JPH052809A - カセツトのオートチエンジヤ装置 - Google Patents

カセツトのオートチエンジヤ装置

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JPH052809A
JPH052809A JP3181678A JP18167891A JPH052809A JP H052809 A JPH052809 A JP H052809A JP 3181678 A JP3181678 A JP 3181678A JP 18167891 A JP18167891 A JP 18167891A JP H052809 A JPH052809 A JP H052809A
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Shigeru Yokota
茂 横田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセットをマガジンに複数収納し、このうち
の所望のカセットをカセット演奏部内のカセットホルダ
で授受する。 【構成】 複数のカセット2を収納したマガジン5とカ
セット2を記録及び/又は再生するカセット演奏部25
とが側板12,13に回動可能に支持され、スライド板
14,15の移動に共働してマガジン5及びカセット演
奏部25が回動支持部6,27を中心に同一方向に回動
する。この際、マガジン5内の選択された所望のカセッ
ト2とカセット演奏部25内のカセットホルダ29とが
選択的に対向し、両者5,29間でカセットの授受を行
うよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録・再生媒体を内臓
したカセットをマガジンに複数収納し、このうちの所望
のカセットをカセット演奏部内のカセットホルダで授受
するよう構成したカセットのオートチェンジャ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】記録・再生媒体を内臓したカセットを数
十〜数百の多数本(多数枚)収納し、このうちの所望の
カセットを選択して自動的に記録及び/又は再生を行う
多装填型のオートチェンジャ装置は、業務用の分野では
盛んに使用されている。ここで用いられるカセットに
は、記録・再生媒体として例えば磁気テープを内臓した
ものとか、あるいはディスクを内臓したものなどがあ
る。そして、磁気テープを内臓したカセットは多装填型
ビデオテープレコーダ,多装填型(デジタル)オーディ
オテープレコーダなどに採用され、一方、ディスクを内
臓したカセットは多装填型のオーディオ機器,映像機
器,情報機器など各方面に採用されている。
【0003】ところで、近年、この種のオートチェンジ
ャ装置が家庭用の分野まで及んでおり、この場合にはマ
ガジン内に収納するカセットの収納量が業務用に比べて
それほど多くはなく、例えば2〜5本(枚)程度が収納
され、且つオートチェンジャ装置は小型軽量化されて安
価に使用者に提供されている。
【0004】また、この種のオートチェンジャ装置で
は、複数のカセットを収納したマガジンと、カセット演
奏部内のカセットホルダ(トレイとも呼称する)との間
でカセットを選択的に授受し、その後記録及び/又は再
生を行うことが一般的に行われている。
【0005】この一例として家庭用に用いられるビデオ
テープレコーダのオートチェンジャが特開昭63−21
1155号公報に開示されている。ここでは図5を参照
して簡略に説明する。
【0006】図5において、ビデオテープレコーダのオ
ートチェンジャ100は、枠体101の上方にカセット
挿入口101aが開口され、カセット収納部102の下
方に配設されたカセット受け103上に例えば3本のカ
セット104(104A〜104C)が積層されてい
る。そして、カセット受け103が上下駆動機構105
により上下に移動することにより、所望のカセット10
4がカセットインサート機構106の位置に対応し、そ
の後カセットインサート機構106によりカセット10
4を図中右方に移動し、カセット104をカセットホル
ダ107に装着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
