JPH0528578A - ウオラストンプリズムおよび光学ヘツド - Google Patents

ウオラストンプリズムおよび光学ヘツド

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JPH0528578A
JPH0528578A JP20755291A JP20755291A JPH0528578A JP H0528578 A JPH0528578 A JP H0528578A JP 20755291 A JP20755291 A JP 20755291A JP 20755291 A JP20755291 A JP 20755291A JP H0528578 A JPH0528578 A JP H0528578A
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JP
Japan
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wollaston prism
magneto
optical
light
crystal axes
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Application number
JP20755291A
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English (en)
Inventor
Hiroe Miyajima
弘恵 宮島
Katsura Komiyama
桂 小宮山
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光磁気信号を含んだ情報光の入出射光軸41
に垂直の入射面63および出射面73面内で、互いに直
交する結晶軸65および75をそれぞれ持つように、2
つの複屈折クサビを組み合わせてウォラストンプリズム
とし、かつ、情報光が偏光面の回転を受けていないとし
た場合の偏光面に対して、結晶軸65および75を、そ
れぞれ45度傾ける。 【効果】 ウォラストンプリズムの製造あるいはその光
磁気信号検出用光学ヘッドへの取り付けが容易となり、
精度が出しやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録において用
いられるウォラストンプリズムおよび光学ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録においては、記録媒体に直線
偏光を照射し、記録媒体からの反射光ないしは透過光を
情報光として検知して、記録媒体の磁化の方向による偏
光面の回転を検出することによって記録情報を得てい
た。また、記録媒体の記録ビット上に正確にスポット光
を照射すべく、上記の情報光よりフォーカスエラー信号
およびトラッキングエラー信号を検出し、これらをサー
ボ信号としてアクチュエータをサーボ駆動し、対物レン
ズを制御していた。
【0003】従来は、例えば光磁気記録媒体からの反射
光を、1/2波長板を通過せしめて、集光レンズ、シリ
ンドリカルレンズにより収束させ、検光子として働く偏
光ビームスプリッタに入射せしめてP偏光とS偏光とに
分離し、差動信号として記録情報信号を検出していた。
しかし、偏光ビームスプリッタを用いる方式では、消光
比が小さく感度に限界があり、また、情報信号とエラー
信号を検出するための光学系の簡略化に限界があるため
装置の小型化は困難であった。
【0004】そこで、光磁気記録媒体によりカー回転角
を付与された情報光を、ウォラストンプリズムなどの複
屈折性材料を用いて常光と異常光とに分離することが提
案されている。
【0005】図4は、ウォラストンプリズムを用いた一
般的な光学系を示す説明図である。レーザダイオード1
1から出射されたレーザ光は、整形プリズム15および
ビームスプリッタ17を経て対物レンズ19により光磁
気ディスク21の記録トラック上にスポット照射され、
光磁気ディスク反射後に検出系に導かれ、ウォラストン
プリズム33に入射して常光(o)と異常光(e)に分
離され、集光レンズ31を経てフォトダイオード33,
33に入射し光磁気情報が差動信号として検知される。
また、フォトダイオード33,33からサーボエラー信
号(フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号)
を検出することもできる。
【0006】ここで、レーザダイオード11からのレー
ザ光は、整形プリズム15とビームスプリッタ17で決
定される入射面に対して平行の偏光面をもつP波であり
(矢印43は偏光面方向を示す)、光磁気ディスク21
の反射時にその記録信号に従い、カー効果により偏光面
がわずかに±k°だけ回転する(図5(A),(B)参
照)。このとき、ウォラストンプリズム51の光学軸を
P波に対して45度とすると、ウォラストンプリズム5
1により分離される常光(o)と異常光(e)はその光
量がほぼ等しく、差動信号を得るのに最も効率がよい
(図6(A),(B)参照)。
【0007】しかし一般にウォラストンプリズム51′
は、図6に示したように、結晶軸65,75の方向が偏
光面方向43に対して直角または水平な2つの複屈折ク
サビ(三角プリズム)61′,71′を貼り合わせたも
のである。そのため、上記の如くP波に対して45度の
角度を得るためには、特開平1−294236号公報に
記載されているように、ウォラストンプリズム51′を
45度傾けたり、ウォラストンプリズムの前段に1/2
波長板を設けることが必要である。また、特開昭59−
