JPH05283999A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH05283999A JPH05283999A JP4077061A JP7706192A JPH05283999A JP H05283999 A JPH05283999 A JP H05283999A JP 4077061 A JP4077061 A JP 4077061A JP 7706192 A JP7706192 A JP 7706192A JP H05283999 A JPH05283999 A JP H05283999A
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- JP
- Japan
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- power supply
- supply potential
- bus line
- level
- output driver
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は複数の異なった駆動用電源電位を用
いる複数の出力ドライバに接続した、バスラインに関す
るもので、バスラインに与えられた高電源電位レベル
が、低電源電位で駆動する回路中の素子を劣化または破
壊させるという点について解決する。 【構成】 バスラインを、高電源電位用出力ドライバ5
0を接続したバスライン70と、低電源電位用出力ドラ
イバ60を接続したバスライン80とに分け、このバス
ライン70とバスライン80を、N−MOS91,93
及びインバータ92から成る接続手段90を介して接続
する。
いる複数の出力ドライバに接続した、バスラインに関す
るもので、バスラインに与えられた高電源電位レベル
が、低電源電位で駆動する回路中の素子を劣化または破
壊させるという点について解決する。 【構成】 バスラインを、高電源電位用出力ドライバ5
0を接続したバスライン70と、低電源電位用出力ドラ
イバ60を接続したバスライン80とに分け、このバス
ライン70とバスライン80を、N−MOS91,93
及びインバータ92から成る接続手段90を介して接続
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MOS−IC、特に
複数の異なった電源電位で駆動される複数の出力ドライ
バが接続した、バスラインに関するものである。
複数の異なった電源電位で駆動される複数の出力ドライ
バが接続した、バスラインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のバスラインの構成を示す
回路図である。このバスラインは、高電源電位用出力ド
ライバ10及び低電源電位用出力ドライバ20を有し、
それら出力ドライバ10と出力ドライバ20とがバスラ
イン30を介して接続されている。そしてバスライン3
0には、図示されていないが、出力ドライバ10及び出
力ドライバ20によって駆動される回路が接続されてい
る。
回路図である。このバスラインは、高電源電位用出力ド
ライバ10及び低電源電位用出力ドライバ20を有し、
それら出力ドライバ10と出力ドライバ20とがバスラ
イン30を介して接続されている。そしてバスライン3
0には、図示されていないが、出力ドライバ10及び出
力ドライバ20によって駆動される回路が接続されてい
る。
【0003】低電源電位用出力ドライバ20と高電源電
位用出力ドライバ10は、図示されていないコントロー
ル手段によって、相補的にイネーブル(活性化)/ディ
ゼーブル(非活性化)状態となるようコントロールされ
ている。
位用出力ドライバ10は、図示されていないコントロー
ル手段によって、相補的にイネーブル(活性化)/ディ
ゼーブル(非活性化)状態となるようコントロールされ
ている。
【0004】高電源電位用出力ドライバ10は、例えば
5Vの電源電位VDDとグランド電位GNDとの間に直列
接続されたPチャンネルMOSトランジスタ11(以
下、P−MOSという)と、NチャンネルMOSトラン
ジスタ12(以下、N−MOSという)とでCMOS
(相補型MOS)構成されている。P−MOS11は信
号V11により、N−MOS12は信号V12により、
それぞれ相補的にオン・オフ動作し、バスライン30上
に“H”レベルまたは“L”レベルの電位を供給する回
路である。
5Vの電源電位VDDとグランド電位GNDとの間に直列
接続されたPチャンネルMOSトランジスタ11(以
