JPH0528427A - 磁気ヘツド及び磁気デイスク装置 - Google Patents
磁気ヘツド及び磁気デイスク装置Info
- Publication number
- JPH0528427A JPH0528427A JP17941691A JP17941691A JPH0528427A JP H0528427 A JPH0528427 A JP H0528427A JP 17941691 A JP17941691 A JP 17941691A JP 17941691 A JP17941691 A JP 17941691A JP H0528427 A JPH0528427 A JP H0528427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- track
- magnetic
- track width
- magnetic head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数個のヘッドを有した磁気ヘッドのヘッド
位置決め誤差を小さくし、高精度な位置決めが行えるよ
うにする。 【構成】 トラック幅の異なる複数個のヘッドをゆうし
た磁気ヘッド1において、トラック幅の大きいヘッド3
(以下、下位ヘッドと称す)のトラック幅TWLを、トラ
ック幅の小さいヘッド2(以下、上位ヘッドと称す)の
トラックピッチTPUに対し、ほぼ偶数倍となるよう構成
した。 【効果】 上位ヘッド2の動作時に下位ヘッド3もサー
ボ信号A,Bを再生するが、下位ヘッド内でキャンセル
でき、クロストークで上位ヘッドに漏れ込んでも、上位
ヘッドの位置決めに悪影響を与えることがない。
位置決め誤差を小さくし、高精度な位置決めが行えるよ
うにする。 【構成】 トラック幅の異なる複数個のヘッドをゆうし
た磁気ヘッド1において、トラック幅の大きいヘッド3
(以下、下位ヘッドと称す)のトラック幅TWLを、トラ
ック幅の小さいヘッド2(以下、上位ヘッドと称す)の
トラックピッチTPUに対し、ほぼ偶数倍となるよう構成
した。 【効果】 上位ヘッド2の動作時に下位ヘッド3もサー
ボ信号A,Bを再生するが、下位ヘッド内でキャンセル
でき、クロストークで上位ヘッドに漏れ込んでも、上位
ヘッドの位置決めに悪影響を与えることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種ディスク装置に
用いられる磁気ヘッド及びその磁気ヘッドを使用した磁
気ディスク装置に関するものである。
用いられる磁気ヘッド及びその磁気ヘッドを使用した磁
気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8ないし図10は例えば特開昭62−
28913号公報などに示された従来の磁気ヘッドを示
す概略図、部分拡大図、および動作説明図である。図に
おいて、1は磁気ヘッド、2はトラック幅が小さい(ト
ラック密度が高い)ヘッド(以下、上位ヘッドと称
す)、3はトラック幅が大きい(トラック密度が低い)
ヘッド(以下、下位ヘッドと称す)、4は記録媒体、5
は記録媒体に記録された信号トラック、6は概略的に示
したヘッド間の磁気的干渉(以下、クロストークと称
す)、TWUは上位ヘッドのトラック幅、TWLは下位ヘッ
ドのトラック幅、TPUは上位ヘッドの信号トラックのト
ラックピッチ、S1ないしS10およびA,Bは信号ト
ラック上に記録されたサーボ信号である。
28913号公報などに示された従来の磁気ヘッドを示
す概略図、部分拡大図、および動作説明図である。図に
おいて、1は磁気ヘッド、2はトラック幅が小さい(ト
ラック密度が高い)ヘッド(以下、上位ヘッドと称
す)、3はトラック幅が大きい(トラック密度が低い)
ヘッド(以下、下位ヘッドと称す)、4は記録媒体、5
は記録媒体に記録された信号トラック、6は概略的に示
したヘッド間の磁気的干渉(以下、クロストークと称
す)、TWUは上位ヘッドのトラック幅、TWLは下位ヘッ
