JPH05284622A - 絶縁被覆導線の被覆剥離方法及びその装置 - Google Patents
絶縁被覆導線の被覆剥離方法及びその装置Info
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- JPH05284622A JPH05284622A JP4077296A JP7729692A JPH05284622A JP H05284622 A JPH05284622 A JP H05284622A JP 4077296 A JP4077296 A JP 4077296A JP 7729692 A JP7729692 A JP 7729692A JP H05284622 A JPH05284622 A JP H05284622A
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Abstract
きる絶縁被覆導線の被覆剥離装置を提供する。 【構成】 本発明による絶縁被覆導線の被覆剥離装置
は、被覆導線10を支持する支持手段3aと、一対のプ
レート40bから成り、この一対のプレート40bに被覆
導線10の導体4の断面形状に適合する凹部40aと加
熱手段41とを有する挾持手段40と、加熱手段41に
電流を供給する電源42と、支持手段3a又は挾持手段
40を被覆導線の長さ方向に移動させる移動手段44と
を備えている。加熱された一対のプレート40bを互い
に接近させて被覆導線10の端部10aを挾持し、端部
10aの被覆5を熱により溶断した後、挾持手段40を
移動手段44により移動させて被覆5の剥離を行うの
で、迅速かつ良好に被覆導線の被覆を剥離することがで
きる。
Description
覆導線の被覆剥離方法及びその装置、更に詳しくは熱可
塑性樹脂から成る絶縁被覆を有する絶縁被覆導線の被覆
剥離方法及びその装置に関するものである。
ート、ポリイミド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリ
アセタール、ポリビニルホルマール、ポリウレタン及び
エポキシ等の熱可塑性合成樹脂から成る絶縁被覆を線状
の導体の周囲に被覆した絶縁被覆導線の被覆を剥離する
場合、従来では、ニッパ等の切断工具あるいはワイヤス
トリッパ等の剥離工具により絶縁被覆の剥離が行われて
いた。
被覆導線の被覆剥離方法では、切断工具あるいは剥離工
具の切断刃の剪断力により剥離部分の絶縁被覆を切断し
た後、不要部分の絶縁被覆を除去して絶縁被覆の剥離を
行なっている。そのため、度重なる使用により次第に切
断刃の切れ味が悪くなり、迅速かつ良好な絶縁被覆の剥
離が困難になる欠点があった。また、切断刃の剪断力が
強い場合には絶縁被覆導線の導体部に傷がつき、過度の
場合には導体部ごと切断してしまう欠点があった。
導線の絶縁被覆を剥離できる絶縁被覆導線の被覆剥離方
法及びその装置を提供することを目的とする。
線の被覆剥離方法は、線状の導体の周囲に熱可塑性樹脂
から成る絶縁被覆が被覆された絶縁被覆導線を準備する
工程と、支持手段で絶縁被覆導線を支持する工程と、挾
持手段を構成する一対のプレートの対向する凹部間に絶
縁被覆導線の端部を配置する工程と、一対のプレートを
加熱し、一対のプレートの凹部で被覆導線の端部を挾持
する工程と、支持手段又は挾持手段を被覆導線の長さ方
向に移動させて被覆導線の端部の絶縁被覆を剥離する工
程とを含む。
離装置は、被覆導線を支持する支持手段と、一対のプレ
ートから成り、一対のプレートに被覆導線の導体の断面
形状に適合する凹部と加熱手段とを有し、一対のプレー
トの凹部で前記被覆導線を挾持する挾持手段と、加熱手
段に電流を供給する電源と、支持手段又は挾持手段を被
覆導線の長さ方向に移動させる移動手段とを備えてい
る。図示の実施例では、一対のプレートの凹部は刃部を
有し、移動手段は挾持手段に設けられている。更に、図
示の他の実施例では、移動手段は支持手段に設けられて
いる。
部を挾持し被覆導線の剥離部分の絶縁被覆を熱により溶
断する。その後、挾持手段又は支持手段を被覆導線の長
さ方向に移動させて不要部分の絶縁被覆を除去し絶縁被
覆の剥離を行うので、迅速かつ良好に絶縁被覆導線の絶
縁被覆を剥離することができる。
被覆を有する絶縁被覆導線に適用した本発明による絶縁
被覆導線の被覆剥離方法及びその装置の実施例を図1〜
図6に基づいて説明する。本発明による絶縁被覆導線の
被覆剥離装置は、図1に示すように、絶縁被覆導線10
を支持する支持手段としてのボビンのフランジ3aと、
一対のプレート40bから成り、この一対のプレート4
0bに絶縁被覆導線10の導体4の断面形状に適合する
凹部40aと加熱手段41とを有する挾持手段40と、
加熱手段41に電流を供給する電源42と、一対のプレ
ート40bをボビンのフランジ3a(支持手段)に対して
被覆導線10の長さ方向に移動させかつ第2のピストン
44aを有する移動手段44とを備えている。絶縁被覆
導線10は、図2に示すボビン3の一対のフランジ3
a、3b間に巻装されかつフランジ3aに設けられた溝1
1から引き出されている。なお、本実施例で使用される
絶縁被覆導線10は図3に示すように、線状の導体4の
外部周囲に熱可塑性樹脂から成る三重絶縁層5を施した
もので、三重絶縁層5は線状の導体4に密着する第1層
5aと、第1層5aの上に被覆された第2層5bと、第2
層5bの上に被覆された第3層5cとを有する。また、一
対のプレート40bは、シリンダ40e内を往復可能な第
1のピストン40dにそれぞれ連結されているので、互
いに接近、分離させることが可能である。プレート40
bには、例えば厚さ0.2〜0.5mm程度のステンレス等
の金属板が使用される。挾持手段40のシリンダ40e
には、移動手段44の第2のピストン44aが連結され
ている。加熱手段41には、例えば抵抗発熱体等が使用
されスイッチ43を介して電源42に接続されている。
更に、図4に示すように、プレート40bの凹部40aに
は刃部40cが形成されている。
3aの溝11から引き出された絶縁被覆導線10の端部
10aの絶縁被覆5を剥離するとき、図1に示すよう
に、挾持手段40の一対のプレート40bに形成された
凹部40a間に絶縁被覆導線10の端部10aを配置す
る。その後、スイッチ43をオン状態にして絶縁被覆導
線10の絶縁被覆5が可塑化を開始する温度、例えば2
00〜400℃程度まで加熱手段41を加熱する。これ