た従来のビデオテープレコーダのオートチェンジャ10
0では、収納された複数本のカセット104のうち、所
望のカセット104を選択できるものの、例えば最下位
のカセット104Cを選択した場合には、上方のカセッ
ト104A,104Bがカセット挿入口101aより上
方に飛び出してしまい、オートチェンジャ100の設置
スペースが高さ方向に大巾に必要となる。
【0008】また、枠体101の上方には例えば物を置
くこともできないなどの問題点が生じる。
【0009】更に、カセット104は図示しない案内部
材により水平を保って積層状態で収納されるているもの
の、上方からのカセット104の挿入操作ではオートチ
ェンジャ100の操作性が著しく低下するなどの問題点
が生じている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、記録・再生媒体を内臓したカセ
ットをマガジンに複数収納し、このうちの所望のカセッ
トを選択してカセット演奏部により記録及び/又は再生
するオートチェンジャ装置であって、装置の前面側より
前記カセットを着脱可能に成し、挿入された前記カセッ
トを収納するカセット収納部を複数有すると共に、且つ
側面に回動支持部及び係合部を有した前記マガジンと、
前記マガジンと対向して配設され、前記カセット収納部
に収納した所望の前記カセットを授受するカセットホル
ダを有し、且つ側面に回動支持部及び係合部を有した前
記カセット演奏部と、前記マガジンの回動支持部及び前
記カセット演奏部の回動支持部を回動可能に支持する固
定部と、駆動源と連結して前記固定部に摺動自在に支持
され、且つ前記マガジンの係合部と係合して前記マガジ
ンを回動するよう案内する第1の案内部及び前記カセッ
ト演奏部の係合部と係合して前記カセット演奏部を回動
するよう案内する第2の案内部を形成したスライド板と
を具備してなり、前記スライド板の摺動動作に共働して
前記マガジン及び前記カセット演奏部を回動させた際、
所望の前記カセットを収納した前記カセット収納部と前
記カセットホルダとが選択的にカセットの授受可能な対
応位置関係となるよう構成したことを特徴とするカセッ
トのオートチェンジャ装置を提供するものである。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わるカセットのオートチェ
ンジャ装置の一実施例を図1乃至図4を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明に係わるカセットのオートチ
ェンジャ装置の全体構成を示した分解斜視図である。ま
た、図2(A)〜(C)は同カセットのオートチェンジ
ャ装置の動作を説明するための模式図である。更に、図
3及び図4は同カセットのオートチェンジャ装置に用い
られるカセットを示した斜視図である。
【0013】図1に示した本発明に係わるカセットのオ
ートチェンジャ装置1の技術的思想は、複数のカセット
2を収納したマガジン5とカセット2を記録及び/又は
再生するカセット演奏部25とが固定部となる側板1
2,13に回動可能に支持され、スライド板14,15
の摺動に共働してマガジン5及びカセット演奏部25が
回動支持部6,27を中心に同一方向に回動し、この
際、マガジン5内の選択された所望のカセット2をカセ
ット演奏部25内のカセットホルダ29で授受できるよ
う構成したものである。
【0014】まず、本発明に係わるカセットのオートチ
ェンジャ装置1を説明する前に、ここで用いられるカセ
ット2について図1及び図3並びに図4を併用して簡略
に説明する。
【0015】図3に示したカセット2(2A)は、内部
に磁気テープ3を内臓したものであり、このカセット2
Aを採用したカセット演奏部25(図1)は、磁気ヘッ
ドにより磁気テープ3を記録及び/又は再生するよう構
成されたものである。
【0016】また、図4に示したカセット2(2B)
は、内部にディスク4を内臓したものであり、このカセ
ット2Bを採用したカセット演奏部25は、例えば光ピ
ックアップによりディスク4を記録及び/又は再生する
よう構成されたものである。とくに、カセット2Bの場
合にはディスクケースとも呼称されているが、用語統一
のためここではカセットと記す。
