JPH0528221B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0528221B2
JPH0528221B2 JP59184719A JP18471984A JPH0528221B2 JP H0528221 B2 JPH0528221 B2 JP H0528221B2 JP 59184719 A JP59184719 A JP 59184719A JP 18471984 A JP18471984 A JP 18471984A JP H0528221 B2 JPH0528221 B2 JP H0528221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hmba
calcium
moles
hydroxy
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59184719A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6072854A (ja
Inventor
Takano Masaharu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NUBUSU INTERN Inc
Original Assignee
NUBUSU INTERN Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NUBUSU INTERN Inc filed Critical NUBUSU INTERN Inc
Publication of JPS6072854A publication Critical patent/JPS6072854A/ja
Publication of JPH0528221B2 publication Critical patent/JPH0528221B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C323/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般にメチオニンヒドロキシ同族体と
呼ばれる必須アミノ酸メチオニンの同族体の2−
ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸に関する。
より詳細には本発明はこれまでに報告されている
固体状組成物よりも実質的により高い2−ヒドロ
キシ−4−メチルチオブタン酸含量を有する固体
状メチオニンヒドロキシ同族体組成物に関する。 メチオニン製造に対しては種々の方法が知られ
ている。例えばメチルメルカプタンおよびアクロ
レインからのメチオニンの合成はメチルメルカプ
トプロピオンアルデヒドの調製からなりこれをシ
アン化水素と反応させて2−ヒドロキシ−4−メ
チルチオブチロニトリルを生成させ、これを次い
でアミノ化させ、そして加水分解させてメチオニ
ンとする。残念ながらこの2−ヒドロキシ−4−
メチルチオブチロニトリルとアンモニアの反応は
高圧装置の使用を必要とする困難で且つ費用のか
かる方法である。次いでメチオニン同族体例えば
本明細書において以下HMBAと称する2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸が特に鶏用餌料
補助剤としての栄養学的使用に対してメチオニン
と実質的に同じように有効であることが見出され
た。しかし結晶形態のHMBAは純度によつて38
℃〜42℃の間の融点を有しており、このことが常
温での保存または使用において液相と固相間の変
化を受け易いものとしている。すべての餌料粉砕
操作、特に開発途上国のそれは飼料の混合工程に
おいて液体を取扱うようには装備されていないの
で、安定な固体形態のHMBAがしばしばより実
用的である。 酸を固体支持体例えば餌料級バーミキユライト
上にスプレーさせた固体形態のHMBAが開示さ
れている。例えば「Poult.Sci.」第55巻(3号)、
第1099〜1103頁(1976)を参照されたい。不都合
なことに、単位重量当り合理的なメチオニン活性
を達成させるに必要な高い装填量においては組成
物は往々にして粘着性となり、そして自由に流動
せずそして高い吸湿性を有する。 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の
種々の塩が開示されているけれども、HMBAの
カルシウム塩のみが合衆国食品薬物管理局
(United States Food and Drug
Administration)動物餌料補充剤としての使用
に対して許可されている。本明細書中で以下Ca
(HMBA)2と称する慣用のHMBAのカルシウム
塩はカルシウム1モル当り2モルのHMBA当量
よりなつている。更に前記カルシウム塩の調製に
ついて開示されている方法は、本質的に化学量論
的量の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸
と酸化カルシウムまたは水酸化カルシウムを反応
させて慣用のイオン性塩を生成させることを教示
している。例えば米国特許第4335257号明細書を
参照されたい。 従つてこれまでに開示されている固体形態より
も実質的により高い当位重量当りのHMBA当量
を有する固体形態のHMBAを生成させることが
本発明の全体的目的である。 自由流動性を有しそして高度に吸湿性ではない
固体形態のHMBAを生成させることが本発明の