ドのトラック幅、TPUは上位ヘッドの信号トラックのト
ラックピッチ、S1ないしS10およびA,Bは信号ト
ラック上に記録されたサーボ信号である。
【0003】次に動作について説明する。従来の磁気ヘ
ッドは、例えばトラック密度の異なる複数の記録媒体に
対して記録再生を行えるようにするため、図8に示すよ
うに、トラック密度の異なる上位ヘッド2、下位ヘッド
3など複数のヘッドチップを有し、ディスクの規格に合
わせてそれぞれが独立に動作する。ところが、図9のよ
うに、上位ヘッド2が高トラック密度の記録媒体4に対
して動作している際にも、下位ヘッド3が複数の信号ト
ラック5上に位置しているため、下位ヘッド3でもデー
タ信号やサーボ信号などを再生し、そのいくらかがヘッ
ド間のクロストーク6によって上位ヘッド2に漏れ込
み、上位ヘッド2で再生した信号に重畳される。
ッドは、例えばトラック密度の異なる複数の記録媒体に
対して記録再生を行えるようにするため、図8に示すよ
うに、トラック密度の異なる上位ヘッド2、下位ヘッド
3など複数のヘッドチップを有し、ディスクの規格に合
わせてそれぞれが独立に動作する。ところが、図9のよ
うに、上位ヘッド2が高トラック密度の記録媒体4に対
して動作している際にも、下位ヘッド3が複数の信号ト
ラック5上に位置しているため、下位ヘッド3でもデー
タ信号やサーボ信号などを再生し、そのいくらかがヘッ
ド間のクロストーク6によって上位ヘッド2に漏れ込
み、上位ヘッド2で再生した信号に重畳される。
【0004】トラック密度の高い上位ヘッド2などは、
記録媒体4上で所望の信号トラック5に位置決めするた
めには、例えばセクタサーボ方式などを用いている。図
10はセクタサーボ方式の一例を示したものであるが、
上位ヘッド2を例えば信号トラック5gに位置決めしよ
うとした場合、例えばトラック番号やセクタ番号などの
情報を記録したサーボ信号S7を検知して上位ヘッド2
を所望のトラック位置に移動させ、サーボ信号Aおよび
Bを検知して、その信号差を検知することによって正確
なヘッド位置決めの微調整を行っている。
記録媒体4上で所望の信号トラック5に位置決めするた
めには、例えばセクタサーボ方式などを用いている。図
10はセクタサーボ方式の一例を示したものであるが、
上位ヘッド2を例えば信号トラック5gに位置決めしよ
うとした場合、例えばトラック番号やセクタ番号などの
情報を記録したサーボ信号S7を検知して上位ヘッド2
を所望のトラック位置に移動させ、サーボ信号Aおよび
Bを検知して、その信号差を検知することによって正確
なヘッド位置決めの微調整を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気ヘッドは以
上のように構成されているので、上位ヘッド2を正確な
トラック位置に位置決めするためにサーボ信号A,Bの
差を検知しようとした場合、下位ヘッドでも複数のサー
ボ信号A,Bを再生しており、クロストークとなって上
位ヘッドの信号に重畳され、本来上位ヘッドで検知しよ
うとするサーボ信号A,Bを狂わせ、正確なヘッド位置
を検知するのが困難となり、位置決め誤差が大きくなる
などの問題点があった。
上のように構成されているので、上位ヘッド2を正確な
トラック位置に位置決めするためにサーボ信号A,Bの
差を検知しようとした場合、下位ヘッドでも複数のサー
ボ信号A,Bを再生しており、クロストークとなって上
位ヘッドの信号に重畳され、本来上位ヘッドで検知しよ
うとするサーボ信号A,Bを狂わせ、正確なヘッド位置
を検知するのが困難となり、位置決め誤差が大きくなる
などの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、クロストークによるサーボ信号
の狂いを防止し、ヘッド位置決め誤差を小さくした高性
能な磁気ヘッド及び磁気ディスク装置を得ることを目的
とする。
ためになされたもので、クロストークによるサーボ信号
の狂いを防止し、ヘッド位置決め誤差を小さくした高性