【0017】尚、本発明に係わるカセットのオートチェ
ンジャ装置1では、カセット2内の記録及び/又は再生
媒体についてはとくに限定するものでなく、使用する記
録・再生媒体に対応してカセット演奏部25を適宜構成
すれば良いものであるが、以下の説明においては、磁気
テープ3を内臓したカセット2(2A)を用いたカセッ
ト演奏部25を中心に詳述する。
【0018】ここで、図1に示したカセットのオートチ
ェンジャ装置1の全体構成について説明する。
【0019】図1において、底板11上には手前側の
“L字”の側板12と後側の“L字”の側板13とが板
金材などを用いて対称に形成され、且つ間隔を離して互
いに対向して固定されている。これらの部材11〜13
はオートチェンジャ装置1の固定部として機能してい
る。また、側板12と側板13との間で且つ側板12,
13の近傍には、一対のスライド板14,15が側板1
2,13と平行な水平方向(矢印A,A方向)に移
動自在に設けられている。この側板12,13も板金材
などを用いて“板”状且つほぼ対称に形成されている。
更に、スライド板14とスライド板15との間には左方
にマガジン5が配設され、このマガジン5と対向して右
方にカセット演奏部25が配設されている。
【0020】ここで、手前側の側板12及びスライド板
14は、後側の側板13及びスライド板15と互いに対
向しており、且つこれらはほぼ対称形状に形成されてい
るので、必要に応じて後側も適宜説明するものの、以下
の説明では手前側の図示部分を中心に説明し、後側の不
図示部分は説明を省略する。
【0021】上記マガジン5の側面5aには、回動支持
部となるシャフト6及び係合部となるシャフト7が固着
されている。そして、左側のシャフト6は、スライド板
14の左上方に形成された逃げ切欠き部14aの上方を
通過して側板12に穿設された孔12aに軸着されてい
る。一方、右側のシャフト7はスライド板14の階段状
の第1の案内部14b(以下、ガイド溝14bと記す)
に嵌入されて係合状態となっている。これらによりマガ
ジン5はシャフト6を中心に矢印B,B方向に回動
できるよう支持されている。
【0022】また、上記カセット演奏部25は、マガジ
ン5と同様な構造で側板12に回動可能に支持されてお
り、すなわち、カセット演奏部25の側面25aには、
係合部となるシャフト26及び回動支持部となるシャフ
ト27が固着されている。そして、左側のシャフト26
はスライド板14の階段状の第2の案内部14c(以
下、ガイド溝14cと記す)に嵌入されて係合状態とな
っている。一方、右側のシャフト27は側板12に穿設
された孔12bに軸着されている。これらによりカセッ
ト演奏部25もシャフト27を中心に矢印B,B
向に回動できるよう支持されている。
【0023】上述したスライド板14に穿設されたガイ
ド溝14b,14cは、図示の如く、同一面内で互いに
向かい合って階段状にほぼ対称に形成されている。ま
た、ガイド溝14b,14cには平坦な段部14b
14b,14c〜14cが上方から階段状に形成
され、且つ各段部間は傾斜した溝で連接されている。こ
こでは、後述するようにマガジン5内には3本のカセッ
ト2が収納されているため、ガイド溝14b,14cに
は3段の段部14b〜14b,14c〜14c
がそれぞれ形成されているが、段部を形成することなく
傾斜したほぼ直線状の溝でもよく、この場合にはマガジ
ン5及びカセット演奏部25が回動した時、段階的に位
置が保持できるような手段を講じれば良い。
【0024】また、手前側の側板12にはシヤフト1
6,17が間隔を離して固着されており、このシヤフト
16,17はスライド板14に穿設された水平方向に長
尺なガイド溝14d,14eに嵌入されている。
【0025】更に、スライド板14の下方には一体的に
ラック部14fが形成され、このラック部14fには長
尺なシヤフト18に固着したピニオンギア19が噛合し
ている。また、シヤフト18の手前側先端部は側板12
に穿設された孔12cに軸着されており、シヤフト18
の反対側の端部は側板13に軸着されている。また、後
側のスライド板15にもシヤフト18と同軸でピニオン
ギア(不図示)が設けられており、更に、手前側のピニ
オンギャ19は減速機構20を介して駆動源となるモー
タ21に連結されており、これにより側板12と側板1