によって、一対のプレート40bが200〜400℃程
度に予熱される。
の第1のピストン40dを駆動し、予熱された一対のプ
レート40bを互いに接近させて絶縁被覆導線10の端
部10aを凹部40aで挾持する。これによって、絶縁被
覆導線10の端部10aの絶縁被覆5が熱により可塑化
し溶断される。
第2のピストン44aを矢印A、Aの方向に移動させ
て、挾持手段40を矢印Bの方向に絶縁被覆導線10の
終端部まで移動させる。これによって、絶縁被覆導線1
0の絶縁被覆5の不要部分が除去され、絶縁被覆導線の
絶縁被覆の剥離が完了する。
れず、変更が可能である。例えば、上記の実施例では図
4に示すように、挾持手段40の凹部40aに刃部40
cを形成した例を示したが、刃部40cは省略してもよ
い。また、上記の実施例では移動手段44を挾持手段4
0に設けた例を示したが、移動手段は被覆導線の支持手
段に設けてもよい。また、上記の実施例では、絶縁被覆
5が三重構造である例を示したが、絶縁被覆は三重構造
に限定されるものではない。
線以外、即ち、一般の熱可塑性樹脂被覆を有する絶縁被
覆導線にも実施できることは明らかである。
一対のプレート40bを互いに接近させて被覆導線の端
部を凹部40aで挾持し被覆導線の剥離部分の絶縁被覆
を熱により溶断した後、挾持手段又は支持手段を被覆導
線の長さ方向に移動させ、不要部分の絶縁被覆を除去し
て絶縁被覆を剥離する。このため、従来の切断工具や剥
離工具の切断刃の切れ味が悪くなる欠点を解消して、迅
速かつ良好に絶縁被覆導線の絶縁被覆を剥離することが
できる。
実施例を示す斜視図
視図
た状態を示す斜視図
覆を剥離した状態を示す斜視図
導体、5..絶縁被覆、10..絶縁被覆導線、10
a..端部、40..挾持手段、40a..凹部、40
b..プレ−ト、40c..刃部、41..加熱手段、
42..電源、44..移動手段
Claims (5)
- 【請求項1】 線状の導体の周囲に熱可塑性樹脂から成
る絶縁被覆が被覆された絶縁被覆導線を準備する工程
と、 支持手段で前記絶縁被覆導線を支持する工程と、 挾持手段を構成する一対のプレートの対向する凹部間に
前記絶縁被覆導線の端部を配置する工程と、 前記一対のプレートを加熱し、前記一対のプレートの前
記凹部で前記被覆導線の端部を挾持する工程と、 前記支持手段又は前記挾持手段を前記被覆導線の長さ方
向に移動させて前記被覆導線の前記端部の絶縁被覆を剥
離する工程とを含むことを特徴とする絶縁被覆導線の被
覆剥離方法。 - 【請求項2】 被覆導線を支持する支持手段と、 一対のプレートから成り、前記プレートに前記被覆導線
の導体の断面形状に適合する凹部と加熱手段とを有し、
前記一対のプレートの前記凹部で前記被覆導線を挾持す
る挾持手段と、 前記加熱手段に電流を供給する電源と、 前記支持手段又は前記挾持手段を前記被覆導線の長さ方
向に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする絶
縁被覆導線の被覆剥離装置。 - 【請求項3】 前記凹部は刃部を有する「請求項2」に
記載の絶縁被覆導線の被覆剥離装置。 - 【請求項4】 前記移動手段は前記挾持手段に設けられ
る「請求項2」に記載の絶縁被覆導線の被覆剥離装置。 - 【請求項5】 前記移動手段は前記支持手段に設けられ
る「請求項2」に記載の絶縁被覆導線の被覆剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077296A JPH05284622A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 絶縁被覆導線の被覆剥離方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077296A JPH05284622A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 絶縁被覆導線の被覆剥離方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05284622A true JPH05284622A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13629931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4077296A Pending JPH05284622A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 絶縁被覆導線の被覆剥離方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05284622A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010041866A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Tw Denki Kk | 電気コードの製造装置及び製造方法 |
JP2011167057A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-08-25 | Toko:Kk | 電線ストリップ装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4077296A patent/JPH05284622A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010041866A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Tw Denki Kk | 電気コードの製造装置及び製造方法 |
JP2011167057A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-08-25 | Toko:Kk | 電線ストリップ装置 |
US8875599B2 (en) | 2010-01-18 | 2014-11-04 | Tokyo Ideal Co., Ltd | Wire stripping apparatus |
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