JP2996817B2 - ドライバ回路 - Google Patents

ドライバ回路

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JP2996817B2
JP2996817B2 JP4320476A JP32047692A JP2996817B2 JP 2996817 B2 JP2996817 B2 JP 2996817B2 JP 4320476 A JP4320476 A JP 4320476A JP 32047692 A JP32047692 A JP 32047692A JP 2996817 B2 JP2996817 B2 JP 2996817B2
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
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    • H03K17/102Modifications for increasing the maximum permissible switched voltage in field-effect transistor switches

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  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライバ回路に関し、
特に、半導体素子の微細化に伴う耐圧の低下に着目し、
出力回路において素子耐圧以上の出力特性を確保するの
に用いられるドライバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のドライバ回路の回路図であ
り、特にソースタイプドライバ回路の構成を例示するも
のである。以下の説明において、符号M/Qを用いたト
ランジスタは、電界効果トランジスタ/バイポーラトラ
ンジスを示す。図に示すように、集積回路ICの電源端
子VCCには5ボルトの高電位電源Vccが供給されて
おり、ドライバ出力端子D1、D2、D3…を通じて外
部の回路を駆動するように構成される。ここで、例え
ば、ドライバ出力端子D3は、PNP型バイポーラトラ
ンジスタQ14のベースに接続される。このトランジス
タQ14のコレクタは出力端子Out4に接続される。
トランジスタQ14のエミッタは高電位電源Vccに接
続され、ベースは抵抗R14を介して高電位電源Vcc
に接続される。トランジスタQ14のコレクタに接続さ
れる出力端子Out4には、負荷として負荷抵抗RLが
接続される。ちなみに、トランジスタQ14、抵抗R1
4、出力端子Out4は、集積回路ICの外付け回路と
して、ディスクリート部品で構成される。
【0003】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。集積回路ICはその機能素子を集積回
路化しており、高電位電源Vccから電源端子VCCに
電源の供給を受けながら、予め定められた各種の機能を
内部で実行する。表示、印刷、駆動等のために外部に信
号を出力する場合、ドライバ出力端子D1、D2、D3
…を介して駆動信号を出力する。
【0004】なお、集積回路ICのドライバ出力端子D
3の駆動対象が、例えば負荷抵抗RLであるとする。さ
らに、ドライバ出力端子D3の駆動能力が負荷抵抗RL
を駆動するのに十分であるとする。このようなときに
は、これらを直接接続して、集積回路ICから負荷抵抗
RLに必要な駆動電流を供給するようにすればよい。
【0005】ところが、集積回路ICの微細化等に起因
して、その駆動能力が負荷抵抗RLを駆動するのに十分
でない場合もある。この場合には、集積回路ICの外部
に、ディスクリート部品で組んだドライバ回路を配置す
る必要がある。
【0006】このような目的で設けられたのが、トラン
ジスタQ14である。今、ドライバ出力端子D3がハイ
レベルであるとする。トランジスタQ14のベースは、
抵抗R14を介して高電位電源Vccに吊られている。
このため、トランジスタQ14はオフ状態である。この
場合、出力端子Out4から負荷抵抗RLに対して、電
流は供給されない。
【0007】これに対して、ドライバ出力端子D3がロ
ウレベルになると、トランジスタQ14のエミッタか
ら、ベースを通じて、ドライバ出力端子D3にベース電
流が流れる。これにより、トランジスタQ14がオンし
て、そのエミッタとコレクタの間が導通する。その結