下、P−MOSという)と、NチャンネルMOSトラン
ジスタ12(以下、N−MOSという)とでCMOS
(相補型MOS)構成されている。P−MOS11は信
号V11により、N−MOS12は信号V12により、
それぞれ相補的にオン・オフ動作し、バスライン30上
に“H”レベルまたは“L”レベルの電位を供給する回
路である。
【0005】低電源電位用出力ドライバ20は、例えば
IC内部で発生された3.3Vの電源電位VCCとグラン
ド電位GNDとの間に直列接続されたP−MOS21と
N−MOS22とでCMOS構成されている。この低電
源電位用出力ドライバ20は、P−MOS21は信号V
21により、N−MOS22は信号V22により、それ
ぞれ相補的にオン・オフ動作し、バスライン30上に
“H”レベルまたは“L”レベルの電位を供給する回路
である。
IC内部で発生された3.3Vの電源電位VCCとグラン
ド電位GNDとの間に直列接続されたP−MOS21と
N−MOS22とでCMOS構成されている。この低電
源電位用出力ドライバ20は、P−MOS21は信号V
21により、N−MOS22は信号V22により、それ
ぞれ相補的にオン・オフ動作し、バスライン30上に
“H”レベルまたは“L”レベルの電位を供給する回路
である。
【0006】次に、この回路の動作を説明する。
【0007】出力ドライバ10の信号V11及び、信号
V12に“H”レベルが与えられると、P−MOS11
はオフし、N−MOS12はオンする。一方、コントロ
ール手段によって出力ドライバ20の信号V21に
“H”レベルが、信号V22には“L”レベルが与えら
れる。その結果、P−MOS21及びN−MOS22は
共にオフとなり、出力ドライバ20はディゼーブル状態
となる。そして、イネーブル状態となっている出力ドラ
イバ10によって、バスライン30には“L”レベルが
得られる。
V12に“H”レベルが与えられると、P−MOS11
はオフし、N−MOS12はオンする。一方、コントロ
ール手段によって出力ドライバ20の信号V21に
“H”レベルが、信号V22には“L”レベルが与えら
れる。その結果、P−MOS21及びN−MOS22は
共にオフとなり、出力ドライバ20はディゼーブル状態
となる。そして、イネーブル状態となっている出力ドラ
イバ10によって、バスライン30には“L”レベルが
得られる。
【0008】また、信号V11及び信号V12に“L”
レベルが与えられるとき、コントロール手段によって信
号V21には“H”レベルが、信号V22には“L”レ
ベルが各々与えられる。その結果、P−MOS21及び
N−MOS22は共にオフとなり、出力ドライバ20は
ディゼーブル状態となる。そして、イネーブル状態とな
っている出力ドライバ10によって、バスライン30に
は“H”レベルが得られる。逆に、コントロール手段に
よって信号V11に“H”レベル及び、信号V12には
“L”レベルが与えられたときは、低電源電位用出力ド
ライバ20がイネーブルとなり、バスライン30の論理
レベルを決定する。
レベルが与えられるとき、コントロール手段によって信
号V21には“H”レベルが、信号V22には“L”レ
ベルが各々与えられる。その結果、P−MOS21及び
N−MOS22は共にオフとなり、出力ドライバ20は
ディゼーブル状態となる。そして、イネーブル状態とな
っている出力ドライバ10によって、バスライン30に
は“H”レベルが得られる。逆に、コントロール手段に
よって信号V11に“H”レベル及び、信号V12には
“L”レベルが与えられたときは、低電源電位用出力ド
ライバ20がイネーブルとなり、バスライン30の論理
レベルを決定する。
【0009】以上のように、バスライン30の論理レベ
ルは、高電源電位用出力ドライバ10または低電源電位
用出力ドライバ20のいずれか一方が決定するように動
作する。
ルは、高電源電位用出力ドライバ10または低電源電位
用出力ドライバ20のいずれか一方が決定するように動
作する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のバスラインでは、高電源電位用出力ドライバ10に
おいて、バスライン30の論理レベルが“H”レベルに
決定されると、バスライン30上に高電源電位レベルの
“H”レベルが与えられるため、ディゼーブルされてい
る低電源電位用出力ドライバ20のPチャンネルのドレ
イン−サブストレート間が形成するダイオードやP−M
OS21等の、低電源電位で駆動するのに適した回路の
素子に大電流がバスライン30から流れ込み、上記素子