3とが位相が狂うことなく矢印A,A方向に水平移
動できるようにっている。尚、実施例では後述するオー
トチェンジャ装置1の動作を確実に行うことができるよ
うスライド板14,15を両側に設けているが、スライ
ド板は片側のみでも良い。
【0026】次に、マガジン5は箱体に形成されてお
り、内部にはカセット収納部5b(5b〜5b)が
仕切り板5cによって仕切られている。このカセット収
納部5bは、ここでは3本のカセット2が収納できるよ
う3段のカセット収納部5b〜5bが積層状態で設
けられている。尚、マガジン5内のカセット収納量はカ
セット2の高さTによって適宜決められるものであり、
実施例では標準型VHSテープカセット相当を3本収納
している。また、カセット収納部5b〜5bには各
組ごとに“コ字”状のカセット搬送体8が矢印C,C
方向に水平移動自在になっている。このカセット搬送
体8は、前後共に開口され、且つカセット2の長さLよ
り同方向の長さが短く形成されており、マガジン5の側
面5aに取り付けられた各組のモータ9を駆動源とし
て、カセット搬送体8の右側面に設けた図示しないラッ
ク及びギアからなるカセット搬送体移動機構により駆動
されているが、このカセット搬送体移動機構はいかなる
手段でも良く、詳述は省略する。
【0027】また、カセット2をマガジン5に挿入する
には、オートチェンジャ装置1の前面側から上記カセッ
ト搬送体8上に着脱できるようになっている。尚、カセ
ット収納部5b〜5b内にカセット搬送体8を設け
ることなく、カセット2をカセット収納部5b〜5b
に直接挿入して、例えば本出願人が先に実願平2−9
5005号に提案して示したようなベルト駆動によりカ
セット2の両側を直接把持しながらカセット2を矢印C
,C方向に水平移動する構成にしても良い。
【0028】次に、カセット演奏部25は実施例では回
転ドラム28を備えた周知のビデオテープレコダが採用
されている。このカセット演奏部25の内部には、マガ
ジン5に収納されたカセット2を授受するカセットホル
ダ29が設けられている。このカセットホルダ29もマ
ガジン5からカセットホルダ29方向に排出されたカセ
ット2を矢印C方向に移動したり、又はマガジン5方
向(矢印C方向)に戻すカセット移動機構を備えてい
るが、ここではカセット移動機構は周知の構造であるの
で図示及び説明は省略する。尚、上記カセットホルダ2
9はトレイとも呼称されるが、ここでは用語統一のため
カセットホルダと呼称する。
【0029】ここで、本発明に係わるカセットのオート
チェンジャ装置1の動作について図1及び図2(A)〜
(C)を用いて説明する。
【0030】以下に説明するカセットのオートチェンジ
ャ装置1の動作とは、マガジン5のカセット収納部5b
(5b〜5b)に収納されたカセット2のうち、選
択された所望のカセット2をカセット演奏部25のカセ
ットホルダ29に受け渡したり、あるいはマガジン5内
の元の収納場所に戻す動作のことを意味している。
【0031】図2(A)はオートチェンジャ装置1が初
期状態であると共に、マガジン5の最上段のカセット収
納部5bに収納されたカセット2がカセット演奏部2
5のカセットホルダ29と互いに対向している第1番目
の対応位置関係を保った状態である。すなわち、図2
(A)において、側板12に固着したシャフト16,1
7とスライド板14のガイド溝14d,14eとで案内
されて、スライド板14は左方(矢印A方向)の初期
位置まで摺動し、停止している。この時、マガジン5に
固着したシャフト7はスライド板14に設けたガイド溝
14bの最下段の段部14bに位置しており、一方、
カセット演奏部25に固着したシャフト26はスライド
板14に設けたガイド溝14cの最上段の段部14b
に位置している。上記条件下では、マガジン5がシャフ
ト6を中心に回動することなく水平状態に支持されてお
り、同様にカセット演奏部25もシャフト27を中心に
回動することなく水平状態に支持されている。そして、
マガジン5の最上段のカセット収納部5bはカセット
演奏部25のカセットホルダ29に対向して位置してい
る。ここで、選択スイッチ30(図1)の番目を操作
して、カセット収納部5bのカセット搬送体8上に収
納されたカセット2を選択すると、カセット収納部5b