果、高電位電源VccからトランジスタQ14を通して
電流が流れ、出力端子Out4から負荷抵抗RLに負荷
電流が供給される。
【0008】つまり、集積回路ICのドライバ出力端子
D3に、トランジスタQ14をオンさせるのに十分な程
度の、ベース電流の引き込み能力があれば、負荷抵抗R
Lを駆動することができる。
【0009】このような回路方式では、集積回路ICの
ドライバ出力端子D1、D2、D3…3は、外付けのP
NP型トランジスタを駆動できる程度のものであればよ
い。つまり、集積回路ICは他の回路を直接駆動するよ
うにはなっていなくてもよく、それほど大きな耐圧を必
要としない。一方、外部に接続されるPNP型トランジ
スタはディスクリート部品であり、耐圧に関しては問題
ない。このため、外部にディスクリート部品を接続して
集積回路ICの駆動能力を補う方法は、駆動能力の小さ
な集積回路で、大きな駆動力を得るために広く用いられ
てきた。
【0010】しかしながら、PNP型トランジスタは一
般にhfeが低い。このため、大きな駆動電流を得よう
とすると、十分大きなベース電流を供給する必要があ
る。このため、出力端子Out4から負荷抵抗RLに対
して大きな駆動電流を供給しようとすると、当然集積回
路ICのドライバ出力端子D1、D2、D3…における
電流の増大が考えられ、結局は消費電力の増大が問題と
なってくる。また、外付けとしてディスクリート部品を
接続しなければならない点もこの構成の大きな問題点で
ある。
【0011】これに対して、集積回路内部に設けたトラ
ンジスタの導通、非導通を通じて負荷を直接駆動するよ
うなソースタイプドライバの回路方式も知られている。
【0012】図5はかかる従来のドライバ回路の回路図
である。図に示すように、NチャンネルMOS型トラン
ジスタM15、M25は直列に接続されている。トラン
ジスタM25のソースは接地されている。トランジスタ
M15のドレインは、抵抗R15を介して電源VDDに
接続されると共に、Pチャンネル型トランジスタM35
のゲートに接続される。トランジスタM35のソースは
電源VDDに接続され、ドレインは出力端子Outに接
続される。出力端子Outには負荷としての負荷抵抗R
Lが接続される。
【0013】ちなみに、図5の回路は、集積回路の中に
集積化して組み込まれる。そして、トランジスタM1
5、M25のゲートを、集積回路内部の動作に基づき制
御することにより、トランジスタM35のゲートが制御
される。トランジスタM35は、トランジスタM15、
M25がオフしている時は、そのゲートに抵抗R15を
介して電源VDDの電圧がかかっているので、オフ状態
となる。このときには、出力端子Outに接続される負
荷抵抗RLには電流は流れない。
【0014】これに対して、トランジスタM15、M2
5がオン状態になると、トランジスタM35のゲートは
グランドレベルとなるので、オンする。その結果、電源
VDDからトランジスタM35を通じて、出力端子Ou
tから負荷抵抗RLに駆動電流が流れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のドライバ回路装
置は、以上のように構成されていたので、集積回路外部
にディスクリートなドライバ回路を配置する必要がな
く、集積回路内部のトランジスタM35により負荷抵抗
RLを直接駆動するという非常にシンプルな構成にでき
るという利点がある。この反面、トランジスタM35が
オフしている時には、トランジスタM35には、電源V
DDと他の回路の電圧、例えば電源電圧が加わり、耐圧
的に問題がある。
【0016】本発明は、上記のような従来技術の問題を
解消しよいとするもので、その目的は、外部部品の省略
に対してトレードオフの関係にあるデバイス耐圧の向上
を要求することなく、PチャンネルMOS型トランジス
タを基本デバイスとして、集積回路内部でソースタイプ
ドライバを構成することを可能としたドライバ回路を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のドライバ
回路は、第1の電源と、負荷を駆動するための出力端子
との間に、直列に接続された少なくとも2つの第1、第
2のスイッチング素子であって、前記第1の電源側に接
続された第1のスイッチング素子及び前記出力端子側に
接続された第2のスイッチング素子と、前記第1、第2
のスイッチング素子の接続点及び第2のスイッチング素
子のバーツクゲートに、前記第1の電源よりも低い電圧
の緩和電圧を加える、電圧発生手段と、前記第1、第2