を劣化または破壊させるという問題があった。
成のバスラインでは、高電源電位用出力ドライバ10に
おいて、バスライン30の論理レベルが“H”レベルに
決定されると、バスライン30上に高電源電位レベルの
“H”レベルが与えられるため、ディゼーブルされてい
る低電源電位用出力ドライバ20のPチャンネルのドレ
イン−サブストレート間が形成するダイオードやP−M
OS21等の、低電源電位で駆動するのに適した回路の
素子に大電流がバスライン30から流れ込み、上記素子
を劣化または破壊させるという問題があった。
【0011】この発明は、前記従来の装置が持ってい
た、バスラインに与えられた高電源電位レベルが、低電
源電位で駆動する回路中の素子を劣化または破壊させる
という点について解決した、バスラインの構成を提供す
るものである。
た、バスラインに与えられた高電源電位レベルが、低電
源電位で駆動する回路中の素子を劣化または破壊させる
という点について解決した、バスラインの構成を提供す
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、高電源電位
用出力ドライバと低電源電位用出力ドライバが接続され
たバスラインに於いて、まず高電源電位用出力ドライバ
を接続した高電源電位用バスラインと、低電源電位用出
力ドライバを接続した低電源電位用バスラインとに分
け、少なくとも前記高電源電位用出力ドライバによって
高電源電位用バスラインの論理レベルが“H”レベルに
なるときに、高電源電位用バスラインと低電源電位用バ
スラインを、トランジスタを介して電気的に接続する接
続手段を設けたものである。
用出力ドライバと低電源電位用出力ドライバが接続され
たバスラインに於いて、まず高電源電位用出力ドライバ
を接続した高電源電位用バスラインと、低電源電位用出
力ドライバを接続した低電源電位用バスラインとに分
け、少なくとも前記高電源電位用出力ドライバによって
高電源電位用バスラインの論理レベルが“H”レベルに
なるときに、高電源電位用バスラインと低電源電位用バ
スラインを、トランジスタを介して電気的に接続する接
続手段を設けたものである。
【0013】
【作用】電源電位用出力ドライバによって、高電源電位
用バスラインの論理レベルが決定されている時、高電源
電位用バスラインが“H”レベルすなわち高電源電位と
なっていると、接続手段が有するトランジスタのしきい
値電位だけ下がったレベルが、低電源電位用バスライン
に得られる。前記のトランジスタは、出力ドライバとは
別の素子で構成されているので、しきい値電位を最適化
することが可能である。よって、低電源電位用バスライ
ンには高電源電位が印加されることはなく、高電源電位
用出力ドライバの出力レベルが、低電源電位用バスライ
ン上に低電源電位の“H”と“L”のレベルとして表さ
れる。
用バスラインの論理レベルが決定されている時、高電源
電位用バスラインが“H”レベルすなわち高電源電位と
なっていると、接続手段が有するトランジスタのしきい
値電位だけ下がったレベルが、低電源電位用バスライン
に得られる。前記のトランジスタは、出力ドライバとは
別の素子で構成されているので、しきい値電位を最適化
することが可能である。よって、低電源電位用バスライ
ンには高電源電位が印加されることはなく、高電源電位
用出力ドライバの出力レベルが、低電源電位用バスライ
ン上に低電源電位の“H”と“L”のレベルとして表さ
れる。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例の構成を示
したブロック図である。バスライン70は高電源電位用
出力ドライバ50を有し、バスライン80は低電源電位
用出力ドライバ60を有している。そして、バスライン
70とバスライン80は、N−MOS91,93及びイ
ンバータ92から成る接続手段90を介して接続されて
いる。N−MOS91のゲート端子及びソース端子は、
バスライン70に接続されており、ドレイン端子はバス
ライン80に接続されている。インバータ92の入力端
子はバスライン70に接続されている。また、インバー
タ92の出力端子は、N−MOS93のゲート端子に接
続されており、N−MOS93のソース端子及びドレイ
ン端子はそれぞれ、バスライン70,バスライン80に
接続されている。
したブロック図である。バスライン70は高電源電位用
出力ドライバ50を有し、バスライン80は低電源電位
用出力ドライバ60を有している。そして、バスライン
70とバスライン80は、N−MOS91,93及びイ