能な磁気ヘッド及び磁気ディスク装置を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る磁気ヘ
ッドは、トラック幅の大きい方の下位ヘッドのトラック
幅を、上位ヘッドのトラックピッチに対してほぼ偶数倍
としたものである。
ッドは、トラック幅の大きい方の下位ヘッドのトラック
幅を、上位ヘッドのトラックピッチに対してほぼ偶数倍
としたものである。
【0008】第2の発明に係る磁気ヘッドは、上位ヘッ
ドと下位ヘッドの距離を、トラック幅が大きい方の下位
ヘッドのトラックピッチに対して、ほぼ整数倍としたも
のである。
ドと下位ヘッドの距離を、トラック幅が大きい方の下位
ヘッドのトラックピッチに対して、ほぼ整数倍としたも
のである。
【0009】第3、第4の発明に係る磁気ディスク装置
は、それぞれ第1、第2の発明に係る磁気ヘッドを使用
した磁気ディスク装置である。
は、それぞれ第1、第2の発明に係る磁気ヘッドを使用
した磁気ディスク装置である。
【0010】
【作用】第1の発明における磁気ヘッドは、下位ヘッド
のトラック幅を、上位ヘッドのトラックピッチに対して
ほぼ偶数倍としたことにより、上位ヘッドの動作中に下
位ヘッドが複数のサーボ信号A,Bを再生しても、この
下位ヘッドで再生したサーボ信号A,Bの比が常に1:
1となるため、クロストークが上位ヘッドに漏れ込んだ
場合でも、上位ヘッドで検知したサーボ信号A,Bの差
を狂わせることなく、上位ヘッドで検知したサーボ信号
A,Bの差でヘッド位置決めを正確に行うことができ
る。
のトラック幅を、上位ヘッドのトラックピッチに対して
ほぼ偶数倍としたことにより、上位ヘッドの動作中に下
位ヘッドが複数のサーボ信号A,Bを再生しても、この
下位ヘッドで再生したサーボ信号A,Bの比が常に1:
1となるため、クロストークが上位ヘッドに漏れ込んだ
場合でも、上位ヘッドで検知したサーボ信号A,Bの差
を狂わせることなく、上位ヘッドで検知したサーボ信号
A,Bの差でヘッド位置決めを正確に行うことができ
る。
【0011】第2の発明における磁気ヘッドは、上位ヘ
ッドと下位ヘッドの距離を下位ヘッドのトラックピッチ
に対してほぼ整数倍としたことにより、下位ヘッドの動
作中に上位ヘッドがサーボ信号A,Bを再生しても、上
位ヘッドで再生したサーボ信号A,Bの比が1対1とな
るため、クロストークが下位ヘッドに漏れ込んだ場合で
も、下位ヘッドで検知したサーボ信号A,Bの差を狂わ
せることなく、下位ヘッドで検知したサーボ信号A,B
の差でヘッド位置決めを正確に行うことができる。
ッドと下位ヘッドの距離を下位ヘッドのトラックピッチ
に対してほぼ整数倍としたことにより、下位ヘッドの動
作中に上位ヘッドがサーボ信号A,Bを再生しても、上
位ヘッドで再生したサーボ信号A,Bの比が1対1とな
るため、クロストークが下位ヘッドに漏れ込んだ場合で
も、下位ヘッドで検知したサーボ信号A,Bの差を狂わ
せることなく、下位ヘッドで検知したサーボ信号A,B
の差でヘッド位置決めを正確に行うことができる。
【0012】第3、第4の発明における磁気ディスク装
置は、複数個のヘッドのトラック幅あるいはその間の距
離がすでに定まっているような磁気ヘッドを使用する場
合、そのトラックピッチを装置側が最適になるように設
定するものである。
置は、複数個のヘッドのトラック幅あるいはその間の距
離がすでに定まっているような磁気ヘッドを使用する場
合、そのトラックピッチを装置側が最適になるように設
定するものである。
【0013】
実施例1.以下、第1の発明の一実施例を図について説
明する。図1は本発明による磁気ヘッドのヘッドチップ
先端部分を拡大した部分拡大図、図2はこの磁気ヘッド
の動作を示す説明図である。なお、図中従来例と同一符
号は同一又は相当部分を示す。
明する。図1は本発明による磁気ヘッドのヘッドチップ
先端部分を拡大した部分拡大図、図2はこの磁気ヘッド
の動作を示す説明図である。なお、図中従来例と同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0014】図1において、この発明の実施例1は上位
