JPH0528286Y2 - - Google Patents

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JPH0528286Y2
JPH0528286Y2 JP1987084812U JP8481287U JPH0528286Y2 JP H0528286 Y2 JPH0528286 Y2 JP H0528286Y2 JP 1987084812 U JP1987084812 U JP 1987084812U JP 8481287 U JP8481287 U JP 8481287U JP H0528286 Y2 JPH0528286 Y2 JP H0528286Y2
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locking
fitting
tightening bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、足場を構成する建地パイプ
の如きパイプを直線状に接続するパイプ接続具の
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来この種のパイプ接続具として、パイプの端
部に予めピン加工を施し、このピンを係止せしめ
る切欠係止部を両端に形成したタイプの接続具が
ある。このタイプの接続具は、接続すべきパイプ
端部内に管体状の接続具両端を挿入し、パイプの
ピンと接続具の切り欠き部とを係止させることで
隣接するパイプを直線状に接続するものである。
一方、ピン加工を必要としない接続具として、
接続具をパイプ内部で拡開させ、パイプ内側面に
接続具の外側面を圧着するタイプも知られている
(実公昭52−15071号公報参照)。このタイプは、
略角筒形状の接続体を長手方向に沿つて2分割
し、この分割された接続体を横方向から押ネジで
接続すると共に、この押ネジで接続体を拡開させ
ることで接続体の外側面をパイプの内側面に強制
圧着させて接続するものである。
この外、パイプ内部で拡開させる接続具とピン
を併用するものが実開昭50−138828号公報に記載
されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、パイプの長さを調整するために、ピ
ン加工を施したパイプを切断する場合も多く、こ
の係止用ピンを常に使用し得るとは限らないの
で、前者のタイプの接続具は、汎用性に欠ける問
題点がある。また、このタイプの接続具は、引張
り強度に富むが横方向からの押圧強度に弱いとい
つた欠点も有する。
一方、パイプ内部で拡開させる接続具を使用す
るタイプの接続具には、次のような問題点があつ
た。すなわち、 パイプ内部で拡開させる接続具や、押ネジを
接続体にネジ止めするためのナツトをパイプ内
部に溶接する必要がある。この溶接のために、
パイプや接続具の強度が低下するばかりか、溶
接作業が極めて面倒な工程を要するものになつ
ていた。
押ネジで接続体を拡開させる際に、一定以上
の内圧が接続体の内側面に加わると、接続体の
この押ネジ圧接部分が変形してしまう虞がある
こと、 接続体の外側面をパイプの内側面に強制圧着
させて接続するものであるから、接続体の圧着
力が緩むと、連結していたパイプが、即、抜脱
する虞があるといつた安全上の問題を有するこ
と、 接続体を拡開するために、分割された一方の
接続体にナツトで固定し、押ネジ先端を他方の
接続体の内側面に圧接させるから、連結作業時
において、接続体の分割された一方の部材の移
動が生じると、この移動に伴なつて、押ネジ先
端の位置ずれが生じ易く、これがため、押ネジ
が傾斜して不確実な緊締状態になる虞があるこ
と、 また、使用時において、連結体に加わる衝撃
等によつて、この溶着部分が外れてしまい、ナ
ツトが空回りして使用不能になる虞があるこ
と、 などである。
そこで本考案はこれら両タイプの接続具が有す
る欠点を解消すべく案出されたもので、パイプ内
部で拡開させる接続具やナツトをパイプ内部に溶
接する必要が無く、足場パイプのピン加工の有無
を問わずに使用でき、しかも、強力な接続力を有
し、安全で耐久性に富むパイプ接続具の提供を目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく本考案は、隣接する仮
設用パイプの端部同士を直線状に接続するパイプ
接続具において、仮設用パイプ端部内に挿入する
一対の圧接体と、圧接体の長手中央部外側に外嵌