目的である。 これまでに開示されている慣用のカルシウム塩
よりも実質的により高いHMBA当量を有する
HMBAカルシウム塩錯体を提供することが本発
明のその他の目的である。 本発明により意図されている強化された
HMBA組成物を製造する方法を提供することが
本発明の更にその他の目的である。 本発明のこれらおよびその他の目的、特徴およ
び利点は以下の記載から当業者には明白となるで
あろう。 本発明はカルシウム1モル当り2モルより多い
且つ約10モルより少ないHMBA当量を包含する
強化された2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタ
ン酸組成物を提供する。カルシウム1モル当り約
6モルより少ないHMBA当量を包含する組成物
が好ましいがそれは本発明の方法により製造され
たこれら組成物が自由流動性粉末または集塊であ
り、従つて優れたブレンド特性を有しているから
である。 この組成物は慣用のHMBAカルシウム塩また
は本発明の強化されたHMBA組成物の存在下に
または不存在下に追加のHMBAを慣用のカルシ
ウム塩に接触させるか、または酸化カルシウム、
水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムを
HMBAに接触させることによつて容易に製造す
ることができる。或いはまた、カルシウム1モル
当り2モルより多い且つ約4モルより少ない
HMBA当量を含有する組成物がHMBAおよび
Ca(HMBA)2、酸化カルシウムまたは水酸化カ
ルシウムを水性溶液から結晶化させることによつ
て容易に生成させることができる。 2−ヒドロキシ−4−メチルブタン酸のカルシ
ウム塩を過剰のHMBAの存在下に製造する場合
には塩錯体が形成されることが分つた。この塩錯
体はそのX線粉末回析により証明されるように
Ca(HMBA)2とは明白に異なつた結晶構造を有
している。完全には分らないけれども、本発明に
より包含されている塩錯体はカルシウム1モル当
り約4モルのHMBAを包含し、そしてこれは約
130℃の融点を有している。 Ca(HMBA)2は大約88.8重量%のHMBA当量
よりなつているけれども、本発明の純粋な塩錯体
は大約94.0重量%のHMBA当量よりなつている。
従つて本発明の強化されたHMBA組成物の製品
および使用が動物餌料中のメチオニン活性源とし
て慣用のカルシウム塩よりも多くの利点を有して
いることは当業者には明白な筈である。この強化
された組成物は単位重量当りより大きなメチオニ
ン活性を有しており、当位メチオニン活性当りよ
り低い製造コストでよく且つ当位メチオニン活性
当りより小さい貯蔵スペースしか必要としない。 HMBAの通常の市販形態は光学的に不活性な
ラセミD,L−HMBA混合物である。本明細書
に以下に参考として挙げられているHMBAはラ
セミ混合物であるけれどもHMBAのD異性体お
よびL異性体をそれぞれ本明細書に記載の方法に
よつて本発明の強化された固体HMBA組成物に
変換させうることは理解される筈である。従つて
本発明の目的にとつて「HMBA」とは2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸のD異性体また
はL異性体、あるいはそれら2つの前記異性体の
任意の混合物のいずれかを意味している。 本発明は前記塩錯体の形成を包含しているけれ
ども、本発明はその最も広義の態様においてカル
シウム1モル当り2モルより多い且つ約10モルよ
り少ないHMBA当量を包含する強化HMBA組成
物を固体形態で製造することを企図するものであ
る。更にHMBAは本質的に単量体形態で存在し
ている。カルシウム1モル当り4モル以上の
HMBAが使用される場合には過剰の遊離HMBA
は塩錯体結晶の集塊中に介在物として捕捉されて
いると考えられる。完全にはわからないが、カル
シウム1モル当り4モルより少ないHMBA当量
を包含する組成物はカルシウム1モル当り2モル
のHMBA当量から構成されている慣用のカルシ
ウム塩と前記錯体との混合物として存在している
と考えられる。Ca(HMBA)2と強化された塩錯
体との混合物を包含する組成物は約130℃の塩錯
体溶融温度では一部しか溶融しない。カルシウム
1モル当り約6モルより少ないHMBA当量を包
含する組成物が好ましい。その理由は本明細書の
以下に記載の方法により製造されたこれらの組成
物は自由流動性粉末または集塊であつて、そのた
め優れたブレンド特性を有しているからである。 「HMBA当量」とはそれが遊離酸であるかま
たはイオン化形態であるかにかかわりなく組成物
中に存在するHMBAに相当する遊離のHMBAの
量を意味している。例えば完全には分つていない
が、カルシウム1モル当り4モルのHMBA当量
を包含する組成物はカルシウム1モル当り2モル
の遊離酸と2モルのイオン化HMBAを包含して
いると考えられる。 本発明の強化されたHMBA組成物は好ましく
は慣用のカルシウム塩を追加のHMBAと接触さ
せることによつて製造される。必要な場合には水
はこの強化されたHMBA組成物を約70℃以上に
加熱することによつて容易に除去することができ
る。2モルのHMBAを1モルのCa(HMBA)2
接触させる場合には、高い結晶性の錯体が形成さ
れる。2モルより多いHMBAを1モルのCa
(HMBA)2に接触させる場合には、錯体の集塊が
形成される。HMBA/カルシウムのモル比を4
以上に増加させると集塊の大きさは大きくなる。 本発明の組成物はまた1モルの酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムを2