ヘッド2と下位ヘッド3を近接し、一体化した磁気ヘッ
ド1の下位ヘッド3のトラック幅TWLを上位ヘッド2の
トラックピッチTPUに対し、ほぼ偶数倍としたものであ
る。
ヘッド2と下位ヘッド3を近接し、一体化した磁気ヘッ
ド1の下位ヘッド3のトラック幅TWLを上位ヘッド2の
トラックピッチTPUに対し、ほぼ偶数倍としたものであ
る。
【0015】次に動作について説明する。下位ヘッド3
のトラック幅TWLを上位ヘッド2のトラックピッチTPU
のほぼ偶数倍とすることにより、図2のように、上位ヘ
ッド2を例えば信号トラック5gに位置決めする際に、
下位ヘッド3が複数の信号トラック5b〜5e上に位置
し、信号を再生した場合でも、ヘッド位置決めに重要と
なるサーボ信号A,Bは7bと7cのサーボ信号Aと8
a斜線部と8bと8c斜線部のサーボ信号Bを再生する
ことになり、8a斜線部と8c斜線部の和が1個のサー
ボ信号Bに相当するため、サーボ信号AとBは常に1:
1の比で下位ヘッドに取り込まれる。
のトラック幅TWLを上位ヘッド2のトラックピッチTPU
のほぼ偶数倍とすることにより、図2のように、上位ヘ
ッド2を例えば信号トラック5gに位置決めする際に、
下位ヘッド3が複数の信号トラック5b〜5e上に位置
し、信号を再生した場合でも、ヘッド位置決めに重要と
なるサーボ信号A,Bは7bと7cのサーボ信号Aと8
a斜線部と8bと8c斜線部のサーボ信号Bを再生する
ことになり、8a斜線部と8c斜線部の和が1個のサー
ボ信号Bに相当するため、サーボ信号AとBは常に1:
1の比で下位ヘッドに取り込まれる。
【0016】このため、ヘッド間のクロストーク6によ
って下位ヘッド3で再生した信号のいくらかが上位ヘッ
ド2に漏れ込んだ場合でも、上位ヘッド2を正確に位置
決めするためのサーボ信号A,Bは、上位ヘッド2で再
生した信号差が正確に検知できる。
って下位ヘッド3で再生した信号のいくらかが上位ヘッ
ド2に漏れ込んだ場合でも、上位ヘッド2を正確に位置
決めするためのサーボ信号A,Bは、上位ヘッド2で再
生した信号差が正確に検知できる。
【0017】すなわち、ヘッド間クロストーク6によ
り、下位ヘッド3で再生したサーボ信号A,Bが上位ヘ
ッド2に漏れ込んだ場合でも影響を受けず、正確に上位
ヘッド2を位置決めできる。
り、下位ヘッド3で再生したサーボ信号A,Bが上位ヘ
ッド2に漏れ込んだ場合でも影響を受けず、正確に上位
ヘッド2を位置決めできる。
【0018】実施例2.上記実施例1では従来例同様、
上位ヘッド2と下位ヘッド3が近接した磁気ヘッドにつ
いて示したが、図3のように、上位ヘッド2と下位ヘッ
ド3を距離をおいて配した磁気ヘッド1についてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
上位ヘッド2と下位ヘッド3が近接した磁気ヘッドにつ
いて示したが、図3のように、上位ヘッド2と下位ヘッ
ド3を距離をおいて配した磁気ヘッド1についてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0019】実施例3.また、上記実施例1及び2では
同一ヘッド内でのクロストーク6に対する効果を示した
が、図4のように、対向面どうしのヘッド1a,1b間
においてもクロストーク6が発生するため、対向面の下
位ヘッド3のトラック幅TWLについても、上位ヘッド2
のトラックピッチTPUに対しほぼ偶数倍とすることで上
記実施例と同様の効果を奏する。
同一ヘッド内でのクロストーク6に対する効果を示した
が、図4のように、対向面どうしのヘッド1a,1b間
においてもクロストーク6が発生するため、対向面の下
位ヘッド3のトラック幅TWLについても、上位ヘッド2
のトラックピッチTPUに対しほぼ偶数倍とすることで上
記実施例と同様の効果を奏する。
【0020】実施例4.また、上記実施例1,2及び3
では上位ヘッド2と下位ヘッド3が走行方向に対して平