のカセット搬送体8が図示しないカセット搬送体移動
機構によりカセット2と一緒に矢印C方向に移動す
る。この後、カセット2の先端がカセット演奏部25の
カセットホルダ29の所定の位置まで到達すると、今度
はカセットホルダ29の図示しないカセット移動機構が
動作してカセット2をカセットホルダ29上に装着す
る。更にその後、カセットホルダ29上に装着されたカ
セット2から磁気テープを引き出して記録及び/又は再
生を行う。図2(A)では記録及び/又は再生終了後
は、上記と逆の動作によりカセットホルダ29上に装着
されたカセット2を元のカセット収納部5bに戻せば
良い。
【0032】次に、選択スイッチ30の番目を操作し
て、マガジン5の上から2段目のカセット収納部5b
のカセット搬送体8上に収納されたカセット2を選択す
る場合について図2(B)を用いて説明する。図2
(B)はマガジン5の上から2段目のカセット収納部5
に収納されたカセット2がカセット演奏部25のカ
セットホルダ29と互いに対向している第2番目の対応
位置関係を保った状態である。すなわち、選択スイッチ
30の番目を操作すると、図2(A)に示した初期状
態からスライド板14,15が位相が揃ったまま右方
(矢印A方向)に移動し、図示しないスライド板位置
検出手段により所定の位置に到達すると停止する。ここ
では所定の位置はスライド板14,15の全移動距離の
中央に設定されている。そして、スライド板14,15
の移動に伴って、マガジン5に固着したシャフト7がガ
イド溝14bの最下段の段部14bから傾斜した溝を
経由して中段の段部14bの位置にまで上昇する。こ
れにより、図示した回動支点位置関係により、マガジン
5はシャフト6を中心に反時計方向(矢印B方向)に
回動する。一方、スライド板14,15の移動に伴っ
て、カセット演奏部25に固着したシャフト26はガイ
ド溝14cの最上段の段部14bから傾斜した溝を経
由して中段の段部14cの位置にまで下降する。これ
により、図示した回動支点位置関係により、カセット演
奏部25はシャフト26を中心に反時計方向(矢印B
方向)に回動する。
【0033】このように、スライド板14,15の移動
に共働して、マガジン5及びカセット演奏部25が回動
支持部6,27を中心として同一方向に回動することに
より、マガジン5の上から2段目のカセット収納部5b
がカセット演奏部25のカセットホルダ29と互いに
対向している状態となる。すなわち、カセット収納部5
のカセット搬送体8に収納されたカセット2がカセ
ットホルダ29で授受できる位置となっている。しか
も、マガジン5及びカセット演奏部25の傾斜角は両者
間でカセット2の移動がほぼ直線的に移動できるように
なっている。尚、図2(B)に示した状態のままでも記
録及び/又は再生が可能なもものの、実際には記録及び
/又は再生する時には、図2(A)に示した初期状態に
戻してから記録及び/又は再生を行っている。この理由
は、記録及び/又は再生中にカセット2をマガジン5に
水平状態で着脱操作を容易に行うためである。そして、
記録及び/又は再生終了後は、再び図2(B)に示した
状態で上記とは逆の動作によりカセットホルダ29上に
装着されたカセット2を元のカセット収納部5bに戻
せば良い。
【0034】更に、図2(C)はマガジン5の最下段の
カセット収納部5bに収納されたカセット2がカセッ
ト演奏部25のカセットホルダ29と互いに対向してい
る第3番目の対応位置関係を保った状態である。この図
2(C)に示した状態では、選択スイッチ30の番目
を操作して、カセット収納部5bに収納されたカセッ
ト2を選択した場合である。この場合には初期状態から
図2(B)に示した状態を通過してスライド板14,1
5が更に右方(矢印A方向)に移動するものであり、
ここでは詳述を省略する。
【0035】以上詳述したように、本発明に係わるカセ
ットのオートチェンジャ装置1によると、スライド板1
4,15の移動に共働して、マガジン5及びカセット演
奏部25が回動支持部6,27を中心として同一方向に
回動することにより、マガジン5のカセット収納部5b
に収納されたカセット2のうち、選択された所望のカセ
ット2がカセット演奏部25のカセットホルダ29と互
いに対向し、マガジン5とカセット演奏部25のカセッ