モルより多いHMBA(そのまままたは水性溶液
中)に慣用のHMBAのカルシウム塩または本発
明の強化された塩錯体のヒールの存在下にまたは
その不在下に接触させることによつても製造する
ことができる。強化された塩錯体またはCa
(HMBA)2のヒールの存在は本発明にとつては臨
界的ではないことは理解されるべきであるが、こ
のヒールの存在はその混合物を粘着性のより少な
い、且つ実質的に均質な混合をより容易ならしめ
る。ヒールが使用される場合にはそのヒールは全
混合物量の少くとも20%を構成していることが好
ましい。更に本発明にとつて温度は臨界的要素で
はないけれども、粉末状または顆粒状生成物を得
るためには約70℃以上の温度が好ましいことは理
解されるべきである。 最後にカルシウム1モル当り2モルより多い且
つ約4モルより少ないHMBA当量を有する強化
されたHMBA組成物はHMBAおよびCa
(HMBA)2、酸化カルシウムまたは水酸化カルシ
ウムを含有する水性溶液から結晶化させることが
できる。例えばカルシウム1モル当り約4モルの
HMBA当量を含有する強化された塩錯体はCa
(HMBA)21モル当り約2.5〜3モルの間の
HMBAを包含する水性溶液から結晶化させるこ
とができる。好ましくは反応成分を約70℃以上の
温度で溶解させ、次いで徐々に室温まで冷却させ
る。約70℃以上の温度でこの生成物組成物を乾燥
させて水和の水を除去させ、そして本質的に微細
な結晶を生成させる。結晶化した塩錯体組成物の
分析によるとこの塩錯体中に包含されている遊離
のHMBAが本質的に単量体の形態であることを
示す。 以下の実施例は本発明を実施するための説明と
して包含されている。これらの例は説明の目的の
ためにのみ加えられているもので本発明の範囲を
限定することを意図するものでは決してない。強
化されたHMBA組成物の製造はバツチ操作につ
いて記載されているけれども、本発明の実施にと
つて連続法もまた適していることが当業者には明
白であろう。本明細書中で使用されている水性溶
液は可成り濃厚なものであるけれども、本発明の
方法で存在する水の量は臨界的なものではなくこ
れはむしろ経済上の問題であると考えるべきであ
る。それは自由流動性を有する粉末状生成物を得
るためには湿つた生成物中に残存する水は蒸発さ
せなくてはならないからである。特に記載されて
いない限りはすべての%は重量基準であり、そし
てすべての温度は摂氏である。 例 1 バツチ操作が実験室規模の二本腕シグマブレー
ドミキサー中で実施された。混合チヤンバーは実
験室用フードの中で大気に対して開放されてい
た。372.3gのCa(HMBA)2試料をミキサーのジ
ヤケツト中での低い圧力の流れを使用して85℃に
加温した。水性88%HMBA溶液の4部分(93.3
g、92.6g、94.5gおよび96.3g)を均一にビー
カーからミキサーに約15分間隔で加えた。この組
成物はHMBAの各添加から15分以内にほとんど
乾燥した。この組成物を更に混合しそして最後の
HMBA添加後、実験室ミキサー中で27分、73℃
〜82℃で乾燥させた。634.8g量の生成物がミキ
サーから回収された。70℃で一晩乾燥することに
よるその後の損失は約0.4重量%であつた。X線
粉末回折による乾燥粉末生成物の分析はCa
(HMBA)2とは明らかに異つた高い結晶性の構造
を示した。この乾燥生成物の強化された塩錯体お
よびCa(HMBA)2含量はX線粉末回折および生
成物の遊離のHMBA単量体含量のガスクロマト
グラフイー測定によつて、90重量%より多いそし
て10重量%より少ないものとそれぞれ推定され
た。この生成物組成物は約130℃で溶融した。 例 2 284.5gのCa(HMBA)2ヒールおよび27.8gの
水酸化カルシウムを例1記載のように混合しそし
て78℃に加温した。256.1gの前記の水性88%
HMBA溶液試料を78〜86℃で5分間にわたつて
このミキサーチヤンバーに加えた。得られた組成
物を混合しそしてミキサー中で74〜82℃で約37分
間乾燥させた。一部乾燥した生成物を70℃で更に
一晩乾燥させた。 この乾燥生成物の分析によると91.8重量%の
HMBA当量を示した。この乾燥生成物の強化さ
れた塩錯体およびCa(HMBA)2含量はX線粉末
回折および生成物の遊離HMBA単量体含量のガ
スクロマトグラフイー測定によつて約42重量%お
よび58重量%とそれぞれ推定された。この生成物
は約130℃で一部溶融した。 例 3 水酸化カルシウムおよび水性88%HMBA溶液
を種々の比率で金属スパチユラを使用して室温
(22℃)で蒸発皿中で混合した。生成組成物は反
応成分の比率によつて湿潤粉末、ドウ様物質また
はペーストのいずれかであつた。70℃で一晩乾燥
させ、次いで粉砕するとすべての生成組成物は自
由流動性粉末となつた。カルシウム1モル当り2
モルより多い且つ約4モルまでのHMBA当量を
包含する生成物組成物の分析結果は以下のとおり
要約される。
【表】 上記の組成物については、88%HMBAを
16.8g(即ち0.099モルのHMBA)、水酸化カルシ
ウムを3.3g(即ち0.045モルのカルシウム)を用
いたものであり、従つて、得られる組成物にお
けるHMBA/カルシウムの比は0.099/0.045=
2.2である。 前記の表の結果から低温(22〜70℃)で製造さ
れた塩錯体とCa(HMBA)2を包含する組成物は
水和物を形成する傾向のあることを注目すべきで
ある。しかし更にその水和物は約70℃以上の温度
でこの組成物を乾燥させることによつて水和の水