のスイッチング素子及び前記電圧発生手段の動作を制御
する、制御手段であって、前記負荷を非駆動状態から駆
動状態にする場合には、非駆動状態で動作している前記
電圧発生手段を動作させたまま、前記第2のスイッチン
グ素子を動作させ、その後に前記第1のスイッチング素
子を動作させ、その後に前記電圧発生手段を停止させる
とともに、前記負荷を駆動状態から非駆動状態にする場
合には、前記電圧発生手段を動作させ、その後に第1の
スイッチング素子を停止させ、その後に第2のスイッチ
ング素子を停止させる、制御手段と、を備えることを特
徴とする。
【0018】本発明の第2のドライバ回路は、前記第1
のドライバ回路において、前記第1の電源と、前記第1
の電源よりも低い電圧の第2の電源との、間に接続され
た第3のスイッチング素子であって、前記第1のスイッ
チング素子の制御端子への前記第1の電源からの電源供
給を制御することにより、前記第1のスイッチング素子
の動作を制御する、第3のスイッチング素子と、前記第
1、第2のスイッチング素子の接続点と、前記第2の電
源との、間に接続された第4のスイッチング素子であっ
て、前記第2のスイッチング素子の制御端子への前記電
圧発生手段からの電源供給を制御することにより、前記
第2のスイッチング素子の動作を制御する、第4のスイ
ッチング素子と、をさらに備えることを特徴とする。
【0019】本発明の第3のドライバ回路は、前記第2
のドライバ回路において、前記第2のスイッチング素子
の動作に伴って前記出力端子に生じる電圧に対応する電
圧と予め定めた参照電圧とを比較する比較手段を、さら
に備えるとともに、前記比較手段の比較結果に基づい
て、前記第3のスイッチング素子を動作させる、ことを
特徴とする。
【0020】本発明の第4のドライバ回路は、前記第1
のドライバ回路において、前記電圧発生手段は、第1の
電源と、前記第1の電源よりも低い電圧の第2の電源と
の、間に直列に接続された第1、第2の抵抗と、第5の
スイッチング素子とを備え、前記第1、第2の抵抗の接
続点から、前記緩和電圧を前記第1、第2のスイッチン
グ素子の接続点及び前記第2のスイッチング素子のバッ
クゲートに供給するとともに、前記第5のスイッチング
素子を制御することにより、前記緩和電圧の供給を制御
する、ことを特徴とする。
【0021】本発明の第5のドライバ回路は、電源と、
負荷を駆動するための出力端子との間に、直列に接続さ
れた少なくとも2つの第1、第2のスイッチング素子
と、前記第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第
2スイッチング素子のバーツクゲートに、前記電源より
も低い電圧の緩和電圧を加える、電圧発生手段と、前記
スイッチング素子及び前記電圧発生手段の動作を制御す
る、制御手段であって、前記電圧発生手段を動作させ、
その後に前記第2スイッチング素子を動作させ、その後
に前記第1スイッチング素子を動作させるものである、
制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2のスイ
ッチング素子の動作に伴って前記出力端子に生じる電圧
に対応する電圧と予め定めた参照電圧とを比較して、そ
の比較結果に基づいて、前記第1トランジスタを動作さ
せるものである、ことを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明のドライバ回路装置においては、複数の
電界効果型のスイッチング素子をオンして出力端子に接
続される負荷を駆動するに当たり、制御手段によりスイ
ッチング素子を段階的にオンまたはオフさせながら、電
圧発生手段を制御して、少なくとも1つのスイッチング
素子のバックゲートおよびドレインに前記電源よりも低
い電位を与えることにより、個々のスイッチング素子に
耐圧以上の過大な電圧が印加されるのを抑止する。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の第1実施例に係るドライバ回
路の回路図である。図1に示すように、Pチャンネルト
ランジスタM1、M2は直列に接続される。トランジス
タM1のソースは高電位電源Vcc1に接続される。ト
ランジスタM1のドレインとトランジスタM2のソース
は相互に接続される。トランジスタM2のドレインは出
力端子Outに接続される。出力端子Outとグランド
との間には負荷抵抗RLが接続される。Nチャンネルト
ランジスタM3のゲートには、集積回路内部から、制御
信号が供給される。トランジスタM3のソースはグラン
