック信号
を使用可能としてゲートに通し、多重化変換装置60を
経由して、書込みマスク・レジスタ54の内容を回線W
CLKへ供給させる。上述したように回線WCLK信号
は、入出力緩衝装置24への書込みクロック信号があ
り、回線27上のデータの配列2への書込みを実行さ
せ、この場合、書込みマスク・レジスタ54内に記憶さ
れている”0”に関連するこれらの入出力緩衝装置は書
込み動作を実行しない。したがって、他方が低論理値で
活性である間に高から低論理値へ遷移する回線WE-
回線CAS- の間の論理条件成立に応じて(すなわち、
回線RAS- の遷移に関連して回線WE- が論理値に遷
移しかつ高論理値に復帰することは回線W’クロック信
号を発生されない)、クロック信号が回線W’に発生さ
れ、この信号は多重化変換装置60の選択入力をゲート
制御して回線WCLKに通し、入出力緩衝装置24によ
る書込み動作を実行させる。
【0039】図6は、レジスタ規模の線図であって、書
込みマスク書込み動作を示す。マスク書込み動作前の8
ビットの記憶場所の例が2n で示され、ここで8ビット
の各々は二重ポート記憶装置1の配列2の各々内のアド
レス指定場所に対応する。この例においては、書き込も
うとするデータを含むデータ源は色レジスタ50であ
り、第6図に示されたその内容の例は10101010
2 である。書込みマスク・レジスタ54の内容は、第6
図においては、4つの中央ビットのみ、すなわち、8ビ
ット記憶場所のうち低位第3桁から第6桁までのみに書
き込んで示されている、また、逆に記憶場所2n 最上位
2桁と最下位2桁に対しては書込み動作がマスクされて
いる。色レジスタ50の内容がマスク書込みにおいて書
き込まれる所の、上に説明した書込みサイクルの実行の
際の、アドレス指定された記憶場所の更新が図6に
n ’として示されている。中央の4つのビットのみが
色レジスタ50の内容で以て書き込まれ、最上位2桁と
最下位2桁とは書込み動作前と同じに保持されるという
ことは、明らかである。
【0040】上に言及したように、二重ポート記憶装置
1は、回線W’クロック信号によってクロツク制御され
るラッチ42によって、記憶サイクルの後期部分中に書
込みマスク・レジスタ54を負荷することができる。図
5bは、記憶サイクルの後期部分中に書込みマスク・レ
ジスタを負荷するタイミング・サイクルを示している。
回線33,37,39は、上に論じたように、これらの
上の三つの信号のいずれも反転されることなく、AND
ゲート132の入力に接続されており、したがって、A
NDゲート132の出力はこれらの回線の3つの信号が
全て高論理値のときに高論理値にある。このことは、第
1表に相当し、この表において、書込みマスク・レジス
タ54の論理条件成立による負荷掛けが信号RAS-
遷移時にいずれも高論理値にある回線SF,WE- 及び
TR- 信号によって使用可能とされる。ANDゲート1
32の出力の高論理値は、否定素子134を経由して回
線WENの低論理値を生じこれが書込み回線WCLKク
ロック信号を使用禁止し、これによって配列2への書込
み動作を禁止する。ANDゲート132の出力はNAN
Dゲート136の1つの入力に接続され後者の有する他
の入力は回線W’回線の接続を受ける、また(回線RA
- の遷移の後)回線WE- 又はCAS- の遅い方すな
わち、両者の間の論理条件成い至るまでNANDゲート
136の出力は高論理値を保持する。NORゲート13
8は、その1つの入力にNANDゲート136の出力を
受け取り、かつその有する他の入力に回線35を経由し
てラッチ34の出力を受け取る、また上述したように、
ラッチ34は回線CAS- の遷移と同時に信号SFの値
を記憶する。第1表は、書込みマスク・レジスタ54が
回線CAS- の遷移時に回線SFが論理値”0”にある
とき負荷され、回線RAS- の遷移時に回線SF,WE
- ,及びTR- が全て高論理値にあることを示してい
る。したがって、書込みマスク・レジスタ54を負荷す
るには、回線35上の信号は、低論理値にある回線SF
信号をラッチ34に記憶する回線CAS’クロツク信号
に応答して、低論理値にあるであろう。
【0041】書込みマスク・レジスタ54の負荷掛け
は、(回線RAS- の遷移の後)回線WE- とCAS-
間の論理条件成によって完了する。図5aに描かれてい
る例は、回線WE- が回線CAS- の後にその遷移を行
うことを示しており、以下の説明はこの例を使用してい
る。図2に戻って参照すると、ラッチ42は、回線クロ
ック信号W’に応じてデータ端子D0からD7上の値を
負荷され、このクロック信号(他方が活性している間、
図3b参照)高から低論理値に遷移する回線WE - 及び
CAS- 信号に遅れて発生される。図5bは、回線WE
- の低論理値への遷移時におけるデータ端子D0からD
7上の「MASK」としての書込みマスク・レジスタ5
4の内容の表現を示す。さらに、回線W’クロック信号
は、NANDゲート136の出力を低論理値に遷移さ
せ、これによってNORゲート138の出力に高論理値
を発生させる。この結果、ORゲート124を経由して
回線LDMSKを高論理値にし、これによって、多重化
変換装置60の出力でもって書込みマスク・レジスタ5
4を負荷させる。NANDゲート118の出力が論理
値”1”にある限り(回線39が高論理値)、回線SE
L40はNORゲート120の動作によって低論理値に
あるであろう。前述したように、回線SEL40の低論
理値は多重化変換装置60を制御して、ラッチ42の内
容を選択させ、これを上述による回線LDMSK信号発
生の際、書込みマスク・レジスタ54に供給させる、ま
たラッチ42はこのときにこれに負荷されたデータ端子
D0からD7の値を保持する。このような仕方で、組合
せ論理回路44は、図5bのタイミングに従って書込み
マスク・レジスタ54論理条件成立負荷掛けを実行し、
また回線SFは回線CAS- の遷移時に低論理値があ
る。
【0042】色レジスタ50は、論理条件成立負荷態様
における書込みマスク・レジスタ54と同じ仕方におい
て、第1表に示されているように、回線CAS- の遷移
時に信号SFが高論理値にあるときにのみ負荷される。
このことが、NORゲート140によって実行され、こ
のゲートは上に論じたNANDゲート136の出力を受
け取り、後者は回線35の信号を否定素子125による
反転の後受け取る。回線CAS- の遷移時の回線SFの
高論理値は、NORゲート140の1つの入力の低論理
値を結果する。高から低論理値に遷移する回線WE-
びCAS- に遅れて、前述したように、NANDゲート
136の出力は低論理値へ遷移し、NORゲート140
の出力を高論理値へ駆動する。NORゲート140の出
力は、回線LDCLRであり、これは色レジスタ50に
接続され、及びこの出力は高論理値において色レジスタ
50をラッチ42の内容で負荷する。ラッチ42は、前
述したように、クロック信号W’に応答してデータ端子
D0からD7上の値(すなわち、図5bの値「内容」)
で負荷される。
【0043】注意すべきことは、色レジスタ50の負荷
掛け又は書込みマスク・レジスタ54の遅れ負荷掛けの
いずれかに対して二重ポート記憶装置1の等速呼出しが
禁止されるということである。図5bに示されているよ
うに、このことによって、アドレス端子A0からA8上
のアドレス値は回線RAS- とCAS- の遷移の両方に
おいて「don’t cares(心配無用)」とな
る。[従来の技術]において論じたように、多重記憶サ
イクルにおいて書込みマスク・レジスタ54の内容を使
用することができること、並びに、後続のマスク書込み
動作に先行して書込みマスク情報の負荷を必要とせずに
無マスク書込み動作を実行できることが、効果的であ
る。したがって、第1表は、書込みマスク・レジスタの
内容を繰り返し使用するための、並びに、書込みマスク
・レジスタ内に書込みマスク情報を保持する一方無マス
ク書込み動作を実行するための、いくつかの動作態様が
利用可能であることを示している。
【0044】特別機能論理回路30、及びこの中の組合
せ論理回路44は、このような機能を達成するように設
計されている。
【0045】図5cは、書込みマスク情報の再負荷をし
ないで、すなわち、書込みマスク・レジスタ54の先行
の内容を利用する、無マスク書込み動作を、示してい
る。回線RAS- の遷移の際に、回線TR- とSFとは
高論理値にあり、一方、回線WE- は低論理値にある。
前述のように、ラッチ32,36,38はこれらの値を
回線RAS’クロック信号の制御の下に記憶し、これら
は組合せ論理回路44によって受け取られる。図2及び
図4を参照すると、これらの組合せにおいてはANDゲ
ート128出力は低論理値にあるので、回線SELMS
Kは高論理値にあり、したがって、書込みマスク・レジ
スタ54の内容はANDゲート59の出力が高論理値に
遷移する際に回線WCLK回線に供給されるように選択
されるであろう。回線RAS- の遷移時の回線TR-
SF及びWE- の組合せによってANDゲート132の
出力は低論理値にされるから、したがって、回線WEN
は高論理値にあり、これが回線WE- と低論理値へ遷移
する回線CAS- 間の論理条件成立を可能とし、この結
果、多化変換装置60の出力、すなわち、書込みマスク
・レジスタ54の内容を回線WCLK回線へ供給させ
る。
【0046】しかしながら、上述した回線TR- 、SF
及びWE- の組合せの場合は、このサイクル中に印加さ
れる書込みマスク・レジスタ54の内容は、先行の状態
から変化させられていない。書込みマスク・レジスタ5
4の再負荷は組合せ論理回路44によって禁止される、
これは、ANDゲート132の低論理値出力がまたNA
NDゲート136の出力を高論理値に置き、後者がさら
にNORゲート138の出力を低論理値に置くからであ