ンバータ92から成る接続手段90を介して接続されて
いる。N−MOS91のゲート端子及びソース端子は、
バスライン70に接続されており、ドレイン端子はバス
ライン80に接続されている。インバータ92の入力端
子はバスライン70に接続されている。また、インバー
タ92の出力端子は、N−MOS93のゲート端子に接
続されており、N−MOS93のソース端子及びドレイ
ン端子はそれぞれ、バスライン70,バスライン80に
接続されている。
【0015】低電源電位用出力ドライバ60と高電源電
位用出力ドライバ50は、図示されていないコントロー
ル手段によって、相補的にイネーブル(活性化)/ディ
ゼーブル(非活性化)状態となるようコントロールされ
ている。
位用出力ドライバ50は、図示されていないコントロー
ル手段によって、相補的にイネーブル(活性化)/ディ
ゼーブル(非活性化)状態となるようコントロールされ
ている。
【0016】高電源電位用出力ドライバ50は、例えば
5Vの電源電位VDDとグランド電位GNDとの間に直列
接続されたP−MOS51とN−MOS52とでCMO
S構成されている。
5Vの電源電位VDDとグランド電位GNDとの間に直列
接続されたP−MOS51とN−MOS52とでCMO
S構成されている。
【0017】低電源電位用出力ドライバ60は、例えば
3.3Vの電源電位VCCとグランド電位GNDとの間に
直列接続されたP−MOS61とN−MOS62とでC
MOS構成されている。
3.3Vの電源電位VCCとグランド電位GNDとの間に
直列接続されたP−MOS61とN−MOS62とでC
MOS構成されている。
【0018】そして図示されていないが、バスライン7
0には高電源電位用出力ドライバ50で駆動するのが適
当な回路が接続され、バスライン80には低電源電位用
出力ドライバ60で駆動するのが適当な回路が接続され
ている。
0には高電源電位用出力ドライバ50で駆動するのが適
当な回路が接続され、バスライン80には低電源電位用
出力ドライバ60で駆動するのが適当な回路が接続され
ている。
【0019】次に、この実施例の動作を説明する。低電
源電位用出力ドライバ60の信号V61及び、信号V6
2に“H”レベルが与えられると、P−MOS61はオ
フし、N−MOS62はオンする。一方、コントロール
手段によって高電源電位用出力ドライバ50の信号V5
1に“H”レベルが、そしてV52に“L”レベルが与
えられる。その結果、P−MOS51及びN−MOS5
2は共にオフとなり、出力ドライバ60によってバスラ
イン80には、“L”レベルが与えられる。
源電位用出力ドライバ60の信号V61及び、信号V6
2に“H”レベルが与えられると、P−MOS61はオ
フし、N−MOS62はオンする。一方、コントロール
手段によって高電源電位用出力ドライバ50の信号V5
1に“H”レベルが、そしてV52に“L”レベルが与
えられる。その結果、P−MOS51及びN−MOS5
2は共にオフとなり、出力ドライバ60によってバスラ
イン80には、“L”レベルが与えられる。
【0020】また、信号V61及び信号V62に“L”
レベルが与えられると、コントロール手段によって、信
号V51には“H”レベルが、そして信号V52には
“L”レベルが与えられ、出力ドライバ60によって、
バスライン80には“H”レベルが得られる。
レベルが与えられると、コントロール手段によって、信
号V51には“H”レベルが、そして信号V52には
“L”レベルが与えられ、出力ドライバ60によって、
バスライン80には“H”レベルが得られる。
【0021】逆に、コントロール手段によって、低電源
電位用出力ドライバ60の信号V61が“H”レベルで
信号V62が“L”レベルに決定されている時は高電源
電位用出力ドライバ50がイネーブルとなり、バスライ
ン70の論理レベルを決定する。この時、バスライン7
0が“H”レベルすなわち高電源電位となっていると、
N−MOS91のしきい値電位Vtだけ下がったレベル
が、バスライン80に得られる。N−MOS91は、出
力ドライバ50,60とは別の素子で構成されているの
で、しきい値電位Vtを最適化して、VDD−Vt=VCC
の関係を満たす構成を選択することが可能である。
電位用出力ドライバ60の信号V61が“H”レベルで
信号V62が“L”レベルに決定されている時は高電源
電位用出力ドライバ50がイネーブルとなり、バスライ
ン70の論理レベルを決定する。この時、バスライン7
0が“H”レベルすなわち高電源電位となっていると、
N−MOS91のしきい値電位Vtだけ下がったレベル