が除去されうるということも注目すべきである。
前記生成物組成物はすべて121℃〜132℃の間で一
部溶融した。 例 4 水性88%HMBA溶液の34.1g試料を室温(22
℃)で蒸発皿中で3.71gの水酸化カルシウムと混
合しそして一晩22℃で乾燥させた。その水分含量
が11重量%に達した時、その生成物組成物を16メ
ツシユ金属スクリーンを通して押出し顆粒生成物
を生成させた。70℃で一晩乾燥させた後この押出
物は硬質の乾燥したスパゲツテイー様物質であつ
た。全HMBA当量含量は94.7重量%であつた。
この生成物は約131℃で一部溶融した。 例 5 水性88%HMBA溶液の34.1g試料を室温(22
℃)で蒸発皿中で2.80gの酸化カルシウムと混合
しそして一晩22℃で乾燥させた。その水分含量が
10重量%に達した時その生成物組成物を16メツシ
ユ金属スクリーンを通して押出し顆粒生成物を生
成させた。70℃で一晩乾燥させた後、この押出物
は硬質の乾燥したスパゲツテイー様物質であつ
た。全HMBA当量含量は95.3重量%であつた。
この生成物は約130℃で一部溶融した。 例 6 92.4gのCa(HMBA)2試料(HMBA当量87.09
重量%)および114.6gの水性88%HMBA溶液を
343.8gの水中で混合しそして92℃に加温した。
固体粒子を過しそして液を冷却せしめた。室
温(22℃)で一晩徐々に冷却すると液は多量の
沈殿を生成した。70℃で一晩乾燥後の生成物結晶
の分析は93.5重量%の全HMBA当量を示した。
乾燥した生成物は自由流動性粉末であつた。 顕微鏡検査ではこの塩錯体の結晶は光沢のある
ガラス状物質として出現した。一方慣用のCa
(HMBA)2の結晶は白色粉末として現れた。 例 7 156.9gのCa(HMBA)2のヒールと28.9gの酸
化カルシウムを実験室規模の二本腕シグマブレー
ドミキサー中で混合しそして88℃に加温した。
337.6g量の水性89重量%HMBA溶液を73分間に
わたつてこのミキサーチヤンバーに徐々に加え
た。更に18分間にわたつて水分を蒸発させた。 それ以上の乾燥を行なわないこの生成物の分析
は92.4重量%のHMBA当量含量を示した。この
生成物は約128℃で溶融した。 例 8 113.5gのCa(HMBA)2のヒールと25.5gの水
酸化カルシウムを予熱した実験室規模の二本腕シ
グマブレードミキサー中で混合しそして81℃に加
温した。428.5g試料の水性70重量%HMBA溶液
を136分間にわたつてこのミキサーチヤンバーに
徐々に加えた。更に25分間にわたつて水分を蒸発
除去させた。 それ以上の乾燥を行なわないこの生成物の分析
は94.0重量%のHMBA当量含量を示した。この
生成物は約127℃で溶融した。 例 9 180.4g量の98重量%HMBA溶液を徐々に実験
室用規模の遊星形ミキサー中の25℃の200.0gの
Ca(HMBA)2試料中に加えた。 未乾燥生成物の分析によると92.1重量%の
HMBA当量含量を示した。この生成物は約119℃
で溶融した。 例 10 38.2gの水酸化カルシウム試料をカルシウム1
モル当り約4モルのHMBA当量を含有する強化
された塩錯体のヒール93.8gと72℃に予熱した実
験室規模のシグマブレードミキサー中で混合し
た。水性89重量%HMBA溶液試料338.2gを徐々
に75分間にわたつてこの混合物に加えた。更に15
分間にわたつて水分を蒸発させた。 それ以上の乾燥を行なわないこの生成物の分析
は94.3g重量%のHMBA当量含量を示した。こ
の生成物は約125℃で溶融した。 例 11 各場合にカルシウムとHMBAを1:4のモル
比で存在させるようにして水酸化カルシウムを種
種の濃度の水性HMBA溶液と混合した。使用さ
れたHMBA溶液は50.9〜99.8重量%範囲の
HMBAであつた。組成物を蒸発皿中で室温(22
℃)で金属スパチユラを使用して混合した。包含
される水の量によつてその生成物はドウ様物質ま
たはペーストであつた。しかし70℃で一晩乾燥さ
せそして粉砕させた後ではすべての生成物組成物
は自由流動性粉末であつた。すべての乾燥生成物
組成物は約40℃の安息角を示した。得られる組成
物は、107℃以上の初期融点を示し、約130℃まで
の最終融点を示した。各種組成物の溶融温度及び
安息角についての詳細なデータは以下の表にまと
めて示した。
【表】 例 12 水酸化カルシウムと水性88重量%HMBA溶液
を種々の比率で混合してカルシウム1モル当り4
〜10モル(累積増加分を含む)のHMBA当量に
相当する混合物を生成させた。この組成物を金属
スパチユラを使用して室温(22℃)で蒸発皿中で
混合させた。この生成物組成物は反応成分濃度に
よつてドウ様物質からペーストに変動した。70℃
で一晩乾燥させそして粉砕させた後ではカルシウ
ム1モル当り4〜6モルのHMBA当量を含有す
る組成物は自由流動性粉末でありそして約40°の
安息角を有していた。カルシウム1モル当り7〜
10モルのHMBA当量を包含する組成物は約50〜
85°の安息角を有する粘着性−接着性物質であつ
た。 カルシウム1モル当り5モル当量のHMBAを
含有する組成物は、約124℃の初期融点を示し、
約150℃より高い温度で完全に溶融することなく
分解した。カルシウム1モル当り6から10モル当
量のHMBAを含有する組成物は、105℃以上の初
期融点を示し、約135℃までの最終融点を示した。
溶融温度及び安息角についての各種組成物のデー
タは以下に示した通りである。
【表】 6:1及び8:1の組成物のX線粉末回折によ
れば、慣用の塩のように高度に結晶化されておら