る。図5cに示されているように、回線RAS - の遷移
時の回線TR- 、SF及びWE- の上述の組合せに対し
てはNANDゲート118の出力は高論理値にあるか
ら、NORゲート120の出力は低論理値を強制され
る。したがって、ORゲート124の両入力は低論理値
にあり、これが回線LDMSKを低論理値に強制して書
込みマスク・レジスタ54が負荷されるのを禁止する。
書込みマスク・レジスタ54の先行の内容が、したがっ
て、保持され、上述したように、回線SELMSKによ
って選択された書込みサイクル中に利用される。
【0047】回線CAS- の遷移時の回線SFの状態に
応じて、マスク書込み動作を受けるために回線27に供
給されたデータは、色レジスタ50の内容か、又は回線
W’クロック信号に応じてラッチ42によって記憶され
たデータ端子D0からD7のデータ値のいずれかである
ことができる。図4に示されている組合せ論理回路44
は、第1表の真理値表に従って、この選択を、ANDゲ
ート142を通すことによって可能とし、このゲートは
その3つの入力を回線33,37,39に接続され、ま
た回線39の信号は否定素子116で反転される。した
がって、ANDゲート142の出力は、回線RAS-
遷移時に高論理値ある回線TR- 、SF及び低論理値に
ある回線WE-の組合せに応答して高論理値を取るであ
ろう。ANDゲート142の出力はORゲート144の
第一出力に接続され、それが高論理値のときORゲート
144の出力を高論理値へ駆動する。ORゲート144
の出力は、NANDゲート146の第一入力に接続さ
れ、後者の有する他の入力は上述の回線W’クロック信
号に接続され、その出力はANDゲート127の入力に
接続されている。したがって、NANDゲート146の
出力は、ANDゲート142の出力が回線W’クロック
信号の低から高論理値への遷移に際して高論理値にある
とき、低論理値へ駆動される。NANDゲート146の
低論理値出力は、ANDゲート127の出力を低論理値
レベルへ強制し、これによって、上述のようにNORゲ
ート126入力を低論理値にする。図5aに関して上に
したのと同様に、回線WTCLRは、ラッチ34からの
回線35を通しての動作によって高又は低論理値へ駆動
されるが、このラッチは回線CAS- の遷移時の回線S
F値を記憶しており、これよって、多重化変換装置26
を制御して色レジスタ50の内容を選択させて回線27
を経由して入出力緩衝記憶装置24に供給させるか、又
はデータ端子D0からD7の値を選択させる。図5c
は、データ端子D0からD7にとって妥当入力データが
所望データ源である際にこのような妥当データ「DAT
A」を供給するに必要なタイミングを表示している。上
述のように、ラッチ42は回線W’クロック信号に応じ
て入力データを記憶し、またもし使用者が望めば、ラッ
チ42の出力はデータ多重化変換装置26の1つの入力
に供給される。
【0048】書込みマスク・レジスタ54の内容は、特
別機能論理回路30、及びこの中の組合せ論理回路44
によって行われる特別サイクルにおいては、書込み動作
に対して無視されるが、しかし後続のマスク書込み動作
のために保持される。このようなサイクルの例のタイミ
ングは、図5dに示されている。回線RAS- の遷移の
際に、第1表に示されているように、回線TR- 、SF
は高論理値にあり、一方回線WE- は低論理値にある、
また前述のように、これらの値は、回線RAS - クロッ
ク信号によって、それぞれラッチ36,38,32内に
記憶される。回線37,39,33上に出現するこの信
号の組合せ(回線33は否定素子114で反転させられ
る)によって、ANDゲートの出力は論理値”1”に遷
移し、回線SEELMSを低論理値に置き、その結果、
多重化変換装置0に、書込みマスク・レジスタ54の内
容を無視して、電源Vddを選択させて適当な時刻に回線
WCLKに供給させる。回線RAS- 信号の遷移時の回
線SFの状態に対応するラッチ32の内容は低論理値に
あるから、ANDゲートの出力もまた低論理値にあり、
回線WENを高論理値に置き、したがって、回線W’ク
ロック信号は、回線WCLKが低論理値であるため、多
重化変換装置26を通過して回線WCLKの全てに高論
理値を発生する。この前のサイクルに関しては、図5d
が、回線WE - は回線CAS- の遷移の後に低論理値へ
駆動されて、回線W’クロック信号を介しての書込み動
作を実行させることを示している。
【0049】信号RAS- の遷時の高論理値にある回線
TR- 、WE- 及び低論理値にある回線SFの組合せに
対してANDゲート132の出力が低論理値かつNAN
Dゲート118の出力が高論理値にあるから、図5bの
場合と同様に、書込みマスク・レジスタ54の負荷が禁
じられる。新しい値は書込みマスク・レジスタ54に負
荷されない(回線LDMSKは低論理値に留まる)か
ら、これに記憶されている先行の値が保持される。した
がって、図5cに示されたような後続のサイクルによっ
て、書込み動作は、書込みマスク・レジスタ54内に保
持されている書込みマスク情報を使用して、この書込み
情報を再負荷する必要なく、書込み動作を実行する。
【0050】図5cに関連して上に論じたように、回線
CAS- の遷移時の回線SFの状態は、図5dの書込み
サイクルがデータ源として色レジスタ50の内容を使用
するか(回線SFは低論理値)又はデータ源としてデー
タ端子D0からD7の値(図5dの「DATA」)を使
用するかのいずれかを取るように制御する。組合せ論理
回路44は、この選択を実行する、これは、ANDゲー
ト128の出力がORゲート144の第二入力に接続さ
れており、これによって、図5cのサイクルとに関連し
て上に論じられた、ANDゲート142の出力としてN
ORゲート126による回線WTCLRの発生と同じ効
果を有するからである。
【0051】映像装置内の図1に示された二重ポート記
憶装置1のような二重ポート記憶装置の使用において
は、多くの場合、多数の逐次記憶が同等のデータで書き
込まれる。例えば、二重ポート記憶装置1が図形画像の
ビット・マップ表示を含む所では、表示画像の広い面積
が或る色で満たされる。したがって、単一サイクルにお
いて、二重ポート記憶装置内の多数場所に同等のデータ
を書き込むことが効果的であると思われる。
【0052】図7を参照すると、Y復号器20のブロツ
ク線図が示されており、これは、単一サイクルにおいて
その内部の隣合う例をアドレス指定する特徴を実行する
回路を含み、以後この特徴を「ブロック書込み」特徴と
呼ぶことにする。二重ポート記憶装置1の動作は図7に
関連して以下に説明される特徴によって強化されるけれ
ども、注意すべきことは、以下に説明される二重ポート
記憶装置はブロック書込み特徴がなくても充分に動作可
能であることである。また、注意すべきことは、図7は
二重ポート記憶装置1内の単一配列2に対するY復号器
を示しているが、もちろん、図7に示されている回路は
図1に示されている配列2の各々に関連しているという
ことである。Y復号器20は、前述のように、アドレス
端子A0からA7上に受け取った列アドレス信号のラッ
チ値を受け取る、なお、これらのラッチ列アドレス回線
は図7の端子AY0からAY7によって表示される。も
ちろん、配列2の各々内は256列だけしか存在しない
から、回線CAS- によってラッチされた端子A8の値
は列復号動作においては利用されない。前記復号器20
0が端子AY2からAY7を受けとり、これらの6ビッ
トを復号して64本の出力回線202に入れ、これらの
1つは高論理値にあることによって使用可能となる。出
力回線202の各々は、したがって、その関連する配列
2内の4つの列からなる群の選択を表示する。
【0053】4つの列の各群に関連して列選択回路20
4があり、簡単のために図7においては、1つの列選択
回路204だけが示されている。前置復号器200から
の関連する出力回線202は、各列選択回路204内に
含まれる。ANDゲート206の1つの入力、及びAN
Dゲート208の1つの入力に接続されている。特別機
能回路30からの回線WTCLRはANDゲート206
の第二入力に接続され、否定素子207によって反転さ
れる回線WTCLRはANDゲート208の第二入力に
接続される。上述のように、回線WTCLRは、色レジ
スタ50が配列2に書き込まれるときに発生される、ま
た配列2の各々内の多数の列をアドレス指定するに当た
ってのここに説明される特徴は同じ信号によって使用可
能である。なおまた、列選択回路204に含まれて4−
の−1復号器210があり、等速呼出し態様においてア
ドレス指定されるべき配列2内の列の選択に当たって、
端子AY0からAY7を最下位列アドレス・ビットの実
際の復号を実行する。4−の−1復号器210は、端子
AY0からAY7の値に応じて、4つの回線214 n
ら214n+3 を駆動する。パス・トランジスタ212n
から212n+3 はその対応する回線214n から214
n+3 をその対応するトランジスタ220n から220
n+3 のゲートに接続する。各トランジスタ212n から
212n+3 のゲートは、ANDゲート208の出力によ
って制御される。したがって、ブロック書込み特徴が選
択される、すなわち、回線WTCLRが高論理値にある
事態においては、4−の−1復号器210の動作結果
は、たとえ対応する出力回線202その関連する4つの
列の群を選択したとしても、4−の−1復号器210の
動作結果は無視されるであろう。
【0054】列選択回路204は、図7に回線430
432 、434 、436 として示されているように、ラ
ッチ42の内容の偶数ビットを受け取る。上述のよう
に、ラッチ42は、各サイクルを書込み使用可能信号ク
ロツク信号の後の時刻に受け取るデータ端子D0からD