列に並んでいる場合を示したが、図5に示すように走行
方向に対して上位ヘッド2と下位ヘッド3が前後に並ん
でいる場合でも、上位ヘッド2のトラックピッチTPUに
対して下位ヘッド3のトラック幅TWLをほぼ偶数倍にす
ることで、上記実施例と同様の効果を奏する。なお、上
位ヘッド2と下位ヘッド3の距離Lはできるだけ小さい
ほうがよい。別な言葉でいえば、上位ヘッド2がサーボ
信号Aを再生しているとき、下位ヘッド3もサーボ信号
Aを再生できる時間が長い程よい。したがって、図5
(b)に示すように、サーボ信号A(あるいはサーボ信
号B)のトラック方向の長さをLS とすると、L<LS
であるのがよい。
では上位ヘッド2と下位ヘッド3が走行方向に対して平
列に並んでいる場合を示したが、図5に示すように走行
方向に対して上位ヘッド2と下位ヘッド3が前後に並ん
でいる場合でも、上位ヘッド2のトラックピッチTPUに
対して下位ヘッド3のトラック幅TWLをほぼ偶数倍にす
ることで、上記実施例と同様の効果を奏する。なお、上
位ヘッド2と下位ヘッド3の距離Lはできるだけ小さい
ほうがよい。別な言葉でいえば、上位ヘッド2がサーボ
信号Aを再生しているとき、下位ヘッド3もサーボ信号
Aを再生できる時間が長い程よい。したがって、図5
(b)に示すように、サーボ信号A(あるいはサーボ信
号B)のトラック方向の長さをLS とすると、L<LS
であるのがよい。
【0021】実施例5.また、図6は上位ヘッド2と下
位ヘッド3が走行方向に対して斜めに形成されたコア1
1,12からつくられた場合を示している。この場合も
TWLをTPUの偶数倍にすることにより、上記実施例と同
様の効果を奏する。
位ヘッド3が走行方向に対して斜めに形成されたコア1
1,12からつくられた場合を示している。この場合も
TWLをTPUの偶数倍にすることにより、上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0022】実施例6.次に、第2の発明の一実施例を
図7を基に説明する。図において、TPLは下位ヘッド3
のトラックピッチであり、その他は前述の実施例と同様
である。いま、下位ヘッド3がトラック5bに位置決め
しようとすると、下位ヘッド3は7a斜線部と8a上部
斜線部のサーボ信号A,Bを用いることになる。このと
き、上位ヘッド2の中心位置が下位ヘッド3の中心位置
からTPLだけ離れていれば、上位ヘッド2は7b斜線部
と8a下部斜線部のサーボ信号を再生することになりA
とBの比が1対1となる。同様に、TPLの整数倍だけ離
れている場合もAとBの比が1対1となる。このよう
に、上位ヘッド2がTPLの整数倍の位置にあるというの
は、別な言葉で言いかえれば、上位ヘッド2は下位ヘッ
ド3のトラックの中央に位置するということである。
図7を基に説明する。図において、TPLは下位ヘッド3
のトラックピッチであり、その他は前述の実施例と同様
である。いま、下位ヘッド3がトラック5bに位置決め
しようとすると、下位ヘッド3は7a斜線部と8a上部
斜線部のサーボ信号A,Bを用いることになる。このと
き、上位ヘッド2の中心位置が下位ヘッド3の中心位置
からTPLだけ離れていれば、上位ヘッド2は7b斜線部
と8a下部斜線部のサーボ信号を再生することになりA
とBの比が1対1となる。同様に、TPLの整数倍だけ離
れている場合もAとBの比が1対1となる。このよう
に、上位ヘッド2がTPLの整数倍の位置にあるというの
は、別な言葉で言いかえれば、上位ヘッド2は下位ヘッ
ド3のトラックの中央に位置するということである。
【0023】この実施例の場合はトラック幅の小さい上
位ヘッド2からトラック幅の大きい下位ヘッド3へのク
ロストークの影響を少なくするためのものであるため、
もともと影響は小さいかもしれないが、前述のように位
置させたほうがよりクロストークの影響を小さくできる
効果がある。また、下位ヘッド3が故障した場合でも、
上位ヘッド2は下位ヘッド3のトラックの中央に位置す
るように配置されているわけであるから、下位ヘッド3