ず、ルーズな結晶構造を示した。カルシウムに対
するHMBAのモル比が上昇するにつれて、より
アモルフアスになつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組成物中のカルシウム1モル当り2.2モルよ
    り多い且つ約10モルより少ない2−ヒドロキシ−
    4−メチルチオブタン酸(HMBA)当量を含有
    している組成物であつて、カルシウム1モル当り
    約4モルのHMBAからなるカルシウムとHMBA
    との塩錯体を含有している強化された固体状カル
    シウム−HMBA組成物。 2 前記酸含量がカルシウム1モル当り2.2モル
    より多い且つ約6モルより少ない2−ヒドロキシ
    −4−メチルチオブタン酸当量である、特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 3 前記酸含量がカルシウム1モル当り約4モル
    より多い且つ約6モルより少ない2−ヒドロキシ
    −4−メチルチオブタン酸当量である、特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 4 前記酸含量がカルシウム1モル当り約4モル
    の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸当量
    である、特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 約105℃より高い初期融点を有する特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。 6 組成物中のカルシウム1モル当り2.2モルよ
    り多い且つ約10モルより少ない2−ヒドロキシ−
    4−メチルチオブタン酸(HMBA)当量を含有
    している組成物であつて、カルシウム1モル当り
    約4モルのHMBAからなるカルシウムとHMBA
    との塩錯体を含有している強化された固体状カル
    シウム−HMBA組成物の製造法であつて、 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸と慣
    用の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の
    カルシウム塩とを、得られる混合物の全含量がカ
    ルシウム1モル当り2.2モルより多い且つ約10モ
    ルより少ない2−ヒドロキシ−4−メチルチオブ
    タン酸当量を包含するように接触させることから
    なる、上記製造法。 7 組成物中のカルシウム1モル当り2.2モルよ
    り多い且つ約10モルより少ない2−ヒドロキシ−
    4−メチルチオブタン酸(HMBA)当量を含有
    している組成物であつて、カルシウム1モル当り
    約4モルのHMBAからなるカルシウムとHMBA
    との塩錯体を含有している強化された固体状カル
    シウム−HMBA組成物の製造法であつて、 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸とあ
    らかじめ製造された上記強化された固体状カルシ
    ウム−HMBA組成物とを、得られる混合物の全
    含量がカルシウム1モル当り2.2モルより多い且
    つ約10モルより少ない2−ヒドロキシ−4−メチ
    ルブタン酸当量を包含するように接触させること
    からなる、上記製造法。 8 組成物中のカルシウム1モル当り2.2モルよ
    り多い且つ約10モルより少ない2−ヒドロキシ−
    4−メチルチオブタン酸(HMBA)当量を含有
    している組成物であつて、カルシウム1モル当り
    約4モルのHMBAからなるカルシウムとHMBA
    との塩錯体を含有している強化された固体状カル
    シウム−HMBA組成物であつて、 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸と、
    酸化カルシウム、水酸化カルシウムおよび炭酸カ
    ルシウムよりなる群から選ばれたカルシウム源と
    を得られる混合物中の全含量がカルシウム1モル
    当り2.2モルより多い且つ約10モルより少ない2
    −ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸当量を包
    含するように接触させることからなる、上記製造
    法。 9 更に慣用の2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
    ブタン酸のカルシウム塩のヒールを包含する、特
    許請求の範囲第8項記載の方法。 10 更に強化されたナトリウム錯体のヒールを
    包含する特許請求の範囲第8項記載の方法。 11 少なくとも約70℃の温度で接触を実施する
    特許請求の範囲第8項記載の方法。 12 慣用の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブ
    タン酸のカルシウム塩のヒールが混合物の全体量
    の少くとも約20%を構成している特許請求の範囲
    第9項記載の方法。 13 強化されたナトリウム塩錯体のヒールが混
    合物の全体量の少くとも約20%を構成している特
    許請求の範囲第10項記載の方法。