7の値を記憶する。回線430 、432 、434 、43
6 の各々は、パス・トランジスタ216n から216
n+3 に接続され、これらのトランジスタはそのゲートを
ANDゲート206の出力に接続され、これらのトラン
ジスタの各々はまたその対応するトランジスタ220n
から220n+3 のゲートに接続されている。
【0055】トランジスタ220n から220n+3 は、
配列2に関連する入出力緩衝記憶装置24をその列に関
連する読出し増幅器4に接続し、これによって技術的に
周知の仕方で、選択された列に対する書込み動作を達成
する。回線WTCLRが使用可能でない通常動作の場合
には、ANDゲート206の出力は低論理値にあり、回
線430 、432 、434 、436 をトランジスタ22
n から220n+3 の状態に影響を及ぼさないように使
用禁止する。同時に、ANDゲート208の前置復号器
200によって選択された4つの列の群に対する出力は
高論理値にあり、これによって4−の−1復号器204
の結果で、関連する入出力緩衝記憶装置24の選択され
た列に対する読出し増幅器4の接続を制御するのを可能
とする。
【0056】組合せ論理回路44によって回線WTCL
Rを使用可能とするために第1表に示されたように回線
WE- 、SF及びRT- の状態に応じてブロツク書込み
特徴が選択されるとき、端子AY2からAY7に応答し
て前置復号器200によって選択された4つの列の群に
対してANDゲート206の出力は高論理値にあるであ
ろう。この事態について、回線430 、432 、4
4 、436 の状態は、トランジスタ220n から22
n+3 のどれが導通するかを判定し、及び実に関連する
群内の最高全部で4つの列のその入出力緩衝記憶装置2
4への接続を可能とする。次いで、配列2に対応する色
レジスタ50のビット内容が、ラッチ42からの回線4
0 、432 、434 、436 の状態によって選択され
る列内に書き込まれる。
【0057】図8を参照すると、ブロツク書込み動作を
説明するタイミング線図が示されている。前掲の第1表
から明らかなように、回線CAS- 列アドレス信号が高
論理値へ移行するとき回線SFが高論理値にあることに
関連して、回線RAS- の活性への遷移時に回線TR-
が高論理値にありかつ両回線WE- 、SFが低論理値に
あるときの書込みサイクル中に色レジスタ50の内容が
書き込まれる。第1表に従って、かつ図8に示されてい
るように、色レジスタの書込み動作(及び本実施例にお
けるブロツク書込み特徴)は、回線RAS- 行アドレス
・ストローブ信号がその低論理値において活性へ遷移す
るときに、回線TR- は、高論理値にあり、かつ回線W
- SFの論理ANDが低論理値レベルにあることを要
求し、また回線CAS- 列アドレス・ストローブ信号が
活性へ移行するとき、回線SFが高論理値にあることを
要求する。ブロツク書込み態様がこのようにして使用可
能にされることに伴って、活性に移行する回線CAS-
とWE- の論理条件成立に応じてデータ端子D0からD
7のデータ入力信号の偶数ビットの値、(すなわち、デ
ータ端子D0、D2、D4、D6)が、対応する配列2
に対する色レジスタ50の内容でもって書き込むべき4
つの列からなる群内の列を指定する。上述のように、こ
のような列の全て4つのがこの態様においてアドレス指
定され、8つの配列2の各々内の4つの列が単一サイク
ルにおいて書き込まれるという特徴を提供する。
【0058】第1表を、再び参照すると、回線SFとW
- の両方が回線RAS- の活性への遷移時に低論理値
にある事態においては、マスク書込み動作がブロック書
込み特徴に従って使用可能である。このようにして、色
レジスタ50の内容が(4つの列の群内の)多数の列
に、選択され他配列だけに、書き込まれる。図9を参照
すると、色レジスタ50の応用がレジスタ規模で示され
ており、かつ書込みマスク・レジスタ54が2つの列C
OLn 及びCOLn+1 に関連する配列2の各々内の記憶
場所の内容を変更するように示されている。上述したよ
うに、図8のタイミングにおいて回線CAS- が活性に
なった後に回線WE- 使用可能信号が活性に移行すると
きデータ端子D0、D2が論理値”1”を有しかつデー
タ端子D4、D6が論理値”0”にある事態において、
列COLn 及びCOLn+1 が、選択される。図6の例に
おいては、下位第3ビットから第6ビットだけが色レジ
スタ50の内容で書き込まれたが、しかしながら、上に
説明されたブロック書込み特徴は選択された列COLn
及びCOLn+1 においても同時におこなわれる。
【0059】ここで、図11を参照して、選択行書込み
動作を実行するための二重ポート記憶装置1内の追加回
路の構成及び動作を詳しく説明しよう。図11は、単一
の読出し増幅器4を示しこの読出し増幅器はビット回路
300a及び300bに接続される。図11に示された
ビット回路の構成は、1987年4月14日ダビット・
J・マッケロイ(David J McElroy)に
発行されかつテキサス・インスツルメンツ有限責任会社
に譲渡された米国特許第4,658,377号の記載と
同様の「折返し」ビット回線式のものである。データ
は、記憶コンデンサ306a及び306b内に電荷記憶
の形で記憶され、このコンデンサはそれぞれ転送ゲート
308a及び308bによってビット回線300a及び
300bに接続可能である。転送ゲーと308a及び3
08bは行選択回線XWD0及びXWD1信号によって
それぞれ制御され、これらの信号は二重ポート記憶装置
1によって受け取られる行アドレス信号の復号からX復
号器18によって発生される。もちろん、多数の記憶コ
ンデンサ306が読出し増幅器4の各々に関連させら
れ、これらのコンデンサの半分はビット回線300aに
接続可能であり残り半分は回線300bに接続可能であ
る(すなわち、512×2048構成の1メガ・ビット
等速呼出し記憶装置の場合512個の記憶コンデンサ3
06のうちの256個ずつがビット回線300a及び3
00bの各々に接続可能である)。簡単化のために図1
1においては単一の記憶コンデンサ306がビット回線
300a及び300bの各々に関連して示されている。
単一行アドレス信号回線が読出し増幅器4に関連する各
記憶コンデンサ306に関連させられ、行選択信号の1
つのみ(例えば、回線XWD0及びXWD1のうちの1
つのみ)が呼出しサイクル中に高論理(能動状態)値を
取るであろう。ビット回線300a及び300bの各々
に関連するダミー・コンデンサ302a及び302bが
配設され、これらは参照電荷を記憶しこの参照電荷に対
して選択された記憶コンデンサ306内の電荷が読出し
増幅器4によって比較される。この実施例においては、
ダミー・コンデンサ302は記憶コンデンサ306と実
質的に同じ寸法のものであり及び同じ静電容量を有す
る。ダミー・コンデンサ302a及び302bはそれぞ
れダミー転送ゲート304a及び304bによってビッ
ト回線300a及び300bに接続可能である。ダミー
転送ゲート304a及び304bは、それぞれダミー語
回線DUM0及びDUM1信号によって制御され、これ
らの信号は下に説明されるような仕方で行アドレス信号
に応答してX復号器18によって発生される。
【0060】さらにダミー・コンデンサ302a及び3
02bに接続されてダミー予充電トランジスタ312a
及び312bがあり、これらの各々は予充電電圧Vref
に接続される。ダミー予充電トランジスタ312のゲー
トは予充電クロック信号PCによって制御され、このク
ロック信号は記憶サイクルの予充電部分中に供給され、
この時間中ダミー語回線DUM0及びDUM1は低論理
値を取り、したがってダミー・コンデンサ302はその
関連するビット回線300から絶縁される。予充電クロ
ック信号の供給中、トランジスタ312はターンオンさ
れて、予充電電圧Vref がダミー・コンデンサ302に
印加され、関連する電荷をこのコンデンサの内部に記憶
する。この実施例において、電圧Vref は二重ポート記
憶装置1の電源電圧Vddの約1/3であり、ダミー・コ
ンデンサ302は記憶コンデンサ306とほとんど同じ
静電容量値を有するので、全”1”状態の約1/3がし
たがって予充電中にダミー・コンデンサ302の各々内
に記憶される(全”1”状態はVdd値の印加によって記
憶コンデンサ306内に書込み又は記憶される)。ダミ
ー・コンデンサ302内のこの1/3Vdd値は、記憶コ
ンデンサの漏れ及びその他の作用に起因して記憶された
全”1”状態の低下を配慮して、参照電荷が”1”及
び”0”状態との間でこれらからほとんど等距離の値に
あるようにするには、この実施例にとって好適である。
【0061】上掲の特許第4,658,377号に記載
されているように、ビット回線300a及び300bは
好適には等化されかつ1/2Vddの電圧に予充電され
る。つまり、先行記憶サイクルにおける読出し増幅器4
の復元動作の後にビット回線300の1つは実質的にV
ddにありかつ他のビット回線は実質的に接地電位にある
から、1/2Vddな電圧の予充電は2つのビット回線3
00a及び300bを単に互いに等化することを通して
その大部分を達成され、したがってこれらのビット回線
300を所望の電圧に予充電するに必要な外部電力は少
なくて済む。この等化及び予充電は能動サイクルの後に
起こり、かつもちろんダミー・コンデンサ302の予充
電中にこれを起こすことができる。
【0062】米国特許第4,658,377号に記載さ
れているように、折り返しビット回線配置は、選択され
た行内の記憶コンデンサ306をビット回線300の1
つに接続し、一方ダミー・コンデンサ302をそのビッ
ト回線対内の相手のビット回線300に接続することに
よって動作する。例えば、もし記憶コンデンサ306a
が選択されようとしたならば、行選択回線XWD0信号