が、バスライン80に得られる。N−MOS91は、出
力ドライバ50,60とは別の素子で構成されているの
で、しきい値電位Vtを最適化して、VDD−Vt=VCC
の関係を満たす構成を選択することが可能である。
【0022】また、バスライン70が“L”レベルすな
わちGND電位となっているとき、インバータ92を介
してN−MOS93のゲート端子が“H”レベルとな
り、N−MOS93がオン状態となる。すると、バスラ
イン70とバスライン80は導通し、バスライン80に
も“L”レベルすなわちGND電位が入力される。
わちGND電位となっているとき、インバータ92を介
してN−MOS93のゲート端子が“H”レベルとな
り、N−MOS93がオン状態となる。すると、バスラ
イン70とバスライン80は導通し、バスライン80に
も“L”レベルすなわちGND電位が入力される。
【0023】以上の動作により、バスライン80には高
電源電位は印加されず、低電源電位用出力ドライバ60
のP−MOS61等の、低電源電位で駆動する回路中の
素子の劣化や破壊を防ぐことが出来る。また、高電源電
位用出力ドライバ50の出力レベルが、バスライン80
上に低電源電位の“H”と“L”のレベルとして表され
るので、バスライン80に接続された低電源電位用出力
ドライバで駆動するのが適当な回路であっても、高電源
電位用出力ドライバ50によって駆動することができ
る。
電源電位は印加されず、低電源電位用出力ドライバ60
のP−MOS61等の、低電源電位で駆動する回路中の
素子の劣化や破壊を防ぐことが出来る。また、高電源電
位用出力ドライバ50の出力レベルが、バスライン80
上に低電源電位の“H”と“L”のレベルとして表され
るので、バスライン80に接続された低電源電位用出力
ドライバで駆動するのが適当な回路であっても、高電源
電位用出力ドライバ50によって駆動することができ
る。
【0024】図4に、この発明を用いた場合の、高電源
電位用バスラインと低電源電位用バスラインの電位の変
化の関係を示す。この図中では、縦軸が電圧(V),横
軸が時間(ns)であり、低電源電位用出力ドライバが
ディゼーブル、高電源電位用出力ドライバがイネーブル
の時のバスラインの電位の変化を表したものである。図
に於いて、高電源電位用バスラインの電位の変化を□で
表し、この高電源電位用バスラインの変化による低電源
電位用バスラインの変化を■で表す。図からも明らかな
ように、高電源電位用バスラインが“H”レベル(5
V)の時、低電源電位用バスラインには低電源電位用の
“H”レベル(3.3V)が印加されている。
電位用バスラインと低電源電位用バスラインの電位の変
化の関係を示す。この図中では、縦軸が電圧(V),横
軸が時間(ns)であり、低電源電位用出力ドライバが
ディゼーブル、高電源電位用出力ドライバがイネーブル
の時のバスラインの電位の変化を表したものである。図
に於いて、高電源電位用バスラインの電位の変化を□で
表し、この高電源電位用バスラインの変化による低電源
電位用バスラインの変化を■で表す。図からも明らかな
ように、高電源電位用バスラインが“H”レベル(5
V)の時、低電源電位用バスラインには低電源電位用の
“H”レベル(3.3V)が印加されている。
【0025】図3は、この発明の第2の実施例の接続手
段90aの構成を示す回路図である。この接続手段90
aは、前記第1の実施例と同様の構成からなる高電源電
位用出力ドライバ50と低電源電位用出力ドライバ60
に接続している。そして、この接続手段90aは、バス
ライン70とバスライン80を、C−MOS91a,N
−MOS93及びインバータ92によって接続してい
る。C−MOS91aのゲート端子及びソース端子は、
バスライン80に接続しており、ドレイン端子はバスラ
イン70に接続している。インバータ92の入力端子は
バスライン70に接続している。また、インバータ92
の出力端子は、N−MOS93のゲート端子に接続され
ている。N−MOS93のソース端子及びドレイン端子
はそれぞれ、バスライン70,バスライン80に接続さ
れている。
段90aの構成を示す回路図である。この接続手段90
aは、前記第1の実施例と同様の構成からなる高電源電
位用出力ドライバ50と低電源電位用出力ドライバ60
に接続している。そして、この接続手段90aは、バス
ライン70とバスライン80を、C−MOS91a,N
−MOS93及びインバータ92によって接続してい
る。C−MOS91aのゲート端子及びソース端子は、
バスライン80に接続しており、ドレイン端子はバスラ
イン70に接続している。インバータ92の入力端子は