JP59184719A 1983-09-06 1984-09-05 強化された2‐ヒドロキシ‐4‐メチルチオブタン酸組成物およびその製法 Granted JPS6072854A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US52919183A 1983-09-06 1983-09-06
US529191 1995-09-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6072854A JPS6072854A (ja) 1985-04-24
JPH0528221B2 true JPH0528221B2 (ja) 1993-04-23

Family

ID=24108890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59184719A Granted JPS6072854A (ja) 1983-09-06 1984-09-05 強化された2‐ヒドロキシ‐4‐メチルチオブタン酸組成物およびその製法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0140865B1 (ja)
JP (1) JPS6072854A (ja)
DE (1) DE3462792D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6403143B1 (en) * 2000-10-11 2002-06-11 Archer-Daniels-Midland Company Flowable dry nutritive mixture and process for its manufacture
AU2002212601A1 (en) 2000-11-09 2002-05-21 Technical And Commercial Services International Limited A method of making a calcium salt of 2-hydroxy-4-(mercaptomethyl)butanoic acid
EP1667380B1 (en) * 2004-12-03 2013-02-27 Alcatel Lucent Method for transmitting information from a source via a first network unit and a network and a second network unit to a destination
KR20080047589A (ko) * 2005-09-06 2008-05-29 노버스 인터내쇼날 인코포레이티드 선박 오손 방지 코팅 조성물
FR2964968B1 (fr) 2010-09-22 2012-08-31 Adisseo Ireland Ltd Procede de preparation d?un complexe d?acide et d?un metal
FR2988091B1 (fr) 2012-03-16 2014-08-15 Innov Ia 3I Compositions pulverulentes d'un complexe entre un acide et un metal et leur procede de preparation
FR3033792B1 (fr) * 2015-03-20 2017-04-21 Innov'ia 3I Compositions pulverulentes d'un complexe entre un acide et un metal a haute teneur en composes organiques soufres et leur procede de preparation
CA3239418A1 (en) * 2021-12-08 2023-06-15 David Griffin Supplemental coating and related method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55127359A (en) * 1979-03-06 1980-10-02 Degussa Dd22hydroxyy44methylmercaptobutyric acid derivative*its manufacture and feed*food or medical composition containing said derivative

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1133366B (de) * 1959-09-01 1962-07-19 Inventa A G Fuer Forschung Verfahren zur Gewinnung des Calciumsalzes der ª‡-Oxy-ª†-methylthiobuttersaeure
DE1157216B (de) * 1960-12-14 1963-11-14 Stamicarbon Verfahren zur Gewinnung von Alkali- und Erdalkalisalzen von ª‡-Hydroxy-ª†-methylmercaptobuttersaeure
US3272860A (en) * 1964-04-02 1966-09-13 Monsanto Co Preparation of methionine analogues