は能動状態すなわち高論理値を取って、転送ゲート30
8aをターンオンし、これによって記憶コンデンサ30
6aがビット回線300aに接続されるであろう。復号
された行アドレス値はダミー語回線DUM1を能動状態
すなわち高論理値に駆動して、ダミー転送ゲート304
bをターンオンし、これによってダミー・コンデンサ3
02bがビット回線300bに接続されるであろう。上
掲の米国特許第4,658,377号に記載されている
ように、読出し増幅器4は、記憶コンデンサ306a及
びダミー・コンデンサ302bがこの読出し増幅器に接
続された後ビット回線300a及び300bとの間に差
働的に記憶された電圧を読み出し、(読出し増幅器4が
Y復号器20によって選択されたならば)入出力緩衝記
憶装置24に伝送するためにこの読み出した差電圧を論
理値にまで増幅し、(その関連する読出し増幅器4がY
復号器20によって選択されたか否か)読み出した論理
値を記憶コンデンサ306a内に復元する。留意すべき
ことは、上掲の米国特許第4,658,377号は区分
化折り返しビット回線という解決策を記載しており、こ
こではビット回線300の各々は区分に分けられ、その
場合選択された個々の区分は追加の復号によって読出し
復号器4に適用されるために選択されるということであ
る。この区分化解決策の利点はここに記載されている二
重ポート記憶装置1にも等しく適用可能であるけれど
も、図11の構成は簡単化のためにビット回線300の
このような区分化は含んでいない、これは、区分化解決
策がここに説明される選択行書込み態様の動作及び利点
の達成にとって本質的ではないからである。
【0063】ここに説明された選択行書込み態様の目的
のため、トランジスタ320a及び320bがそれぞれ
ビット回線300a及び300bに接続される。トラン
ジスタ320a及び320bのゲートはそれぞれ回線F
0及びF1データ信号によって制御される。トランジス
タ320a及び320bは回線321を経由してコンデ
ンサ322の1つの電極板に接続され、このコンデンサ
はその他の電極板を接地されている。トランジスタ32
4はコンデンサ322に並列に接続され、そのゲートを
予充電クロック信号PCによって制御され、予充電クロ
ック信号PCが能動状態すなわち高論理値のとき(記憶
サイクルの予充電部分中に起こる)、コンデンサ322
は放電して接地電位に達する。回線321は、同様にト
ランジスタ320を経由して他の読出し増幅器4に関連
する追加のビット回線300に接続可能である。このよ
うにして、コンデンサ322はビット回線300の多数
対によって共用される。好適には、単一のコンデンサ3
22の共用は二重ポート記憶装置1の単一の入出力(す
なわち、単一の配列2内の)に関連するビット回線30
0に限定される。コンデンサ322によって供給される
データ状態の選択は、さらに以下に説明される。
【0064】この実施例に内蔵される選択行書込み態様
は、記憶コンデンサ306及びダミー・コンデンサ30
2によって読出し増幅器4に供給される電荷を無効に
し、その結果、各読出し増幅器4の各々が強制的に同じ
状態に置かれ、選択された行内の記憶コンデンサ306
の各々内に同じデータ状態を復元することによって、達
成される。この実施例においては、このことは、コンデ
ンサ322を、読出し中に記憶コンデンサ306が接続
されるビット回線300又はダミー・コンデンサ302
が接続される相手のビット回線300のいずれかに接続
することによって、達成される。最新のダイナミック等
速呼出し記憶装置においては、典型的なビット回線30
0の寄生静電容量は典型的記憶コンデンサ306の静電
容量の約10倍であることは、もちろん、周知である。
コンデンサ322は、記憶コンデンサ306又はダミー
・コンデンサ302のいずれかを放電させるために、及
び回線321がトランジスタ320を通して接続されて
いるビット回線300を、読出し増幅器4が既値の極性
方向に設定される程度に応じて、部分的に放電させるた
めに、充分な寸法のものである。記憶コンデンサ306
aが”0”状態を書き込まれるように選択行書込み動作
が達成される場合には、回線F0信号は読出しに先立っ
て能動状態を取り、コンデンサ322をビット回線30
0aに接続し、これが、記憶コンデンサ306a内の記
憶データにかかわらず、記憶コンデンサ306a及びビ
ット回線300aを放電させるように作用する。読出し
中、読出し増幅器4は、したがって、あたかも記憶コン
デンサ306aがその内部に電荷を記憶していない(す
なわち、”0”状態)のように動作する。復元動作にお
いては、読出し増幅器4は、記憶コンデンサ306a内
に”0”状態を復元させる。このことは、語回線WXD
0信号に関連する記憶コンデンサの各々に対してもまた
起こり、それゆえ記憶装置1の全体的な行が、Y復号器
20及び記憶装置1内の書込み回路を使用することな
く、単一サイクル中に”0”状態を書き込まれる。
【0065】第2表は、ビット回線300a及び300
bのそれぞれに関連する記憶コンデンサ306a及び3
06b内に”1”及び”0”状態の書込みを達成するた
めにコンデンサ322が接続されるビット回線の状態を
示す。
【表2】 第 2 表 記憶コンデンサ データ 能動データ信号 306a 0 F0 306a 1 F1 306b 0 F1 306b 1 F0
【0066】図11から明らかなように、”0”状態を
書き込むためには、コンデンサ322は選択された記憶
コンデンサ306のビット回線300に接続されなけれ
ばならない、また”1”状態を書き込むためには、コン
デンサ322は選択されたダミー・コンデンサのビット
回線300に接続されなければならない。
【0067】上述の機能を達成するためのコンデンサ3
22の最少容量は、容易に計算することができる。選択
された行書込み動作においてコンデンサ322にとって
最悪の場合は、記憶コンデンサ3006が”1”状態を
記憶しているときにこのコンデンサが接続されているビ
ット回線300に”0”状態を書き込む場合である。こ
の場合の動作は、コンデンサ322に(例えば)記憶コ
ンデンサ306aを全”1”状態から放電させること、
及び書込みを達成しながら、読出し増幅器4が記憶コン
デンサ306aの”0”状態にあることを読み出すこ
と、また”0”がこの記憶コンデンサ内に復元されるこ
ととを保証するために(ビット回線300bに関連す
る)ダミー・コンデンサ302b内に記憶されている電
荷量だけ記憶コンデンサに関連するビット回線300a
をさらに放電させることを必要とする。ダミー・コンデ
ンサ302bによってビット回線300bに供給される
電荷は、このコンデンサの容量C302 に掛けることの予
充電電圧差Vbit −Vref であり、ここにVbit はビッ
ト回線予充電電圧またVref は、ダミー・コンデンサの
予充電電圧である。記憶コンデンサ306aによってビ
ット回線300aに供給される最大電荷は、このコンデ
ンサの静電容量C306 に掛けることのVdd(”1”を記
憶の場合)とVbit の電圧差である。コンデンサ322
によって記憶されることのできる電荷は、その静電容量
322 に掛けることのその初期予充電電圧V0 とビット
回線予充電電圧Vbit との電圧差でありこの電圧差にこ
のコンデンサがトランジスタ320aを通して接続され
る。ビット回線300の各対はそれ固有のコンデンサ3
22及びこれに関連する予充電トランジスタ324を有
してもよい。しかし、レイアウトの見地からはビット回
線300の多数の対によって単一のコンデンサ322及
び予充電トランジスタ324を共用することの方が遙か
に効率的である。この場合、もちろん、コンデンサ32
2はビット回線300の関連する全ての対にとって同時
に起る最悪の条件(例えば、全ての選択された記憶コン
デンサ306から”1”状態を放電させる)に適合する
寸法のものであることを必要とする。したがって、逐次
選択行書込み動作は、コンデンサ322の静電容量C
322 が次の関係を満足することを要求する。 C322(Vbit −V0)>n[C366(Vdd−Vbit ) +C302(Vbit −Vref] ここに、nは単一コンデンサ322を共用する各行ごと
に選択された記憶コンデンサ306の数(ビット回線3
00の各対がその固有のコンデンサ322を有する場合
は、nは1に等しい)。この関係は、したがって、この
ような動作においてコンデンサ322によって記憶され
るべき電荷は(ビット回線300aの予充電電圧に関し
て)”1”状態を有するn個の記憶コンデンサ306a
によって記憶された電荷に加えることの(ビット回線3
00の予充電電圧に関し)ダミー・コンデンサ302b
の各々によって記憶された電荷に少なくとも等しくなけ
ればならないという要求と等価である。しかしながら、
本実施例において上に説明したように、V0 は接地電位
であり、Vbit は1/2Vddであり、C302 はC306
等しく、またはVref は1/3Vddである。コンデンサ
322の静電容量の値を規定する上掲の関係は、したが
って、次のように簡単化される。 C322 (Vdd/2)>n[2Vdd/3)] これから、次のようになる。 C322 >n[C306 (4/3)]
【0068】記憶コンデンサ306の静電容量の値が5
0fFの場合、各配列2の1行内に256個の記憶コン
デンサ306が選択されたと仮定すると(等速呼出し記
憶装置1においては512×2048個の記憶コンデン
サ512×256個からなる8つの配列2に組織されて
いる)。コンデンサ322の静電容量の値は少なくとも
約17PFでなければならない。特に留意すべきこと
は、コンデンサ322の接地電位への予充電によって、
ビット回線300が1/2Vddに予充電されている場
合、最少寸法のコンデンサ322で済むということであ