バスライン70に接続している。また、インバータ92
の出力端子は、N−MOS93のゲート端子に接続され
ている。N−MOS93のソース端子及びドレイン端子
はそれぞれ、バスライン70,バスライン80に接続さ
れている。
【0026】第2の実施例の動作も、第1の実施例と同
様であり、C−MOS91aを用いているので、第1の
実施例よりも安定した動作を行い、バスライン80には
高電源電位が印加されることはないので、低電源電位に
よって駆動する回路中の素子の、劣化や破壊を防ぐこと
が出来る。
様であり、C−MOS91aを用いているので、第1の
実施例よりも安定した動作を行い、バスライン80には
高電源電位が印加されることはないので、低電源電位に
よって駆動する回路中の素子の、劣化や破壊を防ぐこと
が出来る。
【0027】上記各実施例では、また、バスライン70
が“L”レベルとなっているとき、バスライン80にも
“L”レベルを入力するために、インバータ92を介し
てバスライン70とゲート端子を接続したN−MOS9
3を用いている。しかし、この発明の構成はこれに限定
されるものではなく、インバータ92を設けることなく
直接バスライン70とゲート端子を接続するP−MOS
を用いてもよい。このときは、バスライン70が“L”
レベルの時、ゲート端子も“L”レベルとなり、P−M
OSがオン状態となる。すると、バスライン70とバス
ライン80は導通し、バスライン80にも“L”レベル
がすなわちGND電位が入力される。
が“L”レベルとなっているとき、バスライン80にも
“L”レベルを入力するために、インバータ92を介し
てバスライン70とゲート端子を接続したN−MOS9
3を用いている。しかし、この発明の構成はこれに限定
されるものではなく、インバータ92を設けることなく
直接バスライン70とゲート端子を接続するP−MOS
を用いてもよい。このときは、バスライン70が“L”
レベルの時、ゲート端子も“L”レベルとなり、P−M
OSがオン状態となる。すると、バスライン70とバス
ライン80は導通し、バスライン80にも“L”レベル
がすなわちGND電位が入力される。
【0028】また、上記各実施例では、低電源電位用バ
スラインに接続された回路を、高電源電位用出力ドライ
バで駆動するために、接続手段90或いは90aを用い
ているが、同時に、高電源電位用バスラインに接続され
た回路を低電源電位用出力ドライバで駆動するために、
上記接続手段もう一つバスラインとの接続関係を逆にし
て設けてもよい。この場合、低電源電位用バスラインが
“H”レベルとなっても、高電源電位用バスラインは、
VCC<VDDの関係をから、高電源電位の“H”レベルに
はならないが、しきい値電位Vtを最小に抑えることに
よって低下する電位を最小に抑えれば、高電源電位用の
バスラインに接続された、高電源電位用出力ドライバで
駆動するのに適した回路を駆動することも可能である。
このときは、VCC<VDDの関係から、高電源電位用バス
ラインに接続された高電源電位で駆動する回路中の素子
の、劣化や破壊については考える必要はない。
スラインに接続された回路を、高電源電位用出力ドライ
バで駆動するために、接続手段90或いは90aを用い
ているが、同時に、高電源電位用バスラインに接続され
た回路を低電源電位用出力ドライバで駆動するために、
上記接続手段もう一つバスラインとの接続関係を逆にし
て設けてもよい。この場合、低電源電位用バスラインが
“H”レベルとなっても、高電源電位用バスラインは、
VCC<VDDの関係をから、高電源電位の“H”レベルに
はならないが、しきい値電位Vtを最小に抑えることに
よって低下する電位を最小に抑えれば、高電源電位用の
バスラインに接続された、高電源電位用出力ドライバで
駆動するのに適した回路を駆動することも可能である。
このときは、VCC<VDDの関係から、高電源電位用バス
ラインに接続された高電源電位で駆動する回路中の素子
の、劣化や破壊については考える必要はない。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よればバスラインを、高電源電位用出力ドライバに接続
された高電源電位用バスラインと、低電源電位用出力ド
ライバに接続された低電源電位用バスラインに分離し、
接続手段によってトランジスタを介して接続したので、
前記トランジスタのしきい値を調整すれば、高電源電位
用バスラインに高電源電位の“H”レベルが印加された
ときでも低電源電位用バスラインには低電源電位の
“H”レベルが印加されるだけなので、低電源電位用バ
