JPH0528617U - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH0528617U
JPH0528617U JP8590591U JP8590591U JPH0528617U JP H0528617 U JPH0528617 U JP H0528617U JP 8590591 U JP8590591 U JP 8590591U JP 8590591 U JP8590591 U JP 8590591U JP H0528617 U JPH0528617 U JP H0528617U
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JP
Japan
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plate
ejector
magnet
movable
pin
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Pending
Application number
JP8590591U
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English (en)
Inventor
淳 長島
Original Assignee
三田工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 部品点数の少ない、組み立て容易な射出成形
金型を提供する。 【構成】 エジェクタプレート7に磁石板Maを取り付
け、その磁石板Ma上に強磁性体の棒状のエジェクタピ
ンを直立させ、その先端で製品を突き出す。エジェクタ
プレート7の磁石板と、可動側型板4の同極性の反発用
磁石板Mbとによる反発力で、エジェクタプレート7な
らびにエジェクタピンをもとの位置に復旧させる。 【効果】 磁石の反発力を用いてばねとリターンピンと
を不要としたので、構造が簡素化され、エジェクタプレ
ート7やエジェクタピンの復旧動作が確実になる。エジ
ェクタピンは強磁性体で棒状としたので、形状が簡単で
組み立てやすい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は射出成形金型に関し、より詳しくは、可動側型板と固定側型板との間 に射出成形により形成された製品を、エジェクタピンで突き出して取り出す構成 の射出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に射出成形金型は可動側の金型と固定側の金型とからなり、図3に 示すように、可動側取付板2に、二つのスペーサブロック3・3を介して可動側 型板4が取り付けてある。これら2・3・4は可動側の金型を構成する。 つた、可動側型板4に対応して固定側型板5があり、この固定側型板5の上に は固定側型板6がある。これら5・6は固定側の金型を構成する。 前記二つのスペーサブロック3・3間にはエジェクタプレート7が配設されて いる。 このエジェクタプレート7は、エジェクタプレート下7aとエジェクタプレー ト上7bとの2枚で構成され、両者7a・7b間は、図示しないボルトで結合さ れている。 またこのエジェクタプレート7を構成する前記両者7a・7b間には、エジェ クタピン8とリターンピン9の各基端の鍔8aと鍔9aが挿着固定されており、 そのためエジェクタピン8とリターンピン9とはエジェクタプレート7と一体的 に動作可能に構成される。 前記リターンピン9には、ばね10が装着されている。このばね10には圧縮 ばねが用いられ、圧縮力を受けると復元力を貯える。
【0003】 つた、前記可動側取付板2には通孔2aが穿設され、この通孔2aをエレクタ ロッド11が出没可能に構成される。 固定側型板5と可動側型板4とが開いている状態において、このエレクタロッ ド11は通孔2aを通ってエジェクタプレート7を突き出し、エジェクタピン8 の先端で製品Sを可動側型板4から突き放すことによって、その製品Sを金型か ら取り出すことができる。 エレクタロッド11がエジェクタプレート7を突き出すと、リターンピン9の ばね10は圧縮され、そのエネルギーは、はねに復元力として貯えられる。 同エレクタロッド11が引き込むと、前記圧縮されたばね10は、圧縮状態か ら解放され、その復元力により、前記エジェクタプレート7をもとの位置に復帰 させる。
【0004】 図4は、従来の射出成型金型のエジェクタピン8の斜視説明図であり、基端に 鍔8aを有することを示している。 このエジェクタピン8の鍔8aは、前記エジェクタプレート上7bからの抜け 止めの作用をするものである。、 図5は従来の射出成形金型のリターンピン9の斜視説明図であり、基端に鍔9 aを有することを示している。 このリターンピン9の鍔9aも、前記エジェクタプレート上7bからの抜け止 めの作用をするものである。 同リターンピン9には、ばね10が装着されている。このばね10は、圧縮ば ねが用いられ、製品突き出し時に図3のエレクタロッド11で、はね10に抗し てエジェクタプレート7が突き出されると、エジェクタピン8先端で製品Sを突 き放す。 このとき、ばね10は可動側型板4との間に圧縮力を受けて圧縮される。 前記エジェクタピン8の先端で製品Sを突き放した後、そのエレクタロッド1 1が戻ると、前記ばね10は圧縮力から解放され、そのばね10の復元力でエジ ェクタプレート7を元の位置に戻し、次の動作に備える。
【0005】
【考案が解決しょうとする課題】
しかし、前記従来の射出成形金型によれば、ばね10や、リターンピン9など 部品点数が多いので、組み立て作業が面倒で、作業性が悪いという課題があっ た。 また、製品S突き出し後におけるエジェクタピン8の復帰動作は、ばね10の 復元力を利用していたので、繰り返し使用により、金属疲労等でばね力が劣化し て、十分に復元機能せず、エジェクタプレート7が完全にもとの位置に戻らない という課題があった。 さらに、ばね10を用いているため、エジェクタプレート7の戻り量の調整が できないといを課題があった。 本考案は、このような課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は次のような射出成形金型を提供する。すな わち、本考案は、 可動側の可動側型板と固定側の固定側型板との間に形成された製品を可動側の エジェクタプレートに取り付けられたエジェクタピンで突き出す構成の射出成形 金型であって、 前記可動側にはエジェクタプレート面上に固定される板状磁石と、棒状に形成 され基端を前記板状磁石の面上に磁着直立させる強磁性体のエジェクタピンと、 前記エジェクタプレートの板状磁石と対向する前記可動側型板面に配設され前記 板状磁石と反発する反発用磁石とを備えたことを特徴とする、射出成形金型であ る