ドに接続され、ドレインは抵抗R5を介してトランジス
タQ2のエミッタに接続される。トランジスタQ2のベ
ースには高電位電源Vcc2が接続され、コレクタは抵
抗R4、R5を介して高電位電源Vcc1に接続され
る。抵抗R3と抵抗R4の接続点には、トランジスタQ
1のベースとトランジスタQ3のエミッタが接続され
る。トランジスタQ1のコレクタは高電位電源Vcc1
に接続され、エミッタはトランジスタQ3のコレクタと
ベースとトランジスタM2のソースとトランジスタM1
のドレインとに接続される。ちなみに、例えば、高電位
電源Vcc1には12ボルト、高電位電源Vcc2には
5ボルトの電源が接続される。
【0024】抵抗R5は、トランジスタM3がオンした
時のトランジスタQ2の保護抵抗であり、抵抗R3、R
4はトランジスタM2のドレイン(バックゲート)電位
を耐圧以下にする抵抗である。なお、抵抗R3、R4、
R5の関係は以下のように設定する。
【0025】
【数1】 以上述べたような構成において、次にその動作を説明す
る。
【0026】今、負荷抵抗RLに出力端子Outから駆
動電流を供給しない状態から、負荷抵抗RLに出力端子
Outから駆動電流を供給する状態に移行する場合を考
える。このとき、トランジスタM1、M2、M3を以下
に示す順序でオンする。これは集積回路内部の論理動作
を通じて行う。
【0027】 初期状態において、トランジスタM3
のみがオン状態である。この場合、トランジスタM1、
M2はオフであり、ドライバ動作はオフの状態である。
【0028】 次の、第1の状態において、トランジ
スタM3に加えてトランジスタM2をオンする。この場
合、トランジスタM1はオフのままである。
【0029】 続く、第2の状態において、トランジ
スタM2に加えてトランジスタM1をオンする。この状
態で、ドライバ動作はオンとなる。なお、トランジスタ
M3はオフとする。
【0030】初期状態(ドライバオフ状態)では、トラ
ンジスタM3のみがオンしているので、トランジスタQ
2のエミッタには抵抗R5、トランジスタM3を通じて
ベース電流が流れて、抵抗R3、R4、R5に電流が流
れる。この場合、抵抗R4とトランジスタQ2のコレク
タの接続点の電位はほぼ高電位電源Vcc2となる。こ
のため、抵抗R3と抵抗R4の接続点の電位Vbgは
【0031】
【数2】 となる。この電圧はトランジスタQ1のベースに与えら
れるが、その結果、トランジスタQ1のエミッタには、
電位VbgからトランジスタQ1のベース、エミッタ間
電圧を引いた電圧、つまりほぼ電位Vbgに等しい電圧
が加わる。この電圧はトランジスタM2のソース(バッ
クゲート)に印加されることになる。この状態で、トラ
ンジスタM1のソースとドレイン間には、
【0032】
【数3】 なる電圧が加わり、トランジスタM2のソースとドレイ
ン間には、
【0033】
【数4】 なる電圧が加わることになるので、直接にドライバとし
て動作するトランジスタM1、M2に加わる電位を低減
することが可能であり、耐圧的な問題が解消される。
【0034】次の、第1の状態では、トランジスタM
2,3のみがオンしているので、出力端子Outにはト
ランジスタM2のドレインの電圧がそのまま出力され
る。つまり、電圧Vbgが負荷抵抗RLに印加される。
この状態でも、トランジスタM1のソース、ドレイン間
の電圧は変わらないので、耐圧上の問題は生じない。
【0035】続く、第2の状態(ドライバオン状態)で
は、トランジスタM1,2がオンしている。このため、
出力端子Outには、高電位電源Vcc1から、トラン
ジスタM1、M2のそれぞれのソースとドレイン間のオ
ン抵抗の和に起因する電圧降下分を、引いた電圧が印加
される。これがドライバのオン状態であり、負荷抵抗R
Lには負荷電流が供給される。この時は、トランジスタ
M1、M2は共にオンしているので、電圧Vbgの供給
は不要であり、トランジスタM3はオフさせる。
【0036】ちなみに、トランジスタQ3は、トランジ
スタQ1のエミッタとベースの間に、逆バイアスがかか
らないように作用する。
【0037】一方、負荷抵抗RLに負荷電流を駆動して
いる状態から、非駆動の状態にする場合について考え
る。この場合も、まったく逆のプロセスで、トランジス
タM3をオン、トランジスタM1、M2を順次オフして
行くことにより、トランジスタM1、M2に負荷抵抗R
L駆動用の大きな電源電圧が直接印加されるような状態
を防止することができる。
【0038】図2は本発明の第2実施例のドライバ回路