る。
【0069】ここに説明された選択行書込み態様の性能
をもっぱら目指す関係上、コンデンサ322の寸法はそ
の実用最大値を取ることはない。しかしながら、留意す
べきことは、もしコンデンサ322がその接続されてい
るビット回線300を過剰に放電させるならば、選択行
書込み態様を用していない読出し増幅器4に悪影響を受
けるということである。この事態は、配列2の各々が選
択行書込み態様を実行に当たって独立に選択されるか又
はこれから禁止される二重ポート等速呼出し記憶装置1
として構成された記憶装置内で起こり得る。
【0070】図11aを参照すると、上掲の米国特許第
4,658,377号に記載の典型的相補型金属酸化膜
半導体(CMOS)読出し増幅器4が示されている。ビ
ット回線300a及び300bはそれぞれトランジスタ
319a及び319bを経由してpチャンネル・トラン
ジスタ346a(又は346b、ただしビット回線30
0bの場合)とnチャンネル・トランジスタ344a
(又は344b)との間の接合における読出し接続点3
01a及び301bにそれぞれ接続され、これらのトラ
ンジスタ344及び346は周知の交さ結合否定回路内
で働く。トランジスタ344のソースにおける接続点3
40は複数の読出し増幅器4によって共用されるが、こ
れはトランジスタ346のソースにおける接続点342
についても同様である。読出し動作中、クロック信号S
1(クロック信号S1はクロック信号S2に先行する)
が増幅を開始するために高論理値に遷移する時間の前に
接続点340は接地から絶縁され、このことがビット回
線300aと300bとの間の差電圧をその増幅に先立
って安定化させる。なおまたこの時間中、クロック信号
Tは高論理値を取り、その結果、ビット回線300a及
び300bが読出し接続点301a及び301bにトラ
ンジスタ319a及び319bを経由して接続される。
この差電圧の安定化は、読出し増幅器4に結合する雑音
に起因する誤読出しを防止するのに有効である。
【0071】もし図11のコンデンサ322の静電容量
が過大であるならば、それが接続されているビット回線
300が2/1Vddより下にあるnチャンネル・トラン
ジスタ344のしきい電圧よりも低い電圧にまで放電さ
せられる。例えば、もしビット回線300aがコンデン
サ322に接続されかつ過剰に放電させられると、トラ
ンジスタ344bはターンオフされかつこのようにトラ
ンジスタ344aはターンオンされ、その結果接続点3
40がトランジスタ344aを通してビット回線300
aの放電を開始させる。接続点340のこのような放電
はコンデンサ322によって読出し動作を無効にされる
読出し増幅器4にとって無害であるけれども、もし接続
点340が読出し増幅器4のうち選択行書込み態様を利
用しないいくつかの増幅器によって共用されるならば、
接続点340のこの放電は、ビット回線電圧の安定化に
先立って、その増幅器内の交さ結合否定回路の状態を早
まって設定する(すなわち、あたかもクロック信号S1
がビット回線300の安定化に先立って接続点340を
接地電位へ変化させ始めるかのようになる)。したがっ
て、コンデンサ322は、その関連するビット回線予充
電電圧より低くトランジスタ344の1つのしきい電圧
よりも深くそのビット回線を変化させることのないよう
に寸法上限定されなければならない。コンデンサ322
の容量の最大値は、記憶装置1内のビット回線300及
び読出し増幅器4の特性に依存し、かつ通常の熟練技術
の1つによって容易に計算される。
【0072】図12は、ブロック形式において、二重等
速呼出し記憶装置1内のコンデンサ322の構成を配列
2の各々と関連させて示す。図12において、図1の機
能ブロックのあるものは簡単化のため示されていない。
配列20 から27 の各々は、図11について上に説明さ
れたように、関連するコンデンサ322及びトランジス
タ324(図12においては、ブロック326による集
合で示されている)を有する。留意すべきことは、単一
のコンデンサ322及び単一のトランジスタ324は、
配列2の全てによって共用されることもできるというこ
とである。選択論理回路328は、図2に示されている
ように、書込みマスク・レジスタ54から回線FWM信
号を受け取り、かつ色レジスタ50から回線FWD信号
を受け取る。回線XDUM信号は、記憶装置1内で使用
されて図11の回線DUM0及びDUM1信号を発生さ
せこれらの信号は適正な時刻にダミー・コンデンサ30
2の選択された1つをその関連するビット回線300に
接続する。回線AX0信号は、行アドレスの最下位ビッ
トであり、第1表に従う選択書込み態様により書き込ま
れるデータに関連して利用される。選択論理回路328
は、さらに、組合せ論理回路44から回路FW信号を受
け取り、この信号は上掲の第1表による制御入力の状態
に従う選択行書込み態様を使用可能とする。2つの回路
が選択論理回路328から各配列2の各々に出力を送
り、これら2つの回線は図11に示された回線F0及び
F1であって、もしビット回線300a及び300bの
いずれかにコンデンサ322を接続しようとするような
配列内でビット回線300の各対ごとに選択を行う。図
12から明らかなように、コンデンサ322の接続は配
列2の各々ごとに個別に制御可能であり、この場合選択
行書込み態様は書込みマスク・レジスタ54内に記憶さ
れている情報に従って禁止され、また各配列2の各々ご
とにデータ状態は色レジスタ50内に記憶されている情
報によって制御可能である。
【0073】ここで図13を参照すると、コンデンサ3
22を接続しようとするビット回線300の対の1つを
決定するに当たって記憶装置1に内蔵される選択論理回
路328の構成と動作、及び書込みマスク・レジスタ5
4から選択行書込み態様内への書込みマスク情報の内蔵
が、示されている。図13に示された選択論理回路32
i の部分は図1及び図12の配列20 から27 までの
1つの配列2i に関連する部分であって、論理回路32
i は、もちろん、記憶装置1内の8つの配列2の各々
に対しており8回繰り返される。図13の選択論理回路
328i は、したがって、単一コンデンサ322(及び
これに伴うトランジスタ324)に関連し本実施例にお
いては、配列2の1つに専用である。
【0074】NANDゲート330は図2及び図4の組
合せ論理回路44から回線FW信号を受け取る。回線F
W上の能動信号は回線RAS- の遷移に際して回線WE
- 、SF,TR- によって受け取られたデータ状態に従
って選択行書込み動作が選択されたことを表示する。N
ANDゲート330は、さらに、書込みマスク・レジス
タ54から回線FWMi 信号を受け取る。図13の論理
回路は、配列2に1つ(すなわち、配列2i )に関連
し、したがって、書込みマスク・レジスタ54の対応す
るビットiを受け取る。選択された配列2に対して書込
み動作を禁止する書込みマスク態様は、ここに説明され
た選択行書込み態様内に内蔵されている。もちろん、図
13に示された書込みマスク情報の適用は選択行書込み
態様の動作にとっては本質的ではないが、しかしもしこ
のように適用されれば代替的な利点が得られる。NAN
Dゲート330は、さらに、上述した回線XDUM信号
をその入力に受け取る。このようにして、回線F0i
F1i 信号の供給は、記憶サイクル中の適正な時刻にお
いて、臨時応変に起こる。NANDゲート330の出力
は、したがって、回線FWが使用可能(すなわち、選択
行書込み態様が選択されている)の際にのみ低論理値に
あり、回線FWMi 信号は高論理値にあり(すなわち、
書込みが配列2に対し禁止されていない)、また回線X
DUMはこのサイクルの適正な時刻で高論理値にある。
【0075】配列2に対する信号回線F0i 及びF1i
信号の選択もまた、図13の論理回路によって達成され
る。排他的ORゲート331はその1つの入力に最下位
行アドレス・ビットAX0を受け取り、このビットAX
0は語回路XWD0又は語回路XWD1のどちらが表明
されているかを選択する(行アドレスの上位ビットは語
回線対のうちの1回線を選択すると仮定する)。排他的
ORゲート331は、また、色レジスタ50から回線F
WDi を受け取る。回線FWDi は配列i の選択行内に
書き込むべきデータ・ビットを担持する。選択行書込み
態様に対するデータ・ソースをここでは色レジスタ50
として説明されているけれども、データ入力端子も同様
にこの態様における書き込むべきデータを供給できるこ
とは明らかである。選択行書込み態様は記憶装置1内に
記憶された記憶部分のクリア及び充填に向けられている
ので、同じデータをこの態様内の複数の行に供給するこ
とは有効である。選択行書込み態様に使用しようとする
データに対するソースとして色レジスタ50の使用はこ
のような応用には好適であり、これは、色レジスタによ
って使用者が同じ入力データを繰り返しデータ端子D0
からD7へ供給することを免れるからである。
【0076】排他的ORゲート331の出力はNORゲ
ート332の入力に接続され、かつ否定回路333を経
由してNORゲート334の入力に接続されている。N
ORゲート332はその残りの入力にNANDゲート3
30の出力を受け取り、かつ自分の出力で回線F0i
駆動する。同様に、NORゲート334はその残りの入
力にNANDゲート330の出力を受け取り、かつ自分
の出力で回線F1i を駆動する。NANDゲート330
の出力が高論理値にあるときNORゲート332と33
4の出力は条件不成立であり低論理値を取るから、NA
NDゲート330の出力はしたがって使用可能信号とし
て働く。無マスク選択行書込み動作中、NANDゲート
330の出力が低論理値にあるので、上掲の第2表に記
載された選択を実行する排他的ORゲート331の出力
に応答して、NORゲート332又はNORゲート33