203259号公報には、同様に施光子を設けて、偏光
成分を45度傾けて整合させることが記載されている。
【0008】しかし、ウォラストンプリズム51′を入
出射光に対して45度傾けて設置しようとすると、光学
ヘッドの構成上、加工精度や組立精度の問題が残る。ま
た、旋光子を設けると部品点数が増加し、組立性、コス
トアップ、重量増加などの問題が残る。
【0009】さらに、前述の特開平1−294236号
公報には、図8に示した如き変形ウォラストンプリズム
51′を作成することにより(a=b=5mm,c=
3.536mm,d=7.07mm)、接合面53′が
予め45度回転された状態となり1/2波長板が不要と
なることが記載されている。しかし、このウォラストン
プリズム51′は、加工が複雑であり、現実的でない。
【0010】なお、特開昭63−127436号公報に
は、入射光束の偏光面に対して45度傾いた光学軸を有
する水晶プリズムと、同じく90度傾いた光学軸を有す
る水晶プリズムとを組み合わせることが記載されている
が、これは3本の光ビームに分割することを骨子とする
ものであり、本願発明とは技術思想を異にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光磁気信号
を差動信号として効率的に検出すること、および、光学
ヘッドの構成精度を容易に高めることが可能なウォラス
トンプリズム、ならびにこれを用いた光学ヘッドを提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のウォラストンプ
リズムは、次のを満たし、さらにまたは、あるい
はおよびの両要件を満たすことを特徴とする。ま
た、本発明の光学ヘッドはこのウォラストンプリズム
を、記録媒体からの情報光から光磁気情報を検出するた
めの光分離素子として用いることを特徴とする。
【0013】 光磁気信号を検出する光学系において
用いられるウォラストンプリズムにおいて、光磁気信号
を含んだ光束の入出射光軸に対して略垂直面内で、か
つ、互いに略直交する結晶軸をもつように2つの複屈折
クサビを組み合わせて配置してなる直方体ウォラストン
プリズムであること。
【0014】 前記光束が磁気光学効果による偏光面
の回転を受けていないとした場合の該光束の偏光面に対
して、前記2つの複屈折クサビの結晶軸がそれぞれ略4
5度の角度をもつように配置したこと。
【0015】 入出射面の一辺に対して、前記2つの
複屈折クサビの結晶軸の方向がそれぞれ略45度となる
ように構成したこと。
【0016】
【実施例】図1は、本発明のウォラストンプリズム51
の実施例を示す斜視説明図である。また、図2は、同じ
ウォラストンプリズムについての平面図(A)、正面図
(B)、左側面図(C)、右側面図(D)である。図3
は、図1の矢印A方向から見た説明図であり、各要素の
角度の関係を示している。
【0017】ウォラストンプリズム53は、複屈折材料
からなる2つの第1および第2の直角プリズム61,7
1(複屈折クサビ)がその斜面を接合されてなり、全体
形状として直方体(立方体も含む)をしている。
【0018】光磁気信号を含んだ情報光(光軸41とし
て表示)は、第1の直角プリズム61の入射面63から
入射し、接合面53で常光(o)と異常光(e)とに分
離され、第2の直角プリズム71の出射面73より出射
される。第1の直角プリズム61においてはその結晶軸
65が光軸41に対して垂直であり、また、第2の直角
プリズム71の結晶軸75も光軸41に対して垂直であ
り、しかも両結晶軸65,75が互いに直交してウォラ
ストンプリズム51を形成している。
【0019】情報光は、仮に光磁気記録媒体による偏光
面の回転を受けないとすると、偏光面方向43をもつが
(例えば、P波)、前述のように光磁気記録媒体による
偏光面の回転を受けて、これと直交する偏光面方向4
3′をもつ成分(S波)をわずかに有している。ウォラ
ストンプリズム51を構成する第1および第2の直角プ
リズム61,71の結晶軸65,75は共に、偏光面方
向43に対して45度傾いているので、図6で示したよ
うに、ウォラストンプリズム51で分離される常光
(o)と異常光(e)はその光量がほぼ等しく、効率よ
く差動信号が得られ、偏光ビームスプリッタを用いる場
合よりも信号分離能が高い。また、図1で示したウォラ
ストンプリズム51は、特定の結晶軸方向をもつ2つの
複屈折性直角プリズム61,71を製作し、これを接合
すれば良いので製造も容易である。
【0020】さらに図1に示したウォラストンプリズム
51では、入射面63の一辺63aに対して第1の直角
プリズム61の結晶軸65が45度傾き、また、出射面
73の一辺73aに対して第2の直角プリズム71の結
晶軸75が45度傾いている。よって、このウォラスト
ンプリズム51の底面55を基準として光学ヘッドの筺
体に設置すれば、偏光面方向43に対して、確実に結晶
軸65,75を45度傾けることができ、精度が出しや
すい。
【0021】複屈折材料としては、ルチル結晶、方解
石、水晶等が用いられる。このウォラストンプリズム5
1は、従来の光磁気記録における検出系にそのまま用い
ることができ、例えば図4に示した光学系を採用でき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、光磁気信号を含んだ光
束(情報光)の入出射光軸に対して垂直で、かつ、互い
に直交する結晶軸をもつ2つの複屈折クサビを組み合わ
せて直方体のウォラストンプリズムとすることにより、
これを容易に製造することができる。