の回路図である。図2に示すように、出力端子Outに
は、負荷抵抗RLと並列に電圧検出用の抵抗R1、R2
が直列接続される。この抵抗R1、R2の接続点の電圧
は比較器CMPに入力される。比較器CMPには、他に
予め設定された参照電源VRの電圧が入力されている。
比較器CMPは抵抗R1、R2の接続点の電圧を参照電
源VRからの参照電圧と比較し、この比較結果を論理回
路LCの比較器入力端子CIに入力する。論理回路LC
は、比較器入力端子CIに入力される条件と、セレクト
端子SELに入力される駆動と非駆動の条件とに基づい
て、トランジスタM1、M2、M3のゲートをそれぞれ
出力端子DM1、DM2、DM3を通じて制御する。
【0039】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0040】今、非駆動状態にあって、論理回路LCは
出力端子DM1、DM2、DM3を介して、トランジス
タM1及びトランジスタM2を共にオフ状態とし、トラ
ンジスタM3のみをオン状態にしている。この状態で
は、トランジスタM1、M2には、先にも述べたよう
に、高電位電源Vcc1よりも小さな電圧しかかからな
いので、耐圧上の問題はない。
【0041】この状態で、論理回路LCのセレクト端子
SELに駆動を指示すると、論理回路LCは、出力端子
DM2を通じて、トランジスタM2をオンする。その結
果、トランジスタM2がオンする。その場合、出力端子
Outには電圧Vbgが現れる。この電圧は抵抗R1、
R2で分圧されて比較器CMPに与えられる。比較器C
MPは抵抗R1、R2による分圧電圧を参照電源VRの
参照電圧と比較して反転する。その結果、論理回路LC
は出力端子DM1を通じてトランジスタM1をオンす
る。そして、トランジスタM1、M2が共にオンするこ
とにより、高電位電源Vcc1より、出力端子Outを
通じて、負荷抵抗RLに駆動電流が供給される。なお、
トランジスタM1、M2を共にオンした後は、電圧Vb
gの供給は不要となるので、トランジスタM3をオフす
る。
【0042】図3は本発明の第3実施例のドライバ回路
の回路図である。特に、図2の論理回路LCの構成を詳
細にすると共に、トランジスタM1、M2のゲート電位
制御回路を具体化した例を示すものである。図3に示す
ように、比較器CMPの出力は、アンド論理回路AND
とナンド論理回路NANDに与えられる。一方、セレク
ト端子SELへの入力信号も、アンド論理回路ANDと
ナンド論理回路NANDに入力される。アンド論理回路
ANDの出力は、Nチャンネル型のトランジスタM5の
ゲートに与えられる。一方、セレクト端子SELは、N
チャンネル型のトランジスタM4のゲートに接続され
る。トランジスタM5のソースはグランドに接続され、
ドレインは抵抗R8を通じてトランジスタQ4のエミッ
タに接続される。一方、トランジスタM4のソースはグ
ランドに接続され、ドレインは抵抗R9を通じてバイポ
ーラトランジスタQ5のエミッタに接続される。トラン
ジスタQ4のコレクタはトランジスタM1のゲートに、
トランジスタQ5のコレクタはトランジスタM2のゲー
トにそれぞれ接続される。トランジスタM1、M2のゲ
ートは、それぞれ抵抗R6、R7を介して、高電位電源
Vcc1に接続される。また、トランジスタQ4、Q5
のベースは、トランジスタQ2のベースと共に、高電位
電源Vcc2に接続される。その他の構成については、
図1と同様である。
【0043】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0044】今、セレクト端子SELに信号入力がない
場合を考える。この場合には、ナンド論理回路NAND
はハイレベル出力によりトランジスタM3をオンさせて
いる。その結果、トランジスタQ2のベースからエミッ
タに、抵抗R5及びトランジスタM3を通る電流が流
れ、抵抗R3、R4の直列回路に電流を流す。この場
合、抵抗R3と抵抗R4の接続点の電圧は、先にも述べ
たように、電位Vbgとなる。この電位Vbgは、トラ
ンジスタQ1を通じて、トランジスタM2のドレイン、
つまりバックゲートに印加される。その結果、トランジ
スタM1、M2には、高電位電源Vcc1に比べて比較
的小さな電圧しか印加されないので、耐圧上の問題を抑
制することができる。
【0045】次に、セレクト端子SELに信号入力があ
った場合を考える。この場合には、トランジスタM4が
オンする。その結果、トランジスタQ5のベースからエ
ミッタに抵抗R9及びトランジスタM4を通る電流が流