の代替として上位ヘッド2を用いることも可能となる。
位ヘッド2からトラック幅の大きい下位ヘッド3へのク
ロストークの影響を少なくするためのものであるため、
もともと影響は小さいかもしれないが、前述のように位
置させたほうがよりクロストークの影響を小さくできる
効果がある。また、下位ヘッド3が故障した場合でも、
上位ヘッド2は下位ヘッド3のトラックの中央に位置す
るように配置されているわけであるから、下位ヘッド3
の代替として上位ヘッド2を用いることも可能となる。
【0024】実施例7.次に、第3、第4の発明につい
て説明する。第1、第2の発明は、トラックピッチが定
まっている場合にトラック幅やヘッドの距離を偶数倍あ
るいは整数倍とするように磁気ヘッドを設計する場合を
示したが、第3、第4の発明は、その逆に、トラック幅
が定まっていたり、ヘッドの距離が定まっている磁気ヘ
ッドを使用して、磁気ディスク装置を設計する場合に適
用することができる。すなわち、トラックピッチは、磁
気ディスク装置の制御装置で定められるものであるか
ら、同一磁気ヘッドを用いてもトラックピッチの異なる
磁気ディスク装置の設計が可能である。第3、第4の発
明はこのような場合に、トラックピッチを、クロストー
クの影響が最大限に減少するように設定するものであ
り、その原理はすでに第1、第2の発明の実施例で説明
したものと同様であり、ここではその説明を省略する。
て説明する。第1、第2の発明は、トラックピッチが定
まっている場合にトラック幅やヘッドの距離を偶数倍あ
るいは整数倍とするように磁気ヘッドを設計する場合を
示したが、第3、第4の発明は、その逆に、トラック幅
が定まっていたり、ヘッドの距離が定まっている磁気ヘ
ッドを使用して、磁気ディスク装置を設計する場合に適
用することができる。すなわち、トラックピッチは、磁
気ディスク装置の制御装置で定められるものであるか
ら、同一磁気ヘッドを用いてもトラックピッチの異なる
磁気ディスク装置の設計が可能である。第3、第4の発
明はこのような場合に、トラックピッチを、クロストー
クの影響が最大限に減少するように設定するものであ
り、その原理はすでに第1、第2の発明の実施例で説明
したものと同様であり、ここではその説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば一方の
ヘッドが動作時に、他方のヘッドで再生したサーボ信号
が、動作しているヘッドの位置決めに悪影響を与えると
いうことがなくなり、ヘッドの位置決め誤差を小さくし
て高精度に行える効果がある。
ヘッドが動作時に、他方のヘッドで再生したサーボ信号
が、動作しているヘッドの位置決めに悪影響を与えると
いうことがなくなり、ヘッドの位置決め誤差を小さくし
て高精度に行える効果がある。
【図1】第1の発明の実施例1による磁気ヘッドの部分
拡大図である。
拡大図である。
【図2】第1の発明の実施例1による磁気ヘッドの動作
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図3】第1の発明の実施例2を示す磁気ヘッドの概略
図である。
図である。
【図4】第1の発明の実施例3を示す磁気ヘッドの部分
拡大図である。
拡大図である。
【図5】第1の発明の実施例4を示す磁気ヘッドの概略
図である。
図である。
【図6】第1の発明の実施例5を示す磁気ヘッドの概略
図である。
図である。
【図7】第2の発明の実施例を示す磁気ヘッドの動作説
明図である。
明図である。
【図8】従来の磁気ヘッドを示す概略図である。
【図9】従来の磁気ヘッドの部分拡大図である。
【図10】従来の磁気ヘッドの動作を示す説明図であ
る。
る。
1 磁気ヘッド
2 上位ヘッド
3 下位ヘッド
4 記録媒体
5 信号トラック
6 クロストーク
TWU 上位ヘッドのトラック幅
TWL 下位ヘッドのトラック幅
TPU 上位ヘッドのトラックピッチ
TPL 下位ヘッドのトラックピッチ
S1〜S10 サーボ信号
A,B サーボ信号
Claims (4)
