JP2552517Y2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

Info

Publication number
JP2552517Y2
JP2552517Y2 JP1991076723U JP7672391U JP2552517Y2 JP 2552517 Y2 JP2552517 Y2 JP 2552517Y2 JP 1991076723 U JP1991076723 U JP 1991076723U JP 7672391 U JP7672391 U JP 7672391U JP 2552517 Y2 JP2552517 Y2 JP 2552517Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
incident
optical
laser light
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991076723U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0596916U (ja
Inventor
昌彦 佐藤
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 filed Critical 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority to JP1991076723U priority Critical patent/JP2552517Y2/ja
Publication of JPH0596916U publication Critical patent/JPH0596916U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552517Y2 publication Critical patent/JP2552517Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は記録媒体上の情報を再
生・消去、あるいは記録媒体上に情報を記録するための
光記録再生装置に用いられる光ヘッド装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光記録においては、ディスク上に形成さ
れた同心円状またはスパイラル状のトラック上に情報を
光磁気効果を利用して記録再生する光磁気ディスクなど
の装置がすでに実用化されている。
【0003】この種の従来の基本的な光ヘッド装置の構
成を図2に示す。図2の光ヘッド装置において、レーザ
光源21から出射されたレーザ光は楕円形状をしてお
り、コリメートレンズ22で平行化された後、整形プリ
ズム23で略円形化される。略円形化されたレーザ光は
ビームスプリッタ24を透過し、対物レンズ25で集光
されて微小スポットを記録媒体26上に形成する。
【0004】記録媒体26から反射した情報信号光は、
入射光に対してカー回転角だけ回転した直線偏光とな
り、ビームスプリッタ24によって反射分離される。分
離された情報信号光は、1/2波長板28で偏光面が概
ね45度回転され、集光レンズ29で集光され、さらに
偏光ビームスプリッタ30でP偏光成分とS偏光成分に
分離されて光検出器32,33で検出される。
【0005】対物レンズ25により記録媒体26に集光
されたレーザ光のトラック誤差信号の検出は、偏光ビー
ムスプリッタ30により分離された1偏光成分から公知
のプッシュプル法によって行われ、フォーカス誤差信号
の検出は、偏光ビームスプリッタ30により分離された
他の偏光成分から、ナイフエッジ31を用いて公知のナ
イフエッジ法によって行われる。
【0006】情報の再生は、偏光ビームスプリッタ30
で分離された各偏光成分からの差動検出によってなされ
る。また、情報の記録あるいは消去は、レーザ光の強度
と外部磁界27の極性の切り換えによってなされる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの方
法では、レーザ光源21からの出射光と記録媒体26か
ら反射した情報信号光の分離する手段としてビームスプ
リッタ24を必要とするため、レーザ光の損失が大きい
という欠点があった。さらに、高反射率の記録媒体(例
えば追記型光ディスクや再生専用光ディスク)の記録再
生時には、記録媒体から反射したレーザ光がレーザ光源
に入射し、レーザ光源の動作が不安定となるという欠点
があった。また、特開昭63−136333号「光学的
情報再生装置」には、入射光と反射光の経路を分離する
ようにした光ヘッド装置が開示されている。しかしなが
ら、このものは、入射光学系と出射光学系とが完全に分
離させてあるため、入射光路に配設される集光レンズと
出射光路に配設される結像レンズを共用化することは不
可能であり、また集光レンズは入射光軸に垂直に配設
し、結像レンズは出射光軸に垂直に配設してあり、媒体
表面に対し入射光軸と反射光軸は直交していないため、
非点収差の発生が避けられず、こうした非点収差を解消
するため、入射経路途中に集光レンズの手前に透明平行
板を配設したり、或いは楔形プリズムを配設しなければ
ならず、それだけ光学系の構成が複雑化するといった課
題を抱え るものであった。 また、特開平2−16663
7号「光記憶媒体記録再生用光学系」には、光ディスク
に対して正対配置した対物レンズの左右の半面を入射開
口と射出開口とに割り当て、対物レンズの中心軸線と平
行に入射開口に入射させた光を、光ディスクに対して前
記中心軸線が交差する部分に集光し、光ディスクにて反
射された光を射出開口を介して戻すようにした光ヘッド
装置が開示されている。しかしながら、このものは、対