US4335257A (en) * 1980-09-05 1982-06-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Preparation of the calcium salt of alpha-hydroxy-gamma-methylmercaptobutyric acid
US4310690A (en) * 1980-10-08 1982-01-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Preparation of the calcium salt of α-hydroxy-gamma-methylmercaptobutyric acid

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55127359A (en) * 1979-03-06 1980-10-02 Degussa Dd22hydroxyy44methylmercaptobutyric acid derivative*its manufacture and feed*food or medical composition containing said derivative

Also Published As

Publication number Publication date
EP0140865A1 (en) 1985-05-08
DE3462792D1 (en) 1987-04-30
EP0140865B1 (en) 1987-03-25
JPS6072854A (ja) 1985-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4579962A (en) Enhanced 2-hydroxy-4-methylthiobutanoic acid compositions and method of preparation
DK155879B (da) Fremgangsmaade til fremstilling af granulerede metalsaeber
US4855495A (en) Enhanced 2-hydroxy-4-methylthiobutanoic acid composition and method of preparation
SE465669B (sv) Salt foer livsmedelsaendamaal samt foerfarande foer dess framstaellning
JPH0528221B2 (ja)
US6077542A (en) Solid substances comprising valproic acid and sodium valproate
US5302761A (en) Tetrabromobisphenol A having a large particle size and process for its production
US4067974A (en) Stabilized solid form choline salicylate compositions
US3132068A (en) Solid alkali iodide compositions and process for producing the same
CA2447417C (en) Method for the production of solid formulations of sodium 3-hydroxy-3-methylbutyrate
US3855282A (en) Stabilized choline salicylate compounds
US3985792A (en) Stable sodium acetylsalicylate and method for its manufacture
US3947491A (en) Stabilized choline salicylate compounds
EP0904257A1 (en) Calcium nitrate based fertilizer
US3801613A (en) Choline salicylate compositions
JPH0475017B2 (ja)
US4147776A (en) Stabilized choline salicylate compounds
US4001311A (en) Stabilized choline salicylate compounds
US4762930A (en) Process for the preparation of the aluminum salt of saccharin
US4098813A (en) Preparation of alkali metal choline salicylate salt complexes
CA1083602A (en) Stable sodium acetylsalicylate and method for its manufacture.
JPH04261189A (ja) トリフルオロメタンスルホン酸スズの製造法
US4855145A (en) Aluminum salt of saccharin
JPH04310508A (ja) 硫化ナトリウム低水和物又は無水物の製造方法
US2420255A (en) Manufacture of addition compounds of lactic acid salts with acetic acid