JPH0528622Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0528622Y2
JPH0528622Y2 JP6484887U JP6484887U JPH0528622Y2 JP H0528622 Y2 JPH0528622 Y2 JP H0528622Y2 JP 6484887 U JP6484887 U JP 6484887U JP 6484887 U JP6484887 U JP 6484887U JP H0528622 Y2 JPH0528622 Y2 JP H0528622Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
case
identification hole
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6484887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63173770U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6484887U priority Critical patent/JPH0528622Y2/ja
Publication of JPS63173770U publication Critical patent/JPS63173770U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0528622Y2 publication Critical patent/JPH0528622Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、本体ケース内の背面側隅部に不使用
時のテープリールの回り止めを図るリールロツク
部材が配置され、かつ本体ケースの背面壁にテー
プ種類等の識別孔が前記ロツク部材に近接状態で
設けられたテープカートリツジを対象とし、前記
識別孔の内奥を遮るために設けた壁部材が前記ロ
ツク部材の遊動を接当規制する部材を兼ねるよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
本考案において、図示するごとく本体ケース1
内の背面側の片隅部にリールロツク部材10を配
置することは、従来から公知である。
この種のロツク部材10は、後述するとおりで
あるが、基本的にはケース内底面から立設の縦軸
11に下方のロツク位置と上方の非ロツク位置と
にわたつて上下動自在であり、第2図に示すごと
きばね部材18でロツク位置に押し下げ付勢され
ている。
また、本体ケース1の外壁の適所にテープ種類
等を識別するための識別孔9を設けることも、従
来から公知ではある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
問題は本体ケース1内の背面側隅部に前記リー
ルロツク部材10を配置し、かつ本体ケース1の
背面壁7に前記識別孔9を該ロツク部材10に近
接させて内外貫通状に設けた形態を採用した場合
である。かかる形態はスペース的に余裕のない図
示例のごとき小型のテープカートリツジにおいて
有効であるが、本考案者等は具体的な実施に際
し、そこに従来の予測を越えた問題点があること
に気付いた。
すなわち、図示するリールロツク部材10はそ
のボス部1にを縦軸11に嵌合支持してあり、本
来は上下動のみ自在であつて縦軸11まわりに回
動することを予測していなかつた。ところが、リ
ールロツク部材10は組み付け上の融通ガタで縦
軸11まわりに回動する余地を残している。この
回動はリールロツク部材10のロツク部13がテ
ープリール3と噛み合い係合する形態を採る場合
に係脱性の点で却つて有効に作用する。
このようにリールロツク部材10が縦軸11ま
わりに回動すなわち遊動すると、該ロツク部材1
0の一部が識別孔9の直内奥側にまで回り込んで
来る。具体的にはケース底壁に明けたロツク解除
孔19に対応してリールロツク部材10に平板部
14が連設されているが、この平板部14が第4
図に示すごとく識別孔9の直内奥側に回り込む余
分な動きをする。
そのため、デツキ側の検出子が識別孔9を介し
てケース内に突入して来たとき、リールロツク部
材10の一部14に接当干渉して規格の挿入深さ
にまで至らず、これが誤検出の原因になる。以上
の事実に気付いたのである。
また、ケース背面壁7に識別孔9を内外貫通状
に開け放しにしたのでは、塵埃がケース内に侵入
してテープ4に付着しやすくなり、また悪戯に異
物が識別孔9を介してケース内に差し込まれてテ
ープ4を傷付けるなど問題があつた。
本考案は、かかる従来の不具合を解消するため
に提案されたものである。
本考案の目的は、本体ケースの背面側隅部の限
られた、しかし有効なデツドスペースを利用し
て、本体ケース内にはリールロツク部材を、ケー
ス背面壁には該ロツク部材に近接させて識別孔を
それぞれ合理的に配置し、小形化に有効に対応で
きるテープカートリツジを得るにある。
本考案の目的は、識別孔を介してテープ種類等
が確実に識別できるテープカートリツジを得るに
ある。
本考案の目的は、識別孔に関連する塵埃や異物
のケース内への侵入を可及的に防止できるテープ
カートリツジを得るにある。
本考案の目的は、テープ種類等の確実な検出お
よび塵埃等の侵入防止が極めて簡単な構成で安価
に達成できるテープカートリツジを得るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
具体的には、第1図に示すごとく本体ケース1
内の背面側隅部にリールロツク部材10を配置
し、本体ケース1の背面壁7にテープ種類等を識
別するための識別孔9を該ロツク部材10に近接
させて内外貫通状に明ける。
かくして、本体ケース1内には識別孔9の内奥
に壁部材20を設け、この壁部材20の一部20
aでリールロツク部材10の識別孔方向への遊動
を接当規制するようにしたものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、本体ケース1の背面壁7に前
記識別孔9が内外貫通状に開き放しになつていて
も、これの内奥側に壁部材20が設けられている
ので、識別孔9を介してケース内に塵埃や異物が
侵入することをよく防止できる。
この壁部材20の一部20aでリールロツク部
材10が識別孔9の直内奥側にまで回り込んで来
ることを確実に接当規制するので、識別孔9を介
してケース内にデツキ側の検出子が該ロツク部材
10の一部に接当干渉することなく所定深さにま
で突入することを確保でき、テープ種類等の検出
が確実に行える。
とくに本考案では、本体ケース1内に壁部材2
0を追加するだけで、これが上記のふた通りの機
能を果たすものとなつており、本体ケース1の背
面側隅部の狭小スペースを有効利用するに適つて
いて、小形テープカートリツジにおいて極めて有
利である。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案を小形のテープカ
ートリツジ(VHS−C型)に適用した実施例を
示す。
第1図において、1はプラスチツク製の上ケー
ス1aと下ケース1bを突き合わせ結合してなる
本体ケースである。この本体ケース1の内部には