物レンズに対して入射開口と射出開口とに分けて光を入
出射させるオフセンター方式記録再生装置に用いるため
のものであり、記録媒体に集光されるスポット径は対物
レンズに入射するビーム径で決定される。このため、特
定のスポット径を得るためには、入射光のビーム径の2
倍以上の直径をもった対物レンズが必要である。これ
は、入射光と出射光とを対物レンズ上で交錯させること
ができない構造に原因があり、こうした構造を採用する
限り、装置構成をコンパクト化できないといった課題を
抱えるものであった。
【0008】それ故に、本考案の目的は、レーザ光源か
らのレーザ光を高効率で記録媒体に導くと共に、低反射
率の記録媒体と高反射率の記録媒体に対して、安定した
記録・再生・消去を行うことを可能とする光ヘッド装置
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
したものであり、媒体情報面上の走査点を通る法線に中
心軸線を合致させて配設した対物レンズと、前記中心軸
線から所定角度だけ傾斜させた入射光軸に平行なレーザ
光を前記対物レンズに入射し、前記走査点に集光させる
往路光学系と、前記媒体情報面の走査点から前記中心軸
線に関し前記入射光軸とは軸対称の出射光軸上に反射さ
れて前記対物レンズを透過したレーザ光を受光する復路
光学系とを具備することを特徴とするものである
【0010】
【作用】考案によれば、斜入射に対して諸収差を補正
した対物レンズは、レーザ光を斜めから入射すること
で、レーザ光源からの出射光と記録媒体から反射した情
報信号光分離するため、レーザ光源からの出射光を損
失するビームスプリッタは不要である。さらに、高反射
率の記録媒体の記録再生時には、記録媒体から反射した
レーザ光がレーザ光源に入射しないため、レーザ光源の
動作が安定する。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の光ヘッド装置の―実施例を
示す平面図である。図1に示す光ヘッド装置は、レーザ
光源1とコリメートレンズ2と整形プリズム3からなる
往路光学系と、斜入射に対して諸収差を補正した対物レ
ンズ4と、1/2波長板7と集光レンズ8と偏光ビーム
スプリッタ9とナイフエッジ10と光検出器11,12
からなる復路光学系とから構成されている。
【0012】次に動作について説明する。レーザ光源1
から出射されたレーザ光は楕円形状をしており、コリメ
ートレンズ2で平行化された後、整形プリズム3で略円
形化される。略円形化されたレーザ光は対物レンズ4に
より集光され、記録媒体5の走査点上に微小スポットを
形成する。記録媒体5から反射した情報信号光は、入射
光に対してカー回転角だけ回転した直線偏光となる。反
射した情報信号光は、対物レンズ4を通過する際に、
物レンズ4の中央部分では互いに一部交錯するが、入射
光と軸対称の位置を通るため、レーザ光源からのレーザ
光と完全に分離される。反射した情報信号光は、1/2
波長板7で偏光面が概ね45度回転され、さらに偏光ビ
ームスプリッタ9でP偏光成分とS偏光成分に分離され
て光検出器11,12で検出される。
【0013】対物レンズ4により記録媒体5に集光され
たレーザ光のトラック誤差信号の検出は、偏光ビームス
プリッタ9により分離された1偏光成分から公知のプッ
シュプル法によって行われ、フォーカス誤差信号の検出
は、偏光ビームスプリッタ9より分離された他の偏光成
分から、ナイフエッジ10を用いて公知のナイフエッジ
法によって行われる。
【0014】情報の再生は、偏光ビームスプリッタ9で
分離された各偏光成分からの差動検出によってなされ
る。また、情報の記録あるいは消去は、レーザ光の強度
と外部磁界6の極性の切り換えによってなされる。
【0015】本装置の実施例では、対物レンズにレーザ
光を斜めから入射することで、レーザ光源からの出射光
と記録媒体から反射した情報信号光を完全に分離でき、
またレーザ光源からの出射光を損失するビームスプリッ
タを削減できる。
【0016】なお、実施例では記録・再生・消去の行え
る光磁気ディスク用の光ヘッド装置の構成について記載
したが、追記型ディスクの記録・再生および再生専用型
ディスクの再生を行う光ヘッド装置に対しても適用可能
である。
【0017】また、実施例ではコリメートレンズおよび
整形プリズムを用いた光ヘッド装置について記載した
が、コリメートレンズおよび整形プリズムを用いない光
ヘッド装置に対しても適用可能である。
【0018】さらにまた、実施例では記録媒体のフォー
カス誤差信号の検出方法にナイフエッジ法、トラック誤
差信号の検出方法にプッシユプル法を用いているが
差信号の検出法に限定はない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、媒体情
報面上の走査点を通る法線に中心軸線を合致させて配設
した対物レンズに、中心軸線から所定角度だけ傾斜させ
た入射光軸に平行なレーザ光を入射して走査点に集光さ
せ、この走査点から中心軸線に関し入射光軸とは軸対称
の出射光軸上に反射させる構成としたから、媒体情報面
上の走査点を通る法線を中心軸線とする対物レンズを、
その中央部分は入射光路と出射光路に共用しながら、入
射光学系と出射光学系を中心軸線を挟んで対峙するごと
く互いに分離することができ、これにより入射光学系か
ら出射光学系にレーザ光を分離するビームスプリッタを
削除することができ、レーザ光の損失抑制により光利用
率が高まるため、低出力レーザ光源による記録が可能で
あり、また 媒体情報面で反射したレーザ光が入射光学系
を遡上してレーザ光源に入射することがないため、特に
高反射率の記録媒体の記録再生時においてもレーザ光源
の動作を安定させることができ、これにより高反射率の
記録媒体と低反射率の光磁気記録媒体を兼用とする光ヘ