れ、トランジスタM2のゲート電位を高電位電源Vcc
2の電位とほぼ同電位とする。その結果、トランジスタ
M2がオンして、出力端子Outには、トランジスタM
2のその時点のドレイン電位であるVbgが出力され
る。その結果、出力端子Outから負荷抵抗RLに負荷
電流が供給される。
【0046】同時に、抵抗R1、R2にも電流が流れ
る。その結果、抵抗R2に電圧を発生する。この電圧が
参照電源VRの電圧を越えると、比較器CMPの出力が
反転して、ハイとなる。これを受けて、比較器CMPの
出力を入力されているアンド論理回路ANDとナンド論
理回路NANDの出力が反転する。アンド論理回路AN
Dからのハイレベル出力をゲートに与えられたトランジ
スタM5はオンする。結果的に、トランジスタQ4のベ
ースからエミッタに抵抗R8及びトランジスタM5を通
る電流が流れ、トランジスタM1のゲート電位を高電位
電源Vcc2の電位とほぼ同電位とする。その結果、ト
ランジスタM1がオンする。一方、ナンド論理回路NA
NDからの出力はロウレベルに反転する。その結果、ト
ランジスタM3はオフする。このため、トランジスタM
2のドレインに与えられていたVbgは高電位電源Vc
c1に近いレベルまで上昇する。しかし、トランジスタ
M1、M2は共にオン状態となっており、出力端子Ou
tにはほぼ高電位電源Vcc1に近い電圧が出力されて
いる。このため、トランジスタM1、M2の耐圧上の問
題はない。
【0047】なお、図3において、トランジスタQ5と
抵抗R9は、トランジスタM1、M2の双方がオンした
時に、トランジスタM2のゲート電位をトランジスタM
1のゲート電位とほぼ同じ電位にするための回路であ
る。
【0048】なお、上記各実施例において、出力端子O
utを2個のトランジスタM1、M2の直列回路で駆動
する構成を例示した。しかし、本発明はこれに限定され
るものではなく、更に多くの電界効果型トランジスタを
直列接続し、個々に耐圧以上の電圧が加わるのを防止す
るための電圧を印加するように構成してもよい。
【0049】また、ドライバ用の電界効果型トランジス
タに電圧を与える回路としても、実施例の構成に限定さ
れるものではなく、低インピーダンスの任意の電圧を発
生できるような回路であれば、どのような構成でもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、微
細集積回路化等により耐圧に余裕の少ないドライバ素子
を縦積みにすると共に個々の素子に耐圧を配慮した電位
を与えることにより、素子の耐圧以上の出力特性を得ら
れるドライバ回路装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のドライバ回路装置の回路図
である。
【図2】本発明の実施例2のドライバ回路装置の回路図
である。
【図3】本発明の実施例3のドライバ回路装置の回路図
である。
【図4】従来のドライバ回路装置の回路図である。
【図5】従来のドライバ回路装置の他の例の回路図であ
る。
【符号の説明】
M1〜M3、M14、M25、M35 電界効果トラン
ジスタ Q1〜Q5、Q14 バイポーラトランジスタ R1〜R9、R14、R15 抵抗 RL 負荷抵抗 IC 集積回路 Out、Out4 出力端子 CMP 比較器 VR 参照電源 LC 論理回路 D1、D2、D3 ドライバ出力端子 DM1、DM1、DM1 出力端子 CI 比較器入力端子 SEL セレクト端子 AND アンド論理回路 NAND ナンド論理回路 Vcc、Vcc1、Vcc2 高電位電源 VCC 電源端子 VDD 電源
フロントページの続き (72)発明者 上 野 昭 司 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 昭60−210026(JP,A) 特開 昭60−93820(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源と、負荷を駆動するための出力
    端子との間に、直列に接続された少なくとも2つの第
    1、第2のスイッチング素子であって、前記第1の電源
    側に接続された第1のスイッチング素子及び前記出力端
    子側に接続された第2のスイッチング素子と、 前記第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第2の
    スイッチング素子のバーツクゲートに、前記第1の電源
    よりも低い電圧の緩和電圧を加える、電圧発生手段と、 前記第1、第2のスイッチング素子及び前記電圧発生手