する固定環と、固定環の外側面から固定環と一対
の圧接体とに貫通して一方の圧接体を固定環の所
定位置に固定する締付ボルトと、圧接体相互の間
で締付ボルトにネジ止めされる係止ナツトとで構
成され、所定位置に固定されない他方の圧接体の
係止ナツト当接面に、係止ナツトの側面が係止す
る係止部を設け、また、分割された圧接体の長手
側縁に直交する略U字形状に切り欠いて、パイプ
端部に予め設けた係止ピンを係止せしめる切欠係
止部を形成したことを問題解決のための手段とす
る。
(作用) 本考案によると、圧接体は、締付ボルトと係止
ナツトとで拡開され、足場パイプ内側面に強制的
に圧着される。
締付ボルトが固定環の外側面から固定環と一対
の圧接体とに貫通することから、締付ボルト緊締
時の圧接力に抗する強度が得られる。
圧接体によつて強制的に圧着された足場パイプ
は、足場パイプの係止ピンによつても圧接体に連
結されている。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
図に示される符号1は、仮設用のパイプP端部
内に挿入する一対の圧接体であり、図示例では、
側面略C字形状を成す筒体が長手方向に沿つて二
分された形状を成す(第2図参照)。この圧接体
1には、自身の長手中央部外側に固定環4を外嵌
してあり、この固定環4の外側面から固定環4と
圧接体1とに締付ボルト2を貫通させ、圧接体1
内で締付ボルト2にネジ止めした係止ナツト3
で、これら圧接体1と固定環4とを連結する。
圧接体1は鍛造にて形成されるもので、締付ボ
ルト2を貫通せしめる圧接体1の中央部の厚みを
両端部より肉厚にして、補強部1Bを形成し、こ
の補強部1Bにボルト挿通孔1Aを開穿してある
から、圧接体1の強度が増大し、締付ボルト2で
圧接体1を拡開させる際に、一定以上の内圧が圧
接体1の内側面に加わつても、圧接体1の締付ボ
ルト2圧接部分が変形してしまう虞はない。
圧接体1の長手両端部近傍には切欠係止部1C
が相対向して形成され、接続しようとする足場パ
イプPの端部に加工した係止ピンP1を係止せし
める。この切欠係止部1Cは、分割された圧接体
1の相対向する長手側縁を略U字形状に切り欠い
てある。そして、切欠係止部1Cの解放部側縁の
圧接体1端部がわ適位置から、圧接体1の長手方
向に沿つて更に切り欠いて、係止ピンP1を導入
せしめる挿入部1Eを形成すると共に、この切欠
係止部1C側縁と挿入部1E側縁との交叉部分に
なだらかなテーパー状の拡開部1Dを形成するこ
とで、足場パイプPの係止ピンP1は、切欠係止
部1Cに係止されるに際し、テーパー状に拡開さ
れた拡開導入部1Dに沿つてスムーズに導入さ
れ、足場パイプPの接続作業を容易ならしめる。
また、圧接体1の外側面適位置には突起部1F
を突設して圧接体1外側面と足場パイプP内側面
との接触部分を強化してある。
締付ボルト2は、自身の頭部2Aと先端部とが
固定環4側面から突出するもので、この締付ボル
ト2先端部には、圧接体1のボルト挿通孔1Aと
固定環4のボルト挿通孔4Aとに嵌挿する挿入部
2Bとを設けて一方の圧接体1を固定環4の定位
置に固定している。また、固定環4から突出した
先端部を平板状に圧潰して抜止部2Cを形成して
いる。
しかして、本考案接続具を使用するには、第3
図に示す如く、ピン加工した足場パイプPを圧接
体1の両端に外嵌して係止ピンP1を切欠係止部
1Cに係止させると共に、締付ボルト2によつて
圧接体1を拡開させ、圧接体1の外側面を足場パ
イプPの内側面に強制圧着させて両端の足場パイ
プPを接続するものである(第2図参照)。また、
第4図に示す如く、ピン加工していない足場パイ
プPを接続し得る他、ピン加工しているものとし
ていないものとを接続することも可能である(図
示せず)。
尚、第5図は、本考案の耐久強度試験を行なつ
た際の試験方法を示す。すなわち、同図は、L
=3600mmの足場パイプP中央を本考案接続具で接
続し、P=60Kgの荷重をかけた試験を示す。この
結果、従来の圧着タイプの接続具は、接続具本体
に曲りが生じたのに対し、本考案接続具は、ほと
んど変化がなかつた。また同図は、L=2000mm
の足場パイプPを張り出し状態にし、先端部に荷
重を加えた試験であり、この結果、本考案接続具
は、ボルトに多少の緩みが生じた程度でその他の
部分に変化は生じなかつた。更に同図は、略井
桁状に組んだ足場パイプPにターンバツクルQを
セツトしてこのターンバツクルQを締め付ける試
験で、この結果は、従来のいずれのタイプの接続