スラインに接続された低電源電位で駆動する回路中の素
子の破壊や劣化を防止することが出来る。
よればバスラインを、高電源電位用出力ドライバに接続
された高電源電位用バスラインと、低電源電位用出力ド
ライバに接続された低電源電位用バスラインに分離し、
接続手段によってトランジスタを介して接続したので、
前記トランジスタのしきい値を調整すれば、高電源電位
用バスラインに高電源電位の“H”レベルが印加された
ときでも低電源電位用バスラインには低電源電位の
“H”レベルが印加されるだけなので、低電源電位用バ
スラインに接続された低電源電位で駆動する回路中の素
子の破壊や劣化を防止することが出来る。
【図1】この発明の第1の実施例の構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図2】従来のバスラインの構成を示した回路図であ
る。
る。
【図3】この発明の第2の実施例の接続手段の構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】この発明に係る回路の、低電源電位用出力ドラ
イバがディゼーブル,高電源電位用出力ドライバがイネ
ーブルの時の、高電源電位用バスラインと低電源電位用
バスラインの電位の変化を表したものである。
イバがディゼーブル,高電源電位用出力ドライバがイネ
ーブルの時の、高電源電位用バスラインと低電源電位用
バスラインの電位の変化を表したものである。
50 高電源電位用出力ドライバ 60 低電源電位用出力ドライバ 70,80 バスライン 90 接続手段 91,93 N−MOSトランジスタ 92 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/40 7341−5K H04L 11/00 320
Claims (1)
- 【請求項1】 高電源電位で駆動する高電源電位用出力
ドライバと、 前記高電源電位よりも低い低電源電位で駆動する低電源
電位用出力ドライバと、 前記高電源電位用出力ドライバによって前記高電源電位
の“H”レベルまたは“L”レベルの電位が供給される
高電源電位用バスラインと、 前記低電源電位用出力ドライバによって前記低電源電位
の“H”レベルまたは“L”レベルの電位が供給される
低電源電位用バスラインと、 少なくとも前記高電源電位用出力ドライバによって前記
高電源電位用バスラインの論理レベルが前記“H”レベ
ルとされたときに前記高電源電位用バスラインと前記低
電源電位用バスラインをトランジスタを介して電気的に
接続する接続手段とを有することを特徴とする半導体装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077061A JPH05283999A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4077061A JPH05283999A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283999A true JPH05283999A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13623282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4077061A Pending JPH05283999A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05283999A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08227394A (ja) * | 1994-07-05 | 1996-09-03 | Monolithic Syst Technol Inc | データ処理システム及びその動作方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4077061A patent/JPH05283999A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08227394A (ja) * | 1994-07-05 | 1996-09-03 | Monolithic Syst Technol Inc | データ処理システム及びその動作方法 |
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