4のいずれかの出力は高論理値を取るであろう。回線F
i 又はF1i のいずれかは入力データと行選択に依存
してその高論理値へ駆動されて、所望の動作を達成する
のに必要なように、コンデンサ322をビット回線30
0a又は300bに接続する。
【0077】図11及び図11aに関連して図14を参
照すると、記憶装置1の配列2に対する選択行書込み機
能の動作のタイミングが示されている。時刻t0 におい
て、記憶装置1は(先行動作サイクルに続いて)記憶サ
イクルの予充電部分にある。クロック信号Tは高論理値
にあり、それゆえ、ビット回線300a及び300bは
読出し増幅器4の読出し接続点301a及び301bに
接続される。この時刻においてビット回線300は、読
出し増幅器4によって約1/2VddにあるVbi t まで予
充電されつつある。読出し接続点301a及び301b
の電圧(クロック信号Tが高論理値にある間のこれらの
対応するビット回線300a及び300bの電圧を表示
する)が図14に線V301 として示されている。また、
この時刻においてコンデンサ322は電圧Vssに予充電
されつつありかつダミー・コンデンサ302a及び30
2bはVref (約1/3Vdd)に予充電されつつある。
【0078】時刻t0 に続き、回線RAS- 、次の能動
サイクルの初めに高から低論理値への遷移を行う。図1
4におけるこの例の目的上、選択行書込み態様が選択さ
れつつあると仮定し、かつ論理”0”状態が図11の記
憶コンデンサ306a内に書き込まれるようしていると
仮定する。行アドレスがラッチされかつX復号器18で
復号された後(図14における時刻tlとして示される
ような)ある時刻において、論理”0”状態が(偶数番
号を付けられた行内の)記憶コンデンサ306aに書き
込まれるので、回線F0は(考えている配列2に対す
る)選択論理回路328によって高論理値へ駆動される
であろう。上に説明したように、これによってトランジ
スタ320aがコンデンサ322をビット回線300a
に接続する。また、ほぼこの時刻において、回線DUM
1が高論理値に駆動され、その結果ダミー転送ゲート3
04bがダミー・コンデンサ302bをビット回線30
0bに接続し及び回線XWD0が高論理値へ駆動され、
その結果転送ゲート308aが記憶コンデンサ306a
をビット回線300aに接続する。逆に、回線XWD1
及びDUM0は低論理値に保持され、記憶コンデンサ3
06b及びダミー・コンデンサ302aをそれぞれビッ
ト回線300b及び300aから絶縁する。ダミー・コ
ンデンサ302bをビット回線300bに接続すること
によってビット回線300bの電圧がこの時刻において
僅かな量だけ低減されるが、これはダミー・コンデンサ
302bがビット回線300bが充電される電圧よりも
低い電圧に充電されているからである。コンデンサ32
2がビット回線300bに接続されているので、コンデ
ンサ322はビット回線300a及び記憶コンデンサ3
06aから電荷を引き出し、これに従って時刻tl の後
ビット回線300aの電圧をビット回線300bの電圧
よりも低く引き下げる。このことは、図14において時
刻ti の後読出し接続点301aの電圧が読出し接続点
301bの電圧より下にあることによって示されてい
る。
【0079】留意すべきことは、語回線XWD0、XW
D1及びダミー語回線DUM0、DUM1が能動化され
るような時刻以前に臨機応変にコンデンサ322をビッ
ト回線300a又は300bに接続することが好適であ
るということである。ビット回線300が実質的な電荷
を記憶するように予充電されるので、記憶コンデンサ3
06a又はダミー・コンデンサ302のこの回線への接
続に先立ってコンデンサ322を早めにこれに関連する
ビット回線300に接続することによってこの回線を低
電圧に引き下げることができる。このような早期の接続
は、多数の容量性要素のビット回線300への接続によ
って起こされる雑音作用を最小化することができる。し
かしながら、読出し増幅器4による差電圧の増幅に先立
ってビット回線300aを安定電圧に放電させることに
まで充分な時間中に(この例においては)コンデンサ3
22をビット回線300aに接続することだけが必要で
ある。
【0080】時刻t2 において、クロック信号S1は能
動状態になり、サイクルの増幅段を開始させる。上掲の
米国特許第4,658,377号に記載されているよう
に、クロック信号S1によるトランジスタ310の能動
化はその並列トランジスタ318に対し比較的高インピ
ーダンスを有するトランジスタ310をターンオンさ
せ、交さ結合否定回路による読取り接続点301aの電
圧と301bの電圧との離反を緩慢に開始させる。これ
らの読出し接続点の電圧の離反に続いて、クロック信号
Tが低論理値に移行し、トランジスタ319a及び31
9bをターンオフすることによってビット回線300a
及び300b(並びにコンデンサ322の容量性負荷を
増幅動作から絶縁する。クロック信号S2は、次いで、
時刻t3 に高論理値に移行して、接続点340を急速に
接地電位に変化させ、またビット回線300a及び30
0bが読出し接続点301a及び301bから減結合さ
れる時間中敏速に増幅処理を完了させる。
【0081】読出し接続点310aと310bとの差電
圧(読出し接続円301aの電圧はVssに近くまた接続
点301bの電圧はVddに近い)が増幅される時刻の
後、読出し動作は完了しかつダミー・コンデンサ302
bからのさらに助援は必要ないので、ダミー語回路DU
M1信号は低論理値に移行する。回線XDUM信号はこ
の時刻までに低論理値に移行しており、回線F0(及び
回線DUM1)を非能動化し、したがって記憶コンデン
サ306aの復元はコンデンサ322によって負荷され
ることはない。復元動作は高論理値に移行するクロック
信号によって開始され、トランジスタ319a及び31
9bをターンオンし、その結果読出し接続点301a及
び301bの増幅された電圧がビット回線300a及び
300bに印加され、(この場合)記憶コンデンサ30
6aを”0”状態へ充電する。図14に示されているよ
うに、時刻t4 において語回線XWD0及びクロック信
号Tは、周知の技術によって、Vddより高い電圧に昇圧
され、その結果もし”1”状態が書込みされつつあると
したならば、転送ゲート304a及びトランジスタ31
9aの両端間にしきい電圧降下が起こることはないであ
ろう。しかしながら、読出し周期中にコンデンサ322
がビット回線300aを放電させて低電位にしているの
で、この時刻に読出し増幅器4によって”0”状態が記
憶コンデンサ306aへ「復元」される。記憶サイクル
は、信号S1、S2及び回線XWD0の非能動化と共に
終端し、その後に予充電及び等化動作が開始する。
【0082】ここに説明された選択行書込み態様は、図
7から図9までに関して説明されたブロック書込み態様
の最もふさわしい代替であり、記憶装置1が画像記憶に
利用される場合これらのいずれの態様もクリア及び充電
動作を充分に実行するために使用することができる。し
かしながら、この2つの態様は、かならずしも互いに排
他的ではある必要はなく、もし所望ならば、両者共に同
じ記憶装置1に内蔵することもできる。
【0083】本発明は具体的実施例を参照して説明され
たけれども、本説明はあくまでも例についてなされたの
であって、限定的な意味に解釈されるように意図するの
ものではないことは、明らかである。本具体的実施例詳
細における数々の変更及び本発明の追加の実施例は、本
説明を参照すれば当業者にとって明白であり、かつ作成
可能なことも、また明らかである。さらに、当業者は、
本具体的実施例と同じ結果を達成するために、ここに説
明された構成要素に対する現在及び将来の等価な構成要
素を容易に置換できることも、明らかである。したがっ
て、このような変更、置換及び追加の実施例は前掲の特
許請求の範囲に記載されている本発明の精神と範囲に包
含されることと信じる。
【0084】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)行と列に配列された記憶セルの配列と、行アドレ
ス信号を受け取りかつ前記行アドレス信号に応答して前
記記憶セルの行を選択する行復号装置と、複数のビット
回線のうちの各ビット回線が前記記憶セルの1つの列に
関連し前記選択された行内の各記憶セルが前記列に関連
する前記ビット回線に接続される前記複数のビット回線
と、複数の読出し増幅器のうちの各読出し増幅器が前記
ビット回線のうちの1つに関連し前記読出し増幅器は参
照接続点の電圧を前記読出し増幅器に関連するビット回
線の電圧と比較する前記複数の読出し増幅器と、コンデ
ンサと、前記読出し増幅器に関連する列内の前記選択さ
れた行内の前記記憶セルによって記憶されたデータ状態
にかかわらず前記コンデンサが前記関連する読出し増幅
器による比較に所定の結果を持たせるように前記コンデ
ンサを前記ビット回線に接続するためにデータ信号に応
答する接続装置とを包含することを特徴とする読書き記
憶装置。
【0085】(2)第1項記載の読書き記憶装置におい
て、前記コンデンサは前記複数のビット回線のうちの各
ビット回線に接続可能であることと、前記接続装置は前
記選択された行内の前記記憶セルによって記憶されたデ
ータ状態にかかわらず前記コンデンサが前記関連する読
出し増幅器による比較に所定の結果を持たせるように前
記コンデンサを前記複数のビット回線に接続することと
を特徴とする前記読書き記憶装置。
【0086】(3)第2項記載の読書き記憶装置におい
て、前記各読出し増幅器は該増幅器に関連する前記ビッ
ト回線に接続された前記記憶セル内に前記増幅器の比較
結果を復元することを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0087】(4)第2項記載の読書き記憶装置におい