    段の動作を制御する、制御手段であって、前記負荷を非
    駆動状態から駆動状態にする場合には、非駆動状態で動
    作している前記電圧発生手段を動作させたまま、前記第
    2のスイッチング素子を動作させ、その後に前記第1の
    スイッチング素子を動作させ、その後に前記電圧発生手
    段を停止させるとともに、前記負荷を駆動状態から非駆
    動状態にする場合には、前記電圧発生手段を動作させ、
    その後に第1のスイッチング素子を停止させ、その後に
    第2のスイッチング素子を停止させる、制御手段と、 を備えることを特徴とするドライバ回路。
  2. 【請求項2】前記第1の電源と、前記第1の電源よりも
    低い電圧の第2の電源との、間に接続された第3のスイ
    ッチング素子であって、前記第1のスイッチング素子の
    制御端子への前記第1の電源からの電源供給を制御する
    ことにより、前記第1のスイッチング素子の動作を制御
    する、第3のスイッチング素子と、 前記第1、第2のスイッチング素子の接続点と、前記第
    2の電源との、間に接続された第4のスイッチング素子
    であって、前記第2のスイッチング素子の制御端子への
    前記電圧発生手段からの電源供給を制御することによ
    り、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する、第
    4のスイッチング素子と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のドラ
    イバ回路。
  3. 【請求項3】前記第2のスイッチング素子の動作に伴っ
    て前記出力端子に生じる電圧に対応する電圧と予め定め
    た参照電圧とを比較する比較手段を、さらに備えるとと
    もに、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第3のスイッ
    チング素子を動作させる、 ことを特徴とする請求項2に記載のドライバ回路。
  4. 【請求項4】前記電圧発生手段は、第1の電源と、前記
    第1の電源よりも低い電圧の第2の電源との、間に直列
    に接続された第1、第2の抵抗と、第5のスイッチング
    素子とを備え、 前記第1、第2の抵抗の接続点から、前記緩和電圧を前
    記第1、第2のスイッチング素子の接続点及び前記第2
    のスイッチング素子のバックゲートに供給するととも
    に、 前記第5のスイッチング素子を制御することにより、前
    記緩和電圧の供給を制御する、 ことを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  5. 【請求項5】電源と、負荷を駆動するための出力端子と
    の間に、直列に接続された少なくとも2つの第1、第2
    のスイッチング素子と、 前記第1、第2のスイッチング素子の接続点及び第2ス
    イッチング素子のバーツクゲートに、前記電源よりも低
    い電圧の緩和電圧を加える、電圧発生手段と、 前記スイッチング素子及び前記電圧発生手段の動作を制
    御する、制御手段であって、前記電圧発生手段を動作さ
    せ、その後に前記第2スイッチング素子を動作させ、そ
    の後に前記第1スイッチング素子を動作させるものであ
    る、制御手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記第2のスイッチング素子の動作に
    伴って前記出力端子に生じる電圧に対応する電圧と予め
    定めた参照電圧とを比較して、その比較結果に基づい
    て、前記第1トランジスタを動作させるものである、 ことを特徴とするドライバ回路。
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IT1185878B (it) * 1985-08-09 1987-11-18 Sgs Microelettronica Spa Circuito antisaturazione per transistore pnp integrato con caratteristica di intervento definibile secondo una funzione prefissata
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