トホルダ29間でカセット2の授受が可能となる。
【0036】この結果、オートチェンジャ装置1の前面
側から複数のカセット2の着脱操作が容易にでき、オー
トチェンジャ装置1の操作性が良好となる。更に、マガ
ジン5は従来のようなオートチェンジャ装置1の上方に
は突出しないので、オートチェンジャ装置1の高さを低
くでき、また、装置1の上方にも物を置くことができる
などの利点が生じる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるカセットの
オートチェンジャ装置によると、スライド板の移動に共
働して、マガジン及びカセット演奏部が回動支持部を中
心として回動することにより、マガジンのカセット収納
部に収納されたカセットのうち、選択された所望のカセ
ットがカセット演奏部のカセットホルダと互いに対向
し、マガジン5とカセット演奏部のカセットホルダ29
間でカセットの授受が可能となる。
【0038】この結果、オートチェンジャ装置の前面側
から複数のカセットの着脱操作が容易にでき、オートチ
ェンジャ装置の操作性が良好となる。更に、マガジンは
従来のようなオートチェンジャ装置の上方には突出しな
いので、オートチェンジャ装置の高さを低くでき、ま
た、装置の上方にも物を置くことができるなどの利点が
生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるカセットのオートチェンジャ装
置の全体構成を示した分解斜視図である。
【図2】(A)〜(C)は同カセットのオートチェンジ
ャ装置の動作を説明するための模式図である。
【図3】同カセットのオートチェンジャ装置に用いられ
るカセットを示した斜視図である。
【図4】同カセットのオートチェンジャ装置に用いられ
るカセットを示した斜視図である。
【図5】従来のビデオテープレコーダのオートチエンジ
ャを示した構成図である。
【符号の説明】 1…オートチェンジャ装置、2…カセット、5…マガジ
ン、5a…側面、5b(5b〜5b)…カセット収
納部、6…マガジンの回動支持部(シヤフト)、7…マ
ガジンの係合部(シヤフト)、11…固定部(底板)、
12,13…固定部(側板)、14,15…スライド
板、14b…第1の案内部(ガイド溝)、14c…第2
の案内部(ガイド溝)、21…駆動源(モータ)、25
…カセット演奏部、25a…側面、28…カセット演奏
部の回動支持部(シヤフト)、29…カセット演奏部の
係合部(シヤフト)、29…カセットホルダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】記録・再生媒体を内臓したカセットをマガ
    ジンに複数収納し、このうちの所望のカセットを選択し
    てカセット演奏部により記録及び/又は再生するオート
    チェンジャ装置であって、装置の前面側より前記カセッ
    トを着脱可能に成し、挿入された前記カセットを収納す
    るカセット収納部を複数有すると共に、且つ側面に回動
    支持部及び係合部を有した前記マガジンと、前記マガジ
    ンと対向して配設され、前記カセット収納部に収納した
    所望の前記カセットを授受するカセットホルダを有し、
    且つ側面に回動支持部及び係合部を有した前記カセット
    演奏部と、前記マガジンの回動支持部及び前記カセット
    演奏部の回動支持部を回動可能に支持する固定部と、駆
    動源と連結して前記固定部に摺動自在に支持され、且つ
    前記マガジンの係合部と係合して前記マガジンを回動す
    るよう案内する第1の案内部及び前記カセット演奏部の
    係合部と係合して前記カセット演奏部を回動するよう案
    内する第2の案内部を形成したスライド板とを具備して
    なり、前記スライド板の摺動動作に共働して前記マガジ
    ン及び前記カセット演奏部を回動させた際、所望の前記
    カセットを収納した前記カセット収納部と前記カセット
    ホルダとが選択的にカセットの授受可能な対応位置関係
    となるよう構成したことを特徴とするカセットのオート
    チェンジャ装置。
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