て、前記接続装置は、第1複数トランジスタのうちの各
トランジスタが前記コンデンサの第1電極板と前記トラ
ンジスタに関連する前記ビット回線との間に接続された
ソース−ドレイン間通路を有しかつゲートを有する前記
第1複数のトランジスタと、前記データ信号に応答して
前記トランジスタに関連する前記ビット回線を前記コン
デンサの前記第1電極板に接続するために前記第1複数
のトランジスタのゲートを駆動する選択論理回路とを備
えることを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0088】(5)第4項記載の読書き記憶装置におい
て、前記接続装置は第2複数トランジスタのうちの各ト
ランジスタが前記コンデンサの前記第1電極板と前記ト
ランジスタに関連する前記読出し増幅器の前記参照接続
点との間に接続されたソース−ドレイン間通路を有しか
つゲートを有する前記第2複数のトランジスタをさらに
備えることと、前記選択論理回路は前記第2複数のトラ
ンジスタのゲートにも接続されかつ前記データ信号に応
答して前記コンデンサの前記第1電極板に前記第1複数
のトランジスタに関連する前記ビット回線を接続するた
めに前記第1複数のトランジスタのゲート又は前記コン
デンサの前記第1電極板に前記第2複数にトランジスタ
に関連する前記参照接続点を接続するために前記第2複
数のトランジスタのゲートのいずれかを駆動することと
を特徴とする前記読書き記憶装置。
【0089】(6)第5項記載の読書き記憶装置であっ
て、前記記憶装置の正常動作を表示する態様制御信号を
受け取る態様選択装置をさらに含むことと、前記記憶装
置において前記選択論理回路は正常動作を表示する前記
態様制御信号に応答して前記コンデンサの前記第1電極
板が前記ビット回線にも前記参照接続点にも接続されな
いように前記態様選択装置に応答することとを特徴とす
る前記読書き記憶装置。
【0090】(7)第6項記載の読書き記憶装置であっ
て、後続の行アドレス信号によって選択された複数の行
に前記データ信号が供給されるように前記データ信号を
記憶するデータ・レジスタを含むことを特徴とする前記
読書き記憶装置。
【0091】(8)第1項記載の読書き記憶装置であっ
て、前記接続装置が前記コンデンサを前記ビット回線に
接続する前に前記コンデンサを所定電圧に予充電する装
置をさらに含むことを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0092】(9)第2項記載の読書き記憶装置であっ
て、前記接続装置が前記コンデンサを前記ビット回線に
接続する前に前記コンデンサを所定電圧に予充電する装
置をさらに含むことを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0093】(10)行と列に配列された記憶セルの配
列と、行アドレス信号を受け取りかつ前記行アドレス信
号に応答して前記記憶セルの行を選択する行復号装置
と、複数のビット回線対の各ビット回線対が前記記憶セ
ルの1つの列に関連し、選択された行内にある前記各列
内の前記記憶セルが前記ビット回線対のうちの1つに接
続される前記複数のビット回線と、参照電荷を記憶する
ために複数のダミー・コンデンサのうちの各ダミー・コ
ンデンサが前記ビット回線に接続可能である前記複数の
ダミー・コンデンサと、複数の読出し増幅器のうちの各
読出し増幅器が前記ビット回線対のうちの1つに関連
し、前記読出し増幅器は選択された前記行内の前記記憶
セルが接続される前記ビット回線の電圧を前記ビット対
内の相手のビット回線の電圧と比較し、前記相手のビッ
ト回線は関連する前記ダミー・コンデンサに接続されて
いる前記複数の読出し増幅器と、コンデンサと、前記選
択された行内の前記記憶セルによって記憶されたデータ
状態にかかわらず前記コンデンサが前記各読出し増幅器
による比較に所定の結果を持たせるように前記コンデン
サを前記ビット回線対内の前記ビット回線のいずれかに
接続するためにデータ信号に応答する接続装置とを包含
することを特徴とする読書き記憶装置。
【0094】(11)第10項記載の読書き記憶装置に
おいて、前記各読出し増幅器は該増幅器に関連する前記
ビット回線に接続された前記選択された行内の前記記憶
セル内に前記増幅器の比較結果を復元することを特徴と
する前記読書き記憶装置。
【0095】(12)第10項記載の読書き記憶装置に
おいて、前記接続装置は前記各ビット回線対ごとに、前
記コンデンサの第1電極板と前記ビット回線対のうちの
第1前記ビット回線との間に接続されたソース−ドレイ
ン間通路を有する第1トランジスタと、前記コンデンサ
の第1電極と前記ビット回線対のうちの第2前記ビット
回線との間に接続されたソース−ドレイン間通路を有す
る第2トランジスタとを備えることと、前記接続装置は
前記各ビット回線対ごとに、前記データ信号に応答して
前記第1トランジスタのゲート又は前記第2トランジス
タのゲートのいずれかを駆動する選択論理回路をさらに
備えることとを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0096】(13)第12項記載の読書き記憶装置に
おいて、前記列は所定の群に群分けされていることと、
前記接続装置は前記列の前記各群に対応するマスク・デ
ータであって前記コンデンサが前記群内の前記ビット回
線に接続されるべきか否かを表示する前記マスク・デー
タを記憶するマスク・レジスタをさらに備えることと、
前記選択論理回路は前記マスク・レジスタに接続されか
つ前記コンデンサが1つの前記群内の前記ビット回線に
接続されるべきではないことを前記群ごとに表示する前
記マスク・データに応答して前記群に関連する前記第1
トランジスタのゲートも前記第2トランジスタのゲート
も駆動しないこととを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0097】(14)第13項記載の読書き記憶装置で
あって、複数のコンデンサのうち各コンデンサが前記列
の前記群のうちの1つの群に関連する前記複数のコンデ
ンサのうちの各コンデンサを含むことを特徴とする前記
読書き記憶装置。
【0098】(15)第10項記載の読書き記憶装置で
あって、前記記憶装置の正常動作を表示する態様制御信
号を受け取る態様選択装置をさらに含むことと、前記記
憶装置において、前記接続装置は正常動作を表示する前
記態様制御信号に応答して前記コンデンサが前記ビット
回線のいずれにも接続されないように前記態様選択装置
に応答することとを特徴とする前記読書き記憶装置。
【0099】(16)第10項記載の読書き記憶装置で
あって、前記列は所定の群に群分けされていることと、
前記記憶装置は複数のコンデンサのうちの各コンデンサ
が前記列の前記群のうちの1つに関連する前記複数のコ
ンデンサを含むこととを特徴とする前記読書き記憶装
置。
【0100】(17)第16項記載の読書き記憶装置で
あって、前記列の前記各群に対応する入力データを記憶
する入力データ・レジスタであって前記入力データは前
記群内の前記ビット回線対のうちの前記第1ビット回線
又は前記第2ビット回線に前記コンデンサの前記第1電
極板が接続されるべきかどうかを表示する前記入力デー
タ・レジスタを含むことと、前記記憶装置において、前
記選択論理回路は前記入力データ・レジスタに接続され
かつ前記入力データ・レジスタ内に記憶された前記群に
関連する入力データに応答して前記1つの群に関連する
前記各ビット回線対ごとに前記第1トランジスタのゲー
ト又は前記第2トランジスタのゲートのいずれかを駆動
することとを特徴とする前記記憶装置。
【0101】(18)第17項記載の読書き記憶装置に
おいて、前記接続装置は前記列の前記各群に対応するマ
スク・データを記憶するマスク・レジスタであって前記
マスク・データは前記コンデンサが前記各群内の前記ビ
ット回線に接続されるべきか否かを表示する前記マスク
・レジスタを含むことと、前記選択論理回路は前記マス
ク・レジスタに接続されかつ前記コンデンサが1つの前
記群内の前記ビット回線に接続されるべきできはないこ
とを前記群ごとに表示する前記マスク・データに応答し
て前記1つの群に関連する前記第1トランジスタのゲー
トも前記第2トランジスタのゲートも駆動しないことと
を特徴とする前記読書き記憶装置。
【0102】(19)第10項記載の読書き記憶装置に
おいて、前記ビット回線は第1所定電圧に予充電される
ことと、前記コンデンサは前記第1所定電圧と異なる電
圧に予充電されることとを特徴とする前記読書き記憶装
置。
【0103】(20)行と列に配列された記憶セルの配
列を有する型式の読書き記憶装置においてもし前記記憶
セルが前記配列内の選択された行内にあれば前記記憶セ
ルは該記憶セルをビット回線に接続するコンデンサと転
送ゲートを含む前記記憶装置内に使用される読出し回路
であって、1つの前記列内の第1複数の記憶セルに関連
する第1ビット回線と、前記列内の第2複数のビット回
線と、前記第2複数の記憶セルのうちの1つの記憶セル
が選択されたときダミー・コンデンサを前記第1ビット
回線に接続するために前記ダミー・コンデンサとダミー
転送ゲートとを備え前記第1ビット回線に関連する第1
ダミー・セルと、前記第1複数の記憶セルのうちの1つ
の記憶セルが選択されたときダミー・コンデンサを前記
第2ビット回線に接続するために前記ダミー・コンデン
サとダミー転送ゲートとを備え前記第2ビット回線に関
連する第2ダミー・セルと、前記第1ビット回線と前記
第2ビット回線との間の差電圧の極性を読み出す読出し
増幅器と、コンデンサと、前記コンデンサの第1電極板
と前記第1ビット回線との間に接続されたソース−ドレ
イン間通路を有しかつ第1データ信号を受け取るゲート