【0007】
【作用】
上記構成において、強磁性体よりなる棒状のエジェクタピンは、エジェクタプ レートの板状磁石に対して磁着直立する。 板状磁石と反発用磁石とは同極性のため、近付ずくと互いに反発する そのため、エジェクタロッドでエジェクタプレートを突き出すと、エジェクタピ ンで製品を突き放したあと、板状磁石と反発用磁石とは反発することにより、エ ジェクタピンならびにエジェクタプレートは、もとの位置に復旧し、つぎの動作 に備える。
【0008】 本考案の実施例について、以下、図面にしたがって本考案の構成が実際上どの ように具体化されるかを、その作用とともに説明する。 図1は、本考案の一実施例の説明図であり、図中2は可動側取付板で、この可 動側取付板2には、二つのスペーサブロック3・3を介して可動側型板4が取り 付けられている。これら可動側取付板2とスペーサブロック3・3と可動側型板 4とは可動側の金型を構成する。 また、前記可動側型板4に対応して固定側型板5があり、この固定側型板5の 上には固定側取付板6がある。これら固定側型板5と固定側型板6とは固定側の 金型を構成する。 前記二つのスペーサブロック3・3間には、1枚のエジェクタプレート7が配 設されている。 このエジェクタプレート7の上面には、強力な磁石板Maが取り付けられてい る。 また、この磁石板Ma上には、棒状の強磁性のエジェクタピン8がその基端を 磁着され、同磁石板Ma上に垂直に起立している。 前記起立したエジェクタピン8の先端は、固定側型板5と可動側型板4との間 に形成された製品Sに当接可能に構成される。
【0009】 前記可動側型板4には、前記エジェクタプレート7の磁石板Maに対向する面 に、反発用磁石板Mb・Mbが取り付けられている。 この反発用磁石板Mb・Mbは、前記磁石板Maと相対する面が同一極性とな るように配設し、互いに反発するように構成される。 前記可動側取付板2には通孔2aが穿設されており、この通孔2aをエレクタ ロッド11が出没可能に構成される。 前記固定側型板5と可動側型板4とが開いた状態のとき、同通孔2aを介して エジェクタロッド11先端がエジェクタプレート7を突き出すと、エジェクタプ レート7と一体に動作するエジェクタピン8は、先端が製品Sを突き出すので、 その製品Sを金型から取り出すことができる。
【0010】 図2は、同実施例のエジェクタピン8の斜視説明図であり、棒状の単純な形状 をしているので、製造が容易である。 また、材質は鉄などの強磁性体よりなるので、磁石に磁着し易い性質があり、 したがって、このようなエジェクタピン8を用いることによって、組み立てが容 易になる。 このような構成の、射出成形用金型から製品Sを取り出すには、金型の固定側 型板5に対して可動側型板4を開き、エレクタロッド11でエジェクタプレート 7を突くと、エジェクタプレート7は、磁石板Maと反発用磁石板Mb間の反発 力に抗してエジェクタピン8とともに突きだされ、そのエジェクタピン8先端で 製品Sを可動側型板4から突き放すことによって、その製品Sを取り出すことが できる。 以上実施例について説明したように、本考案は従来のリターンピンやばねを廃 して磁石板における反発力を利用する一方、エジェクタピンは棒状の強磁性体と して磁着力を利用したので、鍔も不要となり、構成が極めて簡素化され、部品点 数が少なくて済み、したがって組み立て作業も容易となり、製造コスト、作業コ ストを低減することができるものである。
【0011】
【考案の効果】
以上本考案によれば、エジェクタピンは棒状としたので、従来の鍔が不要とな り、構造が簡素化されて製造が容易となる。 また、エジェクタピンは鍔が不要となったので、エジェクタプレートが1枚で 済み、組み立て構成が簡素化される。 さらに、エジェクタピンは磁性体としたので、基端がエジェクタプレートの板 状磁石に磁着直立でき、組み立て作業や交換作業が容易となる。 その上、リターンピンは不要となり、構成が簡素化されるので製造コストが安 くなるとともに組み立てが容易になり、作業性が向上する。 加えて、エジェクタプレートの板状磁石と対向する可動側型板面に、その板状 磁石に対して反発する反発用磁石を備えたので、反発用のばねが不要となり、し たがって、ばねの金属疲労による機能劣化のおそれがなくなり、その結果、エジ ェクタピンの不完全動作の事故が防止できる、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明図である。
【図2】同実施例のエジェクタピンの斜視説明図であ
る。
【図3】従来の射出成形用金型の説明図である。
【図4】従来のエジェクタピンの斜視説明図である。
【図5】従来のリターピンとばねの斜視説明図である
【符号の説明】
4 可動側型板 5 固定側型板 7 エジェクタプレート 8 エジェクタピン Ma 磁石板(板状磁石) Mb 反発用磁石板(反発用磁石) S 射出成形により成形された製品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動側の可動側型板と固定側の固定側型板
    との間に形成された製品を可動側のエジェクタプレート
    に取り付けられたエジェクタピンで突き出す構成の射出
    成形金型であって、 前記可動側にはエジェクタプレート面上に固定される板
    状磁石と、棒状に形成され基端を前記板状磁石の面上に
    磁着直立させる強磁生体のエジェクタピンと、前記エジ
    ェクタプレートの板状磁石と対向する前記可動側型板面
    に配設され前記板状磁石と反発する反発用磁石とをそな
    えたことを特徴とする、射出成形金型。
JP8590591U 1991-09-25 1991-09-25 射出成形金型 Pending JPH0528617U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003025383A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Nok Corp 射出成形機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003025383A (ja) * 2001-07-12 2003-01-29 Nok Corp 射出成形機

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