左右一対のテープリール2,3が配置されてい
る。テープ4は一方のリール2からケース前方に
導出されて他方のリール3に巻き取られる。符号
6は本体ケース1の前面側にあつて、不使用時に
テープ4の前面外側をカバーする前蓋である。
第1図および第2図において、下ケース1bの
背面壁7には、右端寄り部位にテープ種類を識別
するための識別孔9が内外貫通状に開口されてい
る。すなわち、デツキ側の検出子は識別孔9の有
る無しでテープ種類を識別し、識別孔9が有る場
合はケース内に所定深さまで突入する。
第1図において、本体ケース1の背面側右隅部
にリールロツク部材10が配置されている。この
リールロツク部材10は、第2図および第3図に
示すごとく下ケース1bの内面から立設した縦軸
11に上下動自在に挿嵌されるボス部12を有
し、このボス部12の周面下端からロツク部13
と平板部14とが水平方向に一体に張り出し形成
されている。ロツク部13の下面には、第1図に
示すごとくテープリール3の下フランジ15の周
縁に設けた歯16に係脱自在な歯17が設けてあ
る。
ボス部12の上方に突出する縦軸11の上端部
には、第2図に示すごとくばね部材18を嵌装し
てあり、これでリールロツク部材10が押し下げ
付勢され、ロツク部13の歯17がテープリール
3の歯16に係合し、この係合によつて不使用時
のテープリール3の回り止めを図つている。
本体ケース1の底壁には、平板部14の下方に
対応してロツク解除孔19を明けてあり、テープ
カートリツジをデツキに装填すると、該解除孔1
9を介してデツキ側の解除ピンがケース内に突入
して平板部14に接当する。これでリールロツク
部材10を押し上げ、前記歯16,17どうしの
係合を解除してテープリール3を回転可能にす
る。
本体ケース1の内部には、識別孔9の内奥に所
定の間隔を置いて下ケース1bの内底面から壁部
材20が立設されている。この壁部材20は識別
孔9を閉塞する大きさに形成してあり、識別孔9
との間隔はデツキ側の検出子が規格値まで入る深
さ寸法に設定してある。
かくして、前記壁部材20の右端部20aは、
リールロツク部材10が縦軸11とボス部12と
の融通ガタで時計回り方向に回動しようとすると
き、その平板部14に接当してこれが識別孔9の
直内方域にまで回り込まないように規制する。よ
つて、デツキ側の検出子が識別孔9内に突入して
も、リールロツク部材10と接当するおそれのな
いものとした。
〔別実施態様例〕
図示例では壁部材20の左端と背面壁7とを第
1図に示すように壁20bで繋いであるが、壁部
材20の右端と背面壁7とも同様の壁20bで繋
いでもよい。壁部材20およびリールロツク部材
10の形状等は図示例に限られず、従つて要は壁
部材20の一部20aがリールロツク部材10の
一部に接当してこれの余分な動きを規制するもの
であれば足る。リールロツク部材10はテープリ
ール3に対して単に摩擦係合するのみで、リール
3の回転を制動するものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るテープカー
トリツジの実施例を示しており、第1図は要部を
拡大して示す一部切欠き平面図、第2図は第1図
におけるA矢視図、第3図は要部の分解斜視図で
ある。第4図は本考案を完成するに先立つて提案
された実施形態にみる不具合な状態を説明する要
部の平面図である。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b…
…下ケース、2,3……テープリール、4……テ
ープ、7……背面壁、9……識別孔、10……リ
ールロツク部材、11……縦軸、12……リール
ロツク部材のボス部、13……リールロツク部材
のロツク部、14……リールロツク部材の平板
部、18……ばね部材、19……ロツク解除孔、
20……壁部材、20a……壁部材の一部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープリール2,3を内蔵する本体ケース1内
    の背面側隅部に、リールロツク部材10が配置さ
    れており、 本体ケース1の背面壁7において、前記リール
    ロツク部材10に近接する部位に、テープ種類等
    を識別するための識別孔9が内外貫通状に形成し
    てあり、 本体ケース1内に、前記識別孔9の内奥を遮る
    壁部材20が設けられており、 前記リールロツク部材10の識別孔方向への遊
    動が、前記壁部材20の一部20aで接当規制さ
    れるようにしたことを特徴とするテープカートリ
    ツジ。
JP6484887U 1987-04-27 1987-04-27 Expired - Lifetime JPH0528622Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6484887U JPH0528622Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6484887U JPH0528622Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63173770U JPS63173770U (ja) 1988-11-11
JPH0528622Y2 true JPH0528622Y2 (ja) 1993-07-22

Family

ID=30901381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6484887U Expired - Lifetime JPH0528622Y2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0528622Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63173770U (ja) 1988-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH056630Y2 (ja)
JPS6319976Y2 (ja)
JPH0528622Y2 (ja)
JPS5935904Y2 (ja) ビデオテ−プカセットのガ−ドパネル用ロック装置
JP2570172Y2 (ja) レコーディング・ラッチ
JPH0519913Y2 (ja)
JPS6020210Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
JPH0413822Y2 (ja)
JPS6456089U (ja)
JPS6220932Y2 (ja)
JPS6020211Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS642309Y2 (ja)
JPH0514391Y2 (ja)
JPH0722793Y2 (ja) テープカートリッジ
JPH0416308Y2 (ja)
JPH0413799Y2 (ja)
JPS6325592Y2 (ja)
JPS629583Y2 (ja)
JPH0450620Y2 (ja)
JPS6325559Y2 (ja)
JPH0450621Y2 (ja)
JPH0617241Y2 (ja) テ−プカセツト
JPH0416305Y2 (ja)
JPS6186830U (ja)
JPH0325351Y2 (ja)