【0023】さらに、下記の構成を満足させることに
より、効率よく差動信号が得られる。また、下記の構
成を満足させることにより、ウォラストンプリズムの底
面、あるいは側面、上面を基準として光学ヘッドの筺体
に対して設置することによって、光学ヘッドの組立て精
度が容易に得られる。
【0024】 情報光が光磁気記録媒体によりカー効
果等の磁気光学効果による偏光面の回転を受けていない
とした場合の情報光の偏光面に対して、2つの複屈折ク
サビの結晶軸がそれぞれ略45度の角度をもつようにす
る。
【0025】 ウォラストンプリズムの入出射面の一
辺に対して、2つの複屈折プリズムの結晶軸の方向をそ
れぞれ略45度とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォラストンプリズムの実施例を示す
斜視説明図である。
【図2】図1の平面図(A)、正面図(B)、左側面図
(C)および右側面図(D)である。
【図3】矢視A方向から見た図1のウォラストンプリズ
ムにおける、各要素の角度関係を示す説明図である。
【図4】ウォラストンプリズムを用いた光学ヘッドの光
学系を示す説明図である。
【図5】光磁気記録媒体のカー効果による偏光面の回転
を示す説明図である。
【図6】ウォラストンプリズムによる常光(o)、異常
光(e)の分離および差動信号の検出を示す説明図であ
る。
【図7】従来のウォラストンプリズムを示す説明図であ
る。
【図8】従来のウォラストンプリズムを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 レーザダイオード 13 コリメータレンズ 15 整形プリズム 17 ビームスプリッタ 19 対物レンズ 21 光磁気ディスク 31 集光レンズ 33 フォトダイオード 41 光軸(情報光) 43 偏光面 51 ウォラストンプリズム 53 接合面 55 底面 61 第1の直角プリズム 63 入射面 65 結晶軸 71 第2の直角プリズム 73 出射面 75 結晶軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気信号を検出する光学系において用
    いられるウォラストンプリズムにおいて、光磁気信号を
    含んだ光束の入出射光軸に対して略垂直面内で、かつ、
    互いに略直交する結晶軸をもつように2つの複屈折クサ
    ビを組み合わせて配置してなる直方体ウォラストンプリ
    ズムであって、 前記光束が磁気光学効果による偏光面の回転を受けてい
    ないとした場合の該光束の偏光面に対して、前記2つの
    複屈折クサビの結晶軸がそれぞれ略45度の角度をもつ
    ように構成したことを特徴とするウォラストンプリズ
    ム。
  2. 【請求項2】 光磁気信号を検出する光学系において用
    いられるウォラストンプリズムにおいて、光磁気信号を
    含んだ光束の入出射光軸に対して略垂直面内で、かつ、
    互いに略直交する結晶軸をもつように2つの複屈折クサ
    ビを組み合わせて配置してなる直方体ウォラストンプリ
    ズムであって、 入出射面の一辺に対して、前記2つの複屈折クサビの結
    晶軸の方向がそれぞれ略45度となるように構成したこ
    とを特徴とするウォラストンプリズム。
  3. 【請求項3】 光磁気信号を検出する光学系において用
    いられるウォラストンプリズムにおいて、光磁気信号を
    含んだ光束の入出射光軸に対して略垂直面内で、かつ、
    互いに略直交する結晶軸をもつように2つの複屈折クサ
    ビを組み合わせて配置してなる直方体ウォラストンプリ
    ズムであって、 前記光束が磁気光学効果による偏光面の回転を受けてい
    ないとした場合の該光束の偏光面に対して、前記2つの
    複屈折クサビの結晶軸がそれぞれ略45度の角度をも
    ち、しかも、該結晶軸が入出射面の一辺に対してもそれ
    ぞれ略45度の角度をもつように構成したことを特徴と
    するウォラストンプリズム。
  4. 【請求項4】 光磁気記録媒体からの情報光を請求項1
    〜3のいずれか一項に記載のウォラストンプリズムに導
    き、互いに直交する2つの偏光成分に分離して出射せし
    め、これら偏光成分を検知することを特徴とする光学ヘ
    ッド。
JP20755291A 1991-07-23 1991-07-23 ウオラストンプリズムおよび光学ヘツド Pending JPH0528578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939323A1 (en) * 1998-02-28 1999-09-01 C.S.E.M. Centre Suisse D'electronique Et De Microtechnique Sa Wollaston prism and use of it in a fourier-transform spectrometer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939323A1 (en) * 1998-02-28 1999-09-01 C.S.E.M. Centre Suisse D'electronique Et De Microtechnique Sa Wollaston prism and use of it in a fourier-transform spectrometer

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