ッド装置としても十分な実用性を獲得することができ、
しかも斜入射に対して諸収差を補正した対物レンズを用
いることで、非点収差を招くことなく良好な記録再生が
可能であり、また左右の半面を入射開口と出射開口に分
割する従来の対物レンズのように、特定のスポット径を
得るために入射光のビーム径の2倍以上の直径を必要と
するといったことはなく、入射光と出射光とを対物レン
ズ上で交錯させたことで、入射光のビーム径の数割増し
の直径をもった対物レンズで十分に対応することがで
き、これにより装置構成をコンパクト化することができ
る等の優れた効果を奏する
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ヘッド装置の一実施例を示す平面図
である。
【図2】従来の光ヘッド装置の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2 コリメートレンズ 3 整形プリズム 4 対物レンズ 5 記録媒体 6 外部磁界 7 1/2波長板 8 集光レンズ 9 偏光ビームスプリッタ 10 ナイフエッジ 11,12 光検出器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体情報面上の走査点を通る法線に中心
    軸線を合致させて配設した対物レンズと、前記中心軸線
    から所定角度だけ傾斜させた入射光軸に平行なレーザ光
    を前記対物レンズに入射し、前記走査点に集光させる往
    路光学系と、前記媒体情報面の走査点から前記中心軸線
    に関し前記入射光軸とは軸対称の出射光軸上に反射され
    て前記対物レンズを透過したレーザ光を受光する復路光
    学系とを具備することを特徴とする光ヘッド装置。
JP1991076723U 1991-09-25 1991-09-25 光ヘッド装置 Expired - Lifetime JP2552517Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076723U JP2552517Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 光ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076723U JP2552517Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 光ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0596916U JPH0596916U (ja) 1993-12-27
JP2552517Y2 true JP2552517Y2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=13613489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991076723U Expired - Lifetime JP2552517Y2 (ja) 1991-09-25 1991-09-25 光ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552517Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087874B2 (ja) * 1986-11-27 1996-01-29 キヤノン株式会社 光学的情報再生装置
JP2585083B2 (ja) * 1988-12-20 1997-02-26 株式会社シーエスケイ 光記憶媒体記録再生用光学系

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0596916U (ja) 1993-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3626003B2 (ja) 光学的情報記憶装置
JP2552517Y2 (ja) 光ヘッド装置
JPS63261546A (ja) 光ピツクアツプ
JPH03254448A (ja) 光情報記録再生装置
JP3211483B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH04125826A (ja) 光ヘッド装置
JPH05303016A (ja) 光ピックアップ
JP2544639B2 (ja) 光ピックアップ
JPH04286745A (ja) 光ピックアップ装置
JPH06314449A (ja) 光ピックアップ装置
JP3211484B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPS63222356A (ja) 光磁気ヘツド装置
JP2578203B2 (ja) 光ヘッド
JPH05151634A (ja) 光磁気記録媒体用光学ヘツド
JPH0836781A (ja) 光学ヘッド
JPS6063749A (ja) 光磁気ピツクアツプ装置
JPH01179245A (ja) 光磁気ヘッド
JPS63244336A (ja) 光学的記録再生装置
JPS63279448A (ja) 光磁気記録再生装置
JPS62125549A (ja) 光学ヘツド
JPH01151039A (ja) 光磁気ディスク装置
JPH03116546A (ja) 情報記録再生装置
JPH05334760A (ja) 光ヘッド
JPH06267138A (ja) 光ピックアップ
JPH0428028A (ja) 光ヘッド装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term