具も足場パイプPと接続具との間に隙間が生じた
り、建地がまがつたりしたが、本考案接続具は、
同様の変化は生じなかつた。
(考案の効果) 本考案は叙上の如く、隣接する仮設用パイプの
端部同士を直線状に接続するパイプ接続具におい
て、仮設用パイプ端部内に挿入する一対の圧接体
と、圧接体の長手中央部外側に外嵌する固定環
と、固定環の外側面から固定環と一対の圧接体と
に貫通して一方の圧接体を固定環の所定位置に固
定する締付ボルトと、圧接体相互の間で締付ボル
トにネジ止めされる係止ナツトとで構成し、所定
位置に固定されない他方の圧接体の係止ナツト当
接面に、係止ナツトの側面が係止する係止部を設
けたので、従来の接続具の如く、締付ボルト2を
圧接体1にネジ止めするための係止ナツト3が空
回りしないように、この係止ナツト3を圧接体1
の内側面に溶着する必要がなく、従来のこのタイ
プの接続具に比し、製造工程が容易になるばかり
か、強度が低下することもなく、使用時におい
て、ナツトが空回りして使用不能になる虞も解消
した。
しかも、締付ボルトが固定環の外側面から固定
環と一対の圧接体とに貫通することから、従来の
ように押ネジが傾斜して不確実な緊締状態になる
虞はない。また、この状態で仮設用のパイプP内
部に一対の圧接体が圧着するから、接続体のこの
押ネジ圧接部分が変形することもない。
さらに、分割された圧接体の長手側縁に直交す
る略U字形状に切り欠いて、パイプ端部に予め設
けた係止ピンを係止せしめる切欠係止部を形成し
たので、従来の圧着タイプの接続具の如く、接続
体の圧着力が緩むと、連結していたパイプが、
即、抜脱することがなく、安全上極めて有益なも
のとなる。
このように本考案によれば、パイプ内部で拡開
させる接続具やナツトをパイプ内部に溶接する必
要が無く、足場パイプのピン加工の有無を問わず
に使用でき、しかも、強力な接続力を有し、安全
で耐久性に富むなどといつた実用上有益な種々の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例示すもので、第1図は斜
視図、第2図は使用状態を示す側断面図、第3図
は同じく縦断面図、第4図は他の使用状態を示す
縦断面図、第5図、、は夫々試験状態を示
す該略図である。 P……足場パイプ、P1……係止ピン、Q……
ターンバツクル、1……圧接体、1A……ボルト
挿通孔、1B……補強部、1C……切欠係止部、
1D……拡開部、1E……挿入部、1F……突起
部、2……締付ボルト、2A……頭部、2B……
挿入部、2C……抜止部、3……係止ナツト、4
……固定環、4A……ボルト挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 隣接する仮設用パイプの端部同士を直線状に
    接続するパイプ接続具において、仮設用パイプ
    端部内に挿入する一対の圧接体と、圧接体の長
    手中央部外側に外嵌する固定環と、固定環の外
    側面から固定環と一対の圧接体とに貫通して一
    方の圧接体を固定環の所定位置に固定する締付
    ボルトと、圧接体相互の間で締付ボルトにネジ
    止めされる係止ナツトとで構成され、所定位置
    に固定されない他方の圧接体の係止ナツト当接
    面に、係止ナツトの側面が係止する係止部を設
    け、また、分割された圧接体の長手側縁に直交
    する略U字形状に切り欠いて、パイプ端部に予
    め設けた係止ピンを係止せしめる切欠係止部を
    形成したことを特徴とするパイプ接続具。 2 圧接体は、締付ボルトを貫通せしめる圧接体
    の中央部の厚みを両端部の厚みより肉厚に形成
    し、パイプの内側面に圧接する複数個の突起部
    を圧接体の外側面に突設した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のパイプ接続具。
JP1987084812U 1987-05-30 1987-05-30 Expired - Lifetime JPH0528286Y2 (ja)

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JP4547283B2 (ja) * 2005-03-09 2010-09-22 イーグルクランプ株式会社 入れ子状パイプ接続構造における無段階長さ調節装置

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