を有する第1選択トランジスタと、前記コンデンサの前
記第1電極板と前記第2ビット回線との間に接続された
ソース−ドレイン間通路を有しかつ第2データ信号を受
け取るゲートを有する第2選択トランジスタとを包含
し、前記読出し回路において前記コンデンサは前記第1
選択トランジスタ又は前記第2選択トランジスタによっ
て前記ビット回線のうちの1つのビット回線に接続され
たとき前記第1ビット回線と前記第2ビット回線との間
の差電圧の極性を設定する寸法のものであることを特徴
とする前記読出し回路。
【0104】(21)第20項記載の読出し回路であっ
て、前記コンデンサの前記第1電極板と所定電圧との間
に接続されたソース−ドレイン間通路を有しかつ予充電
信号を受け取るゲートを有する予充電トランジスタをさ
らに含むことを特徴とする前記読出し回路。
【0105】(22)第21項記載の読出し回路におい
て、前記コンデンサと前記予充電トランジスタとは前記
記憶装置内の複数の前記読出し回路によって共用される
ことを特徴とする前記読出し回路。
【0106】(23)第21項記載の読出し回路におい
て、前記所定電圧は接地電位であることを特徴とする前
記読出し回路。
【0107】(24)行と列に配列され記憶セルと複数
の読出し増幅器とを有する型式の記憶装置において、も
し前記記憶セルが前記配列内の選択された前記行内にあ
るならば前記記憶セルが第1ビット回線に接続され、各
前記読出し増幅器は前記配列の1つの前記列に関連しか
つ前記第1ビット回線の1つとダミー・コンデンサが接
続される第2ビット回線との間の差電圧を読み出す前記
記憶装置の選択された前記行内の前記記憶セル内へのデ
ータの書込み方法であって、前記行内の前記記憶セル内
に書き込まれるデータ状態を表示するデータ信号を受け
取るステップと、前記読出し増幅器による読出しのため
に前記配列の選択された前記行内の複数の記憶セルを前
記記憶セルに対応する前記第1ビット回線に接続するス
テップと、受け取った前記データ信号に依存して前記複
数の記憶セルに関連する前記第1ビット回線のうちの各
ビット回線又は前記複数の記憶セルに関連する前記読出
し増幅器によって読み出された前記第2ビット回線のう
ちの各ビット回線のいずれかにコンデンサを接続するス
テップと、前記選択された行内の前の記憶セルのうちの
各記憶セルごとに前記第1ビット回線と前記第2ビット
回線との間の差電圧を読み出すステップと、前記選択さ
れた行内の前記複数の記憶セルに接続された記憶セル内
に前記読み出された差電圧に相当する電圧を復元するス
テップとを包含することを特徴とする前記書込み方法。
【0108】(25)第24項記載の書込み方法におい
て、前記コンデンサを接続するステップは前記選択され
た行内の前記複数の記憶セルを対応する前記第1ビット
回線に接続するステップの前に実行されることを特徴と
する前記書込み方法。
【0109】(26)第24項記載の書込み方法におい
て、単一コンデンサが前記選択された行内の前記複数の
記憶セルによって共用されることと、前記書込み方法は
前記コンデンサを接続するステップの前に前記コンデン
サを所定電圧に予充電することをさらに含むことを特徴
とする前記書込み方法。
【0110】(27)第24項記載の書込み方法におい
て、前記配列内の前記列は群に配列されることと、前記
書込み方法は前記配列内の前記列のどの群が書き込まれ
るべきではないかを表示するマスク信号を受け取ること
と、前記マスク信号に応答して前記配列内の前記列の選
択された群に前記コンデンサを接続するステップを禁止
することとをさらに含むことを特徴とする前記書込み方
法。
【0111】(28)第27項記載の書込み方法におい
て、前記単一コンデンサは前記列の同じ群内にある前記
選択された行内の前記複数の記憶セルによって共用され
ることを特徴とする前記書込み方法。
【0112】(29)選択された行内の多数の記憶セル
に同じデータを単一サイクル中に書き込む能力を有する
読書き記憶装置が開示される。本発明は、読出し動作を
無効にするために各読出し増幅器4によって受け取られ
たビット回線300の1つに選択的に接続されることに
よって読み出した差電圧の極性を所定の状態に設定する
コンデンサ322によるものであって記憶装置に内蔵さ
れる。読出し増幅器4の復元動作は選択された記憶セル
306内に読出したデータ状態を復元し、書込み完成す
る。前記コンデンサ322は設計効率上多数のビット回
線に接続可能である。前記各コンデンサ322は該コン
デンサが接続されようとするビット回線の各々ごとに、
記憶された”1”状態に加えることのダミー・コンデン
サ302の電荷を完全に放電させるに充分な静電容量を
有する。書き込まれるデータ状態を受け取るためと行ア
ドレスの下位ビットを受け取るために論理回路が前記記
憶装置に内蔵されている。前記論理回路は”0”状態を
書き込むために記憶セルが接続されるビット回線に前記
コンデンサ322を接続し(前記コンデンサは接地電位
に予充電されている)かつ”1”状態を書き込むために
ダミー・セルが接続されるビット回線300に前記コン
デンサ322を接続する。多重読書き記憶装置の場合
は、前記記憶装置の選択された配列ごとに前記コンデン
サによる書込みを禁止するために書込みマスクが含まれ
る。多重書込みサイクル中に書き込まれるデータを記憶
するためにデータ入力レジスタがまた配設される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された二重ポート記憶装置の
好適実施例の概略ブロック線図。
【図2】図1の二重ポート記憶装置の特別機能論理回路
の概略ブロック線図。
【図3】a及びbは、図2の特別機能論理回路によって
使用されるクロック信号発生用回路の概略線図。
【図4】図2の特別機能論理回路内の組合せ論理回路の
概略線図。
【図5】aは、本発明による書込みレジスタをその記憶
サイクルの早期部分中に負荷する場合の記憶サイクルの
タイミング線図、bは、本発明による書込みレジスタの
記憶サイクルの後期部分中に書込みレジスタ又は色レジ
スタのいずれかを負荷する場合の記憶サイクルのタイミ
ング線図、cは、本発明の記憶装置において先行サイク
ルにおいて負荷された書込みレジスタの内容を利用する
記憶サイクルのタイミング線図、dは、本発明により書
込みレジスタの内容を破壊することなく書込みレジスタ
の内容を無視する記憶サイクルのタイミング線図。
【図6】本発明によるマスク書込み動作を説明するレジ
スタ規模での線図。
【図7】図1の記憶装置のブロック書込み特徴の追加を
含む列復号器の概略線図。
【図8】図7の回路を使用するブロック書込みサイクル
の動作のタイミング線図。
【図9】図7の回路を使用するブロック書込みサイクル
を説明するレジスタ規模の線図。
【図10】本発明を内蔵することが有効な先行技術によ
り構成された二重緩衝表示装置のブロック形式の電気回
路図。
【図11】本発明の選択書込み態様を内蔵する記憶装置
内の回路の概略回路図、aは、典型的な読出し増幅器の
概略電気回路図。
【図12】本発明の選択書込み態様を利用する記憶装置
に内蔵される図11の回路のブロック形式の電気回路
図。
【図13】本発明の選択行書込み態様に書き込まれるデ
ータ状態を選択するための前記論理回路の概略電気回路
図。
【図14】本発明の選択行書込み態様の動作を説明する
タイミング線図。
【符号の説明】
1 二重ポート記憶装置 2 配列 4 読出し増幅器バンク又は読出し増幅器 6 転送ゲート 8 データ・レジスタ 10 ポインタ 12 直列入出力緩衝記憶装置 14 直列論理回路 16 RAM論理回路 18 X復号器 20 Y復号器 22 トルグ計数器/検出器 24 入出力緩衝記憶装置 26 多重変換装置 30 特別機能論理回路 31 出力駆動回路 34 書込みマスク・レジスタ D0〜D7 データ端子 SD0〜SD7 入出力端子 A0〜A8 アドレス端子 SF 機能信号回線 WE- 書込み使用可能信号回線 TR- 転送使用可能信号 RAS- クロック信号回線 CAS- クロック信号回線 CAS アドレス・ストローブ信号回線 SCLK クロック信号回線 SOE 直列出力使用可能信号回線 26 多重化変換装置 34,36,38,40,42 ラッチ 44 組合せ論理回路 50 色レジスタ 54 書込みマスク・レジスタ 58,60 多重化変換装置 200 前置復号器 204 列選択回路 210 4−の−1復号器 300 ビット回線 301 読出し接続点 302 ダミー・コンデンサ 304 ダミー転送ゲート 306 記憶コンデンサ 308 転送ゲート 312 ダミー予充電トランジスタ 322 (選択行書込み用)コンデンサ 324 コンデンサ予充電トランジスタ 328 選択論理回路 326 選択行書込みブロック 344,346 交差結合否定回路のトランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 行及び列に配置された複数セルからなる
    メモリアレイの特定のセルにデータを書込むデータ処理
    装置であって、前記特定セルに書込むためのデータを発
    生するプロセッサ手段と、第1及び第2の書込みモード
    を与えるモード発生手段と、前記モード発生手段に接続
    され、第1書込みモード時には前記メモリアレイの1つ
    の行又は列を選択し、第2書込みモード時には前記メモ
    リアレイの複数の行又は列を選択する手段とを含む、メ
    モリアレイへのデータ書込み用データ処理装置。
JP3179521A 1987-08-26 1991-07-19 データ処理装置 Expired - Lifetime JPH081748B2 (ja)

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