- 【請求項1】 トラック幅の異なる複数個のヘッドを有
した磁気ヘッドにおいて、トラック幅が大きい方のヘッ
ドのトラック幅を、トラック幅が小さい方のヘッドによ
り読み書きされるトラックのトラックピッチに対し、ほ
ぼ偶数倍としたことを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項2】 トラック幅の異なる複数個のヘッドを有
した磁気ヘッドにおいて、2つのヘッドの距離を、トラ
ック幅が大きい方のヘッドにより読み書きされるトラッ
クのトラックピッチのほぼ整数倍としたことを特徴とす
る磁気ヘッド。 - 【請求項3】 トラック幅の異なる複数個のヘッドを備
えた磁気ディスク装置において、トラック幅が小さい方
のヘッドにより読み書きされるトラックのトラックピッ
チを、トラック幅が大きい方のヘッドのトラック幅の、
ほぼ偶数分の1としたことを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項4】 トラック幅の異なる複数個のヘッドを備
えた磁気ディスク装置において、トラック幅が大きい方
のヘッドにより読み書きされるトラックのトラックピッ
チを、2つのヘッドの距離のほぼ整数分の1としたこと
を特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17941691A JP2833274B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気ヘッド及び磁気ディスク装置 |
GB9417710A GB2279800B (en) | 1991-04-25 | 1992-04-16 | Magnetic head apparatus |
GB9208410A GB2255221B (en) | 1991-04-25 | 1992-04-16 | Magnetic head apparatus |
DE19924213668 DE4213668C2 (de) | 1991-04-25 | 1992-04-23 | Magnetkopfanordnung |
GB9417711A GB2279801A (en) | 1991-04-25 | 1994-09-02 | Magnetic head apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17941691A JP2833274B2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 磁気ヘッド及び磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528427A true JPH0528427A (ja) | 1993-02-05 |
JP2833274B2 JP2833274B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16065487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17941691A Expired - Lifetime JP2833274B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-07-19 | 磁気ヘッド及び磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2833274B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP17941691A patent/JP2833274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2833274B2 (ja) | 1998-12-09 |
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